JP3236377U - おろし板 - Google Patents

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株式会社山本食品
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Abstract

Figure 0003236377000001
【課題】すり下ろし効率が高いと共に、すり下ろした食材がおろし面に残り難くかつ持ち易いおろし板を提供する。
【解決手段】おろし板1は、金属板本体3の表面に、複数の凸部2で構成されたおろし面4が形成され、金属板本体が、おろし面を内側にして1つ又は複数谷折りされ、おろし面が、互いに角度が異なる複数面で構成されている。また、金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つのおろし面が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、わさび等の食材をきめ細かくすり下ろすことが可能なおろし板に関する。
一般に、薬味としてわさび等の食材をすり下ろす調理器具として、おろし板が用いられている。特に、わさびをすり下ろすためのおろし板としては、大根おろし等に用いる粗い凹凸のおろし器ではなく、細かな凹凸のある鮫の皮を用いたものがよく用いられている。
このような鮫の皮を用いたおろし板では、自然物である鮫の皮を用いるため、鮫の皮の表面粗さにばらつきがあると共に、一定以上の細かな凹凸が得られず、わさびを更にきめ細かにすり下ろすことに限界があった。また、単に細かな凹凸を表面に形成したおろし板を用いた場合でも、すり下ろしたわさびが細かな凹凸の隙間に詰まってしまい、効率良くすり下ろすことが困難であった。
このため、特許文献1では、凸部が、開口部を有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部を少なくとも有し、おろし面が、開口部の向きが異なる複数の凸部で構成されているおろし板が提案されている。このおろし板では、わさび等の食材をすり下ろす際に、突条部内に入った食材が突条部の開口部から自然と掃き出されることで詰まりが抑制され、より細かくすり下ろすことができると共に、食材内に細かな空気を含有させることができる。
実用新案登録第3213964号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
従来のおろし板では、鮫の皮やエッチング処理で細かな凹凸を平板の表面に設けているが、わさび等の食材をすり下ろす際に、食材が1つの平面にしか当接しないため、すり下ろし効率が悪いという不都合があった。
また、すり下ろした食材がおろし板表面に残っていると滑ってしまい、すり下ろし効率低下の一因になっていた。
さらに、平板状おろし板ですり下ろす場合、平板状であるために持ち難く、おろし板をしっかり手で保持し難いと共に、おろし面に対して食材の角度を付け難く、すり下ろし効率がやはり低くなっていた。
本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、すり下ろし効率が高いと共に、すり下ろした食材がおろし面に残り難くかつ持ち易いおろし板を提供することを目的とする。
本考案は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の考案に係るおろし板は、金属板本体の表面に、複数の凸部で構成されたおろし面が形成され、前記金属板本体が、前記おろし面を内側にして1つ又は複数谷折りされ、前記おろし面が、互いに角度が異なる複数面で構成されていることを特徴とする。
このおろし板では、金属板本体が、おろし面を内側にして1つ又は複数谷折りされ、おろし面が、互いに角度が異なる複数面で構成されているので、わさび等の食材をすり下ろす際に、食材を複数面のおろし面に同時に当接させることができ、立体的にかつ効率的にすり下ろすことが可能になる。特に、互いに角度の異なる複数のおろし面に食材が当接可能であるため、多方向から食材を同時にすり下ろすことができる。
また、互いに角度が異なる複数のおろし面で同時に食材をすり下ろすことができるため、すり下ろす際におろし面の少なくとも一つが必ず斜め又は垂直になっており、このおろし面上にすり下ろした食材が残り難く、滑ってしまうことを抑制することができる。
また、金属板本体が谷折りされて立体的になっているため握り易くなり、おろし板をしっかりと把持して食材をすり下ろすことができる。
さらに、谷折りされた内側表面に複数のおろし面が形成されていることで、すり下ろしたわさび等の食材の香りが左右に拡がり難く、内側表面上方に向けて拡がり易くなり、すり下ろしている作業者や、傾けたおろし板前方の顧客等に対して、すり下ろした食材の香りを強く届けることが可能になる。
第2の考案に係るおろし板は、第1の考案において、前記金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つの前記おろし面が形成されていることを特徴とする。
すなわち、このおろし板では、金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つのおろし面が形成されているので、食材をすり下ろす際に、2つのおろし面に食材を同時に押し当ててすり下ろすことができる。また、すり下ろした食材が断面V字状の谷部分に溜まっても、容易に押し出すことができ、おろし面に残ったすり下ろした食材によって滑ってすり下ろし効率が低下することを抑制可能である。
第3の考案に係るおろし板は、第1又は第2の考案において、前記金属板本体の先端側に前記おろし面が形成されたおろし領域を有すると共に、前記金属板本体の基端側に前記おろし面が形成されていない持ち手領域を有していることを特徴とする。
すなわち、このおろし板では、金属板本体の先端側におろし面が形成されたおろし領域を有すると共に、金属板本体の基端側におろし面が形成されていない持ち手領域を有しているので、先端側のおろし領域に触れることなく、基端側の持ち手領域を把持しておろし板を支持することができる。
第4の考案に係るおろし板は、第1から第3の考案のいずれかにおいて、前記金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして構成されていると共に、両側部が折り曲げられていることを特徴とする。
すなわち、このおろし板では、金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして構成されていると共に、両側部が折り曲げられているので、折り曲げた両側部を補強することができ、薄い金属板本体でも全体の剛性が向上すると共に、両側部の端辺が丸まって持ち易くなる。
第5の考案に係るおろし板は、第1から第4の考案のいずれかにおいて、前記凸部が、開口部を有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部を少なくとも有し、前記おろし面が、前記開口部の向きが異なる複数の前記凸部で構成されていることを特徴とする。
すなわち、このおろし板では、凸部が、開口部を有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部を少なくとも有し、おろし面が、開口部の向きが異なる複数の凸部で構成されているので、わさび等の食材をすり下ろす際に、突条部内に入った食材が突条部の開口部から自然と掃き出されることで詰まりが抑制され、より細かくすり下ろすことができると共に、食材内に細かな空気を含有させることができる。特に、突条部の開口部の向きが異なる複数の凸部でおろし面が構成されていることで、わさび等の食材を押し付けて擦る際に、一方向だけでなく様々な方向に向けて擦っても上記掃き出し効果を得ることができる。
また、互いに異なる角度のおろし面に食材を同時に当接させることができるので、突条部の開口部の向きも3次元的に異なることになり、上記掃き出し効果をより効果的に得ることができる。
第6の考案に係るおろし板は、第5の考案において、複数の前記凸部が、ひらがなの「わ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「さ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「び」の文字形状を有したものとで構成され、「わ」「さ」「び」の順で並べて形成され、前記谷折りの折り目に対して異なる角度で傾いている複数の前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」を有していることを特徴とする。
すなわち、このおろし板では、「わ」「さ」「び」の文字形状を有した複数の凸部が、「わ」「さ」「び」の順で並べて形成されているので、それぞれ異なる方向に開口した円弧状又は略円弧状の突条部を凸部中に有しており、掃き出し効果を得られると共にわさび用を強調したデザインによる特徴的な美観も得ることができる。
また、谷折りの折り目に対して異なる角度で傾いている複数の前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」を有しているので、それぞれ異なる方向に開口した前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」がさらに異なる角度で傾くことで、より多方向に開口し、より高い掃き出し効果を得られる。
本考案によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本考案に係るおろし板によれば、金属板本体が、おろし面を内側にして1つ又は複数谷折りされ、おろし面が、互いに角度が異なる複数面で構成されているので、わさび等の食材をすり下ろす際に、食材を複数面のおろし面に同時に当接させることができ、立体的にかつ効率的にすり下ろすことが可能になる。
したがって、本考案のおろし板では、食材として特にわさびをすり下ろすおろし板に好適である。
本考案に係るおろし板の第1実施形態を示す平面側から視た図(a)及び側面図(b)である。 第1実施形態において、おろし板を示す断面図である。 第1実施形態において、おろし面の要部を示す拡大図である。 第1実施形態において、断面矩形状(a)及び断面略台形状(b)の凸部を示す拡大断面図である。 本考案に係るおろし板の第2実施形態において、おろし板を示す断面図である。
以下、本考案に係るおろし板の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態のおろし板1は、図1から図3に示すように、金属板本体3の表面に、複数の凸部2で構成されたおろし面4が形成されている。
上記金属板本体3は、おろし面4を内側にして1つ又は複数谷折りされている。
上記おろし面4は、互いに角度が異なる複数面で構成されている。
本実施形態の金属板本体3では、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つのおろし面4が形成されている。
また、金属板本体3の先端側には、おろし面4が形成されたおろし領域6Aを有すると共に、金属板本体3の基端側におろし面4が形成されていない持ち手領域6Bを有している。
さらに、金属板本体3は、両側部3aが外側に重ねるように折り曲げられている。
上記凸部2は、図3に示すように、開口部2bを有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部2aを少なくとも有している。
また、上記おろし面4は、開口部2bの向きが異なる複数の凸部2で構成されている。
上記凸部2の断面形状は、図4に示すように、台形状又は略台形状とされている。
複数の凸部2は、図1及び図3に示すように、主として、ひらがなの「わ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「さ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「び」の文字形状を有したものとで構成され、「わ」「さ」「び」の順で並べて形成されている。
また、谷折りの折り目Yに対して異なる角度で傾いている複数の前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」を有している。
図3では、複数の凸部2のうち、3段の「わさび」の文字を示している。
すなわち、中段の「わさび」は文字の傾きがない通常の「わさび」を示しており、また上段の「わさび」は文字を左側に傾けて示したものであり、さらに下段の「わさび」は文字を右側に傾けて示している。
図3の中段の「わさび」のように、上記「わ」の凸部2は、左側が直線状の複数の突条部2aで構成されているが、右側が下方に開口部2bを向けた略円弧状の突条部2aとなっている。
また、中段の上記「さ」の凸部2は、上側が直線状の複数の突条部2aで構成されているが、下側に右方向に開口部2bを向けた略円弧状の突条部2aを有している。
さらに、中段の上記「び」の凸部2は、上端部が直線状の複数の突条部2aで構成されているが、上端部より下の部分が上方に開口部2bを向けた略円弧状の突条部2aとなっている。
このように本実施形態では、傾いていない文字、すなわち「わ」の凸部2では、突条部2aの開口部2bが下方に向いており、また「さ」の凸部2では、突条部2aの開口部2bが右側方向に向いており、さらに「び」の凸部2では、突条部2aの開口部2bが上方に向いている。すなわち、3つ並んだ凸部2は、それぞれ突条部2aの開口部2bが異なる方向となっている。また、各凸部2は、いずれも環状に閉じた突条部2aを有しておらず、複数の開放端を有しており、これらの突条部2aの開放端が、様々な方向に向いている。
さらに、図3の上段及び下段の左又は右に傾けた「わさび」では、傾いていない中段の「わさび」に比べて突条部2aの開口方向も傾いている。
図3の上段及び下段における上記「わ」「さ」「び」の各文字の傾きは、例えば0°<45°又は-45°<0°の範囲内に設定している。
なお、図中の矢印方向が突条部2aの開口方向を示している。
本実施形態のおろし板1は、例えば厚さ1mm~1.2mmのステンレス板で形成され、図4の(b)に示すように、凸部2の高さhが、0.2~0.3mmであり、突条部2aの線幅Wが、0.5~0.8mmとされている。
なお、一つの凸部2の縦横の寸法は、例えば3mm×3mmに設定されている。
また、本実施形態のおろし板1の全長は、例えば15cmであり、おろし領域6Aの長さが10cmであり、持ち手領域6Bの長さが5cmである。なお、おろし板1の全長を、例えば30cmとし、おろし領域6Aの長さを20cmとし、持ち手領域6Bの長さを10cmとした長いものとしても良い。
さらに、1つのおろし面4の幅は、例えば2.5cmとしている。
また、金属板本体3の谷折りの角度(2つのおろし面の角度)θ1は、例えば90~100°としている。
おろし面4の凸部2は、ステンレスのエッチャントによるエッチング処理により凸部2以外の部分を除去することで形成されている。
なお、エッチングの際のサイドエッチによって凸部2の断面形状が、図4に示すように、上記台形状又は略台形状となっている。
このように凸部2の断面形状が、台形状又は略台形状とされているので、断面形状が直角な矩形状である場合に比べて、すり下ろしたわさび等の食材Fが凸部2の基端隅部に詰まってしまうことを抑制でき、わさび等の食材Fが浮き易くなることで、より細かくすり下ろせると共に、より多くの空気を含ませることができる。
このように本実施形態のおろし板1では、金属板本体3が、おろし面4を内側にして1つ又は複数谷折りされ、おろし面4が、互いに角度が異なる複数面で構成されているので、わさび等の食材Fをすり下ろす際に、食材Fを複数面のおろし面4に同時に当接させることができ、立体的にかつ効率的にすり下ろすことが可能になる。特に、互いに角度の異なる複数のおろし面4に食材Fが当接可能であるため、多方向から食材Fを同時にすり下ろすことができる。
また、互いに角度が異なる複数のおろし面4で同時に食材Fをすり下ろすことができるため、すり下ろす際におろし面4の少なくとも一つが必ず斜め又は垂直になっており、このおろし面4上にすり下ろした食材Fが残り難く、滑ってしまうことを抑制することができる。
また、金属板本体3が谷折りされて立体的になっているため握り易くなり、おろし板1をしっかりと把持して食材Fをすり下ろすことができる。
さらに、谷折りされた内側表面に複数のおろし面4が形成されていることで、すり下ろしたわさび等の食材Fの香りが左右に拡がり難く、内側表面上方に向けて拡がり易くなり、すり下ろしている作業者や、傾けたおろし板1前方の顧客等に対して、すり下ろした食材Fの香りを強く届けることが可能になる。
また、金属板本体3が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つのおろし面4が形成されているので、食材Fをすり下ろす際に、2つのおろし面4に食材Fを同時に押し当ててすり下ろすことができる。また、すり下ろした食材Fが断面V字状の谷部分に溜まっても、容易に押し出すことができ、おろし面4に残ったすり下ろした食材Fによって滑ってすり下ろし効率が低下することを抑制可能である。
また、金属板本体3の先端側におろし面4が形成されたおろし領域6Aを有すると共に、金属板本体3の基端側におろし面4が形成されていない持ち手領域6Bを有しているので、先端側のおろし領域6Aに触れることなく、基端側の持ち手領域6Bを把持しておろし板1を支持することができる。
また、金属板本体3が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして構成されていると共に、両側部3aが折り曲げられているので、折り曲げた両側部3aを補強することができ、薄い金属板本体3でも全体の剛性が向上すると共に、両側部3aの端辺が丸まって持ち易くなる。
さらに、凸部2が、開口部2bを有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部2aを少なくとも有し、おろし面4が、開口部2bの向きが異なる複数の凸部2で構成されているので、わさび等の食材Fをすり下ろす際に、突条部2a内に入った食材Fが突条部2aの開口部2bから自然と掃き出されることで詰まりが抑制され、より細かくすり下ろすことができると共に、食材F内に細かな空気を含有させることができる。特に、突条部2aの開口部2bの向きが異なる複数の凸部2でおろし面4が構成されていることで、わさび等の食材を押し付けて擦る際に、一方向だけでなく様々な方向に向けて擦っても上記掃き出し効果を得ることができる。
また、互いに異なる角度のおろし面4に食材Fを同時に当接させることができるので、突条部2aの開口部2bの向きも3次元的に異なることになり、上記掃き出し効果をより効果的に得ることができる。
したがって、どの方向に擦っても、空気を多く含有させることができると共に細かくすり下ろすことができ、すり下ろした後にわさび等の風味をより強く得ることができる。また、突条部2aの両端部2cが擦る方向(面方向)に沿って突出した開放端となっていることで、突条部2aの突出した両端部2cが食材Fに引っ掛かり易く、食材Fの繊維や細胞を細かく壊すことができ、内部の辛み成分等を効果的に取り出すことができる。
さらに、「わ」「さ」「び」の文字形状を有した複数の凸部2が、「わ」「さ」「び」の順で並べて形成されているので、それぞれ異なる方向に開口した円弧状又は略円弧状の突条部2aを凸部2中に有しており、掃き出し効果を得られると共にわさび用を強調したデザインによる特徴的な美観も得ることができる。
また、谷折りの折り目Yに対して異なる角度で傾いている複数の前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」を有しているので、それぞれ異なる方向に開口した前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」がさらに異なる角度で傾くことで、より多方向に開口し、より高い掃き出し効果を得られる。
次に、本考案に係るおろし板の第2実施形態について、図5を参照して以下に説明する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、金属板本体3が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つのおろし面4が形成されているのに対し、第2実施形態のおろし板21は、図5に示すように、金属板本体23が、長方形状平板を長辺に沿って2箇所で谷折りして断面逆台形状とされている点である。
なお、隣り合うおろし面24の角度θ2は、例えば140°や130°に設定されている。
このように第2実施形態のおろし板21では、金属板本体23が、おろし面24を内側にして2箇所で谷折りされ、おろし面24が、互いに角度が異なる3面で構成されているので、わさび等の食材Fをすり下ろす際に、食材Fを3面のおろし面24に当接させることができ、3面で立体的にかつ効率的にすり下ろすことが可能になる。特に、第2実施形態のおろし板21では、互いに異なる角度のおろし面24が3つ形成されていることで、第1実施形態に比べて、より広い面かつ3つの角度で食材をすり下ろしすることが可能である。
なお、本考案の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1,21…おろし板、2…凸部、2a…突条部、2b…突条部の開口部、3,23…金属板本体、4,24…おろし面、6A…おろし領域、6B…持ち手領域

Claims (6)

  1. 金属板本体の表面に、複数の凸部で構成されたおろし面が形成され、
    前記金属板本体が、前記おろし面を内側にして1つ又は複数谷折りされ、
    前記おろし面が、互いに角度が異なる複数面で構成されていることを特徴とするおろし板。
  2. 請求項1に記載のおろし板において、
    前記金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして断面V字状とされ、内側に2つの前記おろし面が形成されていることを特徴とするおろし板。
  3. 請求項1又は2に記載のおろし板において、
    前記金属板本体の先端側に前記おろし面が形成されたおろし領域を有すると共に、前記金属板本体の基端側に前記おろし面が形成されていない持ち手領域を有していることを特徴とするおろし板。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のおろし板において、
    前記金属板本体が、長方形状平板を長辺に沿って谷折りして構成されていると共に、両側部が折り曲げられていることを特徴とするおろし板。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のおろし板において、
    前記凸部が、開口部を有する円弧状,略円弧状又はコ字状に延在した突条部を少なくとも有し、
    前記おろし面が、前記開口部の向きが異なる複数の前記凸部で構成されていることを特徴とするおろし板。
  6. 請求項5に記載のおろし板において、
    複数の前記凸部が、ひらがなの「わ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「さ」の文字形状を有したものと、ひらがなの「び」の文字形状を有したものとで構成され、「わ」「さ」「び」の順で並べて形成され、
    前記谷折りの折り目に対して異なる角度で傾いている複数の前記「わ」,前記「さ」及び前記「び」を有していることを特徴とするおろし板。
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