JP3236079U - ストーマ袋用サポートベルト - Google Patents

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宏樹 河内
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ピースケア株式会社
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Abstract

Figure 0003236079000001
【課題】手足の可動域が狭まり、かつ握力も低下した装着者にとっても、より少ない労力で、一人で安全に装着できるストーマ袋用サポートベルトを提供する。
【解決手段】ストーマ袋用サポートベルト1が、柔軟かつ伸縮性のある素材からなる所定の長さを有するベルト基部2と、少なくとも一端の外表面に、親指を除く手の4指を少なくとも挿入可能な袋部3を備えており、当該袋部3を備える一端の裏面及び/又は他の一端の外表面構成には、面ファスナー構成が設けられ、互いに着脱可能であることからなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ストーマ袋の装着状態を保持するためのサポートベルトに関する。
ストーマは、消化管や尿路の疾患などにより腹部に便を排泄するために増設された排泄口のことであり、排泄物は合成樹脂で構成されるストーマ袋に溜められる。このストーマ袋は、袋と面板から構成されている。袋の入口側の孔部が面板の一方の面に固定され、この面板には接着性のある皮膚保護剤が塗布され、ストーマ周囲に接着することで、ストーマ袋が腹部に固定保持される。
袋の下部には開口部が備わっており、溜まった排泄物を排出又は開口部からガスを抜くことができるものと、開口部を備えず使い捨てできるものがある。このような袋及び面板とからなるストーマ袋には、袋と面板とが一体的に固着されたワンピース型と、袋が面板に対し着脱交換可能なツーピース型の2種類が存在している。
そして、ストーマ袋のうち、面板と逆側の面、言い換えれば装着した時に他人から見える側の面は、透明又は半透明となっている。ストーマ袋はストーマにしっかりと装着されなければならないが、体に取り付ける際に正面側からストーマ及びストーマ袋のストーマ装着部をよく見えるようにしておく必要があるからである。
ストーマ袋は、ストーマに直接取り付けられることから、装着時及び使用時に、皮膚や肌に違和感や不快感を覚える使用者は少なくない。さらに、このストーマ袋の中には排泄物が蓄積されていくため、次第に重量が増していく。この結果、ストーマ袋は使用者において皮膚や肌がつり下がるような感覚を与えるため、違和感や不快感はより強くなる。
そこで、ストーマ袋を外部から見えにくくしたり、皮膚への装着力をサポートするために、サポートベルトが用いられる場合がある(特許文献1参照)。
しかしながら、高齢化及び一人世帯化が非常に進んだ現在、腕の可動域が狭まり、かつ握力も低下した一人世帯の装着者も増加している。また、介護職の人手不足も深刻である。さらに、コロナ禍において対人接触を避ける必要性も指摘されている。したがって、このような装着者にとっては、より少ない労力で、一人で安全に装着できるサポートベルトが必要となる。
実用新案登録第3152754号公報
そこで、本考案の目的は、腕の可動域が狭まり、かつ握力も低下した装着者にとっても、より少ない労力で、一人で安全に装着できるストーマ袋用サポートベルトを提供することを目的とする。
当該目的を達成するため、本考案のストーマ袋用サポートベルトは、
柔軟かつ伸縮性のある素材からなる所定の長さを有するベルト基部と、
少なくとも一端の外表面に、親指を除く手の4指を少なくとも挿入可能な袋部を備えており、当該袋部を備える一端の裏面及び/又は他の一端の外表面構成には、面ファスナー構成が設けられ、互いに着脱可能であることからなる。
また、両端部が外側へ向けた円弧状であることが好適である。
また、袋部表面がメッシュ構造であることが好適である。
また、袋部の幅が8cm以上あることが好適である。
また、袋部の深さが、最深部で5cm以上あることが好適である。
また、基部幅方向に、基部よりも柔軟性及び伸縮性の少ない帯状の形状保持部が少なくとも1つ設けられていることが好適である。
また、形状保持部は装着時背中側位置に設けられていることが好適である。
本考案のストーマ袋用サポートベルトは、腕の可動域が狭まり、かつ握力も低下した装着者の装着を容易にするため、基部素材は柔軟かつ伸縮性のある素材によって構成される。素材としては典型的にはポリウレタンを含む生地が挙げられ、他の生地や素材との混合などにより、肌に接したときの違和感がないものが望ましい。
そして、少なくともベルトの一端に袋部を設けて構成される。当該袋部は、装着時に手を差し込み、そのままの他の一端に重ねて面ファスナーにより貼り付けることで装着することができるように構成さえる。この結果、握力を殆ど要せず、腕の動きのみで装着させることができるため、握力が低下し腕の可動域が狭い装着者でも一人で装着することが可能になる。
この目的のため、袋部は親指を除く手の4指が少なくとも挿入できることが必要である。最低限4指が入れば、握力を要せずに装着可能であるからであり、3指では力の入れ方の調整が必要になる場合があり、好ましくない。この趣旨において、日本人の平均的手幅が約8cm程度であることから、袋部の幅が少なくとも8cm以上であることが好ましい。さらに、親指を含めて手指の全体を含めることができるよう、袋部及びベルトの幅は15cm以上あることが好ましい。すなわち、「親指を除く手の4指を少なくとも挿入可能」とある趣旨は、最低限4本入れば良く、親指を含めた手指全体を入れることを含む意味である。また、袋部には中指が第2関節近辺まで入る程度の深さがあることが好ましく、日本人の中指の先端から第2関節までの長さ平均が約5cm程度であることから、袋部の深さは、基部の短手方向中央(ベルトの中央)において5cm以上あることが好ましい。指を入れやすくするため、ベルト端部は外側へ向けた円弧状であり、袋部も外側へ向けた円弧状となり、中央部において、最も深いことが好ましい。
袋部は、典型的には帯状の基部素材に対して縫製により生地を重ねて形成される。袋部を構成するための生地は、本考案の目的を達する限り、基部と同じ素材でも異なっていても良いが、視認の容易化と、通気性の向上のため、基部とは異なる素材又は色で、メッシュ構造(多孔構造)とすることが好ましい。
さらに、当該袋部を備える一端の裏面(ベルト装着時内面側)及び/又は他の一端の外表面には、面ファスナー構成が設けられる。この面ファスナー構成は、いずれか一端の表面の構成に対して着脱可能に設けられる。当該構成により、上述の通り、片手を袋部に入れた端部を、他の端部に上から重ねることで装着できる。面ファスナー構成は、典型的には片方にフックまたはループ構成が、他方にはこれと噛合するフックまたはループ構成が設けられるが、1面でフックとループの両方の働きを備えるもの及び当該構成に着脱可能な生地を採用するなど、本考案の目的を達することができる限り、他の構成を使用できる。さらに、他の一端にも袋部を設けても良い。
また、握力が低下し腕の可動域が狭い装着者においては、ベルトを後ろに回す際に、ベルトを捩ってしまう可能性があるため、基部幅方向に、基部よりも柔軟性及び伸縮性の少ない帯状の形状保持部が少なくとも1つ以上設けられていることが好ましい。当該構成は、ベルトの形状を保ち捩れにくくすることを可能にするものであり、装着時背中側位置(好ましくはベルト長手方向中央近辺)に設けられることが効果的である。
さらに、本考案によれば、ストーマ袋の固定感を向上させたい場合には、公知のU字状のサポートパッドを併用して使用することも可能である。また、ベルトの長さは、面ファスナー部を長く設けることでワンサイズとしても良いし、通常のベルトと同様に、体に合わせてS,M,Lなど複数のサイズを設けても良い。装着時には、片手を袋部に入れ、片手を反対側の端部を持ち又は支え、ストーマ袋を含んで体に巻き、好みの保持力位置にて、着面積を調整し、端部を重ね合わせるだけで、サポートの強さを自力で自在に調整しつつ、サポートベルトの装着を完了させることができる。このとき、使用者において袋部に入れる手が利き手か否かについても、好みによって選択できる。したがって、使用者の可動域や握力、好みに応じて、汎用性及び自由度の高いサポートベルトとして提供できる。
以上の構成によれば、可動域が狭く、握力の弱まった高齢者又は被介護者等であっても、一人でストーマ袋のサポートベルトを装着することが可能になる。
本考案のサポートベルトを示す表面図である。 本考案のサポートベルトを示す裏面図である。 本考案のサポートベルトの使用方法を示す図である。
本考案の実施の形態の一例を図面にしたがって説明する。
本考案のサポートベルト1は、柔軟かつストレッチ性に優れた素材からなる基部2が基本的ベルト形状を提供している。幅約17cm、長さは約80cmであり、両端は外側へ向けた円弧状であり、幅及び長手の中央軸に対して対称に構成されている。なお、基部2は柔軟性及び伸縮性の強い、薄い生地であるため、本実施例においては、全体形状が崩れにくいように、ベルト全体の周囲は縫製で補強されている。
袋部3が、サポートベルト1の一端表面側に設けられている。当該袋部3は、基部2にメッシュ生地が縫製され、通気性及び装着時に暑く感じすぎないように構成されている。袋部3は中央部(最深部)で約6cmの差し込み深さがあり、中指が第2関節近辺まで入る深さとなっている。また幅は約17cmあり、親指を含む手指の全てが十分に入る幅となっている。袋部3はサポートベルト1の端部と同様に、外側へ向けた円弧状となっているため、手を抜き差ししやすく構成されている。
袋部3を有する端部のベルト裏面には、面ファスナー生地4が縫製されている。当該実施例においては、フック部の肌触りにより違和感を生じないように、袋部側がフック構成を備えている。
一方、反対側の端部5には、その表面において面ファスナー生地6が一定面積をもって設けられている。当該面ファスナーはループ構成となっている。
ベルト長手方向中央付近には、基部よりも柔軟性及び伸縮性の少ない袋部と同様の生地が縫製されることにより、帯状の形状保持部7が1つ設けられている。この構成は、装着時のベルトの捩れ帽子に役立つ。
装着時には、片手を袋部3に入れ、片手を反対側の端部5を持ち又は支え、ストーマ袋を含んで体に巻き、好みの保持力位置にて、端部を重ね合わせるだけで、サポートベルト1の装着を完了させることができる(図3参照)。また、サポートベルト1はストーマ袋(図示せず)を覆うために外部からはストーマ袋の中身を見えにくくすることができる。さらに、固定力を上げたい場合には、ストーマ袋のU字状サポートパッド(図示せず)をストーマ袋に当てた上でサポートベルト1を装着しても良い。
1 サポートベルト
2 基部
3 袋部
4 面ファスナー生地
5 端部
6 面ファスナー生地
7 形状保持部

Claims (7)

  1. 柔軟かつ伸縮性のある素材からなる所定の長さを有するベルト基部と、
    少なくとも一端の外表面に、親指を除く手の4指を少なくとも挿入可能な袋部を備えており、
    当該袋部を備える一端の裏面及び/又は他の一端の外表面構成には、面ファスナー構成が設けられ、互いに着脱可能であることを特徴とするストーマ袋用サポートベルト。
  2. 両端部が外側へ向けた円弧状であることを特徴とする請求項1に記載のストーマ袋用サポートベルト。
  3. 袋部表面がメッシュ構造であることを特徴とする請求項1又は2に記載のストーマ袋用サポートベルト。
  4. 袋部の幅が8cm以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のストーマ袋用サポートベルト。
  5. 袋部の深さが、最深部において5cm以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のストーマ袋用サポートベルト。
  6. 基部幅方向に、基部よりも柔軟性及び伸縮性の少ない帯状の形状保持部が少なくともひとつ設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のストーマ袋用サポートベルト。
  7. 形状保持部は装着時背中側位置に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のストーマ袋用サポートベルト。
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