JP3237608U - 衣類折り畳み補助収納具 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類を容易に均一な大きさに折り畳むことができ、かつ垂直収納可能にすることができ、衣類の持ち運びの際に型崩れ防止に効果を発揮する衣類折り畳み補助収納具を提供する。【解決手段】衣類折り畳み補助収納具1は、略長方形の型体7を有し、型体7の側部の両辺2は、衣類を折り畳む際、幅方向の折り畳みのガイドとなり、略長方形の型体7を中央部6で折り曲げた際にできる下辺は衣類を長さ方向に折り畳む際のガイドとなり、襟のある衣類等に用いる場合は辺5を襟に差し込むことで襟の皺や崩れを防ぐ芯材となり、折り畳み後の衣類の形状は型体7が芯材となり、上辺と下辺のツメ、又はフックの形状3、4を噛み合わせることで形状を繋止、保持する。【選択図】図1

Description

本考案は、衣類折り畳み補助収納具に関し、特にシャツ等の折り畳みを容易に均一なサイズにすることができ、かつ収納ケースへ垂直に収納でき、又は衣類を持ち運ぶ際に型崩を防止できる収納補助具に関する。
一般的に、衣類を折り畳むときは、そのまま、各々の衣類に適した形状に折り畳み、収納する。または、ハンガーを用いて収納したり、特に販売時等には厚紙に合わせて折り畳み、箱に入れて収納したりしている。
しかし、衣類を単独で折り畳むと、その折り畳み形状は崩れやすく、また、折り畳み形状は折り畳む者の慣れによって、異なるサイズとなりバラつきがあるため、収納時にその形状の崩れやすさとサイズのバラつきが原因で整理された収納状態を保ちにくいことがある。また、厚紙に合わせて折り畳み、箱に収納することは、主として販売時の使用を想定しており、箱に容れなおす手間がかかるため、家庭では用いにくい。収納ケースに衣類を入れる場合、一般的には、水平状態にして上下に重ねていくことが多い。水平に重ねていくため、下部の衣類を取り出すためには、上部の衣類をよける必要があり、取り出しにくいことや探しにくいといった問題点がある。しかし、普通に折り畳んだ衣類を垂直に収納ケースに収納すると、型が崩れてしまい、収納ケース内で散乱してしまう。
そこで、収納ケースに垂直に収納することを目的とした技術として、たとえば特許文献1には、上面開口の箱型ボックスの内部に、スライド可能な仕切り板を設けることが提案されている。また、さらに、垂直収納したときの衣類自体の型崩れを防止するために、特許文献2には、折り畳んだ衣類に挟み込まれる押さえ板と、衣類と衣類を仕切るための仕切り板を用いることなどによって、型崩れなく垂直重ねができる衣類収納補助具が開示されている。
一方、特許文献3にはワイシャツの折り畳みを補助するホルダが開示されている。このシャツホルダは、ワイシャツ折り畳みのガイド兼心材となる中板部等を有することで、衣類を美しく折り畳むことができ、かつ保管や出し入れの際に衣類が型崩れしにくいとされている。
実用新案登録第3090229号公報 特開2007-145420号公報 特開2004-83125号公報
前記特許文献1に記載の収納ボックスは、垂直収納するための仕切り板のみを設けているだけのため、衣類自体の型崩れ易さは改善されず、垂直収納するためには不十分であった。この問題点を解決するために提案されている前記特許文献2に記載の収納補助具は、垂直収納時の型崩れを防止するための押さえ板等を設けているが、この補助具を用いても衣類の折り畳み自体は押さえ板や、仕切り板に合わせて調整しながら折り畳む必要があった。
前記特許文献3に記載のシャツホルダの主な機能は、衣類を保護する前板部および背板部等によりシャツの形態を保持固定することを目的とするものであり、ワイシャツ折り畳みのガイド兼心材となる中板部を有しているが、この中板部は1枚の中板のため、この中板部に合わせる形状として使用者が折り畳む必要があり、折り畳む工程自体を均一かつ容易化するには不十分なものであった。
本考案の課題は、上記した問題点を解決することであり、衣類を容易に均一な大きさに折り畳むことができ、かつ垂直収納可能にすることができる衣類収納補助具を提供することである。
上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の考案が上記目的に合致することを見出し、本考案に至った。

すなわち、本考案は、以下の考案に係るものである。
本考案の第一の構成は、展開された衣類上、又は予め本考案物の適切なサイズ幅に調整された衣類状態で載置され用いられる衣類折り畳み補助収納具であって、該衣類折り畳み補助収納具は略長方形の型体を中央部で折り曲げやすい加工を施し、外接矩形の側部の両辺は衣類を折りたたむ際、幅方向の折り畳みのガイドとなり、襟がある衣類には上下の辺を襟に差し込むことで襟のガイドとなる事で皺や崩れを防ぐ芯材となり、中央部で折りたたんだ際の下部の辺は、衣類を長さ方向に折り畳む際、折り畳みのガイドとなり、折り畳み後の衣類の形状は該型体が芯材となることで保持されることを特徴とする衣類折り畳み補助収納具である。
前記第二の構成よりなる衣類折り畳み補助収納具は、衣類が再度、勝手に展開されることを抑制する為、上辺と下辺の両端にくぼみを設け両端に角度のあるツメ、又はフックの形状をつくり、上辺と下辺のツメ又は、フック形状を嚙合わせることで形状を繋止、保持されることを特徴とする衣類折り畳み補助収納具である。
展開された衣類上、又は予め本考案物の適切なサイズ幅に調整された衣類状態で載置され用いられることで、衣類を容易に均一な形状に折り畳むことが可能となるものである。また、折り畳んだ後の衣類は、そのまま垂直収納することができる他、衣類の持ち運びの際に型崩れ防止効果を発揮する。折り畳み収納の対象となる衣類は、例えば、シャツ、Tシャツ、ズボン、タオル、ブラウス、スカート等の様々な衣類に用いることができる。
前記第一の構成よりなる衣類折り畳み補助収納具は、略長方形の型体の側部の両辺が折り畳みガイドとして機能し、かつ型体が中央部で折り曲げた際にできる下部の辺が衣類を長さ方向に折り畳む際、折り畳みガイドとして機能することで、簡単かつ迅速に、折り畳み形状を均一にそろえることができる。
従来の補助具は、衣類の長さ方向の折り畳みガイドとして機能するような上下の辺(または、外接矩形の辺)を備えていないため、それぞれの中心部の型紙等に合わせるように使用者が折り畳む必要があったため十分なガイド機能を果たしていない補助具であったが、本考案の構成によれば、型体が折り畳み形状の型として機能しつつ、折り畳み自在の折り曲げ部があることで、特に衣類の長さ方向の折り畳みにおいて極めて容易に型体に合わせた折り畳み形状とすることができる。
本考案の目的を達成するために、型体は、折り畳み形状の型として機能することが求められ、また折り畳み後は衣類形状を保持する芯材として機能するための、一定の剛性が必要である素材が適しておりプラスチック系や樹脂、ボール紙等が好ましい。たとえば、薄い紙やラップフィルムのように、折り曲げたりしたとき、その型が容易に変化するものは本考案の型体として適切ではない。
また、型体が、折り畳まれた衣類を略方形の形状で支持する芯材として機能するため、型崩れが少ない。また、芯材として機能する型体を備えているため、収納ケース等に収納するとき、垂直に立てた状態で保管することができる。さらに、出張や旅行時のバッグ等に保管するときも、バッグ内等で型崩れしにくく、折り畳んだ後の形状を維持することができる。
本考案の衣類折り畳み補助収納具によれば、簡易に衣類を均一な大きさに折り畳むことができ、かつ折り畳んだ後の衣類は型崩れしにくく、収納ケース等に垂直収納することにも適した衣類の折り畳み収納が可能となる。さらに、出張や旅行等の衣類の持ち運ぶ際に、移動による衣類の型崩れ防止効果を発揮する。また、本考案の衣類収納補助具を用いる収納ケースは箪笥等の従来の収納容器と大きく異なる設計とすることができるため、これら従来の収納容器の形状にとらわれずに、新しい収納ケースや籠・本棚等の汎用的な収納形態で用いることができる。
本考案の衣類折り畳み補助収納具の実施形態の一例である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の実施形態の他の一例である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の実施形態の一例(図1)の六面図である。(a)正面図、(b)左側面図、(c)平面図、(d)底面図、(e)右側面図、(f)背面図を示す。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の実施形態の他の一例(図2)の六面図である。(a)正面図、(b)左側面図、(c)平面図、(d)底面図、(e)右側面図、(f)背面図を示す。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の使用状態例の一工程である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の使用状態例の一工程である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の使用状態例の一工程である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具を用いて折り畳んだ後の衣類の概要図である。 本考案の衣類折り畳み補助収納具の使用状態例の一工程である。
以下、本考案の実施の形態について具体例等を示して詳細に説明する。
本考案の第一の実施の形態として、略長方形の型体を用いた衣類折り畳み補助収納具の構成の一例を図1に示す。
図1の実施の形態(衣類折り畳み補助収納具1)において、型体7は略長方形でその角を円弧状とした板状の型体である。板状の型体の側部の両辺2が、本考案の衣類を折り畳む際、幅方向の折り畳みガイドとして機能する。また6は中央部で折り畳む際に、長さ方向の折り畳みのガイドとなる。また、襟のある場合の衣類において5は襟のガイドとなり、型体7は折り畳み後に、衣類の折り畳んだサイズを支持する芯材となり、型体7の形状(すなわち型体の側部の両辺と上下辺の両方又は、上下辺の形状)と略同一の形状で均一に折り畳まれた形状を維持することができる。
ここで、折り畳み形状を繋止するための繋止用途として3と4のツメ、又はフック状の形状としている。これは、折り畳み後の形状をより維持しやすくするために必要な形状でツメ、又はフック形状の3と4を嚙合わせる事で衣類を繋止する事ができ、衣類が再度勝手に展開されることを抑制するものである。
なお、本考案の第一の構成において、型体の形状は略長方形であるが、ここで略長方形とは、前述したように型体は側部の両辺と、上部の辺および下部の辺及び、中央部で折り畳む際になる辺を備えるものであるため方形状となることを指し、全体として正方形、長方形いずれでもよい。具体的には、図1に示すように、その角は円弧状でよく、また、図2に示すような枠状のものでもよい。これらの他にも、角を切断して厳密には八角形等の形状であっても、全体としてガイド等として機能する四辺を有するものであればよいことを含む意味である。
本考案において型体は、前述したように、板状、枠状またはその他の形状のいずれのものを用いてもよく、これらを組み合わせて用いてもよい。型体の材質は、型体として機能する一定の剛性を有していればよいが、たとえば厚紙や、プラスチック製のシート、発泡プラスチック製のシート、金属等を用いることができる。
材質は、本考案の衣類折り畳み補助収納具が、衣類に直接触れる状態で保管する用途に用いられるため、ゴム臭のような悪臭がしない無臭の素材を用いることもできる。また、軽い材質を用いることが好ましく、無臭、かつ軽い材質として、プラスチック系又は発泡オレフィン系の樹脂等の素材が例示される。その他、防虫効果のある素材を用いることもでき、無臭ではなく芳香性物質を含む素材を用いることもできる。
図5~8に、本考案の衣類折り畳み補助収納具を用いて、実際に衣類を折り畳む工程の一例を説明する。ここでは、図1に示した衣類折り畳み補助収納具を用いて、本考案が特に好適に用いられる衣類の一つであるTシャツを例に説明する。
本考案の衣類折り畳み補助収納具は、展開された衣類の上に、又は予め本考案物の適切なサイズ幅に調整された衣類状態で載置され用いられる。図5に示すように、予め本考案物の適切なサイズ幅に折り畳まれた衣類状態でTシャツ8の衿口から裾方向に略垂直に、衣類折り畳み補助収納具1を繋止用のフック形状3及び4に被らないように載置する。次に、Tシャツ8の袖側を型体7の両辺2をガイドに折り畳む(図6)。その後、中央部6で折りたたみ、(図7)中央部6で折りたたんだ下部の辺をガイドに上部3と下部4のツメ又はフックの形状を嚙合わせることで形状を繋止する。(図8)。
折り畳んだ後のTシャツ形状を正面から見たものを図8に示す。このように、本考案の衣類折り畳み補助収納具を用いれば、型体7の形状に合わせて容易に折り畳むことできる。特に、図7に示す工程のように、衣類の長さ方向の折り曲げ時に、型体の左右の両辺および中央部の折り畳み下部の辺が衣類の折り畳み形状の支持をするため、折り畳みは1回折りたたむだけで、その折り畳み形状は図8に示すような均一な大きさにできる点で、極めて容易に折りたたむことができるものである。
Tシャツでの使用方法は前述した通りだがYシャツ等の襟のある衣類において衣類折り畳み補助収納具の使用方法を図9に示す。展開された衣類の上に、又は予め本考案物の使用サイズ幅に折り畳まれた衣類状態で載置され用いられる。襟のある衣類においては、先ず襟の部分に5を差し込み、5の辺が襟のガイドラインの役目を果たす効力を発揮し、前述した使用を行う事で襟の型崩れや皺の防止となる。
以上、Tシャツの折り畳みを中心に本考案の衣類折り畳み補助収納具の具体的な使用方法を説明したが、本考案の衣類折り畳み補助収納具は、Tシャツの他にも、シャツやズボン、タオル等、様々な衣類の折り畳み収納に好適に用いることができ、簡易に均一な折り畳みサイズとすることができる。
本考案の衣類折り畳み補助収納具を用いると、衣類を均一な形状に折り畳みやすく、収納ケースに垂直収納することができる。
本考案の衣類折り畳み補助収納具を用いると、出張や旅行等で衣類を持ち運びが必要の際、移動による衣類の型崩れや皺等の防止に効果を発揮する。
1 衣類折り畳み補助収納具
2 型体の側部の辺
3 折り畳み形状を繋止するためのツメ、又はフック状の形状
4 折り畳み形状を繋止するためのツメ、又はフック状の形状
5 型体の上下部の辺
6 型体中央部の折り畳み辺
7 板状の型体
8 Tシャツ
9 Yシャツ(襟のある衣類)
前記第二の構成よりなる衣類折り畳み補助収納具は、衣類が再度、勝手に展開されることを抑制する為、上辺と下辺の両端にくぼみを設け両端に角度のあるツメ、又はフックの形状をつくり、上辺と下辺のツメ又は、フック形状を合わせることで形状を繋止、保持されることを特徴とする衣類折り畳み補助収納具である。
ここで、折り畳み形状を繋止するための繋止用途として3と4のツメ、又はフック状の形状としている。これは、折り畳み後の形状をより維持しやすくするために必要な形状でツメ、又はフック形状の3と4を合わせる事で衣類を繋止する事ができ、衣類が再度勝手に展開されることを抑制するものである。
本考案の衣類折り畳み補助収納具は、展開された衣類の上に、又は予め本考案物の適切なサイズ幅に調整された衣類状態で載置され用いられる。図5に示すように、予め本考案物の適切なサイズ幅に折り畳まれた衣類状態でTシャツ8の衿口から裾方向に略垂直に、衣類折り畳み補助収納具1を繋止用のフック形状3及び4に被らないように載置する。次に、Tシャツ8の袖側を型体7の両辺2をガイドに折り畳む(図6)。その後、中央部6で折りたたみ、(図7)中央部6で折りたたんだ下部の辺をガイドに上部3と下部4のツメ又はフックの形状を合わせることで形状を繋止する。(図8)。

Claims (3)

  1. 展開された衣類上、又は予め本考案物の適切なサイズ幅に調整された衣類状態で載置され用いられる衣類折り畳み補助収納具であって、該衣類折り畳み補助収納具は、略長方形の型体の側部の両辺は、衣類を折り畳む際、幅方向の折り畳みのガイドとなり、襟のある衣類に用いる場合は上下の辺を襟に差し込むことで襟の皺や崩れを防ぐ芯材となり、略長方形の型体を中央部で折り曲げた際の下部の辺は、衣類を長さ方向に折り畳む際、折り畳みのガイドとなり、折り畳み後の衣類の形状は前記略長方形の型体が芯材となることで保持されることを特徴とする衣類折り畳み補助収納具。
  2. 衣類が再度、勝手に展開されることを抑制する為、上辺と下辺のツメ、又はフックの形状を嚙合わせることで形状を繋止、保持されることを特徴とする衣類折り畳み補助収納具。
  3. 前記略方形の型体が、枠状の略方形である請求項1~2に記載の衣類折り畳み補助収納具。










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