JP3237454U - 防災無線受信システム用増幅器 - Google Patents

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寛至 松原
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Abstract

【課題】防災行政無線の電波が弱い地域でも電波を増幅でき、自然災害情報の適時かつ正確な受信を実現する防災無線受信システム用増幅器を提供する。【解決手段】各家庭で防災無線を受信するシステムに備わる屋内用の増幅器3は、屋外設置のアンテナ1と戸別受信機2との間に接続され、防災無線の電波を増幅する。増幅器3は、乾電池5が内蔵され、通常は商用電源6で動作し、停電時には前記乾電池5に切り替わって動作する。増幅器3は、54MHzから70MHz又は54MHzから95MHzの帯域を通過するフィルタ7が内蔵され、前者は防災無線受信用、後者はFM放送受信機能付き防災無線用に使用できる。【選択図】図1

Description

本考案は、防災行政無線の電波が弱い地域でも安定して受信し、自然災害情報を適時かつ正確に把握できる防災無線受信システム用増幅器の技術分野に属する。
昨今自然災害が各地で多発している。その時々の変化する情報を伝達する手段は防災行政無線である。特に降雨時に情報を伝達できるのは、各戸に設置されている戸別受信機である。
この点、近年に建設された住宅においては、耐震、防音、耐久性に優れたものが多く、それらの住宅ではこの防災行政無線に使用されている周波数が60MHz帯であり、家の中に侵入するとき大きく減衰してしまい戸別受信機だけでは受信できない。そのため、家の外部に大きな受信アンテナを設置して、家の外壁に穴をあけたりエアコンダクトの穴を通して室内に同軸ケーブルを引き込んで受信する必要がある。
しかし、屋外にアンテナを設置したからと言って、送信所から遠く離れた家や地形的に陰になる家では到来電波は弱くなり安定して受信できない家がかなりあり、アンテナの設置位置を変えたりしてその対応が大変面倒である。
防災行政無線に関し、例えば下記特許文献1には、防災用送受信部21が、親局から送信される電波を受信してその電界強度を検出すると共に信号として復調し親局からの制御信号により要求された自己の状態を示す制御信号を送信する。補完用送受信部22は予め補完グループを設定した近隣の屋外拡声装置との間で無線信号の送受信を行う。主制御部23は、防災用送受信部21及び補完用送受信部22で復調した信号を解読して親局からの要求を判断し、自己の状態を示す制御信号を作成して防災用送受信部21から送信させ、自局及び補完グループを設定した他方の屋外拡声装置で電界強度の大きい方から他方へ親局からの放送信号を補完用送受信部22を介し送信する。拡声部24は復調された音声信号を主制御部23の制御により拡声放送する、旨の防災行政無線システムが記載されている。
特開2004-64314号公報
上述した防災行政無線の電波が弱く、受信のために屋外にアンテナを設置した受信システムでも到来する電波はフェージングなどによりその強さが変動している。また周囲のノイズは、例えばLEDの街路灯やインバーター方式のエアコン室外機の稼働により増加する。そのため受信信号レベルやノイズが時間的もしくは季節的な変動があり、防災行政無線の信号品質(C/N)が劣化して受信できたりできなかったりする問題がある。
また近年、防災行政無線はデジタル化され、デジタル化の特徴として戸別受信機には対応できる最低入力レベル(感度の例として-4dBμV)がありこれを下回るとまったく受信できなくなってしまう。さらには、受信の途中で一度受信できなくなると次に電波が強くなっても受信できない戸別受信機があり、これらが解決すべき課題とされている。
したがって、本考案は上記課題に鑑みて案出されたものであり、その目的は、防災行政無線の電波が弱くて安定受信ができないとき、戸別受信機に接続された屋外アンテナからの出力ケーブルを外して、その間に本増幅器を接続するだけで簡単に増設して電波を増幅でき、自然災害情報の適時かつ正確な受信を実現する防災無線受信システム用増幅器を提供することにある。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した考案は、各家庭で防災無線を受信するシステムにおいて、前記システムに備わる屋内用の増幅器3が、屋外に設置されたアンテナ1と戸別受信機2との間に接続されて、防災無線の電波が増幅される構成であることを特徴とする、防災無線受信システム用増幅器である。
請求項2に記載した考案は、前記増幅器3には乾電池5が内蔵されており、通常は商用電源6で動作し、停電時には前記乾電池5に切り替わって動作することを特徴とする、請求項1に記載した防災無線受信システム用増幅器である。
請求項3に記載した考案は、前記増幅器3に、内蔵の乾電池5の容量が少なくなって交換の必要が発生したら、LED点滅(8’)及び/又はブザー音(9)で電池交換を知らせる機能を有することを特徴とする、請求項2に記載した防災無線受信システム用増幅器である。
請求項4に記載した考案は、前記増幅器3に、54MHzから70MHzの帯域又は54MHzから95MHzの帯域を通過するフィルタ7が内蔵され、前者の54MHzから70MHzの帯域は防災無線受信用、後者の54MHzから95MHzの帯域はFM放送受信機能付き防災無線用として使用可能に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載した防災無線受信システム用増幅器である。
請求項1に係る防災無線受信システム用増幅器によれば、屋外に設置されたアンテナと戸別受信機の間に本増幅器を設置することにより、到来電波が変動しても戸別受信機の最低入力レベル以上となって安定受信を実現した。
請求項2に係る増幅器によれば、防災行政無線を受信している最中に、災害などにより商用電源が停電した場合は、速やかに乾電池動作に切り替わる回路を内蔵しているため、このような場合でも安定受信ができる。
請求項3に係る増幅器によれば、乾電池状態表示用のLEDや圧電ブザーが備えられているので、LEDの視覚による確認やブザー音による聴覚によって、乾電池未搭載状態や乾電池の交換の確認ができる安心感がある。
請求項4に係る増幅器によれば、戸別受信機にはFM放送が受信できるものがあるため、防災行政無線の帯域(54MHz~70MHz)とFM放送の帯域(76MHz~95MHz)の両方が増幅できる利便性もある。
かかる本考案の増幅器は、電源部と増幅部が一体になった独立型であるため、電波が弱くて安定受信ができないようなシステムのところに、戸別受信機に接続された屋外アンテナからの出力ケーブルを外して、その間に本器を接続するだけで簡単に増設できるという優れた効果を有している。
本考案の防災無線受信システム用増幅器が備わった受信システム構成図である。
防災無線受信システム用増幅器のブロック図である。
防災無線受信システム用増幅器の外観を示した斜視図である。
図3の防災無線受信システム用増幅器の基板レイアイウトを示した斜視図である。
本考案の防災無線受信システム用増幅器の好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。
この増幅器3は、防災無線、特に防災行政無線の電波が弱い地域でも安定して受信できるように、室内用として各家庭で防災無線の電波を増幅させて受信するシステムに供されるものである。
図1と図3に示したように、本増幅器3は、屋外に設置されたアンテナ1と戸別受信機2との間に接続されている。つまり、屋外アンテナ1からの出力ケーブルである同軸ケーブル4は、後述する増幅器3の入力部37に接続されると共に、当該増幅器3の出力部38に接続された同軸ケーブル4は、戸別受信機2に電気的に接続されて、防災無線の電波が増幅される構成である。
この増幅器3には乾電池5が内蔵されており(図3参照)、通常は商用電源6で動作し、停電時には前記乾電池5に切り替わって動作する。下記に詳述するが、内蔵の乾電池5の容量が少なくなって交換の必要が発生したら、LED8’が点滅したり、ブザー音(9)で電池交換を知らせる機能も有している(図2、図3参照)。
また、54MHzから70MHzの帯域又は54MHzから95MHzの帯域を通過するフィルタ7が内蔵されており、前者の帯域は防災無線受信用、後者の帯域はFM放送受信機能付き防災無線用に使用可能に構成されている。なお、前記防災行政無線の帯域(54MHz~70MHz)の増幅回路は、信号品質(C/N)の低下を防ぐため、雑音指数(NF)の小さな低雑音増幅回路になっている。
本実施形態の増幅器3の具体的構成(主に回路構成)を説明する。
増幅器3は屋内用であるため、図3に示した筐体をなす樹脂製のケース30で外装されおり、乾電池5を装填できる構造になっている。このケース30は、接栓座除く縦が135mm×横が76mm×奥行が27mmの小型コンパクト設計で、どこにでも容易に設置することができる。
また、前記樹脂製ケース30内は、図4に示した如く、低雑音回路を安定して実現するため、増幅部31は外部からのノイズの影響を受けない金属製のシールドケース32で覆われていると共に、1枚の回路基板33が備わっている。
増幅回路はトランジスタ1石で構成されているが、エミッタ接地回路にすることにより、NFは2.3dB以下で増幅度27dBを達成している。また、増幅回路は低消費電力回路となるように構成しているため、乾電池5の単3乾電池動作で約72時間動作可能となっている。
フィルタ7は、入力部37と出力部38にバンドパスフィルタ(BPF)を装着しており、帯域外信号からの妨害を受けない構成になっている(図2参照)。
なお、図2と図4中、符号39は、ACアダプタ入力部を示している。
商用電源6が停電した時に乾電池5へ切り替わる回路(電源切換回路部36)をMOSFET、PowerPathコントローラで構成し、定電圧回路35を介し、商用電源6が接続されている場合は、電源切換回路部36にて商用電源動作とし商用電源表示用LED8を点灯させ、商用電源6が接続されていない場合や停電時には、乾電池動作とし前記商用電源表示用LED8は消灯される。
上述した乾電池5の電圧値をマイコン34で検出し、乾電池容量判定電圧閾値を超えているか否かを判定し、設定した電圧閾値1(例えば3.33V)を超えている場合には、乾電池状態表示用LED8’は点灯、電圧閾値1(例えば3.33V)と電圧閾値2(例えば3.15V)の範囲内の場合には点滅、電圧閾値2(例えば3.15V)未満となった場合には消灯となり、乾電池未搭載状態や乾電池5の交換が知らせられる構成となっている。
また、乾電池状態表示用LED8’に加え圧電ブザー9を追加することにより、電池未搭載や乾電池5の容量が低下した場合に前記ブザー9を鳴らすことで、音により乾電池未搭載であることや電池交換を知らせることができる。よって、どこに本増幅器3が設置してあっても、つまり乾電池状態表示用LED8’の点滅を確認できなくても、乾電池未搭載状態や乾電池5の交換を促すことができる。
上記構成であるが故に、本実施形態の増幅器3は以下の効果がある。
すなわち、屋外に設置されたアンテナ1の信号レベルが例えば-3.3dBμVでノイズが-27.7dBμV、C/Nが24.4dBであった場合、戸別受信機2はかろうじて受信できる状態ではある。到来電波はフェージング等で変動が一般的に7~10dB程度ある。そのため、フェージング等で変動し、時々戸別受信機2の最低受信レベル(例えば-4dBμV)を下まわり受信不可になってしまう。
かかる事態のところに、本増幅器3(利得27dB、NF2.3dB)を設置すると、信号レベルは23.7dBμVに、ノイズは1.6dBμV、C/Nは22.1dBになり、フェージング等で10dB程度の変動があっても、戸別受信機2の最低受信レベルを下回ることなく余裕のある受信ができる。このように本増幅器3を用いる意義は大きい。
なお、参考として、情報通信審議会 情報通信技術分科会 陸上無線通信委員会報告書の中の記載によると、QPSK(7.5kHz)方式の各種規格は次の通りである。
Figure 0003237454000002
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本考案は、図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
1 アンテナ
2 戸別受信機
3 増幅器
30 ケース
31 増幅部
32 シールドケース
33 回路基板
34 マイコン
35 定電圧回路
36 電源切換回路
37 入力部
38 出力部
39 ACアダプタ入力部
4 同軸ケーブル
5 乾電池
6 商用電源
7 フィルタ
8、8’ LED
9 ブザー

Claims (4)

  1. 各家庭で防災無線を受信するシステムにおいて、
    前記システムに備わる屋内用の増幅器が、屋外に設置されたアンテナと戸別受信機との間に接続されて、防災無線の電波が増幅される構成であることを特徴とする、防災無線受信システム用増幅器。
  2. 前記増幅器には乾電池が内蔵されており、通常は商用電源で動作し、停電時には前記乾電池に切り替わって動作することを特徴とする、請求項1に記載した防災無線受信システム用増幅器。
  3. 前記増幅器は、内蔵の乾電池の容量が少なくなって交換の必要が発生したら、LED点滅及び/又はブザー音で電池交換を知らせる機能を有することを特徴とする、請求項2に記載した防災無線受信システム用増幅器。
  4. 前記増幅器には、54MHzから70MHzの帯域又は54MHzから95MHzの帯域を通過するフィルタが内蔵され、前者の54MHzから70MHzの帯域は防災無線受信用、後者の54MHzから95MHzの帯域はFM放送受信機能付き防災無線用として使用可能に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載した防災無線受信システム用増幅器。
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