JP3236126B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3236126B2
JP3236126B2 JP12616793A JP12616793A JP3236126B2 JP 3236126 B2 JP3236126 B2 JP 3236126B2 JP 12616793 A JP12616793 A JP 12616793A JP 12616793 A JP12616793 A JP 12616793A JP 3236126 B2 JP3236126 B2 JP 3236126B2
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JP
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lens
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JP12616793A
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孝司 渡邉
雅彦 都築
和也 松田
勝美 梓澤
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Canon Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオカメラなどに用
いるレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示した従来のレンズ鏡筒では、変
倍系もしくは焦点調節系を駆動させるアクチュエータユ
ニット59は金属でできたコの字板金59aにネジ軸5
9cを有するモータ59bが支持されて成り、コの字板
金59aを鏡筒51にネジ止めするような構造となって
いる。また鏡筒51は変倍系もしくは焦点調節系の移動
範囲の全域に渡って前記アクチュエータユニット59を
取付ける為の切り欠き部51aが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、アクチュエータユニット59の支持部材とし
てコの字板金59aを設け、コの字板金59aを鏡筒5
1に止める構造にしている為、鏡筒51の切り欠き51
aを大きくとらなければならず、鏡筒51の強度が弱く
なり精度が出ずらくなる。またラック歯(不図示)と出
力ネジ軸59cの組みつけ状態(噛合状態)を確認する
ことが不可能であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、光軸を有する
筒状部材と、この筒状部材に収容され光軸方向に移動自
在に設けられたズーム系もしくはフォーカス系の可動レ
ンズ保持部材と、前記可動レンズ保持部材を光軸方向に
移動させるための、出力ネジ軸を有するモータと、この
モータの出力ネジ軸に噛合い前記可動レンズ保持部材に
連結された噛合部材とを有するレンズ鏡筒において、前
記モータの出力ネジ軸を前記筒状部材の内側に配置し、
前記筒状部材に、前記モータの出力ネジ軸の先端を軸受
する軸受部を設けるとともに、前記モータの出力ネジ軸
の回転により移動される前記噛合部材の光軸方向の移動
範囲の長さより短い光軸方向の長さを有する開口部を設
け、この開口部の位置にて前記出力ネジ軸と該噛合部材
との噛合せを可能としたことを特徴としている。
【0005】
【実施例】図1は本発明の特徴を最も良く表す図であ
り、同図に於いて1は第1レンズ群を保持する略円筒状
且つ固定の第1のレンズ保持部材、2は第2レンズ群を
保持し、移動により変倍を行う第2のレンズ保持部材、
3は第3レンズ群を保持する固定の第3のレンズ保持部
材、4は第4レンズ群を保持し、移動によりフォーカス
を行う第4のレンズ保持部材、5は撮像素子の取付部を
有する後部固定鏡筒である。
【0006】第2のレンズ保持部材2は、第1のレンズ
保持部材1と第3のレンズ保持部材3により固定された
6,7のバーに可動に支持され、光軸方向に移動可能で
ある。
【0007】第2のレンズ保持部材2の穴2a,2bに
より支持されたラック歯8は、第3のレンズ保持部材3
にネジもしくはスナップフィットにより固定された円弧
形状のステッピングモーター9の出力ネジ軸9aと噛み
合い、ステッピングモーター9の出力ネジ軸9aが回転
することで、第2のレンズ保持部材2を光軸方向に駆動
する。
【0008】第2のレンズ保持部材2の突起部2cと、
第1のレンズ保持部材1に固定されたセンサースイッチ
10は第2のレンズ群の位置検出手段を構成しており、
センサースイッチ10の出力により、第2のレンズ保持
部材2の初期位置は決定される。
【0009】上記出力ネジ軸9aの先端は第1のレンズ
保持部材1の軸受部1bによって軸支され、ステッピン
グモータ9自体は第3のレンズ保持部材3に固定される
ので、従来必要としていたコの字板金を廃止できた。
【0010】絞り羽根12,13は、各々の穴12a,
13aに第3のレンズ保持部材3の位置決めピン(不図
示)が挿入され、この位置決めピンを中心に第3の3に
設けられたガイドレール(不図示)及び、羽根押さえ板
11のガイドレール11aに沿って光軸に直交する方向
に回転自在となっている。
【0011】円弧形状の絞り駆動部14は、第3のレン
ズ保持部材3に固定され、出力軸14aは絞り羽根1
2,13の長穴12b,13bに挿入されており、出力
軸14aが円弧穴に沿って揺動することにより絞り羽根
12,13を駆動する。
【0012】第4のレンズ保持部材4は第3のレンズ保
持部材3と第5のレンズ保持部材5により固定されたガ
イドバー15,16に移動可能に支持され、光軸方向に
移動可能である。
【0013】第2のレンズ保持部材2と同様に第4のレ
ンズ保持部材4に支持されたラック歯17は、後部固定
鏡筒5に固定された円弧形状のステッピングモーター
(フォーカス用駆動部)18の出力ネジ軸18aと噛み
合い、ステッピングモーター18の出力ネジ軸18aが
回転することで、第4のレンズ保持部材4を光軸方向に
駆動する。
【0014】第4のレンズ保持部材4の突起部4aと、
後部固定鏡筒5に固定されたセンサースイッチ19は第
4レンズ群の位置検出手段を構成しており、センサース
イッチ19の出力に基づき第4のレンズ保持部材4の初
期位置は決定される。
【0015】第1のレンズ保持部材1には、第2のレン
ズ保持部材2の移動範囲の一部分に、ラック歯8とステ
ッピングモーター9の出力ネジ軸9aを噛合させる作業
用及び確認用の開口部1aが設けられ、この開口部1a
はラック歯8とステッピングモーター9の出力ネジ軸9
aとの組み立て(噛合せ)時にラック歯8の組み立て逃
げ部としても用いられる。
【0016】カバー20は第1のレンズ保持部材1の開
口部1aを覆うような形状で構成され、引っかけ爪によ
るスナップフィットもしくは接着で第1レンズ保持部材
1に固定される。以上の説明は変倍系側に付いての説明
であるが、焦点調節系の移動鏡枠に付いても同様に構成
されている。
【0017】後方固定鏡筒5には、第4のレンズ保持部
材4の移動範囲の一部分に、ラック歯17とステッピン
グモーター18の出力ネジ軸18aを噛合せる為の開口
部(不図示)が設けられ、この開口部はラック歯17と
ステッピングモーター18の出力ネジ軸18aとの組み
立て(噛合せ)時にラック歯17の組み立て逃げ部とし
ても用いられる。
【0018】カバー21は後部固定鏡筒5の開口部(不
図示)を覆うような形状で構成され、引っかけ爪による
スナップフィットもしくは接着で後部固定鏡筒5に固定
される。
【0019】上記実施例において、カバー部材20,2
1は不透明な第1のレンズ保持部材もしくは後部固定鏡
筒と同材料もしくは不透明の粘着テープにて開口部を覆
うようにすればよいし、又、漏光の問題が無ければ、カ
バー部材20,21を透明なもので構成することも可能
である。カバー部材20,21を透明な部材とすれば、
組立後も出力ネジ軸9a18aとラック歯8,17の噛
合状態が簡易に確認できる。
【0020】
【発明の効果】本発明においては、小さな開口部を設け
るだけでよいので、それによって鏡筒の強度を保つこと
が可能となり、精度の良いレンズ鏡筒を作ることができ
る。また開口部を利用して噛合部材の噛合せ作業がで
き、組み立て作業性の向上にもなる。
【0021】従来はステッピングモーターにコの字板金
を設け取りつけていたがコの字板金は不要となりコスト
面でも優位性がある。
【0022】コの字板金の廃止によりレンズの軽量化に
もなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例としてのレンズ鏡筒の分解斜視
図。
【図2】従来のレンズの構成を表わす斜視図。
【符号の説明】
1 第1のレンズ保持部材 2 第2のレンズ保持部材 3 第3のレンズ保持部材 1a 開口部 1b 軸受部 8 ラック歯(噛合部材) 9 ステッピングモーター 9a 出力ネジ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梓澤 勝美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−294810(JP,A) 特開 平4−349412(JP,A) 特開 平5−34559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸を有する筒状部材と、 この筒状部材に収容され光軸方向に移動自在に設けられ
    たズーム系もしくはフォーカス系の可動レンズ保持部材
    と、前記可動レンズ保持部材を光軸方向に移動させるため
    の、出力ネジ軸を有するモータと、 このモータの出力ネジ軸に噛合い前記可動レンズ保持部
    材に連結された噛合部材とを有するレンズ鏡筒におい
    て、 前記モータの出力ネジ軸を前記筒状部材の内側に配置
    し、 前記筒状部材に、前記モータの出力ネジ軸の先端を軸受
    する軸受部を設けるとともに、前記モータの出力ネジ軸
    の回転により移動される前記噛合部材の光軸方向の移動
    範囲の長さより短い光軸方向の長さを有する開口部を設
    け、この開口部の位置にて前記出力ネジ軸と該噛合部材
    との噛合せを可能とした ことを特徴とするレンズ鏡筒。
JP12616793A 1993-05-27 1993-05-27 レンズ鏡筒 Expired - Lifetime JP3236126B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12616793A JP3236126B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 レンズ鏡筒
KR1019940011348A KR100226118B1 (ko) 1993-05-27 1994-05-25 렌즈배럴
US08/974,144 US6292308B1 (en) 1993-05-27 1997-11-19 Lens barrel

Applications Claiming Priority (1)

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JP12616793A JP3236126B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 レンズ鏡筒

Publications (2)

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JPH06337338A JPH06337338A (ja) 1994-12-06
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