JP3235899B2 - 豆腐製造装置の豆乳凝固機構 - Google Patents

豆腐製造装置の豆乳凝固機構

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JP3235899B2
JP3235899B2 JP06834093A JP6834093A JP3235899B2 JP 3235899 B2 JP3235899 B2 JP 3235899B2 JP 06834093 A JP06834093 A JP 06834093A JP 6834093 A JP6834093 A JP 6834093A JP 3235899 B2 JP3235899 B2 JP 3235899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は豆腐製造装置の豆乳凝固
機構に係り、特に水槽を用いることなく、容易に、か
つ、衛生的に豆腐を凝固させて成型枠から取出すことを
可能とした豆腐製造装置の豆乳凝固機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、豆腐の製造において、にがり
等の所定の凝固剤が混入された豆乳を供給することによ
り豆腐を自動的に製造することのできる豆腐製造装置が
開発されている。
【0003】このような従来の豆腐製造装置において
は、上面が開口された成型枠を設け、この成型枠の内部
に所定の豆乳を充填してこの成型枠の内部で凝固させて
豆腐を形成するものであり、この成型枠内で凝固した豆
腐は、豆腐のくずれを防止するために、所定の水槽の内
部で成型枠から取出し、さらに、この水槽の内部で、所
定の大きさに切断した後、所定のパック内に収容するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の豆
腐製造装置においては、豆乳を凝固させる場合の成型枠
が有底形状とされていることから豆腐の取出しが極めて
困難であり、この取出作業時における豆腐のくずれ等を
防止するため、この豆腐の成型枠からの取出作業、豆腐
の切断作業および豆腐のパック詰め作業を水槽の内部で
行なうようにしているので、各作業を容易に行なうこと
ができず、しかも、これら各作業を行なう装置をすべて
水槽の内部に設置する必要があるので、装置が複雑とな
り、製造が困難で、製造コストも高くなってしまうとい
う問題を有している。
【0005】また、これらの作業を水槽内で行なうた
め、水槽内の水が汚れやすく、極めて不衛生であり、し
かも、多くの水が必要で運転コストも高くなってしまう
という問題をも有している。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、水槽を用いることなく、容易に、かつ、衛生的
に豆腐を凝固させて成型枠から取出すことのできる豆腐
製造装置の豆乳凝固機構を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る豆腐製造装置の豆乳凝固機構は、所定の凝
固剤が混入された豆乳を供給して所望の豆腐を自動的に
製造するための豆腐製造装置により前記豆腐の所定の切
断および豆腐送給を行なう前に前記豆乳を所定の枠内で
凝固させるための豆腐製造装置の豆乳凝固機構におい
て、樹脂からなる凝固用搬送ベルトを駆動自在に配設
し、この凝固用搬送ベルトに供給される上下面が開放さ
れた成型枠を前記凝固用搬送ベルトに対して密着させて
凝固用搬送ベルトを前記成型枠の下面の型として機能さ
せる押圧機構を配設するとともに、この押圧機構による
成型枠の押圧位置に前記成型枠の内部に前記豆乳を供給
する豆乳供給装置を配設し、前記凝固用搬送ベルトをこ
の凝固用搬送ベルトの上面に密着された成型枠が前記凝
固用搬送ベルトの端部に移動するまでに前記豆乳が凝固
する速度で駆動するようにしたことをその特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】本発明の豆腐製造装置の豆乳凝固機構によれ
ば、上下面が開放された成型枠を用い、押圧機構により
成型枠を凝固用搬送ベルトに対して密着させることによ
り、凝固用搬送ベルトを成型枠の下面の型として機能さ
せるようにしており、凝固用搬送ベルトから豆腐を剥離
させることにより、成型枠の下方からの豆腐の取出しを
行なうことができるようにしているので、従来のよう
に、豆腐の取出し等の作業を水槽を用いることなく容易
に行なうことができ、水槽の汚れ等の非衛生的な事態が
生じることがなく、容易に、衛生的に豆腐の凝固および
取出しを行なうことができるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3を参照
して説明する。
【0010】図1乃至図3は本発明に係る豆乳凝固機構
を適用した豆腐製造装置の一実施例を示したもので、互
いに平行に配置された一対の供給側フレーム1の間に
は、複数のローラ2,2に掛渡された樹脂あるいはゴム
等からなる凝固用搬送ベルト3が配設されており、この
凝固用搬送ベルト3は、図示しない駆動装置により回転
駆動される駆動ローラ4により図1において反時計方向
に回転駆動されるようになされている。また、前記供給
側フレーム1の下流側には、互いに平行に配置された一
対の排出側フレーム5が配設されており、この排出側フ
レーム5の間には、複数のローラ6,6に掛渡された搬
送ベルト7がその上面が前記凝固用搬送ベルト3の上面
と面一になるように配設されている。この搬送ベルト7
は、図示しない駆動装置により回転駆動される駆動ロー
ラ8により図1において反時計方向に、かつ、前記凝固
用搬送ベルト3と異なる速度で回転駆動されるようにな
されている。さらに、前記搬送ベルト7の下流側には、
この搬送ベルト7の上面と面一とされた搬送台9が配設
されており、この搬送台9には、搬送方向と直交する方
向に延在する豆腐送給溝10が形成されている。
【0011】また、前記凝固用搬送ベルト3の搬送方向
上流側端部上方には、前記凝固用搬送ベルト3の搬送方
向に対して直交する方向に延在する枠状の枠供給保持ガ
イド11が配設されており、この枠供給保持ガイド11
の上面側には、前記凝固用搬送ベルト3の上面に上下面
が開放された豆腐成型用の成型枠12を1つずつ供給す
るための枠供給装置13が前記枠供給保持ガイド11に
沿って移動自在に配設されている。また、前記枠供給装
置13には、枠供給用昇降シリンダ14により昇降動作
される枠供給昇降板15が配設されており、この枠供給
昇降板15の両側部には、回動動作により前記成型枠1
2の両側上縁部を把持する枠供給把持爪16がそれぞれ
2つずつ配設されている。さらに、前記枠供給保持ガイ
ド11の一側部には、例えば、ボールねじ等からなる枠
供給駆動機構17が配設されており、この枠供給駆動機
構17には、前記枠供給装置13が連結されている。そ
して、前記枠供給駆動機構17を動作させることによ
り、前記枠供給装置13を枠供給保持ガイド11に沿っ
て往復動作させるようになされている。
【0012】また、前記凝固用搬送ベルト3の前記枠供
給装置13の下流側両側部には、保持板18に回動自在
に、かつ、図示しないばね等により下方に付勢された複
数の押圧レバー19,19…が配設されており、これら
各押圧レバー19の先端部には、前記枠供給装置13か
ら供給される成型枠12の両側部を押圧する押圧機構と
しての押圧ローラ20,20…が回転自在に取付けられ
ている。そして、この押圧ローラ20の押圧力により、
前記成型枠12を凝固用搬送ベルト3に対して押圧させ
ることにより、成型枠12の下端部を凝固用搬送ベルト
3に密着させ、凝固用搬送ベルト3を成型枠12の下面
の型として機能させるようになされている。
【0013】さらに、前記凝固用搬送ベルト3の前記枠
供給装置13の下流側近傍には、前記押圧ローラ20に
より凝固用搬送ベルト3に押圧された状態の成型枠12
の内部に所定の凝固剤が混入された豆乳を供給するため
の豆乳供給口21が配設されており、前記成型枠12
は、前記豆乳供給口21から豆乳が供給されてからこの
豆乳が完全に凝固するまでの15分程度の時間をかけて
凝固用搬送ベルト3の端部まで搬送されるようになされ
ている。
【0014】また、前記凝固用搬送ベルト3と搬送ベル
ト7との間には、これら各ベルト3,7のローラ2,6
による曲率部分を被覆して前記凝固用搬送ベルト3およ
び搬送ベルト7の上面と面一となるように断面形状ほぼ
L字状の下切り板22が配設されており、この下切り板
22により、前記凝固用搬送ベルト3により搬送される
成型枠12の凝固後の豆腐(図示せず)と凝固用搬送ベ
ルト3とを剥離させるようになされている。
【0015】また、前記搬送ベルト7の凝固用搬送ベル
ト3側端部上方には、前記凝固後の豆腐の両側部を成型
枠12の内側面から切離す側部切断装置23が配設され
ており、この側部切断装置23には、側部切断用昇降シ
リンダ24により昇降動作される側部切断昇降板25が
配設されている。この側部切断昇降板25の両側部に
は、前記成型枠12の両側部内側に位置する一対の側部
切断刃26が取付けられている。さらに、前記側部切断
装置23の下流側近傍には、前記凝固後の豆腐の前後側
部を成型枠12の内側面から切離す前後切断装置27が
配設されており、この前後切断装置27には、前後切断
用昇降シリンダ28により昇降動作されるとともに、前
後側に前記成型枠12の前後側内側に位置する一対の前
後切断刃29が取付けられた前後切断昇降板30が配設
されている。
【0016】また、前後切断装置27の下流側には、成
型枠12に対して平板の下面側に格子状の刃が形成され
た細目切断刃31を装填して成型枠12の豆腐を所定の
大きさに切断する細目切断装置32が配設されており、
この細目切断装置32は、前記枠供給装置13とほぼ同
様の構造を有している。すなわち、この細目切断装置3
2は、前記搬送ベルト7の搬送方向に対して直交する方
向に延在する枠状の刃供給保持ガイド33の上面にこの
刃供給保持ガイド33に沿って移動自在に配設されてお
り、この細目切断装置32には、刃供給用昇降シリンダ
34により昇降動作される刃供給昇降板35、前記細目
切断刃31を把持する刃供給把持爪36および前記細目
切断装置32を刃供給保持ガイド33に沿って往復動作
させる刃供給駆動機構37がそれぞれ配設されている。
【0017】さらに、前記搬送台9の上方には、前記搬
送台9に対して直交する方向に、かつ、搬送台9の両側
に延在する枠状の回収保持ガイド38が配設されてお
り、この回収保持ガイド38の上面には、使用後の細目
切断刃31を回収する刃回収装置39および使用後の成
型枠12を回収する枠回収装置40が一体に、かつ、回
収保持ガイド38に沿って移動自在に配設されている。
前記枠供給装置13および細目切断装置32と同様に、
前記刃回収装置39には、刃回収用昇降シリンダ41に
より昇降動作され前記細目切断刃31を把持する刃回収
把持爪42が取付けられた刃回収昇降板43が配設され
ており、前記枠回収装置40には、枠回収用昇降シリン
ダ44により昇降動作され前記成型枠12を把持する枠
回収把持爪45が取付けられた枠回収昇降板46が配設
されている。さらに、回収保持ガイド38には、前記刃
回収装置39および枠回収装置40を回収保持ガイド3
8に沿って往復動作させるための回収駆動機構47が配
設されている。
【0018】また、図3に示すように、前記搬送ベルト
7の両側部には、搬送ベルト7に沿って延在する搬送バ
ー48がそれぞれ配設されており、この搬送バー48に
は、L字状を有し成型枠12の後端角部に係合する位置
決め搬送レバー49が搬送ベルト7の内側に突出駆動自
在に配設されている。また、前記搬送バー48には、例
えば、ボールねじ等の搬送駆動機構50が連結されてお
り、前記位置決め搬送レバー49を突出させてこの位置
決め搬送レバー49を各成型枠12の後端角部に係合さ
せた状態で、前記搬送駆動機構50を動作させることに
より、凝固用搬送ベルト3の端部に位置する成型枠12
および搬送ベルト7の上面に位置する成型枠12を搬送
ベルト7の移動とともに移動させ、前記各成型枠12を
側部切断装置23、前後切断装置27および細目切断装
置32の下方の所定位置に位置決めを行なうようになさ
れている。さらに、前記凝固用搬送ベルト3の端部両側
にも、同様の構成を有する供給駆動機構51により動作
される供給バー52が配設されており、この供給バー5
2には、位置決め供給レバー53が取付けられている。
【0019】また、前記搬送台9の両側には、この搬送
台9に沿って延在するガイドバー54がそれぞれ配設さ
れており、このガイドバー54には、搬送板55が前記
ガイドバー54に沿って移動自在に配設されている。こ
の搬送板55には、前記各位置決め搬送レバー49と同
様の順送り搬送レバー56が取付けられており、前記搬
送板55には、順送り駆動機構57が連結されている。
そして、前記順送り駆動機構57を動作させることによ
り、前記細目切断装置32により細目切断刃31が装填
された成型枠12をその細目切断刃31の前後方向の各
刃の間隔に相当するピッチで順次搬送するようになされ
ている。
【0020】さらに、前記搬送台9の下方には、前記豆
腐送給溝10の端縁から連続してほぼ90゜の内角を有
する弧状に湾曲された豆腐送給ガイド58が配設されて
おり、この豆腐送給ガイド58は、前記細目切断刃31
の左右方向の各刃により切断される豆腐の数に対応する
数だけ横方向に並列して形成されている。また、これら
各豆腐送給ガイド58は、前記豆腐送給溝10部分では
互いに密接されており、下端部では豆腐送給溝10から
送給される各豆腐を分離するため横方向に所定間隔を有
するように曲成されている。さらに、前記搬送台9の下
方には、前記各豆腐送給ガイド58に対応する複数の回
動アーム59が搬送台9の端部に配設された回動軸60
を中心として回動自在に、かつ、前記回動軸60に沿っ
て移動自在に配設されており、この回動アーム59の先
端部には、最上部位置で前記豆腐送給溝10を閉塞する
とともに、回動アーム59の回動動作により前記豆腐送
給ガイド58の内側に沿って移動される閉塞ガイド板6
1が固着されている。また、豆腐送給ガイド58の下端
部には、豆腐を落下させる落下孔62が形成されてお
り、この落下孔62の下方には、前記豆腐を収容する所
定の樹脂パック63を供給するパック搬送装置64が配
設されている。
【0021】さらに、前記凝固用搬送ベルト3および搬
送ベルト7の一側には、前記回収保持ガイド38の下方
から枠供給保持ガイド11の下方に至る回収搬送ベルト
65が配設されており、この回収搬送ベルト65の中途
部には、使用後の成型枠12を洗浄するための図示しな
い洗浄装置が配設されている。また、前記搬送ベルト7
の他側には、前記回収保持ガイド38の下方から刃供給
保持ガイド33の下方に至り使用後の細目切断刃31を
洗浄するための刃洗浄槽66が配設されている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
【0023】まず、枠供給把持爪16により成型枠12
を把持し、前記枠供給駆動機構17を駆動することによ
り、枠供給装置13を凝固用搬送ベルト3の上方に移動
させ、この状態で、前記枠供給用昇降シリンダ14を動
作して枠供給昇降板15を下降させることにより、成型
枠12を凝固用搬送ベルト3の上面に配置し、枠供給把
持爪16による把持動作を解除することにより、成型枠
12を凝固用搬送ベルト3の上面に供給させる。
【0024】次に、位置決め供給レバー53を突出動作
させることにより、この位置決め供給レバー53により
成型枠12の後端角部を挟持し、この状態で、供給駆動
機構51を動作させて供給バー52を駆動するととも
に、前記凝固用搬送ベルト3を駆動させることにより成
型枠12を移動させる。この成型枠12の移動に伴い、
成型枠12が押圧ローラ20の下側に位置され、これに
より、成型枠12が凝固用搬送ベルト3に対して密着さ
れてこの凝固用搬送ベルト3とともに所定の成型型が形
成される。
【0025】そして、前記供給駆動機構51による位置
決め供給レバー53により所定の豆乳供給位置に成型枠
12が移動されたら、凝固用搬送ベルト3および供給駆
動機構51を停止させ、この状態で、豆乳供給口21か
ら成型枠12の内部に所定量の豆乳を充填する。豆乳の
充填が完了したら、再度、凝固用搬送ベルト3および供
給駆動機構51を動作させることにより、成型枠12を
徐々に移動させ、豆乳の凝固を行なわせる。また、これ
に伴って、前記枠供給装置13により、新規の成型枠1
2を凝固用搬送ベルト3の上面に順次供給するようにな
っている。
【0026】また、凝固用搬送ベルト3の駆動により、
成型枠12は、押圧ローラ20の押圧から解除されるこ
とになるが、この解除位置においては、豆乳の一部は凝
固されているため、押圧を解除しても成型枠12と凝固
用搬送ベルト3との間から豆乳が漏洩してしまうことが
ない。
【0027】そして、凝固用搬送ベルト3の移動によ
り、成型枠12が凝固用搬送ベルト3の端部まで移動さ
れた状態で、成型枠12内の豆腐の凝固が完了してお
り、この状態で、位置決め搬送レバー49を突出動作さ
せることにより、この位置決め搬送レバー49により成
型枠12の後端角部を挟持し、この状態で、搬送駆動機
構50を動作させて搬送バー48を駆動するとともに、
前記搬送ベルト7を駆動させることにより成型枠12を
搬送ベルト7の上面に移動させる。このとき、前記下切
り板22により、成型枠12内の豆腐が凝固用搬送ベル
ト3から剥離される。
【0028】その後、前記搬送駆動機構50により、成
型枠12が側部切断装置23の下方位置に移動された
ら、前記側部切断装置23の側部切断用昇降シリンダ2
4により側部切断昇降板25を下降させることにより、
側部切断刃26を成型枠12の両側部内側に挿入し、成
型枠12の両側面と豆腐とを切離す。続いて、前記搬送
駆動機構50および搬送ベルト7の駆動により、成型枠
12が前後切断装置27の下方位置に移動されたら、前
後切断装置27の前後切断用昇降シリンダ28により前
後切断昇降板30を下降させることにより、前後切断刃
29を成型枠12の前後側内側に挿入し、成型枠12の
前後面と豆腐とを切離し、これにより、前記豆腐は、成
型枠12から切離されたことになる。
【0029】さらに、搬送駆動機構50と搬送ベルト7
とにより細目切断装置32の下方位置に成型枠12が移
動されたら、刃供給把持爪36により細目切断刃31を
把持した状態で、前記刃供給駆動機構37を駆動するこ
とにより、細目切断装置32を成型枠12の上方に移動
させ、この状態で、前記刃供給用昇降シリンダ34を動
作して刃供給昇降板35を下降させることにより、細目
切断刃31を成型枠12の内側に挿入して成型枠12内
の豆腐を所定の大きさに切断する。そして、刃供給把持
爪36による把持動作を解除することにより、細目切断
刃31は、成型枠12の内部に位置した状態に保持され
る。
【0030】このように細目切断刃31が挿入された状
態の成型枠12を、搬送駆動機構50および搬送ベルト
7により搬送台9の上面に搬送し、その後、順送り搬送
レバー56を突出動作させることにより、この順送り搬
送レバー56により成型枠12の後端角部を挟持し、こ
の状態で、順送り駆動機構57を動作させて搬送板55
をガイドバー54に沿って駆動することにより成型枠1
2を搬送台9の上面において所定ピッチで移動させる。
これにより、成型枠12の先端部が豆腐送給溝10部分
に位置され、この豆腐送給溝10を閉塞している閉塞ガ
イド板61の上面に細目切断刃31により仕切られた最
前部の豆腐が位置する。
【0031】この状態で、前記回動アーム59を回動軸
60を中心として下方に回動させることにより、前記豆
腐が前記閉塞ガイド板61の上面に接しながら成型枠1
2の下方に取出され、閉塞ガイド板61の動作に従い豆
腐送給ガイド58に沿って下方に送給される。このと
き、前記回動アーム59は、回動軸60に沿って移動自
在とされているので、前記閉塞ガイド板61が豆腐送給
ガイド58の曲折に沿って回動できるものである。そし
て、この豆腐は、豆腐送給ガイド58に沿って切断面が
上面に位置するように横向きになり、前記豆腐送給ガイ
ド58の下端部の落下孔62から下方に落下され、パッ
ク搬送装置64により、前記落下孔62の下方に搬送さ
れる樹脂パック63の内部に収容され、この樹脂パック
63は、パック搬送装置64により所定の密封装置に搬
送される。この場合に、成型枠12の内部に残り細目切
断刃31により仕切られた2列目以降の豆腐は、前記細
目切断刃31により保持されるので、最前部の豆腐が送
給されても、変形等してしまうことなくそのままの状態
に保持される。
【0032】続いて、前記回動アーム59を上方に回動
させ、閉塞ガイド板61を豆腐送給溝10部分に位置さ
せた後、順送り搬送機構により成型枠12を移動させ、
閉塞ガイド板61の上面に細目切断刃31により仕切ら
れた2列部の豆腐を位置させる。その後、前記動作と同
様に、閉塞ガイド板61を移動させ、2列部の豆腐を落
下孔62から樹脂パック63に収容させる。
【0033】そして、前記動作を繰り返すことにより、
成型枠12の内部の豆腐をすべて送給した後、回収駆動
機構47を駆動して前記刃回収装置39を成型枠12の
上方に位置させ、刃回収装置39の刃回収用昇降シリン
ダ41により刃回収昇降板43を下降させ、この刃回収
把持爪42により成型枠12に装填された細目切断刃3
1を把持し、その後、刃回収用昇降シリンダ41を上昇
させ、細目切断刃31を成型枠12から取り外す。次
に、前記回収駆動機構47を駆動して刃回収装置39を
刃洗浄槽66の上方に位置させるとともに、枠回収装置
40を成型枠12の上方に位置させる。そして、枠回収
用昇降シリンダ44により枠回収昇降板46を下降させ
て枠回収把持爪45により成型枠12を把持した後、枠
回収用昇降シリンダ44を上昇させて成型枠12を搬送
台9の上方に位置させる。一方、前記刃回収用昇降シリ
ンダ41を下降させるとともに、刃回収把持爪42を解
除することにより、細目切断刃31を刃洗浄槽66に落
下させ、この刃洗浄槽66により細目切断刃31の洗浄
を行ない、この洗浄後の細る切断刃は、細目切断装置3
2による細目切断刃31の取出位置に送られる。また、
前記枠回収装置40は、回収駆動機構47の駆動によ
り、回収搬送ベルト65の上方に移動され、枠回収用昇
降シリンダ44を下降動作させ、枠回収把持爪45を解
除することにより、回収搬送ベルト65の上面に成型枠
12を載置する。そして、この成型枠12は、回収搬送
ベルト65の駆動により、途中洗浄が行なわれて枠供給
装置13の下方に送られる。
【0034】そして、前記動作を連続して行なうことに
より、豆腐を自動的に製造することができるものであ
る。
【0035】したがって、本実施例においては、上下面
が開放された成型枠12を用い、押圧ローラ20により
成型枠12を凝固用搬送ベルト3に対して密着させるこ
とにより、凝固用搬送ベルト3を成型枠12の下面の型
として機能させるようにしているので、成型枠12の下
方からの豆腐の取出しを行なうことが可能となり、さら
に、側部切断装置23および前後切断装置27により豆
腐を成型枠12から切離した状態で、細目切断刃31を
成型枠12に装填して豆腐を所定の大きさに切断した
後、豆腐送給溝10から豆腐送給ガイド58を介して成
型枠12の下方から豆腐を各列毎に送給するようにして
いるので、従来のように、豆腐の取出し、切断、パック
詰め等の作業を水槽を用いることなく容易に行なうこと
ができ、水槽の汚れ等の非衛生的な事態が生じることが
なく、容易に、衛生的に豆腐の自動製造を行なうことが
できる。また、豆腐送給ガイド58により、豆腐の切断
面が上面側に位置するようにして樹脂パック63に装填
することができるので、表面がきれいな状態でパック詰
めを行なうことができる。
【0036】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る豆腐製造
装置の豆乳凝固機構は、上下面が開放された成型枠を用
い、押圧機構により成型枠を凝固用搬送ベルトに対して
密着させることにより、凝固用搬送ベルトを成型枠の下
面の型として機能させるようにしており、凝固用搬送ベ
ルトから豆腐を剥離させることにより、成型枠の下方か
らの豆腐の取出しを行なうことができるようにしている
ので、従来のように、豆腐の取出し等の作業を水槽を用
いることなく容易に行なうことができ、水槽の汚れ等の
非衛生的な事態が生じることがなく、容易に、衛生的に
豆腐の凝固および取出しを行なうことができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る豆腐製造装置の一実施例を示す概
略正面図
【図2】図1の平面図
【図3】図2の搬送ベルト部分の平面図
【符号の説明】
3 凝固用搬送ベルト 7 搬送ベルト 9 搬送台 10 豆腐送給溝 11 枠供給保持ガイド 12 成型枠 13 枠供給装置 20 押圧ローラ 21 豆乳供給口 22 下切り板 23 側部切断装置 27 前後切断装置 31 細目切断刃 32 細目切断装置 39 刃回収装置 40 枠回収装置 49 位置決め搬送レバー 53 位置決め供給レバー 56 順送り搬送レバー 58 豆腐送給ガイド 61 閉塞ガイド板 62 落下孔 63 樹脂パック 64 回収搬送ベルト 65 刃洗浄槽

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の凝固剤が混入された豆乳を供給し
    て所望の豆腐を自動的に製造するための豆腐製造装置に
    より前記豆腐の所定の切断および豆腐送給を行なう前に
    前記豆乳を所定の枠内で凝固させるための豆腐製造装置
    の豆乳凝固機構において、樹脂からなる凝固用搬送ベル
    トを駆動自在に配設し、この凝固用搬送ベルトに供給さ
    れる上下面が開放された成型枠を前記凝固用搬送ベルト
    に対して密着させて凝固用搬送ベルトを前記成型枠の下
    面の型として機能させる押圧機構を配設するとともに、
    この押圧機構による成型枠の押圧位置に前記成型枠の内
    部に前記豆乳を供給する豆乳供給装置を配設し、前記凝
    固用搬送ベルトをこの凝固用搬送ベルトの上面に密着さ
    れた成型枠が前記凝固用搬送ベルトの端部に移動するま
    でに前記豆乳が凝固する速度で駆動するようにしたこと
    を特徴とする豆腐製造装置の豆乳凝固機構。
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