JP3077202U - 木材把持切断装置及び作業車両 - Google Patents

木材把持切断装置及び作業車両

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JP3077202U JP2000007617U JP2000007617U JP3077202U JP 3077202 U JP3077202 U JP 3077202U JP 2000007617 U JP2000007617 U JP 2000007617U JP 2000007617 U JP2000007617 U JP 2000007617U JP 3077202 U JP3077202 U JP 3077202U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断機能とつかみ機能を兼ね備えており、切
断作業時とつかみ作業時のアタッチメントの交換が不要
な油圧ショベル用アタッチメントを提供する。 【解決手段】 固定クランプアームとしてのジョー10
に回動クランプアーム20が回動自在に支承されてお
り、上記回動クランプアーム20から物品の挟持側に所
定量突出した切断位置と、上記回動クランプアーム20
よりも引き込んだ格納位置とに変化可能になされている
カッター30を、回動自在に配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、油圧ショベルのアタッチメントに関するものであり、特に、木材等 のつかみ装置、切断装置としての機能を可能とするためのアタッチメントと、こ れを有する作業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、油圧ショベルにおいて、ブーム先端に装着することによって、木材 や軽量鉄骨、或いは建築廃材などをつかんで移動させたり、細かく切断したりと いう特殊な機能を発揮させるために、多様な油圧ショベル用アタッチメントが使 用されている。
【0003】 つまり、上記油圧ショベルのアタッチメントを、バケットユニットやクランプ ユニット、或いはカッタユニット等に適宜交換して装着することによって、上記 油圧ショベルをすくい装置、つまみ装置、破砕装置、切断装置などとして多様に 機能させることが可能となっている。
【0004】 そして、上記クランプユニットを装着した場合にはつかみ装置或いは破砕装置 として機能し、上記カッタユニットを装着した場合には切断装置として好適に機 能する。
【0005】 この場合に、主に、上記クランプユニットと上記カッタユニットとはどちらも 一対のアーム状部材を有しており、一側のアーム状部材を固定して他側のアーム 状部材を油圧によって回動駆動させるものであり、ともに略同一な構成及び機能 を有している。つまり、回動側のアーム状部材の下面が、上記クランプユニット の場合にはクランプ面であるのに、上記カッタユニットの場合にはカッターであ る点が異なっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、つかみ装置としての使用時と切断装置としての使用時においては、油 圧ショベルにクランプユニットとカッタユニットを毎回装着し直す必要があった 。そのため、作業者にとって大きな負担となっていたとともに、作業時間も大幅 に必要であった。特に、木材の処理作業時等においては、切断装置によって木材 を切断する切断作業時と、つかみ装置によってトラックなどへ木材の積み込みを 行うつかみ作業時が頻繁に繰り替えされる。そのため、各作業毎に上記クランプ ユニットと上記カッタユニットを油圧ショベルに装着し直すのは、非常に作業効 率が悪いものであった。
【0007】 そこで、本考案は、切断機能とつかみ機能を兼ね備えており、切断作業時とつ かみ作業時のアタッチメントの交換が不要な油圧ショベル用アタッチメント、油 圧ショベルを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、木 材を把持するとともに、切断を行う木材把持切断装置であって、固定クランプア ームと、該固定クランプアームに対して、所定の回動軸を中心に回動して開閉自 在に設けられた回動クランプアームであって、所定の駆動手段により回動する回 動クランプアームと、上記固定クランプアームに対向する側に、上記回動軸を中 心に回動可能に設けられたカッターであって、上記回動クランプアームから固定 クランプアーム側に所定量突出した切断位置と、上記回動クランプアームから固 定クランプアーム側に突出しない格納位置との間を回動可能に形成されており、 少なくとも2つの孔部が設けられているカッターと、上記回動クランプアームに 設けられたカッターロック機構部であって、上記回動クランプアームの回動方向 に垂直方向に所定の第2駆動手段によって往復動可能なピン部であって、上記孔 部に嵌脱可能なピン部を有するカッターロック機構部と、を有し、上記2つの孔 部のうち、1つは、上記切断位置に回動クランプアームを固定する位置に設けら れており、また、他の1つは、上記格納位置に回動クランプアームを固定する位 置に設けられていることを特徴とする。
【0009】 この第1の構成の木材把持切断装置においては、木材を把持する場合には、上 記カッターを格納位置として使用し、一方、木材を切断する場合には、上記カッ ターを切断位置として使用する。例えば、カッターが切断位置にある状態で、こ れを格納位置とするには、上記固定クランプアームと回動クランプアームとを略 水平状に位置させ、その状態で、ピン部の嵌合状態を解除する。そして、カッタ ーが格納位置に移動するように、回動クランプアーム側を下方になるように、回 動クランプアームと固定クランプアームとを回転させる。すると、カッターはそ の自重で、格納位置側に回動していく。そして、カッターが格納位置に位置した ら、上記ピン部を挿通してカッターを固定させる。一方、カッターが格納位置に ある状態で、これを切断位置とするには、上記固定クランプアームと回動クラン プアームとを略水平状に位置させ、その状態で、ピン部の挿通を解除する。そし て、カッターが格納位置に移動するように、固定クランプアーム側を下方になる ように、回動クランプアームと固定クランプアームとを回転させる。すると、カ ッターはその自重で、切断位置側に回動していく。そして、カッターが切断位置 に位置したら、上記ピン部を挿通してカッターを固定させる。よって、本考案の 木材把持切断装置によれば、木材の把持にも切断にも使用することができる。ま た、ピン部を嵌脱することにより上記格納位置と切断位置とが切り替え可能とな るので、ピン部を直接手作業で嵌脱することなく、遠隔操作で切り替えを行うこ とができ、操作者はこの木材把持切断装置が取り付けられた油圧ショベル等の運 転席から降車することなく、切り替え操作を行うことができ、作業者の負担の軽 減及び作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0010】 また、第2には、上記第1の構成において、上記固定クランプアームに、該固 定クランプアームを軸線を中心に回転させる回転機構部が設けられていることを 特徴とする。これにより、上記格納位置と切断位置とを切り替える際には、上記 固定クランプアームと回動クランプアームとを略水平状に位置させた状態で、ピ ン部の嵌合状態を解除して、該回転機構部により固定クランプアームを回転させ ることにより、容易に切り替えを行うことが可能となる。
【0011】 また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記カッターロック機構 部において、上記ピン部が、上記第2駆動手段としての油圧シリンダによってリ ンク機構を介して駆動されるものであることを特徴とする。
【0012】 また、第4には、上記第1又は2又は3の構成の木材把持切断装置であって、 上記カッターが、屈曲した刃先部であって、略直線状の刃先先端を有する第1刃 先領域と、略直線状の刃先先端を有する第2刃先領域とを有し、該第2刃先領域 の刃先先端と上記第1刃先領域の刃先先端とが180度未満の角度をなす刃先部 を有する刃部を、有していることを特徴とする。この第4の構成の木材把持切断 装置においては、刃部における刃先部が屈曲して、180度未満の角度をなして いるので、直径の太い木材を切断する場合でも、該木材が逃げることがなく、木 材を確実に切断することができる。
【0013】 また、第5には、上記第4の構成の木材把持切断装置であって、上記角度が、 鈍角であることを特徴とする。また、第6には、上記第4又は第5の構成の木材 把持切断装置であって、上記角度が、165度以上170度以下であることを特 徴とする。この第5又は第6の構成の木材把持切断装置においては、被切断対象 物たる木材を効率よく切断することが可能になる。
【0014】 また、第7には、上記第4又は第5又は第6の構成の木材把持切断装置であっ て、上記刃先部の屈曲位置が、該刃先部の略中央位置であることを特徴とする。 この第7の構成の木材把持切断装置においては、被切断対象物たる木材を刃部の 略中央位置で切断することができ、効率のよい切断を行うことができる。
【0015】 また、第8には、作業車両であって、ブームを有し、上記第1から第7までの いずれかの構成の木材把持切断装置を該ブームの先端に有することを特徴とする 。この第8の構成の作業車両においては、上記第1から第7までのいずれかの構 成の木材把持切断装置を該ブームの先端に有するので、切断機能とつかみ機能を 兼ね備えており、切断作業時とつかみ作業時のアタッチメントの交換が不要な作 業車両となる。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。本考案に基づ く油圧ショベル用アタッチメント(木材把持切断装置)A1は、図1に示すよう に、ジョー(固定クランプアーム)10、回動クランプアーム20、カッター3 0、カッターロック機構部40、シリンダユニット50、回転機構部60を有し ている。
【0017】 上記ジョー10は、図2に示すように、先端に行くほど細くなるとともに上部 側が窪んだ略く字状を呈した4枚のジョープレート12a、12b、12c、1 2dを有している。上記ジョープレート12a、12b、12c、12dは、所 定の間隔を開けて並行に配設されており、先端部にシャフト14が上記ジョープ レート12a、12b、12c、12dを直角に貫いて挿嵌されて固着されてい る。そのため、上記シャフト14によって上記ジョープレート12a、12b、 12c、12dの各先端部が互いに連接されることになる。
【0018】 また、上記ジョープレート12a、12b、12c、12dの上部略中央部に は、同一軸心上にそれぞれベアリングユニット16aが固着されている。そして 、各ベアリングユニット16aに連続的に上記回動シャフト16を挿通すること によって、上記ジョープレート12a、12b、12c、12dの各中間部が互 いに連接される。
【0019】 また、図2及び図4に示すように、上記ジョープレート12b、12cの後端 部は、上記ジョープレート12a、12dの後端部よりも短く形成されており、 上記ジョープレート12a、12dの後端部が上記回転機構部60のターンテー ブル62に固着される。そして、上記ジョープレート12b、12cの後端部が 上記ジョープレート12a、12dの後端部よりも短く形成されることによって 生じたスペースに、上記シリンダユニット(駆動手段)50が配設される。
【0020】 そして、上記シリンダユニット50は、本体52から左右に突出する一対の回 動軸54が、上記ジョープレート12a、12dにそれぞれ固着された左右のベ アリングユニット18に挿嵌されるため、上記シリンダユニット50は上記ジョ ープレート12a、12dに対して回動自在となっている。また、上記シリンダ ユニット50のシリンダロッド56の先端部には、該シリンダロッド56と直交 する方向に向けて固着された動作点ベアリング58が固着されている。
【0021】 また、回動クランプアーム20は、図3に示すように、先端に行くほど細くな るとともに下部側が窪んだ略く字状を呈した2枚のクランププレート22、24 を有している。ここで上記クランププレート22、24は、上記ジョー10に噛 み合うように上記ジョープレート12a、12b、12c、12dと干渉しない 位置に並行に配設される。具体的には、図4に示すように、上記ジョープレート 12aと上記ジョープレート12bの間に上記クランププレート22が配設され 、上記ジョープレート12cと上記ジョープレート12dの間に上記クランププ レート24が配設される。また、上記クランププレート22、24の先端部には 、シャフト26が上記クランププレート22、24を横方向に貫いて挿嵌されて 固着されている。
【0022】 また、上記クランププレート22、24の下側基部には、図3及び図4に示す ように、同一軸心上となるようにベアリングユニット16aがそれぞれ固着され ている。そして、上述した上記ジョープレート12a、12b、12c、12d に固着された各ベアリングユニット16aへの上記回動シャフト16の挿通時に 、図4の矢印16pに示すように、上記クランププレート22、24のそれぞれ のベアリングユニット16aにも同時に挿通する。従って、上記クランププレー ト22、24は、上記回動シャフト16によって、上記ジョープレート12a、 12b、12c、12dとともに回動自在に支承されることになる。
【0023】 また、上記クランププレート22、24の上側基部には、図3及び図4に示す ように、同一軸心上となるように上記シリンダユニット50の上記ベアリングユ ニット58bがそれぞれ固着されている。そして、上記クランププレート22側 の上記ベアリングユニット58bと上記クランププレート24側の上記ベアリン グユニット58bとの間に、上記シリンダユニット50の動作点ベアリング58 を同一軸心上に位置させ状態で、図4の矢印58Pに示すように、動作点ピン5 8aを挿通する。従って、上記クランププレート22、24は、上記シリンダユ ニット50が駆動されてシリンダロッド56が伸縮することによって、上記回動 クランプアーム20は上記回動シャフト16を中心に回動駆動されることになる 。
【0024】 また、そのように配設された上記クランププレート22、24の間の空間部に は、上記カッター30が配設されている。上記カッター30は、図6に示すよう に、本体部31、リブ部32、刃部33を有しており、下部側が窪んだ側面視略 く字状を呈している。上記本体部31は、上記カッター30の背部に沿って、基 部から頂部まで略アーチ状に厚肉部が形成されている。この本体部31の先端に は、尖った形状のチップ32aが形成されている。上記リブ部32は、上記カッ ター30の背部に沿って、頂部から先端部側に略アーチ状に、上記本体部31よ りも若干薄い厚肉部が形成されている。
【0025】 また、刃部33は、両刃式のカッターであり、略く字状に屈曲した形状となっ ている。つまり、刃部33は、その先端に、略楔型の断面形状を有する刃先部3 4を有しており、この刃部33は、上記ジョー10側とは反対側に略く字状にく ぼんだ形状となっており、その屈曲する刃先部34のなす角度α、すなわち、刃 先部領域34a(第1刃先領域)の端部と、刃先部領域34b(第2刃先領域) の端部のなす角度αは、165度〜170度となっている。この屈曲位置は、刃 先部34の略中央位置となっている。なお、この刃部33は、1枚の鋼材により 形成されている。つまり、2枚の刃を組み合わせることにより刃部33を構成す るような構成とはなっていない。このように1枚の鋼材で構成することにより、 亀裂等が容易に入らず強度を高くしている。また、刃部33においては、図6に 示すように、刃先部34の屈曲点Jにおける刃先から根本までの距離Sの長さを 十分に取ることにより、切断時に該屈曲点Jに集中する応力を分散させて、刃部 33の強度を高くしている。また、上記刃先部領域34aと上記刃先部領域34 bは、木材などの切断が可能となるように、鋭角な断面に形成されている。
【0026】 また、上記カッター30の所定の部位には、切断側貫通孔(孔部)35、格納 側貫通孔(孔部)36が形成されている。また、上記カッター30の基部には、 カッターベアリング37が固着されている。そして、上記カッターベアリング3 7は、上述した上記ジョープレート12a、12b、12c、12d、及び上記 クランププレート22、24に固着された各ベアリングユニット16aへの上記 回動シャフト16の挿通時に、図4の矢印16Pに示すように、上記カッターベ アリング37にも同時に挿通する。従って、上記カッター30は、上記回動シャ フト16によって上記ジョープレート12a、12b、12c、12d、及び上 記クランププレート22、24とともに回動自在に支承されることになる。
【0027】 また、上記クランププレート22の側面部には、上記カッターロック機構部4 0が固着されている。上記カッターロック機構部40は、図7に示すように、ロ ックピン(ピン部)42、リンク44、油圧シリンダ(第2駆動手段)46、ロ ックベース48を有している。上記ロックピン42は、円柱状に形成されており 先端部が他部材への挿通時のガイドとなるように先細状に形成され、基部側には 上方側に向けてピン42aが突設されている。上記リンク44は、平面視略L時 状に形成されており、長手側アームの先端側には上記ロックピン42のピン42 aが挿通される長穴44aが形成され、また短手側アームの先端側にブッシュ4 4bが固着されている。上記油圧シリンダ46は、ピストンロッド46aの先端 部がピン46bによって、上記リンク44のブッシュ44bに連接されている。
【0028】 上記ロックベース48は、断面略L時状を呈しており、上記カッターロック機 構部40のサブアッセンブリ時のベースとして用いられるとともに、上記カッタ ーロック機構部40を防護する効果も有している。また、上記ロックベース48 には、軸受け部材48a、48b、48cが固着されている。上記軸受け部材4 8aは、上記油圧シリンダ46を横設した状態で上記油圧シリンダ46のシリン ダ側の基部を回動自在に支承する。上記軸受け部材48bは、上記リンク44の 回動中心を回動自在に支承する。
【0029】 上記軸受け部材48cは、略円筒状に形成されており、上記ロックピン42の 上記カッター30の切断側貫通孔35、或いは格納側貫通孔36側への移動をス ムーズにガイドする目的、及び上記ロックピン42へ付加される荷重を分散させ る目的で配設されている。なお、上記軸受け部材48cと同様に、上記ロックピ ン42の上記カッター30の切断側貫通孔35、或いは格納側貫通孔36側への 移動をスムーズにガイドする目的で、図3及び図4に示すように、上記クランプ プレート22、24側にも軸受け部材22c、24cが配設されている。
【0030】 このように形成された上記カッターロック機構部40は、上記油圧シリンダ4 6が駆動されて上記ピストンロッド46aが伸縮することによって、その伸縮が 上記リンク44を介して上記ロックピン42に伝達されるため、上記ロックピン 42がリニアにスライド移動することになる。そのため、上記ロックピン42は 、上記カッター30の上記切断側貫通孔35、或いは上記格納側貫通孔36への 、遠隔操作による嵌脱が自在となる。従って、上記ロックピン42を上記カッタ ー30の上記切断側貫通孔35、或いは上記格納側貫通孔36へ挿嵌した状態で は、上記カッター30は上記ロックピン42によって上記クランププレート22 、24と一体化されてロックされることになる。
【0031】 また、上記回転機構部60は、図1、図2等に示すように、上記ターンテーブ ル62、連結器64を有している。上記ターンテーブル62は、略円盤状に形成 されており、内部には図示しないリングベアリング、モータユニットが組み込ま れているため、上記連結器64に対して上記ジョープレート12a、12dを回 転自在としている。また、上記連結器64には、油圧ショベルP(図11参照) のブームMに回動自在に軸着するための、複数の連結ベアリング64aが固着さ れている。
【0032】 次に、本実施例の使用状態について説明する。上述した構成からなる油圧ショ ベル用アタッチメントA1は、図11に示すように、油圧ショベル(作業車両) PのブームMに、上記連結器64によって取り付けて使用される。なお、この油 圧ショベルPには、運転席Uが設けられており、図示略の油圧配管によって、該 運転席Uからの上記油圧ショベル用アタッチメントA1側の各駆動装置のコント ロールが可能となっている。
【0033】 まず、上記油圧ショベル用アタッチメントA1を装着した上記油圧ショベルP を、つかみ装置(把持装置)として機能させる場合について説明する。なお、ロ ックピン42は、切断側貫通孔35に挿通されており、切断装置の状態であると する。
【0034】 まず、油圧ショベルPのブームMに装着された上記油圧ショベル用アタッチメ ントA1を、上記カッターロック機構部40を上記回転機構部60によって回転 させて、上記ジョー10及び上記回動クランプアーム20が横臥した状態、つま り、水平の状態とする。そして、その状態から上記油圧ショベルPのブームMに 装着された上記油圧ショベル用アタッチメントA1の、上記カッターロック機構 部40による上記カッター30のロックを解除する。つまり、上記カッターロッ ク機構部40を駆動させて、上記油圧シリンダ46の上記ピストンロッド46a を収縮させると、上記リンク44が左回転し、その回転によって上記ロックピン 42を介して上記ロックピン42が上記カッター30から外れる方向にスライド 移動する。そのため、図4に示すように、上記カッターロック機構部40の上記 ロックピン42が、上記軸受け部材48c、及び上記軸受け部材22c、24c に誘導されて、上記カッター30の格納側貫通孔36から抜脱されて、上記カッ ターロック機構部40による上記カッター30のロックが解除され、上記カッタ ー30は、フリー状態となる。
【0035】 そして、上記油圧ショベル用アタッチメントA1を、上記カッターロック機構 部40をロックしない状態で上記回転機構部60によってゆっくりと回転させて 、上記ジョー10が上部側、上記回動クランプアーム20が下部側となるように する。そのため、フリー状態である上記カッター30は、上記回転機構部60の 回転に伴って、重力、つまり、自重によってゆっくりと上記回動シャフト16を 中心に上記クランププレート22、24の内部側に回動するため、図8に示すよ うに、上記カッター30は上記クランププレート22、24よりも引き込んだ格 納位置となる。
【0036】 なお、この場合の上記カッター30の格納位置は、図示略のストッパに上記カ ッター30の一部が当接することによって、その位置が確定するようになってい る。そして、その状態で上記カッターロック機構部40を駆動させると、上記油 圧シリンダ46の上記ピストンロッド46aが延伸して上記リンク44が右回転 し、その回転によって上記ロックピン42を介して上記ロックピン42が上記カ ッター30側にスライド移動する。そのため、図4に示すように、上記カッター ロック機構部40の上記ロックピン42が、上記軸受け部材48c、及び上記軸 受け部材22c、24cに誘導されて、上記カッター30の格納側貫通孔36に 挿通される。
【0037】 そのため、上記カッター30は、図8に示すように、上記クランププレート2 2、24内に引き込んで格納された格納位置で、上記ロックピン42によってロ ックされることになる。
【0038】 以上のように、カッター30の上記格納位置への固定が完了したら、木材のつ かみ作業を行う。例えば、その上記カッター30の格納状態から、再び上記油圧 ショベル用アタッチメントA1を上記回転機構部60によって回転させて、上記 ジョー10が下部側、上記回動クランプアーム20が上部側となる状態に戻す。 そして、図8に示すように、上記シリンダユニット50を駆動して、上記ジョー 10に対して上記回動クランプアーム20を開く方向に回動させて開いた状態と して、図11に示すように、その開口した部分に上記木材Wを入れ込む。この木 材Wとしては、例えば、間伐材が挙げられる。続いて、その状態から、図9に示 すように、上記シリンダユニット50を駆動して、上記ジョー10に対して上記 回動クランプアーム20を閉じる方向に回動させれば、上記ジョー10と上記回 動クランプアーム20の間に上記木材Wが狭持されるため、上記油圧ショベル用 アタッチメントA1が木材Wを把持することができる。
【0039】 なお、この油圧ショベル用アタッチメントA1をジョー10と回動クランプア ーム20とが開いた状態で、把持対象の木材の上方に位置させ、そのまま木材を つかむようにしてもよい。
【0040】 また、木材Wを掴んだ状態から、上記シリンダユニット50を駆動して、上記 ジョー10に対して上記回動クランプアーム20を開く方向に回動させれば、上 記油圧ショベル用アタッチメントA1による木材Wの把持は解除され、上記木材 Wは開放される。従って、上記油圧ショベル用アタッチメントA1を装着した上 記油圧ショベルPは、つかみ装置として好適に機能する。
【0041】 次に、上述したようにつかみ装置として使用した上記油圧ショベル用アタッチ メントA1を、切断装置に切り替えて使用する場合について説明する。まず、油 圧ショベルPのブームMに装着された上記油圧ショベル用アタッチメントA1を 、上記カッターロック機構部40を上記回転機構部60によって約90度程度回 転させて、上記ジョー10及び上記回動クランプアーム20が横臥した状態とす る。そして、その状態から上記油圧ショベルPのブームMに装着された上記油圧 ショベル用アタッチメントA1の、上記カッターロック機構部40による上記カ ッター30のロックを解除する。つまり、上記カッターロック機構部40の上記 ロックピン42が、上記カッター30の格納側貫通孔36から抜脱されて、上記 カッターロック機構部40による上記カッター30のロックが解除され、上記カ ッター30は、フリー状態となる。
【0042】 そして、その上記カッター30がフリーとなった状態から、上記油圧ショベル 用アタッチメントA1を、上記回転機構部60によって、ゆっくりと回転させて 、上記ジョー10が下部側、上記回動クランプアーム20が上部側となる垂直な 状態とする。そのため、フリー状態である上記カッター30は、上記回転機構部 60の回転に伴って、重力によってゆっくりと上記回動シャフト16を中心に上 記クランププレート22、24の内部側から外部側に回動するため、図1に示す ように、上記カッター30は上記クランププレート22、24よりも所定量突出 した切断位置となる。
【0043】 なお、この場合の上記カッター30の切断位置は、図示略のストッパに上記カ ッター30の一部が当接することによって、その位置が確定するようになってい る。そして、その状態で上記カッターロック機構部40を駆動させると、上記油 圧シリンダ46の上記ピストンロッド46aが延伸して上記リンク44が右回転 し、その回転によって上記ロックピン42を介して上記ロックピン42が上記カ ッター30側にスライド移動する。そのため、図4に示すように、上記カッター ロック機構部40の上記ロックピン42が、上記軸受け部材48c、及び上記軸 受け部材22c、24cに誘導されて、上記カッター30の切断側貫通孔35に 挿通される。
【0044】 そのため、上記カッター30は、図1に示すように、上記クランププレート2 2、24よりも所定量突出した切断位置で、上記ロックピン42によってロック されることになる。そして、図10に示すように、上記シリンダユニット50を 駆動して、上記ジョー10に対して上記回動クランプアーム20を開く方向に回 動させて開いた状態として、図11に示すように、その開口した部分に上記木材 Wを入れ込む。
【0045】 続いて、その状態から、図10に示すように、上記シリンダユニット50を駆 動して、上記ジョー10に対して上記回動クランプアーム20を閉じる方向に回 動させれば、上記ジョー10と上記回動クランプアーム20から突出した上記カ ッター30との間に上記木材Wが挟圧されて、上記油圧ショベル用アタッチメン トA1が木材Wを切断することができる。従って、上記油圧ショベル用アタッチ メントA1を装着した上記油圧ショベルPは、切断装置として好適に機能する。
【0046】 なお、上記油圧ショベルPのブームMに装着された上記油圧ショベル用アタッ チメントA1を切断装置として用いる場合には、上記回転機構部60を上にして 該油圧ショベル用アタッチメントA1を吊り下げるようにして使用し、さらには 、切断する木材や、その切断処理をよく視認できるように、上記カッター30を 操作者側、つまり、運転席側にして使用する。
【0047】 また、木材の切断に際して、上記カッター30の上記刃部33及び上記ジョー 10のジョープレート12a、12b、12c、12dの上部側は、互いに対向 して略く字状に屈曲した形状となっているので、木材Wを上記刃部33の中心位 置で切断することができる。つまり、上記カッター30の上記刃部33と、上記 ジョー10のジョープレート12a、12b、12c、12dの上部側とは、所 定の角度をなし、切断時には、該角度を小さくしていくことから、例えば、やや 太さの太い木材Wを切断しようとすると、木材Wは、基本的には、まず、刃先部 34の刃先部領域34aに当接し、先端側に逃げようとする。しかし、刃先部領 域34bが存在するので、この刃先部領域34bに当接すると、木材Wは、それ 以上逃げることなく、刃先部34の中心付近、すなわち、刃先部領域34aと刃 先部領域34bの境界付近で切断されることになる。よって、木材Wを確実に切 断することが可能となり、刃部33の中心付近で切断するので、切断効率も高く することができる。
【0048】 つまり、仮に、刃部33が本実施例のように屈曲していない場合には、木材W は切断途中で先端側に逃げてしまい、確実に切断することができなくなるおそれ がある。また、特に、太さの太い木材Wについては、上記油圧ショベル用アタッ チメントA1の先端側で切断する頻度が高くなるので、木材Wの切断効率も低下 することになる。
【0049】 しかし、本実施例の上記油圧ショベル用アタッチメントA1においては、上記 のように、刃部33が屈曲しているので、そのような問題が生じない。特に、上 記のように、刃先部領域34aの端部と刃先部領域34bの端部のなす角度αは 、165度〜170度となっているので、木材Wの逃げを防止するという目的と 、カッター30の上記刃部33と、上記ジョー10のジョープレート12a、1 2b、12c、12dの上部側との開口角度をある程度大きく取るという目的と をバランスよく達成することができる。すなわち、当該角度αを余り小さくする と、木材W等の被切断物の切断時の逃げを防止する効果は大きくなるものの、上 記開口角度が小さくなるという問題が生じることになり、一方、当該角度αを余 り大きくすると、開口角度は大きくなるものの、逃げ防止の効果は小さくなる。 なお、上記カッター30を閉じた状態では、上記カッター30の刃先34は、図 1に示すように、上記ジョー10のジョープレート12a、12b、12c、1 2dの内部側にまで至るので、木材Wを確実に切断することが可能となる。なお 、通常、切断を行った木材Wは、タブグラインダーに投入して細かく剪断される 。また、この上記カッター30が切断位置となった状態の上記油圧ショベル用ア タッチメントA1は、木材Wを切断するのみでなく、上記カッター30と上記ジ ョー10とで適度に挟むことにより木材Wを持ち運ぶことも可能である。なお、 上記カッター30の先端にはチップ32aが設けられているので、持ち運びの際 の木材Wの落下を防止することが可能となる。また、ジョー10の先端に、掘削 用のチップを設けて、掘削作業を行うことができるようにしてもよい。このよう にすれば、例えば、切り株の処理時に、掘削作業を行うことができる。
【0050】 なお、切断装置として使用した上記油圧ショベル用アタッチメントA1を、つ かみ装置に切り替えて使用する場合は、同様に、上記カッターロック機構部40 による上記カッター30のロックを解除した状態で、上記回転機構部60を回動 させることによって重力によって上記カッター30を回動させて格納位置とし、 その状態で上記カッターロック機構部40をロックすればよい。
【0051】 また、上記油圧ショベル用アタッチメントA1を破砕装置として機能させる場 合は、上記つかみ装置とした構成と全く同様の構成でよく、物品を把持した状態 から更に上記シリンダユニット50によって上記回動クランプアーム20に圧力 を付加すれば、上記ジョー10と上記回動クランプアーム20とによって物品を 圧壊して破砕することが可能となる。なお、この場合に、上記ジョー10及び上 記回動クランプアーム20に、厚みを増した破砕面を形成するか、複数の突起を 形成して破砕歯を形成するのが好ましい。
【0052】 以上述べたように、本実施例によれば、上記油圧ショベル用アタッチメントA 1は、回動自在に支承されており、上記回動クランプアーム20から物品の挟持 側に所定量突出した切断位置と、上記回動クランプアームよりも引き込んだ格納 位置とに変化可能になされているカッター30を有しているそのため、上記カッ ター30を上記切断位置とした場合には、上記カッター30が上記回動クランプ アーム20から物品の挟持側に所定量突出しているため物品に上記カッター30 の当接が可能となり、上記油圧ショベルPが切断装置として機能することが可能 になる。また、上記カッター30を上記格納位置とした場合には、上記カッター 30が上記回動クランプアーム20よりも引き込んでいるため、物品には上記回 動クランプアーム20のみが当接するため、上記油圧ショベルPをつかみ装置或 いは破砕装置として機能することが可能になる。そのため、上記油圧ショベル用 アタッチメントA1が切断機能とつかみ機能を兼ね備えたものとなって、切断作 業時とつかみ作業時或いは破砕時のアタッチメントの交換を不要とすることがで きる。
【0053】 また、上記カッターロック機構部40による上記ロックピン42の嵌脱による 簡略な方法によって、上記カッター30を上記切断位置及び上記格納位置でロッ クすることが可能になる。
【0054】 また、上記ロックピン42の嵌脱が遠隔操作によって行うことが可能になされ ているため、上記回動クランプアーム20と上記カッター30が上記切断位置及 び上記格納位置で、遠隔操作によってのロックが可能となる。従って、遠隔操作 によって上記回動クランプアーム20と上記カッター30の上記切断位置と上記 格納位置でのロック及びロックの解除を行うことが可能となるため、操作者は上 記油圧ショベルPの運転席Uから降車することなく、上記カッター30の上記切 断位置と上記格納位置との切り替え操作を行うことができ、大幅に作業性を高め ることができる。
【0055】 また、上記油圧ショベル用アタッチメントA1においては、上記カッターロッ ク機構部40が、油圧シリンダ46によって駆動されてリンク44を介して上記 ロックピン42を嵌脱するものであるため、上記油圧シリンダ46の作動力によ って機械的に上記ロックピン42の嵌脱を行うことができる。そのため、人力に よって上記ロックピン42の嵌脱を行う必要がなくすことができ、作業者の負担 の軽減、及び作業効率の向上を図ることが可能になる。
【0056】 また、上記カッター30は、刃部33における刃先部34が屈曲して、165 度以上170度以下の角度αをなしているので、直径の太い木材を切断する場合 でも、該木材が逃げることがなく、木材を確実に切断することができ、また被切 断対象物たる木材を効率よく切断することが可能になる。
【0057】 また、上記カッター30の上記刃先部34の屈曲点Jが、該刃先部34の略中 央位置であるため、木材Wを上記刃部33の略中央位置で切断することができ、 効率のよい切断を行うことができる。
【0058】
【考案の効果】
本考案に基づく木材把持切断装置によれば、木材の把持にも切断にも使用する ことができる。また、ピン部を嵌脱することにより上記格納位置と切断位置とが 切り替え可能となるので、ピン部を直接手作業で嵌脱することなく、遠隔操作で 切り替えを行うことができ、操作者はこの木材把持切断装置が取り付けられた油 圧ショベル等の運転席から降車することなく、切り替え操作を行うことができ、 作業者の負担の軽減及び作業効率の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に基づく油圧ショベル用アタッ
チメントの全体構造を示す側面図である。
【図2】本実施例のジョー側の構造を示す斜視図であ
る。
【図3】本実施例の回動クランプアーム側の構造を示す
斜視図である。
【図4】本実施例の油圧ショベル用アタッチメントの全
体構造を示す平面図である。
【図5】本実施例の油圧ショベル用アタッチメントの全
体構造を示す斜視図である。
【図6】本実施例のカッターの構造を示す側面図であ
る。
【図7】本実施例のカッターロック機構部を示す斜視図
である。
【図8】カッター格納位置での開口状態を示す側面図で
ある。
【図9】カッター格納位置でのつかみ機能を示す側面図
である。
【図10】カッター切断位置での切断機能を示す側面図
である。
【図11】本実施例の油圧ショベル用アタッチメントを
油圧ショベルのブームに装着した状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ジョー 20 回動クランプアーム 30 カッター 34 刃先部 34a、34b 刃先部領域 40 カッターロック機構部 42 ロックピン 44 リンク 46 油圧シリンダ A1 油圧ショベル用アタッチメント J 屈曲位置 M ブーム P 油圧ショベル α 角度

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材を把持するとともに、切断を行う木
    材把持切断装置であって、 固定クランプアームと、 該固定クランプアームに対して、所定の回動軸を中心に
    回動して開閉自在に設けられた回動クランプアームであ
    って、所定の駆動手段により回動する回動クランプアー
    ムと、 上記固定クランプアームに対向する側に、上記回動軸を
    中心に回動可能に設けられたカッターであって、上記回
    動クランプアームから固定クランプアーム側に所定量突
    出した切断位置と、上記回動クランプアームから固定ク
    ランプアーム側に突出しない格納位置との間を回動可能
    に形成されており、少なくとも2つの孔部が設けられて
    いるカッターと、 上記回動クランプアームに設けられたカッターロック機
    構部であって、上記回動クランプアームの回動方向に垂
    直方向に所定の第2駆動手段によって往復動可能なピン
    部であって、上記孔部に嵌脱可能なピン部を有するカッ
    ターロック機構部と、を有し、 上記2つの孔部のうち、1つは、上記切断位置に回動ク
    ランプアームを固定する位置に設けられており、また、
    他の1つは、上記格納位置に回動クランプアームを固定
    する位置に設けられていることを特徴とする木材把持切
    断装置。
  2. 【請求項2】 上記固定クランプアームに、該固定クラ
    ンプアームを軸線を中心に回転させる回転機構部が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の木材把持
    切断装置。
  3. 【請求項3】 上記カッターロック機構部において、上
    記ピン部が、上記第2駆動手段としての油圧シリンダに
    よってリンク機構を介して駆動されるものであることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の木材把持切断装置。
  4. 【請求項4】 上記カッターが、 屈曲した刃先部であって、略直線状の刃先先端を有する
    第1刃先領域と、略直線状の刃先先端を有する第2刃先
    領域とを有し、該第2刃先領域の刃先先端と上記第1刃
    先領域の刃先先端とが180度未満の角度をなす刃先部
    を有する刃部を、有していることを特徴とする請求項1
    又は2又は3に記載の木材把持切断装置。
  5. 【請求項5】 上記角度が、鈍角であることを特徴とす
    る請求項4に記載の木材把持切断装置。
  6. 【請求項6】 上記角度が、165度以上170度以下
    であることを特徴とする請求項4又は5に記載の木材把
    持切断装置。
  7. 【請求項7】 上記刃先部の屈曲位置が、該刃先部の略
    中央位置であることを特徴とする請求項4又は5又は6
    に記載の木材把持切断装置。
  8. 【請求項8】 作業車両であって、 ブームを有し、 上記請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に
    記載の木材把持切断装置を該ブームの先端に有すること
    を特徴とする作業車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063952A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Marujun Heavy Industry Co Ltd クラムシェルバケット装置
JP2021106563A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 シーア アンド ヨー ヘビー イクイップメント ピーティーイー.エルティーディー.Sia & Yeo Heavy Equipment Pte.Ltd. 樹木切断のための把持装置

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