JP3237480U - 木質燃料や固形燃料等のダブルプレート構造の燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害な排気ガスを少なくして環境に優しく、キャンプや戸外に容易に携帯できる燃焼装置を提供する。【解決手段】対面する正面炉面部2及び背面炉面部3、対面する右側炉側板4及び左側炉側板5、及び炉床面板6から構成される燃焼炉7をもつ燃焼装置1であって、前記正面炉面部2が前記燃焼炉7に面する内側板21及び外気に面する外側板22から構成され、前記背面炉面部3が前記燃焼炉7に面する内側板31、及び外気に面する外側板32から構成される。また、燃焼装置1が構成部品である正面炉面部2及び背面炉面部3、右側炉側板4、左側炉側板5、及び炉床面板6に分解できることによって、コンパクトに収納でき、携帯に便利である。【選択図】図1
Description
本発明は、キャンプや戸外において加熱調理するために、木屑、木片、薪、剪定材、アルコール固形燃料等の被焼却物を焼却する燃焼装置に関する。
木屑、木片、薪、剪定材、アルコール固形燃料その他の固形燃料(以下、「木質系燃料等」という。)を焼却する際に、黒煙や臭いを含む排気ガスが発生すると、周辺の空気環境に対して悪影響を与えることになる。周囲の空気環境に対して悪影響を与えないため、従来から、燃焼による排ガスを無煙、無臭の状態で焼却可能にする燃焼装置が開発されている。なお、本考案においてアルコール固形燃料とは、石けん、酢酸セルロースなどにアルコールを吸収させた固形燃料をいう。
このような燃焼装置の従来例として、例えば、特許文献1に示す燃焼装置がある。この燃焼装置は、木屑、木片、薪、剪定材、落ち葉等を無煙、無臭で燃焼するようにしたものである。該燃焼装置は、一次燃焼用空気供給部により供給された空気による一次燃焼後に、二次燃焼用空気供給部により供給された空気により二次燃焼を行う。
特許文献1の発明は、二次燃焼により効率的な燃焼を行い、環境に優しいが、燃焼炉内に空気供給用配管があるためにコンパクトに収納することができず、携帯するのに不便であり、キャンプや戸外での使用に不便であるという課題がある。
対面する正面炉面部2及び背面炉面部3、対面する右側炉側板4及び左側炉側板5、及び炉床面板6から構成される燃焼炉7をもつ燃焼装置1であって、
前記正面炉面部2が前記燃焼炉7に面する内側板21及び外気に面する外側板22から構成され、
前記背面炉面部3が前記燃焼炉7に面する内側板31、及び外気に面する外側板32から構成され、
前記外側板22と前記内側板21との間、並びに前記外側板32と前記内側板31との間は、それぞれ幅が5mmから10mm程度の二次空気供給路8が形成されており、
前記正面炉面部2及び前記背面炉面部3は前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5より高さ方向の長さが短く、燃焼装置1を置く面との間で外気を取り入れる一次空気取入口9を形成し、
前記床面板6は前記一次空気取入口9から取り入れられた外気が通る複数の孔である一次空気供給口10が設けられており、
前記正面炉面部2の前記外側板22及び前記背面炉面部3の前記外側板32
には二次空気取入口12が設けられ、
前記正面炉面部2の前記内側板21及び前記背面炉面部3の前記内側板31
には二次空気供給口13が設けられている、
燃焼装置によって課題を解決する。
前記正面炉面部2が前記燃焼炉7に面する内側板21及び外気に面する外側板22から構成され、
前記背面炉面部3が前記燃焼炉7に面する内側板31、及び外気に面する外側板32から構成され、
前記外側板22と前記内側板21との間、並びに前記外側板32と前記内側板31との間は、それぞれ幅が5mmから10mm程度の二次空気供給路8が形成されており、
前記正面炉面部2及び前記背面炉面部3は前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5より高さ方向の長さが短く、燃焼装置1を置く面との間で外気を取り入れる一次空気取入口9を形成し、
前記床面板6は前記一次空気取入口9から取り入れられた外気が通る複数の孔である一次空気供給口10が設けられており、
前記正面炉面部2の前記外側板22及び前記背面炉面部3の前記外側板32
には二次空気取入口12が設けられ、
前記正面炉面部2の前記内側板21及び前記背面炉面部3の前記内側板31
には二次空気供給口13が設けられている、
燃焼装置によって課題を解決する。
前期燃焼装置1であって、前記正面炉面部2はそれを構成する前記外側板22と前記内側板21とが螺子により固結されており、前記背面炉面部3はそれを構成する前記外側板32と前記内側板31とが螺子により固結されている燃焼装置によって課題を解決する。
前期燃焼装置1であって、携帯できるように、当該燃焼装置を構成する前記正面炉面部2、前記背面炉面部3、前記右側炉側板4、前記左側炉側板5、及び前記炉床面板6に分解できる燃焼装置によって課題を解決する。
一次燃焼に加えて二次燃焼をできるように空気流路を工夫することにより、排気ガスの清浄化を図るとともに、一次燃焼のみ場合に比べて効率よく燃焼することができ、環境にやさしい。
燃焼装置を分解することにより、縦140から160mm程度、横80から100mm程度、厚さ25から35mm程度に収納することができ、キャンプや戸外に容易に携帯することができる(図10参照。)。
図1から図7に考案の実施例を示す。当該実施例に示す燃焼装置は一例であって、考案はこれに限定されない。
図1及び図2において、前記正面炉面部2が前記燃焼炉7に面する内側板21及び外気に面する外側板22から構成され、前記背面炉面部3が前記燃焼炉7に面する内側板31、及び外気に面する外側板32から構成され、いずれもダブルプレート構造となっている。前記外側板22と前記内側板21との間、並びに前記外側板32と前記内側板31との間は、それぞれ幅が5mmから15mm程度の二次空気供給路8(図3(b)参照)が形成されている。ここで、焼却炉とは焼却物を燃やす燃焼室をいう。
前記正面炉面部2及び前記背面炉面部3は、前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5より高さ方向の長さが短く、燃焼装置1を置く面との間で外気を取り入れる一次空気取入口9を形成し、
前記床面板6は前記一次空気取入口9から取り入れられた外気が通る複数の孔である一空気供給口10が開いている。
前記床面板6は前記一次空気取入口9から取り入れられた外気が通る複数の孔である一空気供給口10が開いている。
前記正面炉面部2の前記外側板22及び前記背面炉面部3の前記外側板32には、二次空気取入口12が設けられ、前記正面炉面部2の前記内側板21及び前記背面炉面部3の前記内側板31には二次空気供給口13が設けられている。
燃焼装置1には、対面する前記正面炉面部2及び前記背面炉面部3、対面する前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5、及び前記炉床面板6から構成される燃焼炉7がある。
前記正面炉面部2と前記背面炉面部3の高さは略同じ高さである。また、前記右側戸側板4と前記左側炉側板5の高さは略同じ高さである。
前記正面炉面部2と前記背面炉面部3の高さは略同じ高さである。また、前記右側戸側板4と前記左側炉側板5の高さは略同じ高さである。
前記内側板31に前記外側板32を重ね、前記外側板32のばか穴15を介してドリル螺子14によって上面2箇所、下面3箇所を締結して前記背面炉面部3が作られている(図2)。
同様に、前期内側板21に前記外側板22を重ね、前記外側板22のばか穴15を介してドリル螺子14によって上面2箇所、下面3箇所を締結して前記正面炉面部2が作られている(図2)。
なお、締結用のドリル螺子の数は減少しても増やしてもよい。
同様に、前期内側板21に前記外側板22を重ね、前記外側板22のばか穴15を介してドリル螺子14によって上面2箇所、下面3箇所を締結して前記正面炉面部2が作られている(図2)。
なお、締結用のドリル螺子の数は減少しても増やしてもよい。
燃焼物受け20が前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5の燃焼受け取り付け部23により取付けられる。前記燃焼物受け20は、燃えている燃焼物を受け止めるとともに、火災を起こさないようにするためである。地面の保護にもなる。
燃焼装置1の構成部品である前記正面炉面部2の前記内側板21及び前記外側板22、前記背面炉面部3の前記内側板31及び前記外側板32、前記右側炉側板4、前記左側炉側板5、並びに前記炉床面板6はステンレス鋼又は他の耐熱材料からなっている。
燃焼装置1の大きさは、縦140から160mm程度、横80から100mm程度、高さ120から130mm程度(器皿受けバー11を除いた高さ。)である。
燃焼装置1の大きさは、縦140から160mm程度、横80から100mm程度、高さ120から130mm程度(器皿受けバー11を除いた高さ。)である。
次に、実際に木質系燃料等を燃焼させたときの一次空気及び二次空気の流れについて説明する。紙屑又は着火用燃料材を燃焼させることで生じる煙突効果によって、前記空気取入口9及び前記炉床板6の前記一次空気供給口10を通って一次空気が供給される。なお、当該一次空気によっては、木質系燃料等が黒煙を出さないで燃焼するように前記一次空気供給口9の当該大きさ及び個数を設定してある。これによって可燃性ガスが上方に移動する。
また、前記一次燃焼の煙突効果により、二次空気が、前記正面炉面板2及び前記背面炉面板3のそれぞれの前記外面板22、32に設けられた前記二次空気取入口12、前記前記二次空気供給路8並びに前記正面炉面板2及び前記背面炉面板3のそれぞれの前記内面板21、31に設けられた前記二次空気供給口13を通って流れる(図8参照)。当該二次空気が前記可燃性ガスと混合し、二次燃焼をする。該二次燃焼によって、可燃性ガスはより完全燃焼に近い燃焼となり、燃焼炎が通常のストーブに比べて2倍から3倍にでき、黒煙よる大気の汚染を低減し、燃焼効率を高めてエネルギーを節約することができる。
燃焼の開始にあたっては、前記炉床面板6上に紙屑又は着火用燃焼材を載置し、その上に小さい木片、枝などを載置し、さらにその上に前記着火用燃料材より大きい木質系燃料を載置して、ガスバーナー等によって紙屑又は着火用燃焼材に着火する。アルコール固形燃料その他の固形燃料の場合には、当該燃料をそのまま前記炉床面板6に載置して着火する。
燃焼装置1の前記正面炉面板2及び前記背面炉面板3には、前記正面炉面板2及び前記背面炉面板3の上面の設けられた取付孔19に2本の器皿受けバー11を連架する。前記器皿受けバー12に薬缶や金属皿を置いて(図11参照。)、湯を沸かしたり、調理を行う。
燃焼装置1は当該燃料装置1を構成する部材に分解することができる。分解するには、まず前記燃焼装置1から器皿受けバー11を取り外す。次に前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5の燃焼物受け取付部23から前記燃焼物受け20を取り外す。次に前記炉床面板6を前記燃焼炉7から取り外す。次に前記正面炉面部2の前記外側板22及び前記背面炉面部3の外側板32に設けられた取付孔17から、前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5に設けられているフック部18を外すと、前記正面炉面板2及び前記背面炉面板3、並びに前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5は分解される(図2)。
燃焼装置1を組み立てるときは、前項の逆の手順で組み立てる。
本考案は、木質系燃料等を効率よく、かつ、排気ガスの黒煙や臭いを少なくして黒煙による大気の汚染を効果的削減して燃焼できるとともに、構成部品に分解することによりコンパクトに収納することができ、携帯するのに便利な燃焼装置ができるので、産業上の利用価値がある。
1:燃焼装置、2:正面炉面部、21:正面炉面部2の内側板,22:正面炉面部2の外側板、3:背面炉面部、31:背面炉面部3の内側板、32:背面炉面部3の外側板、4:右側炉側板、5:左側炉側板、6:炉床面板、7:燃焼炉、8:二次空気供給路、9:一次空気取入口、10:炉床面板6の孔である一次空気供給口、11:器皿受けバー、12:2次空気取入口、13:2次空気供給口、14:ドリル螺子、15:ばか穴、16:ドリル螺子用下穴、17:炉側板との組立てのための炉面部の取付孔、18:炉面部との組立てのための炉側板の取付フック部、19:器皿受けバーの取付孔、20:燃焼物受け、23:燃焼物受けの取付部
Claims (3)
- 対面する正面炉面部2及び背面炉面部3、対面する右側炉側板4及び左側炉側板5、及び炉床面板6から構成される燃焼炉7をもつ燃焼装置1であって、
前記正面炉面部2が前記燃焼炉7に面する内側板21及び外気に面する外側板22から構成され、
前記背面炉面部3が前記燃焼炉7に面する内側板31、及び外気に面する外側板32から構成され、
前記外側板22と前記内側板21との間、並びに前記外側板32と前記内側板31との間は、それぞれ幅が5mmから10mm程度の二次空気供給路8が形成されており、
前記正面炉面部2及び前記背面炉面部3は前記右側炉側板4及び前記左側炉側板5より高さ方向の長さが短く、燃焼装置1を置く面との間で外気を取り入れる一次空気取入口9を形成し、
前記床面板6は前記一次空気取入口9から取り入れられた外気が通る複数の孔である一次空気供給口10が設けられており、
前記正面炉面部2の前記外側板22及び前記背面炉面部3の前記外側板32
には二次空気取入口12が設けられ、
前記正面炉面部2の前記内側板21及び前記背面炉面部3の前記内側板31
には二次空気供給口13が設けられている、
燃焼装置。 - 請求項1に記載の燃焼装置であって、前記正面炉面部2はそれを構成する前記外側板22と前記内側板21とが螺子により固結されており、前記背面炉面部3はそれを構成する前記外側板32と前記内側板31とが螺子により固結されている燃焼装置。
- 請求項1及び請求項2に記載の燃焼装置において、携帯できるように、当該燃焼装置が構成する正面炉面部2、背面炉面部3、右側炉側板4、左側炉側板5、及び炉床面板6に分解できる燃焼装置。
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JP2022000831U JP3237480U (ja) | 2022-03-16 | 2022-03-16 | 木質燃料や固形燃料等のダブルプレート構造の燃焼装置 |
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JP2022000831U Active JP3237480U (ja) | 2022-03-16 | 2022-03-16 | 木質燃料や固形燃料等のダブルプレート構造の燃焼装置 |
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2022
- 2022-03-16 JP JP2022000831U patent/JP3237480U/ja active Active
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