JP3237351U - 着脱式衣服用ヒータ - Google Patents
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Abstract
【課題】発熱体の取り付け自由度の高い着脱式衣服用ヒータを提供する。【解決手段】着脱式衣服用ヒータ1は、電源部2からの電力供給により発熱するシート状の発熱体3と、発熱体3の動作を制御する制御部4と、発熱体3を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けるためのクリップ5と、を備える。この構成によれば、クリップ5により発熱体3を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けることができるので、衣服側に発熱体3を取り付けるための特別な構造を設ける必要がなく、発熱体3の取り付け自由度を高めることができる。【選択図】図1
Description
新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けることができるヒータに関する。
従来から、シート状の発熱体を衣服の内側に取り付け、この発熱体から発せられる熱によって背中等を暖める衣服用のヒータが知られている。このようなヒータは、例えば、スナップボタンや面ファスナから成る取付部を発熱体に設け、この取付部が取り付けられる被取付部を衣服に設ける、或いは、発熱体を衣服に設けた専用ポケットに収容することで衣服に対して着脱可能に取り付けられる(例えば、特許文献1-2参照)。
しかしながら、上述したようなヒータでは、発熱体を取り付けるために衣服側に被取付部や専用ポケットといった特別な構造を設ける必要があるので、どんな衣服にでも発熱体を取り付けることができる訳ではなく、発熱体の取り付け自由度が低い。
本考案は、上記課題を解決するものであって、発熱体の取り付け自由度の高い着脱式衣服用ヒータを提供することを目的とする。
本考案の着脱式衣服用ヒータは、電源部からの電力供給により発熱するシート状の発熱体と、前記発熱体の動作を制御する制御部と、前記発熱体を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けるためのクリップと、を備えたことを特徴とする。
上記着脱式衣服用ヒータにおいて、前記制御部は、温度調節機能及びタイマー設定機能を有することが好ましい。
上記着脱式衣服用ヒータにおいて、前記制御部と前記電源部とは、互いに別体として設けられていることが好ましい。
上記着脱式衣服用ヒータにおいて、前記電源部は、モバイルバッテリにより構成されていることが好ましい。
上記着脱式衣服用ヒータにおいて、前記発熱体は、シリコン管で覆われた電熱線を有することが好ましい。
本考案の着脱式衣服用ヒータによれば、クリップにより発熱体を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けることができるので、衣服側に発熱体を取り付けるための特別な構造を設ける必要がなく、発熱体の取り付け自由度を高めることができる。
本考案の一実施形態に係る着脱式衣服用ヒータについて図面を参照して説明する。図1に示すように、着脱式衣服用ヒータ(以下、ヒータ)1は、電源部2と、電源部2からの電力供給により発熱するシート状の発熱体3と、電源部2から発熱体3への電力供給を制御する制御部(コントローラ)4と、発熱体3を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けるためのクリップ5と、を備える。
電源部2は、例えば、5V/2A以上で容量10,000mAhのモバイルバッテリにより構成される。コントローラ4は、電源部2とは別体として電源部2と発熱体3との間に配置され、電源部2及び発熱体3とはそれぞれケーブル6、7により接続されている。ケーブル6、7の長さは、例えば、それぞれ270mm及び910mmとされる。
発熱体3は、例えば、200mm四方の矩形扁平なカバー31と、カバー31に収容された電熱線32と、を有する。カバー31は、柔らかく擦れに強い材料、例えば、ポリエステルにより構成される。電熱線32は、カバー31の全域に亘って張り巡らされた状態で固着され、その周囲をシリコン管(不図示)により覆われている。また、発熱体3は、ケーブル7をカバー31の内部に挿通するためのケーブル挿通口33と、後述するクリップ5の係合突起53と係合する係合穴34と、を有する。ケーブル挿通口33は、カバー31の一辺の中央に設けられ、ケーブル挿通口33に挿通されたケーブル7は、カバー31の内側において電熱線32と電気的に接続されている。係合穴34は、ケーブル挿通口33が設けられた辺と対向する辺の中央近傍に設けられている。
クリップ5は、図例ではバンドクリップにより構成され、長尺扁平なバンド部51と、バンド部51の長手方向Dにおける一端に取り付けられたクリップ部52と、を有する。バンド部51は、例えば、柔軟なプラスチック材料により構成され、その一面(図例では下面)に発熱体3の係合穴34に嵌まり込んで係合する係合突起53を有する。係合突起53は、図例では長手方向Dに沿って設けられた2つの係合突起53a、53bから成る。クリップ部52は、バンド部51の上面に固定された固定片52aと、固定片52aの長手方向Dにおける一端を回動軸として上方に回動可能となった回動片52bと、を有する。回動片52bは、固定片52aに対向した状態で回動しないようにロックされ、このロックは、回動片52bを指で上方に押し上げることによって解除可能となっている。
図2(a)-(c)に示すように、コントローラ4は、例えば、直径60mmの円盤状に形成され、その一面(以下、「表面」と言う)に発熱体3の動作を制御するためのボタン41を有する(図2(a)参照)。ボタン41は、発熱体3の発熱温度を調節するための温度調節ボタン42と、発熱体3に電力供給する期間を設定するタイマー設定ボタン43と、により構成されている。
温度調節ボタン42は、マルチカラーLEDによりバックライト表示される温度計マーク42aを有し、温度調節ボタン42が押下されるたびに温度計マーク42aが青色点灯、白色点灯、赤色点灯に順次切り替わるようになっている。そして、コントローラ4は、温度計マーク42aが青色、白色、赤色に点灯している場合に、それぞれ発熱体3が低温(約35-40℃)、中温(約45-50℃)、高温(約55-60℃)で発熱するように発熱体3への電力供給を調節するように構成されている。
温度調節ボタン42は、発熱体3への電力供給を開始又は停止する電源ボタンとしての役割も兼ねている。温度計マーク42aが点灯していない状態で温度調節ボタン42を長押しすると、発熱体3への電力供給が開始され、温度計マーク42aが青色に点灯する。また、温度計マーク42aが青色、白色又は赤色のいずれかに点灯している状態で温度調節ボタン42を長押しすると、発熱体3への電力供給が停止され、温度計マーク42aが消灯する。
タイマー設定ボタン43は、マルチカラーLEDによりバックライト表示される時計マーク43aを有し、タイマー設定ボタン43が押下されるたびに時計マーク43aが青色点灯、白色点灯、赤色点灯、消灯に順次切り替わるようになっている。そして、コントローラ4は、時計マーク43aが青色、白色、赤色に点灯されてから、それぞれ60分後、90分後、120分後に発熱体3への電力供給を停止するように構成されている。時計マーク43aが消灯している場合には、時間制限無く発熱体3に電力供給される。
コントローラ4のうち、ボタン41が設けられた表面とは反対側の裏面には、コントローラ4を任意箇所に取り付けるためのフック8が設けられている(図2(b)参照)。フック8は、剛性の高い材料により構成され、図例では略U字状に形成されている。フック8は、直線状となった一対の端部81、82と、これら端部81、82とは対極に位置する曲線状の端部83と、を有する。曲線状の端部83は、コントローラ4に近づくように付勢された状態で、直線状の端部81、82を支点としてコントローラ4に対して回動可能となっている。
また、コントローラ4は、その裏面に、ケーブル6の接続端子(図例ではUSB-C端子)61を収容する端子収容部44を有する。端子収容部44は、接続端子61を収容するための凹部44aと、接続端子61近傍のケーブル6を挟持して固定するケーブル固定部44bと、を有する。ケーブル6がケーブル固定部44bに固定された状態で、接続端子61は、コントローラ4の他面から飛び出さないようにして凹部44aに収容される。更に、コントローラ4は、その側周にケーブル7を巻き取るためのケーブル巻取溝45を有する(図2(c)参照)。
次に、上記のように構成されたヒータ1の使用方法について説明する。なお、以下ではヒータ1を、図3に示すようなジャケットの首元タグに取り付けて使用する場合について説明するが、取り付けはジャケットの首元タグに限定されず、任意の衣服又は衣服の任意箇所に可能である。
まず、クリップ5の回動片52bを固定片52a(図1参照)から離れるように回動させ、回動片52bと固定片52aとの間にジャケットの首元タグを挟み込んだ後、回動片52bを再び固定片52aの方に回動させてロックする。これにより、図3に示すように、ジャケットに傷を付けること無く、ヒータ1を着脱可能にジャケットに取り付けることができる。なお、首元タグが無い場合には、クリップ5は襟に取り付ければよい。
そして、ユーザは、発熱体3がジャケットの内側で背中に当たるようにしてジャケットを着る。ジャケット内側の発熱体3は、外側から見ても取り付けていることが分かり難く、衣服のコーディネートを邪魔しない。電源部2及びコントローラ4は、別体として設けられているので、電源部(モバイルバッテリ)2を、例えば、ジャケットの内ポケットに収納し、コントローラ4は、フック8を引っ掛けることで、内ポケット入口付近に取り付けることができる。また、背中に対する発熱体3の位置は、発熱体3の係合穴34にクリップ5の係合突起53a、53bのどちらを係合させるかで、上下方向に調整可能となっている。
次いで、ユーザは、コントローラ4の温度調節ボタン42を長押しして、モバイルバッテリ2から発熱体3への電力供給を開始する。発熱体3は、電熱線32を熱源としているので、動作音も殆どせずに電力供給から10秒ほどで温かくなる。発熱体3の発熱温度は、温度調節ボタン42を押下することにより低温、中温、高温の3段階で順次切り替えることができる。容量10,000mAhのモバイルバッテリ2を用いた場合には、低温、中温及び高温で、それぞれ約5.5時間、約4時間及び約3時間連続使用することができる。なお、高温設定時には安全及び低温やけど防止のために、設定10分後に自動で中温に切り替わるようになっている。
また、発熱体3を一定時間だけ発熱させたい場合には、タイマー設定ボタン43を押下することにより発熱体3を60分、90分又は120分だけ発熱させることができる。このようなタイマー機能を活用することで、発熱体3の消し忘れを防止することができる。発熱体3の発熱を終了させるには、温度調節ボタン42を長押しして、モバイルバッテリ2から発熱体3への電力供給を停止する。このように、必要に応じて発熱体3の発熱をオンオフ制御することができるので、例えば、一旦使用を開始すると断続的に発熱反応が進行する使い捨てカイロに比べて利便性が高い。
ヒータ1は、ジャケットに取り付けたまま保管することができる。このとき、コントローラ4は、ジャケットの内ポケットに取り付けたままでもよいが、内ポケットから取り外してケーブル7をケーブル巻取溝45に巻き付け、また、モバイルバッテリ2から取り外した接続端子61を端子収容部44に収容した状態でフック8により発熱体3に取り付けるようにすれば、ケーブル6、7が垂れ下がらずすっきりと収納することができる。
上記のようにヒータ1によれば、クリップ5により発熱体3を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けることができるので、衣服側に発熱体3を取り付けるための特別な構造を設ける必要がなく、発熱体3の取り付け自由度を高めることができる。これにより、例えば、寒い季節のアウトドア、屋外作業、登山、ゴルフ、フィッシングといった様々なシーンに応じて衣服を変更したとしても、各々の衣服にヒータ1を容易に付け替えることができる。
また、電熱線32がシリコン管により覆われて保護されているので、ショートの発生を防止することができると共に、発熱体3に汚れや汗が付着した場合であっても水道で3-5秒程度であれば洗うことが可能となってヒータ1を清潔に保つことができる。また、発熱体3が、背中をカバーするように200mm四方の矩形状に形成されているので、効果的に身体を暖めることができる。なお、発熱体3のサイズは、上述した例に限られず、例えば、150×300mmの長方矩形等であってもよく、矩形状以外の形状であってもよい。また、発熱体3は、電熱線32に換えて、例えば、グラフェンを用いたものであってもよい。
更に、コントローラ4がモバイルバッテリ2とは別体となっているので、仮にモバイルバッテリ2が電池切れになったとしても、別の充電済みモバイルバッテリ2と差し替えることでヒータ1を継続利用することができる。また、ユーザが、使用時間や使用環境等に応じて、容量の異なるモバイルバッテリ2を適宜に選択して使用することができる。
なお、本考案に係るヒータ1は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。例えば、クリップ5は、必ずしもバンドクリップである必要はなく、ゼムクリップやダブルクリップであってもよい。また、制御部4も必ずしも設ける必要はなく、電源部2と接続するか否かによって発熱体3をオンオフ制御するシンプルな構成としてもよい。また、電源部2はモバイルバッテリに限定されず、家庭用コンセントや乾電池から電力を得る構成としてもよい。更に、ヒータ1は、衣服に取り付けるだけでなく、膝掛けや座布団として利用することも可能である。
1 着脱式衣服用ヒータ
2 電源部(モバイルバッテリ)
3 発熱体
32 電熱線
4 制御部
5 クリップ
2 電源部(モバイルバッテリ)
3 発熱体
32 電熱線
4 制御部
5 クリップ
Claims (5)
- 電源部からの電力供給により発熱するシート状の発熱体と、
前記発熱体の動作を制御する制御部と、
前記発熱体を任意の衣服又は衣服の任意箇所に着脱可能に取り付けるためのクリップと、を備えたことを特徴とする着脱式衣服用ヒータ。 - 前記制御部は、温度調節機能及びタイマー設定機能を有することを特徴とする請求項1に記載の着脱式衣服用ヒータ。
- 前記制御部と前記電源部とは、互いに別体として設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の着脱式衣服用ヒータ。
- 前記電源部は、モバイルバッテリにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の着脱式衣服用ヒータ。
- 前記発熱体は、シリコン管で覆われた電熱線を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の着脱式衣服用ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000660U JP3237351U (ja) | 2022-03-04 | 2022-03-04 | 着脱式衣服用ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000660U JP3237351U (ja) | 2022-03-04 | 2022-03-04 | 着脱式衣服用ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3237351U true JP3237351U (ja) | 2022-05-09 |
Family
ID=81455797
Family Applications (1)
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JP2022000660U Active JP3237351U (ja) | 2022-03-04 | 2022-03-04 | 着脱式衣服用ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3237351U (ja) |
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2022
- 2022-03-04 JP JP2022000660U patent/JP3237351U/ja active Active
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Legal Events
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