JP3235825B2 - 密閉系用粉粒体供給装置 - Google Patents

密閉系用粉粒体供給装置

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JP3235825B2
JP3235825B2 JP35617497A JP35617497A JP3235825B2 JP 3235825 B2 JP3235825 B2 JP 3235825B2 JP 35617497 A JP35617497 A JP 35617497A JP 35617497 A JP35617497 A JP 35617497A JP 3235825 B2 JP3235825 B2 JP 3235825B2
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充晴 岸本
建一朗 村田
博樹 野本
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は密閉系用粉粒体供
給装置に関し、特に、粉粒体を粉粒体供給部から粉粒体
投入部へ輸送する為の粉粒体輸送部に、耐圧ケースと、
耐圧ケース内から取込んだガスを昇圧して粉粒体輸送の
為に再び耐圧ケース内に供給する加圧ガス供給手段を設
けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、溶融還元製鉄プラント、直接還
元製鉄プラント、石炭ガス化プラント、真空脱ガス化プ
ラント等の種々のプラントでは、反応炉内で有毒ガスや
可燃性ガスが発生したり、反応炉内へ有毒ガスや可燃性
ガスを供給する場合が多いため、この種のプラントで
は、粉粒体を最終的に外界に対して密閉系を維持した状
態で反応炉に供給する粉粒体供給装置が適用される。
【0003】例えば、溶融還元製鉄プラントに適用され
る一般的な粉粒体供給装置は、外部から供給される粉粒
体を例えば1日分収容可能な大型の供給ホッパー(通称
DayBin)と、反応炉の上側に配置され反応炉へ投入す
る粉粒体を一時的に収容する比較的小型の投入ホッパー
と、供給ホッパーから投入ホッパーへ粉粒体を輸送する
輸送手段等を備えている。
【0004】供給ホッパーと投入ホッパーの上流側の輸
送手段等の内部は、外界に対して密閉された状態になっ
ておらず、その内圧を所定圧力(正圧又は負圧)に維持
することができないため、輸送手段で輸送されてきた粉
粒体を投入ホッパーに供給した後、投入ホッパー内を密
閉しその内圧を所定圧力に調整(加圧又は減圧)した状
態で、投入ホッパーから粉粒体が反応炉へ投入される。
【0005】他方、従来より、鉄鉱石や石炭等の粉粒体
を輸送する装置として、筒部材の内部にベルトコンベヤ
を配設した筒型輸送装置が実用に供されている。この筒
型輸送装置の筒部材は外胴と内胴を有し、無端状のベル
トのキャリアベルト部とリターンベルト部が、内胴と外
胴の内周面に沿って屈曲状に夫々配設され、ベルトの両
端部分が外胴と内胴の両端側の1対のプーリに掛装され
ている。
【0006】この筒型輸送装置のベルトコンベヤには、
ベルトの下面を支持する複数のキャリアローラが設けら
れておらず、外界の空気を吸入加圧して供給する加圧エ
ア供給手段により、内胴及び外胴の内周面とベルトとの
摺動部に加圧エアを供給して、前記摺動部の摩擦抵抗を
低減し、ベルトが内胴及び外胴の内周面に沿って円滑に
摺動するように構成してある。但し、外界の空気の代わ
りに、窒素ガス等の不活性ガスを用いることもある。
【0007】ところで、粉粒体を供給対象部に供給する
為に、外部から粉粒体供給部に供給された粉粒体を、粉
粒体供給部から粉粒体輸送部と粉粒体投入部を経て供給
対象部に供給する間に秤量する必要があるが、その粉粒
体秤量技術として、実公平7−34023号公報には、
供給ホッパーや投入ホッパー等のタンクとともにそのタ
ンクに収容されている粉粒体を秤量する技術が記載され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 前記従来の筒型輸送
装置を含む粉粒体供給装置では、加圧エア供給手段によ
り、外界の空気を加圧し内胴及び外胴の内周面とベルト
との摺動部に大量に供給しなければならないため、特に
筒部材の内圧が高圧に維持されている場合、高出力の加
圧器が必要になり、設備コストとランニングコストが非
常に高価になるという問題がある。
【0009】更に、筒部材の内圧が過大にならないよう
に、筒部材内のガスを外部へリークさせる必要がある
が、加圧エアの代わりに不活性ガス又は不活性ガスが混
入された不活性ガス混入ガスを用いる場合、その不活性
ガスを外部へリークさせ、新たな不活性ガス又は不活性
混入ガスを供給しなければならないため、ランニングコ
ストが非常に高価になる。
【0010】また、粉粒体を秤量する技術として、ロー
ドセルによりタンクの自重とともに粉粒体の重量を秤量
する技術を採用すると、タンクから延びる粉粒体通路に
伸縮継手等の特別な継手や、秤量精度の低下防止の為に
均圧弁付きのガス通路が必要になるため、構造が複雑に
なり大型化し設備コストが高価になるという問題がある
し、タンクの自重とともに粉粒体の重量を秤量するため
秤量精度が低くなる。タンク容量が大きい場合には秤量
誤差が非常に大きくなる。
【0011】本発明の目的は、密閉系を維持して粉粒体
を供給可能な粉粒体供給装置を提供すること、構造を簡
単化すること、設備コストとランニングコストを低減す
ること、秤量精度を高めること、等である。
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項1の密閉系用粉
粒体供給装置は、外界に対して密閉された密閉系を維持
して粉粒体を供給対象部へ供給する密閉系用粉粒体供給
装置において、外部から供給される粉粒体を収容する粉
粒体供給部と、粉粒体を供給対象部へ投入する粉粒体投
入部と、粉粒体を粉粒体供給部から粉粒体投入部へ輸送
する為の粉粒体輸送部とを備え、前記粉粒体輸送部は、
粉粒体供給部に通ずる導入口と粉粒体投入部に通ずる導
出口とを有する耐圧ケースと、この耐圧ケース内に配設
され導入口から導入された粉粒体を導出口へ輸送するベ
ルトコンベヤと、耐圧ケース内から取込んだガスを昇圧
してベルトコンベヤの摺動部に供給する加圧ガス供給手
段とを備え、前記粉粒体供給部は、1又は複数の供給ホ
ッパーと、各供給ホッパーから粉粒体を秤量して前記導
入口へ切出す切出し装置とを備え、前記切出し装置は、
1又は複数の供給ホッパーと耐圧ケースとに接続された
耐圧ケース部材と、この耐圧ケース部材内に配設され供
給ホッパーから供給された粉粒体を耐圧ケースの導入口
側へ輸送するベルトコンベヤと、ベルトコンベヤで輸送
される粉粒体を秤量する秤量手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0013】この密閉系用粉粒体供給装置は、外界に対
して密閉された密閉系を維持して粉粒体を供給対象部へ
供給できるので、溶融還元製鉄プラント、直接還元製鉄
プラント、石炭ガス化プラント、真空脱ガス化プラント
等の種々のプラントに適用できる。粉粒体供給部に収容
された粉粒体は、導入口から耐圧ケース内に導入され、
ベルトコンベヤにより導出口へ輸送され、導出口から導
出されて粉粒体投入部へ供給され、粉粒体投入部から供
給対象部へ投入される。加圧ガス供給手段により、耐圧
ケース内から取込んだガスが、昇圧されてベルトコンベ
ヤの摺動部に供給され、前記摺動部の摩擦力が低減し、
ベルトコンベヤは耐圧ケース内に沿って円滑に摺動す
る。
【0014】この密閉系用粉粒体供給装置においては、
加圧ガス供給手段により、耐圧ケース内から取込んだガ
スを昇圧してベルトコンベヤの摺動部に供給するので、
耐圧ケース内から取込んだガスを少しだけ昇圧すればよ
いため、昇圧器を著しく小型化することができ、加圧ガ
ス供給手段の設備コストとランニングコストを低減する
ことができる。
【0015】更に、耐圧ケースから取込んだガスを再び
耐圧ケースに還流させるので、そのガスとして不活性ガ
ス又は不活性ガスが混入された不活性ガス混入ガスを用
いる場合、不活性ガスを外界へ不要にリークさせる必要
がなくなるため、ランニングコストを著しく低減するこ
とができる。尚、加圧ガス供給手段に、粉塵等を捕捉す
るフィルター手段を設けるのが望ましい。
【0016】そして、1又は複数の供給ホッパーに1又
は複数種類の粉粒体を収容し、切出し装置により各供給
ホッパーから粉粒体を秤量して前記導入口へ切出すこと
ができる。従って、1又は複数種類の粉粒体を供給対象
部へ確実に供給できるようになる。
【0017】更に、耐圧ケース部材と供給ホッパーとの
接続部、耐圧ケース部材と耐圧ケースの導入口との接続
部に伸縮継手等の特別な継手を設ける必要がないので、
構造が非常に簡単化するし、これら接続部からのガス漏
れを確実に防止することができ、また、耐圧ケース部材
内のベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量手段で秤
量するので、秤量精度を高めることができる。尚、耐圧
ケース部材内のベルトコンベヤの輸送速度を調節するこ
とで前記導入口への粉粒体の導入量を調節でき、耐圧ケ
ース部材内のベルトコンベヤを停止させることで、前記
導入口への粉粒体の導入を停止できる。
【0018】請求項2の密閉系用粉粒体供給装置は、外
界に対して密閉された密閉系を維持して粉粒体を供給対
象部へ供給する密閉系用粉粒体供給装置において、外部
から供給される粉粒体を収容する粉粒体供給部と、粉粒
体を供給対象部へ投入する粉粒体投入部と、粉粒体を粉
粒体供給部から粉粒体投入部へ輸送する為の粉粒体輸送
部とを備え、前記粉粒体輸送部は、粉粒体供給部に通ず
る導入口と粉粒体投入部に通ずる導出口とを有する耐圧
ケースと、導出口付近の耐圧ケース内から取込んだ粉粒
体を輸送する為のガスを昇圧して導入口付近の耐圧ケー
ス内に供給する加圧ガス供給手段とを備え、前記粉粒体
供給部は、1又は複数の供給ホッパーと、各供給ホッパ
ーから粉粒体を秤量して前記導入口へ切出す切出し装置
とを備え、前記切出し装置は、1又は複数の供給ホッパ
ーと耐圧ケースとに接続された耐圧ケース部材と、この
耐圧ケース部材内に配設され供給ホッパーから供給され
た粉粒体を耐圧ケースの導入口側へ輸送するベルトコン
ベヤと、ベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量する
秤量手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】この密閉系用粉粒体供給装置は、外界に対
して密閉された密閉系を維持して粉粒体を供給対象部へ
供給できるので、溶融還元製鉄プラント、直接還元製鉄
プラント、石炭ガス化プラント、真空脱ガス化プラント
等の種々のプラントに適用できる。粉粒体供給部に収容
された粉粒体は、導入口から耐圧ケース内に導入され
る。加圧ガス供給手段により、導出口付近の耐圧ケース
内から取込んだ粉粒体を輸送する為のガスが、昇圧され
て導入口付近の耐圧ケース内に供給されるので、耐圧ケ
ース内には導入口から導出口へ向かう気流が発生し、そ
の気流より、導入口から耐圧ケース内に導入された粉粒
体が導出口へガス輸送され、導出口から導出されて粉粒
体投入部へ供給され、粉粒体投入部から供給対象部へ投
入される。
【0020】この密閉系用粉粒体供給装置においては、
加圧ガス供給手段により、導出口付近の耐圧ケース内か
ら取込んだガスを昇圧して導入口付近の耐圧ケース内に
供給するので、請求項1と同様に、耐圧ケース内から取
込んだガスを少しだけ昇圧すればよいため、昇圧器を著
しく小型化することができ、加圧ガス供給手段の設備コ
ストとランニングコストを低減することができる。
【0021】更に、耐圧ケースから取込んだガスを再び
耐圧ケースに還流させるので、そのガスとして不活性ガ
ス又は不活性ガスが混入された不活性ガス混入ガスを用
いる場合、不活性ガスを外界へ不要にリークさせる必要
がなくなるため、ランニングコストを著しく低減するこ
とができる。尚、加圧ガス供給手段に、粉塵等を捕捉す
るフィルター手段を設けるのが望ましい。
【0022】そして、1又は複数の供給ホッパーに1又
は複数種類の粉粒体を収容し、切出し装置により各供給
ホッパーから粉粒体を秤量して前記導入口へ切出すこと
ができる。従って、1又は複数種類の粉粒体を供給対象
部へ確実に供給できるようになる。更に、耐圧ケース部
材と供給ホッパーとの接続部、耐圧ケース部材と耐圧ケ
ースの導入口との接続部に伸縮継手等の特別な継手を設
ける必要がないので、構造が非常に簡単化するし、これ
ら接続部からのガス漏れを確実に防止することができ、
また、耐圧ケース部材内のベルトコンベヤで輸送される
粉粒体を秤量手段で秤量するので、秤量精度を高めるこ
とができる。尚、耐圧ケース部材内のベルトコンベヤの
輸送速度を調節することで前記導入口への粉粒体の導入
量を調節でき、耐圧ケース部材内のベルトコンベヤを停
止させることで、前記導入口への粉粒体の導入を停止で
きる。
【0023】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1又は2の発明において、前記供給ホッパーの上部
の外部に通ずる粉粒体投入口を開閉可能な第1締切り弁
手段と、供給ホッパーの下部から耐圧ケース部材へ延び
る粉粒体通路又は耐圧ケース部材から耐圧ケースの導入
口へ延びる粉粒体通路を開閉可能な第2締切り弁手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0024】第1締切り弁手段により粉粒体投入口を開
き、第2締切り弁手段により、供給ホッパーの下部から
耐圧ケース部材へ延びる粉粒体通路又は耐圧ケース部材
から耐圧ケースの導入口へ延びる粉粒体通路を閉じる
と、耐圧ケース内を外界に対して密閉した状態で、粉粒
体を粉粒体投入口から供給ホッパーに供給することが可
能になる。
【0025】また、第1締切り弁手段により粉粒体投入
口を閉じ、第2締切り弁手段により、供給ホッパーの下
部から耐圧ケース部材へ延びる粉粒体通路又は耐圧ケー
ス部材から耐圧ケースの導入口へ延びる粉粒体通路を開
くと、供給ホッパーと耐圧ケース部材の内部を外界に対
して密閉した状態で、供給ホッパーから粉粒体を耐圧ケ
ースの導入口へ切出すことが可能になる。尚、粉粒体を
供給ホッパーに供給する前に、第1,第2締切り弁手段
を閉じた状態で、供給ホッパー内のガスを不活性ガスに
置換するのが望ましい。
【0026】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1〜の何れか1項の発明において、前記ガスは、
不活性ガス又は不活性ガスが混入された不活性ガス混入
ガスであることを特徴とするものである。従って、供給
対象部内で発生した可燃性ガスが、粉粒体投入部、粉粒
体輸送部、粉粒体供給部に流入したり、或いは、供給対
象部内に不活性ガス又は不活性ガス混入ガスが供給され
ても、何ら問題は生じない。
【0027】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1,3,4の何れか1項の発明において、前記耐圧
ケースが筒状の胴部材を含む正圧又は負圧に耐える圧力
容器であり、この圧力容器内にベルトコンベヤのキャリ
ア側通路とリターン側通路が仕切られたことを特徴とす
るものである。
【0028】耐圧ケースが圧力容器であるので、密閉性
と耐圧性とに優れ、破損しにくく、構造的にも有利で小
型化可能である。また、圧力容器内にベルトコンベヤの
キャリア側通路とリターン側通路が仕切られているた
め、圧力容器内にベルトコンベヤを整然と配設すること
ができるとともに、ベルトコンベヤを圧力容器の内部に
円滑に摺動させて配設することが可能になる。
【0029】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体投
入部は、投入ホッパーと、投入ホッパーから粉粒体を秤
量して切出し供給対象部へ投入する切出し投入装置を備
えたことを特徴とするものである。耐圧ケースの導出口
から導出された粉粒体を投入ホッパーに一時的に収容
し、切出し投入装置により投入ホッパーから粉粒体を秤
量して切出し供給対象部へ投入することができる。従っ
て、投入量を制御しながら粉粒体を供給対象部へ確実に
供給できるようになる。
【0030】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体投
入部は、複数の投入ホッパーと、耐圧ケースの導出口を
複数の投入ホッパーに択一的に接続する切換え弁手段
と、各投入ホッパーから粉粒体を秤量して切出し供給対
象部へ投入する切出し投入装置を備えたことを特徴とす
るものである。
【0031】切換え弁手段により耐圧ケースの導出口を
複数の投入ホッパーに択一的に接続し、耐圧ケースの導
出口から導出された粉粒体を複数の投入ホッパーに一時
的に収容し、切出し投入装置により各投入ホッパーから
粉粒体を秤量して切出し供給対象部へ投入することがで
きる。従って、複数の投入ホッパーをバッチ式に作動さ
せることが可能になり、1つの投入ホッパーから粉粒体
を供給対象部へ投入する間に、その他の投入ホッパーに
粉粒体を供給し収容することができる。また、投入ホッ
パーを1つ設ける場合と比べると、粉粒体投入部の高さ
を低く抑えることもできる。
【0032】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項6又は7の発明において、前記耐圧ケースの導出口
から各投入ホッパーへ延びる粉粒体通路を開閉可能な第
3締切り弁手段と、各投入ホッパーから切出し投入装置
へ延びる粉粒体通路又は切出し投入装置から供給対象部
へ延びる粉粒体通路を開閉可能な第4締切り弁手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0033】第3締切り弁手段により耐圧ケースの導出
口から各投入ホッパーへ延びる粉粒体通路を開き、第4
締切り弁手段により、各投入ホッパーから切出し投入装
置へ延びる粉粒体通路又は切出し投入装置から供給対象
部へ延びる粉粒体通路を閉じて、粉粒体を各投入ホッパ
ーに供給し、また、第3締切り弁手段により耐圧ケース
の導出口から各投入ホッパーへ延びる粉粒体通路を閉
じ、第4締切り弁手段により、各投入ホッパーから切出
し投入装置へ延びる粉粒体通路又は切出し投入装置から
供給対象部へ延びる粉粒体通路を開いて、投入ホッパー
から粉粒体を粉粒体供給部へ投入することにより、供給
対象部内で発生した高圧の有毒ガスや可燃性ガスが粉粒
体輸送部へ流入するのを確実に防止できる。
【0034】請求項の密閉系用粉粒体供給装置は、請
求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体投
入部は、耐圧ケースの導出口から導出された粉粒体を貯
蔵する粉粒体貯蔵部と、粉粒体貯蔵部から粉粒体を秤量
して切出し供給対象部へ投入する切出し投入装置を備え
たことを特徴とするものである。粉粒体貯蔵部に粉粒体
をある程度貯蔵することで、その粉粒体のシール作用に
より、供給対象部内で発生した有毒ガスや可燃性ガス
が、粉粒体輸送部へ流入するのを防止できる。
【0035】請求項10の密閉系用粉粒体供給装置は、
請求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体
投入部は、耐圧ケースの導出口から導出された粉粒体を
直接供給対象部へ投入するシュートを備えたことを特徴
とするものである。耐圧ケースの導出口から導出された
粉粒体は、シュートにより直接供給対象部へ投入される
ため、密閉系用粉粒体供給装置の構造が非常に簡単化し
設備コストを著しく低減することができる。
【0036】請求項11の密閉系用粉粒体供給装置は、
請求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体
投入部は、耐圧ケースの導出口に接続され且つ両端部に
1対の供給対象部に夫々接続された1対の投入口を有す
る耐圧ケース体と、この耐圧ケース体内に配設され耐圧
ケースの導出口から導出された粉粒体を1対の投入口の
一方へ輸送可能な可逆転式ベルトコンベヤを備えたこと
を特徴とするものである。耐圧ケースの導出口から耐圧
ケース体内に供給された粉粒体は、可逆転式ベルトコン
ベヤにより、耐圧ケース体の1対の投入口の一方へ輸送
され、投入口からから供給対象部へ供給される。
【0037】請求項12の密閉系用粉粒体供給装置は、
請求項1〜の何れか1項の発明において、前記粉粒体
輸送部は、下端部分が耐圧ケースの導出口に接続され且
つ上端部分の投入口が供給対象部に接続された傾斜又は
鉛直姿勢の耐圧ケース体と、この耐圧ケース体内に配設
され耐圧ケースの導出口から導出された粉粒体を投入口
へ輸送可能なバケット又は粉粒体受け部が移動するエレ
ベータ式輸送手段を備えたことを特徴とするものであ
る。耐圧ケースの導出口から耐圧ケース体内に供給され
た粉粒体は、バケットエレベータ式輸送手段により高位
置の投入口へ確実に輸送され、その投入口からから供給
対象部へ供給される。
【0038】請求項13の密閉系用粉粒体供給装置は、
請求項1〜12の何れか1項の発明において、前記耐圧
ケースの内部に発生する粉塵を吸引して捕捉するフィル
ター手段を設けたことを特徴とするものである。
【0039】耐圧ケース内の導入口付近及び導出口付近
においては、粉粒体の落下により粉塵が発生するが、フ
ィルター手段により、この粉塵を吸引して捕捉するの
で、耐圧ケースの底部に粉塵が殆ど堆積しなくなる。
尚、フィルター手段は、この密閉系用粉粒体供給装置に
個別に設け、粉塵と共に吸引されフィルター手段で清浄
化されたガスを再び耐圧ケース内へ還流させることが望
ましい。或いは、フィルター手段をその他の密閉系用粉
粒体供給装置と共通に設けてもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、製鉄用の溶
融還元製鉄プラントにおいて、外界に対して密閉された
密閉系を維持して、ペレット状の鉄鉱石やコークス等の
粉粒体を供給対象部である反応炉へ供給する密閉系用粉
粒体供給装置に、本発明を適用した場合の一例である。
【0041】図1に示すように、密閉系用粉粒体供給装
置1(以下、粉粒体供給装置という)は、外部から供給
される粉粒体を収容する粉粒体供給部2と、粉粒体を供
給対象部である反応炉(図示略)へ投入する粉粒体投入
部4と、粉粒体を粉粒体供給部2から粉粒体投入部4へ
輸送する為の粉粒体輸送部3とを備えている。
【0042】最初に、粉粒体供給部2について説明す
る。粉粒体供給部2は、1つの供給ホッパー5と、供給
ホッパー5から粉粒体を秤量して粉粒体輸送部3の耐圧
ケース30の導入口31へ切出す切出し装置6を備えて
いる。
【0043】供給ホッパー5は、例えば約1日分の粉粒
体を収容可能な大型のホッパー(通称 Day Bin)であ
り、外部に通ずる粉粒体投入口7が上部に設けられ、供
給ホッパー5の下部から下方へ延びる粉粒体通路9が、
切出し装置6の耐圧ケース部材16に接続されている。
粉粒体投入口7は第1締切り弁8で開閉可能に構成され
ている。尚、供給ホッパー5には、供給ホッパー5に供
給収容された粉粒体のレベルを測定できるレベルスイッ
チ(図示略)が設けられている。
【0044】供給ホッパー5には、供給ホッパー5内の
ガスを放出する為のガス放出機構10と、供給ホッパー
5内にパージ用不活性ガスを吹き込むパージ用ガス吹込
み機構11が設けられている。ガス放出機構10は、供
給ホッパー5の上部から延びるガス通路12と、ガス通
路12に設けられた遠隔操作型の開閉弁13とを有す
る。パージ用ガス吹込み機構11は、不活性ガス供給源
から延び供給ホッパー5の下段部に接続されたガス通路
14と、ガス通路14に設けられた遠隔操作型の開閉弁
15とを有する。
【0045】図1、図2に示すように、切出し装置6
は、供給ホッパー5と粉粒体輸送部3の耐圧ケース30
とに接続された耐圧ケース部材16と、耐圧ケース部材
16内に配設され供給ホッパー5から供給された粉粒体
を耐圧ケース30の導入口31側へ輸送するベルトコン
ベヤ17と、ベルトコンベヤ17で輸送される粉粒体を
秤量する秤量機構18とを有する。
【0046】切出し装置6の耐圧ケース部材16は、円
筒状の胴部材とその両端部を塞ぐ1対の鏡板とからなる
正圧又は負圧に耐える圧力容器であり、耐圧ケース部材
16の右上部に粉粒体通路9が接続され、耐圧ケース部
材16の左下部から下方へ延びる粉粒体通路19が前記
導入口31に接続され、粉粒体通路19は第2締切り弁
20により開閉可能に構成されている。尚、前記第1,
第2締切り弁8,20は遠隔操作型でもよいし、手動操
作型でもよい。
【0047】図2に示すように、切出し装置6のベルト
コンベヤ17は、左右両端部に配設された前後方向向き
の1対のプーリ21,22と、これらプーリ21,22
に掛け回わされた所定前後幅のベルト23と、上側のベ
ルト23をプーリ21,22の上端部と同じレベルに支
持する前後方向向きの複数のキャリアローラ24と、プ
ーリ21(又は22)を駆動する駆動モータ(図示略)
等を有する。
【0048】秤量機構18はロードセルで構成され、粉
粒体通路9より左側の1つのキャリアローラ24をロー
ドセルを介して支持し、ロードセルの検出値から粉粒体
の供給量(単位Kg/min)が検出される。但し、粉粒体の
種類と、ベルトコンベヤ17の搬送速度と、粉粒体の供
給量と、ロードセルの検出値との相関特性を予め校正用
テストチェーンによるテストにより求めておき、ロード
セルの検出値をその相関特性に適用することで粉粒体の
供給量を秤量するように構成してある。
【0049】尚、ベルトコンベヤ17の速度を調節する
ことにより、粉粒体の供給量を調節でき、ベルトコンベ
ヤ17を停止させることで、粉粒体供給を停止すること
ができる。尚、耐圧ケース部材16内のベルトコンベヤ
17の下側に落ちた粉粒体(こぼれた粉粒体)を粉粒体
通路19側へ移送したり或いは耐圧ケース部材16の内
部ガスをパージする為に、耐圧ケース部材16に不活性
ガスを吹き込むガス吹込み機構を設けてもよい。
【0050】次に、粉粒体輸送部3について説明する。
図1に示すように、粉粒体輸送部3は、粉粒体供給部2
に通ずる導入口31と粉粒体投入部4に通ずる導出口3
2とを有する耐圧ケース30と、耐圧ケース30内に配
設され導入口31から導入された粉粒体を導出口32へ
輸送するベルトコンベヤ33と、耐圧ケース30内から
取込んだガスを昇圧してベルトコンベヤ33の摺動部に
供給する加圧ガス供給装置34とを備えている。
【0051】図3〜図5に示すように、耐圧ケース30
は、長さ方向途中部が2段に屈曲した筒状の胴部材35
と、胴部材35の左右両端部に溶接等で固着された導入
側ケース36及び導出側ケース37を含む圧力容器に構
成され、導入側ケース36近傍の胴部材35の上部に導
入口31が形成され、導出側ケース37の下部に導出口
32が形成されている。
【0052】耐圧ケース30の内圧は、圧力維持機構4
0により所定圧力に維持されている。この圧力維持機構
40は、加圧ガス供給ユニット(図示略)と、加圧ガス
供給ユニットと耐圧ケース30とを接続するガス通路4
1と、ガス通路41に設けられた圧力調整弁42と、圧
力調節弁42を制御する圧力調節コントローラ43とを
有する(図1参照)。
【0053】耐圧ケース30の胴部材35は、パイプ状
の内胴45と内胴45より大径の外胴46からなり、内
胴45と外胴46はそれらの上端部を略接触させた状態
で固定され、内胴45の内部がベルトコンベヤ33のベ
ルト50上に粉粒体を供給して輸送するキャア側通路4
8に構成され、内胴45と外胴46の間がリターン側の
ベルト50だけが走行するリターン側通路49に構成さ
れている。つまり、キャリア側通路48とリターン側通
路49は内胴45により仕切られている。
【0054】ベルトコンベヤ33は、内胴45及び外胴
46の内面底部に沿って配設されたベルト50と、内胴
45及び外胴46の両端側の導入側ケース36と導出側
ケース37内に配設されベルト50が掛け回された駆動
プーリ51及び従動プーリ52と、駆動プーリ51を回
転駆動する油圧モ─タ等のアクチュエータ(図示略)等
で構成されている。尚、プーリ51,52の近傍には、
ベルト50に張力を付与するテンショナー51a,52
aが設けられている。
【0055】図1に示すように、加圧ガス供給装置34
は、耐圧ケース30の導入口31付近から延びるガス通
路53と、ガス通路53に接続された加圧ガス供給通路
54と、内胴45の底部外面に沿って延びる加圧ガス供
給通路54a及び外胴46の底部外面に沿って延びる加
圧ガス供給通路54bと、ガス通路53に設けられた1
対の並列状のバグフィルター55及び昇圧器56と、昇
圧器56に並列のガス通路57に設けられた流量調節弁
58と、流量調節弁58を制御する流量調節コントロー
ラ59を有する。
【0056】加圧ガス供給通路54,54a,54bは
連通され、加圧ガス供給通路54aは、内胴45の底部
の多数の小孔により内胴45内のベルト50の下面側隙
間へ連通され、加圧ガス供給通路54bは、外胴46の
底部の多数の小孔により外胴46内のベルト50の下面
側隙間へ連通されている。
【0057】つまり、導入口31付近の耐圧ケース30
内から取込まれたガスが、ガス通路53から加圧ガス供
給通路54へ至る間において、ガス内の粉塵がバグフィ
ルター55により捕捉され、昇圧器56により所定のガ
ス圧に加圧され、流量調節弁58と流量調節コントロー
ラ59等によりガス流量が調節され、加圧ガス供給通路
54,54a,54bを介して、所定圧力及び流量のガ
スが、ベルトコンベヤ17のベルト50と内胴45間の
摺動部及び外胴46間の摺動部に供給される。
【0058】次に、粉粒体投入部4について説明する。
図1に示すように、粉粒体投入部4は、1対の投入ホッ
パー60と、粉粒体輸送部3の耐圧ケース30の導出口
32を1対の投入ホッパー60に択一的に接続する切換
え弁61と、1対の投入ホッパー60に夫々付設された
1対の切出し投入装置62であって、各投入ホッパー6
0から粉粒体を秤量して切出し反応炉へ投入する切出し
投入装置62を備えている。
【0059】前記耐圧ケース30の導出口32から下方
へ延びる粉粒体通路63に切換え弁61が設けられ、こ
の切換え弁61から延びる1対の粉粒体通路64に1対
の投入ホッパー60が夫々接続されている。各投入ホッ
パー60は、例えば反応炉へ供給される1回分の粉粒体
を収容可能な比較的小型のホッパーである。
【0060】各切出し投入装置62は、粉粒体通路65
により各投入ホッパー60に接続され、シュート66を
介し共通の反応炉に接続されている。尚、切出し投入装
置62は、前記粉粒体供給部2の切出し装置6と同様の
構造であるため説明を省略する。但し、切出し投入装置
62の秤量機構と、前記切出装置6の秤量機構の一方は
省略可能である。
【0061】次に、粉粒体供給装置1の作用・効果につ
いて説明する。外部から粉粒体を粉粒体供給部2の供給
ホッパー5に供給し収容する場合、切出し装置6のベル
トコンベヤ17の作動を停止させた状態で、締切り弁
8,20により粉粒体投入口7と粉粒体通路19を閉じ
た後、ガス放出機構10とパージ用不活性ガスが吹き込
み機構11の開閉弁13,15を開く。
【0062】供給ホッパー5内にパージ用不活性ガスを
吹き込みながら供給ホッパー5内のガスを放出させるこ
とで、供給ホッパー5内のガスを不活性ガスで置換する
ことができ、その後、開閉弁13,15を閉じ、締切り
弁8により粉粒体投入口7を開けてから、粉粒体が粉粒
体投入口7を通って供給ホッパー5へ供給され収容され
る。尚、耐圧ケース30内のガスが不活性ガスである場
合には、供給ホッパー5内に不活性ガスが充満している
ため、上記のような置換操作は必要でなく、単に供給ホ
ッパー5内のガスを放出させることでよい。
【0063】次に、粉粒体を供給ホッパー5から切出し
粉粒体投入部4の投入ホッパー60へ輸送する場合、締
切り弁8で粉粒体投入口7を閉じ、開閉弁13,15を
開いて供給ホッパー5内に不活性ガスを吹き込みながら
供給ホッパー5内の大気を排除した後、開閉弁13,1
5を閉じ、締切り弁20により粉粒体通路19を開いた
状態で、切出し装置6のベルトコンベヤ17と、粉粒体
輸送部3のベルトコンベヤ33を作動させる。
【0064】粉粒体投入口7が締切り弁8で閉じられて
いるため、供給ホッパー5、切出し装置6、粉粒体通路
9,19、耐圧ケース30、投入ホッパー60、切出し
投入装置62、反応炉に亙って外界に対して密閉された
密閉系に維持される。但し、供給ホッパー5が負圧にな
ると粉粒体の供給に支承をきたすため、パージ用ガス吹
込み機構11により適量の不活性ガスを供給しつつ粉粒
体を供給してもよい。
【0065】供給ホッパー5内に収容された粉粒体は、
粉粒体通路9を通って切出し装置6のベルトコンベヤ1
7上へ導入され、ベルトコンベヤ17により粉粒体通路
19側へ輸送され、その輸送中の粉粒体が秤量機構18
で秤量され、粉粒体通路19を通って導入口31から耐
圧ケース30内に導入される。
【0066】この切出し装置6においては、前述のよう
に、粉粒体の供給量はベルトコンベヤ17の搬送速度を
調節することで調節することができる。粉粒体の供給を
停止させる場合、ベルトコンベヤ17の作動を停止さ
せ、締切り弁20で粉粒体通路19を閉じる。ベルトコ
ンベヤ17が停止すると、粉粒体が粉粒体通路19側へ
輸送されなくなり、締切り弁20で粉粒体通路19を閉
じることで、耐圧ケース部材16と耐圧ケース30とを
遮断することができる。
【0067】耐圧ケース30内に導入された粉粒体は、
キャリア側通路48の左端部分においてベルト50上に
供給され、ベルト50の走行とともにキャリア側通路4
8を通って導出口32へ輸送される。加圧ガス供給装置
34により、ベルト50の内胴45及び外胴46との摺
動部に加圧ガスが供給されるため、前記摺動部の摩擦力
が低減し、ベルト50は内胴45及び外胴46の底部内
面に沿って円滑に摺動する。ベルトコンベヤ33により
導出口32へ輸送された粉粒体は、粉粒体通路63と切
換え弁61と粉粒体通路64とを通って、1対の投入ホ
ッパー60に択一的に供給され収容される。
【0068】その後、切出し投入装置62により、一方
の投入ホッパー60から粉粒体が秤量されながら切出さ
れ、シュート66を介して反応炉へ投入される。尚、一
方の投入ホッパー60から粉粒体を反応炉へ投入する
間、切換え弁61により、耐圧ケース30の導出口32
が他方の投入ホッパー60に接続され、他方の投入ホッ
パー60に粉粒体が供給され収容される。
【0069】この粉粒体供給装置1によれば、粉粒体輸
送部3において、加圧ガス供給装置34により、耐圧ケ
ース30内から取込んだガスを昇圧してベルトコンベヤ
33の摺動部に供給するので、外気圧レベルのガスを加
圧する場合に比べると、耐圧ケース30内の正圧に維持
されたガスを少しだけ昇圧すればよいため、高出力の昇
圧器が必要なくなり昇圧器56を小型化でき、加圧ガス
供給装置34の設備コストとランニングコストを著しく
低減することができ、更に、耐圧ケース30から取込ん
だガスを再び耐圧ケース30に還流させるので、不活性
ガスを外部へ不要にリークさせる必要がなくなるため、
ランニングコストの著しい低減を図ることができる。
【0070】粉粒体供給部2において、切出し装置6に
より、供給ホッパー5から粉粒体を秤量して前記導入口
10へ切出すことができるため、投入量を制御しながら
粉粒体を反応炉へ確実に供給できるようになる。しか
も、その切出し装置6は、耐圧ケース部材16と、耐圧
ケース部材16内に配設されたベルトコンベヤ17と、
ベルトコンベヤ17で輸送される粉粒体を秤量する秤量
機構18とを有するので、耐圧ケース部材16と供給ホ
ッパー5との接続部、耐圧ケース部材16と耐圧ケース
30の導入口31との接続部に伸縮継手等の特別な継手
を設ける必要がないので、構造が非常に簡単化するし、
これら接続部からのガス漏れを確実に防止することがで
き、また、耐圧ケース部材16内のベルトコンベヤ17
で輸送される粉粒体を秤量機構18で秤量するので、秤
量精度を高めることができる。
【0071】供給ホッパー5の上部の外部に通ずる粉粒
体投入口7を開閉可能な第1締切り弁8と、耐圧ケース
部材16から耐圧ケース30の導入口31へ延びる粉粒
体通路19を開閉可能な第2締切り弁20を設けたの
で、耐圧ケース30内が密閉された状態で、粉粒体を粉
粒体投入口7から供給ホッパーに供給することが可能に
なり、耐圧ケース部材16及び供給ホッパー5の内部を
外界に対して密閉した状態で、供給ホッパー5から粉粒
体を耐圧ケース30の導入口31へ切出すことができ
る。
【0072】供給ホッパー5及び切出し装置6及び耐圧
ケース30内に充填されるガスが、不活性ガスであるの
で、反応炉内で発生した可燃性ガスが、投入ホッパー6
0から耐圧ケース30、切出し装置6、供給ホッパー5
に流入したり、或いは、反応炉内に不活性ガス又は不活
性ガス混入ガスが供給されても、何ら問題が生じること
がない。
【0073】また、粉粒体輸送部3において、耐圧ケー
ス30が筒状の胴部材35を含む正圧又は負圧に耐える
圧力容器であり、この圧力容器内にベルトコンベヤ33
のキャリア側通路45とリターン側通路46が仕切られ
ているので、密閉性と耐圧性とに優れ、破損しにくく、
構造的にも有利で小型化可能であり、圧力容器内にベル
トコンベヤ33を整然と配設することができるととも
に、ベルトコンベヤ33の大部分を圧力容器に円滑に摺
動させて配設することが可能になる。
【0074】粉粒体投入部4においては、1対の投入ホ
ッパー60と、耐圧ケース30の導出口32を1対の投
入ホッパー60に択一的に接続する切換え弁61と、各
投入ホッパー60から粉粒体を秤量して切出し反応炉へ
投入する切出し投入装置62を設けたので、バッチ式に
作動させ、一方の投入ホッパー60から粉粒体を反応炉
へ投入する間に、他方の投入ホッパー60に粉粒体を供
給することができる。
【0075】尚、前記実施形態では、粉粒体供給部2に
おいて、第2締切り弁20を省略し、供給ホッパー5の
下部から耐圧ケース部材16へ延びる粉粒体通路9を開
閉可能な切り弁を設けてもよい。また、供給ホッパー5
と供給ホッパー5に接続された切出し装置6を複数組設
け、複数の切出し装置6を耐圧ケース30に接続しても
よい。この場合、供給ホッパー5に異なる粉粒体を供給
収容し、略共通の系統により反応炉へ供給することが可
能になる。
【0076】次に、別実施形態について説明する。但
し、前記実施形態と同じのものには同一符号を付して説
明する。
【0077】第1別実施形態・・・図6参照 第1別実施形態の粉粒体供給装置1Aは、粉粒体供給部
2Aにおいて、1対の供給ホッパー5と、1対の供給ホ
ッパー5に共通の切出し装置6Aであって、各供給ホッ
パー5から粉粒体を秤量して耐圧ケース30の導入口3
1へ切出すことができる切出し装置6Aを備えたもので
ある。切出し装置6Aは、前記実施形態の切出し装置6
よりも左右に長い構造になっている。
【0078】各供給ホッパー5の粉粒投入口7に第1締
切り弁8が設けられ、切出し装置6Aの耐圧ケース部材
16Aから耐圧ケース30の導入口31へ延びる粉粒体
通路19に第2締切り弁20が設けられ、各供給ホッパ
ー5と耐圧ケース部材16Aを接続する粉粒体通路9A
に締切り弁67が設けられている。粉粒体供給部2Aに
1対の供給ホッパー5を設けることにより、これら供給
ホッパー5に異なる粉粒体を供給収容し、略共通の系統
により反応炉へ供給することが可能になる。その他前記
実施形態と同様の作用・効果を奏する。尚、共通の切出
し装置6Aに3組以上の供給ホッパー5を接続してもよ
い。また、第2締切り弁20は省略可能である。
【0079】第2別実施形態・・・図7 第2別実施形態の粉粒体供給装置1Bは、粉粒体投入部
4Bにおいて、粉粒体輸送部3の耐圧ケース30の導出
口32から各投入ホッパー60へ延びる粉粒体通路64
を開閉可能な第3締切り弁68と、各切出し投入装置6
2から反応炉へ延びるシュート66(粉粒体通路)を開
閉可能な第4締切り弁69を設けたものである。粉粒体
通路64を第3締切り弁68により開いて、シュート6
6を第4締切り弁69により閉じて、それに対応する投
入ホッパー60に粉粒体を供給することができる。
【0080】また、粉粒体通路64を第3締切り弁68
により閉じて、シュート66を第4締切り弁69により
開いて、それに対応する投入ホッパー60から粉粒体を
反応炉へ投入することができる。従って、反応炉内で発
生した高圧の有毒ガスや可燃性ガスが粉粒体輸送部3へ
流入するのを確実に防止し、各投入ホッパー60への粉
粒体の供給と、各投入ホッパー60から反応炉への粉粒
の投入を実現することができる。その他前記実施形態と
同様の作用・効果を奏する。
【0081】尚、切換え弁61と、1組の供給ホッパー
5と切出し装置6を省略してもよい。また、第4締切り
弁69を省略し、各投入ホッパー60と切出し投入装置
62とを接続する粉粒体通路65を開閉可能な締切り弁
を設けてもよい。また、1対の切出し投入装置62を省
略し、1対の投入ホッパー60に共通の切出し投入装置
を設けてもよい。この共通の切出し投入装置は第1別実
施形態の共通の切出し装置と略同様の構造になる。
【0082】第3別実施形態・・・図8参照 第3別実施形態の粉粒体供給装置1Cは、粉粒体投入部
4Cにおいて、前記実施形態の投入ホッパー60等を省
略し、耐圧ケース30の導出口32から導出された粉粒
体を貯蔵する粉粒体貯蔵部70と、粉粒体貯蔵部70か
ら粉粒体を秤量して切出し反応炉へ投入する切出し投入
装置71を設けたものである。
【0083】切出し投入装置71は、前記切出し投入装
置62と同じ構造であるので説明を省略する。粉粒体貯
蔵部70には、粉粒体貯蔵部70に供給収容された粉粒
体のレベルを測定するレベルスイッチ72が設けられて
いる。粉粒体貯蔵部70に貯蔵された粉粒体のシール作
用により、反応炉で発生した有毒ガスや可燃性ガスが、
粉粒体輸送部2へ流入するのを防止することができる。
その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0084】第4別実施形態・・・図9参照 第4別実施形態の粉粒体供給装置1Dは、粉粒体投入部
4Dにおいて、前記実施形態の投入ホッパー60、切出
し投入装置62等を省略し、粉粒体輸送部3Dの耐圧ケ
ース30Dの導出口32から導出された粉粒体を直接反
応炉へ投入するシュート75を設けたものである。従っ
て、粉粒体投入部4Dの構造が非常に簡単化し設備コス
トを著しく低減することができる。
【0085】第5別実施形態・・・図10参照 第5別実施形態の粉粒体供給装置1Eは、第4別実施形
態において、耐圧ケース30Dの内部に発生する粉塵を
吸引して捕捉する1対のバグフィルター77,79(フ
ィルター手段に相当する)を設けたものである。耐圧ケ
ース30D内の導入口31付近からガスを吸引する為の
吸引配管76と、耐圧ケース30D内の導出口32付近
からガスを吸引する為の吸引配管78が設けられ、これ
ら吸引配管76,78にバグフィルター77、79が夫
々設けられている。尚、各バグフィルター77,79に
は電動ファン又は電動ブロアが組込まれている。
【0086】耐圧ケース30D内の導入口31付近及び
導出口32付近においては、粉粒体を落下させる際に粉
塵が発生するが、バグフィルター77,79により、こ
の粉塵を吸引して捕捉するので、耐圧ケース30Dの底
部に粉塵が殆ど堆積しなくなる。また、粉塵と共に吸引
されバグフィルター77,79で清浄化されたガスを再
び耐圧ケース30D内へ還流させるので、耐圧ケース3
0Dの内圧を一定に維持し、ガスをリークさせないため
ランニングコスト的にも有利になる。その他、第4別実
施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0087】第6別実施形態・・・図11参照 第6別実施形態の粉粒体供給装置1Fは、粉粒体投入部
4Fにおいて、粉粒体輸送部3Fの耐圧ケース30Fの
導出口32に接続され且つ両端部に1対の反応炉にシュ
ート83を介して夫々接続された1対の投入口81を有
する耐圧ケース体80と、この耐圧ケース体80内に配
設され耐圧ケース30Fの導出口32から導出された粉
粒体を1対の投入口81の一方へ輸送可能な可逆転式ベ
ルトコンベヤ82を設けたものであり、粉粒体を1対の
投入口から異なる2つの反応炉へ投入できるようにな
る。
【0088】第7別実施形態・・・図12参照 第6別実施形態の粉粒体供給装置1Gは、粉粒体投入部
4Gにおいて、下端部分が粉粒体輸送部3Gの耐圧ケー
ス30Gの導出口32に接続され且つ上端部分の投入口
86が供給対象部に接続された鉛直姿勢の耐圧ケース体
89と、この耐圧ケース体89内に配設され耐圧ケース
30Gの導出口32から導出された粉粒体を投入口86
へ輸送可能なバケットが移動するエレベータ式輸送機構
89を設けたものである。従って、耐圧ケース30Gの
導出口32から耐圧ケース体89内に供給された粉粒体
は、バケットエレベータ式輸送機構89により高位置の
投入口86へ確実に輸送され、その投入口からから供給
対象部へ供給することができる。尚、耐圧ケース体89
を傾斜状に設けてもよいし、エレベータ式輸送機構89
においては、バケットに限らず粉粒体を輸送可能な粉粒
体受け部を勿論適用することができる。
【0089】第8別実施形態・・・図13参照 第7別実施形態の粉粒体供給装置1Hは、粉粒輸送部3
Hにおいて、耐圧ケース30Hが傾斜状に設けられてお
り、導出口32付近の耐圧ケース30H内からサイクロ
ン97を介して取込んだガスを昇圧して導入口31付近
の耐圧ケース30H内に供給する加圧ガス供給装置90
が設けられている。
【0090】加圧ガス供給装置90は、サイクロン97
の上端部から導入口31付近へ延びるガス通路91と、
ガス通路91に設けられた1対の並列状のバグフィルタ
ー92及び昇圧器93と、昇圧器93に並列のガス通路
94に設けられた流量調節弁95と、流量調節弁95を
制御する流量調節コントローラ96を有する。粉粒体投
入部4Hには、サイクロン97の下部に接続されレベル
スイッチ98aを有する投入ホッパー98と、投入ホッ
パー98から粉粒体を切出しシュート99aを介して反
応炉へ投入する切出し投入装置99が設けられている。
【0091】加圧ガス供給装置90により、導出口32
付近の耐圧ケース30H内から取込んだガスが、昇圧さ
れて導入口31付近の耐圧ケース30H内に供給される
ので、耐圧ケース30H内には導入口31から導出口3
2へ向かう気流が発生し、その気流より、導入口31か
ら耐圧ケース30H内に導入された粉粒体が導出口32
へ気送され、導出口32から導出されて粉粒体投入部4
Hのサイクロン97を介して投入ホッパー98に供給さ
れ、切出し投入装置99により投入ホッパー98から粉
粒体が切出されて反応炉へ投入される。
【0092】この粉粒体供給装置1Hによれば、外気圧
レベルのガスを加圧する場合に比べると、加圧ガス供給
装置90により、耐圧ケース30H内の正圧(負圧)に
維持されたガスを少しだけ昇圧すればよいため、高出力
の昇圧器が必要なくなり昇圧器93を小型化でき、加圧
ガス供給装置90の設備コストとランニングコストを著
しく低減することができ、更に、耐圧ケース30Hから
取込んだガスを再び耐圧ケース30Hに還流させるの
で、不活性ガスを外部へ不要にリークさせる必要がなく
なるため、ランニングコストの著しい低減を図ることが
できる。
【0093】その他、これら粉粒体供給装置1,1A〜
1Hに用いられるガスとしては、窒素ガスや二酸化炭素
ガス等の不活性ガス以外に、これらの不活性ガスが混入
された不活性ガス混入ガスや、空気或いはプロセスガス
(必要に応じて加圧したプロセスガス)を適用してもよ
い。
【0094】粉粒体輸送部においては、ベルトコンベヤ
コンベヤを内部に配設した耐圧ケースを、直列又は並列
状に接続して構成してもよい。この場合、共通の加圧ガ
ス供給装置を設けてもよいし、複数の耐圧ケースに夫々
対応する複数の加圧ガス供給装置を設けてもよい。耐圧
ケース内に配設されたベルトコンベヤからの放射熱が期
待できない場合、耐圧ケースに冷却ガス又は冷却水の循
環系を設けてもよい。
【0095】尚、本発明に係る密閉系用粉粒体供給装置
は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加
し、前記実施形態の製鉄用の溶融還元製鉄プラントに限
らず、直接還元製鉄プラント、石炭ガス化プラント、真
空脱ガス化プラント等の種々のプラントにおいて、勿論
適用することができる。また、耐圧ケースからガスを取
り出して他用途に使用することもできる。
【0096】
【発明の効果】 請求項1の密閉系用粉粒体供給装置に
よれば、粉粒体輸送部において、加圧ガス供給手段によ
り、耐圧ケース内から取込んだガスを昇圧してベルトコ
ンベヤの摺動部に供給するので、耐圧ケース内から取込
んだガスを少しだけ昇圧すればよいため、昇圧器を著し
く小型化することができ、加圧ガス供給手段の設備コス
トとランニングコストを著しく低減することができ、更
に、耐圧ケースから取込んだガスを再び耐圧ケースに還
流させるので、そのガスとして不活性ガス又は不活性ガ
スが混入された不活性ガス混入ガスを用いる場合、不活
性ガスを外界へ不要にリークさせる必要がなくなるた
め、ランニングコストを著しく低減することができる。
【0097】そして、粉粒体供給部は、1又は複数の供
給ホッパーと、各供給ホッパーから粉粒体を秤量して前
記導入口へ切出す切出し装置を備えたので、1又は複数
の供給ホッパーに1又は複数種類の粉粒体を収容し、切
出し装置により各供給ホッパーから粉粒体を秤量して前
記導入口へ切出し、1又は複数種類の粉粒体を供給対象
部へ確実に供給できるようになる。
【0098】更に、切出し装置は、1又は複数の供給ホ
ッパーと耐圧ケースとに接続された耐圧ケース部材と、
この耐圧ケース部材内に配設され供給ホッパーから供給
された粉粒体を耐圧ケースの導入口側へ輸送するベルト
コンベヤと、ベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量
する秤量手段とを備えたので、耐圧ケース部材と供給
ッパーとの接続部、耐圧ケース部材と耐圧ケースの導入
口との接続部に伸縮継手等の特別な継手を設ける必要が
ないので、構造が非常に簡単化するし、これら接続部か
らのガス漏れを確実に防止することができ、また、耐圧
ケース部材内のベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤
量手段で秤量するので、秤量精度を高めることができ
る。
【0099】請求項2の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、粉粒体輸送部において、加圧ガス供給手段により、
導出口付近の耐圧ケース内から取込んだガスを昇圧して
導入口付近の耐圧ケース内に供給するので、請求項1と
同様に、耐圧ケース内から取込んだガスを少しだけ昇圧
すればよいため、昇圧器を著しく小型化することがで
き、加圧ガス供給手段の設備コストとランニングコスト
を著しく低減することができ、更に、耐圧ケースから取
込んだガスを再び耐圧ケースに還流させるので、そのガ
スとして不活性ガス又は不活性ガスが混入された不活性
ガス混入ガスを用いる場合、不活性ガスを外界へ不要に
リークさせる必要がなくなるため、ランニングコストを
著しく低減することができる。
【0100】そして、粉粒体供給部は、1又は複数の供
給ホッパーと、各供給ホッパーから粉粒体を秤量して前
記導入口へ切出す切出し装置を備えたので、1又は複数
の供給ホッパーに1又は複数種類の粉粒体を収容し、切
出し装置により各供給ホッパーから粉粒体を秤量して前
記導入口へ切出し、1又は複数種類の粉粒体を供給対象
部へ確実に供給できるようになる。
【0101】更に、切出し装置は、1又は複数の供給ホ
ッパーと耐圧ケースとに接続された耐圧ケース部材と、
この耐圧ケース部材内に配設され供給ホッパーから供給
された粉粒体を耐圧ケースの導入口側へ輸送するベルト
コンベヤと、ベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量
する秤量手段とを備えたので、耐圧ケース部材と供給ホ
ッパーとの接続部、耐圧ケース部材と耐圧ケースの導入
口との接続部に伸縮継手等の特別な継手を設ける必要が
ないので、構造が非常に簡単化するし、これら接続部か
らのガス漏れを確実に防止することができ、また、耐圧
ケース部材内の ベルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤
量手段で秤量するので、秤量精度を高めることができ
る。
【0102】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1又は2と同様の効果を奏するが、供給ホッ
パーの上部の外部に通ずる粉粒体投入口を開閉可能な第
1締切り弁手段と、供給ホッパーの下部から耐圧ケース
部材へ延びる粉粒体通路又は耐圧ケース部材から耐圧ケ
ースの導入口へ延びる粉粒体通路を開閉可能な第2締切
り弁手段を設けたので、耐圧ケース内を外界に対して密
閉した状態で、粉粒体を粉粒体投入口から供給ホッパー
に供給することが可能になり、供給ホッパーと耐圧ケー
ス部材の内部を外界に対して密閉した状態で、供給ホッ
パーから粉粒体を耐圧ケースの導入口へ切出すことが可
能になる。
【0103】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、前記ガスは、不活性ガス又は不活性ガスが混入され
た不活性ガス混入ガスであるので、供給対象部内で発生
した可燃性ガスが、粉粒体投入部、粉粒体輸送部、粉粒
体供給部に流入したり、或いは、供給対象部内に不活性
ガス又は不活性ガス混入ガスが供給されても、何ら問題
が生じない。
【0104】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1,3,4の何れか1項と同様の効果を奏す
るが、耐圧ケースが筒状の胴部材を含む正圧又は負圧に
耐える圧力容器であり、この圧力容器内にベルトコンベ
ヤのキャリア側通路とリターン側通路が仕切られている
ので、密閉性と耐圧性とに優れ、破損しにくく、構造的
にも有利で小型化可能であり、圧力容器内にベルトコン
ベヤを整然と配設することができるとともに、ベルトコ
ンベヤを圧力容器の内部に円滑に摺動させて配設するこ
とが可能になる。
【0105】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体投入部は、投入ホッパーと、投入ホッパーか
ら粉粒体を秤量して切出し供給対象部へ投入する切出し
投入装置を備えたので、耐圧ケースの導出口から導出さ
れた粉粒体を投入ホッパーに一時的に収容し、切出し投
入装置により投入ホッパーから粉粒体を秤量して切出し
供給対象部へ投入することができる。従って、投入量を
制御しながら粉粒体を供給対象部へ確実に供給できる。
【0106】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体投入部は、複数の投入ホッパーと、耐圧ケー
スの導出口を複数の投入ホッパーに択一的に接続する切
換え弁手段と、各投入ホッパーから粉粒体を秤量して切
出し供給対象部へ投入する切出し投入装置を備えたの
で、複数の投入ホッパーをバッチ式に作動させることが
可能になり、1つの投入ホッパーから粉粒体を供給対象
部へ投入する間に、その他の投入ホッパーに粉粒体を供
給することができる。また、投入ホッパーを1つ設ける
場合と比べると、粉粒体投入部の高さを低く抑えること
もできる。
【0107】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項6又は7と同様の効果を奏するが、耐圧ケー
スの導出口から各投入ホッパーへ延びる粉粒体通路を開
閉可能な第3締切り弁手段と、各投入ホッパーから切出
し投入装置へ延びる粉粒体通路又は切出し投入装置から
供給対象部へ延びる粉粒体通路を開閉可能な第4締切り
弁手段を設けたので、供給対象部内で発生した高圧の有
毒ガスや可燃性ガスが粉粒体輸送部へ流入するのを確実
に防止して、投入ホッパーへの粉粒体の供給と、投入ホ
ッパーから供給対象部への粉粒の投入を実現することが
できる。
【0108】請求項の密閉系用粉粒体供給装置によれ
ば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体投入部は、耐圧ケースの導出口から導出され
た粉粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵部と、粉粒体貯蔵部から
粉粒体を秤量して切出し供給対象部へ投入する切出し投
入装置を備えたので、粉粒体貯蔵部に貯蔵された粉粒体
のシール作用により、供給対象部内で発生した有毒ガス
や可燃性ガスが、粉粒体輸送部へ流入するのを防止でき
る。
【0109】請求項10の密閉系用粉粒体供給装置によ
れば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体投入部は、耐圧ケースの導出口から導出され
た粉粒体を直接供給対象部へ投入するシュートを備えた
ので、密閉系用粉粒体供給装置の構造が非常に簡単化し
設備コストを著しく低減することができる。
【0110】請求項11の密閉系用粉粒体供給装置によ
れば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体投入部は、耐圧ケースの導出口に接続され且
つ両端部に1対の供給対象部に夫々接続された1対の投
入口を有する耐圧ケース体と、この耐圧ケース体内に配
設され耐圧ケースの導出口から導出された粉粒体を1対
の投入口の一方へ輸送可能な可逆転式ベルトコンベヤを
備えたので、粉粒体を1対の投入口から異なる2つの供
給対象部へ投入できるようになる。
【0111】請求項12の密閉系用粉粒体供給装置によ
れば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏する
が、粉粒体輸送部は、下端部分が耐圧ケースの導出口に
接続され且つ上端部分の投入口が供給対象部に接続され
た傾斜又は鉛直姿勢の耐圧ケース体と、この耐圧ケース
体内に配設され耐圧ケースの導出口から導出された粉粒
体を投入口へ輸送可能なバケット又は粉粒体受け部が移
動するエレベータ式輸送手段を備えたので、粉粒体を高
位置の投入口へ確実に輸送し、その投入口から供給対象
部へ投入できるようになる。
【0112】請求項13の密閉系用粉粒体供給装置によ
れば、請求項1〜12の何れか1項と同様の効果を奏す
るが、耐圧ケースの内部に発生する粉塵を吸引して捕捉
するフィルター手段を設けたので、耐圧ケースの底部に
粉塵が殆ど堆積しなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る粉粒体供給装置の構成
図である。
【図2】図1の粉粒体供給装置の切出し装置の拡大図で
ある。
【図3】粉粒体供給装置の粉粒体輸送部の正面図であ
る。
【図4】粉粒体輸送部の部分切断斜視図である。
【図5】粉粒体輸送部の縦断面図である。
【図6】第1別実施形態の粉粒体供給装置の粉粒体供給
部の構成図である。
【図7】第2別実施形態の粉粒体供給装置の構成図であ
る。
【図8】第3別実施形態の粉粒体供給装置の構成図であ
る。
【図9】第4別実施形態の粉粒体供給装置の構成図であ
る。
【図10】第5別実施形態の粉粒体供給装置の構成図で
ある。
【図11】第6別実施形態の粉粒体供給装置の構成図で
ある。
【図12】第7別実施形態の粉粒体供給装置の構成図で
ある。
【図13】第8別実施形態の粉粒体供給装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1〜1H 密閉系用粉粒体供給装置 2,2A 粉粒体供給部 3,3D,3F〜3H 粉粒体輸送部 4,4B〜4H 粉粒体投入部 5 供給ホッパー 6 切出し装置 7 粉粒体投入口 8 第1締切り弁 16,16A 耐圧ケース部材 17 ベルトコンベヤ 18 秤量機構 20 第2締切り弁 30,30D〜30H 耐圧ケース 31 導入口 32 導出口 33 ベルトコンベヤ 34,90 加圧ガス供給装置 35 胴部材 48 キャリア側通路 49 リターン側通路 60 投入ホッパー 61 切換え弁 62,71 切出し投入装置 68 第3締切り弁 69 第4締切り弁 70 粉粒体貯蔵部 75 シュート 77,79 バグフィルター 80,85 耐圧ケース体 82 可逆転式ベルトコンベヤ 89 バケットエレベータ式輸送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平2−13371(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 49/00 C21B 11/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外界に対して密閉された密閉系を維持し
    て粉粒体を供給対象部へ供給する密閉系用粉粒体供給装
    置において、 外部から供給される粉粒体を収容する粉粒体供給部と、
    粉粒体を供給対象部へ投入する粉粒体投入部と、粉粒体
    を粉粒体供給部から粉粒体投入部へ輸送する為の粉粒体
    輸送部とを備え、 前記粉粒体輸送部は、粉粒体供給部に通ずる導入口と粉
    粒体投入部に通ずる導出口とを有する耐圧ケースと、こ
    の耐圧ケース内に配設され導入口から導入された粉粒体
    を導出口へ輸送するベルトコンベヤと、耐圧ケース内か
    ら取込んだガスを昇圧してベルトコンベヤの摺動部に供
    給する加圧ガス供給手段とを備え 前記粉粒体供給部は、1又は複数の供給ホッパーと、各
    供給ホッパーから粉粒体を秤量して前記導入口へ切出す
    切出し装置とを備え前記切出し装置は、1又は複数の供給ホッパーと耐圧ケ
    ースとに接続された耐圧ケース部材と、この耐圧ケース
    部材内に配設され供給ホッパーから供給された粉粒体を
    耐圧ケースの導入口側へ輸送するベルトコンベヤと、ベ
    ルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量する秤量手段
    を備えた、 ことを特徴とする密閉系用粉粒体供給装置。
  2. 【請求項2】 外界に対して密閉された密閉系を維持し
    て粉粒体を供給対象部へ供給する密閉系用粉粒体供給装
    置において、 外部から供給される粉粒体を収容する粉粒体供給部と、
    粉粒体を供給対象部へ投入する粉粒体投入部と、粉粒体
    を粉粒体供給部から粉粒体投入部へ輸送する為の粉粒体
    輸送部とを備え、 前記粉粒体輸送部は、粉粒体供給部に通ずる導入口と粉
    粒体投入部に通ずる導出口とを有する耐圧ケースと、導
    出口付近の耐圧ケース内から取込んだ粉粒体を輸送する
    為のガスを昇圧して導入口付近の耐圧ケース内に供給す
    る加圧ガス供給手段とを備え 前記粉粒体供給部は、1又は複数の供給ホッパーと、各
    供給ホッパーから粉粒 体を秤量して前記導入口へ切出す
    切出し装置とを備え前記切出し装置は、1又は複数の供給ホッパーと耐圧ケ
    ースとに接続された耐圧ケース部材と、この耐圧ケース
    部材内に配設され供給ホッパーから供給された粉粒体を
    耐圧ケースの導入口側へ輸送するベルトコンベヤと、ベ
    ルトコンベヤで輸送される粉粒体を秤量する秤量手段と
    を備えた、 ことを特徴とする密閉系用粉粒体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記供給ホッパーの上部の外部に通ずる
    粉粒体投入口を開閉可能な第1締切り弁手段と、供給ホ
    ッパーの下部から耐圧ケース部材へ延びる粉粒体通路又
    は耐圧ケース部材から耐圧ケースの導入口へ延びる粉粒
    体通路を開閉可能な第2締切り弁手段を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の密閉系用粉粒体供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガスは、不活性ガス又は不活性ガス
    が混入された不活性ガス混入ガスであることを特徴とす
    る請求項1〜の何れか1項に記載の密閉系用粉粒体供
    給装置。
  5. 【請求項5】 前記耐圧ケースが筒状の胴部材を含む正
    圧又は負圧に耐える圧力容器であり、この圧力容器内に
    ベルトコンベヤのキャリア側通路とリターン側通路が仕
    切られたことを特徴とする請求項1,3,4の何れか1
    項に記載の密閉系用粉粒体供給装置。
  6. 【請求項6】 前記粉粒体投入部は、投入ホッパーと、
    投入ホッパーから粉粒体を秤量して切出し供給対象部へ
    投入する切出し投入装置を備えたことを特徴とする請求
    項1〜の何れか1項に記載の密閉系用粉粒体供給装
    置。
  7. 【請求項7】 前記粉粒体投入部は、複数の投入ホッパ
    ーと、耐圧ケースの導出口を複数の投入ホッパーに択一
    的に接続する切換え弁手段と、各投入ホッパーから粉粒
    体を秤量して切出し供給対象部へ投入する切出し投入装
    置を備えたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項
    に記載の密閉系用粉粒体供給装置。
  8. 【請求項8】 前記耐圧ケースの導出口から各投入ホッ
    パーへ延びる粉粒体通路を開閉可能な第3締切り弁手段
    と、各投入ホッパーから切出し投入装置へ延びる粉粒体
    通路又は切出し投入装置から供給対象部へ延びる粉粒体
    通路を開閉可能な第4締切り弁手段を設けたことを特徴
    とする請求項6又は7に記載の密閉系用粉粒体供給装
    置。
  9. 【請求項9】 前記粉粒体投入部は、耐圧ケースの導出
    口から導出された粉粒体を貯蔵する粉粒体貯蔵部と、粉
    粒体貯蔵部から粉粒体を秤量して切出し供給対象部へ投
    入する切出し投入装置を備えたことを特徴とする請求項
    1〜の何れか1項に記載の密閉系用粉粒体供給装置。
  10. 【請求項10】 前記粉粒体投入部は、耐圧ケースの導
    出口から導出された粉粒体を直接供給対象部へ投入する
    シュートを備えたことを特徴とする請求項1〜の何れ
    か1項に記載の密閉系用粉粒体供給装置。
  11. 【請求項11】 前記粉粒体投入部は、耐圧ケースの導
    出口に接続され且つ両端部に1対の供給対象部に夫々接
    続された1対の投入口を有する耐圧ケース体と、この耐
    圧ケース体内に配設され耐圧ケースの導出口から導出さ
    れた粉粒体を1対の投入口の一方へ輸送可能な可逆転式
    ベルトコンベヤを備えたことを特徴とする請求項1〜
    の何れか1項に記載の密閉系用粉粒体供給装置。
  12. 【請求項12】 前記粉粒体輸送部は、下端部分が耐圧
    ケースの導出口に接続され且つ上端部分の投入口が供給
    対象部に接続された傾斜又は鉛直姿勢の耐圧ケース体
    と、この耐圧ケース体内に配設され耐圧ケースの導出口
    から導出された粉粒体を投入口へ輸送可能なバケット又
    は粉粒体受け部が移動するエレベータ式輸送手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の
    密閉系用粉粒体供給装置。
  13. 【請求項13】 前記耐圧ケースの内部に発生する粉塵
    を吸引して捕捉するフィルター手段を設けたことを特徴
    とする請求項1〜12の何れか1項に記載の密閉系用粉
    粒体供給装置。
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