JP3236256U - 人工バドミントンシャトルと羽根並びにその製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236256000001
【課題】打たれた際の飛行パフォーマンスを改善する人工バドミントンシャトルの羽根を提供する。
【解決手段】羽根10は接続部11と、第一部分12と、第二部分13と、第一開口部14と、凹部16と、を備えている。接続部は人工バドミントンシャトル1の羽軸30に連接されている。第一部分及び第二部分は接続部の対向する両側にそれぞれ位置している。第一開口部は第一部分に設けられ、凹部は第二部分の外辺縁に位置している。第二部分に、隣接する羽根が第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義し、重なり合う輪郭線の接続部に最も近接している点である基準点を定義し、第二部分に、基準点を通過すると共に接続部に平行しているシフト基準線を定義し、シフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義し、輪郭基準線を裁断して凹部を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、人工バドミントンシャトルに関し、より詳しくは、人工バドミントンシャトルの羽根並びにその製造方法に関する。
バドミントンは非常に盛んな球技であり、プレーヤーがバドミントンシャトルを打つ方式で試合を行う。従来のバドミントンシャトルの主要な構造は、天然の羽毛をヘッド体に結合している。天然の羽毛の多くはガチョウの羽毛または鴨の羽毛であり、篩にかけた後バドミントンシャトルを製造する。しかしながら、天然の羽毛は年々入手困難になっており、篩にかける工程も煩雑で労力がかかった。このため、市場には人工バドミントンシャトルが登場し、天然の羽毛の欠点及び篩にかける煩雑さの問題の解決を図っている。
しかしながら、前述した従来の技術では、多くの人工バドミントンシャトルはナイロンで製造された軟性羽根により天然の羽毛を代替し、軟性羽根の構造は打たれた際に気流を発生する。しかしながら、この種の軟性羽根で製造されるバドミントンシャトルは、打たれた際の飛行パフォーマンス及びプレーヤーの打球感が天然の羽毛で製造されたバドミントンシャトルには及ばず、プレーヤーには受け入れ難かった。
現在プラスチックで製造された凧形の羽根もあり、羽根に穴または切り口を開設し、天然のバドミントンシャトルの飛行パフォーマンス及び触感に近付けている。この種の人工バドミントンシャトルの羽根は、天然バドミントンシャトルの配列を基準としてヘッド体に配列されており、凧形の短軸箇所は隣接する羽根部分と重なり合っている。しかしながら、プラスチック製の羽根の厚さは天然の羽毛よりも厚いため、この種の人工バドミントンシャトルが打たれた際の飛行パフォーマンスには尚も改善の余地があった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。
本考案は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、その目的は、人工バドミントンシャトルと羽根並びにその製造方法を提供することにある。すなわち、羽根に新規の凹部を形成することで、従来の人工バドミントンシャトルでは打った際の飛行パフォーマンスが低いという問題を解決する。
上記課題を解決するために、本考案のある態様の羽根は、人工バドミントンシャトルに適用する。人工バドミントンシャトルはヘッド体と、複数の羽軸と、複数の前記羽根と、を備えている。羽軸の一端はヘッド体に挿設され、これら前記羽根は羽軸にそれぞれ連接されている。各これら前記羽根は接続部と、第一部分と、第二部分と、第一開口部と、凹部と、を含む。接続部はこれら前記羽軸のうちの1つに連接されている。第一部分及び第二部分は接続部の対向する両側にそれぞれ位置している。第一開口部は第一部分に設けられている。凹部は第二部分の外辺縁に位置している。また、凹部は、第二部分に、隣接する羽根が第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義するステップと、重なり合う輪郭線の接続部に最も近接している点である基準点を定義するステップと、第二部分に、基準点を通過すると共に接続部に平行しているシフト基準線を定義するステップと、第二部分に、形状が第一部分の輪郭線と同じであり、且つシフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義するステップと、輪郭基準線を裁断して凹部を形成するステップと、を経て形成されている。
また、上述した目的を達成するために、本考案の別の態様は、羽根の製造方法である。この羽根の製造方法は、前記羽根は人工バドミントンシャトルに適用する。人工バドミントンシャトルはヘッド体と、複数の羽軸と、複数の前記羽根と、を備えている。羽軸の一端はヘッド体に挿設され、これら前記羽根は羽軸にそれぞれ連接されている。羽根の製造方法は、接続部と、第一部分と、第二部分とを含む凧形の羽根を準備し、接続部はこれら羽軸のうちの1つに連接され、第一部分及び第二部分は接続部の対向する両側にそれぞれ位置しているステップと、第一部分を穿孔して第一開口部を形成するステップと、第二部分に、隣接する羽根が第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義するステップと、重なり合う輪郭線の接続部に最も近接している点である基準点を定義するステップと、第二部分に、基準点を通過すると共に接続部に平行しているシフト基準線を定義するステップと、第二部分に、形状が第一部分の輪郭線と同じであり、且つシフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義するステップと、輪郭基準線を裁断して凹部を形成するステップと、を含む。
さらに、上記した目的を達成するために、本考案のなお別の態様は、人工バドミントンシャトルである。この人工バドミントンシャトルは、ヘッド体と、複数の羽軸と、複数の羽根と、を備えている。各これら前記羽軸の一端はヘッド体にそれぞれ挿設されている。羽根は羽軸にそれぞれ連接されている。各これら前記羽根は接続部と、第一部分と、第二部分と、第一開口部と、凹部と、を含む。接続部はこれら前記羽軸のうちの1つに連接されている。第一部分及び第二部分は接続部の対向する両側にそれぞれ位置している。第一開口部は第一部分に設けられている。凹部は第二部分の外辺縁に位置している。また、凹部は、第二部分に、隣接する羽根が第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義するステップと、重なり合う輪郭線の接続部に最も近接している点である基準点を定義するステップと、第二部分に、基準点を通過すると共に接続部に平行しているシフト基準線を定義するステップと、第二部分に、形状が第一部分の輪郭線と同じであり、且つシフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義するステップと、輪郭基準線を裁断して凹部を形成するステップと、を経て形成されている。
本考案の一実施形態によれば、輪郭基準線は第一部分の輪郭線が第二部分までシフトし、輪郭基準線が第一部分の輪郭線に平行している。
本考案の一実施形態によれば、輪郭基準線は第一部分の輪郭線が第二部分までシフトした後、上方または下方に変位する。
本考案の一実施形態によれば、輪郭基準線は第一部分の輪郭線が第二部分までシフトした後、所定角度回転する。
本考案の一実施形態によれば、所定角度は3度乃至10度の間の範囲である。
本考案の一実施形態によれば、第一開口部の長軸は接続部に平行している。接続部は第一長さを有し、第一開口部は第二長さを有している。第二長さ及び第一長さの比率は0.22乃至0.31の間の範囲である。
本考案の一実施形態によれば、羽根は、第二部分に設けられていると共に凹部に接触しない第二開口部をさらに備えている。
本考案の一実施形態によれば、羽根は本来凧形の形状を呈し、第二部分を裁断して凹部を形成した後、羽根が不規則形状を呈する。
上述したように、本考案に係る人工バドミントンシャトル及びその羽根並びに羽根の製造方法によると、羽根の接続部の対向する両側はそれぞれ第一部分及び第二部分である。第一部分に(第一)開口部を形成し、且つ第二部分の外辺縁に凹部を形成することにより、羽根に不規則形状が形成されている。また、凹部はまず重なり合う輪郭線を定義し、最後に輪郭基準線を裁断することにより形成されている。打撃試験の後、不規則を呈する羽根(凹部を有している)で構成されている人工バドミントンシャトルは、軌道が従来の人工バドミントンシャトルよりも安定し、すなわち、好ましい飛行パフォーマンスを有している。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
本考案の一実施例に係る人工バドミントンシャトルを示す外観斜視図である。 図1に示す羽根を示す平面概略図である。 本考案の一実施例に係る羽根の製造方法を示すフローチャートである。 図3に示す羽根の製造方法により図2に示す羽根を形成する概略図である。 本考案の他の実施例に係る羽根を示す平面概略図である。 図4に示す重なり合う輪郭線を示す概略図である。 図3に示すステップS60の他の実施例を示す概略図である。 図3に示すステップS60の他の実施例を示す概略図である。 図3に示すステップS60のさらなる他の実施例を示す概略図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は本考案の一実施例に係る人工バドミントンシャトルを示す外観斜視図である。図2は図1に示す羽根を示す平面概略図である。図1と図2に示すように、本実施例に係る人工バドミントンシャトル1は、複数の羽根10と、ヘッド体20と、複数の羽軸30と、を備えている。複数の羽軸30はヘッド体20に間隔を空けて設置され、且つ各羽軸30のうちの一端はヘッド体20に挿設され、他端には羽根10が設置されている。ちなみに、本実施例は羽根10の特殊な構造により、人工バドミントンシャトル1が打たれた際の飛行パフォーマンスが向上している。羽根10は羽軸30とそれぞれ組み合わせられ、すなわち、羽根10は羽軸30にそれぞれ連接されている。また、1つの羽根10が羽軸30に連接されてもよく、2つの羽根10が1つの羽軸30の対向する両側に連接されてもよく、本実施例はこれらに制限されない。
本実施例では、羽根10は羽根10と羽軸30との連接箇所である接続部11を備え、すなわち、接続部11は複数の羽軸30のうちの1つに連接されている。本実施例では、まず羽軸30に接着剤を塗布し、羽根10を接着剤を塗布した羽軸30に設置し、熱圧着方式により羽根10及び羽軸30を連接し、羽根10が羽軸30に接着される部位が接続部11となる。
図3は本考案の一実施例に係る羽根の製造方法を示すフローチャートである。図4は図3に示す羽根の製造方法により図2に示す羽根を形成する概略図である。以下、図1乃至図4を参照しながら、羽根10の製造方法の各ステップの詳細について説明し、同時に本実施例の羽根10の構造的特徴についても説明する。
<ステップS10>
ステップS10では、凧形の羽根100を準備する。
本実施例の羽根10は本来凧形の羽根100(図4参照)を裁断することで形成し、凧形の羽根100は長い対角線及び短い対角線を有している。接続部11及び凧形の羽根100の長い対角線は互いに重なり合っている。本実施例では、羽根10(凧形の羽根100)の接続部11の対向する両側をそれぞれ第一部分12及び第二部分13と定義している。換言すれば、本実施例の羽根10(凧形の羽根100)は接続部11と、第一部分12と、第二部分13とを含み、接続部11は羽軸30に連接するために用い、第一部分12及び第二部分13は接続部11の対向する両側にそれぞれ位置している。
本実施例では、羽根10は人工の羽根であり、天然の羽毛を代替している。羽根10は密度が0.9g/cm3乃至1.48g/cm3の間の範囲のプラスチックで製造され、プラスチックの種類は制限しないが、例えば低密度ポリエチレン(low density polyethylene、LDPE)、低密度リニアポリエチレン(Linear low density polyethylene、LLDPE)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)、ポリエチレン(polyethylene、PE)、ポリプロピレン(polypropylene、PP)、ABS樹脂(acrylonitrile-butadiene-styrene、ABS)、ポリアミド(polyamide、PA)、押し出しポリエチレン(extruded polyethylene、EPE)等のプラスチック材質である。好ましくは、羽根10は低密度ポリエチレン(LDPE)及び低密度リニアポリエチレン(LLDPE)の組み合わせである。
<ステップS20>
ステップS20では、第一部分12及び第二部分13をそれぞれ穿孔して第一開口部14及び第二開口部15を形成する。
各羽根10(凧形の羽根100)は少なくとも1つの開口部を備え、本実施例では2つの開口部を例に説明する。第一開口部14は第一部分12に設置され、第二開口部15は第二部分13に設置されている。また、第一開口部14及び第二開口部15は実質的に同じである。他の実施例では、第一部分12に第一開口部14を設けるのみでもよく、本考案ではその制限はない。図5は本考案の他の実施例に係る羽根10aを示す平面概略図である。羽根10aは1つの開口部(すなわち、第一開口部14)のみを有し、且つ第一部分12に位置している。対応するように、ステップS20では第一部分12に第一開口部14を形成する。
第一開口部14及び第二開口部15は細長い構造であり、好ましくは長方形であり、且つ第一開口部14及び第二開口部15の長軸は接続部11に平行している。具体的には、カッターを使用して第一部分12及び第二部分13を切開し、羽根10(凧形の羽根100)の部分的な発泡プラスチック材料を切断する。カッターは好ましくは長方形の構造であり、且つカッターの長軸は接続部11に平行に配列されていると共に第一部分12及び第二部分13に対応した後、羽根10(凧形の羽根100)を切開して長方形の切り口を形成することにより、第一開口部14及び第二開口部15を形成している。
好ましくは、第一開口部14及び第二開口部15は接続部11が対称軸であり、羽根10に対称に配置されている。また、第一開口部14及び第二開口部15は実質的に同じ形状を呈している。ちなみに、第二開口部15は凹部16の位置を避けなければならない(詳しくは後述する)。
好ましくは、図2を参照すれば、接続部11は第一長さL1を有し、第一開口部14は第二長さL2を有している。具体的には、第一開口部14は長軸の長さが第二長さL2である。本実施例では、第二長さL2及び第一長さL1の比率を0.22乃至0.31の間の範囲に限定している。羽根10(第一開口部14を有していない部分)は主に発泡プラスチック材料の密度が高い領域であり、第一開口部14は発泡プラスチック材料が分布していない領域である。人工バドミントンシャトル1は飛行過程で、第一開口部14及び羽根10の他の領域の材料の密度の差により異なる空気抵抗を生む。
<ステップS30>
ステップS30では、第二部分13に、隣接する羽根(すなわち、凧形の羽根100a)が第二部分13に重なり合う輪郭線101である重なり合う輪郭線R1を定義する。
まず、第二部分13に重なり合う輪郭線R1を定義する。図6は図4に示す重なり合う輪郭線を示す概略図である。ちなみに、重なり合う輪郭線R1は仮想の基準線であり、複数の凧形の羽根100がヘッド体20に挿設される際に(図6参照)、隣接する羽根100aが第二部分13に重なり合う輪郭線101を評価する。天然バドミントンシャトルの配列を基準として羽根100がヘッド体20に配列され、凧形の羽根100は短軸付近が隣接する羽根100aに部分的に重なり合う。ステップS30において、コンピューターシミュレーション或いは従来の人工バドミントンシャトルを直接使用して(図6参照)、まず隣接する羽根100aが第二部分13に重なり合う輪郭線101を描画し、且つ重なり合う輪郭線R1(仮想の基準線、図4参照)と定義する。
<ステップS40>
ステップS40では、重なり合う輪郭線R1の接続部11に最も近接している点である基準点RPを定義する。
図3と図4に戻って、重なり合う輪郭線R1は弧形曲線(すなわち、凧形の一部分)であり、よって接続部11に最も近接している点を探し出し、これを基準点RPと定義する。換言すれば、基準点RPは仮想の基準点(図4の三角形ブロック参照)であり、重なり合う輪郭線R1の接続部11に最も近接している点である。
<ステップS50>
ステップS50では、第二部分13に、基準点RPを通過すると共に接続部11に平行しているシフト基準線R2を定義する。
次いで、基準点RPに接続部11の平行線をシフト基準線R2として描画し、その基準点RPを接続部11に平行させる。同様に、シフト基準線R2は仮想の基準線であり、後続のステップで描画する他の基準線(すなわち、輪郭基準線R3)のシフトの基準とする。
<ステップS60>
ステップS60では、第二部分13に、形状が第一部分12の輪郭線121と同じであり、且つシフト基準線R2の外側に位置している輪郭基準線R3を定義する。
次いで、第一部分12の輪郭線121を複製すると共に基準線R2の外側までシフトし、輪郭基準線R3とする。ちなみに、シフト基準線R2の外側はシフト基準線R2の接続部11から離間する部分を指す。凧形の羽根100を例にすると、シフト基準線R2の外側はシフト基準線R2と第二部分13の外辺縁との間の部分を指す。本実施例では、輪郭基準線R3は第一部分12の輪郭線121から部分的にシフト基準線R2と揃えられるまでシフトし、輪郭基準線R3の残りの部分はシフト基準線R2の外側に位置している。
換言すれば、輪郭基準線R3は第一部分12の輪郭線121が第二部分13まで水平にシフトし、輪郭基準線R3が第一部分12の輪郭線121に平行する。他の実施例では、輪郭基準線R3は第一部分12の輪郭線121が第二部分13まで水平にシフトした後、位置または角度をさらに調整するが(後述する)、本考案はこれに制限はない。
<ステップS70>
ステップS70では、輪郭基準線R3を裁断して凹部16を形成する。
最後に、輪郭基準線R3を裁断し、第二部分13に凹部16を形成し、本実施例の羽根10を製造する。換言すれば、羽根10の凹部16は第二部分13の外辺縁に位置している。換言すれば、羽根10は本来凧形の形状(すなわち、凧形の羽根100)を呈しており、第二部分13を裁断することで凹部16を形成した後、羽根10が不規則形状を呈する。
全体的には、羽根10の凹部16は、第二部分13に、隣接する羽根10(或いは凧形羽根100)が第二部分13に重なり合う輪郭線101である重なり合う輪郭線R1を定義するステップと(ステップS30参照)、重なり合う輪郭線R1の接続部11に最も近接している点である基準点RPを定義するステップと(ステップS40参照)、第二部分13に、基準点RPを通過すると共に接続部11に平行しているシフト基準線R2を定義するステップと(ステップS50参照)、第二部分13に、形状が第一部分12の輪郭線121と同じであり、且つシフト基準線R2の外側に位置している輪郭基準線R3を定義するステップと(ステップS60参照)、輪郭基準線R3を裁断して凹部16を形成するステップと(ステップS70参照)、を経て形成されている。
図7Aと図7Bは図3に示すステップS60の他の実施例を示す概略図である。図3、図7Aと図7Bを参照すれば、本実施例では、ステップS60の輪郭基準線R3a、R3bがシフト基準線R2の外側に位置している実施方式は、第一部分12の輪郭線121を第二部分13までシフトした後(シフト後の輪郭線121aは破線で表示する)、上方にシフトして輪郭基準線R3aと定義し(図7A参照)、或いは下方にシフトして輪郭基準線R3bと定義する(図7B参照)ステップを含む。換言すれば、本実施例の輪郭基準線R3a、R3bは第一部分12の輪郭線121が第二部分13までシフトした後(すなわち、シフト後の輪郭線121a)、上方に変位するか(図7A参照)、下方に変位する(図7B参照)。
図8は図3に示すステップS60のさらなる他の実施例を示す概略図である。図3と図8を参照すれば、本実施例では、ステップS60の輪郭基準線R3cがシフト基準線R2の外側に位置している実施方式は、第一部分12の輪郭線121を第二部分13までシフトした後(例えば、シフト後の輪郭線121a)、所定角度θ回転させ、輪郭基準線R3cと定義する(図8参照)ステップを含む。換言すれば、本実施例の輪郭基準線R3cは第一部分12の輪郭線121が第二部分13までシフトした後(すなわち、シフト後の輪郭線121a)、所定角度θ回転する。好ましくは、所定角度θは3度乃至10度の間の範囲である。ちなみに、図7A、図7B、及び図8に示すシフト後の輪郭線121aは(前述の実施例)図4に示す輪郭基準線R3である。
また、本実施例に係る人工バドミントンシャトル1は不規則な羽根10(すなわち、凹部16を有している羽根10)で構成され、凧形の羽根100で構成されている従来の人工バドミントンシャトルと比較すると、打たれた際の飛行パフォーマンスが従来の人工バドミントンシャトルよりも優れている。
以下、表一は各種構造の人工バドミントンシャトル(番号A乃至C)の打球感の試験レポートである。
Figure 0003236256000002
ちなみに、番号Aは従来の凧形羽根で構成され、且つ前述の実施例の第一開口部14及び第二開口部15を有している人工バドミントンシャトルである。番号Bは不規則な羽根(図5に示すような凹部16を有している羽根10a)で構成され、且つ1つの開口部(すなわち、第一開口部14)を有している人工バドミントンシャトルである。番号Cは前述の実施例に係る人工バドミントンシャトル1であり、不規則な羽根(図2に示すような凹部16を有している羽根10)で構成され、且つ2つの開口部(すなわち、第一開口部14及び第二開口部15)を有している。
また、「ネットショット(9点制)」の欄はプレーヤーがネットショットの技術を用い、番号A乃至Cの人工バドミントンシャトルに対しそれぞれネットショットを打った際の飛行パフォーマンスの評価点であり、9点満点とする。プレーヤーが番号A乃至Cの人工バドミントンシャトルを打つ過程における人工バドミントンシャトルの反転回数及び自転回数、或いはプレーヤーが打つ際の弾性及び硬さの感触の基づいて評価する。前述のパフォーマンスが天然バドミントンシャトルに近いものほど点数が高くなっている。また、「全体的評価(9点制)」の欄は番号A乃至Cの人工バドミントンシャトルが打たれた際の飛行状況及び飛行速度等のパフォーマンスに対する全体的な評価である。同様に、飛行パフォーマンスが高いものほど点数が高くなっている。
上述の表一に示す打球感試験結果から分かるように、不規則羽根で構成されている人工バドミントンシャトル(番号B及びC参照)は、軌道制御(ネットショット)も全体的評価の結果も凧形羽根で構成されている人工バドミントンシャトル(番号A参照)よりも優れている。
以上を総合すると、本考案に係る人工バドミントンシャトル及びその羽根並びの羽根の製造方法は、羽根の接続部の対向する両側がそれぞれ第一部分及び第二部分である。第一部分に(第一)開口部を形成し、且つ第二部分の外辺縁に凹部を形成することにより、羽根に不規則形状が形成されている。また、凹部はまず重なり合う輪郭線を定義し、最後に輪郭基準線を裁断することにより形成している。打撃試験後、不規則な羽根(凹部を有している)で構成されている人工バドミントンシャトルは、その軌道の安定性が従来の人工バドミントンシャトルよりも優れ、すなわち、好ましい飛行パフォーマンスを有している。
本考案は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本考案の範囲内のものである。
1 人工バドミントンシャトル
10 羽根
10a 羽根
100 羽根
100a 羽根
101 輪郭線
11 接続部
12 第一部分
121 輪郭線
121a 輪郭線
13 第二部分
14 第一開口部
15 第二開口部
16 凹部
20 ヘッド体
30 羽軸
L1 第一長さ
L2 第二長さ
R1 重なり合う輪郭線
R2 シフト基準線
R3 輪郭基準線
R3a 輪郭基準線
R3b 輪郭基準線
R3c 輪郭基準線
RP 基準点
θ 所定角度

Claims (9)

  1. 人工バドミントンシャトルに適用する羽根であって、前記人工バドミントンシャトルはヘッド体と、複数の羽軸と、複数の前記羽根と、を備え、
    前記羽軸の一端は前記ヘッド体に挿設され、これら前記羽根は前記羽軸にそれぞれ連接され、
    各これら前記羽根は、
    これら前記羽軸のうちの1つに連接されている接続部と、
    前記接続部の対向する両側にそれぞれ位置している第一部分及び第二部分と、
    前記第一部分に設けられている第一開口部と、
    前記第二部分の外辺縁に位置している凹部と、を備え、
    前記凹部は、
    前記第二部分に、隣接する前記羽根が前記第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義し、
    前記重なり合う輪郭線の前記接続部に最も近接している点である基準点を定義し、
    前記第二部分に、前記基準点を通過すると共に前記接続部に平行しているシフト基準線を定義し、
    前記第二部分に、形状が前記第一部分の輪郭線と同じであり、且つ前記シフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義し、
    前記輪郭基準線を裁断している、
    ことを特徴とする羽根。
  2. 前記輪郭基準線は前記第一部分の輪郭線が前記第二部分までシフトし、前記輪郭基準線が前記第一部分の輪郭線に平行することを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  3. 前記輪郭基準線は前記第一部分の輪郭線が前記第二部分までシフトした後、上方または下方に変位することを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  4. 前記輪郭基準線は前記第一部分の輪郭線が前記第二部分までシフトした後、所定角度回転することを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  5. 前記所定角度は3度乃至10度の間の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の羽根。
  6. 前記第一開口部の長軸は前記接続部に平行し、前記接続部は第一長さを有し、前記第一開口部は第二長さを有し、前記第二長さ及び前記第一長さの比率は0.22乃至0.31の間の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  7. 前記第二部分に設けられ、且つ前記凹部と接触しない第二開口部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  8. 前記羽根は本来凧形形状を呈し、前記第二部分を裁断して前記凹部を形成した後、前記羽根が不規則形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の羽根。
  9. ヘッド体と、
    一端が前記ヘッド体にそれぞれ挿設されている複数の羽軸と、
    前記羽軸にそれぞれ連接されている複数の羽根と、を備え、
    各これら前記羽根は、
    これら前記羽軸のうちの1つに連接されている接続部と、
    前記接続部の対向する両側にそれぞれ位置している第一部分及び第二部分と、
    前記第一部分に設けられている第一開口部と、
    前記第二部分の外辺縁に位置している凹部と、を含み、
    前記凹部は、
    前記第二部分に、隣接する前記羽根が前記第二部分に重なり合う輪郭線である重なり合う輪郭線を定義し、
    前記重なり合う輪郭線の前記接続部に最も近接している点である基準点を定義し、
    前記第二部分に、前記基準点を通過すると共に前記接続部に平行しているシフト基準線を定義し、
    前記第二部分に、形状が前記第一部分の輪郭線と同じであり、且つ前記シフト基準線の外側に位置している輪郭基準線を定義し、
    前記輪郭基準線を裁断する、
    ことを特徴とする人工バドミントンシャトル。
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