JP3237565U - 積荷移動台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラックの荷台床に設置が容易で、重量のある積荷をスムーズに移動させることができ、クレーンやフォークリフト等で積荷の積み降ろしが容易にできる積荷移動台車を提供する。【解決手段】本考案は、積荷を載置して、トラックの荷台床20で移動させる積荷移動台車1であって、積荷を載置する載置面14を上面に備え、下方に開口した台車本体10と、台車本体10の内部に設けられたローラー16と、台車本体10の内部に設けられ、ローラー16に対して昇降させることで台車本体10を荷台床20に当接又は離隔させる昇降機構を備えている。この昇降機構には、パンタグラフ式ジャッキ3を使用できる。【選択図】図2
Description
本考案は、トラックの荷台床に設置して、重量のある積荷を移動させる積荷移動台車に関する。
一般的に、バントラックは荷台後方の開閉扉から積荷を出し入れする形式で、荷台の奥に積み込む際に手間がかかる。一方、ウイング車は荷台の側面(サイドパネル)が左右に開くことによって側面が大きく開放するため、バントラックに比べて荷役作業が容易である。ウイング車は、側面を大きく開放できることから、フォークリフトやクレーンで大型機械等の積荷を効率よく積み降ろしできるため、様々な場面で使用されている。
バントラックの荷台に、後方からフォークリフト等で積み込まれた重量のある積荷を、荷台の奥に積み込む場合に、フォークリフトや人力だけでは積荷の移動に困難が伴うことが多い。積荷は重量が1トンを超える場合も多く、積荷を手動で移動させることは困難である。従来、積荷の移動を容易にする道具が開発されており、例えば、積荷が載せられたパレットをわずかな力で移動させることができる道具として、ジョルダー又はジョロダー(JOLODA 登録商標)と呼ばれる装置が知られている。
ジョルダーは、ジョルダー用のレール内で使用される移動台車で、台車本体を台車底面のローラーに対して昇降させる昇降機構を備えている(例えば特許文献1参照)。ジョルダーを使用するには予め車両の長手方向の荷台床板に複数のレールを設置する必要がある。そのレール上にパレットを載せ、レールにジョルダーを設置し、起こし棒を使用して台車本体をローラーに対して上昇させることでローラーが現れて機能し、わずかな力でパレットを移動させることができる。
また、重量物を必要に応じて簡単に移動させ、設置させることができる装置が知られている。例えば、引用文献2の「展示ケース等の重量物の移動装置」は、移動時には装置の基台内からキャスターを降ろし、設置時には基台内にキャスターを収容する構成になっている。基台内にキャスターを昇降自在とする構成により、重量物を容易に移動させ、設置することができる。
前述のウイング車を使用する場合、荷台の側面方向(短手方向)の奥に積み込まれた積荷をクレーンやフォークリフトで取り出す場合には、サイドパネルが開放された側面方向に積荷を移動させる必要がある。特許文献1等のジョルダーを短手方向に適用して積荷を移動させることも考えられるが、レールを設置する手間がかかり、積荷を荷台床に対して上昇できる上昇幅が少なく、クレーンやフォークリフトで取り出す際には困難が伴う。積荷をクレーンやフォークリフトで取り出す際には、積荷と荷台床の間にある程度の幅(100mm程度)があることが好ましい。
特許文献2のように、移動時には基台内からキャスターを降ろし、設置時には基台内にキャスターを収容するような移動装置を、積荷の設置と移動に適用することも考えられるが、3~4トンの重量のある積荷を荷台床でスムーズに移動させるためには、それに適した形状、材質、部品等にする必要がある。そのため、トラックの荷台床に容易に設置でき、重量のある積荷をスムーズに移動させることができる移動装置が望まれている。さらに、クレーンやフォークリフト等で積荷の積み降ろしを容易にする移動装置が望まれている。
本考案は、上記課題に鑑み、トラックの荷台床に設置が容易で、重量のある積荷をスムーズに移動させることができ、クレーンやフォークリフト等で積荷の積み降ろしが容易にできる積荷移動台車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、積荷(4)を載置して、トラックの荷台床(20)で移動させる積荷移動台車(1)であって、前記積荷(4)を載置する載置面(14)を上面に備え、下方に開口した台車本体(10)と、前記台車本体(10)の内部に設けられたローラー(16)と、前記台車本体(10)の内部に設けられ、前記ローラー(16)に対して昇降させることで前記台車本体(10)を前記荷台床(20)に当接又は離隔させる昇降機構と、を備えることを特徴とする積荷移動台車である。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用されることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、複数台の前記パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用され、各パンタグラフ式ジャッキ(3)のねじ棒を介して互いに連結されていることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1~3のいずれかに記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構の操作部(13)を、前記台車本体(10)の長手方向における両端部の外側に備えることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用されることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、複数台の前記パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用され、各パンタグラフ式ジャッキ(3)のねじ棒を介して互いに連結されていることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1~3のいずれかに記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構の操作部(13)を、前記台車本体(10)の長手方向における両端部の外側に備えることを特徴とする。
本考案の積荷移動台車は、トラックの荷台床に設置が容易で、重量のある積荷をスムーズに移動させることができる。積荷移動台車に載せた積荷は、クレーンやフォークリフト等で積み降ろしが容易である。それにより、トラック荷台への積荷の積み降ろし作業を効率よく行うことができる。
以下、本考案の実施の形態(以下実施例と記す)を、図面に基づいて説明する。以下の図面において、共通する部分には同一の符号を付しており、同一符号の部分に対して重複した説明を省略する。
[積荷移動台車1の構成]
本考案の積荷移動台車1は、積荷を載置して、トラックの荷台床で移動させる台車である。本考案の一実施例に係る積荷移動台車1の構成について、図1~4を参照して説明する。図1(A)は、積荷移動台車1の台車本体を下降させた状態の斜視図、(B)は正面図である。図2は積荷移動台車の内部構造の模式図であり、(A)は台車本体を下降させた状態の正面図、(B)は上昇させた状態の正面図である。図3は、積荷移動台車の台車本体を上昇させた状態の模式図であり、(A)は外観の側面図、(B)は内部構造の側面図を示す。図4は図3のパンタグラフ式ジャッキを示し、(A)は詳細を示す模式図であり、(B)は領域Aのパンタグラフ式ジャッキと駆動手段を示す模式図である。
本考案の積荷移動台車1は、積荷を載置して、トラックの荷台床で移動させる台車である。本考案の一実施例に係る積荷移動台車1の構成について、図1~4を参照して説明する。図1(A)は、積荷移動台車1の台車本体を下降させた状態の斜視図、(B)は正面図である。図2は積荷移動台車の内部構造の模式図であり、(A)は台車本体を下降させた状態の正面図、(B)は上昇させた状態の正面図である。図3は、積荷移動台車の台車本体を上昇させた状態の模式図であり、(A)は外観の側面図、(B)は内部構造の側面図を示す。図4は図3のパンタグラフ式ジャッキを示し、(A)は詳細を示す模式図であり、(B)は領域Aのパンタグラフ式ジャッキと駆動手段を示す模式図である。
本考案の積荷移動台車1は、積荷を載置する載置面14を上面に備え、下方に開口する台車本体10と、台車本体10の内部に設けたローラー16と、台車本体10の内部に設けられ、ローラー16に対して昇降させることで台車本体10を荷台床20に当接又は離隔させる昇降機構を備えている。昇降機構は、台車本体10を荷台床20に当接又は離隔させることができれば、いかなる機構でもよいが、本実施例ではパンタグラフ式ジャッキ3を使用する。
図1(A)の斜視図に示すように、積荷移動台車1は、台車本体10を下降させた状態では、内部のローラー16とパンタグラフ式ジャッキ3は外からは確認できず、外観は直方体の形状である。台車本体10は、側面11と正面12と上面の載置面14から構成される。図1(B)に示すように、本実施例の台車本体10の正面12は、正方形になっている。台車本体10の側面11の長手方向の長さ(L)は、正面12の幅(W)と高さ(H)に比べて長く(図1,3参照)、トラックの荷台床の短手方向の約半分の長さになることが好ましい。台車本体10の側面11の長手方向の長さ(L)は1000~1200mm、幅(W)は100mm、高さ(H)は100mmで形成されている。台車本体10の形状や寸法はこれに限定されず、いかなる寸法でもよいが、積荷4を上面に載置させ易い長さ(L)と幅(W)が必要であり、荷台床20の短手方向に充分移動させることができ、積荷4を取り出し易い高さ(H)が必要である。また、積荷移動台車1は、荷台床20に設置するため、持ち運び易く、設置し易い寸法であることが好ましい。さらに、積荷移動台車1は、トラックの荷台床の短手方向に、2台設置できる寸法であることが好ましい。
図1(A)、(B)に示すように、台車本体10の上面には積荷4を載置する載置面14が備えられている。載置面14は長さ(L)と幅(W)の高さ(厚み)10mm程度の直方体で、載置する積荷4が滑らないように木材等で構成されている。台車本体10の載置面14以外の部分は強度を有する鉄やアルミ等の鉄鋼材で構成されている。台車本体10を構成する素材はいかなるものを使用してもよいが、3~4トンの積荷4を載置しても耐え得る素材で構成される必要がある。また、積荷移動台車1を持ち運び易いように、軽量な素材を使用することが好ましい。
積荷移動台車1の内部には、図2と図3に示すように、台車本体10の内部に設けたローラー16と、ローラー16に対して台車本体10を昇降させるパンタグラフ式ジャッキ3が備えられている。図2(A)に示すように、台車本体10を下降させた状態では、台車本体10の側面11と正面12が荷台床20に当接しているため、ローラー16が機能できない状態になり、積荷移動台車1が固定される。図2(B)、図3に示すように、台車本体10を上昇させた状態では、台車本体10が荷台床20から離隔することで、ローラー16が機能できる状態になり、積荷移動台車1を動かすことが可能になる。なお、台車本体10の昇降幅hは10~20mm程度である(図2(B)参照)。台車本体10を上昇させた状態では、ローラー16を積荷移動台車1の外からも確認することができる(図3(A)参照)。
ローラー16は、強度を有する鉄やアルミ等の鉄鋼材で構成される。ローラー16の直径は10~20mm、幅は台車本体10の正面幅(100mm)より小さく、80~95mm程のものが使用される。ローラー16のシャフト17は、パンタグラフ式ジャッキ3の載置台15の両側に取り付けられている支持部材に回転可能に支持されている。本実施例では、図3(B)に示すように、5本のローラー16が載置台15に等間隔で配置されている。ローラー16の本数はこれに限定されず、台車本体10の寸法やローラー16の寸法に応じて、適宜変更できる。
パンタグラフ式ジャッキ3は、一般に販売されている既存のものを使用できる。パンタグラフ式ジャッキ3は、菱形に形成されたアーム18の中心にあるねじ棒19を回転させることで上下の高さを変えることができる。より詳細には、図4(A)に示すように、パンタグラフ式ジャッキ3は基台180を介してピンにより連結された一対のアーム18a,18aからなる下部リンクと、荷受181を介してピンにより連結された一対のアーム18b,18bからなる上部リンクを、左右の結合部182,183のピンを介してパンタグラフ状に連結し、ねじ棒19を結合部182,183の間に回転可能で、かつ軸心方向には移動しないよう保持して構成される。結合部182の外側へ突き出た部位に装備した回転操作部13(操作部)を介して、ねじ棒19を回転させることで、結合部182,183の間隔を拡大、縮小することができる。パンタグラフ式ジャッキ3の基台180は、台車本体10内部の載置台15に設置され、荷受181は台車本体10内部の上面(天井)に取り付けられている。
ねじ棒19は、回転操作部13を介して手動で回転させてもよいが、図4(B)に示すようにインパクトレンチ30等の駆動手段を使用して回転操作できる。本実施例の回転操作部13は六角ボルトになっており、台車本体10の長手方向における両端部の外側に突出ている。それにより、台車本体10の外側から、回転操作部13(六角ボルト)を介してねじ棒19を回転操作することができる(図1、図2参照)。回転操作部13は六角ボルトの形状に限定されず、インパクトレンチ30等で回転操作させ易いものであれば、いかなる形状でもよい。
パンタグラフ式ジャッキ3の結合部182,183の間隔が縮小するように、ねじ棒19を回転操作すると、上部リンクと下部リンクのアームが縦方向に広がり、基台180と荷受181の間隔が拡がる。また、結合部182,183の間隔が拡大するように、ねじ棒19を回転操作すると、上部リンクと下部リンクのアームが横方向に広がり、基台180と荷受181の間隔が狭まる。本実施例の昇降機構は、3台のパンタグラフ式ジャッキ3を、ねじ棒19を介して連結して使用する。パンタグラフ式ジャッキ3の台数は、特に限定されず、1台でもよいし、2台や4台以上でもよい。本実施例のように、複数台のパンタグラフ式ジャッキ3を使用することにより、積荷移動台車1に重量のある積荷4を載置しても、1台のパンタグラフ式ジャッキ3に係る荷重を分散でき、台車本体10を効率よく昇降させることができる。なお、パンタグラフ式ジャッキは、本実施例で使用したものに限定されず、電動式や油圧式のパンタグラフ式ジャッキを使用してもよい。
以上説明した様に積荷移動台車1が構成されているため、積荷4を上面(載置面)14に載せやすく、台車本体10は強度があり、耐久性に優れているため、重量のある積荷を安定して載せることができる。また、台車本体10の長手方向における両端部の外側に、パンタグラフ式ジャッキ3の回転操作部13が備えられているため、台車本体10の昇降操作が容易である。それにより、積荷が載った積荷移動台車1をトラックの荷台床20でスムーズに動かすことができる。
[積荷移動台車1の使用例]
本実施例の積荷移動台車1の使用例について図5,6を参照して説明する。図5は、ウイング車の荷台における積荷移動台車の使用態様を示す側面説明図である。図6は、ウイング車荷台における積荷移動台車の使用態様を示す正面説明図である。本実施例では、図5,6に示すように、ウイング車2の荷台床20の側面方向(短手方向、図6の矢印方向)に積荷移動台車1を動かすことができるように設置して使用する例を説明する。
本実施例の積荷移動台車1の使用例について図5,6を参照して説明する。図5は、ウイング車の荷台における積荷移動台車の使用態様を示す側面説明図である。図6は、ウイング車荷台における積荷移動台車の使用態様を示す正面説明図である。本実施例では、図5,6に示すように、ウイング車2の荷台床20の側面方向(短手方向、図6の矢印方向)に積荷移動台車1を動かすことができるように設置して使用する例を説明する。
前述のようにウイング車2は、荷台床20の側面のサイドパネル21が左右に開くことによって、側面を開放させて荷役作業を行うことができる。積荷4を積み込む際には、両側のサイドパネル21を開放させて、両サイドからクレーン5やフォークリフト等で積荷4を積み込むことができるが、場所等の問題から片方のサイドパネル21だけを開放させて積荷4を積み込む場合もある。片方のサイドパネル21だけを開放させた場合、開放された側から荷台床20の短手方向の奥まで積荷4を積み込むため、積荷4を移動させる必要がある。
この際、図5に示すように、開放したサイドパネル21側から、2台の積荷移動台車1を荷台床20に設置して、その上にクレーン5やフォークリフト等で積荷4を載せる。積荷移動台車1は、台車本体10を下降させた状態で、台車本体10の長手方向が荷台床20の短手方向になるように設置する。荷台床20に設置する積荷移動台車1は2台に限定されず、積荷4の寸法や重量に応じて適宜変更できる。積荷4はパレットに載せられている物でもよいし、パレットに載せられない大型の物でもよい。前述のように、積荷移動台車1の高さが100mm程あるため、荷台床20と積荷4の間に100mm程の隙間ができ、フォークリフトのフォーク等が入り易いため、積荷4を載せ易くなっている。
積荷移動台車1に積荷4を載せた後、台車本体10の正面の回転操作部13を、インパクトレンチ30等を使用して操作することで、パンタグラフ式ジャッキ3を縦方向に広げて台車本体10を上昇させ、荷台床20から離隔させる。その後、台車本体10のローラー16が外から確認できる状態になり、ローラー16が機能することで、積荷移動台車1を動かすことができる。積荷移動台車1を荷台床20の短手方向の奥まで移動させた後は、再び台車本体10の正面の回転操作部13を操作して台車本体10を下降させ、荷台床20に当接させる。このように、積荷移動台車1を使用することで、重量のある積荷4であっても、積荷4を荷台床20の短手方向の奥までスムーズに移動させることができる。積荷移動台車1の移動は、手動で行うこともできるが、機械を使用してもよい。
ウイング車2に積み込まれた積荷4を荷台床20から取り出すときは、積み込むときの逆の工程である。まず、積荷4が載せられた積荷移動台車1に積荷4の回転操作部13を操作し、台車本体10を上昇させ、荷台床20から離隔させる。そして、積荷移動台車1を荷台床20の短手方向の奥から開放したサイドパネル21側まで移動させる。積荷移動台車1を移動させた後は、そのまま積荷4をクレーン5やフォークリフト等で取り出してもよいし、再び台車本体10の正面の回転操作部13を操作して台車本体10を下降させて荷台床20に当接させてから、積荷4を取り出してもよい。積荷4を積み込むときと同様に、荷台床20と積荷4の間に100mm程の隙間があるため、クレーン5やフォークリフト等で積荷4を取り出し易くなっている。図6は、積荷移動台車1を荷台床20の短手方向の奥から、開放したサイドパネル21側まで移動させ、クレーン5を使用して取り出す様子を表している。
以上、説明してきた様に、本考案の積荷移動台車は、持ち運びが容易で、ジョルダーのように荷台にレールを設置する手間がかからず、荷台床の積荷移動台車上に積荷を載置するだけで、重量のある積荷をスムーズに移動させることができる。また、積荷移動台車を使用すると、積荷と荷台床の間にある程度の幅ができることで、クレーンやフォークリフト等での積み降ろしが容易になる。それにより、トラック荷台への積荷の積み降ろし作業を効率よく行うことができる。
なお、上述した実施例の積荷移動台車は一例であり、その構成は、考案の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。例えば、上述した実施例では、ウイング車の荷台に設置する場合を説明したが、バントラックの長手方向に設置して使用することもできる。
1…積荷移動台車、2…ウイング車、3…パンタグラフ式ジャッキ、4…積荷、5…クレーン、10…台車本体、11…台車本体の側面、12…台車本体の正面、13…回転操作部(操作部)、14…載置面、15…載置台、16…ローラー、17…シャフト、18,18a,18b…アーム、19…ねじ棒、20…荷台床、21…サイドパネル、30…インパクトレンチ、180…基台、181…荷受、182,183…結合部。
Claims (4)
- 積荷(4)を載置して、トラックの荷台床(20)で移動させる積荷移動台車(1)であって、
前記積荷(4)を載置する載置面(14)を上面に備え、下方に開口した台車本体(10)と、
前記台車本体(10)の内部に設けられたローラー(16)と、
前記台車本体(10)の内部に設けられ、前記ローラー(16)に対して昇降させることで前記台車本体(10)を前記荷台床(20)に当接又は離隔させる昇降機構と、
を備えることを特徴とする積荷移動台車。 - 請求項1に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用されることを特徴とする積荷移動台車。
- 請求項2に記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構には、複数台の前記パンタグラフ式ジャッキ(3)が使用され、各パンタグラフ式ジャッキ(3)のねじ棒を介して互いに連結されていることを特徴とする積荷移動台車。
- 請求項1~3のいずれかに記載の積荷移動台車(1)であって、前記昇降機構の操作部(13)を、前記台車本体(10)の長手方向における両端部の外側に備えることを特徴とする積荷移動台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000931U JP3237565U (ja) | 2022-03-25 | 2022-03-25 | 積荷移動台車 |
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JP2022000931U JP3237565U (ja) | 2022-03-25 | 2022-03-25 | 積荷移動台車 |
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