JP3236569U - アクセルペダルカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで後付けも簡単であり、しかもアクセルペダルの踏み間違い時に、運転手にその踏み間違いを瞬時に判らせ、踏み込み停止を直ちに促すことのできるアクセルペダルカバーを提供する。【解決手段】ベースとなる板状のカバーベース部21とカバーベース部21の上面から上方へ向けて突出形成された二個又は一個の凸状部22とを備えて、アクセルペダル7の表側ペダル面7aを被うように配設され、且つ凸状部22が頂き部分221を有する第一カバー2と、第一カバー2をアクセルペダル7に取付ける係止部材と、を具備し、アクセルペダル7への踏み込みが、アクセルペダル7に係止部材で取付けられた第一カバー2の頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる。【選択図】図3
Description
本考案は車両のアクセルペダルへ取付け、ペダルの踏み間違いをいち早く気づかせて、急発進防止等に役立つアクセルペダルカバーに関する。
近年、ブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み間違いによる乗用車等の急発進や暴走事故が相次ぎ、社会問題になっている。こうしたなか、急発進や暴走事故を防止する発明が数多く提案されている(例えば特許文献1、2)。
しかし、特許文献1の発明は検出手段や制御装置等を必要とし、いきおい高額装置になっていた。また、警告音を発する場合は、アクセルペダルの異常踏込を検出して車内スピーカーに鳴動指令を送信する制御システムを要した。
特許文献2の発明は、ペダルの踏み間違いによる急発進を機械的に解決するものであるが、その構造が複雑であり、高額装置になり易かった。
さらに、特許文献1、2を含めて従来のペダルの踏み間違いによる急発進防止装置は、車両購入後に後付けするのが難しく、また可能であっても時間がかかった。
特許文献2の発明は、ペダルの踏み間違いによる急発進を機械的に解決するものであるが、その構造が複雑であり、高額装置になり易かった。
さらに、特許文献1、2を含めて従来のペダルの踏み間違いによる急発進防止装置は、車両購入後に後付けするのが難しく、また可能であっても時間がかかった。
本考案は上記問題点を解決するもので、低コストで後付けも簡単にして、しかもアクセルペダルの踏み間違い時に、運転手にその踏み間違いを瞬時に判らせ、踏み込み停止を直ちに促すことのできるアクセルペダルカバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案の第一態様は、ベースとなる板状のカバーベース部と該カバーベース部の上面から上方へ向けて突出形成された二個又は一個の凸状部とを備えて、アクセルペダルの表側ペダル面を被うように配設され、且つ該凸状部が頂き部分を有する第一カバーと、該第一カバーをアクセルペダルに取付ける係止部材と、を具備し、前記アクセルペダルへの踏み込みが、該アクセルペダルに前記係止部材で取付けられた前記第一カバーの前記頂き部分に押し当たっての踏み込みとなることを特徴とするアクセルペダルカバーにある。
本考案の第二態様は、第一態様で、第一カバーを金属製にして、加えて、前記アクセルペダルの表側ペダル面に載置される平板状の金属製第二カバーと、該第二カバーの一端部と前記第一カバーの基端部とを連結固定した連結具と、該第一カバーの先端部側に前記凸状部が配設され、且つ該第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との間に設けられた隙間と、外力が加わって、前記第二カバ―の他端部へ近づいて前記隙間がなくなった前記第一カバーの前記先端部を、該外力を取り除くと、弾性復元力で前記隙間がある状態に復帰形成させるバネ手段とを、具備し、前記係止部材で該第二カバーを該アクセルペダルに取付けることにより、前記連結具を介して前記第一カバーが該アクセルペダルに取付けられ、且つそのアクセルペダルへの踏み込みが、前記隙間を縮小させ、瞬時に前記第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との当接音を発生させることを特徴とする。本考案の第三態様は、第二態様で、凸状部が、一個か又は前記アクセルペダルへの取付けで、該アクセルペダルの幅方向に離間して二個形成されるようにし、且つ前記バネ手段を板バネとしたことを特徴とする。本考案の第四態様は、第一態様~第三態様で、凸状部を一個とし、且つ前記カバーベース部の上面から上方へ向けて断面外径が次第に減少する半球状にして、該凸状部と前記カバーベース部とが一体成形されていることを特徴とする。
本考案の第二態様は、第一態様で、第一カバーを金属製にして、加えて、前記アクセルペダルの表側ペダル面に載置される平板状の金属製第二カバーと、該第二カバーの一端部と前記第一カバーの基端部とを連結固定した連結具と、該第一カバーの先端部側に前記凸状部が配設され、且つ該第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との間に設けられた隙間と、外力が加わって、前記第二カバ―の他端部へ近づいて前記隙間がなくなった前記第一カバーの前記先端部を、該外力を取り除くと、弾性復元力で前記隙間がある状態に復帰形成させるバネ手段とを、具備し、前記係止部材で該第二カバーを該アクセルペダルに取付けることにより、前記連結具を介して前記第一カバーが該アクセルペダルに取付けられ、且つそのアクセルペダルへの踏み込みが、前記隙間を縮小させ、瞬時に前記第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との当接音を発生させることを特徴とする。本考案の第三態様は、第二態様で、凸状部が、一個か又は前記アクセルペダルへの取付けで、該アクセルペダルの幅方向に離間して二個形成されるようにし、且つ前記バネ手段を板バネとしたことを特徴とする。本考案の第四態様は、第一態様~第三態様で、凸状部を一個とし、且つ前記カバーベース部の上面から上方へ向けて断面外径が次第に減少する半球状にして、該凸状部と前記カバーベース部とが一体成形されていることを特徴とする。
本考案のアクセルペダルカバーは、比較的簡単な構造にして、運転手がアクセルペダルを踏み間違えれば、凸状部が足裏に与える触感で間違って踏み込んでいるのを瞬時に気づかせ、踏み込みを止める働きかけを直ちになし得る。さらに、凸状部付き第一カバ―の先端部と第二カバーの他端部とで当接音を発生させれば、聴覚を活用して、踏み間違いを音によっても知らせることもできるなど多大な効を奏する。
以下、本考案のアクセルペダルカバーについて詳述する。
図1~図4は本考案のアクセルペダルカバーの一形態で、図1は実施形態1のアクセルペダルカバーの斜視図、図2は図1の第一カバーと第二カバーの斜視図、図3は運転手の靴を付加した図1の正面図、図4は図3の状態から靴でアクセルペダルへの踏み込みを行った説明図、図5は図1の平面図、図6は車両のアクセルペダルにアクセルペダルカバーを取付けた説明図、図7は図5に代わる他態様の平面図、図8は(イ)が実施形態1の凸状部、(ロ)と(ハ)が他態様の凸状部であり、各上段が平面図で、各下段が断面図を表す。図9は実施形態2のアクセルペダルカバーの平面図、図10が図9の正面図、図11は実施形態3のアクセルペダルカバーの(イ)平面図、(ロ)正面図、(ハ)側面図を示す。尚、図は図面を判り易くするため発明要部を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を簡略化又は省略する。
図1~図4は本考案のアクセルペダルカバーの一形態で、図1は実施形態1のアクセルペダルカバーの斜視図、図2は図1の第一カバーと第二カバーの斜視図、図3は運転手の靴を付加した図1の正面図、図4は図3の状態から靴でアクセルペダルへの踏み込みを行った説明図、図5は図1の平面図、図6は車両のアクセルペダルにアクセルペダルカバーを取付けた説明図、図7は図5に代わる他態様の平面図、図8は(イ)が実施形態1の凸状部、(ロ)と(ハ)が他態様の凸状部であり、各上段が平面図で、各下段が断面図を表す。図9は実施形態2のアクセルペダルカバーの平面図、図10が図9の正面図、図11は実施形態3のアクセルペダルカバーの(イ)平面図、(ロ)正面図、(ハ)側面図を示す。尚、図は図面を判り易くするため発明要部を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を簡略化又は省略する。
(1)実施形態1
アクセルペダルカバー1は、第一カバー2と第二カバー3と係止部材4と連結具5とバネ手段6とを具備する(図1~図6)。乗用車等の車両運転席Zから走行前方の床面9近くには、例えば図6のような吊り下げ式のアクセルペダル7が設置されている。このアクセルペダル7の表側ペダル面7aを被うように本アクセルペダルカバー1が配され、該アクセルペダルカバー1が係止部材4によってアクセルペダル7に取付けられる。
アクセルペダルカバー1は、第一カバー2と第二カバー3と係止部材4と連結具5とバネ手段6とを具備する(図1~図6)。乗用車等の車両運転席Zから走行前方の床面9近くには、例えば図6のような吊り下げ式のアクセルペダル7が設置されている。このアクセルペダル7の表側ペダル面7aを被うように本アクセルペダルカバー1が配され、該アクセルペダルカバー1が係止部材4によってアクセルペダル7に取付けられる。
第一カバー2は、ベースとなる板状のカバーベース部21と該カバーベース部の上面21aから上方へ向けて突出形成された二個又は一個の凸状部22とを備え、該凸状部22に頂き部分221が備わる金属製部材である(図2)。「カバーベース部21の上面21aから上方へ」の「上方」とは、アクセルペダルカバー1がアクセルペダル7に取付けられた図3でいうと、紙面上方を指す。アクセルペダル表面7aに対し垂直上方となる。
本実施形態の第一カバー2は金属製板体を用いた成形加工品で、平坦な板状カバーベース部21の先端部29側に、プレス成形等によって上方へ向かう凸状部22が張り出し成形されている。凸状部22を一個とし、カバーベース部上面21aから上方へ向けて断面外径が次第に減少する半球状にして、該凸状部22とカバーベース部21とが一体成形される。第一カバー2は、お玉開口を下向きにした椀形状のお玉杓子に似るが、柄の部分の幅をお玉の直径と略等しくしている。
車幅方向になる第一カバー2の横幅は、これが取付けられるアクセルペダル7の幅広部分の横幅と略同等にする(図5)。第一カバー2の縦長はアクセルペダル7よりも若干小さい(図3)。ちなみに、本アクセルペダル7は平面視が車両床面9に近い方を幅広部分が有る縦長矩形状としている。
車幅方向になる第一カバー2の横幅は、これが取付けられるアクセルペダル7の幅広部分の横幅と略同等にする(図5)。第一カバー2の縦長はアクセルペダル7よりも若干小さい(図3)。ちなみに、本アクセルペダル7は平面視が車両床面9に近い方を幅広部分が有る縦長矩形状としている。
第一カバー2をさらに詳述すると、図3のごとく紙面右端部にあたる基端部28をヘアピン状に屈曲させ、第二カバー3との連結具5用の補助クリップ部51とする。基端部28が補助クリップ上部51aとなり、第二カバー3の一端部38側の下に回り込んだクリップ下部51bとで第二カバー3を挟み込む。
第一カバー2の板状カバーベース部21は、基端部28から凸状部22が在る先端部29にまで延在するが、図3で説明すれば、第二カバー3の上面3aに接して略水平に配される基端部28から屈曲点211を越えた部位に、先端部29へ向けて上昇斜板部分212が設けられる。上昇斜板部分212は、また凸状部22に近づいた上地点に屈曲点211が設けられ、該屈曲点211を越えると略水平のカバーベース部21になり、該カバーベース部と凸状部22とがつながって両者が一体の第一カバー2に成形される。尚、実際の屈曲点211は点でなく図1のようなライン状になっている。
第一カバー2の板状カバーベース部21は、基端部28から凸状部22が在る先端部29にまで延在するが、図3で説明すれば、第二カバー3の上面3aに接して略水平に配される基端部28から屈曲点211を越えた部位に、先端部29へ向けて上昇斜板部分212が設けられる。上昇斜板部分212は、また凸状部22に近づいた上地点に屈曲点211が設けられ、該屈曲点211を越えると略水平のカバーベース部21になり、該カバーベース部と凸状部22とがつながって両者が一体の第一カバー2に成形される。尚、実際の屈曲点211は点でなく図1のようなライン状になっている。
凸状部22は、上方に向け先細りさせてなる頂き部分221を有する突起部で、ブレーキペダルとの差別化させるべく硬い質感にして突起状の形状とする。ここでの凸状部22は、第一カバー2を取り付けた第二カバー3の上面3aに対し、下縁を図3のごとく水平に配して、金属製板部を上方へ向けて半球状に張り出させた成形部とする。アクセルペダル7への踏み込みが、凸状部22の頂き部分221に押し当たっての踏み込みになるよう構成される。凸状部22の外観形状は、図1~図6、図8(イ)のような逆椀形の半球形に限らず、円錐,角錐や、尖った円錐,角錐の尖った先端に丸みをもたせたもの、さらに頂き部分221に僅かな平坦部分が在って尖ってはいない例えば図8(ロ)のような円錐台形や図8(ハ)の角錐台形等とすることもできる。これらも、本考案の「上方に向け先細りさせてなる頂き部分221を有する凸状部22」とみなす。図1~図6の半球形凸状部22と同様の効果を得るからである。図8中、符号225は側稜を示す。
そして、カバーベース部21は、バネ特性を有した板材であり、基端部28から屈曲点211,上昇斜板部分212,屈曲点211,水平部を経て凸状部22と結合した形状に成形される(図2)。第一カバー2を連結具5で第二カバー3に取付け固定すると、角度θをつくる上昇斜板部分212によって第一カバー2の凸状部22が在る先端部29とこれに対向する第二カバー3の他端部39との間に数ミリほどの隙間εができ、該凸状部22が第二カバー3から浮き上がる(図3)。角度θを2°~20°の鋭角範囲に設定し、凸状部22が配設された第一カバー2の先端部29と第二カバー3の他端部39との間に該隙間εが設けられる。
こうして、第一カバー2が第二カバー3に取付け固定されると、バネ特性を有した板材で、且つ屈曲点211,上昇斜板部分212,屈曲点211を有するカバーベース部21に成形したことによる板バネ61のバネ手段6が位置の復帰用として働く。図3の白抜矢印ごとくの外力が加わって、第一カバー2の先端部29が第二カバー3の他端部39へ近づいて隙間εがなくなったのを(図4)、該外力を除けば、板バネ61が弾性復元力で隙間εがある元の図3の状態へと復帰形成させることができる。
こうして、第一カバー2が第二カバー3に取付け固定されると、バネ特性を有した板材で、且つ屈曲点211,上昇斜板部分212,屈曲点211を有するカバーベース部21に成形したことによる板バネ61のバネ手段6が位置の復帰用として働く。図3の白抜矢印ごとくの外力が加わって、第一カバー2の先端部29が第二カバー3の他端部39へ近づいて隙間εがなくなったのを(図4)、該外力を除けば、板バネ61が弾性復元力で隙間εがある元の図3の状態へと復帰形成させることができる。
バネ手段6は、外力が加わって、第一カバー先端部29が第二カバー他端部39へ近づいて隙間εがなくなるよう変形しても、外力を取り除くと元に戻る機械要素である。既述のごとく、カバーベース部21が保有する板バネ61がバネ手段6を担っている。よって、本実施形態はバネ手段6のためだけに別部材を要しない。
第二カバー3は、アクセルペダル7の表側ペダル面7aに載置される平板状の金属製部材である。ここでの第二カバー3は、図3~図5のごとくアクセルペダル7の表側ペダル面7aの全域を覆い尽くす大きさがあり、アクセルペダル7の平面視大きさよりも一回り大きくした板体になっている。第二カバー3には、アクセルペダル7への取付けセット時に置かれる該アクセルペダル7の四方角部近くに図2のような係止部材4用の通孔30が設けられ、また、第一カバー2を連結固定する連結具5用の貫孔380が設けられる。平板形状の第二カバー3には、第一カバー2のように隙間εをなくしたり隙間εのある元の状態に戻ったりするような可動部分がなく、アクセルペダル7の表側ペダル面7aに当接静置される。
固定側になるこの第二カバー3と可動側になる前記第一カバー2の凸状部22との間に、数ミリの前記隙間εをつくって、アクセル操作で運転手の足が第二カバー3に触れた略瞬間に、第一カバー2が第二カバー3に当たって金属音(当接音)を発する構成とする。尚、金属製第二カバー3には、軽量化を図るべく通孔30や貫孔380とは別に穿設孔(図示せず)が適宜設けられる。
固定側になるこの第二カバー3と可動側になる前記第一カバー2の凸状部22との間に、数ミリの前記隙間εをつくって、アクセル操作で運転手の足が第二カバー3に触れた略瞬間に、第一カバー2が第二カバー3に当たって金属音(当接音)を発する構成とする。尚、金属製第二カバー3には、軽量化を図るべく通孔30や貫孔380とは別に穿設孔(図示せず)が適宜設けられる。
係止部材4は、第一カバー2をアクセルペダル7に取付ける公知の係止部品である。本実施形態のアクセルペダルカバー1は第二カバー3を備えており、係止部材4で第二カバー3をアクセルペダル7に取付けることにより、連結具5を介して第一カバー2が該アクセルペダル7に取付けられる(図3~図5)。
ここでの係止部材4は、図1のような挟み片41とボルト42とナット43とを具備する。前記通孔30へ通したボルト42が、第二カバー3の下面側で挟み片41に係る挟み板部分411の孔4110を通って、ナット43に螺着する。挟み片41は、挟み板部分411の両側から下方へ向けて補強板部分412が延在する側面視コ字形の板片体である。第二カバー3と挟み片41とでアクセルペダル7を挟む状態にして、通孔30,孔4110にボルト軸を通したボルト42をナット43に螺合させ締めていく。すると、ナット43が補強板部分412で規制されることによって空回りせず、ボルト締めが円滑に行われる。孔4110から離れた挟み板部分411の先端域とこの先端域で対向する第二カバー3の部分とでアクセルペダル7が挟着され、該アクセルペダル7に第二カバー3を取付け固定できる(図1,図5)。符号413はボルト締めで挟み板部分411の挟着力を補強する立片部分を示す。かくのごとく、通孔30,孔4110を利用して、四セットの係止部材4で第二カバー3がアクセルペダル7の表側ペダル面7aを覆って該アクセルペダル7に取付けられる。尚、図2~図4、図6では係止部材4の図示を省く。
連結具5は、第二カバー3の一端部38と第一カバー2の基端部28とを連結固定する金属製部材である(図1~図5)。本実施形態の連結具5はビス52aとナット52bによる止め具52であり、さらに前述した補助クリップ部51を加えて、第二カバー3と第一カバー2との連結強化を図る。
第一カバー2の基端部28には透孔280が設けられ、また第二カバー3の一端部38(図2の右端部)には貫孔380が設けられる。基端部28を構成するクリップ上部51aとクリップ下部51bとにそれぞれ透孔280が設けられ、第二カバー3に第一カバー2をセットすると、クリップ上部51aの透孔280と第二カバー3の貫孔380とクリップ下部51bの透孔280に係る各孔中心が上下方向に一直線に並ぶ。
連結具5による第二カバー3と第一カバー2との連結は、例えば、クリップ下部51bの突端を図2のごとく黒矢印方向へ弾性に抗して押し下げて補助クリップ部51の口を広げ、第二カバー3の一端部38へ白抜矢印方向へ補助クリップ部51を差し入れてクリップ下部51bを弾性復元させれば、第二カバー3の一端部38に第一カバー基端部28の補助クリップ部51が挟み込んでセットする。その後、第一カバー2基端部28の上方からクリップ上部51aの透孔280、第二カバー3の貫孔380、さらにクリップ下部51bの透孔280へビス52aを挿通し、挿通したビス52aにナット52bを螺着して、第二カバー3の一端部38と第一カバー2の基端部28とを連結固定する。
第一カバー2の基端部28には透孔280が設けられ、また第二カバー3の一端部38(図2の右端部)には貫孔380が設けられる。基端部28を構成するクリップ上部51aとクリップ下部51bとにそれぞれ透孔280が設けられ、第二カバー3に第一カバー2をセットすると、クリップ上部51aの透孔280と第二カバー3の貫孔380とクリップ下部51bの透孔280に係る各孔中心が上下方向に一直線に並ぶ。
連結具5による第二カバー3と第一カバー2との連結は、例えば、クリップ下部51bの突端を図2のごとく黒矢印方向へ弾性に抗して押し下げて補助クリップ部51の口を広げ、第二カバー3の一端部38へ白抜矢印方向へ補助クリップ部51を差し入れてクリップ下部51bを弾性復元させれば、第二カバー3の一端部38に第一カバー基端部28の補助クリップ部51が挟み込んでセットする。その後、第一カバー2基端部28の上方からクリップ上部51aの透孔280、第二カバー3の貫孔380、さらにクリップ下部51bの透孔280へビス52aを挿通し、挿通したビス52aにナット52bを螺着して、第二カバー3の一端部38と第一カバー2の基端部28とを連結固定する。
第二カバー3に第一カバー2が連結固定された斯かるアクセルペダルカバー1は、アクセルペダル7に係止部材4で取付けられることによって、該アクセルペダル7への踏み込みが、第一カバー2の凸状部22に係る頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる所望のアクセルペダルカバー1に仕上がる。加えて、そのアクセルペダル7への踏み込みが、前記隙間εを縮小させて、瞬時に第一カバー2の先端部29と第二カバー3の他端部39との当接音を発生させる所望のアクセルペダルカバー1が出来上がる。
次に、本アクセルペダルカバー1の一使用方法と動作を述べる。
まず、図1のごとく第一カバー2が連結具5で固定された第二カバー3に係る通孔30へボルト42を通す。通孔20へ通したボルト42を挟み板部分411の孔4110に通した後、同図矢印のごとくナット43に螺合させて、挟み板片41を第二カバー3にぶら下げる。斯かる状態にしたアクセルペダルカバー1の第二カバー3を、図3のようにアクセルペダル7の表側ペダル面7aに載置する。しかる後、四ヶ所の挟み板部分411がアクセルペダル7の下面側へ入り込む図5の形にしてから、ボルト42を締めつける。この作業で、アクセルペダル7に本アクセルペダルカバー1が取付け固定される。
まず、図1のごとく第一カバー2が連結具5で固定された第二カバー3に係る通孔30へボルト42を通す。通孔20へ通したボルト42を挟み板部分411の孔4110に通した後、同図矢印のごとくナット43に螺合させて、挟み板片41を第二カバー3にぶら下げる。斯かる状態にしたアクセルペダルカバー1の第二カバー3を、図3のようにアクセルペダル7の表側ペダル面7aに載置する。しかる後、四ヶ所の挟み板部分411がアクセルペダル7の下面側へ入り込む図5の形にしてから、ボルト42を締めつける。この作業で、アクセルペダル7に本アクセルペダルカバー1が取付け固定される。
かくのごとく、アクセルペダルカバー1がアクセルペダル7に取付けられた図6ごとくの車両にあっては、運転手Mが間違ってアクセルペダル7の方を踏む操作を行うと、靴S(靴以外の履物を含む)の裏面に凸状部22の頂き部分221が当たって、第一カバー先端部29がバネ手段6に抗して隙間εを縮小させる。該隙間εを縮小させ、瞬時に第一カバー2は第二カバー他端部39へぶつかって(図4)、アクセルペダル7を踏み込む操作になる。このとき、凸状部22の頂き部分221が靴Sに当たる感覚が、靴裏を通しても運転手Mにとって、これまでのアクセルペダル7やブレーキペダルとは明らかに違うものとなる。凸状部22が、例えば目が不自由な人に対し路面に敷設された『視覚障害者用誘導ブロック』の凸部と同じような作用,効果を、運転手Mに体感させる。さらに、第一カバー先端部29が第二カバー他端部39へぶつかった際に当接音たる金属製クリック音が鳴る。この当接音聞いた運転手Mはアクセルペダル7を踏み込んだ操作であることを、聴覚でも体得する。
アクセルペダル7に本アクセルペダルカバー1を取り付け使用することによって、アクセルペダル7側に足を載せて操作した瞬間に、アクセルとブレーキとの違いを運転手Mが触覚と聴覚の両方で反射的に体感し、踏み間違いに即ぐに気づける画期的な考案になっている。
尚、本考案は前記実施形態に示すものに限られず、多くの変形が本考案の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
例えば、図7のように第一カバー2に凸状部22を二個設けたアクセルペダルカバー1とすることができる。凸状部22を二個設けても、アクセルペダル7への踏み込みが頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる本考案の効果を得るからである。図7のアクセルペダルカバー1は、アクセルペダル7への取付けで、凸状部22がアクセルペダル7の幅方向に離間して二個形成されている。
例えば、図7のように第一カバー2に凸状部22を二個設けたアクセルペダルカバー1とすることができる。凸状部22を二個設けても、アクセルペダル7への踏み込みが頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる本考案の効果を得るからである。図7のアクセルペダルカバー1は、アクセルペダル7への取付けで、凸状部22がアクセルペダル7の幅方向に離間して二個形成されている。
(2)実施形態2
本実施形態は、第一カバー2と係止部材4とを具備し、実施形態1の第二カバー3と連結具5とバネ手段6とをなくしたアクセルペダルカバー1である(図9、図10)。アクセルペダル7に第二カバー3を介さずに、第一カバー2を直接取り付けるアクセルペダルカバー1になっている。
本実施形態は、第一カバー2と係止部材4とを具備し、実施形態1の第二カバー3と連結具5とバネ手段6とをなくしたアクセルペダルカバー1である(図9、図10)。アクセルペダル7に第二カバー3を介さずに、第一カバー2を直接取り付けるアクセルペダルカバー1になっている。
第一カバー2は、カバーベース部21の外形大きさが実施形態1の第二カバー3の外形大きさに合わせたものである。アクセルペダル7に第一カバー2を取付ける通孔20が、実施形態1の第二カバー3の通孔30の箇所に設けられている。第一カバー2は凸状部22が実施形態1と同形であり、通孔20を用いて第一カバー2をアクセルペダル7に取付けると、図9のごとく該アクセルペダル7に対し、平面視で該凸状部22が実施形態1の図5と同一場所に配される。
凸状部22が頂き部分221を有する第一カバー2にして、該第一カバー2を用いてアクセルペダル7に取付けると、アクセルペダル7への踏み込みが、凸状部22の頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる所望のアクセルペダルカバー1が出来上がる。
ここで、第一カバー2は実施形態1のようなバネ手段6を担わないので、必要な剛性,硬さがあれば合成樹脂製としてもよい。ただ、金属製第一カバー2の方が、機械的強度を高めることができるので、金属製がより好ましい。
他の構成は、実施形態1と同様でその説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
凸状部22が頂き部分221を有する第一カバー2にして、該第一カバー2を用いてアクセルペダル7に取付けると、アクセルペダル7への踏み込みが、凸状部22の頂き部分221に押し当たっての踏み込みとなる所望のアクセルペダルカバー1が出来上がる。
ここで、第一カバー2は実施形態1のようなバネ手段6を担わないので、必要な剛性,硬さがあれば合成樹脂製としてもよい。ただ、金属製第一カバー2の方が、機械的強度を高めることができるので、金属製がより好ましい。
他の構成は、実施形態1と同様でその説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(3)実施形態3
本実施形態は、実施形態1の板バネ61に代え、バネ手段6としてコイルバネ62を用いたアクセルペダルカバー1にする。実施形態1の上昇斜板部分212は設けずに平坦なカバーベース部21としている(図11)。実施形態1に設けた補助クリップ部51も存在しない。
本実施形態は、実施形態1の板バネ61に代え、バネ手段6としてコイルバネ62を用いたアクセルペダルカバー1にする。実施形態1の上昇斜板部分212は設けずに平坦なカバーベース部21としている(図11)。実施形態1に設けた補助クリップ部51も存在しない。
一方、第二カバー3には一端部38側の両サイドを主要部上面3aから板片状に突出させた軸受部55が設けられる。
第一カバー2は、板バネ61にもなっている実施形態1と違って、平らなカバーベース部21と凸状部22が一体化した金属製剛性体である。第一カバー2には、平面視形状を実施形態1と略同形状にさせながらも、基端部28の両側に水平外方へ突出する支軸部25が設けられる。支軸部25を軸受部55の軸受孔550に遊挿して、第一カバー2が支軸部25を中心にして回動自在に第二カバー3へ取付けられる。
第一カバー2は、板バネ61にもなっている実施形態1と違って、平らなカバーベース部21と凸状部22が一体化した金属製剛性体である。第一カバー2には、平面視形状を実施形態1と略同形状にさせながらも、基端部28の両側に水平外方へ突出する支軸部25が設けられる。支軸部25を軸受部55の軸受孔550に遊挿して、第一カバー2が支軸部25を中心にして回動自在に第二カバー3へ取付けられる。
そして、バネ手段6として実施形態1に存在しなかった別部材のコイルバネ62を設ける。第二カバー他端部39の上面に図示ごとくのコイルバネ62を設置固定し、第一カバー先端部29側の凸状部22を被せるようにして、第二カバー3上に第一カバー2を載せると、コイルバネ62が凸状部22の碗状窪み220内に収まって、コイルバネ62に支えられた第一カバー先端部29が浮き上がる。第一カバー2の先端部29と第二カバー3の他端部39との間に隙間εができる構成とする。外力が加わって、第二カバー3の他端部39へ近づいて隙間εがなくなった第一カバー2の先端部29を、該外力を除けば、コイルバネ62がその弾性復元力で隙間εがある元の状態に復帰形成させるバネ手段6となっている。尚、図示を省略するが、コイルバネ62に代えて皿バネのバネ手段6を用いることもできる。
他の構成は、実施形態1と同様でその説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
他の構成は、実施形態1と同様でその説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(4)効果
このように構成したアクセルペダルカバー1は、アクセルペダル7に取付けられると、踏み込んだ瞬間、運転手Mは靴Sを通しても足裏に通常のペダルとは違った凸状部22の突状触覚を感知するので、アクセルペダル7の踏み込みであることを直ぐ認識できる。運転手Mがブレーキペダルを踏むのを間違えると、その踏み間違いを瞬時に気づく。したがって、本アクセルペダルカバー1は運転手Mに素早い踏み込み停止を促すことができる。
このように構成したアクセルペダルカバー1は、アクセルペダル7に取付けられると、踏み込んだ瞬間、運転手Mは靴Sを通しても足裏に通常のペダルとは違った凸状部22の突状触覚を感知するので、アクセルペダル7の踏み込みであることを直ぐ認識できる。運転手Mがブレーキペダルを踏むのを間違えると、その踏み間違いを瞬時に気づく。したがって、本アクセルペダルカバー1は運転手Mに素早い踏み込み停止を促すことができる。
そして、本アクセルペダルカバー1は、凸状部22が在る第一カバー2をアクセルペダル7の表側ペダル面7aに取付けるだけで足り、簡単な構造にして低コスト化できる。アクセルペダルカバー1は、車両出荷時の取付けに限らず、係止部材4によって車両購入後のアクセルペダル7へ後付けも容易である。
また、運転手Mがあわててアクセルペダル7を思い切り踏み込めば、凸状部22の頂き部分221に当たって強く踏み込むので、頂き部分221に強く押し当てた反作用で、運転手Mは足裏に強い痛みを受ける。運転手Mは直ぐにアクセルペダル操作の間違いに気づき、強く踏み続けて暴走する事故にはならない。凸状部22の頂き部分221の形状からも運転手に対し、踏み間違いを知らしめる優れものになっている。
加えて、第一カバー2の先端部29側に凸状部22が配設され、且つ第一カバー先端部29と第二カバー3の他端部39との間に隙間εが設けられ、アクセルペダル7への踏み込みが隙間εを縮小させて、金属製第一カバー2の先端部29と金属製第二カバー3の他端部39とがぶつかる当接音を発生させると、運転手Mへ踏み間違いを音によっても注意喚起できる。隙間εは数ミリほどであることから、アクセルペダル7を踏み込む過程で、少し踏み込んだ瞬間(初期段階)に、第一カバー先端部29と第二カバー他端部39がぶつかり、硬質の当接音たる金属製クリック音が鳴る。凸状部22から受ける触感のみならず、第一カバー2と第二カバー3の当接音で聴覚からも五感を存分に活用して運転手Mに知らしめることができ、アクセルペダル7の踏み間違い防止に極めて有効となる。
第一カバー2と第二カバー3が金属製で、両者の当接音が金属製クリック音となり、これが日頃の運転時におけるアクセルペダル7への踏み込みでも鳴るので、通常運転での本アクセルペダルカバー1の使用によって記憶され易く、運転手はアクセルペダル7の踏み間違いが即、判るようになる。
第一カバー2と第二カバー3が金属製で、両者の当接音が金属製クリック音となり、これが日頃の運転時におけるアクセルペダル7への踏み込みでも鳴るので、通常運転での本アクセルペダルカバー1の使用によって記憶され易く、運転手はアクセルペダル7の踏み間違いが即、判るようになる。
さらに、凸状部22が一個か、又はアクセルペダル7への取付けで、該アクセルペダル7の幅方向に離間して二個形成されるようになってさえおれば、アクセルペダル7への踏み込み操作が、頂き部分221に押し当たってのアクセルペダル7への操作であることを運転手Mに確実に認識させることができる。該凸状部22によってブレーキペダルと明らかに違う操作感になるので、運転手Mが誤ってアクセルペダル7を踏み間違えた場合はすぐに気づく。
さらにいえば、バネ手段6を板バネ61とすれば、実施形態1のように第一カバー2にバネ手段6を担わせることができ、アクセルペダルカバー1の部品点数を減らすことができ、さらなる低コスト化を実現する。
このように本考案のアクセルペダルカバー1は、上述した種々の優れた効果を発揮し、極めて有益である。
さらにいえば、バネ手段6を板バネ61とすれば、実施形態1のように第一カバー2にバネ手段6を担わせることができ、アクセルペダルカバー1の部品点数を減らすことができ、さらなる低コスト化を実現する。
このように本考案のアクセルペダルカバー1は、上述した種々の優れた効果を発揮し、極めて有益である。
尚、本考案においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本考案の範囲で種々変更できる。第一カバー2,第二カバー3,係止部材4,連結具5,バネ手段6,アクセルペダル7等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。例えば、係止部材4や連結具5は、第一カバー2や第二カバー3に通孔20,30や透孔280を設けずに、第一カバー2や第二カバー3とは別体にした万力やクリップに担わせてもよい。またカバーベース部21と当初は別体の中実凸状体を、該カバーベース部21に固着一体化して凸状部22とすることもできる。本アクセルペダルカバー1が適用対象となる車両は、2ペダルAT車を含むアクセルペダル7を有する自動車,作業車両,フォークリフト等の各種車両になる。アクセルペダル7は吊り下げ式だけでなくオルガン式のものにも勿論適用できる。
1 アクセルペダルカバー
2 第一カバー
21 カバーベース部
21a カバーベース部の上面
22 凸状部
221 頂き部分
28 基端部(第一カバーの基端部)
29 先端部(第一カバーの先端部)
3 第二カバー
38 一端部(第二カバーの一端部)
39 他端部(第二カバーの他端部)
4 係止部材
5 連結部
6 バネ手段
7 アクセルペダル
7a 表側ペダル面
ε 隙間
2 第一カバー
21 カバーベース部
21a カバーベース部の上面
22 凸状部
221 頂き部分
28 基端部(第一カバーの基端部)
29 先端部(第一カバーの先端部)
3 第二カバー
38 一端部(第二カバーの一端部)
39 他端部(第二カバーの他端部)
4 係止部材
5 連結部
6 バネ手段
7 アクセルペダル
7a 表側ペダル面
ε 隙間
Claims (4)
- ベースとなる板状のカバーベース部と該カバーベース部の上面から上方へ向けて突出形成された二個又は一個の凸状部とを備えて、アクセルペダルの表側ペダル面を被うように配設され、且つ該凸状部が頂き部分を有する第一カバーと、
該第一カバーをアクセルペダルに取付ける係止部材と、を具備し、
前記アクセルペダルへの踏み込みが、該アクセルペダルに前記係止部材で取付けられた前記第一カバーの前記頂き部分に押し当たっての踏み込みとなることを特徴とするアクセルペダルカバー。 - 前記第一カバーを金属製にして、加えて、前記アクセルペダルの表側ペダル面に載置される平板状の金属製第二カバーと、
該第二カバーの一端部と前記第一カバーの基端部とを連結固定した連結具と、
該第一カバーの先端部側に前記凸状部が配設され、且つ該第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との間に設けられた隙間と、
外力が加わって、前記第二カバ―の他端部へ近づいて前記隙間がなくなった前記第一カバーの前記先端部を、該外力を取り除くと、弾性復元力で前記隙間がある状態に復帰形成させるバネ手段とを、具備し、
前記係止部材で該第二カバーを該アクセルペダルに取付けることにより、前記連結具を介して前記第一カバーが該アクセルペダルに取付けられ、且つそのアクセルペダルへの踏み込みが、前記隙間を縮小させ、瞬時に前記第一カバーの先端部と前記第二カバーの他端部との当接音を発生させる請求項1記載のアクセルペダルカバー。 - 前記凸状部が、一個か又は前記アクセルペダルへの取付けで、該アクセルペダルの幅方向に離間して二個形成されるようにし、且つ前記バネ手段を板バネとした請求項2記載のアクセルペダルカバー。
- 前記凸状部を一個とし、且つ前記カバーベース部の上面から上方へ向けて断面外径が次第に減少する半球状にして、該凸状部と前記カバーベース部とが一体成形されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアクセルペダルカバー。
Priority Applications (1)
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JP3236569U true JP3236569U (ja) | 2022-02-28 |
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Family Applications (1)
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