JP3236640U - 宅配ボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトに折り畳める宅配ボックスを提供する。【解決手段】側面部10、底面部11、蓋面部4を備えた宅配ボックス1であって、側面部10は可撓形状維持性素材で構成されており、側面部10の立設状態を補佐し、高さ方向に延びる芯材16が設けてあり、側面部10は、蓋面部4を開閉する開閉部支持部12を有する後側面部8と、後側面部8と対向する前側面部7と、後側面部8と前側面部7との間にある一対の折畳用側面部15とを有し、芯材16は後側面部8と前側面部7の少なくとも一方に設けてあり、折畳時には、折畳用側面部15を内方に折り畳んで、前側面部7、後側面部8及び蓋面部4の3枚が平行に重なるように折り畳む、ことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、折り畳み可能な宅配ボックスに関する。
宅配ボックスとは宅配物を内部に入れることのできるボックスであり、個人住宅において留守時の宅配物の受け取りなどに使用されるボックスである。
下記特許文献1には透明ポケットを外面に設け、内部に内ポケットを設けた宅配ボックスが提案されている。また、この宅配ボックスは、対向側面の上部にコの字形状の枠を軸支している。そして、コの字形状の枠を軸受回りに回転させることによって水平に折り畳んだ状態と、内部に宅配物を入れることのできる鉛直に立設した状態と、を取り得るようにしている。
上記従来技術に一例として示されているように、自立的に立設状態を維持できるとともに、非使用時にはコンパクトに折り畳むことのできる宅配ボックスが各種提案されている。
しかし、宅配ボックスに、上記コの字状の枠のように自立させる部材を設けることは、自立させる部材と宅配物が干渉して収容物を傷つけたり、折り畳んだ時の厚さを薄くすることが難しいという課題があった。さらに、自立させる部材を別途加工して、宅配ボックス内に取り付ける手間がかかり、製造コストが高くなる課題もあった。
本考案は上記従来技術の課題を解決するためになされたものである。
本考案の目的は、宅配物と自立させる部材が干渉することを抑制でき、軽量で、折り畳み後の厚さを薄くできてコンパクトであり、しかも構造が簡単で製造コストを低く抑えることができる宅配ボックスを提供することである。
しかし、宅配ボックスに、上記コの字状の枠のように自立させる部材を設けることは、自立させる部材と宅配物が干渉して収容物を傷つけたり、折り畳んだ時の厚さを薄くすることが難しいという課題があった。さらに、自立させる部材を別途加工して、宅配ボックス内に取り付ける手間がかかり、製造コストが高くなる課題もあった。
本考案は上記従来技術の課題を解決するためになされたものである。
本考案の目的は、宅配物と自立させる部材が干渉することを抑制でき、軽量で、折り畳み後の厚さを薄くできてコンパクトであり、しかも構造が簡単で製造コストを低く抑えることができる宅配ボックスを提供することである。
本考案の第1態様に係る宅配ボックスは、
使用時に、側面部、底面部、上面部である蓋面部を備えた宅配ボックスであって、
前記側面部は可撓形状維持性素材で構成されており、
前記側面部の立設状態を補佐する芯材が設けてあり、
前記芯材は前記側面部の高さ方向に延びる形状を有しており、
前記側面部は、前記蓋面部を開閉する開閉部支持部を有する後側面部と、前記後側面部と対向する前側面部と、前記後側面部と前記前側面部との間にある一対の折畳用側面部とを有し、
前記芯材は前記後側面部と前記前側面部の少なくとも一方に設けてあり、
折畳時には、前記折畳用側面部を内方に折り畳んで、前記前側面部、前記後側面部及び前記蓋面部の3枚が平行に重なるように折り畳む、ことを特徴とする。
使用時に、側面部、底面部、上面部である蓋面部を備えた宅配ボックスであって、
前記側面部は可撓形状維持性素材で構成されており、
前記側面部の立設状態を補佐する芯材が設けてあり、
前記芯材は前記側面部の高さ方向に延びる形状を有しており、
前記側面部は、前記蓋面部を開閉する開閉部支持部を有する後側面部と、前記後側面部と対向する前側面部と、前記後側面部と前記前側面部との間にある一対の折畳用側面部とを有し、
前記芯材は前記後側面部と前記前側面部の少なくとも一方に設けてあり、
折畳時には、前記折畳用側面部を内方に折り畳んで、前記前側面部、前記後側面部及び前記蓋面部の3枚が平行に重なるように折り畳む、ことを特徴とする。
本考案の第2態様は、前記第1態様に記載の宅配ボックスであって、前記折畳時には、前記折畳用側面部を内方に折り畳んで、前記後側面部を底板部とし、前記前側面部を中間板部として、最上部に前記蓋面部が位置するように折り畳む、ことを特徴とする。
本考案の第3態様は、前記第1態様から前記第2態様のいずれかに記載の宅配ボックスであって、前記後側面部、前記前側面部及び前記折畳用側面部が略矩形であり、宅配ボックスの外形が略直方体形である、ことを特徴とする。
本考案の第4態様は、前記第3態様に記載の宅配ボックスであって、前記略直方体形の前記側面部の4角位置に前記芯材を設けた、ことを特徴とする。
本考案の第5態様は、前記第1態様から前記第2態様のいずれかに記載の宅配ボックスであって、前記側面部が円筒面部で構成され、前記後側面部を前記円筒面部の後側円筒領域で構成し、前記前側面部を前記後側円筒領域に対向する前側円筒領域で構成し、前記折畳用側面部を前記後側円筒領域と前記前側円筒領域との間にある一対の折畳用円筒領域で構成した、ことを特徴とする。
本考案の第6態様は、前記第1態様から前記第5態様のいずれかに記載の宅配ボックスであって、前記後側面部の外面側に固定用ベルト部を設けた、ことを特徴とする。
本考案の第7態様は、前記第4態様に記載の宅配ボックスであって、前記芯材を棒形部材で構成した、ことを特徴とする。
本考案の第7態様は、前記第4態様に記載の宅配ボックスであって、前記芯材を棒形部材で構成した、ことを特徴とする。
本考案であれば、宅配物と自立させる部材が干渉することを抑制でき、軽量で、折り畳み後の厚さを薄くできてコンパクトであり、しかも構造が簡単で製造コストを低く抑えることができる宅配ボックスを提供できた。
以下、図面を参照しつつ、本考案に係る一実施形態である宅配ボックスについて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は宅配ボックス1の使用状態における外観を模式的に示す斜視図である。なお、図1~図3における宅配ボックス1の説明において、宅配ボックス1の前後方向とは図1中矢印Xで示す方向である。宅配ボックス1の横方向とは前後方向に対して平面視で直交する方向であり、図1中矢印Yで示す方向である。また、宅配ボックス1の高さ方向(折り畳んだ時の厚さ方向)とは前後方向及び横方向に対してそれぞれ直交する方向であり、図1中矢印Zで示す方向である。
[第1実施形態]
図1は宅配ボックス1の使用状態における外観を模式的に示す斜視図である。なお、図1~図3における宅配ボックス1の説明において、宅配ボックス1の前後方向とは図1中矢印Xで示す方向である。宅配ボックス1の横方向とは前後方向に対して平面視で直交する方向であり、図1中矢印Yで示す方向である。また、宅配ボックス1の高さ方向(折り畳んだ時の厚さ方向)とは前後方向及び横方向に対してそれぞれ直交する方向であり、図1中矢印Zで示す方向である。
宅配ボックス1は全体が略直方体形状の収納ケースで構成され、ケース体2に上面部となる蓋面部4が開閉自在に取付けられた構成としてある。ケース体2は側面部10と底面部11で構成されている。側面部10は、右側面部5、左側面部6、前側面部7、後側面部8の4面で構成されている。
側面部10は可撓形状維持性素材で構成されている。
可撓形状維持性素材とは、本明細書では、ある程度の柔軟性があり、折り畳みが可能で、その素材をある姿勢状態にした場合に素材の可撓性によってある程度、その姿勢状態を維持できる素材のことを言う。
側面部10は可撓形状維持性素材で構成されている。
可撓形状維持性素材とは、本明細書では、ある程度の柔軟性があり、折り畳みが可能で、その素材をある姿勢状態にした場合に素材の可撓性によってある程度、その姿勢状態を維持できる素材のことを言う。
可撓形状維持性素材は軽量で耐水性を兼ね備えた素材であることも必要で、そのような素材としては、ターポリン生地あるいは合成樹脂でコーティングされている合成繊維生地を例示することができる。
そのような生地で側面部10を構成することで、耐水性を備え、丈夫で耐久性が高く、宅配ボックスのような衝撃や雨にも濡れやすい環境でも長期に渡って安定して使用することができる。
そのような生地で側面部10を構成することで、耐水性を備え、丈夫で耐久性が高く、宅配ボックスのような衝撃や雨にも濡れやすい環境でも長期に渡って安定して使用することができる。
この宅配ボックス1では、4面からなる側面部10のみならず、底面部11、蓋面部4も可撓形状維持性素材を含んで構成することも可能である。
但し、蓋面部4はケース体2の蓋体として機能するものなのである程度の剛性を有するものが好ましく、蓋面部4の内部に四角形状を維持する型紙などの形状維持部が入った構成も採用することができる。
また、蓋面部4は可撓形状維持性素材を使用せず、軽量の合成樹脂製で形成されたもので構成することも可能である。
後側面部8の上端縁と蓋面部4の下端縁には、蓋面部4の開閉部支持部12が設けられ、後側面部8の上端縁に対して蓋面部4がヒンジのように開閉することができるように構成してある。
開閉部支持部12には各種の宅配ボックスに使用されている公知のヒンジ構成部が採用できる。
但し、蓋面部4はケース体2の蓋体として機能するものなのである程度の剛性を有するものが好ましく、蓋面部4の内部に四角形状を維持する型紙などの形状維持部が入った構成も採用することができる。
また、蓋面部4は可撓形状維持性素材を使用せず、軽量の合成樹脂製で形成されたもので構成することも可能である。
後側面部8の上端縁と蓋面部4の下端縁には、蓋面部4の開閉部支持部12が設けられ、後側面部8の上端縁に対して蓋面部4がヒンジのように開閉することができるように構成してある。
開閉部支持部12には各種の宅配ボックスに使用されている公知のヒンジ構成部が採用できる。
蓋面部4の下周縁部には、線ファスナー13の一方側の務歯部が周縁に沿って設けられるとともに、4面からなる側面部10の上周縁部には線ファスナーの他方側の務歯部が設けられ、スライダー14によって線ファスナー13を開閉操作して、ケース体2を閉じた状態と、開いた状態とに操作できるようになっている。
<芯材16>
側面部10の一部には少なくとも1個の芯材16を設けることが必要である。芯材16は側面部10の上下方向に延びる内面に沿って立設された状態で設けられる。その形態としては、側面部10の面に接着剤、紐等で取付けたり、側面部10内部に埋め込む構成も採用できる。また、側面部10の面に芯材を取付ける場合は、側面部10の高さ方向に延びる細長い袋部(図示せず)を設け、その袋部内に芯材16を入れることによっても構成することができる。
側面部10の一部には少なくとも1個の芯材16を設けることが必要である。芯材16は側面部10の上下方向に延びる内面に沿って立設された状態で設けられる。その形態としては、側面部10の面に接着剤、紐等で取付けたり、側面部10内部に埋め込む構成も採用できる。また、側面部10の面に芯材を取付ける場合は、側面部10の高さ方向に延びる細長い袋部(図示せず)を設け、その袋部内に芯材16を入れることによっても構成することができる。
芯材16は、ある程度自立性のある側面部10の素材の立設した姿勢状態を補佐(補強)するために剛性の高い素材で構成される。この第1実施形態の構成では、芯材16が設けられる位置は、直方体の側面部10の4角位置に4本立設した構成が示してある。
芯材16の形状は、側面部10の高さにほぼ等しい長さの丸鋼材を使用している。この他にも支え材としての所定の剛性、可撓性(弾力性はその一部)と耐久性のある素材、例えば、合成樹脂材、複合部材でも芯材16を構成することができる。
芯材16を略直方体の4つの角に設けることで、少ない本数で直方体形状のケース体2の立設状態を安定させることができる。
芯材16の形状は、側面部10の高さにほぼ等しい長さの丸鋼材を使用している。この他にも支え材としての所定の剛性、可撓性(弾力性はその一部)と耐久性のある素材、例えば、合成樹脂材、複合部材でも芯材16を構成することができる。
芯材16を略直方体の4つの角に設けることで、少ない本数で直方体形状のケース体2の立設状態を安定させることができる。
芯材16を略直方体の4つの角に設けることで、宅配ボックス1内に入れた収容物が横方向にはみ出るように芯材16に当たったり、圧力を受けて、芯材16の表面と擦れたりして、収容物に傷が付くことなどの不都合を抑制することができる。その理由は直方体の側面部10の角部(隅部)に芯材16を入れても、角に隠れて収納物に一番当たりにくい場所だからである。そして、芯材16として、断面積の小さい棒形線材を採用し、断面が略円形のものを採用すれば、芯材16を角の隅に隠れるように配設でき、その効果が大きいと言える。また、横方向、縦方向、高さ方向の力が係る時に、その全ての方向に対して、剛性、可撓性のある丸棒材は側面部10の立設状態を安定して維持できる。
略直方体の4つの角に高さ方向に立設された棒形体を設ける構成を採用することで、宅配ボックス1の収容性を高めることができる。その理由は、右側面部5、左側面部6、前側面部7、後側面部8において、幅が広がる方向の動きに対して芯材16の抵抗を小さくでき、また、底面部11においても底面よりも下に向かう収容物の動きに対しても底面部11に芯材16が存在しないので、抵抗がないからである。
<折畳み構成>
図4は図3に示す蓋面部4を開いた状態から図5の折り畳んだ状態の間の折り畳みの様子を示す斜視図である。
右側面部5、左側面部6は、一対の折畳用側面部15として機能する側面部10である。図4では右側面部5、左側面部6にそれぞれ縦折畳み線17と、その縦折畳み線17の下端部で二股形に下方斜めに延びる斜め折畳み線18と、底面部11に形成される横折畳み線(図示せず)が形成されている例が示してある。
縦折畳み線18は右側面部5と左側面部6において、前後方向の中間位置に、上部から下部に向かって延びるように形成される。
横折畳み線(図示せず)は底面部11の前後方向の中間位置に横方向に延びるように形成される。
図4は図3に示す蓋面部4を開いた状態から図5の折り畳んだ状態の間の折り畳みの様子を示す斜視図である。
右側面部5、左側面部6は、一対の折畳用側面部15として機能する側面部10である。図4では右側面部5、左側面部6にそれぞれ縦折畳み線17と、その縦折畳み線17の下端部で二股形に下方斜めに延びる斜め折畳み線18と、底面部11に形成される横折畳み線(図示せず)が形成されている例が示してある。
縦折畳み線18は右側面部5と左側面部6において、前後方向の中間位置に、上部から下部に向かって延びるように形成される。
横折畳み線(図示せず)は底面部11の前後方向の中間位置に横方向に延びるように形成される。
縦折畳み線17、2つの斜め折畳み線18、横折畳み線19にしたがって、図5の矢印に示すように右側面部5、左側面部6、底面部11のそれぞれが内方に折り込むように折り畳むと、後側面部8を底板部とし、前側面部7を中間板部として、最上部に蓋面部4が位置するように折り畳むことができる。この折り畳み方法であると、ケース体2の開口を蓋面部4が塞ぐように折り畳めるとともに、折り畳んだ後でも蓋面部4の外面が外方に位置するので、宅配ボックス1の内側が汚れなくて、好都合である。
なお、縦折畳み線17、2つの斜め折畳み線18、予め横折畳み線19がない構成の宅配ボックスも採用することができる。側面部10の素材の柔軟性がある程度高く、自由に折り畳むことが可能な素材の場合は、特に予め設けられた折畳み線がなくても、使用する度に、適宜、折り畳み線が形成されて折り畳むことができるからである。
なお、縦折畳み線17、2つの斜め折畳み線18、予め横折畳み線19がない構成の宅配ボックスも採用することができる。側面部10の素材の柔軟性がある程度高く、自由に折り畳むことが可能な素材の場合は、特に予め設けられた折畳み線がなくても、使用する度に、適宜、折り畳み線が形成されて折り畳むことができるからである。
また、後側面部8、前側面部7及び蓋面部4の3枚が平行に重なるように折り畳むことによって、折り畳み後の宅配ボックスの厚さ(高さ)を他の自立させる部材を設ける構成に比べて、薄く(高さを低く)折り畳めることになり、内部に荷物を収容していない非使用時の保管時、運搬時などに便利である。
折り畳む時にも4本の芯材があることにより、骨柱が入った後側面部8及び前側面部7のような構成になって、それぞれが板状物として扱いやすくなり、折り畳み動作を行いやすくなる。
折り畳む時にも4本の芯材があることにより、骨柱が入った後側面部8及び前側面部7のような構成になって、それぞれが板状物として扱いやすくなり、折り畳み動作を行いやすくなる。
なお、折り畳み時に蓋面部4の内面と前側面部7の外面との間で折り畳み状態を固定する一対の固定具21を設けることもできる。そのような一対の固定具21としては、磁石の組、嵌合部材の組、面ファスナーの組が例示できる。なお、図4に示す構成では、蓋面部4の内面と前側面部7の外面に対となる面ファスナー21を設けた例が示してある。
<固定用ベルト部>
図2に示すように、本実施形態では、後側面部8の外面側に固定用ベルト部23を設けている。固定用ベルト部23は先端部を結合可能な係合具24によって繋がれた2つのベルトとベルトの長さを調整できる調整具(図示せず)を有している。利用者は係合具24で外したベルトを柱や家の柵、取手等に固定した後、再び係合具24によって輪形に繋ぐことにより、風などで飛ばされないように宅配ボックスを固定することができる。
図2に示すように、本実施形態では、後側面部8の外面側に固定用ベルト部23を設けている。固定用ベルト部23は先端部を結合可能な係合具24によって繋がれた2つのベルトとベルトの長さを調整できる調整具(図示せず)を有している。利用者は係合具24で外したベルトを柱や家の柵、取手等に固定した後、再び係合具24によって輪形に繋ぐことにより、風などで飛ばされないように宅配ボックスを固定することができる。
[第2実施形態]
図6は本考案の第2実施形態を説明するための斜視図である。
この第2実施形態は側面部10を円筒面部26で構成し、底面部11と蓋面部4を円形、略円形又は略楕円形に構成し、それらの円筒面部26に沿って4本の芯材16を所定間隔で立設したことを特徴としている。
4本の芯材16の立設間隔を直方体のように長辺に形成する場合は、2本間の距離を長く、他の2本間の距離を短くすることにより構成できる。
図6は本考案の第2実施形態を説明するための斜視図である。
この第2実施形態は側面部10を円筒面部26で構成し、底面部11と蓋面部4を円形、略円形又は略楕円形に構成し、それらの円筒面部26に沿って4本の芯材16を所定間隔で立設したことを特徴としている。
4本の芯材16の立設間隔を直方体のように長辺に形成する場合は、2本間の距離を長く、他の2本間の距離を短くすることにより構成できる。
図6に示す構成では、上円周縁に開閉部支持部12が設けられた後側円筒領域28と、後側円筒領域28に対向する前側円筒領域29と、後側円筒領域28と前側円筒領域29との間にある一対の折畳用円筒領域30とで、側面部10を構成してある。
そして折畳時には、折畳用円筒領域30を内方に折り畳んで、後側円筒領域28、前側円筒領域29、蓋面部4の3枚が平行に重なるように折り畳むようにしている。
この円筒形の宅配ボックスは、円筒形の運搬物を宅配する場合に好都合であり、この場合も、芯材16を設けることで宅配ボックス1の立設状態を良好に維持して、作業の効率化を達成できる。
そして折畳時には、折畳用円筒領域30を内方に折り畳んで、後側円筒領域28、前側円筒領域29、蓋面部4の3枚が平行に重なるように折り畳むようにしている。
この円筒形の宅配ボックスは、円筒形の運搬物を宅配する場合に好都合であり、この場合も、芯材16を設けることで宅配ボックス1の立設状態を良好に維持して、作業の効率化を達成できる。
[その他の実施形態]
芯材16を配設する位置としては、前側面部7、後側面部8の少なくとも一方には設けることが必要になる。右側面部5、左側面部6は折畳用側面部15として折り畳まれるので、芯材16は設けられない。前側面部7、後側面部8のどちらか一方に芯材1本を設けてケース体2を立設状態に維持することも可撓形状維持性素材の形状維持性の程度に応じて可能ではあるが、前側面部7、後側面部8のそれぞれの角部に1本の芯材を設けることが好ましい。
図7は、前側面部7、後側面部8のそれぞれの角部に1本の芯材を設けた構成として、後側面部8と右側面部5の角と、前側面部7と左側面部6の角に芯材16を設けた構成を示している。
図8は、図1~図3に示す4角に芯材16を設けた構成に加えて、前側面部7、後側面部8の横方向中央部にそれぞれ1本の芯材16を加え、合計6本の芯材16を設けた構成を示している。
芯材16を配設する位置としては、前側面部7、後側面部8の少なくとも一方には設けることが必要になる。右側面部5、左側面部6は折畳用側面部15として折り畳まれるので、芯材16は設けられない。前側面部7、後側面部8のどちらか一方に芯材1本を設けてケース体2を立設状態に維持することも可撓形状維持性素材の形状維持性の程度に応じて可能ではあるが、前側面部7、後側面部8のそれぞれの角部に1本の芯材を設けることが好ましい。
図7は、前側面部7、後側面部8のそれぞれの角部に1本の芯材を設けた構成として、後側面部8と右側面部5の角と、前側面部7と左側面部6の角に芯材16を設けた構成を示している。
図8は、図1~図3に示す4角に芯材16を設けた構成に加えて、前側面部7、後側面部8の横方向中央部にそれぞれ1本の芯材16を加え、合計6本の芯材16を設けた構成を示している。
芯材16の形状は図9(a)に示すような棒形部材、図9(b)に示すような細長い平板形に構成することができる。細長い平板形の場合は、合成樹脂板や各種複合素材を芯材16として利用することもできる。厚さTと横幅L1は、採用した合成樹脂の特性において、必要な剛性と弾力性等を得られる長さに設定する。また、必要な特性が得られば、断面が円形の各種複合素材を芯材16として用いることも可能である。
以上、実施形態を例示して本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の構成には限定されない。本考案の技術的範囲は、実用新案登録請求の範囲の記載に基づいて判断されるべきであり、その範囲内であれば、多様な変形や構成の追加、又は改良が行えることは言うまでもない。
1:宅配ボックス
4:蓋面部
5:右側面部
6:左側面部
7:前側面部
8:後側面部
10:側面部
11:底面部
12:開閉部支持部
15:折畳用側面部
16:芯材
23:固定用ベルト部
26:円筒面部
28:後側円筒領域
29:前側円筒領域
30:折畳用円筒領域
X:前後方向
Y:横方向
Z:高さ方向
4:蓋面部
5:右側面部
6:左側面部
7:前側面部
8:後側面部
10:側面部
11:底面部
12:開閉部支持部
15:折畳用側面部
16:芯材
23:固定用ベルト部
26:円筒面部
28:後側円筒領域
29:前側円筒領域
30:折畳用円筒領域
X:前後方向
Y:横方向
Z:高さ方向
Claims (7)
- 使用時に、側面部、底面部、上面部である蓋面部を備えた宅配ボックスであって、
前記側面部は可撓形状維持性素材で構成されており、
前記側面部の立設状態を補佐する芯材が設けてあり、
前記芯材は前記側面部の高さ方向に延びる形状を有しており、
前記側面部は、前記蓋面部を開閉する開閉部支持部を有する後側面部と、前記後側面部と対向する前側面部と、前記後側面部と前記前側面部との間にある一対の折畳用側面部とを有し、
前記芯材は前記後側面部と前記前側面部の少なくとも一方に設けてあり、
折畳時には、前記折畳用側面部を内方に折り畳んで、前記前側面部、前記後側面部及び前記蓋面部の3枚が平行に重なるように折り畳む、ことを特徴とする宅配ボックス。 - 前記折畳時には、前記折畳用側面部を内方に折り畳んで、前記後側面部を底板部とし、前記前側面部を中間板部として、最上部に前記蓋面部が位置するように折り畳む、ことを特徴とする請求項1に記載の宅配ボックス。
- 前記後側面部、前記前側面部及び前記折畳用側面部が略矩形であり、宅配ボックスの外形が略直方体形である、ことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の宅配ボックス。
- 前記略直方体形の前記側面部の4角位置に前記芯材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の宅配ボックス。
- 前記側面部が円筒面部で構成され、前記後側面部を前記円筒面部の後側円筒領域で構成し、前記前側面部を前記後側円筒領域に対向する前側円筒領域で構成し、前記折畳用側面部を前記後側円筒領域と前記前側円筒領域との間にある一対の折畳用円筒領域で構成した、ことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の宅配ボックス。
- 前記後側面部の外面側に固定用ベルト部を設けた、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の宅配ボックス。
- 前記芯材を棒形部材で構成した、ことを特徴とする請求項4に記載の宅配ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000006U JP3236640U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 宅配ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000006U JP3236640U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 宅配ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3236640U true JP3236640U (ja) | 2022-03-04 |
Family
ID=80351990
Family Applications (1)
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JP2022000006U Active JP3236640U (ja) | 2022-01-04 | 2022-01-04 | 宅配ボックス |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3236640U (ja) |
-
2022
- 2022-01-04 JP JP2022000006U patent/JP3236640U/ja active Active
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