JP3235842U - 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。 - Google Patents

微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。 Download PDF

Info

Publication number
JP3235842U
JP3235842U JP2021004326U JP2021004326U JP3235842U JP 3235842 U JP3235842 U JP 3235842U JP 2021004326 U JP2021004326 U JP 2021004326U JP 2021004326 U JP2021004326 U JP 2021004326U JP 3235842 U JP3235842 U JP 3235842U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
board
wood board
color
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021004326U
Other languages
English (en)
Inventor
隆人 野田
Original Assignee
株式会社野田工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社野田工業 filed Critical 株式会社野田工業
Priority to JP2021004326U priority Critical patent/JP3235842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235842U publication Critical patent/JP3235842U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

Figure 0003235842000001
【課題】顧客の注文、要望に応じて模様、デザインを選択することができ、再現性よく組子様相を呈している精巧、微細な模様の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材を提供する。
【解決手段】微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材1は、同質・同形の木質板材を二枚重ねて、上段の木質板材のみに彫り込み着色模様を入れた模様柄をレーザーによって彫り込み、彫り込んだ模様柄部を取り除いて、下段の木質板材の彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布後、上段の木質板材を取り外し、色彩強化紙または色彩オレフィンフイルムシート7を貼り付け、下段のシートを貼り付けた木質板材のみを圧着して、レーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによった0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にする。
【選択図】図1

Description

本考案は、木質板状に形成した木材板材を、装飾品又は家具又は建具に使用するために、レーザー加工により所望の微細掘り込み模様を持つ形状に微細加工した装飾性板材である精密掘り込み加工様相を呈している多色装飾模様板材に関する。
一般に木材以外にレーザー加工技術を使用した製品としては、熱による影響を受けやすい熱可塑性樹脂系基材の上下面を熱による寸法安定性に優れた木質系基材で積層した材料を有するものである。熱可塑性樹脂系基材の上下の表面は木質系基材から構成されているため、表面の平滑性、耐湿性、耐腐食性に劣るものであり、この複合床材をリサイクルする際に接着剤を除去する作業が必要となる。従って、この複合床材は、加工には好ましいがリサイクルに適する材料ではなかった(特許文献1参照)。
従来、化粧パネルとして、金属製、木製、プラスチック製又はセラミック製等多くの材質が使用されている。化粧パネルとは、特定の製品を示すものではなく、板状物質の表面に模様を持ち、優れた意匠性を有する一連の商品群を示すもので、具体的には、浴室や玄関先に使用されるタイル、建物の外壁あるいは内壁用材料、家具の外装材、各種飾り額、各種箱の飾り板、構造材料、家庭園芸用材料等に使用される。化粧パネルを製造する方式としては、製造コストの削減を優先視する大量生産方式が主流を占めており、消費者は、製造者が生産した限られた品種の中から自分が好きなものを選択していた。
レーザーによる絵付き加工品の製造方法は、レーザー加工ステップと、剥離ステップと、塗膜ステップとを備える。レーザー加工ステップでは、被加工物Wにシート2側からレーザー光を照射してシートを貫通するとともに基材に達する溝を形成し、当該溝によって外形線Eを含む線画を描く。剥離ステップでは、シートにおける外形線より外側の部分を基材から剥がす。塗膜ステップでは、基材からシートが剥がされた部分とシートが残された部分とを透光性樹脂剤により塗膜する。レーザー加工ステップの実行後に、外形線の内側に位置するシートを塗料で着色する着色ステップを実行し、その後、剥離ステップを実行する方法も提案されている(特許文献2参照)。
物品表面に貼り合せられる人工皮革や合成皮革等の皮革様シートを加飾層として備えた加飾用貼布において、レーザー加工によって物品に貼り合せたときの端面の外観品位を向上させ、物品の表面に貼り合せられる加飾用貼布であって、皮革様シートと皮革様シートの物品の表面に貼り合せられる側の面に形成された粘接着層とを備え、上面視したときに粘接着層の端部を隠すように、皮革様シートの表面を基準とした垂直面に対して10度以上の角度を保持して切断された切断面を有する技術が提案されている(特許文献3参照)。また容易に量産できて、民芸品的な価値を有する紋様板として、竹製等の基板に、レーザー発生手段から出力されるレーザー光により家紋状の模様を打ち抜き形成させて、コースターとして使用することができる方法が提案されている(特許文献4参照)。
また視認性をよくすることは勿論、昼間は疑似象嵌を呈して高級感を持たせると共に、夜間は光の演出により一層加飾性を高めた背光疑似象嵌加飾体として、透明樹脂基材の一部に不透明アンダーコート層を全体に、あるいは部分的に形成し、不透明アンダーコート層や透明樹脂基材上に少なくとも2個の加飾層を隣接して形成し、加飾層間の境界に透明樹脂基材中に達するレーザー加工痕を形成し、透明樹脂基材に導光する光をレーザー加工痕及び/又は加飾層を通して視認できる構成にした背光疑似象嵌加飾体が提案されている(特許文献5参照)。
さらに木目込み板の製作方法として木質材料の平板にレーザービーム加工により木目込み線を穿設することにより線溝の溝内面をレーザービームにより炭化し、この線溝に装飾布を木目込んで固着させたる木目込み板の製作方法が提案されている(特許文献6参照)。
以上レーザーによって、木材、樹脂、皮、金属などに模様を施しているが、単純な彫り物、或いは模様のみである。横幅300~1000mm、縦幅500~1000mmの広い板の木材板材においてレーザーによって繊細で多色を持つ装飾性絵画を表現することはほとんどなく、平面性を持つ板材料を使用して格子状組子様相をバックにして特徴ある模様を呈している装飾板材を提案しているものは存在していない。
特開2009-46909号公報 特開2019-181833号公報 特開2010-131889号公報 特開2009-207637号公報 特開2008-23922号公報 特開2000-43496号公報
前記従来の化粧木製板材のパネルは、金属製パネルやセラミック製パネルに比べてレーザーなどの切削が容易であるが、天然木材を使用した場合、木材の種類により堅さが異なり、また、同じ木材でも年輪や節の影響により部分的に堅さが変わるため、種々の加工によって彫刻がしにくく、熟練を要する手技が中心の製造手法が採用されていた。このように熟練工の存在が3次元形状の仕上がり品質を決定することになり、今まではレーザー光線による迅速な微細な加工が設備、価額の面で困難で、また色付き、及び微細な均一模様の装飾品として安定した多彩な品質のものが得にくい状況にあった。
さらに、天然木材を使用した場合、表面において着色を施して均一なものが得られず、さらに時間経過と共に変化をもたらす性質があり、長期使用のためには特殊な加工処理が必要とされる。一般的な無垢材を使用すると表面のみにしか特殊処理が届かず、限定的な効果しか期待できない場合が多い。
また、この化粧木製板材の組子パネルにおけるレーザー加工を、個人の消費者を対象とした少量生産方式の製造方法に適用した場合、以下の問題があった。パネル寸法、色、図柄、表面仕上げ、生産量等を消費者が指定することが困難であった。木材の上に複数の絵画、図柄、組子模様を呈している装飾板材を用いて、所望の装飾品又は家具又は建具を製作するとともに、既存の装飾品又は家具又は建具において使用されている装飾品を微細、精巧、多色の装飾品、その装飾品を用いた家具、又は建具が期待されている。
木製板材を使用した格子状組子様相を呈している装飾板材を製作する前の製品イメージの確認ができずに、家具、建具に使用する場合には、仕様決定までに多大な時間と労力を費やすことになる。また、格子の組子は手作業によって生産を行うので非常に製造コストの高い製品になり、さらに、製品を再生産する場合の再現性が乏しいという問題もあった。本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、木質感を保持したままレーザーを用いて樹脂シートを貼った木板面に組子を含む特殊模様を呈した3次元形状を容易にレーザー切削によって合成木質系化粧板材に、少数の消費者の注文に応じて特殊デザインの模様を提供できて、再現性のよく所望の模様の装飾板材を提供することを目的とする。
木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている厚さ2~5mmの平滑な木質板材に彫り込み着色模様を入れた装飾品、又は家具、又は建具に使用するに当たって、前記木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材では彫り込み着色模様を入れた模様柄部分をレーザーによって彫り込んだ模様柄部の位置のみを取り除いて、下段の木質板材では彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布した後、内装用の化粧紙である色彩オレフィンフイルムシートまたは色彩強化紙を全体的に貼り付け、彫り込んだ模様柄部の輪郭を切除した後に上段の木質板材を取り外し、下段のオレフィンフイルムシートまたは強化紙を貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩オレフィンシートを持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによった0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしている微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材である。
前記木材板材は、横幅100~500mm、縦幅200~1000mmであって、平面性を±0.5mm以内の面になっているMDF,合板の平板から選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現できる0.05~0.5mmの厚さの色彩オレフィンフイルムシートまたは色彩強化紙を木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、その上から圧着させた木材板材を所望の図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、着色模様の図柄の微細彫刻加工木盤になっている。
木資板材のレーザー加工による変形、収縮、反りなどを少なくするために、木資板材の表面に0.05~0.5mmの厚さの強化紙またはポリオレフィン系フイルムシートを真空度1~10MPaの減圧で、40~60℃の温度範囲、30~90秒の時間範囲の穏和条件で減圧圧着させる。
前記レーザー加工は、CAD/CAMでメインプロセッサとポストプロセッサを備え、所望の絵画、写真、絵柄の着色模様の形状からなる装飾板の3次元モデルを構成するとともに、種々の溝線、格子、および彫り込みによる模様の単体加工図データをメインプロセッサで生成し、生成された模様の単体加工図データからレーザー加工機に対応したデータをポストプロセッサで処理する装飾板の3次元モデルの構成体を配列したデータを保存し、そのデータの種々の組み合わせ構成模様を基に前記木材板材の表面の全体部分に彫り込み操作を行うレーザー加工によって彫刻を行う。
装飾性微細模様入り盤は、最低0.1mm以上の深彫り線形状を持つ線状模様、曲り模様、並びに幾何学模様によって、日本固有の絵画、工業模様、写真画像を模して、浮世絵、自画像、動植物像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画に仕上げて、額縁入り装飾品、欄間の壁板、動物付き微細格子入り建具になっている。
前記浮世絵、自画像、動植物像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画を強調するために、前記絵画の周囲、裏面に組子模様を呈して、前記組子形態には花の花びら様、半円様、三日月様、鱗様、蜂巣様、輪様、鎖様で、また幾何学模様として、麻の葉(真金、又は桐)模様、胡麻殻(亀甲)模様、桜(亀甲)模様、植江模様、紗綾形崩し模様、井筒割菱模様、割菱つなぎ模様、三重菱模様、青海波模様、七宝模様の中から選ばれた1~6種類で、格子組子様相の格子は厚さ0,5~10mm、幅0.5~10mmにして、曲り模様、並びに幾何学模様の組子形態様相を主体に構成されている。
本考案は、木質板状に形成した微細で精巧な模様を呈した合成木材板材を、装飾品又はそれを使用した家具又は建具に使用するために、レーザー加工により所望の絵画、格子組子模様を持つ形状に切削構成加工した装飾性板材である格子状組子様相を含む精巧多色入りの装飾板材に仕上げており、この装飾板材を仕上げるには木質板材の特殊工程を得るレーザーにより意匠性切削加工することによって、格子組子模様を含む多彩な精密・精巧な木板の彫り込み装飾品になり、家具、建材に使用する部品として活用できるものであった。
木板に彫り込み精巧、微細な模様の格子の組子、或いは絵画模様は手作業によって生産を行うので非常に製造コストの高い製品になり、さらに、製品を再生産する場合の再現性が乏しいという問題もあった。本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、木質感を保持したままレーザー工作機械を用いて組子模様を呈した3次元形状を容易に彫り込み加工できる木質系化粧板材と加工技術とによって、顧客の注文、要望に応じて模様、デザインを選択することができ、再現性のよく組子様相を呈している精巧、微細な模様の木製装飾板材を提供できる。
微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材の一例の斜視図である。 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材の製作における工程図式手順の概略図である。 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材の製作における手順工程の図である。 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材の製作における圧着加工とレーザー加工との状態図である。A:圧着工程 B:レーザー彫り込み工程 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材の平面図である。A:格子組子模様タイプ B:動物入り絵画タイプ C:浮世絵タイプ D:自画像タイプ 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材を使用した装飾品の状態を示した図である。A:額縁入り B:家具入り C:建具入り
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、組子様相を呈している装飾板材の工程図式手順の斜視図で、図2、3は、組子様相を呈している装飾板材の工程図式手順の概略図で、図4は、組子様相を呈している装飾板材を製作の圧着工程とレーザー彫り込み工程図で、図5は、組子様相を呈している装飾板材の種々の組子様相の図で、図6は、組子様相を呈している装飾板材を使用した製品を示した図である。
図1に示すように、木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている平滑なMDF木質板材に彫り込み着色模様を入れた装飾品に当たって、図3手順のように前記MDF木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材のみに彫り込み着色模様を入れた模様柄をレーザーによって彫り込み、彫り込んだ模様柄部を取り除いて、下段の木質板材の彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布後、上段の木質板材を取り外し、色彩強化紙の化粧シートを貼り付け、下段の色彩強化紙を貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩強化紙を持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによって0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしている微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材である。
図2に示すように、前記木材板材は、横幅400mm、縦幅700mmであって、平面性を±0.5mm以内の面の粗さになっているMDFから選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現でできる0.05mmの厚さの赤色と白色の色彩強化紙を貼った木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、図4に示すようにその上から圧着させた木材板材を図1のような図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、着色模様の図柄の微細加工物になった。
図2に示すように、木資板材のレーザー加工による変形、収縮、反りなどを少なくするために、図4のAで示す木資板材の表面に0.05mmの厚さの強化紙を、真空度1~10MPaの減圧で、40~60℃の温度範囲、30~90秒の時間範囲の穏和条件で減圧圧着させた。
図4のBで示す前記レーザー加工は、CAD/CAMでメインプロセッサとポストプロセッサを備え、パソコン上に図1に示すような所望の絵柄の着色模様の形状からなる装飾板の3次元モデルを構成するとともに、種々の溝線、格子、および彫り込みによる模様の単体加工図データをメインプロセッサで生成し、生成された模様の単体加工図データからレーザー加工機に対応したデータをポストプロセッサで処理する装飾板の3次元モデルの構成体を配列したデータを保存し、そのデータの種々の組み合わせ構成模様を基に前記木材板材の表面の全体部分に彫り込み操作をレーザー彫刻加工によって推進させて、図1のような微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材にした。
図5に示すように、装飾性微細模様入り盤は、最低0.1mm以上の深彫り線形状を持つ線状模様、曲り模様、並びに幾何学模様によって、図1の赤、白の色彩を持つ鯉の動植物像を入れた、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画に仕上げた。
鯉の模様像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画を強調するために、幾何学模様として、麻の葉(真金、又は桐)模様、胡麻殻(亀甲)模様、桜(亀甲)模様、の中から選ばれた3種類で、格子組子様相の格子は厚さ0,5~10mm、幅0.5~10mmにして、曲り模様、並びに幾何学模様の組子形態様相を主体に構成した木質模様板にして、図6Aに示すように額縁入り装飾品の製品になった。
実施例1と同様に、木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている平滑な木質板材に彫り込み着色模様を入れた建具に使用するに当たって、前記木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材のみに彫り込み着色模様を入れた模様柄をレーザーによって彫り込み、彫り込んだ模様柄部を取り除いて、下段の木質板材の彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布後、上段の木質板材を取り外し、色彩オレフィンフイルムシートを貼り付け、下段のオレフィンフイルムシートを貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩オレフィンシートを持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによった0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしている微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材にした。
前記木材板材は、横幅300mm、縦幅900mmであって、平面性を±0.5mm以内の面の粗さになっているMDFから選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現でできる0.1mmの厚さの着色色彩オレフィンフイルムシートを木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、その上から圧着させた木材板材を所望の図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、白色の着色模様の図柄の微細加工物になった。
図4に示すように、木資板材のレーザー加工による変形、収縮、反りなどを少なくするために、木資板材の表面に0.1mmの厚さのポリオレフィンフイルムシートを、真空度1~10MPaの減圧で、40~60℃の温度範囲、30~90秒の時間範囲の穏和条件で減圧圧着させた。
前記レーザー加工は、CAD/CAMでメインプロセッサとポストプロセッサを備え、所望の絵柄の白色模様の形状からなる装飾板の3次元モデルを構成するとともに、種々の溝線、および彫り込みによる模様の単体加工図データをメインプロセッサで生成し、生成された模様の単体加工図データからレーザー加工機に対応したデータをポストプロセッサで処理する装飾板の3次元モデルの構成体を配列したデータを保存し、そのデータの種々の組み合わせ構成模様を基に前記木材板材の表面の全体部分に彫り込み操作をレーザー加工によって行った。
装飾性微細模様入り盤は、最低0.1mm以上の深彫り線形状を持つ線状模様、曲り模様、並びに幾何学模様によって、日本固有の絵画を模して、浮世絵と固有の組子模様形を掘り込み線状絵画に仕上げて浮世絵付き微細格子入り建具にした。図6Bに示すような製品になった。
実施例1と同様に、木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている平滑なMDF木質板材に彫り込み着色模様を入れた装飾品に当たって、図3手順のように前記MDF木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材のみに彫り込み着色模様を入れた模様柄をレーザーによって彫り込み、彫り込んだ模様柄部を取り除いて、下段の木質板材の彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布後、上段の木質板材を取り外し、色彩強化紙の化粧シートを貼り付け、下段の色彩強化紙を貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩強化紙を持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによって0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしている微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材である。
図2に示すように、前記木材板材は、横幅250mm、縦幅400mmであって、平面性を±0.5mm以内の面の粗さになっているMDFから選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現でできる0.03mmの厚さの黒色と白色の色彩強化紙を貼った木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、図4に示すようにその上から圧着させた木材板材を図1のような図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、着色模様の図柄の微細加工物になった。
図2に示すように、木資板材のレーザー加工による変形、収縮、反りなどを少なくするために、図4のAで示す木資板材の表面に0.05mmの厚さの強化紙を、真空度1~10MPaの減圧で、40~60℃の温度範囲、30~90秒の時間範囲の穏和条件で減圧圧着させた。図4のBで示す前記レーザー加工は、CAD/CAMでメインプロセッサとポストプロセッサを備え、パソコン上に図1に示すような所望の絵柄の黒色と白色との着色模様の形状からなる装飾板の3次元モデルを構成するとともに、種々の溝線、格子、および彫り込みによる模様の単体加工図データをメインプロセッサで生成し、生成された模様の単体加工図データからレーザー加工機に対応したデータをポストプロセッサで処理する装飾板の3次元モデルの構成体を配列したデータを保存し、そのデータの種々の組み合わせ構成模様を基に前記木材板材の表面の全体部分に彫り込み操作をレーザー彫刻加工させて、図5のような微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材にした。
図5に示すように、装飾性微細模様入り盤は、最低0.1mm以上の深彫り線形状を持つ線状模様、曲り模様、並びに幾何学模様によって、図1の赤、白の色彩を持つ鯉の動植物像を入れた、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画に仕上げた。
動物の模様像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画を強調するために、幾何学模様として、麻の葉(真金、又は桐)模様、で、格子組子様相の格子は厚さ0,5~10mm、幅0.5~10mmにして、曲り模様、並びに幾何学模様の組子形態様相を主体に構成した木質模様板にして、額縁入り装飾品の製品になった。
実施例1と同様に、木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている平滑な木質板材に彫り込み着色模様を入れた家具に使用するに当たって、前記木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材のみに彫り込み着色模様を入れた模様柄をレーザーによって彫り込み、彫り込んだ模様柄部を取り除いて、下段の木質板材の彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布後、上段の木質板材を取り外し、色彩オレフィンフイルムシートを貼り付け、下段のオレフィンフイルムシートを貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩オレフィンシートを持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによった0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしている微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材にした。
前記木材板材は、横幅400mm、縦幅700mmであって、平面性を±0.5mm以内の面の粗さになっているMDFから選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現でできる0.1mmの厚さの色彩オレフィンフイルムシートを木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、図4に示すように、その上から圧着させた木材板材を所望の図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、黒色の着色模様の図柄の微細加工物になった。微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材になった
1.装飾板材
2.組子模様
3.格子
4.木質板材
5.レーザー彫刻・切削加工
6.枠板
7.家具・建具用化粧フイルムシート又は化粧強化紙
8.家具
9.建具(戸)
10.装飾具
11.額縁
12.自画像、写真
13.浮世絵
14.ペット、動物、鯉
15.室内ドア
16.レーザー発振器
17.木質平板
18.加熱器
19.圧着ゴム
20.彫刻用木盤
21.型枠用盤
22.レーザー切り抜き
23.ワークテーブル
24.機械外枠
25.データ作成用PC
26.レーザー加工機メインCPU
27.レーザー照射ヘッド
28.プレス機
29.レーザー加工機
30.コントロールスイッチ
31.レーザー彫刻
32.接着剤

Claims (6)

  1. 木質板状に形成してなる表面を均一な表面状態なっている厚さ2~5mmの平滑な木質板材に彫り込み着色模様を入れた装飾品、又は家具、又は建具に使用するに当たって、前記木質板材の同質・同形の二枚重ねて、上段の木質板材では彫り込み着色模様を入れた模様柄部分をレーザーによって彫り込んだ模様柄部の位置のみを取り除いて、下段の木質板材では彫り込んだ模様柄部を取り除いた部分に接着剤を塗布した後、家具・建具用の色彩オレフィンフイルムシートまたは色彩強化紙を全体的に貼り付け、彫り込んだ模様柄部の輪郭を切除した後に上段の木質板材を取り外し、下段の色彩オレフィンフイルムシートまたは色彩強化紙を貼り付けた木質板材のみを圧着して、前記圧着した色彩オレフィンシートまたは色彩強化紙を持つ木質板材をレーザー加工により所望の微細貫通、掘り込み着色絵柄模様を持つ形状に微細、精巧に切り抜き、切削、彫込みによった0.1mm以上の格子幅、掘り込み幅を持つ色彩装飾性微細模様入り盤にしていることを特徴とする微細彫り込み様相を呈している木製装飾板材。
  2. 前記木材板材は、横幅100~500mm、縦幅200~1000mmであって、平面性を±0.5mm以内の面になっているMDF,合板の平板から選ばれた材料で、彫り込み部での色彩表現できる0.05~0.5mmの厚さの色彩オレフィンフイルムシートまたは色彩強化紙を木質板材の彫り込み予定表面に貼り合わせて、その上から圧着させた木材板材を所望の図柄模様の状態にレーザー加工によって色彩付き線溝に彫り込みを行って、着色模様の図柄の微細彫刻加工木盤になっていることを特徴とする請求項1記載の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
  3. 木資板材のレーザー加工による変形、収縮、反りなどを少なくするために、木資板材の表面に0.05~0.5mmの厚さの強化紙またはポリオレフィンフイルムシートを、40~60℃の温度範囲、30~90秒の時間範囲の穏和条件で減圧プレス加工を行い密着させることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
  4. 前記レーザー加工は、CAD/CAMでメインプロセッサとポストプロセッサを備え、所望の絵画、写真、絵柄の着色模様の形状からなる装飾板の3次元モデルを構成するとともに、種々の溝線、格子、および彫り込みによる模様の単体加工図データをメインプロセッサで生成し、生成された模様の単体加工図データからレーザー加工機に対応したデータをポストプロセッサで処理する装飾板の3次元モデルの構成体を配列したデータを保存し、そのデータの種々の組み合わせ構成模様を基に前記木材板材の表面の全体部分に彫り込み操作を行うレーザー加工によって彫刻することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
  5. 装飾性微細模様入り盤は、最低0.1mm以上の深彫り線形状を持つ線状模様、曲り模様、並びに幾何学模様によって、日本固有の絵画、工業模様、写真画像を模して、浮世絵、自画像、動植物像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画に仕上げて、額縁入り装飾品、欄間の壁板、動物付き微細格子入り建具になっていることを特徴とする請求項1、~請求項4のいずれかに記載の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
  6. 前記浮世絵、自画像、動植物像、固有の組子模様形を掘り込み線状絵画を強調するために、前記絵画の周囲、裏面に組子模様を呈して、前記組子形態には花の花びら様、半円様、三日月様、鱗様、蜂巣様、輪様、鎖様で、また幾何学模様として、麻の葉(真金、又は桐)模様、胡麻殻(亀甲)模様、桜(亀甲)模様、植江模様、紗綾形崩し模様、井筒割菱模様、割菱つなぎ模様、三重菱模様、青海波模様、七宝模様の中から選ばれた1~6種類で、格子組子様相の格子は厚さ0,5~10mm、幅0.5~10mmにして、曲り模様、並びに幾何学模様の組子形態様相を主体に構成されていることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
JP2021004326U 2021-10-14 2021-10-14 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。 Active JP3235842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004326U JP3235842U (ja) 2021-10-14 2021-10-14 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004326U JP3235842U (ja) 2021-10-14 2021-10-14 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3235842U true JP3235842U (ja) 2022-01-13

Family

ID=80111347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021004326U Active JP3235842U (ja) 2021-10-14 2021-10-14 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235842U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3235842U (ja) 微細掘り込み様相を呈している木製装飾板材。
JPH06307065A (ja) 木質系化粧板及びその製造方法
KR102123940B1 (ko) 옻칠 스크린인쇄 및 자개를 이용한 장식패널 및 그 제조방법
CN101633186B (zh) 一种重组木艺术装饰板板材及其成型方法
KR100841703B1 (ko) 입체적 나뭇결 무늬 표면을 가지는 장식용 합성수지 판재의제조방법
JP6815675B1 (ja) 装飾体とその制作方法
CN215790550U (zh) 一种原木本色多维雕刻工艺品
CN201484039U (zh) 一种重组木艺术装饰板板材和重组木艺术装饰板
KR101089689B1 (ko) 상감 장식품 및 그 제조방법
JP3247138U (ja) 線状掘り込み加工表面を持つ板製品
KR20170011325A (ko) 휘어지는 판자개
JP2008012887A (ja) 突板貼り彫刻化粧板とその製造法
KR101378424B1 (ko) 자개 판넬의 제조 방법
US2711039A (en) Method of making three-dimensional objects of flat sheets
TWM551540U (zh) 於平面上產生立體效果雷射雕刻製品構造
JPS5842809B2 (ja) 人工木質単板の製法
KR100945904B1 (ko) 화장실 칸막이 판재의 장식물 형성방법
KR200418269Y1 (ko) 홀로그램 시트를 표면 시트에 접합한 가구용 패널
KR101378678B1 (ko) 다채로운 장식 패턴이 가미된 자개 판넬 및 그 제조 방법
KR100188852B1 (ko) 목재 모자이크 장식판 제조방법
KR20180071023A (ko) 부조법과 건칠 방식을 이용한 입체나전옻칠패널 및 그 제작방법
JP3113393U (ja) 年輪凹凸板材
JPS5938277Y2 (ja) 木目化粧シ−ト
JPS6240164B2 (ja)
KR970007346B1 (ko) 나무결이 다른 가구/건구용 문양지 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3235842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150