JP3236533U - 風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。 - Google Patents
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Abstract
【課題】陸上又は洋上風力発電の支柱の周囲に、ダイヤモンド薄膜太陽電池を設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置を提供する。【解決手段】トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層7およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層8接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7、8を設ける。ボトムセル層として、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10、11、または、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層にi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合の2層構造の光電変換層の入射面に、蓄光性蛍光粒子5-1ドープ透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層5および透明導電膜6を設け、裏側の裏面電極12と保護材または絶縁材13を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を、風力発電の支柱の周囲に設けて蓄電池を充電する。【選択図】図3
Description
風力発電の支柱(タワー)の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置に関する。
日本政府は、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標を発表した。環境対応は世界的な潮流のため、環境を「成長の柱」と位置づけ、再生可能エネルギーなどの技術革新や投資を促し、次世代産業の育成を支援する方針とされる。化石燃料を減らし、脱炭素の圧力はかってない高まりにより、風力発電や太陽電池等の再生可能エネルギー利用による発電効率向上が期待される。
登録第3234587号
登録第3234179号
監修 藤森直治,鹿田真一、 ダイヤモンドエレクトロニクスの最前線《普及版》 第4章 ナノ結晶ダイヤモンド薄膜 p36~44、 第6章 半導体特性 p63~71、 第7章 p型ホモエピタキシャルダイヤモンド薄膜の半導体特性 p75~84、 第8章 n型ドーピングと半導体特性 p86~98、 2014年版、 株式会社 シーエムシー出版。
監修 荒川泰彦、 超高効率太陽電池・関連材料の最前線《普及版》 第2章 4・グラフェンを用いた太陽電池用透明導電膜の開発、 グラフェンの成膜技術 p44~45、 CVD法によるグラフェンの成膜 p50~55、 5・薄膜太陽電池用ZnO系透明導電幕 p56、 5.4 ZnO透明導電膜の電気特性・光学特性の両立 p65~72、 5.3.1 薄膜Si太陽電池用透明導電膜SnO2 p60~61、 第3章 多接合太陽電池 1.2 多接合太陽電池の高効率化の可能性 p93、 1.7 多接合太陽電池の将来展望 p104~106、 2017年版、 株式会社 シーエムシー出版。
まで、 第8章 太陽電池に用いられる材料と構造、 8.3.1 アモルファスSi,微結晶Si薄膜太陽電池 p126~132、 8.3.6 ペロブスカイト太陽電池 p145~148、 2020年版、 株式会社 内田老鶴圃。
日本政府は、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロの目標に向け、温暖化ガスの削減につながる太陽電池等の再生可能エネルギー技術の投資を促し、次世代産業の育成を支援するとされる。政府が改定する地球温暖化対策計画の構造案は、再生可能エネルギーの「最大限の導入」を掲げる。新たな温対計画は再生可能エネルギー等の活用で温暖化ガスの排出量を減らしながら経済を回復させるグリーン復興に軸足を置くとされる。
東芝は、印刷技術を使った次世代太陽電池「ペロブスカイト型」薄膜太陽電池を2021年9月に発表した。これまでは難しかったオフィスビルの壁面などにも設置できるとされる。実現した約15%の変換効率は従来の「シリコン型」に迫る効率であり、2025年の実用化を目指すとされる。すでにペロブスカイト太陽電池は、中国・杭州繊納光電科技では、2021年5月に、面積20平方センチメートルのペロブスカイト太陽電池で、世界最高となるエネルギー変換効率20.2%を達成したと発表したが、実用化は未定とされる。
東芝は、印刷技術を使った次世代太陽電池「ペロブスカイト型」薄膜太陽電池を2021年9月に発表した。これまでは難しかったオフィスビルの壁面などにも設置できるとされる。実現した約15%の変換効率は従来の「シリコン型」に迫る効率であり、2025年の実用化を目指すとされる。すでにペロブスカイト太陽電池は、中国・杭州繊納光電科技では、2021年5月に、面積20平方センチメートルのペロブスカイト太陽電池で、世界最高となるエネルギー変換効率20.2%を達成したと発表したが、実用化は未定とされる。
しかし、CVDa-Si薄膜太陽電池への光照射に伴う劣化は、運転開始後1000時間程度の時間スケールで現れ、CVDa-Si薄膜太陽電池の効率は初期効率に比べて10%程度を劣化し、寿命が課題とされる。ペロブスカイト薄膜太陽電池も、光劣化および大気劣化や寿命が課題とされる。したがって、トップセル層にCVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を用い、ボトムセル層にヘテロ接合によるCVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を設ける構成により、ボトムセル層の劣化を減少させ、寿命が延命される。
陸上または洋上風力発電は、支柱(タワー)4に支えられた羽根(ブレード)1がその風を受けて回り、その回転が発電機(タービン・ジェネレーター)2を回して発電する。従来、風力発電の支柱4は、羽根1および発電機2を支える柱4であり、薄膜太陽電池を設ける構成は無かった。本考案は、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を設けて蓄電池を充電する装置であり、「流体」に対応する風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置を考案するものである。
陸上または洋上風力発電の支柱(タワー)4の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を設けて蓄電池を充電する、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置において、
トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層7およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層8接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8、またはi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を用いたnip型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を設ける。ボトムセル層として、np型10・11またはnip型シリコン系CVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合の2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層7およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層8接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8、またはi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を用いたnip型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を設ける。ボトムセル層として、np型10・11またはnip型シリコン系CVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合の2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
ボトムセル層として、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11、またはnip型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
ボトムセル層として、n型電子輸送層(TiO2,ZnO/SnO2)14、光吸収ペロブスカイト結晶層(CH3NH3PbI3)15、p型正孔輸送層(Spiro-OMeTAD/CuSCN)16接合のペロブスカイト半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
トップセル層の入射面に、透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層5を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
トップセル層の入射面に、蓄光蛍光粒子または蓄光蛍光微粒子5-1ドープの透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層5を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
風力発電の支柱(タワー)の周囲にタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を設け、風力および太陽光を電力に変換する実用性に優れた風力発電およびタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池の併用であり、再生可能エネルギーを利用して電力を得る高効率の装置である。また、蓄光性蛍光粒子や蛍光微粒子を設けた夜間の発光を、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池が電力に変換する装置である。夜間の発光が、風力発電の支柱が目視される。
CVDダイヤモンド半導体は、シリコン(Si)と同じ第14族元素に属している。n型CVDダイヤモンド半導体へのドープは、第15族元素の窒素(N)、リン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)をドープすることができる。p型CVDダイヤモンド半導体へのドープは、第13族元素のホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)をドープすることができる。本考案では、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層接合のnp型、または、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を挟んだnip型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を伴うヘテロ接合の、シリコン系CVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層を接合した2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池。
CVDダイヤモンドは、高出力型マイクロ波プラズマCVD法、または、マイクロ波プラズマCVD法、表面平坦性のプラズマCVD法によるナノ結晶ダイヤモンド薄膜が用いられる。CVDダイヤモンドは、バンドギャップ5.48eVの半導体としての特性を有し、熱伝導率22(W/cm・K)、硬度56~115(GPa)、フリーエキシトンの束縛エネルギーが80meVを示す。CVDダイヤモンドは、熱伝導率、弾性定数、透光性、耐熱性、耐化学薬品性、耐放射線性、絶縁性、絶縁破壊など物質中最高もしくは準最高値を有する材料とされる。シリコン系CVDa-Siのバンドギャップ1.4~1.7eVの半導体である。有機系ペロブスカイト結晶(CH3NH3PbI3)層のバンドギャップは、1.6eVであり、対応してVocも1.1~1.2eVと高い効率とされる。
着色ダイヤモンドは通常、無色透明である。CVDダイヤモンド中に不純物や欠陥が取り込まれた場合、その不純物や欠陥により吸収が起こり、イエロー、グリーン、ブルー、ブラウンなどの着色CVDダイヤモンドとなる。ダイヤモンドの典型的な不純物の一つであるN(窒素)とB(ホウ素)は、イエローダイヤモンドおよびブルーダイヤモンドを形成する着色元素となっている。特に、この典型的なNとBの不純物のダイヤモンド中での含有量と置換位置の種類によって、ダイヤモンドのタイプが詳細に分類される。すでに、ダイヤモンド中に不純物や欠陥が取り込まれた場合、H、He、Li、O、Ne、Si、Ti、Cr、Ni、Zn、Zr、Ag、Xeなどが光学的に活性な発光センタを形成することが知られている。
透明電極はITOやSnO2、ZnOなどのワイドギャップ半導体で対応が可能であった。40%以上の変換効率の太陽電池には、約2μm程度の赤外光まで発電に寄与させることが不可欠になる。ITOやSnO2では長波長光まで光を透過させることは難しい。CVD法によるグラフェンは赤外光までの透過率80%以上に維持する。最近では2層グラフェン、または数層グラフェンなどがあり、適した透明導電膜をCVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層に用いることができる。
本考案の風力発電の支柱(タワー)の周囲に設けるタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池の内部は、入射面に透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層、または、蓄光性蛍光粒子や蓄光性蛍光微粒子ドープの透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層を設る。トップセル層として、np型またはnip型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を、ボトムセル層として、np型またはnip型a-Si半導体薄膜光電変換層、または、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を伴うヘテロ接合により、再結合を抑える2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を、風力発電の支柱(タワー)の周囲に設けて、蓄電池を充電する装置。
図1の立面参考図に示す。陸上または洋上風力発電の支柱(タワー)4の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3設けて、蓄電池を充電する装置。
風力発電は、支柱(タワー)4に支えられた羽根(ブレード)1が風を受けて回り、その回転が発電機(タービン・ジェネレーター)2を回して発電する。その風力発電の支柱(タワー)4の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を地面または海面より数メートル上部から設けて蓄電池を充電する装置である。風力発電の風車を数十基建てた状態を「ウインドファーム」と呼び、陸上風力発電を「オンショア・ウインドファーム」、洋上風力発電を「オフショア・ウインドファーム」と呼んで区別している。
風力発電は、支柱(タワー)4に支えられた羽根(ブレード)1が風を受けて回り、その回転が発電機(タービン・ジェネレーター)2を回して発電する。その風力発電の支柱(タワー)4の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を地面または海面より数メートル上部から設けて蓄電池を充電する装置である。風力発電の風車を数十基建てた状態を「ウインドファーム」と呼び、陸上風力発電を「オンショア・ウインドファーム」、洋上風力発電を「オフショア・ウインドファーム」と呼んで区別している。
図2の参考断面図に示す。トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層7およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層8接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8を設ける。ボトムセル層として、n型:SiH4+H2+PH3およびp型:SiH4+H2+B2H6接合のnp型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合の2層構造のタンデム型ダイヤモンド半導体薄膜光電変換層の入射面に、透明CVDダイヤモンド薄膜層5、または着色CVDダイヤモンド薄膜層5および透明導電膜6を設け、裏側に裏面電極12と保護材または絶縁材13を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
図3の参考断面図に示す。段落[0021]に記載のi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合のタンデム型ダイヤモンド半導体薄膜光電変換層の入射面に、蓄光性蛍光粒子または蓄光性蛍光微粒子5-1ドープ透明CVDダイヤモンド薄膜層5、または着色CVDダイヤモンド薄膜層5および透明導電膜6を設け、裏側に裏面電極12と保護材または絶縁材13を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、np型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層10・11の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
図4の参考断面図に示す。トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層7およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層8接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を設ける。ボトムセル層として、n型電子輸送層(TiO2,ZnO/SnO2)14、光吸収ペロブスカイト結晶層(CH3NH3PbI3)15、p型正孔輸送層(Spiro-OMeTAD/CuSCN)16、接合のペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14、15、16を設けたヘテロ接合の2層構造を設けた入射面に、透明CVDダイヤモンド薄膜層または着色CVDダイヤモンド薄膜層5および透明導電膜6を設け、裏側に裏面電極12と保護材または絶縁材13を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
図5の参考断面図に示す。段落[0023]に記載のi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合のタンデム型ダイヤモンド半導体薄膜光電変換層の入射面に、蓄光性蛍光粒子または蓄光性蛍光微粒子5-1ドープの透明CVDダイヤモンド薄膜層5、または着色CVDダイヤモンド薄膜層5および透明導電膜6を設け、裏側に裏面電極12と保護材または絶縁材13を設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
np型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層7・8と、ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層14・15・16の接合部に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層9を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3を、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けて蓄電池を充電する。風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
陸上または洋上風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けるタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3の表面には、高い表面平坦性の表面波プラズマCVD法によるナノ結晶ダイヤモンド薄膜層が用いられることが望ましい。これは、風力発電の支柱が受ける「流体」を考慮した風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置である。
風力発電の支柱の周囲に設けるタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3のボトムセル層に用いられるヘテロ接合の半導体薄膜光電変換層は、シリコン系a-Si半導体薄膜光電変換層、μc-a-Si半導体薄膜光電変換層、a-SiGe半導体薄膜光電変換層、SWCNT/a-Si半導体薄膜光電変換層。化合物系CdS/CdTe半導体薄膜光電変換層、CIDS半導体薄膜光電変換層、CIS(カルコパイライト)半導体薄膜光電変換層。有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層等の薄膜半導体薄膜光電変換層から選択される。本考案では、シリコン系CVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層を、ボトムセル層に用いた構成である。
透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層5にドープされた蓄光性蛍光粒子5-1、または蓄光性蛍光微粒子5-1は、太陽光の200nm~522nm程度の波長の光を吸収し、夜間400nm~700nm以内の波長で発光する。この夜間の発光を、タンデム型ダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を用いた薄膜太陽電池により、電力を蓄電池に充電する装置であり、風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置の構成である。蓄光性蛍光粒子5-1の詳細は、特開2017-028234号公報にて、公開されており公開特許公報の番号を記載して省略する。
風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けるタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3は、地面または海面より数メートル上部から支柱(タワー)4の周囲に設けることが望ましい。
風力発電の支柱(タワー)4の周囲に設けるタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池3は、地面または海面より数メートル上部から支柱(タワー)4の周囲に設けることが望ましい。
1 羽根(ブレード)
2 発電機(タービン・ジェネレーター)
3 タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池
4 支柱(タワー)
5 透明または着色ダイヤモンド薄膜層
5-1 蓄光性蛍光粒子または蓄光性蛍光微粒子
6 透明導電膜
7 n型CVDダイヤモンド半導体薄膜層
8 p型CVDダイヤモンド半導体薄膜層
9 i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層
10 n型CVDa-Si半導体薄膜層
11 p型CVDa-Si半導体薄膜層
12 裏面電極
13 保護材または絶縁材の
14 n型電子輸送層(TiO2,ZnO/SnO2)
15 光吸収ペロブスカイト結晶層(CH3NH3PbI3)
16 p型正孔輸送層(Spiro-OMeTAD/CuSCN)
2 発電機(タービン・ジェネレーター)
3 タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池
4 支柱(タワー)
5 透明または着色ダイヤモンド薄膜層
5-1 蓄光性蛍光粒子または蓄光性蛍光微粒子
6 透明導電膜
7 n型CVDダイヤモンド半導体薄膜層
8 p型CVDダイヤモンド半導体薄膜層
9 i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層
10 n型CVDa-Si半導体薄膜層
11 p型CVDa-Si半導体薄膜層
12 裏面電極
13 保護材または絶縁材の
14 n型電子輸送層(TiO2,ZnO/SnO2)
15 光吸収ペロブスカイト結晶層(CH3NH3PbI3)
16 p型正孔輸送層(Spiro-OMeTAD/CuSCN)
Claims (5)
- 陸上または洋上風力発電の支柱(タワー)の周囲に、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を設けて蓄電池を充電する、タンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置において、
トップセル層として、リンドープn型CVDダイヤモンド半導体薄膜層およびホウ素ドープp型CVDダイヤモンド半導体薄膜層接合のnp型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層、またはi型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を用いたnip型CVDダイヤモンド半導体薄膜光電変換層を設ける。ボトムセル層として、np型またはnip型シリコン系CVDa-Si半導体薄膜光電変換層、または、有機系ペロブスカイト半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を伴うヘテロ接合の2層構造のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池を、風力発電の支柱(タワー)の周囲に設けて蓄電池を充電する、風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。 - ボトムセル層として、np型またはnip型CVDa-Si半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた請求項1に記載の風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
- ボトムセル層として、n型電子輸送層、光吸収ペロブスカイト結晶層、p型正孔輸送層接合のペロブスカイト半導体薄膜光電変換層に、i型真性CVDダイヤモンド半導体薄膜層を伴うヘテロ接合によることで、再結合を抑えた請求項1に記載の風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
- トップセル層の入射面に、透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層を設けた請求項1に記載の風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
- トップセル層の入射面に、蓄光性蛍光粒子または蓄光性蛍光微粒子ドープの透明または着色CVDダイヤモンド薄膜層を設けた請求項1に記載の風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。
Priority Applications (1)
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JP2021004942U JP3236533U (ja) | 2021-12-07 | 2021-12-07 | 風力発電併用のタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。 |
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JP2013133718A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Shinya Fukuno | 自然エネルギー発電装置 |
JP3234872U (ja) * | 2021-08-05 | 2021-11-11 | 五郎 五十嵐 | 車両に設けたタンデム型ダイヤモンド薄膜太陽電池装置。 |
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2021
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