JP3237213B2 - 情報信号記録用のディスク - Google Patents
情報信号記録用のディスクInfo
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- JP3237213B2 JP3237213B2 JP19626692A JP19626692A JP3237213B2 JP 3237213 B2 JP3237213 B2 JP 3237213B2 JP 19626692 A JP19626692 A JP 19626692A JP 19626692 A JP19626692 A JP 19626692A JP 3237213 B2 JP3237213 B2 JP 3237213B2
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- metal plate
- disk substrate
- concave portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスクの如く所望の情報信号が記録される情報信号記録
用のディスクに関し、特に、磁気吸引力を利用してディ
スク回転駆動機構のディスクテーブルにチャッキングさ
れるディスクに関する。
ィスクの如く所望の情報信号が記録される情報信号記録
用のディスクに関し、特に、磁気吸引力を利用してディ
スク回転駆動機構のディスクテーブルにチャッキングさ
れるディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所望の情報信号が記録される情報
信号記録用のディスクとして、光ビームを用いて情報信
号の記録又は再生を行う光磁気ディスクを含む光ディス
クが提案されている。この光ビームを用いて情報信号の
記録又は再生を行う光ディスクは、情報信号の高密度記
録が可能であって、極めて小径のものが提案されてい
る。この種の光ディスクにあっては、例えば直径を64
mm以下となす小径のものが提案されている。
信号記録用のディスクとして、光ビームを用いて情報信
号の記録又は再生を行う光磁気ディスクを含む光ディス
クが提案されている。この光ビームを用いて情報信号の
記録又は再生を行う光ディスクは、情報信号の高密度記
録が可能であって、極めて小径のものが提案されてい
る。この種の光ディスクにあっては、例えば直径を64
mm以下となす小径のものが提案されている。
【0003】このように小径であって、高密度記録が可
能となされた光ディスクは、ディスク回転駆動機構に装
着されて高速で回転操作される。そして、高速で回転操
作された状態で、光ディスクの一主面に形成された信号
記録層に設けられた記録トラックに光ピックアップから
出射される光ビームを照射することによって情報信号の
再生が行われ、また、情報信号の記録を可能とした光デ
ィスクにあっては、上記記録トラックに光ピックアップ
から出射される光ビームを照射するとともに、磁気ヘッ
ドによって外部磁界を印加することによって所望の情報
信号の記録が行われる。
能となされた光ディスクは、ディスク回転駆動機構に装
着されて高速で回転操作される。そして、高速で回転操
作された状態で、光ディスクの一主面に形成された信号
記録層に設けられた記録トラックに光ピックアップから
出射される光ビームを照射することによって情報信号の
再生が行われ、また、情報信号の記録を可能とした光デ
ィスクにあっては、上記記録トラックに光ピックアップ
から出射される光ビームを照射するとともに、磁気ヘッ
ドによって外部磁界を印加することによって所望の情報
信号の記録が行われる。
【0004】このように高速で回転操作される小径の光
ディスクに高密度で形成された記録トラックに記録され
た情報信号を正確に読出し、あるいは上記記録トラック
に対し正確に情報信号の記録を行うためには、上記記録
トラックに正確に光ビームを照射する必要がある。そし
て、小径の光ディスクに高密度で形成された記録トラッ
クに対し光ビームを正確に照射するためには、光ディス
クは、ディスク回転駆動機構のディスクテーブルに確実
に一体化されるとともにこのディスクテーブルに対して
高精度に位置決めが図られて、上記ディスクテーブルと
正確に同期して回転操作される必要がある。
ディスクに高密度で形成された記録トラックに記録され
た情報信号を正確に読出し、あるいは上記記録トラック
に対し正確に情報信号の記録を行うためには、上記記録
トラックに正確に光ビームを照射する必要がある。そし
て、小径の光ディスクに高密度で形成された記録トラッ
クに対し光ビームを正確に照射するためには、光ディス
クは、ディスク回転駆動機構のディスクテーブルに確実
に一体化されるとともにこのディスクテーブルに対して
高精度に位置決めが図られて、上記ディスクテーブルと
正確に同期して回転操作される必要がある。
【0005】そこで、光ディスクをディスクテーブルに
確実に一体化し、且つディスクテーブルに対して高精度
に位置決めして装着するため、光ディスクの中心部に配
設されたチャッキング用の磁性板である金属プレート
を、上記光ディスクをディスクテーブル上に載置させた
状態でディスクテーブルに配設したマグネットで磁気吸
引し、上記光ディスクをディスクテーブル上に装着する
ようにしたディスク装着方式が提案されている。
確実に一体化し、且つディスクテーブルに対して高精度
に位置決めして装着するため、光ディスクの中心部に配
設されたチャッキング用の磁性板である金属プレート
を、上記光ディスクをディスクテーブル上に載置させた
状態でディスクテーブルに配設したマグネットで磁気吸
引し、上記光ディスクをディスクテーブル上に装着する
ようにしたディスク装着方式が提案されている。
【0006】このマグネットの吸引力を利用したディス
ク装着方式に用いられる小径の光ディスク1は、図9及
び図10に示すように、ポリカーボネート樹脂等の透明
な合成樹脂を円盤状に成形して形成されたディスク基板
2を備え、このディスク基板2の中心部に穿設されたセ
ンター穴3を囲んで一方の主面2a側に凹部5を形成
し、この凹部5内に磁気吸引用の金属プレート6を配設
して構成されている。
ク装着方式に用いられる小径の光ディスク1は、図9及
び図10に示すように、ポリカーボネート樹脂等の透明
な合成樹脂を円盤状に成形して形成されたディスク基板
2を備え、このディスク基板2の中心部に穿設されたセ
ンター穴3を囲んで一方の主面2a側に凹部5を形成
し、この凹部5内に磁気吸引用の金属プレート6を配設
して構成されている。
【0007】また、直径を64mm以下となす小径の光
ディスク1は、信号記録領域が形成される部分のディス
ク基板2に厚さが1.2mm程度の薄いものとして形成
されてなる。このようにディスク基板2の厚さが薄いも
のであると、センター穴3もディスク基板2の厚さに対
応して浅いものとなってしまう。
ディスク1は、信号記録領域が形成される部分のディス
ク基板2に厚さが1.2mm程度の薄いものとして形成
されてなる。このようにディスク基板2の厚さが薄いも
のであると、センター穴3もディスク基板2の厚さに対
応して浅いものとなってしまう。
【0008】上記センター穴3は、この光ディスク1が
図9に示すように駆動モータ10を備えたディスク回転
駆動機構11のディスクテーブル12上に装着される
際、このディスクテーブル12側に配設されたセンタリ
ング部材13が係合することによって、上記光ディスク
1のディスクテーブル12に対する芯出しを図る機能を
有するものである。
図9に示すように駆動モータ10を備えたディスク回転
駆動機構11のディスクテーブル12上に装着される
際、このディスクテーブル12側に配設されたセンタリ
ング部材13が係合することによって、上記光ディスク
1のディスクテーブル12に対する芯出しを図る機能を
有するものである。
【0009】ところで、ディスクテーブル12側に配設
されるセンタリング部材13は、ディスクテーブル12
を支持する回転駆動軸14の軸方向に進退可能であっ
て、コイルバネ15によって付勢された状態で上記回転
駆動軸14の先端側に取付けられている。このセンタリ
ング部材13は、光ディスク1がディスクテーブル12
上に装着されて行く際、上記光ディスク1の負荷を受け
てコイルバネ15の付勢力に抗して回転駆動軸14の軸
方向に進退しながらセンター穴3に係合して行くことに
よって上記光ディスク1のディスクテーブル12に対す
る芯出しを図るものである。
されるセンタリング部材13は、ディスクテーブル12
を支持する回転駆動軸14の軸方向に進退可能であっ
て、コイルバネ15によって付勢された状態で上記回転
駆動軸14の先端側に取付けられている。このセンタリ
ング部材13は、光ディスク1がディスクテーブル12
上に装着されて行く際、上記光ディスク1の負荷を受け
てコイルバネ15の付勢力に抗して回転駆動軸14の軸
方向に進退しながらセンター穴3に係合して行くことに
よって上記光ディスク1のディスクテーブル12に対す
る芯出しを図るものである。
【0010】上述のように構成されたセンタリング部材
13により光ディスク1のディスクテーブル12に対す
る芯出しを図った装着を行うためには、センタリング部
材13の高さを十分に大きくなし、光ディスク1とセン
タリング部材13との相対移動量を大きくする必要があ
る。
13により光ディスク1のディスクテーブル12に対す
る芯出しを図った装着を行うためには、センタリング部
材13の高さを十分に大きくなし、光ディスク1とセン
タリング部材13との相対移動量を大きくする必要があ
る。
【0011】そこで、この種の光ディスク1にあって
は、図10に示すように、ディスク基板2の金属プレー
ト6が配設される一方の主面2aと対向する他方の主面
2bにセンター穴3を囲んでリング状に膨出部7を突設
してセンター穴3の深さを十分に大きくなすように構成
されている。このように膨出部7を設けることにより上
記センター穴3に相対係合するセンタリング部材13の
高さを十分に大きなものとなし、光ディスク1のディス
クテーブル12への装着操作時に、光ディスク1とセン
タリング部材13の相対移動量を大きくなすことを可能
となし確実な芯出しを図った光ディスク1の装着を実現
するようにしている。
は、図10に示すように、ディスク基板2の金属プレー
ト6が配設される一方の主面2aと対向する他方の主面
2bにセンター穴3を囲んでリング状に膨出部7を突設
してセンター穴3の深さを十分に大きくなすように構成
されている。このように膨出部7を設けることにより上
記センター穴3に相対係合するセンタリング部材13の
高さを十分に大きなものとなし、光ディスク1のディス
クテーブル12への装着操作時に、光ディスク1とセン
タリング部材13の相対移動量を大きくなすことを可能
となし確実な芯出しを図った光ディスク1の装着を実現
するようにしている。
【0012】上述のようにディスク基板2に膨出部7を
設けると、この膨出部7を設けた部分が部分的に肉厚と
なってしまう。このように部分的に肉厚な部分を有する
と、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を用いてディス
ク基板2の成形を行った場合に、ディスク基板2の全体
を均一に硬化させることが極めて困難となる。特に、肉
厚となされた膨出部7は、信号記録領域部が形成される
肉薄の部分に比し硬化速度が遅くなるため、成形歪みで
あるいわゆるヒケを生じやすい。また、上記膨出部7の
先端面をディスクテーブル12に対する装着基準面7a
となす光ディスク1にあっては、膨出部7にヒケが生ず
ると上記装着基準面7aが平滑な面とならなくなる。こ
の装着基準面7aの平滑度が維持されないと、光ディス
ク1は正確な水平度を維持してディスクテーブル12上
に装着し得なくなり、ディスクテーブル12とともに回
転操作されたとき光ピックアップから照射される光ビー
ムの光軸に対し信号記録面を正確に直交させることがで
きなくなる。そして、光ビームが光ディスク1の記録ト
ラックを正確にトラッキングすることができなくなり、
良好な記録再生特性をもって情報信号の記録再生が行え
なくなる。
設けると、この膨出部7を設けた部分が部分的に肉厚と
なってしまう。このように部分的に肉厚な部分を有する
と、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を用いてディス
ク基板2の成形を行った場合に、ディスク基板2の全体
を均一に硬化させることが極めて困難となる。特に、肉
厚となされた膨出部7は、信号記録領域部が形成される
肉薄の部分に比し硬化速度が遅くなるため、成形歪みで
あるいわゆるヒケを生じやすい。また、上記膨出部7の
先端面をディスクテーブル12に対する装着基準面7a
となす光ディスク1にあっては、膨出部7にヒケが生ず
ると上記装着基準面7aが平滑な面とならなくなる。こ
の装着基準面7aの平滑度が維持されないと、光ディス
ク1は正確な水平度を維持してディスクテーブル12上
に装着し得なくなり、ディスクテーブル12とともに回
転操作されたとき光ピックアップから照射される光ビー
ムの光軸に対し信号記録面を正確に直交させることがで
きなくなる。そして、光ビームが光ディスク1の記録ト
ラックを正確にトラッキングすることができなくなり、
良好な記録再生特性をもって情報信号の記録再生が行え
なくなる。
【0013】そこで、本願出願人は、上記膨出部7が突
設される側と対向するディスク基板2の一方の主面2a
側に形成される凹部5の深さを調節し、上記膨出部7を
構成する部分の肉厚がディスク基板2の信号記録領域部
が形成される主体部の肉厚に略等しい厚さになるように
構成した光ディスク1を提案している。このように膨出
部7を構成する部分を含んでディスク基板2の全体を略
均等な厚さとなすことにより、合成樹脂材料を用いてデ
ィスク基板2を成形した場合に、膨出部7を含むディス
ク基板2の全体を均一に硬化させることが可能となり、
成形歪みであるヒケ等の発生を抑え、高精度に平滑度が
維持された装着基準面7aを有し、ディスクテーブル1
2に対し正確に水平度を維持して装着でき、上記ディス
クテーブル12と正確に同期して回転操作され、良好な
記録再生特性を保証し得る光ディスク1の形成が可能と
なる。
設される側と対向するディスク基板2の一方の主面2a
側に形成される凹部5の深さを調節し、上記膨出部7を
構成する部分の肉厚がディスク基板2の信号記録領域部
が形成される主体部の肉厚に略等しい厚さになるように
構成した光ディスク1を提案している。このように膨出
部7を構成する部分を含んでディスク基板2の全体を略
均等な厚さとなすことにより、合成樹脂材料を用いてデ
ィスク基板2を成形した場合に、膨出部7を含むディス
ク基板2の全体を均一に硬化させることが可能となり、
成形歪みであるヒケ等の発生を抑え、高精度に平滑度が
維持された装着基準面7aを有し、ディスクテーブル1
2に対し正確に水平度を維持して装着でき、上記ディス
クテーブル12と正確に同期して回転操作され、良好な
記録再生特性を保証し得る光ディスク1の形成が可能と
なる。
【0014】そして、上述したディスク基板2にあって
は、膨出部7を構成する部分の肉厚T1 をディスク基板
2の信号記録領域部が形成される主体部の肉厚に略等し
い厚さT2 になるように凹部5の深さを調節しているた
め、上記凹部5はディスク基板2の主体部の厚さに略等
しい深さD1 となされている。そのため、単に平板な円
板状に形成された金属プレートを上記凹部5内に配設し
てしまうと、センター穴3を中途部で閉塞し上記センタ
ー穴3の深さを浅くしてしまう。
は、膨出部7を構成する部分の肉厚T1 をディスク基板
2の信号記録領域部が形成される主体部の肉厚に略等し
い厚さT2 になるように凹部5の深さを調節しているた
め、上記凹部5はディスク基板2の主体部の厚さに略等
しい深さD1 となされている。そのため、単に平板な円
板状に形成された金属プレートを上記凹部5内に配設し
てしまうと、センター穴3を中途部で閉塞し上記センタ
ー穴3の深さを浅くしてしまう。
【0015】そこで、上記ディスク基板2を用いて構成
される光ディスク1に配設される金属プレート6は、外
周部側に曲げ加工により立上り部6bを形成し、上記凹
部5に配設されたとき、センター穴3に対応する中央の
主面部6aがディスク基板2の一方の主面2aに面一に
なる高さになるように構成されている。なお、上記立上
り部6bの外周縁には、主面部6aと平行となる凹部5
内の載置面5aへの載置片6cが形成されている。この
ように構成された金属プレート6は、載置片6cを凹部
5の載置面5aに載置するようにして、図10に示すよ
うに、上記凹部5に収納配置される。このとき上金属プ
レート6は、載置片6c部分を接着剤により載置面5a
に接合されることによってディスク基板2に取付けられ
る。
される光ディスク1に配設される金属プレート6は、外
周部側に曲げ加工により立上り部6bを形成し、上記凹
部5に配設されたとき、センター穴3に対応する中央の
主面部6aがディスク基板2の一方の主面2aに面一に
なる高さになるように構成されている。なお、上記立上
り部6bの外周縁には、主面部6aと平行となる凹部5
内の載置面5aへの載置片6cが形成されている。この
ように構成された金属プレート6は、載置片6cを凹部
5の載置面5aに載置するようにして、図10に示すよ
うに、上記凹部5に収納配置される。このとき上金属プ
レート6は、載置片6c部分を接着剤により載置面5a
に接合されることによってディスク基板2に取付けられ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した光
ディスク1に用いられる金属プレート6は、磁性を有す
る薄板状の金属材料を打ち抜き折曲して形成されてな
る。このように金属材料を打ち抜き折曲しただけの金属
プレート6にあっては、打ち抜き周縁となる載置片6c
の外周縁に打ち抜き方向に応じて、上記載置片6cの厚
さ方向の上方又は下方に向かって打ち抜きバリが生じて
いしまう。このような打ち抜きバリが発生すると、載置
片6cを凹部5内の載置面5aに安定して載置させるこ
とができなくなり、金属プレート6をディスク基板2の
主面に平行となして凹部5内に配置できなくなってしま
う。
ディスク1に用いられる金属プレート6は、磁性を有す
る薄板状の金属材料を打ち抜き折曲して形成されてな
る。このように金属材料を打ち抜き折曲しただけの金属
プレート6にあっては、打ち抜き周縁となる載置片6c
の外周縁に打ち抜き方向に応じて、上記載置片6cの厚
さ方向の上方又は下方に向かって打ち抜きバリが生じて
いしまう。このような打ち抜きバリが発生すると、載置
片6cを凹部5内の載置面5aに安定して載置させるこ
とができなくなり、金属プレート6をディスク基板2の
主面に平行となして凹部5内に配置できなくなってしま
う。
【0017】また、金属プレート6と合成樹脂からなる
ディスク基板2とでは、熱膨張率に著しい相違がある。
そのため、金属プレート6を接着剤等により固定してデ
ィスク基板2に取付けてしまうと、外部環境温度の変化
によりディスク基板2に歪みを生じさせてしまう。ディ
スク基板2に歪みが生ずると、光ビームを照射したとき
に光ビームに複屈折を生じさせる原因となり、光ディス
ク1として構成したときに、記録すべき情報信号の欠落
や上記光ディスク1に記録された情報信号の読み取り不
良を生じさせ、良好な記録再生特性を維持できなくなっ
てしまう。
ディスク基板2とでは、熱膨張率に著しい相違がある。
そのため、金属プレート6を接着剤等により固定してデ
ィスク基板2に取付けてしまうと、外部環境温度の変化
によりディスク基板2に歪みを生じさせてしまう。ディ
スク基板2に歪みが生ずると、光ビームを照射したとき
に光ビームに複屈折を生じさせる原因となり、光ディス
ク1として構成したときに、記録すべき情報信号の欠落
や上記光ディスク1に記録された情報信号の読み取り不
良を生じさせ、良好な記録再生特性を維持できなくなっ
てしまう。
【0018】このような問題点を解決するため、金属プ
レートを遊離させた状態でディスク基板に取付けるよう
にした光ディスクが提案されている。このように金属プ
レートをディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた
光ディスクにあっては、上記金属プレートは自由に移動
可能な状態にある。
レートを遊離させた状態でディスク基板に取付けるよう
にした光ディスクが提案されている。このように金属プ
レートをディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた
光ディスクにあっては、上記金属プレートは自由に移動
可能な状態にある。
【0019】上述したように打ち抜きバリを有する金属
プレートをディスク基板に対し遊離させた状態で取付け
ると、上記打ち抜きバリによるディスク基板の削り取り
を生じさせ、削り粉を発生させてしまう。このディスク
基板からの削り粉が光ビームが照射される面側に付着す
ると、光ディスクに記録すべき情報信号の欠落や上記光
ディスクに記録された情報信号の読み取り不良を生じさ
せ、良好な記録再生特性を維持できなくなってしまう。
プレートをディスク基板に対し遊離させた状態で取付け
ると、上記打ち抜きバリによるディスク基板の削り取り
を生じさせ、削り粉を発生させてしまう。このディスク
基板からの削り粉が光ビームが照射される面側に付着す
ると、光ディスクに記録すべき情報信号の欠落や上記光
ディスクに記録された情報信号の読み取り不良を生じさ
せ、良好な記録再生特性を維持できなくなってしまう。
【0020】そこで、ディスク基板に配設される金属プ
レートにあっては、金属材料を打ち抜き形成した後、バ
レル研磨等の研磨を施し、打ち抜きバリの除去を行うよ
うにしている。しかし、打ち抜きバリを除去するまで研
磨を施すことにより、金属プレートの寸法精度を劣下さ
せてしまう虞れがある。すなわち、過剰研磨により金属
プレートの精度劣下をきたしてしまう。また、研磨を施
すことにより、金属プレートの加工コストの上昇を招い
てしまう。
レートにあっては、金属材料を打ち抜き形成した後、バ
レル研磨等の研磨を施し、打ち抜きバリの除去を行うよ
うにしている。しかし、打ち抜きバリを除去するまで研
磨を施すことにより、金属プレートの寸法精度を劣下さ
せてしまう虞れがある。すなわち、過剰研磨により金属
プレートの精度劣下をきたしてしまう。また、研磨を施
すことにより、金属プレートの加工コストの上昇を招い
てしまう。
【0021】そこで、本発明は、金属材料を打ち抜き折
曲したままの金属プレート等の磁性板をディスク基板に
取付けた場合であっても、ディスク基板に対し安定した
状態で取付けることを可能となし、さらに、上記磁性板
をディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた場合で
あっても、ディスク基板の削れを生じさせることがな
く、良好な記録再生特性を保証できる情報信号記録用の
ディスクを構成可能となすことを目的に提案されたもの
である。
曲したままの金属プレート等の磁性板をディスク基板に
取付けた場合であっても、ディスク基板に対し安定した
状態で取付けることを可能となし、さらに、上記磁性板
をディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた場合で
あっても、ディスク基板の削れを生じさせることがな
く、良好な記録再生特性を保証できる情報信号記録用の
ディスクを構成可能となすことを目的に提案されたもの
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報信号記
録用のディスクは、上述したような目的を達成するた
め、一方の主面側の中央部に磁性板収納用の凹部を形成
したディスク基板と、立上り部を有しこの立上り部の外
周囲に載置部が形成され、上記載置部を上記凹部内の載
置面に載置して上記凹部に配設される磁性材料を打ち抜
いて形成した磁気吸引用の磁性板と、上記凹部内に配設
された上記磁性板の立上り部に当接して上記磁性板のデ
ィスク基板に対する水平方向の移動を規制する水平方向
移動規制手段と、上記凹部内に配設された上記磁性板の
載置部に当接して上記磁性板のディスク基板に対する高
さ方向の移動を規制する高さ方向移動規制手段とを備
え、上記磁性板を上記ディスク基板と上記水平方向移動
規制手段と上記高さ方向移動規制手段とで遊嵌支持して
なり、上記ディスク基板及び高さ方向移動規制手段のい
ずれか一方に上記磁性板に形成される打ち抜きバリの逃
げ部を設けるようにしたものである。
録用のディスクは、上述したような目的を達成するた
め、一方の主面側の中央部に磁性板収納用の凹部を形成
したディスク基板と、立上り部を有しこの立上り部の外
周囲に載置部が形成され、上記載置部を上記凹部内の載
置面に載置して上記凹部に配設される磁性材料を打ち抜
いて形成した磁気吸引用の磁性板と、上記凹部内に配設
された上記磁性板の立上り部に当接して上記磁性板のデ
ィスク基板に対する水平方向の移動を規制する水平方向
移動規制手段と、上記凹部内に配設された上記磁性板の
載置部に当接して上記磁性板のディスク基板に対する高
さ方向の移動を規制する高さ方向移動規制手段とを備
え、上記磁性板を上記ディスク基板と上記水平方向移動
規制手段と上記高さ方向移動規制手段とで遊嵌支持して
なり、上記ディスク基板及び高さ方向移動規制手段のい
ずれか一方に上記磁性板に形成される打ち抜きバリの逃
げ部を設けるようにしたものである。
【0023】
【作用】本発明に係る情報信号記録用のディスクにあっ
ては、ディスク基板の凹部に配設された磁性板は、立上
り部に当接する水平方向移動規制手段によりディスク基
板に対する水平方向に位置が規制されてなる。また、上
記磁性板は、載置部に当接する高さ方向移動規制手段に
よりディスク基板の凹部からの脱落が防止されてなる。
ては、ディスク基板の凹部に配設された磁性板は、立上
り部に当接する水平方向移動規制手段によりディスク基
板に対する水平方向に位置が規制されてなる。また、上
記磁性板は、載置部に当接する高さ方向移動規制手段に
よりディスク基板の凹部からの脱落が防止されてなる。
【0024】また、磁性板をディスク基板の凹部に配設
したとき、打ち抜きバリがディスク基板及び高さ方向移
動規制手段のいずれか一方に設けた逃げ部に対応するこ
とにより、上記打ち抜きバリ取付けディスク基板との接
触が防止される。
したとき、打ち抜きバリがディスク基板及び高さ方向移
動規制手段のいずれか一方に設けた逃げ部に対応するこ
とにより、上記打ち抜きバリ取付けディスク基板との接
触が防止される。
【0025】
【実施例】以下、本発明を光ディスクに適用した場合の
具体的な実施例を図面を参照して説明する。
具体的な実施例を図面を参照して説明する。
【0026】本発明が適用される光ディスク21は、図
1、図2及び図3に示すように、ポリカーボネート樹脂
等の合成樹脂を円板状に成形して形成されたディスク基
板22を備えている。このディスク基板22の一方の主
面22a側には、所望の情報信号が記録される情報信号
記録層が被着形成されている。このディスク基板22を
用いて構成される光ディスク21は、上記ディスク基板
22の情報信号記録層が被着形成される一方の主面22
aと対向する他方の主面22bを情報信号の書込み読出
し面となし、この書込み読出し面側から上記信号記録層
に光ビームを照射することによって情報信号の記録再生
が行われる。
1、図2及び図3に示すように、ポリカーボネート樹脂
等の合成樹脂を円板状に成形して形成されたディスク基
板22を備えている。このディスク基板22の一方の主
面22a側には、所望の情報信号が記録される情報信号
記録層が被着形成されている。このディスク基板22を
用いて構成される光ディスク21は、上記ディスク基板
22の情報信号記録層が被着形成される一方の主面22
aと対向する他方の主面22bを情報信号の書込み読出
し面となし、この書込み読出し面側から上記信号記録層
に光ビームを照射することによって情報信号の記録再生
が行われる。
【0027】そして、直径R1 を64mmとなす小型の
光ディスク21を構成するディスク基板22にあって
は、1.2mmの厚さT3 をもって形成されてなる。ま
た、この光ディスク21にあっては、内周側の直径32
mmの領域を除く外周側部分をもって情報信号が記録さ
れる信号記録領域部Sとしている。
光ディスク21を構成するディスク基板22にあって
は、1.2mmの厚さT3 をもって形成されてなる。ま
た、この光ディスク21にあっては、内周側の直径32
mmの領域を除く外周側部分をもって情報信号が記録さ
れる信号記録領域部Sとしている。
【0028】また、上記ディスク基板22の中心部に
は、前述したように構成されたディスク回転駆動装置1
1のディスクテーブル12側に配設されるセンタリング
部材13が係合するセンター穴23が穿設されてなる。
このセンター穴23は、ディスク基板22を貫通して穿
設され、信号記録層に同心円状又は螺旋状に形成される
記録トラックの曲率中心に中心を一致させるように形成
されている。
は、前述したように構成されたディスク回転駆動装置1
1のディスクテーブル12側に配設されるセンタリング
部材13が係合するセンター穴23が穿設されてなる。
このセンター穴23は、ディスク基板22を貫通して穿
設され、信号記録層に同心円状又は螺旋状に形成される
記録トラックの曲率中心に中心を一致させるように形成
されている。
【0029】さらに、上記ディスク基板22の他方の主
面22b側には、信号記録領域部Sとなされない非信号
記録領域部E内において、上記センター穴23を囲むよ
うにして円環状の膨出部24が一体に形成されている。
この膨出部24は、薄いディスク基板22に穿設される
センター穴23の深さを大きくなすことによって、ディ
スクテーブル12側に配設されるセンタリング部材13
の上記センター穴23に対する突出量を大きくなすこと
を可能となすものである。すなわち、上記膨出部24
は、センター穴23に係合するセンタリング部材13の
高さを十分に大きくすることを可能となし、光ディスク
21のディスクテーブル12上への装着操作時に、上記
光ディスク21とセンタリング部材13の相対移動量を
大きくなし、上記光ディスク21の回転中心を上記ディ
スクテーブル12の軸心に一致させて装着させるセンタ
リング操作を確実に行わせるように機能するものであ
る。
面22b側には、信号記録領域部Sとなされない非信号
記録領域部E内において、上記センター穴23を囲むよ
うにして円環状の膨出部24が一体に形成されている。
この膨出部24は、薄いディスク基板22に穿設される
センター穴23の深さを大きくなすことによって、ディ
スクテーブル12側に配設されるセンタリング部材13
の上記センター穴23に対する突出量を大きくなすこと
を可能となすものである。すなわち、上記膨出部24
は、センター穴23に係合するセンタリング部材13の
高さを十分に大きくすることを可能となし、光ディスク
21のディスクテーブル12上への装着操作時に、上記
光ディスク21とセンタリング部材13の相対移動量を
大きくなし、上記光ディスク21の回転中心を上記ディ
スクテーブル12の軸心に一致させて装着させるセンタ
リング操作を確実に行わせるように機能するものであ
る。
【0030】この膨出部24は、ディスク基板22の信
号記録領域が構成される主体部の厚さT3 と略同一の突
出高さH1 をもって突設され、その先端面をディスクテ
ーブル12のディスク載置面12aへの装着基準面24
aとしている。
号記録領域が構成される主体部の厚さT3 と略同一の突
出高さH1 をもって突設され、その先端面をディスクテ
ーブル12のディスク載置面12aへの装着基準面24
aとしている。
【0031】さらにまた、上記ディスク基板22の一方
の主面22a側には、センター穴23を囲んで磁気吸引
用の磁性板である金属プレート25が配設される円環状
をなす凹部26が形成されている。この凹部26は、上
記膨出部24の外周径R2 より小径であって、ディスク
基板22の主体部の厚さT3 に略等しい深さD2 に形成
されてなる。
の主面22a側には、センター穴23を囲んで磁気吸引
用の磁性板である金属プレート25が配設される円環状
をなす凹部26が形成されている。この凹部26は、上
記膨出部24の外周径R2 より小径であって、ディスク
基板22の主体部の厚さT3 に略等しい深さD2 に形成
されてなる。
【0032】このように膨出部24が設けられた位置に
対応してディスク基板22の主体部の厚さT3 に略等し
い深さD2 の金属プレート配設用の凹部26を形成する
ことにより、上記ディスク基板22の厚さT3 と略同一
の突出高さH1 をもって突出された膨出部24の肉厚
は、上記ディスク基板22の主体部の厚さT3 、すなわ
ち信号記録領域部Sが形成された部分の厚さと等しいも
のとなされる。
対応してディスク基板22の主体部の厚さT3 に略等し
い深さD2 の金属プレート配設用の凹部26を形成する
ことにより、上記ディスク基板22の厚さT3 と略同一
の突出高さH1 をもって突出された膨出部24の肉厚
は、上記ディスク基板22の主体部の厚さT3 、すなわ
ち信号記録領域部Sが形成された部分の厚さと等しいも
のとなされる。
【0033】なお、上記凹部26の金属プレート25の
載置面27となる底面部の内周側には、段部28が形成
されている。この段部28は、上記凹部26を成形する
際、金属プレート25の載置面27にバリ等の突起の発
生することを防止し、上記載置面27を平滑な面に維持
するようにするものである。
載置面27となる底面部の内周側には、段部28が形成
されている。この段部28は、上記凹部26を成形する
際、金属プレート25の載置面27にバリ等の突起の発
生することを防止し、上記載置面27を平滑な面に維持
するようにするものである。
【0034】一方、上記凹部26に収納配設される金属
プレート25は、光ディスク21の重量を重くすること
なく、また加工性を考慮して厚さtを0.4mm程度の
薄い磁性を有するステンレス板(SUSー430)等の
金属材料をプレス等で打ち抜き折曲して形成されてな
る。
プレート25は、光ディスク21の重量を重くすること
なく、また加工性を考慮して厚さtを0.4mm程度の
薄い磁性を有するステンレス板(SUSー430)等の
金属材料をプレス等で打ち抜き折曲して形成されてな
る。
【0035】ところで、上記金属プレート25は、単に
平板な円板状に形成されただけであると、ディスク基板
22の主体部の厚さT3 に略等しい深さD2 の凹部26
に収納配設されたとき、この凹部26の中心部に形成さ
れたセンター穴23の深さを浅くしてしまう。
平板な円板状に形成されただけであると、ディスク基板
22の主体部の厚さT3 に略等しい深さD2 の凹部26
に収納配設されたとき、この凹部26の中心部に形成さ
れたセンター穴23の深さを浅くしてしまう。
【0036】そこで、本発明に用いられる金属プレート
25は、外周部側に曲げ加工によって形成された立上り
部30が形成されている。この立上り部30は、金属プ
レート25が凹部26に収納配設されたとき、中央の主
面部25aがディスク基板22の一方の主面22aと面
一になるような高さに形成されている。また、上記立上
り部30の外周縁側には上記主面部25aと平行となる
上記凹部26内の載置面27への載置部となる載置片3
1が突設されている。すなわち、この金属プレート25
は、図2に示すように、全体をもって凹湾状をなす円盤
状に形成されてなる。
25は、外周部側に曲げ加工によって形成された立上り
部30が形成されている。この立上り部30は、金属プ
レート25が凹部26に収納配設されたとき、中央の主
面部25aがディスク基板22の一方の主面22aと面
一になるような高さに形成されている。また、上記立上
り部30の外周縁側には上記主面部25aと平行となる
上記凹部26内の載置面27への載置部となる載置片3
1が突設されている。すなわち、この金属プレート25
は、図2に示すように、全体をもって凹湾状をなす円盤
状に形成されてなる。
【0037】また、上記金属プレート25の外周径R3
は、凹部26の載置面27側の内周径R4 より小さく形
成されている。すなわち、金属プレート25は、載置片
31の外周縁が凹部26の立上り周面26aに接触する
ことなく収納配設し得る大きさに形成されてなるもので
あって、上記凹部26内に収納配設したとき、この凹部
26の立上り周面26aと載置片31の外周縁との間に
図4に示すように所定の間隙W1 を有する大きさに形成
されてなる。
は、凹部26の載置面27側の内周径R4 より小さく形
成されている。すなわち、金属プレート25は、載置片
31の外周縁が凹部26の立上り周面26aに接触する
ことなく収納配設し得る大きさに形成されてなるもので
あって、上記凹部26内に収納配設したとき、この凹部
26の立上り周面26aと載置片31の外周縁との間に
図4に示すように所定の間隙W1 を有する大きさに形成
されてなる。
【0038】上述のように形成された金属プレート25
は、載置片31を凹部26の載置面27に載置するよう
にして、図3に示すように、上記凹部26に収納配置さ
れる。この凹部26に収納配置された金属プレート25
は、ディスク基板22の一方の主面22a側に接合配設
されるリング状をなす移動規制部材32により支持さ
れ、上記凹部26からの脱落が防止されるとともに上記
凹部26内での移動位置が規制されてディスク基板22
に取付けられてなる。このとき、金属プレート25は、
ディスク基板22に接合等されることなく移動自由な状
態で凹部26内に配設されるものである。
は、載置片31を凹部26の載置面27に載置するよう
にして、図3に示すように、上記凹部26に収納配置さ
れる。この凹部26に収納配置された金属プレート25
は、ディスク基板22の一方の主面22a側に接合配設
されるリング状をなす移動規制部材32により支持さ
れ、上記凹部26からの脱落が防止されるとともに上記
凹部26内での移動位置が規制されてディスク基板22
に取付けられてなる。このとき、金属プレート25は、
ディスク基板22に接合等されることなく移動自由な状
態で凹部26内に配設されるものである。
【0039】そして、金属プレート25を支持する移動
規制部材32は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を
成形して形成されてなるものであって、図2及び図3に
示すように、凹部26内に収納配設された金属プレート
25の立上り部30と上記凹部26の立上り周面26a
との間に嵌合されるリング状をなす移動規制体33を有
し、この移動規制体33の基端側の外周囲に凹部26の
開口端側周縁に係止される鍔部34を突設して構成され
てなる。この移動規制部材32は、凹部26内に配設さ
れた金属プレート25の立上り部30と凹部26の立上
り周面26aとの間に移動規制体33を嵌合させ、鍔部
34を凹部26の開口端側周縁であるディスク基板22
の一方の主面22aに接着剤を用いて接合することによ
って図3に示すようにディスク基板22に取付けられて
なる。
規制部材32は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を
成形して形成されてなるものであって、図2及び図3に
示すように、凹部26内に収納配設された金属プレート
25の立上り部30と上記凹部26の立上り周面26a
との間に嵌合されるリング状をなす移動規制体33を有
し、この移動規制体33の基端側の外周囲に凹部26の
開口端側周縁に係止される鍔部34を突設して構成され
てなる。この移動規制部材32は、凹部26内に配設さ
れた金属プレート25の立上り部30と凹部26の立上
り周面26aとの間に移動規制体33を嵌合させ、鍔部
34を凹部26の開口端側周縁であるディスク基板22
の一方の主面22aに接着剤を用いて接合することによ
って図3に示すようにディスク基板22に取付けられて
なる。
【0040】ところで、金属プレート25の立上り部3
0と凹部26の立上り周面26aとの間に嵌合される移
動規制体33は、図4に示すように、立上り部30と対
向する内周面をもって金属プレート25の水平方向移動
規制部35となし、載置片31と対向する先端面をもっ
て金属プレート25の高さ方向移動規制部36となして
いる。すなわち、立上り部30と対向する内周面をもっ
て構成される水平方向移動規制部35は、金属プレート
25が凹部26内で図3中矢印X方向のディスク基板2
2の主面と平行な方向の水平方向に移動したときに立上
り部30と当接して上記金属プレート25の水平方向の
移動を規制するものである。また、載置片31と対向す
る先端面をもって構成される高さ方向方向規制部36
が、金属プレート25が凹部26内で図3中矢印Y方向
のディスク基板22の厚さ方向の高さ方向に移動したと
きに載置片31と当接して上記金属プレート25の高さ
方向の移動を規制するものである。
0と凹部26の立上り周面26aとの間に嵌合される移
動規制体33は、図4に示すように、立上り部30と対
向する内周面をもって金属プレート25の水平方向移動
規制部35となし、載置片31と対向する先端面をもっ
て金属プレート25の高さ方向移動規制部36となして
いる。すなわち、立上り部30と対向する内周面をもっ
て構成される水平方向移動規制部35は、金属プレート
25が凹部26内で図3中矢印X方向のディスク基板2
2の主面と平行な方向の水平方向に移動したときに立上
り部30と当接して上記金属プレート25の水平方向の
移動を規制するものである。また、載置片31と対向す
る先端面をもって構成される高さ方向方向規制部36
が、金属プレート25が凹部26内で図3中矢印Y方向
のディスク基板22の厚さ方向の高さ方向に移動したと
きに載置片31と当接して上記金属プレート25の高さ
方向の移動を規制するものである。
【0041】そして、水平方向移動規制部35を構成す
る移動規制体33の金属プレート25の立上り部30の
外周面と対向する内周面側の径R5 は、図4に示すよう
に、凹部26の立上り周面26aと金属プレート25の
載置片31の外周縁との間に構成される間隙W1 より小
さな間隙W2 が立上り部30の外周面との間に構成され
るように形成されてなる。すなわち、移動規制体33の
内周面側の径R5 は、立上り部30の外周径R6 との差
が、凹部26の載置面27側の内周径R4 と金属プレー
ト25の外周径R3 の差より小さくなる大きさとなされ
ている。移動規制体33の内周面側の径R5 を上述のよ
うな大きさとなすことにより、金属プレート25が水平
方向に移動したとき、載置片31の先端面と凹部26の
立上り周面26aとの接触が規制される。
る移動規制体33の金属プレート25の立上り部30の
外周面と対向する内周面側の径R5 は、図4に示すよう
に、凹部26の立上り周面26aと金属プレート25の
載置片31の外周縁との間に構成される間隙W1 より小
さな間隙W2 が立上り部30の外周面との間に構成され
るように形成されてなる。すなわち、移動規制体33の
内周面側の径R5 は、立上り部30の外周径R6 との差
が、凹部26の載置面27側の内周径R4 と金属プレー
ト25の外周径R3 の差より小さくなる大きさとなされ
ている。移動規制体33の内周面側の径R5 を上述のよ
うな大きさとなすことにより、金属プレート25が水平
方向に移動したとき、載置片31の先端面と凹部26の
立上り周面26aとの接触が規制される。
【0042】また、上記移動規制体33は、ディスク基
板22の凹部26に嵌合されたとき、図4に示すよう
に、先端の高さ方向移動規制部36が金属プレート25
の載置片31に接触することなく、この載置片31との
間に僅かの間隙W3 を保持するに足る高さH2 をもって
形成されている。
板22の凹部26に嵌合されたとき、図4に示すよう
に、先端の高さ方向移動規制部36が金属プレート25
の載置片31に接触することなく、この載置片31との
間に僅かの間隙W3 を保持するに足る高さH2 をもって
形成されている。
【0043】上述したように、移動規制部材32は、金
属プレート25の立上り部30との間に間隙W2 を有し
て上記金属プレート25の水平方向の移動を規制する水
平方向移動規制部35及び載置片31との間に間隙W3
を保持して上記金属プレート25の高さ方向の移動を規
制する高さ方向移動規制部36を備えた移動規制体33
により、上記金属プレート25のディスク基板22への
支持を行っているので、上記金属プレート25は、ディ
スク基板22に対し遊離された状態で取付けられてな
る。従って、熱膨張率を大きく異にする合成樹脂製のデ
ィスク基板22と金属プレート25が、外部環境温度の
変化により伸縮膨張した場合であっても互いに影響を及
ぼすことが防止され、ディスク基板22に歪みを生じさ
せることもない。
属プレート25の立上り部30との間に間隙W2 を有し
て上記金属プレート25の水平方向の移動を規制する水
平方向移動規制部35及び載置片31との間に間隙W3
を保持して上記金属プレート25の高さ方向の移動を規
制する高さ方向移動規制部36を備えた移動規制体33
により、上記金属プレート25のディスク基板22への
支持を行っているので、上記金属プレート25は、ディ
スク基板22に対し遊離された状態で取付けられてな
る。従って、熱膨張率を大きく異にする合成樹脂製のデ
ィスク基板22と金属プレート25が、外部環境温度の
変化により伸縮膨張した場合であっても互いに影響を及
ぼすことが防止され、ディスク基板22に歪みを生じさ
せることもない。
【0044】ところで、本発明に係る金属プレート25
は、金属材料をプレス等で打ち抜いて形成されてなるの
で、金属材料の打ち抜き方向に応じて打ち抜き周縁であ
る載置片31の外周縁に打ち抜きバリ37が発生する。
この打ち抜きバリ37は、金属材料を打ち抜く際の打ち
抜き方向に応じて発生するものであって、例えば、金属
材料を載置片31側から立上り部30方向に向かう図5
中矢印A方向に打ち抜いて金属プレート25を形成した
場合には、載置片31の外周縁であって厚さ方向の上縁
側に形成される。
は、金属材料をプレス等で打ち抜いて形成されてなるの
で、金属材料の打ち抜き方向に応じて打ち抜き周縁であ
る載置片31の外周縁に打ち抜きバリ37が発生する。
この打ち抜きバリ37は、金属材料を打ち抜く際の打ち
抜き方向に応じて発生するものであって、例えば、金属
材料を載置片31側から立上り部30方向に向かう図5
中矢印A方向に打ち抜いて金属プレート25を形成した
場合には、載置片31の外周縁であって厚さ方向の上縁
側に形成される。
【0045】そこで、本発明にあっては、図2及び図4
に示すように、金属プレート25の載置片31の支持を
行う移動規制体33の高さ方向移動規制部36の上記打
ち抜きバリ37と対向する部分である移動規制体33の
先端側の外周面を切り欠いて打ち抜きバリ37の逃げ部
38を形成してなる。この逃げ部38は、載置片31が
高さ方向移動規制部36に当接した場合であっても、打
ち抜きバリ37が高さ方向移動規制部36に接触しない
深さD3 をもってリング状に形成されてなる。
に示すように、金属プレート25の載置片31の支持を
行う移動規制体33の高さ方向移動規制部36の上記打
ち抜きバリ37と対向する部分である移動規制体33の
先端側の外周面を切り欠いて打ち抜きバリ37の逃げ部
38を形成してなる。この逃げ部38は、載置片31が
高さ方向移動規制部36に当接した場合であっても、打
ち抜きバリ37が高さ方向移動規制部36に接触しない
深さD3 をもってリング状に形成されてなる。
【0046】また、金属材料を立上り部30側から載置
片31方向に向かう図6中矢印B方向に打ち抜いて金属
プレート25を形成した場合には、載置片31の外周縁
であって厚さ方向の下縁側に形成される。
片31方向に向かう図6中矢印B方向に打ち抜いて金属
プレート25を形成した場合には、載置片31の外周縁
であって厚さ方向の下縁側に形成される。
【0047】図6に示すような方向から金属材料を打ち
抜いて形成される金属プレート25を用いる場合には、
打ち抜きバリ37は凹部26の載置面27側に突出する
ことになる。この金属プレート25を用いる場合には、
図7に示すように、打ち抜きバリ37が対向する載置面
27の外周部に逃げ部48を形成する。この場合にあっ
ても、上記逃げ部48は、載置片31が載置面27に載
置された状態で打ち抜きバリ37が凹部26の底面側に
接触し得ない深さD4 をもって載置面27の外周側にリ
ング状に形成されてなる。
抜いて形成される金属プレート25を用いる場合には、
打ち抜きバリ37は凹部26の載置面27側に突出する
ことになる。この金属プレート25を用いる場合には、
図7に示すように、打ち抜きバリ37が対向する載置面
27の外周部に逃げ部48を形成する。この場合にあっ
ても、上記逃げ部48は、載置片31が載置面27に載
置された状態で打ち抜きバリ37が凹部26の底面側に
接触し得ない深さD4 をもって載置面27の外周側にリ
ング状に形成されてなる。
【0048】ところで、ディスク基板22の凹部26に
配置された金属プレート25は、水平方向移動規制部3
5により載置片31の先端面と凹部26の立上り周面2
6aとの接触が規制されてなるので、上記各逃げ部3
8,48は、打ち抜きバリ37の突出方向にこの打ち抜
きバリ37の高さより深い深さを有する切欠き部又は溝
部として形成するだけで足る。
配置された金属プレート25は、水平方向移動規制部3
5により載置片31の先端面と凹部26の立上り周面2
6aとの接触が規制されてなるので、上記各逃げ部3
8,48は、打ち抜きバリ37の突出方向にこの打ち抜
きバリ37の高さより深い深さを有する切欠き部又は溝
部として形成するだけで足る。
【0049】上述の実施例では、金属プレート25は、
ディスク基板22と別体の移動規制部材32を介して上
記ディスク基板22に取付けられているが、本発明は、
金属プレート25が収納される凹部26の周縁の一部若
しくは全周を熱変形させ、この熱変形されて上記凹部2
6の内方に突出した部分をもって上記金属プレート25
の凹部26からの脱落を防止するように構成した光ディ
スク21にも適用できるものである。
ディスク基板22と別体の移動規制部材32を介して上
記ディスク基板22に取付けられているが、本発明は、
金属プレート25が収納される凹部26の周縁の一部若
しくは全周を熱変形させ、この熱変形されて上記凹部2
6の内方に突出した部分をもって上記金属プレート25
の凹部26からの脱落を防止するように構成した光ディ
スク21にも適用できるものである。
【0050】この例の場合、凹部26の周縁の熱変形さ
れる部分は、図8に示すように、凹部26内に配設され
た金属プレート25の載置片31上に突出され、この載
置片31の支持を行って金属プレート25の凹部26で
の上下方向の移動を規制するとともに上記凹部26内か
らの脱落を防止する高さ方向移動規制部56となる。こ
の高さ方向移動規制部56は、金属プレート25の載置
片31を固定支持しないように、この載置片31に接触
することなく僅かの間隙を保持するようにして凹部26
の周縁が熱変形されて形成されてなる。
れる部分は、図8に示すように、凹部26内に配設され
た金属プレート25の載置片31上に突出され、この載
置片31の支持を行って金属プレート25の凹部26で
の上下方向の移動を規制するとともに上記凹部26内か
らの脱落を防止する高さ方向移動規制部56となる。こ
の高さ方向移動規制部56は、金属プレート25の載置
片31を固定支持しないように、この載置片31に接触
することなく僅かの間隙を保持するようにして凹部26
の周縁が熱変形されて形成されてなる。
【0051】また、センター穴23の周縁には、上記凹
部26内に配設される金属プレート25の立上り部30
の内周側と当接することによって、上記金属プレート2
5のディスク基板22の主面と平行な方向の水平方向の
移動を規制する水平方向移動規制部55が立上り形成さ
れている。この水平方向移動規制部55は、センター穴
23の周縁にリング状に立上り周壁を形成することによ
って構成されてなる。
部26内に配設される金属プレート25の立上り部30
の内周側と当接することによって、上記金属プレート2
5のディスク基板22の主面と平行な方向の水平方向の
移動を規制する水平方向移動規制部55が立上り形成さ
れている。この水平方向移動規制部55は、センター穴
23の周縁にリング状に立上り周壁を形成することによ
って構成されてなる。
【0052】上記リング状に形成されてなる水平方向移
動規制部55の金属プレート25の立上り部30の内周
面と対向する外周面側の径は、凹部26の立上り周面2
6aと金属プレート25の載置片31の外周縁との間に
構成される間隙W1 より小さな間隙W4 が立上り部30
の内周面との間に構成されるように形成されてなる。す
なわち、前述した例のものと同様に、金属プレート25
が水平方向に移動したとき、載置片31の先端面と凹部
26の立上り周面26aとの接触を規制するようになす
ためである。
動規制部55の金属プレート25の立上り部30の内周
面と対向する外周面側の径は、凹部26の立上り周面2
6aと金属プレート25の載置片31の外周縁との間に
構成される間隙W1 より小さな間隙W4 が立上り部30
の内周面との間に構成されるように形成されてなる。す
なわち、前述した例のものと同様に、金属プレート25
が水平方向に移動したとき、載置片31の先端面と凹部
26の立上り周面26aとの接触を規制するようになす
ためである。
【0053】ところで、凹部26の周縁を熱変形させて
高さ方向移動規制部56を形成するようにしたものにあ
っては、この高さ方向移動規制部56の載置片31と対
応する面側に金属プレート25に生ずる打ち抜きバリ3
7を逃がすための溝や切欠きを形成することが極めて困
難である。そこで、金属プレート25に生ずる打ち抜き
バリ37を逃がす逃げ部58は、形成が容易なように図
8に示すように載置面27の外周部に形成されてなる。
そのため、この例の光ディスク21に用いられる金属プ
レート25は、打ち抜きバリ37が載置片31の外周縁
であって厚さ方向の下縁側に形成されるように、図6に
示すように、金属材料を立上り部30側から載置片31
方向に向かって打ち抜いたものが用いられる。
高さ方向移動規制部56を形成するようにしたものにあ
っては、この高さ方向移動規制部56の載置片31と対
応する面側に金属プレート25に生ずる打ち抜きバリ3
7を逃がすための溝や切欠きを形成することが極めて困
難である。そこで、金属プレート25に生ずる打ち抜き
バリ37を逃がす逃げ部58は、形成が容易なように図
8に示すように載置面27の外周部に形成されてなる。
そのため、この例の光ディスク21に用いられる金属プ
レート25は、打ち抜きバリ37が載置片31の外周縁
であって厚さ方向の下縁側に形成されるように、図6に
示すように、金属材料を立上り部30側から載置片31
方向に向かって打ち抜いたものが用いられる。
【0054】この例のものにあっても、金属プレート2
5をディスク基板22に対す遊嵌支持させながら上記金
属プレート25の外周縁に生じる打ち抜きバリ35のデ
ィスク基板22に対する接触を規制することができる。
5をディスク基板22に対す遊嵌支持させながら上記金
属プレート25の外周縁に生じる打ち抜きバリ35のデ
ィスク基板22に対する接触を規制することができる。
【0055】なお、本発明に用いられる金属プレート2
5にあっては、載置片31の周縁以外の例えば主面部2
5a等に打ち抜きバリが発生しないことが望ましいもの
であるので、上記主面部25aに打ち抜き孔等を穿設す
ることなく打ち抜き形成されたものが用いることが望ま
しい。
5にあっては、載置片31の周縁以外の例えば主面部2
5a等に打ち抜きバリが発生しないことが望ましいもの
であるので、上記主面部25aに打ち抜き孔等を穿設す
ることなく打ち抜き形成されたものが用いることが望ま
しい。
【0056】なお、上述の実施例では、本発明を光ディ
スク21に適用した例を挙げて説明したが、ディスク基
板を構成する材料とは材料を異にする金属材料等の磁性
材料の打ち抜いて形成される磁性板を備えるディスクに
広く適用し、上記光ディスク21に提要した場合と同様
の作用効果を実現できるものである。
スク21に適用した例を挙げて説明したが、ディスク基
板を構成する材料とは材料を異にする金属材料等の磁性
材料の打ち抜いて形成される磁性板を備えるディスクに
広く適用し、上記光ディスク21に提要した場合と同様
の作用効果を実現できるものである。
【0057】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る情報信号
記録用のディスクは、ディスク基板の凹部に配設された
磁性板をディスク基板に接着することなく水平方向移動
規制手段及び高さ方向移動規制手段により移動位置を規
制して上記ディスク基板に取付け、且つ上記磁性板に生
ずる打ち抜きバリの逃げ部を設け、上記打ち抜きバリの
ディスク基板等への接触を規制してなるので、金属材料
を打ち抜き折曲したままの金属プレート等の磁性板をデ
ィスク基板に取付けた場合であっても、ディスク基板に
対し安定した状態で取付けることを可能となす。
記録用のディスクは、ディスク基板の凹部に配設された
磁性板をディスク基板に接着することなく水平方向移動
規制手段及び高さ方向移動規制手段により移動位置を規
制して上記ディスク基板に取付け、且つ上記磁性板に生
ずる打ち抜きバリの逃げ部を設け、上記打ち抜きバリの
ディスク基板等への接触を規制してなるので、金属材料
を打ち抜き折曲したままの金属プレート等の磁性板をデ
ィスク基板に取付けた場合であっても、ディスク基板に
対し安定した状態で取付けることを可能となす。
【0058】特に、金属材料を打ち抜いたままの磁性板
をディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた場合で
あっても、打ち抜きバリのディスク基板等への接触が規
制されてなるので、ディスク基板等の削れを生じさせる
ことがなく、良好な記録再生特性を保証できる情報信号
記録用のディスクを構成可能となす。
をディスク基板に対し遊離させた状態で取付けた場合で
あっても、打ち抜きバリのディスク基板等への接触が規
制されてなるので、ディスク基板等の削れを生じさせる
ことがなく、良好な記録再生特性を保証できる情報信号
記録用のディスクを構成可能となす。
【0059】さらに、磁性板は、磁性材料を打ち抜き折
曲したままの状態で用いることができ、研磨等を行う必
要がないので、高精度に且つ安価に製造することが可能
となる。
曲したままの状態で用いることができ、研磨等を行う必
要がないので、高精度に且つ安価に製造することが可能
となる。
【図1】本発明に係る光ディスクの上面側からの斜視図
である。
である。
【図2】本発明に係る光ディスクの分解斜視図である。
【図3】上記光ディスクの横断面図である。
【図4】上記光ディスクの部分拡大断面図である。
【図5】上記光ディスクに用いられる金属プレートに生
ずる打ち抜きバリの発生状態を示す上記金属プレートの
部分拡大断面図である。
ずる打ち抜きバリの発生状態を示す上記金属プレートの
部分拡大断面図である。
【図6】上記金属プレートに生ずる打ち抜きバリの発生
状態のたの例を示す上記金属プレートの部分拡大断面図
である。
状態のたの例を示す上記金属プレートの部分拡大断面図
である。
【図7】本発明に係る光ディスクの他の例を示す部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】本発明に係る光ディスクのさらに他の例を示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図9】従来の光ディスクをディスクテーブル上にクラ
ンプさせた状態の断面図である。
ンプさせた状態の断面図である。
【図10】上記従来の光ディスクの部分拡大断面図であ
る。
る。
21 光ディスク 22 ディスク基板 23 センター穴 24 膨出部 25 金属プレート 26 凹部 27 載置面 30 金属プレートの立上り部 31 金属プレートの載置片 32 移動規制部材 35,55 水平方向移動規制部 36,56 高さ方向移動規制部 37 打ち抜きバリ 38,48 逃げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−219475(JP,A) 特開 平2−37584(JP,A) 特開 昭62−184674(JP,A) 特開 平5−314541(JP,A) 特開 平6−4908(JP,A) ラジオ技術,第45巻第12号(平成3− 12−12)P.152−155 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00 601 G11B 7/24
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の主面側の中央部に磁性板収納用の
凹部を形成したディスク基板と、 立上り部を有しこの立上り部の外周囲に載置部が形成さ
れ、上記載置部を上記凹部内の載置面に載置して上記凹
部に配設される磁性材料を打ち抜いて形成した磁気吸引
用の磁性板と、 上記凹部内に配設された上記磁性板の立上り部に当接し
て上記磁性板のディスク基板に対する水平方向の移動を
規制する水平方向移動規制手段と、 上記凹部内に配設された上記磁性板の載置部に当接して
上記磁性板のディスク基板に対する高さ方向の移動を規
制する高さ方向移動規制手段とを備え、上記磁性板を上記ディスク基板と上記水平方向移動規制
手段と上記高さ方向移動規制手段とで遊嵌支持してな
り、 上記ディスク基板及び高さ方向移動規制手段のいず
れか一方に上記磁性板に形成される打ち抜きバリの逃げ
部を設けてなる情報信号記録用のディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19626692A JP3237213B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 情報信号記録用のディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19626692A JP3237213B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 情報信号記録用のディスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620422A JPH0620422A (ja) | 1994-01-28 |
JP3237213B2 true JP3237213B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=16354950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19626692A Expired - Fee Related JP3237213B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 情報信号記録用のディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237213B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001006210A (ja) | 1999-06-22 | 2001-01-12 | Sony Corp | 光記録媒体及びディスクカートリッジ |
JP7183801B2 (ja) * | 2019-01-11 | 2022-12-06 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 光学装置、画像形成装置 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19626692A patent/JP3237213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ラジオ技術,第45巻第12号(平成3−12−12)P.152−155 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620422A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010904 |
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