JP3236909U - 飛沫防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定空間を囲むようにエアカーテンを形成し得る飛沫防止装置を提供する。【解決手段】所定区画A内への飛沫の飛散を防止可能な飛沫防止装置1であって、所定区画Aを囲むように周回状に配設された通風管路10と、通風管路10にエアを送気する送風ユニット20と、から成り、通風管路10には、上方へ向けエアを吐出可能なエア吐出孔12が所定間隔を空けて複数穿孔されて成り、送風ユニット20により通風管路10へ流入したエアが、エア吐出孔12から上方へ向けて吐出されることにより、所定区画Aを空気の層にて分断することが可能な手段を採る。【選択図】図1
Description
本考案は、所定区画内への飛沫の飛散を防止可能な飛沫防止装置に関する。
近年、ウイルス型感染症の発生・拡大に伴い、ソーシャルディスタンスの確保や、外出時におけるマスク着用、食事中の黙食など、飛沫感染予防策の徹底が叫ばれている。また、会社における受付・窓口や飲食店などでは、対面での飛沫防止策として、透明なパネルやビニルをテーブル上に設置するといった対策も採られている。そして、定期的に窓や扉を開放して室内の換気を行ったり、椅子やテーブルなどのアルコール除菌等も随時行ったり、さらには、空気清浄機を設置するなどの対応策も採られている。
このように、飛沫感染の予防には、マスク着用が確かに有効な手段ではあるが、複数人の食事において話す度にマスクの付け外しを幾度も行うのは煩雑であり、結果的にマスクを外したまま談笑する場面も見受けられるのが現状であって、その結果として飛沫感染拡大を抑えることが困難な状況となっている。
上記問題を解決すべく、実用新案登録第3229800号公報(特許文献1)や実用新案登録第3233733号公報(特許文献2)に記載の技術提案がなされている。すなわち、特許文献1では、送風機により垂直気流によるエアカーテンを形成し、対面環境下等における飛沫感染を防止する装置の技術提案がされている。また、特許文献2では、空気清浄機の吸い込み口及び吐き出し口にダクトを接続しエアカーテンを形成する装置の技術提案がされている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術提案では、夫々の装置から発生させるエアカーテンが、対面環境下等において必要とされる一面のみであり、多人数での使用や、テーブルに配膳された料理に対する飛沫対策といった態様が想定されておらず、とりわけ大皿に盛り付けられて各自が取り分ける様な料理に対する飛沫を防止することができない、といった問題があった。
本出願人は、飛沫防止手段として使用されるエアカーテンによる遮断効果に着目し、一面だけでなく所定区画全体をエアで遮断できないものかという着想のもと、所定空間を囲むようにエアカーテンを形成し得る装置を考案し、本考案における「飛沫防止装置」の提案に至るものである。
本考案は、上記問題に鑑み、所定空間を囲むようにエアカーテンを形成し得る装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案は、所定区画内への飛沫の飛散を防止可能な飛沫防止装置であって、所定区画を囲むように周回状に配設された通風管路と、通風管路にエアを送気する送風ユニットと、から成り、通風管路には、上方へ向けエアを吐出可能なエア吐出孔が所定間隔を空けて複数穿孔されて成り、送風ユニットにより通風管路へ流入したエアが、エア吐出孔から上方へ向けて吐出されることにより、所定区画を空気の層にて分断することが可能な手段を採用する。
また、本考案は、前記通風管路が、着脱可能な複数の通風ユニットから成り、該通風ユニットの組み合わせにより所定区画の形状及び範囲を自由に形成可能である手段を採る。
さらに、本考案は、前記通風管路が、所定形状を有するシート体の周縁内部に配設されて成る手段を採る。
本考案にかかる飛沫防止装置によれば、エア通気可能な通風管路が所定区画を囲むように周回状に配設されると共に、該通風管路には上方へ向けエアを吐出可能なエア吐出孔が所定間隔を空けて複数穿孔されていることで、対面する相手に飛沫が飛散しないだけでなく、囲まれた所定区画内への飛沫流入をも防ぐことが可能になる、といった優れた効果を奏する。
また、本考案にかかる飛沫防止装置によれば、通風管路が複数の通風ユニットから構成されることにより、所定区画の形状や範囲面積を任意に設定することが可能であって、使用目的・態様に応じて適宜通風ユニットを組み合わせることで、飛沫を防止し得る適切な所定空間を形成することが可能になる、といった優れた効果を奏する。
さらに、本考案にかかる飛沫防止装置によれば、シート体の周縁内部に通風管路が配設されることで、敷設したシート体がそのまま飛散を防止し得る所定区画として機能することとなり、しかも該シート体を柔軟性素材により成形することによって、不使用時にシート体を巻いてコンパクト化することができ、収納性及び運搬性に資する、といった優れた効果を奏する。
本考案にかかる飛沫防止装置1は、通風管路10が周回状に配設されて上方へ向けエアを吐出することで、所定区画Aを空気の層にて分断することが可能なことを最大の特徴とする。
以下、本考案にかかる飛沫防止装置1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
以下、本考案にかかる飛沫防止装置1の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本考案にかかる飛沫防止装置1は、以下に述べる実施形態に特に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法、材質等の範囲内で適宜変更することができるものである。
図1は、本考案にかかる飛沫防止装置1の第一の実施形態を示す斜視図である。また図2は、本考案にかかる飛沫防止装置1の第一の実施形態を示す説明図であり、(a)は通風管が着脱可能な複数の通風ユニット14で構成されている態様を示す斜視図、(b)は該通風ユニット14同士の接続態様を示す要部拡大図である。さらに図3は、本考案にかかる飛沫防止装置1の第二の実施形態を示す斜視図である。そして図4は、本考案にかかる飛沫防止装置1の第二の実施形態を示す説明図であり、(a)は図3におけるAA断面図、(b)はシート体30が巻かれた態様を示す使用態様図である。
本考案にかかる飛沫防止装置1は、主に通風管路10と、送風ユニット20と、で構成されている。
本考案にかかる飛沫防止装置1は、主に通風管路10と、送風ユニット20と、で構成されている。
通風管路10は、エアが通気可能な中空部を有する管状構造体であり、上方所定箇所には所定間隔を空けて複数のエア吐出孔12が穿孔されている。これにより、通風管路10の中空部内に流入したエアが、エア吐出孔12を介して上方へ向けて吐出可能となっている。通風管路10における中空部の径(断面積)を各エア吐出孔12の径(断面積)よりも大きくすることで、エア吐出孔12から上方へ吐出されるエアには圧力が伴われることとなる。かかる通風管路10は、周回状に配設されており、その囲われた範囲が所定区画Aを成す。また、該通風管路10の所定箇所には、中空部にエアを送気する送風ユニット20が接続されている。
通風管路10の具体的な構造や構成素材については、特に限定するものではなく、使用態様によって適宜決定される。通風管路10をそのまま配設する態様(図1及び図2)であれば、構造的には所定径の中空部を有する管状の構造物で成形され、素材的には銅や鉄等の金属素材やプラスチックから成る略剛性の素材が好ましい。シート体30の周縁内部に通風管路10が配設される態様(図3及び図4)であれば、構造的にはシート体30の周縁部に成形された所定径の管孔がそのまま通風管路10となり、素材的にはシート体30の素材そのものとしてゴムや塩ビ、ポリエチレン等の略柔軟性の素材が好ましい。いずれにしても、使用環境に求められる強度や屈曲性といった観点において適した構造や素材を採用すればよい。所定径
エア吐出孔12は、通風管路10の中空部内に流入したエアを上方へ吐出するための孔であって、通風管路10の上部に穿孔されている。該エア吐出孔12は、通風管路10の中空部内に流入したエアを吐出するという機能上、該中空部まで貫通して穿孔され、また、周回状に配設された通風管路10において、所定間隔を空けて複数のエア吐出孔12が穿孔されている。これにより、エア吐出孔12から上方へ向け吐出されたエアにより、通風管路10で囲まれた所定区画Aを遮断するエアカーテンが形成されることとなる。エア吐出孔12の形状や径、隣接するエア吐出孔12同士の間隔については、例えば直径4mm~5mmの略円形状に穿孔したエア吐出孔12を30mm~50mm程度の間隔で複数備える態様や、通風管路10の長手方向に対し長さ20mm・幅2mmのスリット状に穿孔したエア吐出孔12を20mm~40mm程度の間隔で複数備える態様など、種々形状・間隔を採用し得るもので、特に限定するものではない。
通風管路10をそのまま配設する態様の場合、図1に示すように、周回状を成す一本の管状構造物により所定区画Aが固定的に決定されている態様のほか、図2に示すように、複数の通風ユニット14によって構成され、該通風ユニット14を必要数だけ繋ぎ合わせて周回状に配設して通風管路10を形成し、任意の形状・範囲を成す所定区画Aを形成可能な態様を採用し得る。通風ユニット14は、所定径の中空部を有する管状の構造物であって、その形態については特に限定するものではなく、例えば図示のように、L字ユニットや直線ユニット、T字ユニット等が考えられる。これら各種形態の通風ユニット14を適宜組み合わせて繋ぎ合わせることで、最終的に周回状を成す一連の管状構造物を構成することとなる。かかる態様を採用することで、必要に応じて所定区画Aの範囲拡縮や任意形状の成形が可能となって、飛沫防止範囲の設定の自由度が向上することとなる。尚、通風ユニット14同士の接続手段について特に限定はなく、例えば図2(b)で示すように、継手を介して各通風ユニット14を螺合する態様等が考え得る。
通風管路10がシート体30の周縁内部に周回状に配設される態様の場合、図3に示すように、シート体30の周縁部に成型された管孔がそのまま通風管路10を成すため、シート体30とは別に管状を成す構造物は不要である。このとき、エア吐出孔12は、シート体30の上面から通風管路10まで略鉛直方向へ貫通する孔として穿孔される。シート体30は、その形態について特に限定はなく、とりわけ平面視におけるや大きさや形状は任意であるが、シート体30内部に通風管路10を形成し得るだけの厚みを有している。シート体30の材質についても、内部に通風管路10としての管孔を形成可能であれば特に限定するものではなく、例えば銅、鉄等の金属素材やプラスチックから成る略剛性の素材により台座・盆状に成形したり、あるいは、ゴムや塩ビ、ポリエチレン等の素材によって略柔軟性を有して成形されることとなる。尚、後者(略柔軟性の素材)によって成形されることで、不使用時に折り畳んだり、図4に示すようにシート体30を巻き丸めてコンパクト化することが可能である。尚、図示していないが、シート体30を分割状に小分けした複数のシートユニットによって構成し、通風管路10の位置を合わせながら各シートユニットを継ぎ接ぎして、最終的に周回状の通風管路10を形成する態様も可能である。かかる態様では、シートユニットの組み合わせによって任意の形状・範囲を成す所定区画Aを形成することが可能となる。
送風ユニット20は、送風機22と、送風管24にて構成されており、送風機22によって生成された速度(圧力)を伴うエアを、送風管24を経由し通風管へ送気するユニットである。すなわち、送風機22は、通風管路10へ送気するエアを生成する機器であり、また送風管24は、送風機22により生成されたエアを通風管路10へ送気する接続管である。本考案で配設される送風ユニット20の設置数については、使用態様によって適宜決定されるもので、特に限定するものではないが、例えば、周回状に配設した通風管路10で囲われた範囲(所定区画A)が広範で、通風管路10の全長が長くなる様な場合には、所定間隔を空けて複数箇所に送風ユニット20を設置する態様も可能である(図示なし)。かかる態様を採用することで、通風管路10へのエア流入量を増加させることが可能であって、エア吐出孔12から吐出するエアの吐出量を一定以上に保つことができ、安定した圧力を有するエアカーテンの形成に資することとなる。
送風機22は、速度(圧力)を伴うエアを生成する機器であって、送風管24に接続され、生成されたエアは、送風管24を介して通風管路10へ送気される。該送風機22の具体的構造については、速度(圧力)を伴うエアが生成可能な常法機器を採用すれば足り、特に限定するものではないが、エア吐出孔12から吐出されたエア圧力により有効なエアカーテンを形成すべく、例えば圧縮空気を生成し得るエアコンプレッサを使用する態様が好適である。
送風管24は、送風機22により生成されたエアを通風管路10へ送気するための中空部を有する管状体であって、基端部が送風機22と接続されると共に、先端部が通風管路10に接続されている。送風管24の構造や素材について特に限定はなく、例えば構造的には管状を成す構造物で成形され、素材的には銅や鉄等の金属素材やプラスチックから成る略剛性の素材、あるいは、ゴムや塩ビ、ポリエチレン等の略柔軟性の素材により成形される。尚、送風管24の径を通風管路10と略同径とすることで、送風されるエアの圧力損失を低減させることが可能となる。また、通風管路10と送風管24との接続構造についても、特に限定はなく、例えば螺合による接続や差込ソケットによる接続など、常法の接続手段を採用すれば足りる。
送風ユニット20には、図示していないが、風量の強弱を調整可能な機能が備えられる態様が好適である。風量調整にかかる構造としては、例えば送風機22に出力調整機能が搭載される態様や、送風管24の所定箇所に通風管路10へのエア流入量を調整可能なバルブを設け、エア吐出孔12から吐出される風量を操作する、といった態様が考え得る。
以上の構成要素により、本考案にかかる飛沫防止装置1は構成されている。すなわち、所定間隔を空けて穿孔された複数のエア吐出孔12が上部に備えられ、所定区画Aの周縁を囲むように周回状に配設された通風管路10と、該通風管路10へエアを送気する送風機22及び送風管24を備えた送風ユニット20と、により飛沫防止装置1は構成されている。
本考案にかかる飛沫防止装置1について、その使用例及び作用効果について説明する。
食卓用のテーブルT所定箇所に、通風管路10を周回状に設置する。通風管路10がシート体30内部に配設された態様の場合は、テーブルTにシート体30を拡げて設置する。このとき、通風管路10で囲われた部分が所定区画Aである。そして、通風管路10と送風管24とを接続し、使用準備が完了する。
食卓用のテーブルT所定箇所に、通風管路10を周回状に設置する。通風管路10がシート体30内部に配設された態様の場合は、テーブルTにシート体30を拡げて設置する。このとき、通風管路10で囲われた部分が所定区画Aである。そして、通風管路10と送風管24とを接続し、使用準備が完了する。
送風機22のスイッチをONにすることで、該送風機22の周辺に存する大気から速度(圧力)を伴うエアが生成される。生成されたエアは、送風機22から送風管24を経由し、通風管路10へ送られる。通風管路10へ流入したエアは、中空部を伝ってエア吐出孔12から上方へ向けて吐出され、これにより通風管路10の上方にはエアカーテンが形成される。すなわち、通風管路10で囲われた所定区画Aの上方空間には、エアカーテンによって区画外と遮断された空間が形成されることとなり、区画外から飛散してくる飛沫はエアカーテンに巻き込まれて上昇され、所定区画A内への侵入を防ぐことができる。よって、例えばテーブルTに料理が盛り付けられた大皿を配膳する際、通風管路10で囲われた所定区画A内に配置することで、料理への飛沫飛散を防ぎ、安全・清潔な料理の取り分けに資することとなる。
以上、本考案にかかる飛沫防止装置1の基本的構成態様、使用例及び作用効果について説明したが、本考案は、上記した実施形態や図面に示す構成態様に限定されるものではない。
例えば、所定区画Aの周縁を囲む通風管路10を二重に配設することで、エアカーテンも二重に形成される態様や、所定区画Aに対してコの字型のように一乃至複数の辺を欠いた状態に通風管を配設する態様も可能である。
また、使用しないエア吐出孔12を、任意で閉塞し得る態様も考え得る。この態様を採ることで、必要のないエアの吐出を減少させ、エアカーテンを構成するエアの消費量及び圧力損失の低減に資する、といった効果が期待できる。
さらに、所定区画Aの幅を狭めることで、通風管路10は、周回状でありながら実質的には直線状に二重に配設される態様となり、かかる態様を採用することで、対面間における飛沫防止装置1として使用することが可能であって、例えばカウンターにおける対面での料理の受け渡しの場面などでの飛沫防止効果が期待できる。
例えば、所定区画Aの周縁を囲む通風管路10を二重に配設することで、エアカーテンも二重に形成される態様や、所定区画Aに対してコの字型のように一乃至複数の辺を欠いた状態に通風管を配設する態様も可能である。
また、使用しないエア吐出孔12を、任意で閉塞し得る態様も考え得る。この態様を採ることで、必要のないエアの吐出を減少させ、エアカーテンを構成するエアの消費量及び圧力損失の低減に資する、といった効果が期待できる。
さらに、所定区画Aの幅を狭めることで、通風管路10は、周回状でありながら実質的には直線状に二重に配設される態様となり、かかる態様を採用することで、対面間における飛沫防止装置1として使用することが可能であって、例えばカウンターにおける対面での料理の受け渡しの場面などでの飛沫防止効果が期待できる。
さらには、エア吐出孔12から吐出されたエア及び飛沫を含んだ周辺大気を吸入器によって吸入し、外部等へ排出可能な吸入ユニットが備えられる態様も考え得る。吸入ユニットの大きさや吸入方法について特に限定はないが、エア吐出孔12から吐出されるエアは、上方に向かって徐々に略円錐状に拡散するため、所定区画Aよりも広い吸入ユニットや、フード状の吸入部を備える態様が好ましい。また、吸入後の大気は、配管等を経由し所定箇所にて排出されることとなるが、塵埃フィルタや除菌ライト等を経由させることにより清浄なエアとすることが可能であり、該清浄なエアを送風ユニット20へ送気しエアカーテン用のエアとして循環させる態様が好適である。
以上の通り、本考案にかかる飛沫防止装置1によれば、エアを通気可能な通風管路10が所定区画Aを囲むように周回状に配設されると共に、該通風管路10には上方へ向けエアを吐出可能なエア吐出孔12が所定間隔を空けて複数穿孔されていることで、対面する相手に飛沫が飛散しないだけでなく、囲まれた所定区画A内への飛沫流入をも防ぐことが可能であって、飛沫感染対策として有効である。
本考案は、飛沫感染を原因とする感染症対策として有用であり、実施例としてあげた食卓用のテーブルのみならず、いわゆるビュッフェ等のセルフサービス形式における盛り付け皿の載置テーブルに使用することもでき、さらには、所定区画内から所定区画外への飛沫感染を防止する目的として、感染症患者が使用するベッドや空間等を囲むように通風管路を配設する、といった応用も可能である。したがって、本考案にかかる「飛沫防止装置」の産業上の利用可能性は大であると思料する。
1 飛沫防止装置
10 通風管路
12 エア吐出孔
14 通風ユニット
20 送風ユニット
22 送風機
24 送風管
30 シート体
A 所定区画
T テーブル
10 通風管路
12 エア吐出孔
14 通風ユニット
20 送風ユニット
22 送風機
24 送風管
30 シート体
A 所定区画
T テーブル
Claims (3)
- 所定区画内への飛沫の飛散を防止可能な飛沫防止装置であって、
所定区画を囲むように周回状に配設された通風管路と、通風管路にエアを送気する送風ユニットと、から成り、
通風管路には、上方へ向けエアを吐出可能なエア吐出孔が所定間隔を空けて複数穿孔されて成り、
送風ユニットにより通風管路へ流入したエアが、エア吐出孔から上方へ向けて吐出されることにより、所定区画を空気の層にて分断することが可能なことを特徴とする飛沫防止装置。 - 前記通風管路が、着脱可能な複数の通風ユニットから成り、該通風ユニットの組み合わせにより所定区画の形状及び範囲を自由に形成可能であることを特徴とする請求項1に記載の飛沫防止装置。
- 前記通風管路が、所定形状を有するシート体の周縁内部に配設されて成ることを特徴とする請求項1に記載の飛沫防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000269U JP3236909U (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 飛沫防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000269U JP3236909U (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 飛沫防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3236909U true JP3236909U (ja) | 2022-03-29 |
Family
ID=80843993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022000269U Active JP3236909U (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 飛沫防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3236909U (ja) |
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2022
- 2022-01-31 JP JP2022000269U patent/JP3236909U/ja active Active
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