JP3236784U - 串焼きコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】焼串を回転させる手間を省き、炭を有効に使用することのできる串焼きコンロを提供する。【解決手段】複数の焼串を加熱する炭を載せる炭皿11と、炭皿の上方に配置される複数の焼串の両端部を支持する焼串支持部211を有する串置き板21と、串置き板を所定の高さに保持する枠体31とを備え、焼串の端部には回転係止手段が設けられるとともに、串置き板には回転係止手段としての歯車511が係合し、焼串支持部に対して水平方向に相対移動可能に構成された係合部212が設けられ、串置き板の係合部を焼串支持部に対して水平往復動させることにより、焼串を軸の周方向に回転させる第1駆動源と、炭皿の下方に配置され、炭皿を上下させる第2駆動源とを備える串焼きコンロである。【選択図】図1

Description

本考案は、串焼きコンロに関する。
串焼きコンロは、肉または野菜等の食材を串(「焼串」と呼ばれる)に刺し通した状態で火にかけ、調理するものである。串焼きコンロに使用される熱源は、バーナであってもよいし、炭であってもよい。串焼きコンロにより食材の均一な焼き加減を求めるには、焼串を回転させ、食材を満遍なく加熱する必要がある。さらに、炭を熱源とする場合は、時間の経過とともに炭が小さくなって、火力が弱まるため、適宜に新たな炭を追加して、火力を補う必要がある。
特許文献1には、焼串保持棒に焼串を装着し、この焼串保持棒の基端部に設けられたスプロケットホイールをチェーンに係合させ、回転させることで、調理の際に焼串の位置を一定に保ちながら、焼串を自動的に回転させるように構成された串焼きコンロが開示されている。
特許第4082504号公報
しかし、前掲特許文献1に記載の串焼きコンロは、焼串を回転させることで、食材を全面に亘って均一に加熱することが可能である一方で、焼串の位置、つまり、焼串ないし食材と熱源である炭との距離が一定に保たれることから、炭の消費が進み、火力に不足が生じた際に、新たな炭を追加する以外に対処法がなく、作業が繁雑となり、手間がかかるという点に懸念がある。
さらに、火力の不足を追加の炭で補うことから、小さくなった炭を使い切ることが困難であるという点においても改善の余地が残る。
このような実情に鑑み、本考案は、焼串を人手により回転させる手間を省くだけでなく、炭を有効に使用することのできる串焼きコンロを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、複数の焼串を加熱する炭を載せる炭皿と、炭皿の上方に配置される複数の焼串の両端部を支持する焼串支持部を有する串置き板と、串置き板を所定の高さに保持する枠体とを備える串焼きコンロであって、焼串の端部には回転係止手段が設けられるとともに、串置き板には回転係止手段が係合し、焼串支持部に対して水平方向に相対移動可能に構成された係合部が設けられ、串置き板の係合部を焼串支持部に対して水平往復動させることにより、焼串を軸の周方向に回転させる第1駆動源と、炭皿の下方に配置され、炭皿を上下させる第2駆動源とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の考案にあっては、第1駆動源が焼串回転機構を構成し、焼串回転機構は、第1駆動源として、第1電気モータを備えるとともに、第1電気モータにより回転駆動されるカム板と、カム板に連結され、カム板の回転に連動して水平方向に揺動可能に構成されたアームと、アームに連結され、アームの揺動に連動して往復水平動可能に構成された操作片とを備え、操作片は、枠体に対して相対的に往復水平動可能に、係合部に接合され、回転係止手段は、歯車であるとともに、係合部は、歯車が係合可能に形成された複数の連続する孔部を有することを特徴とする。
請求項3に記載の考案にあっては、枠体が平面長方形状に形成されるとともに、炭皿が上方に向けて開口する平面長方箱状に形成され、串置き板は、焼串支持部および係合部を枠体の幅方向両端部に有するとともに、焼串支持部および係合部は、枠体の長さ方向に沿って配置され、係合部において、複数の孔部は、枠体の長さ方向に沿って連設され、複数の焼串は、長さ方向に互いに間隔を空けて配置され、焼串回転機構が作動した場合に、複数の焼串は、係合部の長さ方向における往復動に従って当該焼串の軸の周方向に往復回転することを特徴とする。
請求項4に記載の考案にあっては、第2駆動源が炭皿昇降機構を構成し、炭皿昇降機構は、第2駆動源として、第2電気モータを備えるとともに、炭皿の下方に配置され、第2電気モータにより当該第2電気モータの出力軸を中心として回転駆動される第1操作ロッドと、炭皿の下方において、出力軸と平行な軸を中心として回転可能に配置された第2操作ロッドと、第1操作ロッドおよび第2操作ロッドの間に設けられた動力伝達機構とを備え、動力伝達機構は、第1操作ロッドに取り付けられた駆動ホイール部と、第2操作ロッドに取り付けられた従動ホイール部と、駆動ホイール部および従動ホイール部の間に巻き掛けられた動力伝達媒体とを有し、第1および第2操作ロッドのそれぞれは、中央部がコ字状に形成され、回転中心軸から径方向に離れた位置に、当該ロッドの回転に伴って炭皿の底面部に当接して、炭皿を押上可能な操作部を有することを特徴とする。
請求項5に記載の考案にあっては、使用者によりオンまたはオフ可能に構成され、オン操作により第2電気モータを回転させ、オン操作の解除により第2電気モータを停止させる作動ボタンを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、串焼きによる調理の際に、第1駆動源により串置き板の係合部を焼串支持部に対して往復水平動させ、焼串を軸の周方向に回転させることで、焼串を人手により回転させる手間を省くことが可能となり、焼串を回すのに要する労力を他の作業に振り向け、作業効率の改善を図ることができる。ここで、串置き板において、焼串支持部により複数の焼串を支持可能とすることで、焼串を一本ずつ回転させる必要がなく、より便利である。さらに、炭の消費が進み、火力に不足が生じた際に、第2駆動源により炭皿を上昇させ、炭を食材に近付けることで、炭の追加に頼らずに、調理に必要な熱量を確保することが可能となり、小さくなった炭をも有効に活用して、炭の節約しながら調理を行うことができる。
請求項2に記載の考案によれば、第1電気モータが回転すると、カム板の動作(つまり、回転)を介してアームが水平方向に揺動し、操作片が往復水平動を行う。ここで、操作片が係合部に接合され、係合部が複数の連続する孔部を有するとともに、これら複数の孔部が回転係止手段である歯車に係合可能であることで、操作片の往復水平動に従って、串置き板の係止部(つまり、複数の孔部)が焼串支持部に対して相対的に往復水平動を行うことで、複数の孔部に係合する歯車が回転し、焼串が回転する。このように、焼串回転機構を比較的簡素かつ部品点数の少ない構成で実現可能であるとともに、操作片により動かす対象を係合部とし、焼串支持部については枠体および炭皿に対する水平方向位置を一定に保持することで、炭と食材との位置関係が維持されるので、加熱が安定し、良好な調理を実現することができる。
請求項3に記載の考案によれば、枠体が平面長方形状であり、炭皿が平面長方箱状であることで、枠体の長さ方向に沿って並べることのできる焼串の数を増やし、それらの焼串を一度に加熱することが可能となり、調理のより一層の省力化を図ることができる。そして、このような効果に併せ、焼串支持部および係合部が枠体の幅方向両端部に備わることで、焼串支持部により焼串を確実に支持するとともに、係合部により焼串をその向きによらずに回転させることが可能となり、食材の形状に応じて適宜に焼串の向きを入れ替え、一度に調理する食材の量を増やし、作業効率の更なる向上を図ることができる。
請求項4に記載の考案によれば、第2電気モータが回転すると、第1操作ロッドが回転し、これに付随して第2操作ロッドも回転する。そして、第1および第2ロッドの回転に伴ってそれぞれの中央部に備わる操作部が炭皿の底面部に当接し、炭皿を上方に押し上げることで、炭皿が上昇する。このように、炭皿昇降機構を比較的簡素な構成で実現可能であるとともに、第2電気モータの回転量の制御により、炭皿を上昇させる高さを調節することが可能であるので、炭をその消費が進行し、小さくなるほどに食材に近付け、火力の低下を適切に補いながら、炭のより有効な使用を促すことができる。
請求項5に記載の考案によれば、炭皿昇降機構の動作を簡単なボタン操作により制御可能であるので、調理にかかる手間の更なる削減を図ることができる。
本考案の一実施形態に係る串焼きコンロを側方からみた状態で示す正面図である。 同上実施形態に係る串焼きコンロを上方からみた状態で示す平面図である。 同上実施形態に係る焼串回転機構の構成を模式体に示す概略図である。 同上実施形態に係る炭皿昇降機構の構成を模式的に示す概略図である。
以下に添付の図面を参照して、本考案の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る串焼きコンロ1を側方からみた状態で示す正面図である。
図2は、本実施形態に係る串焼きコンロ1を上方からみた状態で示す平面図である。
串焼きコンロ1は、肉または野菜等の食材F(図2)を焼串51に刺し通した状態で火にかけ、調理するものである。本実施形態では、熱源に図示しない炭を採用する。串焼きコンロ1により調理可能な食材Fは、肉または野菜に限定されるものではなく、焼串51に刺し通すことができ、加熱を要する各種の食材Fの調理に適用することが可能である。
串焼きコンロ1は、炭皿11と、串置き板21と、枠体31とを備える。
炭皿11は、熱源である炭を底面部11aに載せて保持するものであり、上方に向けて開口する平面長方箱状に形成されている。本実施形態では、底面部11aと開口部11bとのうち、開口部11bの面積が底面部11aよりもやや広げられているが、これは、炭皿11の容量を確保しながら、炭の継ぎ足し易さおよび炭を並べる際の便宜等を考慮したものであり、そのような形状への限定を意図するものではない。
コンロ台41上には串置き板21が固定されており、串置き板21は、焼串51をこの串焼きコンロ1上で回転可能に支持する係合部212を有する串焼支持部211により構成されている。串置き板21は別体の部材により、枠体31に対して水平方向に相対移動可能に構成されている。
焼串支持部211は、炭皿11の上方に配置され、焼串51を炭皿11に載せられた炭の上方に保持する。
本実施形態において、焼串支持部211は、平面視で長方形状の枠型をなし、対向する一対の長辺部のそれぞれに複数の切欠きnを有する係合部212を備えている。これら複数の切欠きnは、それぞれが1本の焼串51を回転可能に収納できるように形成され、串焼きコンロ1上で複数の焼串51を支持することができる。
ここで、実際に焼串51を収める切欠きnを適宜に選択することで、調理の際に焼串51を置く間隔を食材Fの大きさに応じて調整することが可能である。例えば、小さめの食材を調理する場合は、隣り合う切欠きnのそれぞれを使用することで、焼串51の間隔を狭める一方、大きめの食材を調理する場合は、切欠きnを一つ置きまたは二つ置きに使用することで、焼串51の間隔を広げるものである。
さらに、本実施形態では、焼串51の一方の端部に歯車511が装着されると共に、係合部212には、対向する一対の長辺部に、長さ方向lに沿って複数の孔部gが互いに等しい間隔で連設されている。
これら複数の孔部gは、焼串51に装着された歯車511とかみ合う。ここで、歯車511は、係合部212に設けられる回転係止手段の一態様である。本実施形態では、回転係止手段に歯車511を採用するが、これに限定されるものではなく、適宜の回転係止手段を採用することが可能である。回転係止手段の態様に応じて係合部212の態様も変更することができる。
枠体31は、串置き板21を所定の高さに保持する。本実施形態において、枠体31は、平面長方形状に形成され、串焼き板21は、枠体31の長さ方向lに沿って配置されている。ここで、炭皿11は、直接的には後に述べる炭皿昇降機構Bの操作ロッド(第1操作ロッドおよび第2操作ロッド)により支持されるが、操作ロッドが枠体31により支持されることで、間接的には枠体41により支持された状態にある。
本実施形態において、串焼きコンロ1は、複数の焼串51のそれぞれを、軸周方向に沿って正方向および逆方向に回転させる焼串回転機構Aと、炭皿11を上下方向vに移動させる炭皿昇降機構Bとを備える。図1は、比較的低い位置にある炭皿11を実線により、これよりも高い位置にある炭皿11を点線により示す。
炭皿昇降機構Bにより、最下降位置と最上昇位置との間で炭皿11の高さを調節することが可能である。焼串回転機構Aを備えることで、焼串51の回転を自動的に達成し、焼串51を人手により回す手間を省くことが可能となる。他方で、炭皿昇降機構Bを備えることで、炭の消費が進み、火力が小さくなった場合に、炭皿11を上昇させ、炭を食材Fに近付けることで、炭の追加に頼らずに、調理に必要な熱量を確保することが可能となり、小さくなった炭をも有効に活用し、炭の使用量を削減することが可能となる。
図2に示すように、本実施形態では、焼串51を回転させる際に使用する回転作動ボタンb1を備えるとともに、炭皿11を上昇または下降させる際に使用する上昇作動ボタンb21、下降作動ボタンb22を備える。
回転作動ボタンb1、上昇作動ボタンb21および下降作動ボタンb22は、いずれも調理の間に使用者により手動で操作される。回転作動ボタンb1を押すことで、焼串回転機構Aに備わる第1駆動源101を作動させることができ、上昇作動ボタンb21または下降作動ボタンb22を押すことで、炭皿昇降機構Bに備わる第2駆動源201を作動させることができる。本実施形態では、上記各種の作動ボタンb1、b21、b22がコンロ台41に設置されているが、作動ボタンb1、b21、b22の位置は、これに限定されるものではなく、例えば、枠体31の側面であってもよい。
本実施形態に係る焼串回転機構Aおよび炭皿昇降機構Bについて、以下に順に説明する。
図3は、焼串回転機構Aの構成を模式的に示す概略図である。図3(A)は、串焼きコンロ1を上方からみた状態を示し、図3(B)は、同図(A)に示す矢印aの方向からみた状態を示し、図3(C)は、同図(A)に示す矢印bの方向からみた状態を示す。
焼串回転機構Aは、駆動源(第1駆動源)として、第1電気モータ101を備え、第1電気モータ101により、串置き板21の係合部212を焼串支持部211に対して長さ方向(図1に示す矢印lの方向)に沿って水平往復動させることにより、焼串51を軸の周方向に回転させる。
具体的には、焼串回転機構Aは、第1電気モータ101を備えるとともに、第1電気モータ101により回転駆動されるカム板102と、カム板102に連結され、カム板102の回転に連動して水平方向に揺動可能に構成されたアーム103と、アーム103に連結され、アーム103の揺動に連動して往復水平動可能に構成された操作片104とを備える。アーム103は、基端部に備わる軸103aを中心として揺動可能であり、操作片104は、枠体31に対して相対的に往復水平動可能に、係合部212およびコンロ台41に接合されている。係合部211には、回転係止部材である焼串51の歯車511が係合可能に、長さ方向lに連続する複数の孔部gが形成されている。
回転作動ボタンb1の操作により第1電気モータ101が作動すると、カム板102が第1電気モータ101の出力軸を中心として、正方向および逆方向に回転し、これに従ってカム板102が連結されたアーム103が、軸103aを中心として右方向および左方向に揺動する。
アーム103の揺動運動に伴って操作片104が往復水平動を行うと、操作片104が接合された串置き板21が往復水平動を行うことにより、係合部212に係合する歯車511が回転して焼串51も回転する。
図4は、炭皿昇降機構Bの構成を模式的に示す概略図である。図4(A)は、串焼きコンロ1を上方からみた状態を示すとともに、動力伝達機構Cの概略的な構成を併せて示す。図4(B)および(C)は、炭皿昇降機構Bを夫々示し、同図(B)は、炭皿11が最下降位置にある状態を示し、同図(C)は、炭皿11が再上昇位置にある状態を示す。炭皿11は、最下降位置で焼串51および食材Fから最も離れ、再上昇位置で最も近付く。
炭皿昇降機構Bは、駆動源(第2駆動源)として、第2電気モータ201を備え、第2電気モータ201により、一対の操作ロッド(第1操作ロッド202、第2操作ロッド203)を回転させ、これら一対の操作ロッド202、203の中央部202a、203aに載置された炭皿11を上下に移動させる。
具体的には、炭皿昇降機構Bは、第2電気モータ201を備えるとともに、炭皿11の下方に配置された第1操作ロッド202および第2操作ロッド203を備える。第1操作ロッド202は、第2電気モータ201の出力軸に連結され、第2電気モータ201によりその出力軸を中心として回転駆動され、第2操作ロッド203は、炭皿11の下方において、第2電気モータ202の出力軸と平行な軸を中心として回転可能に配置されている。
さらに、第1操作ロッド202および第2操作ロッド203の間に動力伝達機構Cが配設され、第1操作ロッド202の回転がこの動力伝達機構Cを介して第2操作ロッド203に伝達され、第2操作ロット203が回転する。本実施形態において、動力伝達機構Cは、第1操作ロッド202に取り付けられた駆動チェーンスプロケット204と、第2操作ロッド203に取り付けられた従動チェーンスプロケット205と、駆動チェーンスプロケット204および従動チェーンスプロケット205との間に巻き掛けられたチェーン206とを備える。駆動チェーンスプロケット204は、駆動ホイール部の一態様であり、従動チェーンスプロケット205は、従動ホイール部の一態様であり、チェーン206は、動力伝達媒体の一態様である。
駆動ホイール部および従動ホイール部をプーリにより具現するとともに、動力伝達媒体をプーリの間に巻き掛けられるベルトにより具現するなど、他の態様によることも可能である。
上昇作動ボタンb21または下降作動ボタンb22の操作により第2電気モータ201が作動すると、第1操作ロッド202および第2操作ロッド203が第2電気モータ201の回転方向に準ずる方向に回転する。ここで、第1および第2操作ロッド202、203のそれぞれは、中央部がコ字状に形成され、回転中心軸(第1操作ロッド202については第2電気モータ201の出力軸と一致する)から径方向に離れた位置に操作部202a、203aを有する。操作部202a、203aは、第1および第2操作ロッド202、203の回転に伴って炭皿11の底面部11aに当接し、炭皿11は、操作部202a、203aにより押し上げられ、上昇する。炭皿11が操作部202a、203aを乗り越えると、炭皿11は、操作部202a、203aが下りていくのに伴って下降する。このようにして、炭皿11が昇降する。
本実施形態に係る串焼きコンロ1は、以上の構成を有し、以下に、本実施期待により得られる効果について説明する。
第1に、串焼きによる調理の際に、第1電気モータ101により串置き板21の係合部212を焼串支持部211に対して往復水平動させ、焼串51を軸の周方向に回転させることで、焼串51を人手により回転させる手間を省くことが可能となり、焼串を回すのに要する労力を他の作業に振り向け、作業効率の改善を図ることができる。ここで、串置き板21は、焼串支持部211により複数の焼串51を支持可能であるため、複数の焼串51を一度に回転させることが可能であり、効率的である。
さらに、炭の消費が進み、火力に不足が生じた際に、第2電気モータ201により炭皿11を上昇させ、炭を食材Fに近付けることで、炭の追加に頼らずに、調理に必要な熱量を確保することが可能となり、小さくなった炭をも有効に活用して、炭の節約しながら調理を行うことができる。
第2に、第1電気モータ101の回転を操作片104の往復水平動に変換するとともに、この動作を歯車511および複数の孔部gを介して歯車511の回転運動に変換するという比較的簡素かつ部品点数の少ない構成により、焼串回転機構Aを実現することが可能である。ここで、操作片104により動かす対象を係合部202とし、焼串支持部211については枠体31および炭皿11に対する水平方向位置を一定に保持することで、炭と食材Fとの位置関係が維持されるので、加熱が安定し、良好な調理を実現することができる。
第3に、枠体31が平面長方形状であり、炭皿11が平面長方箱状であることで、枠体31の長さ方向lに沿って並べることのできる焼串51の数を増やし、それらの焼串51を一度に加熱することが可能となり、調理のより一層の省力化を図ることができる。
さらに、焼串支持部211(切欠きn)および係合部212(孔部g)が枠体31の幅方向両端部に備わることで、焼串支持部211により焼串51を確実に支持するとともに、係合部212により焼串51をその向きによらずに回転させることが可能となり、食材Fの形状に応じて適宜に焼串51の向きを入れ替え、一度に調理する食材の量を増やし、作業効率の更なる向上を図ることができる。そして、仮に焼串51の向きを間違えたとしても、向きを直すことなく焼串51を回転させることが可能であり、調理を続行することができる。
第4に、第2電気モータ201の回転を第1操作ロッド202および第2操作ロッド203の作用を介して炭皿11の昇降運動に変換するという比較的簡素な構成により、炭皿昇降機構Bを実現することが可能である。ここで、第2電気モータ201の回転量の制御により、それぞれの操作ロッドの操作部202a、203aの位置、つまり、炭皿11を上昇させる高さを調節することが可能であるので、炭をその消費が進行し、小さくなるほどに食材に近付け、火力の低下を適切に補いながら、炭のより有効な使用を促すことができる。
第5に、炭皿昇降機構Bの動作を上昇作動ボタンb21および下降作動ボタンb22の簡単な操作により制御可能であるので、調理にかかる手間の更なる削減を図ることができる。焼串回転機構Aについても同様であり、焼串回転機構Aの動作を回転作動ボタンb1の簡単な操作により制御可能である。
1…串焼きコンロ
11…炭皿
11a…底面部
11b…開口部
21…串置き板
211…焼串支持部
212…係合部
31…枠体
41…コンロ台
51…焼串
511…歯車
A…焼串回転機構
101…第1電気モータ
102…カム板
103…アーム
104…操作片
B…炭皿昇降機構
201…第2電気モータ
202…第1操作ロッド
203…第2操作ロッド
202a、203a…操作部
204…駆動チェーンスプロケット
205…従動チェーンスプロケット
206…チェーン
F…食材
g…孔部
n…切欠き
b1…回転作動ボタン
b21…上昇作動ボタン
b22…下降作動ボタン
請求項3記載の考案にあっては、前記枠体は、平面長方形状に形成されるとともに、前記炭皿は、上方に向けて開口する平面長方箱状に形成され、前記串置き板は、前記焼串支持部および前記係合部を前記枠体の幅方向両端部に有するとともに、前記焼串支持部および前記係合部は、前記枠体の長さ方向に沿って配置されていることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 複数の焼串を加熱する炭を載せる炭皿と、
    前記炭皿の上方に配置される前記複数の焼串の両端部を支持する焼串支持部を有する串置き板と、
    前記串置き板を所定の高さに保持する枠体とを備える串焼きコンロであって、
    前記焼串の端部には回転係止手段が設けられるとともに、前記串置き板には前記回転係止手段が係合し、前記焼串支持部に対して水平方向に相対移動可能に構成された係合部が設けられ、
    前記串置き板の前記係合部を前記焼串支持部に対して水平往復動させることにより、前記焼串を軸の周方向に回転させる第1駆動源と、前記炭皿の下方に配置され、前記炭皿を上下させる第2駆動源とを備えることを特徴とする串焼きコンロ。
  2. 前記第1駆動源は、焼串回転機構を構成し、
    前記焼串回転機構は、
    前記第1駆動源として、第1電気モータを備えるとともに、
    前記第1電気モータにより回転駆動されるカム板と、前記カム板に連結され、前記カム板の回転に連動して水平方向に揺動可能に構成されたアームと、前記アームに連結され、前記アームの揺動に連動して往復水平動可能に構成された操作片とを備え、
    前記操作片は、前記枠体に対して相対的に往復水平動可能に、前記係合部に接合され、
    前記回転係止手段は、歯車であるとともに、前記係合部は、前記歯車が係合可能に形成された複数の連続する孔部を有することを特徴とする、請求項1に記載の串焼きコンロ。
  3. 前記枠体は、平面長方形状に形成されるとともに、前記炭皿は、上方に向けて開口する平面長方箱状に形成され、
    前記串置き板は、前記焼串支持部および前記係合部を前記枠体の幅方向両端部に有するとともに、前記焼串支持部および前記係合部は、前記枠体の長さ方向に沿って配置され、
    前記係合部において、前記複数の孔部は、前記枠体の長さ方向に沿って連設され、前記複数の焼串は、前記長さ方向に互いに間隔を空けて配置され、
    前記焼串回転機構が作動した場合に、前記複数の焼串は、前記係合部の前記長さ方向における往復動に従って当該焼串の軸の周方向に往復回転することを特徴とする、請求項1に記載の串焼きコンロ。
  4. 前記第2駆動源は、炭皿昇降機構を構成し、
    前記炭皿昇降機構は、
    前記第2駆動源として、第2電気モータを備えるとともに、
    前記炭皿の下方に配置され、前記第2電気モータにより当該第2電気モータの出力軸を中心として回転駆動される第1操作ロッドと、前記炭皿の下方において、前記出力軸と平行な軸を中心として回転可能に配置された第2操作ロッドと、前記第1操作ロッドおよび前記第2操作ロッドの間に設けられた動力伝達機構とを備え、
    前記動力伝達機構は、
    前記第1操作ロッドに取り付けられた駆動ホイール部と、
    前記第2操作ロッドに取り付けられた従動ホイール部と、
    前記駆動ホイール部および前記従動ホイール部の間に巻き掛けられた動力伝達媒体とを有し、
    前記第1および第2操作ロッドのそれぞれは、
    中央部がコ字状に形成され、
    回転中心軸から径方向に離れた位置に、当該ロッドの回転に伴って前記炭皿の底面部に当接して、前記炭皿を押上可能な操作部を有することを特徴とする、請求項1に記載の串焼きコンロ。
  5. 使用者によりオンまたはオフ可能に構成され、オン操作により前記第2電気モータを回転させ、前記オン操作の解除により前記第2電気モータを停止させる作動ボタンを備えることを特徴とする、請求項4に記載の串焼きコンロ。
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