JP3236736B2 - 圧電式インクジェットプリンタ用印字ヘッド - Google Patents

圧電式インクジェットプリンタ用印字ヘッド

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JP3236736B2
JP3236736B2 JP19150194A JP19150194A JP3236736B2 JP 3236736 B2 JP3236736 B2 JP 3236736B2 JP 19150194 A JP19150194 A JP 19150194A JP 19150194 A JP19150194 A JP 19150194A JP 3236736 B2 JP3236736 B2 JP 3236736B2
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良樹 岩倉
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Citizen Watch Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクオンデマント型の
圧電式インクジェットプリンタ用印字ヘッドの構造およ
び設計技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を記録紙に吹き付けて画像を形
成するインクジェットプリンタは、比較的高速で低騒音
で、分解能も高いため画質も良く、さらに低コスト化も
進んできたことから広く利用されてきている。またイン
クジェットプリンタには、その吐出のエネルギー源とし
て電熱変換素子を用いるものと電気機械変換素子を用い
るものとがある。
【0003】後者の圧電式インクジェットプリンタ用印
字ヘッドは、後者の電気機械変換素子である圧電素子に
電圧を印加することにより圧電素子を変形させ、圧力室
に充填されているインクを圧縮しノズルよりインク滴を
吐出して印字を行う。この時の吐出に於ける液滴吐出速
度と液滴径とは記録紙上での画素径を決定するためプリ
ンタの仕様と密接な関係がある。
【0004】図8は従来例の圧電式インクジェットプリ
ンタの印字ヘッドの構成を示す斜視図である。図8に示
す印字ヘッドはいくつもの凹状の溝の圧力室85を形成
する圧電体81と、圧電体81の上側を覆う上蓋82
と、圧力室85に充填されるインクを圧電体81の変形
によりインク滴を吐出するノズル孔87を形成するノズ
ル板83と、圧力室85及びインク供給口86を形成す
る封止板84とで構成している。
【0005】図9は従来例の圧電式インクジェットプリ
ンタの印字ヘッドをノズル孔側からみた断面図である。
図9に示す断面図を用いて印字ヘッドの構成を詳しく説
明する。印字ヘッドは分極方向がそれぞれ180度異な
る第1の圧電体91と第2の圧電体92と、第1の圧電
体91と第2の圧電体92とを上下に貼り合わせる第1
の接着剤93と、第1の圧電体91と第2の圧電体92
とからなる凹状の溝を形成する導電体の電極膜94と、
その電極膜94と第1の圧電体91と第2の圧電体92
とを覆う例えばパリレン膜のような絶縁膜95と、上蓋
96と第2の圧電体92とを貼り合わせる第2の接着剤
97と、インクを充填する第1の圧力室98とインクを
充填しない第2の圧力室90とで構成している。
【0006】またインクが充填している第1の圧力室9
8とインクが充填していない第2の圧力室90とは一個
おきに配置し、各々の第1の圧力室98の電極膜94は
第1の圧力室98を駆動信号Pn・・・・Pn+2に接続
し、第2の圧力室90の電極膜94は共通に接地する。
【0007】この第1の圧電体91と第2の圧電体92
との電圧印加時の変形はせん断モードを利用しており、
非印加時の第1の圧力室98の容積に対し印加時は圧電
体91、92が図9に示す矢印のごとく変形し、圧力室
99のように容積が収縮することより圧力増加となりイ
ンク滴の吐出を行う。また図に示してないが逆電圧を印
加すれば圧力室の容積膨張の方向へ第1の圧電体91と
第2の圧電体92とは変形することになる。
【0008】図10は図8と図9とで示す印字ヘッドの
1つの圧力室を横から見た断面図である。圧力室101
と、ノズル孔103を有するノズル板102と、インク
の供給口104とで構成している。従って図8と図9と
図10より明らかなように圧力室の容積構造はインク滴
の吐出方向に長さ(奥行)Lと、巾Wと、高さHとの直
方体である。
【0009】図11は圧電式印字ヘッドを駆動するため
の回路と波形とを示す図である。図11(a)は駆動回
路を示す回路図であり、図11(b)は駆動回路の入力
信号と出力信号とを示す波形図である。
【0010】入力信号Sはインク滴の吐出と非吐出とを
決める元の信号であり、出力信号Pdは圧電素子114
に印加する信号である。入力信号Sを入力信号Sの反転
信号を出力するインバータ回路111に入力し、インバ
ータ回路111の出力はpチャネルMOSFET(以下
pFETと記載する)112のゲートとnチャネルMO
SFET(以下nFETと記載する)113のゲートと
に接続し、pFET112のソースは高電圧Ehに接続
し、nFET113のソースは接地している。
【0011】pFET112のドレインは抵抗Rcを介
して圧電素子114の一方の電極に接続し、およびnF
ET113のドレインは抵抗Rdを介して圧電素子11
4の一方の電極に接続し、圧電素子114の他方の電極
は接地している。圧電素子114の一方の電極は図9に
示すインクの充填している第1の圧力室98側の電極膜
94を示し、圧電素子114の他方の電極は図9に示す
インクの充填していない第2の圧電室90側の電極膜9
4を示している。
【0012】従って図11(b)に示すように、入力信
号Sが”High”電圧になるとpFET112がON
し、圧電素子114の充電が抵抗Rcを介して始まり同
時に変形が起こり圧力室の収縮によりインク滴が吐出す
る。つぎに入力信号Sが”Low”電圧に戻るとnFE
T113がONし、抵抗Rdを介して圧電素子114の
放電により元に戻る。抵抗Rcと抵抗RdとはMOSF
ETの電流制限や吐出調整等に使われる。
【0013】前記のように図9に示すインクの充填して
いる第1の圧力室98の圧電素子に矩形状の電圧を選択
的に印加すると、圧電素子の変形により第1の圧力室9
8内の容積が収縮し圧力が増加しノズルよりインク滴の
吐出が起こる。
【0014】図12はインク滴の経過時間ごとの吐出状
況を示す図である。時刻t0より吐出が始まりt3でイ
ンク滴となって飛んでいく。その後印加電圧が下がると
圧電素子の変形も元に戻り時刻t4で圧力室内は吐出前
の状態に戻る。この時吐出したインク滴の体積だけイン
クのノズル側の表面(以下メニスカスと記載する)は圧
力室側へ後退し、後にノズルの先端の表面張力によりメ
ニスカスは時刻t7でノズル先端近くまで移動しインク
の補給が終了する。
【0015】この吐出時のインク滴の体積はインクジェ
ットプリンタの仕様に合致していることが必要で、例え
ば図13に示すように縦横360dpi(記録紙上で1
インチあたりに360ドットの解像度があることを意味
する)の解像度では記録紙上にインク滴の着弾により形
成する画素130の間隔は約70μmであるので、コン
トラストを上げるには画素径は70μmφより大きくし
たほうが良いことは明らかである。
【0016】単色文字印字の際、できる限り下地の紙の
白色を消すには画素径は約100μmφ必要であり、ま
た多色文字およびカラー画像印刷の際は若干小さくす
る。どちらの場合もこれより大きくするとグラフィック
印刷時における階調表現の劣化、カラー印刷時の色ずれ
および記録紙のしわ等の原因となってしまう。
【0017】通常、記録紙上で100μmφの画素径を
得るのに必要な液滴径dはおよそ30〜60μmφで、
厳密には記録紙、インクの種類、液滴吐出速度等を考慮
することにより、液滴径dが決まる。
【0018】一方、吐出速度は遅過ぎると記録紙に到着
する時間が長くなるため、飛行中の外乱による影響が増
し着弾精度は低下する。しかも必要な画素径を得るには
液滴径を大きくする必要がありインク使用効率も下が
る。
【0019】図14は微小サテライトを含む吐出状況を
示す図である。吐出速度が高過ぎると図14のごとく、
吐出時のノズルからのインク柱140の切断の際長い尾
をひき、その直後に非常に細かいサテライトが多数発生
し画質の低下を招く。
【0020】以上の理由から、インクの特性(粘度、表
面張力など)により多少異なるものの、印字中のヘッド
のキャリッジ移動速度が0.数m/sであることも考慮
し、通常吐出速度は少なくとも5〜10m/sの間に設
定している。
【0021】図15は圧電式インクジェットプリンタの
駆動波形Pdと、ノズル内のメニスカスの動きの変位を
縦軸に、時間を横軸にして示す波形図である。圧電素子
に矩形状の高電圧を加えると波形M2のようなメニスカ
スの動きが起こる。
【0022】波形M1は仮にインク滴の吐出が起こらな
い架空のメニスカスの変位を示すもので、図15に示す
時間T1でインクが圧力増加により前進し、時間T2で
再び元に戻る様子を示している。しかし通常は同時に振
動波151が残留する。この振動波151は圧電体と圧
力室の構造とインクの特性と圧力伝搬の仕組み等で定ま
り、その印字ヘッド特有の固有振動周期Tpを有する。
【0023】ここでこの固有振動周期Tpは圧力室にイ
ンクを充填していない時の圧電素子単体の共振周波数の
周期とは異なり、あくまでヘッド特有のインクの圧縮性
と圧力伝搬まで含む振動で、圧電体の共振周波数よりも
低い周波数の周期である。従って実際はこの圧電素子単
体の共振による振動も僅かな振幅ではあるが図15の波
形M1、波形M2に加算しているが、影響が非常に小さ
いので省いて説明を進める。
【0024】波形M2は実際のインク滴の吐出も考慮し
た時のメニスカスの動きの一例で、高電圧印加中にイン
ク滴が吐出し切断が起こる。その時メニスカスは一瞬は
ノズル面近くとなるが、その後圧電素子の変形を復帰さ
せることにより、吐出したインク滴の液滴体積だけノズ
ル面より供給側に後退する。
【0025】その後ノズルの表面張力によりなだらかに
メニスカスはノズル面に復帰してくるが、復帰する慣性
力により逆にノズル面より前面に少し突出し、今度は逆
方向の表面張力によりメニスカスは後退しこれを繰り返
しながら減衰し平衡状態に落ちつく。
【0026】この表面張力によりおこる表面張力振動周
期Thは、ノズルの径や構造、ノズル近傍の親水撥水
性、圧力室の構造、インクの特性等から決まるが、あく
まで表面張力による振動系で固有振動周期Tpとは異な
る。そしてこの表面張力振動に前述の固有振動が加わっ
た状態で図15の如くメニスカスはインクの供給を行い
ながら復帰していく。
【0027】ここで前述したメニスカスの後退はノズル
裏の構造にも依るが、急激に変化すると気泡をノズルよ
り圧力室側に巻き込み特性に悪影響を与えたり吐出不能
に陥ることがあり注意を要する。従って圧電素子を駆動
する波形は完全な理想の矩形波ではなく、前述の図11
または図15の波形Pdのごとく多少波形の鈍ったもの
を用いる。
【0028】次に周波数特性について説明する。図16
は図8に示すヘッドの液滴吐出速度と液滴径の周波数特
性の一例である。低周波での液滴吐出速度および液滴径
は、周波数を上げていくとある周波数から液滴吐出速度
の低下および液滴径の増大が起こり(領域A1)、さら
に上げていくと液滴吐出速度および液滴は復活してくる
が共に振動が起きてくる(領域B1)。これは図15に
示す吐出後のメニスカスの時間的変位と密接な関係があ
り、それまでの吐出、特に直前の吐出によるメニスカス
の様子によって次の吐出特性が影響をうける。
【0029】図17はメニスカスの状態を示す図であ
る。図17(a)はメニスカスの平衡状態を示す図であ
り、図17(b)はメニスカスがとび出している状態を
示す図であり、図17(c)はメニスカスが圧力室側に
引っ込んでいる状態を示す図である。
【0030】図15と図16と図17とをもちいてそれ
ぞれの図の関係を説明する。図15に示す表面張力振動
による最初のメニスカスの凸部である領域Aは図16の
吐出速度低下を示す領域A1にほぼ一致し、これは図1
7(b)に示すようにインクがノズル面より溢れかかっ
ている状態にメニスカスがあるため同じエネルギーで圧
力を受けると大きな液滴が通常よりも遅く吐出するから
で、特にノズル先端の表面の撥水性が悪いと顕著で、か
つその撥水性が均一でないと吐出方向も悪化してくる。
【0031】この特性を改善するには、理想的にはイン
クの供給力を上げ表面張力振動によるメニスカスの凸部
の出現を早めて平衡点へ復帰させることであるが、それ
は表面張力振動系の周波数を高くすることである。
【0032】例えばノズル面積を小さくし表面張力によ
る供給圧力を上げたり、ノズル面積を大きくすることな
く形状を変えインクとの接触長さを増やしたり、または
この振動に関与する圧力室の寸法をできる限り小さくし
たり、インクの特性(表面張力、粘度等)を変更するこ
とより可能であるが、実際はサテライトの増加やノズル
先端の流体抵抗が大きくなったり圧力室内の体積変化量
が小さくなったりしてしまい単純ではない。
【0033】また表面張力振動の振幅を小さくすること
も一つの手段で、インクの粘度を上げたり後端の供給側
の流体抵抗を上げたりすることも考えられるが、あまり
変え過ぎると振幅は小さくなっても供給力が下がってし
まい周波数を高くした時にインクの供給不足となり易く
なる。
【0034】また吐出直後のメニスカスの後退をいかに
少なくするかということも表面張力振動を抑えることに
おいて重要で、実際の吐出効率は圧力の増加に対しイン
ク滴が吐出する方向の圧力と後端の供給口側への圧力の
漏れとに影響を受け、理想は一方通行的な流れが良く、
吐出時の瞬間的な圧力に対しては後端への漏れなくノズ
ル側へ、インク供給時のこのようななだらかな圧力には
流体抵抗を小さくしすばやく供給できるヘッド構造が良
いが、現実は製作上難しい面がある。
【0035】また図15の表面張力振動におけるインク
供給中である領域Bは、図16の速度の振動の激しい領
域B1とほぼ一致し、図17(c)に示すようなメニス
カスがノズル先端の静的平衡点より供給口側に凹んでい
る時に次の吐出パルスが発生する場合で、その時は小さ
い液滴径で高速に吐出する。
【0036】これは供給不足状態に成りかけているわけ
で、しかも前に吐出した液滴による固有振動の残留振動
が大きく残っているため、その干渉により周波数特性に
振動が起きている。この振動を抑制する手段として、矩
形パルスのパルス巾を固有振動周期Tpと一致させると
良いということは知られている(特開平4−15633
3号公報)。
【0037】これは振動系のパルス応答においてプラス
駆動時の残留振動を打ち消すようにマイナス駆動のタイ
ミングを与えることの効果による。実際は減衰振動特性
が加わるので完璧に抑えることは難しい。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】これまでに述べてきた
ように、インクジェットプリンタ用印字ヘッドの吐出特
性は多数の要素が複雑に影響を及ぼしており、製作時に
特性改善、コストダウン、仕様変更などによる寸法変更
が行われると、時により完成したヘッドの吐出特性が所
望の値からずれてしまうことがある。
【0039】例えば所望の液滴吐出速度に対し液滴径が
所望の径より小さかったり大きかったりした時は、電圧
を調整し径を合わせ込むことはできるがその時は吐出速
度のほうがずれてしまう。これは本来の最適液滴吐出速
度、液滴径を同時に満足しないために前述したような画
質の低下を引き起こしてしまうという課題がある。
【0040】本発明の目的は圧電式インクジェットプリ
ンタ用印字ヘッドのこの調整の難しさを改善し、簡単な
手段によりヘッドの良好な吐出特性が得られるための設
計手法と構造を提供するものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、プリンタの解像度より決まる記録紙上の最
適な画素径を達成するためのインクの特性を考慮した最
適なインクの液滴体積Vと液滴吐出速度υと、次に吐出
液滴が球状に保たれるために必要なノズル先端面積S
と、ノズル先端から供給口までの圧力室の構造・寸法と
圧力室を満たすインクの特性から定まるヘッドの固有振
動周期Tpが
【数3】 を満足するような印字ヘッド構造とする。
【0042】また、円形ノズルの時は数1を、角形ノズ
ルの時は数2を満足するノズル先端面積Sとすることを
特徴とする。
【0043】
【作用】本発明において円形ノズルで説明すると、吐出
方向への圧力が加わっている時間(約Tp/2)にイン
クの先端が移動する距離を、ノズルの直径の約1〜3倍
にすることで、インク滴の飛行中での表面張力による球
化がほぼ正常におこなわれる。このため、記録紙上での
着弾後の画素の品質低下が非常に少なく、しかも簡単な
調整でインクと記録紙との最適画素形成となる所望の液
滴吐出速度υおよび液滴体積Vとを同時に設定でき、製
造時は無調整も可能である。
【0044】
【実施例】以下に本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例の基となる液滴吐出速度、液
滴体積およびその際の記録紙上の画素径との相関を示す
実験結果である。本発明の実施例では図8に示す圧電式
インクジェットプリンタの印字ヘッドを使用し、インク
は粘度3.1c.p.で表面張力45dyne/cm の黒色インク
を用い、記録紙はXerox 4024紙を用いた例である。
【0045】斜線部10がプリンタの解像度から決まる
記録紙上での必要な最適画素径D(360dpiを前提
に100μmφとする)を形成するためのインクの液滴
吐出速度と液滴体積の満足する領域である。
【0046】図1に示すc点は、ほぼ液滴吐出速度10
m/sで液滴体積65plであり、a点はほぼ液滴吐出
速度5m/sで体積110pl必要であり、さらにこの
範囲において、必要な画素径を得るための液滴吐出速度
と液滴体積との相関を知ることができる。
【0047】仮に、より滲み易いインクを用いるなら、
その関係は点線斜線領域11のようにずれる。液滴吐出
速度が10m/sよりも高くなると小さい液滴を高速で
紙面に衝突させ押し広げその後滲むことから、紙面の凸
凹の影響を受け易くなり画素の円形度係数及び濃度等が
悪化してしまう。
【0048】一方あまりに吐出速度が遅すぎるとフェザ
リングが発生し易くなったりインクの乾燥時間が長くな
ったりすることから、インクの特性にも依るが実験に用
いたインクでは液滴吐出速度は3〜10m/sが許容範
囲である。この液滴のの吐出速度はインクの特性により
許容範囲は前述の値から前後にシフトする。
【0049】さらに実際のプリンタに搭載したときの実
験から着弾精度の向上、微小サテライトの低減及びイン
クの使用効率等を考慮し、上述の範囲において設定液滴
吐出速度をυ、液滴体積をV(径ではd)とする。
【0050】図2は駆動パルス巾に対する液滴吐出速度
と液滴径との関係を示す図である。横軸を駆動パルス巾
として、実線が液滴吐出速度、点線が液滴径を示す。こ
れは図8に示すヘッドを用いた場合である。
【0051】図2に示すように加えたパルス巾がほぼ固
有振動周期Tpの半分以下ではパルス巾に従って液滴吐
出速度および液滴径が上がるが、およそ固有振動周期T
pの半分以上では液滴吐出速度および液滴径に影響を与
えない。
【0052】このため一般にパルス巾変調によるドット
階調などを行う場合はパルス巾を固有振動周期Tpの半
分以下で用いるが、通常の吐出の有無を利用する時はば
らつき等を考え固有振動周期Tpの半分以上で用いる。
【0053】駆動パルス巾が固有振動周期Tpを越えす
ぎると、ひとつの電圧印加に対し固有振動の残留による
希望しない第2の吐出が起こることがあり、通常駆動パ
ルス巾は固有振動周期Tpの半分〜固有振動周期Tpの
間で使用する。
【0054】この状態では、駆動パルス巾または固有振
動周期Tpが多少変動しても液滴吐出速度および液滴径
は一定である。従って液滴吐出速度および液滴径を調整
するには高電圧Ehまたは充電抵抗Rcを用いるが、そ
れでは液滴吐出速度および液滴径が同時に変化してしま
う。
【0055】図3は吐出しない程度の階段波駆動時にお
けるメニスカスの変位と速度の実測応答波形を示す図で
ある。波形xはメニスカス変位、波形vはその変位速度
を示す。これは固有振動周期Tpの半分までの間、メニ
スカスの変位速度はほぼ一定となっている。
【0056】実際はパルス巾を狭くしていくと液滴が切
断する際ノズル側に引っ張られ失速するため、図2に示
すように液滴速度は低下していくが液滴径よりはパルス
巾に対し特性が平坦である。すなわち吐出される液滴速
度υは固有振動周期Tpの半分の間ほぼ一定とみなす
と、ノズルの先端の面積をSとしてυ×S×Tp/2で
表される体積をもつ液滴が速度υで飛んでいくことにな
る。
【0057】そこで吐出する液滴体積Vは矩形波駆動で
は前述のごとく固有振動周期Tpの約半分で吐出するこ
とから、ノズル先端の断面積Sが定まれば
【数4】 の関係にあるので、固有振動周期Tpは数3を満足する
ように設計することが必要となる。
【0058】図4はノズル先端の断面積と吐出状況の様
子を示す模式図である。図4(a)はノズルの直径Rに
対してインクが吐出する長さが約1倍の場合の図で、図
4(b)はノズルの直径Rに対してインクが吐出する長
さが約3倍の場合の図で、図4(c)はノズルの直径R
に対してインクが吐出する長さが約3倍以上の場合の図
である。
【0059】記録紙上に形成される画素の形はできる限
り円形が良く、細長い楕円状や、液滴が飛行中分割しそ
の結果複数の液滴で形成されることは印字品質上好まし
くない。発明者の実験では円形ノズルの場合、その直径
Rに対し吐出圧力が加わっている間(約Tp/2)にイ
ンクが円柱上に移動する長さLが、およそR≦L≦3R
の範囲であれば印字品質は保てるが、図4(c)のごと
く細長く吐出した時は液滴の飛行中に表面張力等により
多数の小さな液滴に分割してしまい紙面上でサテライト
だらけとなり画質低下となる。
【0060】ここで長さLがノズルの直径Rの1倍およ
び3倍となる時のノズルの直径をRmax およびRmin
すると、ノズルの面積S×長さL=液滴体積Vからそれ
ぞれRmax =(4V/π)1/3 およびRmin =(4V/
3π)1/3 である。
【0061】そこでノズル先端面積Sを数1を満足する
ように設定すれば印字品質の悪化は最小限に抑えること
ができる。
【0062】数1を満足するノズル先端面積Sの最小値
をSmin 、最大値をSmax とし、その時の固有振動周期
Tpの取り得る値をTpmax、Tpminとして数3より次式
のようになる。
【数5】
【数6】
【0063】次に、図1に示すa、b,cの3種類につ
いて液滴径dと固有振動周期Tpとの実際の計算結果を
下に示す。 V=113pl(d=60μmφ)、υ=5m/sの時、 Rmin≒36μmφ、Smin≒1040μm2、Tpmax≒44μs Rmax≒52μmφ、Smax≒2160μm2、Tpmin≒21μs V= 87pl(d=55μmφ)、υ=7.5m/sの時、 Rmin≒33μmφ、Smin≒ 870μm2、Tpmax≒27μs Rmax≒48μmφ、Smax≒1810μm2、Tpmin≒13μs V= 65pl(d=50μmφ)、υ=10m/sの時、 Rmin≒30μmφ、Smin≒ 720μm2、Tpmax≒18μs Rmax≒44μmφ、Smax≒1500μm2、Tpmin≒ 9μs
【0064】図5は本発明の第1の実施例の液滴径dと
固有振動周期Tpとの上述の計算結果を示す図である。
これにより必要なノズル径をRmax 〜Rmin の間で定
め、数3より求まる固有振動周期Tpとなるヘッド構造
にすれば所望の吐出特性を得る。
【0065】しかしノズル径は他の要因からも限定され
る。例えば非吐出時にノズルよりインクが溢れないよう
にするため負圧(メニスカスを圧力室側に少し下げる方
向の圧力)をかける。
【0066】また、インクの貯蔵として使われるカート
リッジは一般にインクが少なくなってくると負圧が増し
てくるため、ノズルでのインクのメニスカスが急激に後
退し気泡叉は空気が圧力室側に入ってしまい、その時は
メニスカスはノズル先端まで正常復活しない。その負圧
限界を大きくするにはノズル径は小さいほど良い。
【0067】一方、ノズル径を小さくすると数3より固
有振動周期Tpを大きくする必要がでてくるが、後に述
べるが図16で示す周波数特性において高周波での吐出
低下をなるべく高周波側にもっていくには(周波数特性
を良くするには)メニスカスの表面張力振動周期Thを
小さくしたほうが良く、そのために圧力室の小型化が必
要で通常小さくするほど固有振動周期Tpは小さくな
る。よってその両者のバランスと、体積変化量と関係す
る駆動電圧も考慮し、ノズル径Rと固有振動周期Tpを
定めなければならない。
【0068】図6は図9と図10とに示す圧力室の構造
において固有振動周期Tpと圧力室の長さLの関係の測
定結果である。
【0069】前述した液滴吐出速度υおよび液滴体積V
をそれぞれ図1におけるb点、つまり液滴吐出速度υ=
7.5m/s、液滴径d=55μmの場合で考える。カ
ートリッジの取り得る最大静的負圧を仮に余裕をもって
−40mbとし、それに対しメニスカスが後退しないノ
ズル径Rはノズル裏の親水性が良い場合で約40μmφ
である。よってその時の設定される固有振動周期Tpは
数3よりTp≒18μsであるので図6よりL≒8mm
に設定することにする。
【0070】図7は本発明の実施例における印字ヘッド
の吐出特性を示す図である。横軸を駆動電圧、縦軸を速
度と液滴径として表している。この結果が示すように上
述の設計手法により目標の液滴速度υ、液滴体積Vが得
られ、記録紙上で画素径100μmφを達成している。
【0071】つぎに製造上角形ノズルにせざるを得ない
場合の実施例を説明する。基本的にノズルの面積を決め
るまでの方法は前述の実施例と同様である。インクの供
給を速めるために、同じ面積でも長方形の方が表面張力
圧力を上げられるが、飛行中の好ましい液滴の球化を考
慮すると通常は正方形に近い角型が用いられることか
ら、ここでは一辺をaとする正方形のノズルで説明す
る。
【0072】前述の実施例と同様、吐出後の液滴の球化
を考え吐出中の長さLの許される範囲はほぼ実験的にa
≦L≦3aであり、数1同様角型ノズルにおいてもノズ
ル面積Sの範囲は数2のごとくである。その時の固有振
動周期のTpmaxとTpminとは数5と数6と同様になる。
【0073】実際の計算結果を次に示す。 V=113pl(d=60μmφ)、υ=5m/sの時、 amin≒34μm、Smin≒1120μm2、Tpmax≒40μs amax≒48μm、Smax≒2340μm2、Tpmin≒19μs V= 87pl(d=55μmφ)、υ=7.5m/sの時、 amin≒31μm、Smin≒ 940μm2、Tpmax≒25μs amax≒44μm、Smax≒1970μm2、Tpmin≒12μs V= 65pl(d=50μmφ)、υ=10m/sの時、 amin≒28μm、Smin≒ 780μm2、Tpmax≒17μs amax≒40μm、Smax≒1620μm2、Tpmin≒ 8μs その結果、角型ノズルの一辺の長さaは実施例1と同様
の理由でa≒35μmを選択するとTp≒19μsとな
り圧力室の長さLはL≒8mmと定まる。吐出特性は前
述の実施例の円形ノズルの時とほぼ同様となる。
【0074】以上本発明に関しふたつの実施例で説明し
たが、最適な液滴速度υおよび液滴体積Vは記録紙の特
性、インクの特性、プリンタの解像度などによって変化
し得るもので、本発明はその場合においても何等問題な
く対処できる設計手法である。また圧力素子の変形方式
においても本発明のせん断モードに限らず多種の方式に
適用でき、あくまで固有振動周期Tpとノズル面積Sと
の関係を特徴とするものである。
【0075】また本発明の実施例は、非吐出時の状態に
対しいきなり圧力室を収縮することによりインク滴を吐
出させ、その後元に戻すことよりノズルの表面張力によ
りインクの供給を行なう場合であるが、非吐出時に対し
徐々に(固有振動周期Tpの数倍以上の時間をかけて)
圧力室を膨張させながらノズルの表面張力によりインク
の供給を行いその後急激に元に戻すか収縮させてインク
滴を吐出させる場合でも、ほぼ固有振動周期Tpの半分
の時間で吐出特性が決定することより吐出動作は同じで
あり本発明が有効に寄与する。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、プリンタの解像度及び
目標とする記録紙上での最適画素形成を考慮した時のイ
ンクの特性にあった液滴吐出速度υおよび液滴体積Vを
基に、ノズルの先端面積Sと固有振動周期Tpとを前述
の相関の上で設計することより、微小サテライトが少な
く変形画素も少ない良好な画素を形成し、さらに所望の
特性が複雑な調整無く成し遂げられる印字品質の高いイ
ンクジェットプリンタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における液滴吐出速度、液滴体
積と画素径の相関を示す図である。
【図2】印字ヘッドの駆動パルス巾に対する液滴吐出速
度と液滴径との関係を示す図ある。
【図3】階段波駆動時におけるメニスカスの変位と速度
の実測応答波形を示す図である。
【図4】ノズル先端の断面積と吐出状況の様子を示す模
式図である。
【図5】本発明の実施例における液滴径と固有振動周期
との計算結果を示す図である。
【図6】本発明の実施例における印字ヘッドの長さLと
固有振動周期Tpとの関係の実験結果を示す図である。
【図7】本発明の実施例における印字ヘッドの吐出特性
を示す図である。
【図8】従来例の圧電式インクジェットプリンタの印字
ヘッドの構成を示す斜視図である。
【図9】従来例の圧電式インクジェットプリンタの印字
ヘッドのノズル側から見た断面図である。
【図10】従来例の圧電式インクジェットプリンタの印
字ヘッドの圧力室を横からみた断面図である。
【図11】圧電式印字ヘッドを駆動するための回路と波
形とを示す図である。
【図12】インク滴の経過時間ごとの吐出状況を示す図
である。
【図13】圧電式インクジェットプリンタにより形成さ
れた記録紙上の画素を示す図である。
【図14】微小サテライトを含む吐出状況を示す図であ
る。
【図15】図8に示す印字ヘッドのメニスカス振動の時
間的変位を示す形図である。
【図16】図8に示す印字ヘッドの液滴吐出速度と液滴
径の周波数特性である。
【図17】図16に関するメニスカスの状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 最適液滴吐出速度と液滴体積を示す領域 81 圧電体 82 上蓋 83 ノズル板 84 封止板 85 圧力室 86 インク供給口 87 ノズル孔 90 第2の圧力室 91 第1の圧電体 92 第2の圧電体 93 第1の接着剤 94 電極膜 95 絶縁膜 96 上蓋 97 第2の接着剤 98 第1の圧力室 99 圧縮された第1の圧力室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子の変形により圧力室の容積の収
    縮および膨張をおこなうことにより圧力室に充填された
    インクを圧縮しノズルからインク滴を吐出するインクオ
    ンデマント型の圧電式インクジェットプリンタ用印字ヘ
    ッドに於いて、圧電式インクジェットプリンタの解像度
    から決定する記録紙上での画素径を満足するインク滴の
    液滴吐出速度υと、液滴体積Vと、該ノズルの先端の面
    積Sと、圧電素子を含む圧力室と供給口およびノズルの
    構造とインクの特性とから定まる固有振動周期Tpは、
    Tp≒2V/(S×υ)の関係にあって、ノズルの先端
    の面積Sと液滴体積Vとの関係が、 【数1】 を満足する円形ノズルを有することを特徴とする圧電式
    インクジェットプリンタ用印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 圧電素子の変形により圧力室の容積の収
    縮および膨張をおこなうことにより圧力室に充填された
    インクを圧縮しノズルからインク滴を吐出するインクオ
    ンデマント型の圧電式インクジェットプリンタ用印字ヘ
    ッドに於いて、圧電式インクジェットプリンタの解像度
    から決定する記録紙上での画素径を満足するインク滴の
    液滴吐出速度υと、液滴体積Vと、該ノズルの先端の面
    積Sと、圧電素子を含む圧力室と供給口およびノズルの
    構造とインクの特性とから定まる固有振動周期Tpは、
    Tp≒2V/(S×υ)の関係にあって、ノズルの先端
    の面積Sと液滴体積Vとの関係が、 【数2】 を満足する角形ノズルを有することを特徴とする圧電式
    インクジェットプリンタ用印字ヘッド。
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