JP3236676U - 建設機械用グラップル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄筋等の対象物を切断しやすく、作業効率も良好な建設機械用グラップル装置を提供する。【解決手段】互いに開閉動作可能な第1爪部2および第2爪部3を有する。第1爪部2は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第1カッター刃24,25を有する。第2爪部3は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第2カッター刃33,34を有する。第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34は第1爪部2および第2爪部3が互いに閉じるとき互いに閉じる方向にスライドして切断可能に配置されている。第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されている。【選択図】図1
Description
本考案は、建設機械用グラップル装置に関する。
従来、油圧ショベル等の作動アームに取り付けて使用する鉄筋切断用アタッチメントとして、カッターベース及びカッターアームの開閉部に鉄筋等の挟持部と、切刃を備えた鉄筋の切断部とを設けたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の鉄筋切断用アタッチメントでは、鉄筋の切断の際、鉄筋の1点のみで支持して支持した箇所で切断するので、鉄筋が傾斜してしまい、鉄筋の長さ方向に対し直角方向に剪断力が働きにくかった。このため、鉄筋が切断しにくいという課題があった。また、1回の切断動作で1箇所のみを切断するため、作業効率が悪いという課題があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、鉄筋等の対象物を切断しやすく、作業効率も良好な建設機械用グラップル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る建設機械用グラップル装置は、第1爪部および第2爪部を有し、前記第1爪部および前記第2爪部を互いに開閉動作可能な建設機械用グラップル装置であって、前記第1爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第1カッター刃を有し、前記第2爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第2カッター刃を有し、前記第1カッター刃および前記第2カッター刃は前記第1爪部および前記第2爪部が互いに閉じるとき互いに閉じる方向にスライドして切断可能に配置されていることを、特徴とする。
本考案に係る建設機械用グラップル装置は、廃プラスチックや廃木材等の産業廃棄物を処理する際、第1爪部および第2爪部を開いた状態から廃棄物をつかんで閉じ、第1カッター刃および第2カッター刃で廃棄物を切断することができる。切断後の廃棄物は、第1爪部および第2爪部でつかみ、細破砕機や選別機などに投入することができる。第1カッター刃および第2カッター刃は、それぞれ2枚が所定の間隔をあけて並列に配置されているので、鉄筋等の廃棄物を2箇所で支持して切断することができる。このため、鉄筋等の長さ方向に対し直角方向に剪断力を加えることができ、鉄筋等の対象物を切断しやすい。また、1回の切断動作で2箇所切断することができるため、作業効率が良好である。
本考案に係る建設機械用グラップル装置において、前記第1爪部はそれぞれ所定の間隔をあけて並列に配置された3本の第1爪部本体を有し、前記第2爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2本の第2爪部本体を有し、前記第1カッター刃は外側の2本の前記第1爪部本体にそれぞれ設けられ、前記第2カッター刃は2本の前記第2爪部本体にそれぞれ設けられ、前記第1カッター刃および前記第2カッター刃は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されていることが好ましい。
この場合、第1カッター刃および第2カッター刃は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されているので、一方の対の第1カッター刃または第2カッター刃が互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を広げるよう移動したとしても、他方の対の第1カッター刃または第2カッター刃は互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を狭めるよう移動するので、切断作業のときに第1カッター刃と第2カッター刃との間が開いて切断しにくくなるのを防ぐことができる。
この場合、第1カッター刃および第2カッター刃は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されているので、一方の対の第1カッター刃または第2カッター刃が互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を広げるよう移動したとしても、他方の対の第1カッター刃または第2カッター刃は互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を狭めるよう移動するので、切断作業のときに第1カッター刃と第2カッター刃との間が開いて切断しにくくなるのを防ぐことができる。
本考案に係る建設機械用グラップル装置は、前記第1爪部および前記第2爪部を開閉動作させるための油圧駆動部と、前記第1カッター刃および前記第2カッター刃で物を切断するための第1圧力または前記第1爪部本体および前記第2爪部本体で物をつかむための、前記第1圧力より低い第2圧力に前記油圧駆動部の駆動油圧を選択的に切り換え可能な圧力切換部とを、有することが好ましい。
この場合、鉄筋等の対象物を切断する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を第1圧力に設定して、第1カッター刃および前記第2カッター刃で物を切断することができる。廃棄物などを細破砕機や選別機などに投入する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を第1圧力より低い第2圧力に設定して、第1爪部本体および第2爪部本体で物をつかむことができる。
この場合、鉄筋等の対象物を切断する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を第1圧力に設定して、第1カッター刃および前記第2カッター刃で物を切断することができる。廃棄物などを細破砕機や選別機などに投入する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を第1圧力より低い第2圧力に設定して、第1爪部本体および第2爪部本体で物をつかむことができる。
本考案によれば、鉄筋等の対象物を切断しやすく、作業効率も良好な建設機械用グラップル装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1~図3は、本考案の実施の形態の建設機械用グラップル装置を示している。建設機械用グラップル装置は、油圧ショベルなどの建設機械のアームにアタッチメントとして装着される。
図1~図3に示すように、建設機械用グラップル装置は、基部1と、第1爪部2と、第2爪部3とを有している。また、建設機械用グラップル装置は、油圧駆動部(図示せず)と、圧力切換部(図示せず)とを有している。図2に示すように、第1爪部2および第2爪部3は、それぞれ一端が互いに平行な軸材2a,3aを中心として回転可能に基部1に取り付けられ、互いに開閉動作可能となっている。
図1~図3は、本考案の実施の形態の建設機械用グラップル装置を示している。建設機械用グラップル装置は、油圧ショベルなどの建設機械のアームにアタッチメントとして装着される。
図1~図3に示すように、建設機械用グラップル装置は、基部1と、第1爪部2と、第2爪部3とを有している。また、建設機械用グラップル装置は、油圧駆動部(図示せず)と、圧力切換部(図示せず)とを有している。図2に示すように、第1爪部2および第2爪部3は、それぞれ一端が互いに平行な軸材2a,3aを中心として回転可能に基部1に取り付けられ、互いに開閉動作可能となっている。
第1爪部2は、3本の第1爪部本体21,22,23と2枚の第1カッター刃24,25とを有する。3本の第1爪部本体21,22,23は、それぞれ所定の間隔をあけて並列に配置され、連結部材26により一体的に連結されている。第1カッター刃24,25は、外側の2本の第1爪部本体21,23に長さ方向に沿ってそれぞれ設けられている。図3に示すように、第1爪部本体21,23と第1カッター刃24,25との間には、隙間調整用のシム26,27が設けられている。2枚の第1カッター刃24,25は、所定の間隔をあけて並列に配置されている。
第2爪部3は、2本の第2爪部本体31,32と2枚の第2カッター刃33,34とを有する。2本の第2爪部本体31,32は、所定の間隔をあけて並列に配置され、連結部材35により一体的に連結されている。第2カッター刃33,34は、2本の第2爪部本体31,32に長さ方向に沿ってそれぞれ設けられている。第2爪部本体31,32と第2カッター刃33,34との間には、隙間調整用のシム36,37が設けられている。2枚の第2カッター刃33,34は、所定の間隔をあけて並列に配置されている。第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34は、図3に示すように、第1爪部2および第2爪部3が互いに閉じるとき第1カッター刃24,25が外側で第2カッター刃33,34が内側で互いに閉じる方向にスライドして切断可能に配置されている。
油圧駆動部は、第1爪部2および第2爪部3を開閉動作させるための油圧シリンダを有している。圧力切換部は、第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34で物を切断するための第1圧力または第1爪部本体21,22,23および第2爪部本体31,32で物をつかむための、第1圧力より低い第2圧力に油圧駆動部の駆動油圧を選択的に切り換え可能に構成されている。
次に作用について説明する。
建設機械用グラップル装置は、廃プラスチックや廃木材、廃タイヤ、廃棄アルミニウム材等の産業廃棄物を処理する際、第1爪部2および第2爪部3を開いた状態から廃棄物をつかんで閉じ、第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34で廃棄物を切断することができる。鉄筋等の対象物を切断する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を高圧の第1圧力に設定して、第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34で物を切断することができる。
建設機械用グラップル装置は、廃プラスチックや廃木材、廃タイヤ、廃棄アルミニウム材等の産業廃棄物を処理する際、第1爪部2および第2爪部3を開いた状態から廃棄物をつかんで閉じ、第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34で廃棄物を切断することができる。鉄筋等の対象物を切断する際には、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を高圧の第1圧力に設定して、第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34で物を切断することができる。
第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34は、それぞれ2枚が所定の間隔をあけて並列に配置されているので、鉄筋等の廃棄物を2箇所で支持して切断することができる。このため、鉄筋等の長さ方向に対し直角方向に剪断力を加えることができ、鉄筋等の対象物を切断しやすい。また、1回の切断動作で2箇所切断することができるため、作業効率が良好である。
第1カッター刃24,25および第2カッター刃33,34は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されているので、一方の対の第1カッター刃24,25または第2カッター刃33,34が互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を広げるよう移動したとしても、他方の対の第1カッター刃24,25または第2カッター刃33,34は互いに閉じる方向に垂直方向に間隔を狭めるよう移動するので、切断作業のときに第1カッター刃24,25と第2カッター刃33,34との間が開いて切断しにくくなるのを防ぐことができる。
第1爪部本体21,23と第1カッター刃24,25との間および第2爪部本体31,32と第2カッター刃33,34との間のシム26,27,36,37の厚さを変えて、第1カッター刃24,25と第2カッター刃33,34との隙間を最小限に調整することにより、薄物の産業廃棄物の切断も容易にすることができる。
第1爪部本体21,23と第1カッター刃24,25との間および第2爪部本体31,32と第2カッター刃33,34との間のシム26,27,36,37の厚さを変えて、第1カッター刃24,25と第2カッター刃33,34との隙間を最小限に調整することにより、薄物の産業廃棄物の切断も容易にすることができる。
切断後の廃棄物などは第1爪部2および第2爪部3でつかみ、細破砕機や選別機などに投入する。この際、圧力切換部で油圧駆動部の駆動油圧を第1圧力より低い第2圧力に設定して、第1爪部本体21,22,23および第2爪部本体31,32で物を大量につかむことができる。建設機械用グラップル装置は、切断とつかみとが可能な1台2役の装置であり、強度、切断能力、切断スピード、つかむ容量などを考慮して設計される。
1 基部
2 第1爪部
2a 軸材
3 第2爪部
3a 軸材
21,22,23 第1爪部本体
24,25 第1カッター刃
26,27 隙間調整用のシム
31,32 第2爪部本体
33,34 第2カッター刃
35 連結部材
36,37 隙間調整用のシム
2 第1爪部
2a 軸材
3 第2爪部
3a 軸材
21,22,23 第1爪部本体
24,25 第1カッター刃
26,27 隙間調整用のシム
31,32 第2爪部本体
33,34 第2カッター刃
35 連結部材
36,37 隙間調整用のシム
Claims (3)
- 第1爪部および第2爪部を有し、前記第1爪部および前記第2爪部を互いに開閉動作可能な建設機械用グラップル装置であって、
前記第1爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第1カッター刃を有し、
前記第2爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第2カッター刃を有し、
前記第1カッター刃および前記第2カッター刃は前記第1爪部および前記第2爪部が互いに閉じるとき互いに閉じる方向にスライドして切断可能に配置されていることを、
特徴とする建設機械用グラップル装置。 - 前記第1爪部はそれぞれ所定の間隔をあけて並列に配置された3本の第1爪部本体を有し、前記第2爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2本の第2爪部本体を有し、前記第1カッター刃は外側の2本の前記第1爪部本体にそれぞれ設けられ、前記第2カッター刃は2本の前記第2爪部本体にそれぞれ設けられ、
前記第1カッター刃および前記第2カッター刃は一方が外側で他方が内側で互いにスライドして切断可能に配置されていることを、
特徴とする請求項1記載の建設機械用グラップル装置。 - 前記第1爪部および前記第2爪部を開閉動作させるための油圧駆動部と、
前記第1カッター刃および前記第2カッター刃で物を切断するための第1圧力または前記第1爪部本体および前記第2爪部本体で物をつかむための、前記第1圧力より低い第2圧力に前記油圧駆動部の駆動油圧を選択的に切り換え可能な圧力切換部とを、
有することを特徴とする請求項2記載の建設機械用グラップル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000005U JP3236676U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 建設機械用グラップル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000005U JP3236676U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 建設機械用グラップル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3236676U true JP3236676U (ja) | 2022-03-09 |
Family
ID=80493020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022000005U Active JP3236676U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 建設機械用グラップル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3236676U (ja) |
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2022
- 2022-01-04 JP JP2022000005U patent/JP3236676U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3236676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |