JP3236643U - デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータを提供する。【解決手段】第1高速軸受4、第2高速軸受5及び第3高速軸受6の内部に軸7が共同で貫通し、軸の頂部にファン羽根8が嵌め込まれ、内殼とモータ外殻が円周方向に等間隔で配置されている複数組の風取入れ板を介して固結構造を形成し、風取入れ板全体が傾斜状を呈し、2つの風取入れ板ごとの間に第2通気路が設けられ、第2通気路の吹出口はファン羽根の風の流れ方向と同じ、内殼の頂部の貫通穴の外側に複数組の等間隔の大きな円弧溝が穿設される。デュアルチャンネルスパイラル式の設計を採用することにより、第2通気路の吹出口とファン羽根の風の流れとが一緒の状態を呈させ、最後に大きな円弧溝から排出される。モータの回転数は5万~12万回転/分であり、放熱の問題をうまく解決でき、モータが風との接触面積をさらに増加することで、放熱をより効率的かつ迅速にさせる。【選択図】図3

Description

本考案は、モータ技術分野に関し、特に、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータに関する。
従来のデュアルダクト冷却・磁気抵抗を有する小型モータ(特許文献1)は、アルミ合金ダクトを備え、前記アルミ合金ダクトチャンバーの頂部にアルミ合金高速ファンブレードが回転自在に連結され、前記アルミ合金ダクトチャンバーにモータ軸心が回転自在に連結され、前記モータ軸心の頂端でアルミ合金高速ファンブレードの下に高速玉軸受が移動自在に連結され、前記モータ軸心の頂端は高速玉軸受の内表面と回転自在に連結する。特許文献1がモータ技術分野に関する。デュアルダクト冷却・磁気抵抗有する小型モータは、アルミ合金高速ファンブレード及びアルミ合金ダクトの設置により、アルミ合金高速ファンブレードが回転して負圧式サイフォンを介して外気をアルミ合金ダクト内部に吸い込むことで冷却し、デュアルダクトにアルミ合金高速ファンブレードの負圧式サイフォンを組み合わせることで、小型モータのチャンバーが作動した時のモータ昇温速度を大幅に低下させ、筐体シールド磁気カバー及び耐衝撃性シリコンカバーの設置により、小型モータの作動をより安定させることができる。
ただし、上記の技術は、実際に使用する時、風と内部構造との流れの接触面積が小さいため、放熱効率が低くなり、モータが高速で回転している時発熱し、温度が高すぎると磁石を不安定にさせ且つ退磁現象が起き、温度が高すぎると磁石が不安定になり減磁するため、本考案者らは、デュアルチャネル高効率放熱構造の高速モータを提案した。
中国特開番号第CN110943567A号
従来技術の不足に鑑みて、本考案は、放熱効率が低いという課題を解決するデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータを提供する。
上記目的を達成するために本考案では次のような技術的手段を講じた。すなわち、
デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータであって、吸気導流ベース部を備え、前記吸気導流ベース部の頂部に放熱組立体が嵌め込まれ、前記放熱組立体の内部に固定子コイル組立体が係合され、前記吸気導流ベース部、放熱組立体及び固定子コイル組立体の内部に第1高速軸受、第3高速軸受及び第2高速軸受が各々固着され、前記第1高速軸受、第2高速軸受及び第3高速軸受の内部に軸が共同で貫通し、前記軸の頂部にファン羽根が嵌め込まれ;
前記放熱組立体は、モータ外殻と、内殼とを備え、前記内殼とモータ外殻が円周方向に等間隔で配置されている複数組の風取入れ板を介して固結構造を形成し、前記風取入れ板全体が傾斜状を呈し、前記内殼の頂部中央に貫通穴が穿設され、前記内殼の頂部の貫通穴の外側に複数組の等間隔の大きな円弧溝が穿設される。
本考案の更なる技術的手段として、前記固定子コイル組立体は、内殼の内部に係合された固定子コイルハウジングを備え、前記固定子コイルハウジングの内壁に円周方向に等間隔で配置されている複数組のコイルポストが固着され、2つの前記コイルポストごとの間に第3通気路が設けられる。
本考案の更なる技術的手段として、前記吸気導流ベース部の頂部に第3通気路に対応する複数組の第1通気路が穿設され、2つの前記第1通気路ごとの間に1本のモータ導線が貫通される。
本考案の更なる技術的手段として、2つの前記風取入れ板ごとの間に第2通気路が設けられ、前記第2通気路の吹出口は、ファン羽根の風の流れ方向と同じである。
本考案の更なる技術的手段として、前記固定子コイルハウジングの底部にモータ導線に対応する接続板が固着される。
本考案の更なる技術的手段として、前記モータ導線の頂部は、接続板の内部を貫通し、前記コイルポストの内側がアーチ状の構造である。
本考案の更なる技術的手段として、前記軸の回転数は、5万~12万回転/分である。
本考案は、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータを提供する。従来技術と比較すると次の有利な効果を有する。すなわち、
1、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの内殼とモータ外殻は、内殼とモータ外殻が円周方向に等間隔で配置されている複数組の風取入れ板を介して固結構造を形成し、前記風取入れ板全体が傾斜状を呈し、2つの前記風取入れ板ごとの間に第2通気路が設けられ、前記第2通気路の吹出口は、ファン羽根の風の流れ方向と同じで、内殼の頂部の貫通穴の外側に複数組の等間隔の大きな円弧溝が穿設される。この構造は、デュアルチャンネルスパイラル式の設計を採用することにより、使用時に第2通気路の吹出口とファン羽根の風の流れとが一緒の状態を呈させ、最後に大きな円弧溝から排出され、風との接触面積をさらに増加することで、放熱をより効率的かつ迅速にさせる。
デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの概略構造図である。 デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータとファン羽根が分離した構造を示す立体分解図である。 デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの構造を示す立体分解図である。 デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの構造を示す上面図である。 図4内のA-A線に沿った断面図である。 デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの放熱組立体の概略構造図である。 デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの固定子コイル組立体の概略構造図である。
以下、本考案の実施例中の図面を参照して、本考案の実施例中の技術的手段を詳細に説明するが、説明する実施例は本考案の一部の実施例であり、全ての実施例でないことは言うまでもない。本考案中の実施例に基づいて、当業者は創造性の活動をしない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属する。
図1~図5を参照すると、本考案は、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータの技術的手段を提供する。すなわち、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータであって、吸気導流ベース部1を備え、吸気導流ベース部1の頂部に放熱組立体2が嵌め込まれ、放熱組立体2の内部に固定子コイル組立体3が係合され、吸気導流ベース部1、放熱組立体2及び固定子コイル組立体3の内部に第1高速軸受4、第3高速軸受6及び第2高速軸受5が各々固着され、第1高速軸受4、第2高速軸受5及び第3高速軸受6の内部に軸7が共同で貫通し、軸7の頂部にファン羽根8が嵌め込まれる。吸気導流ベース部1の頂部に第3通気路33に対応する複数組の第1通気路9が穿設され、2つの第1通気路9ごとの間に1本のモータ導線10が貫通され、モータ導線10の頂部は接続板34の内部を貫通し、モータ導線10が外部の電源と電気的に接続される。
図6を参照すると、放熱組立体2は、モータ外殻21と、内殼22とを備え、内殼22とモータ外殻21が円周方向に等間隔で配置されている複数組の風取入れ板23を介して固結構造を形成し、風取入れ板23全体が傾斜状を呈し、内殼22の頂部中央に貫通穴25が穿設され、内殼22の頂部の貫通穴25の外側に複数組の等間隔の大きな円弧溝26が穿設され、2つの風取入れ板23ごとの間に第2通気路24が設けられ、第2通気路24の吹出口は、ファン羽根8の風の流れ方向と同じである。この構造は、デュアルチャンネルスパイラル式の設計を採用することにより、使用時に第2通気路24の吹出口とファン羽根8の風の流れとが一緒の状態を呈させ、最後に大きな円弧溝26から排出され、風との接触面積をさらに増加することで、放熱をより効率的かつ迅速にさせる。
図7を参照すると、固定子コイル組立体3は、内殼22の内部に係合された固定子コイルハウジング31を備え、固定子コイルハウジング31の内壁に円周方向に等間隔で配置されている複数組のコイルポスト32が固着され、コイルポスト32の内側がアーチ状の構造であり、2つのコイルポスト32ごとの間に第3通気路33が設けられ、固定子コイルハウジング31の底部にモータ導線10に対応する接続板34が固着される。
本考案の動作原理:使用時、モータ導線10に通電すると、ファン羽根8を回転させることができ、外部の風は第1通気路9及び第2通気路24から入り、この時、第1通気路9に入った風は第3通気路33の方向に流れ続け、最後に大きな円弧溝26から排出され、第2通気路24に流れる風と合流し、風取入れ板23全体が傾斜状を呈し、第2通気路24の吹出口とファン羽根8の風の流れ方向とが同じであるため、最終的に合流する風はファン羽根8の間の隙間から外部に排出することで、風速を上げ、風との接触面積を確保し、さらに放熱効率を向上させる。
10 モータ導線
1 吸気導流ベース部
2 放熱組立体
21 モータ外殻
22 内殼
23 風取入れ板
24 第2通気路
25 貫通穴
26 大きな円弧溝
3 固定子コイル組立体
31 固定子コイルハウジング
32 コイルポスト
33 第3通気路
34 接続板
4 第1高速軸受
5 第2高速軸受
6 第3高速軸受
7 軸
8 ファン羽根
9 第1通気路

Claims (7)

  1. デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータであって、吸気導流ベース部(1)を備え、前記吸気導流ベース部(1)の頂部に放熱組立体(2)が嵌め込まれ、前記放熱組立体(2)の内部に固定子コイル組立体(3)が係合され、前記吸気導流ベース部(1)、前記放熱組立体(2)及び前記固定子コイル組立体(3)の内部に第1高速軸受(4)、第3高速軸受(6)及び第2高速軸受(5)が各々固着され、前記第1高速軸受(4)、前記第2高速軸受(5)及び前記第3高速軸受(6)の内部に軸(7)が共同で貫通し、前記軸(7)の頂部にファン羽根(8)が嵌め込まれ;
    前記放熱組立体(2)は、モータ外殻(21)と、内殼(22)とを備え、前記内殼(22)と前記モータ外殻(21)が円周方向に等間隔で配置されている複数組の風取入れ板(23)を介して固結構造を形成し、前記風取入れ板(23)全体が傾斜状を呈し、前記内殼(22)の頂部中央に貫通穴(25)が穿設され、前記内殼(22)の頂部の前記貫通穴(25)の外側に複数組の等間隔の大きな円弧溝(26)が穿設される、
    ことを特徴とする、デュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  2. 前記固定子コイル組立体(3)は、前記内殼(22)の内部に係合された固定子コイルハウジング(31)を備え、前記固定子コイルハウジング(31)の内壁に円周方向に等間隔で配置されている複数組のコイルポスト(32)が固着され、2つの前記コイルポスト(32)ごとの間に第3通気路(33)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  3. 前記吸気導流ベース部(1)の頂部に第3通気路(33)に対応する複数組の第1通気路(9)が穿設され、2つの前記第1通気路(9)ごとの間に1本のモータ導線(10)が貫通されることを特徴とする、請求項2に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  4. 2つの前記風取入れ板(23)ごとの間に第2通気路(24)が設けられ、前記第2通気路(24)の吹出口は、前記ファン羽根(8)の風の流れ方向と同じであることを特徴とする、請求項1に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  5. 前記固定子コイルハウジング(31)の底部に前記モータ導線(10)に対応する接続板(34)が固着されることを特徴とする、請求項3に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  6. 前記モータ導線(10)の頂部は、前記接続板(34)の内部を貫通し、前記コイルポスト(32)の内側がアーチ状の構造であることを特徴とする、請求項5に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。
  7. 前記軸(7)の回転数は、5万~12万回転/分であることを特徴とする、請求項5に記載のデュアルチャンネル高効率放熱構造の高速モータ。

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