JP3235668U - 飲料容器及びそのキャップユニット - Google Patents

Abstract

【課題】ストロー付き容器の使い勝手を良くする飲料容器及びそのキャップユニットを提供する。
【解決手段】飲料容器１は、容器本体１００及びキャップユニット２００を備え、キャップユニットは、第１のキャップ２１０及び第２のキャップ２２０を有する。第１のキャップはネジによって容器本体の開口部に螺合される。第１のキャップは頂部２１１を有し、頂部に開口部２１２が配置される。第２のキャップは第１のキャップの上方に配置され、栓部材２２１を有する。栓部材の底部は開口部と接合することによって開口部をシール状態とする。栓部材は連結アーム２２２に連接され、連結アームの他端が第１のキャップの枢着部２１６に枢着される。栓部材の内側に下向きに開口する第２の収容空間が形成され、開口部から伸び出したストローを収容するように用いられる。
【選択図】図１

Description

本考案は飲料容器及びそのキャップユニットに関し、特に持ち運ぶのに便利な飲料容器及びそのキャップユニットに関する。

近年、環境への配慮から使い捨てのプラスチック容器の使用が減り、飲み物を入れる保温・保冷ボトルやカップを身につけて持ち運ぶのがトレンドになっている。また、プラスチック製ストローの使用を減らすために、金属製やガラス製の再利用可能なストローを使って飲むことも普及している。

しかし、既存の保温カップやコップでは、ストローが短すぎると、容器の中に入れた後、ストロー全体が容器の中に沈んでしまい、使いたいときに指でストローを容器から引き出さなければならない。

ストローの長さを容器の開口部の高さよりも高く構成すると、ストローを容器内に挿入したときにストローの上端が容器の開口部の上部から突出するため、容器の蓋ユニットを閉めたときに容器の蓋ユニットとストローの上端が干渉し、容器の蓋ユニットを閉めたときにストローを容器から外して別途保管する必要があることになる。これでは使い勝手が悪いだけでなく、ストローが汚染されやすく、衛生面でも影響が出てしまう。

その結果、既存の容器はストローを使うにはかなり不便なものになっている。そのため、構造的な改善によってこれらの問題を克服することは、ビジネスにとって重要な課題である。

本考案が解決しようとする技術的課題は、使い勝手の悪い既存のストロー付き容器を改良して、飲料容器及びそのキャップユニットを提供することである。

上記技術的課題を解決するために、本考案の実施形態は次のような飲料容器を提供する。飲料容器は、容器本体、キャップユニット及びストローを備える。前記容器本体は、内部に第１の収容空間が形成され、上端部に開口端部が形成され底部に閉鎖端部が形成される。前記キャップユニットは、第１のキャップ及び第２のキャップを有する。前記第１のキャップは頂部を有し、前記頂部に開口部及び枢着部が配置され、前記開口部は、前記頂部の上面から前記頂部の底面まで延伸する。第２のキャップは栓部材を有し、前記栓部材の底部は前記開口部と接合することによって前記開口部とシール状態となることが可能である。前記栓部材の外側に連結アームが連接され、前記連結アームにおける前記栓部材に対応した一端は枢支に介して前記枢着部に枢着される。前記第２のキャップは前記枢支を中心として、前記栓部材の底部が前記開口部に接合した閉位置と、前記栓部材を前記開口部から離れる開放位置との間に往復揺動されることが可能となる。前記栓部材の内側に、下向きに開口する第２の収容空間が形成され、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第２の収容空間は前記開口部の上方に位置し、かつ、前記第２の収容空間の上壁と前記第１のキャップの前記頂部の上面との間に一定の間隔があいている。

本考案にかかる好ましい実施形態において、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記栓部材における前記第２の収容空間の前記上壁と前記頂部の上面との間の間隔は８ｍｍ－３０ｍｍである。

本考案にかかる好ましい実施形態の１つとして、前記容器本体における前記開口端部の内側に内側ネジ部が、前記第１のキャップの底部に前記内側ネジ部と対応した外側ネジ部を有することによって、前記第１のキャップは、前記外側ネジ部と前記内側ネジ部との螺合によって前記開口端部に取り付けられる。前記第１のキャップと前記容器本体の前記開口端部との接合位置に第１のシール部材が配置されることによって、前記第１のキャップと前記容器本体の前記開口端部との間をシール状態にすることができる。

本考案にかかる好ましい実施形態において、前記開口部は円形開口であり、前記栓部材の底部は前記開口部と対応した円筒状に形成される。前記栓部材底部の外側に第２のシール部材が配置され、前記栓部材の底部は、前記第２のシール部材を介して前記開口部と接合することによって、前記栓部材と前記開口部との間にシール状態にする。

本考案にかかる好ましい実施形態において、前記第１のキャップにおける前記頂部に、前記栓部材に隣り合う第１の位置決め部材がさらに設けられる。前記第２のキャップにおいて、前記栓部材における前記第１の位置決め部材に向かった側に第２の位置決め部材が設けられる。前記第１の位置決め部材は第１の係合部を有し、前記第２の位置決め部材は前記第１の係合部に対応した第２の係合部を有する。前記第２のキャップが前記閉位置にある場合、前記第１の係合部と前記第２の係合部と係合することによって、前記第２のキャップを前記閉位置に位置決めさせることができる。

本考案にかかる好ましい実施形態において、栓部材の頂部は、ボルト軸部を介して前記連結アームの底部と枢着することによって、前記栓部材は回動可能に前記連結アームの底部に連接される。前記栓部材の下端及び前記開口部に第１のネジ部及び第２のネジ部がそれぞれ配置されることによって、前記栓部材は前記第１のネジ部と前記第２のネジ部との螺合によって前記開口部に取り付けられる。

本考案にかかる好ましい実施形態において、前記容器本体の内部に真空介在層が設けられる。

本考案にかかる好ましい実施形態において、前記容器本体における前記第１の収容空間の底部に窪みが形成される。

本考案実施形態はキャップユニットを提供する。キャップユニットは開口端部に取り付けるために用いられる。前記キャップユニットは、第１のキャップ及び第２のキャップを含む。前記第１のキャップは頂部を含み、前記頂部に開口部及び枢着部が配置され、前記開口部は前記頂部の上面から前記頂部の下面まで延伸する。第２のキャップは栓部材を有する。前記栓部材の底部は前記開口部と接合することによって前記開口部とシール状態となることが可能である。前記栓部材の外側に連結アームが配置され、前記連結アームにおける前記栓部材に対応した一端は枢支によって前記枢着部に連接される。前記第２のキャップは、前記枢支を中心にして、前記栓部材の底部が前記開口部に接合した閉位置と、前記栓部材が前記開口部から離れた開放位置とに往復揺動できるように構成される。前記栓部材の内側に、下向きに開口する第２の収容空間が形成され、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第２の収容空間は前記開口部の上方にあり、かつ、前記第２の収容空間の上壁と前記第１のキャップの前記頂部の上面との間に間隔があいている。

本考案の有益な効果は、前記飲料容器は、前記容器本体の高さよりも大きい長さのストローを使用することができ、前記ストローを取り外すことなく、前記第２のキャップを前記第１のキャップの開口部を覆って閉じることができるので、ストローを取り出して別途保管する必要がなく、使用時に前記第２のキャップを叩いてすぐに前記ストローを吸うことができることである。これにより、使いやすさが向上し、ストローの汚れを防ぐことができる。

本考案の特徴および技術的側面をよりよく理解するために、以下の本考案の詳細な説明および図面を参照してください。これらの図面は、参照および説明のみを目的としており、本考案を限定することを意図しない。

本考案の飲料容器の第１の実施形態を示す斜視模式図である。 第２のキャップを開いた状態の第１の実施形態の飲料容器を示す斜視模式図である。 本考案の飲料容器の第１の実施形態を示す３次元分解図である。 第２のキャップを閉じた状態の第１の実施形態における飲料容器の組み立てを示す概略断面図である。 第２のキャップを開いた状態の第１の実施形態における飲料容器の組み立てを示す概略断面図である。 本考案の飲料容器の第２の実施形態の組み立てを示す概略断面図である。 第２のキャップを閉じた状態の第３の実施形態における飲料容器の組立状態を示す概略断面図である。 第２のキャップを開いた状態の第３の実施形態における飲料容器の組立状態を示す概略断面図である。

以下は、本明細書に開示されている「飲料容器及びそのキャップユニット」の特定の実施形態によって本考案が実施される方法の説明であり、本明細書に開示されている本考案の利点および効果を当業者が理解することを可能にするものである。本考案は、他の具体的な実施形態によって実施または適用することができ、本明細書の詳細は、異なる見解や用途に基づいて、本考案のアイデアから逸脱することなく、様々に修正および変更することができるものとする。さらに、本考案の添付図面は簡単に例示したものに過ぎず、事前に述べたように実際の寸法を描写することを意図したものではない。以下の実施の形態では、本考案の関連する技術的側面をさらに詳細に説明するが、この開示は本考案の保護範囲を限定することを意図したものではない。さらに、本明細書で使用されている「または」という用語は、場合によっては、列挙された項目のいずれか１つまたは組み合わせを互いに関連させて含むことができる。
［第１の実施形態］

図１～図５を参照すると、本考案の第１の実施形態は、飲料容器１を提供し、当該飲料容器１は、容器本体１００と、キャップユニット２００とを備える。

図１～図３に示すように、本考案の好ましい実施形態では、前記容器本体１００が円筒形のカップ状容器であるとともに、前記容器本体１００は、金属、ガラス、セラミック、プラスチック製の容器であってもよい。前記容器本体１００の内部には第１の収容空間１０１が形成され、前記容器本体１００の上端には開口端部１１０が形成され、前記容器本体１００の底部には閉鎖端部１２０が形成される。前記開口端部１１０の内側壁に内側ネジ部１１１がさらに形成される。

また、図３および図４に示すように、本考案の前記飲料容器１は、前記容器本体１００の前記第１の収容空間１０１に挿入するためのストロー３００を備え、ユーザーが前記ストロー３００を介して前記飲料容器１に収容された飲料を吸い出すことができるようになっている。

前記キャップユニット２００は、前記容器本体１００の開口部１１０に脱着可能に設けられており、前記キャップユニット２００は、第１のキャップ２１０と第２のキャップ２２０とからなり、前記第１のキャップ２１０は、ほぼ円形状であり、前記第１のキャップ２１０の底部は、前記開口部１１０よりわずかに小さい直径の円筒に形成されており、前記第１のキャップ２１０の底部の円筒の外側には、前記内側ネジ部１１１に対応した外側ネジ部２１３が形成されていることを特徴とする。前記外側ネジ部２１３は、前記内側ネジ部１１１に螺合することができ、これにより、前記第１のキャップ本体２１０は、螺合によって前記開口部１１０に取り付けることができる。そして、第１のキャップ本体２１０は、開口部１１０との接合位置に円形の第１のシール部材２１４が設けられることによって、第１のキャップ本体２１０と開口部１１０とを螺合した場合には、その間をシール状態にすることができる。

前記第１のキャップ２１０は、平坦な頂部２１１を有し、当該頂部２１１の一面には開口部２１２が設けられており、当該開口部２１２は、当該頂部２１１の上面から下面まで貫通した円形の開口である。より詳細には、前記開口部２１２は、開いているときには、ストロー３００が前記開口部２１２を通って前記第１の収容空間１０１に入ることができ、前記ストロー３００の長さは、前記容器本体１００の高さよりも大きく、前記ストロー３００の上端が前記開口部２１２よりも上に延びることができ、それによって、ユーザーは、前記容器本体１００内に収容された飲料を前記ストロー３００を介して飲むことができる。

前記第１のキャップ２１０は、前記開口部２１２に対向する一側に、前記第２のキャップ２２０に接続するための枢着部２１６を備えている。本実施形態では、前記枢着部２１６は、前記第１のキャップ本体２１０の上面の盛り上がった部分に設けられた矩形の溝であり、前記枢着部２１６の２つの側壁に対応して２つの枢支穴２１６１が設けられている。

前記第２のキャップ２２０は、前記第１のキャップ２１０上に脱着可能に設けられており、本実施形態の前記第２のキャップ２２０は、栓部材２２１と、前記栓部材２２１の一側に取り付けられた連結アーム２２２とを備え、前記栓部材２２１は、ほぼ円筒状であり、前記栓部材２２１の底部は、前記開口部２１２に合わせて円筒状に形成されている。前記栓部材２２１の底部の外側には、リング状の第２のシール部材２２４が設けられており、前記栓部材２２１の底部と前記開口部２１２とが接合されたときに、前記第２のシール部材２２４と前記開口部２１２との間にシール状態を形成することができ、前記開口部２１２から流体が流出するのを防止することができるようになっている。

図３および図４、図５に示すように、前記連結アーム２２２は、前記栓部材２２１の一側に一体的に取り付けられており、前記連結アーム２２２は、前記栓部材２２１に対応した一端から前記第１のキャップ本体２１０の前記枢着部２１６まで延びており、前記枢着部２１６に収容可能となっている。前記連結アーム２２２は、前記栓部材２２１に対応した一端の両側に枢支２２２１が設けられており、両方の前記枢支２２２１が前記枢着部２１６の２つの前記枢支穴２１６１に枢着可能となっており、前記連結アーム２２２が前記枢着部２１６に枢着されるようになっている。

前記連結アーム２２２および前記枢着部２１６の枢動により、前記第２のキャップ本体２２０は、前記第１のキャップ本体２１０に枢動可能に取り付けられ、前記栓部材２２１の底部が前記開口部２１２に接合した閉位置にさせた（図４に示す状態）と、前記栓部材２２１が前記開口部２１２から離れた開放位置とに枢動させた状態（図５に示す状態）との間で、前記枢支２２２１を中心として往復揺動できる。

本実施形態では、前記第２のキャップ２２０は、前記栓部材２２１の前記第１の位置決め部材２１５に向かう側に第２の位置決め部材２２３を備え、前記第２の位置決め部材２２３は、図１および図４に示すように、前記第１の係合部２１５１に対応する第２の係合部を有し、前記第２のキャップ２２０が前記閉位置にあるときに、前記第１の係合部２１５１が前記第２の係合部２２３１に係合して前記第２のキャップ２２０を前記閉位置に位置決めすることができ、前記第２のキャップ２２０と前記第１のキャップ２１０とが分離するのを防止することができる。より詳しく説明すると、本実施形態では、前記第１の位置決め部材２１５は前記開口部２１２の一面に形成された突起物であり、前記第１の係合部２１５１は前記第１の位置決め部材２１５の外面に形成された突起物であり、前記第２の位置決め部材２２３は前記栓部材２２１の一面に取り付けられた一体に形成されたバネであり、前記第２の位置決め部材２２３の内面は前記栓部材２２１に対応している。２２３は、前記第１の係合部２１５１に対応する前記第２の位置決め部材の内側に係合突出を設け、前記第２の係合部２２３１を形成している。

図４及び図５に示すように、前記栓部材２２１の内側には、下向きの開口部を有する第２の収容空間２２５が形成され、前記第２のキャップ２２０が前記閉塞位置にあるときに、前記第２の収容空間２２５の開口部は前記開口部２１２と一致し、前記第２の収容空間２２５は、前記第１のキャップ２１０の前記開口部２１２よりも上方に位置している。図４に示すように、前記栓部材２２１と前記開口部２１２とが連接状態にあるとき、前記第２の収容空間２２５の上壁２２５１と前記頂部２１１の上面との間には距離ｈが保たれている。

図４及び図５に示すように、前記第２の収容空間２２５の直径は、前記ストロー３００の直径よりも大きく構成されており、前記ストロー３００の上端が前記第２のキャップ２２０の前記第２の収容空間２２５に収容されるようになっている。このように、本考案の前記飲料容器１は、前記容器本体１００の前記第１の収容空間１０１の高さよりも大きい長さのストロー３００と合わせて使用できる。かつ、前記ストロー３００を取り外すことなく、前記第１のキャップ２１０の前記開口部２１２と前記ストロー３００の上端部とを一緒に覆って前記第２のキャップ２２０を閉じることになっている。

本考案の好ましい実施形態では、上壁２２５１と頂部２１１の上面との間の距離ｈは、８ｍｍ以上３０ｍｍ以下である。上記構成により、前記ストロー３００の上端は、使用者がストロー３００を手で引き抜くことなく、唇で直接噛むことができる程度の長さで前記開口部２１２の上方に突出しており、また、前記ストロー３００の上端の突出長さは３０ｍｍ以下に限定されているため、前記第２のキャップ２２０が閉じた際に前記ストロー３００の上端と干渉する可能性が低くなると考えられる。また、前記ストロー３００の上端は３０ｍｍ以下の長さに限定されており、キャップを閉じたときに前記第２のキャップ２２０の上端が前記ストロー３００の上端と干渉しないようにして、キャップ２００が大きくなりすぎないようにしている。
［第２の実施形態］

図６に示すように、本考案の第２の実施形態は、上記第１の実施形態と類似しているので、２つの実施形態の類似点については繰り返さない。

本実施形態では、前記容器本体１００を真空断熱容器とし、前記容器本体１００の内側に真空介在層１０２を設けたことにより、前記容器本体１００が真空断熱の原理で熱伝導を遮断することができ、保温・保冷の効果を得ることができたものである。

さらに、本実施形態では、前記容器本体１００は、前記第１の収容空間１０１の底部に窪み１２１を形成しており、当該窪み１２１の最下位位置は、前記第１の収容空間１０１の底部の中央に位置しているため、飲料中の固形成分（例えば、タピオカ、こんにゃく、ゼリーなど）を当該窪み１２１に集中して堆積させることができ、ユーザーは容易にストロー３００を介して、飲み物を吸い上げる。
［第３の実施形態］

図７及び図８に示すように、本考案の第３の実施形態は上記の第１の実施形態と類似しているため、２つの実施形態の類似点については繰り返さない。

本実施形態に開示された前記キャップユニット２００ａは、第１のキャップ体２１０ａと第２のキャップ体２２０ａとからなり、前記第１のキャップ体２１０ａには開口部２１２ａが設けられ、前記第２のキャップ体２２０ａは前記第１のキャップ体２１０ａの上に設けられている。前記第２のキャップ体２２０ａは、栓部材２２１ａ及び連結アーム２２２ａを備える。本実施形態では、前記栓部材２２１ａは、その上端部にボルト軸部２２１２ａを有し、前記連結アーム２２２ａは、前記ボルト軸部２２１２ａに対応するボルト軸穴２２２２ａを有し、前記栓部材２２１ａは、前記ボルト軸部２２１２ａを介して前記ボルト軸穴２２２２ａに結合されていることによって、前記栓部材２２１ａは、前記連結アーム２２２ａの下側に回動可能に枢着される。前記開口部２１２ａは、第１のネジ部２１２１ａを有し、前記栓部材２２１ａは、その下端に第２のネジ部２２１１ａを有し、前記第１のネジ部２１２１ａと前記第２のネジ部２２１１ａは、前記栓部材２２１ａが前記開口部２１２ａに接合してシールを形成するように互いに螺合である。
［実施形態による効果］

本実施形態では、前記飲料容器およびそのキャップユニットを提供し、前記キャップユニットは、第１のキャップおよび第２のキャップを有し、前記第１のキャップは、開口部を備え、前記第２のキャップは、前記第１のキャップに回動可能に設けられ、前記第２のキャップは、前記開口部に接合可能な栓部材を有し、前記栓部材は、前記栓部材内に第２の収容空間を形成し、前記第２の収容空間は、前記栓部材が前記開口部に接合したときに、前記開口部の上方に位置し、これにより、前記開口部を出たストローの上端を前記第２の収容空間に収容することができる。前記栓部材が前記開口部に咬合しているとき、前記第２の収容空間は前記開口部の上方に位置し、前記開口部から通過したストローの上端が前記第２の収容空間に収容されるようになっている。

上記の技術的解決策により、飲料容器の容器本体の高さよりも大きい長さのストローを飲料容器に装着し、ストローを引き抜くことなく、開口部を覆う第２のキャップを閉じることが可能となり、ストローを取り外して別途保管する必要がなくなり、ストローの汚染を防ぐことができる。

さらに、使用者が第２のキャップを開けると、ストローの上端が開口部の上に露出するので、使用者はストローを指で引き抜くことなく、口から直接吸うことができ、使用の利便性が向上するとともに、ストローが指で汚染されるリスクを回避することができる。

以上の開示内容は、本考案の好ましい実施形態および実現可能な実施形態の一例に過ぎず、本考案の実用新案登録出願の範囲を限定することを意図したものではない。したがって、本考案の明細書および図面の内容を適用してなされた同等の技術的変更は、本考案の実用新案登録出願の範囲に含まれる。

１：飲料容器
１００、１００ａ：容器本体
１０１、１０１ａ：第１の収容空間
１０２：真空介在層
１１０：開口端部
１１１：内側ネジ部
１２０：閉鎖端部
１２１：窪み
２００、２００ａ：キャップユニット
２１０、２１０ａ：第１のキャップ
２１１：頂部
２１２、２１２ａ：開口部
２１２１ａ：第１のネジ部
２１３：外側ネジ部
２１４：第１のシール部材
２１５：第１の位置決め部材
２１５１：第１の係合部
２１６：枢着部
２１６１：枢支穴
２２０、２２０ａ：第２のキャップ
２２１、２２１ａ：栓部材
２２１１ａ：第２のネジ部
２２１２ａ：ボルト軸部
２２２、２２２ａ：連結アーム
２２２１：枢支
２２２２ａ：ボルト軸穴
２２３：第２の位置決め部材
２２３１：第２の係合部
２２４：第２のシール部材
２２５、２２５ａ：第２の収容空間
２２５１：上壁
３００：ストロー
ｈ：間隔

Claims (10)

1. 容器本体及びキャップユニットを備える飲料容器であって
   前記容器本体の内部に第１の収容空間が形成され、前記容器本体の上端部に開口端部が形成され、前記容器本体の底部に閉鎖端部が形成され、
   前記キャップユニットは、第１のキャップ及び第２のキャップを有し、脱着可能に前記容器本体の前記開口端部に配置され、
   前記第１のキャップに頂部が定義され、前記頂部に開口部及び枢着部が配置され、前記開口部は前記頂部の上面から前記頂部の下面に貫通し、
   前記第２のキャップは栓部材を有し、前記栓部材の底部は前記開口部に接合することによって、前記開口部とシール状態となり、前記栓部材の外側に連結アームが連接され、前記連結アームにおける前記栓部材に対応した端部は枢支を介して前記枢着部に接続され、前記第２のキャップは前記枢支を中心として、前記栓部材の底部が前記開口部に接合した閉位置と、前記栓部材が前記開口部から離れる開放位置との間に往復揺動し、
   前記栓部材の内側に下向きに開口した第２の収容空間が形成され、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第２の収容空間は、前記開口部の上方に位置し、かつ、前記第２の収容空間の上壁と前記第１のキャップの前記頂部の上面との間に一定の間隔が設けられる、飲料容器。
2. 前記第２のキャップは前記閉位置に位置した場合、前記栓部材の前記第２の収容空間における前記上壁と前記頂部の上面との間の間隔は、８ｍｍ－３０ｍｍである、請求項１に記載の飲料容器。
3. 前記第１のキャップと前記容器本体の前記開口端部とを第１のシール部材を介して接合することによって、前記第１のキャップと前記容器本体の前記開口端部との間をシール状態にして、前記開口部は円形開口であり、前記栓部材の底部は前記開口部に対応した円筒状に構成され、前記栓部材の底部の外側に第２のシール部材が配置され、前記栓部材の底部は、前記第２のシール部材を介して前記開口部と接合することによって、前記栓部材と前記開口部との間をシール状態にする、請求項２に記載の飲料容器。
4. 前記第１のキャップにおいて、前記頂部に前記栓部材に隣り合った第１の位置決め部材がさらに設けられ、前記第２のキャップにおいて、前記栓部材における前記第１の位置決め部材に向かった側に、第２の位置決め部材が配置され、前記第１の位置決め部材は、第１の係合部を有し、前記第２の位置決め部材には、前記第１の係合部に対応した第２の係合部を有し、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第１の係合部は前記第２の係合部と係合することによって、前記第２のキャップを前記閉位置に位置決めさせる、請求項３に記載の飲料容器。
5. 前記栓部材の上端部がボルト軸部によって前記連結アームの底部に枢着されることによって、前記栓部材は、前記連結アームの底部に回動可能に接続され、前記開口部の内側に第１のネジ部が配置され、前記栓部材の底部に、前記第１のネジ部と対応した第２のネジ部が設けられることによって、前記栓部材は、前記第１のネジ部と前記第２のネジ部との螺合によって前記開口部に取り付けることができる、請求項３に記載の飲料容器。
6. 前記容器本体における前記第１の収容空間の底部に窪みが形成される、請求項１に記載の飲料容器。
7. 第１のキャップ及び第２のキャップを有し、開口端部に取り付けられるためのキャップユニットであって、
   前記第１のキャップに頂部が定義され、前記頂部に開口部及び枢着部が配置され、前記開口部は前記頂部の上面から前記頂部の下面に貫通し、
   前記第２のキャップは栓部材を有し、前記栓部材の底部は前記開口部に接合することによって、前記開口部とシール状態となり、前記栓部材の外側に連結アームが連接され、前記連結アームにおける前記栓部材に対応した端部は枢支を介して前記枢着部に接続され、前記第２のキャップは前記枢支を中心として、前記栓部材の底部が前記開口部に接合した閉位置と、前記栓部材が前記開口部から離れる開放位置との間に往復揺動し、
   前記栓部材の内側に下向きに開口した第２の収容空間が形成され、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第２の収容空間は、前記開口部の上方に位置し、かつ、前記第２の収容空間（２２５）の上壁と前記第１のキャップの前記頂部の上面との間に一定の間隔が設けられる、キャップユニット。
8. 前記第２のキャップは前記閉位置に位置した場合、前記栓部材の前記第２の収容空間における前記上壁と前記頂部の上面との間の間隔は、８ｍｍ－３０ｍｍである、請求項７に記載のキャップユニット。
9. 前記頂部に前記栓部材に隣り合った第１の位置決め部材がさらに設けられ、前記第２のキャップにおいて、前記栓部材における前記第１の位置決め部材に向かった側に、第２の位置決め部材が配置され、前記第１の位置決め部材は、第１の係合部を有し、前記第２の位置決め部材には、前記第１の係合部に対応した第２の係合部を有し、前記第２のキャップが前記閉位置に位置した場合、前記第１の係合部は前記第２の係合部と係合することによって、前記第２のキャップを前記閉位置に位置決めさせる、請求項８に記載のキャップユニット。
10. 前記栓部材の上端部がボルト軸部によって前記連結アームの底部に枢着されることによって、前記栓部材は、前記連結アームの底部に回動可能に接続され、前記開口部の内側に第１のネジ部が配置され、前記栓部材の底部に、前記第１のネジ部と対応した第２のネジ部が設けられることによって、前記栓部材は、前記第１のネジ部と前記第２のネジ部との螺合によって前記開口部に取り付けることができる、請求項９に記載のキャップユニット。

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