JP3235614U - 車両用電池ユニット及びこれを備える車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】配置場所が限られた車両において多くのリチウムイオン電池を搭載することができる車両用電池ユニットを提供する。【解決手段】車両の駆動力源であるモータに電力を供給する車両用電池ユニット1は、複数のリチウムイオン電池セル11を水平方向に並列配置して形成される電池モジュール10と、前記電池モジュール10を収容する筐体20と、前記筐体20を覆うカバー30とを有することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本考案は、車両用電池ユニットに関し、特にリチウムイオン電池を水平方向に複数有する車両用電池ユニットに関する。
近年、地球温暖化や大気汚染等の環境意識の高まりを受け、ガソリン以外のエネルギーである太陽電池をエネルギー源とした車両が開発されている。太陽電池を利用すれば、エンジン車と比較して、二酸化炭素の排出量をかなり削減することができる。
例えば、特許文献1には、トレーラーのコンテナ部分あるいは自走型車両の上部に太陽光発電パネルが設けられる電力供給設備が開示されている。このような電力供給設備を用いることにより、自然エネルギーを用いることの有用性を確保しつつ利用者側の利便性を向上させることができる。これによって、自然環境に配慮しつつ、自然エネルギーを用いる電気機器の普及向上に大きく寄与することができる。
ところで、近年太陽電池に代えてリチウムイオン電池等の二次電池を搭載した電気自動車が開発されている。例えば、4トントラック等の長距離を走行する車両には多くの電力を供給する必要がある。特に、走行のみならず停車時に産業廃棄物等の処理を行うこともある車両には、より多くの電力を供給する必要がある。ところで、多くの電力を供給するためにはリチウムイオン電池を頻繁に充電するか、予め多くのリチウムイオン電池を車両に搭載する必要がある。しかしながら、リチウムイオン電池を充電するための充電ステーションの配置場所は限られているため、必ずしも必要な電力をえることができない可能性がある。また、リチウムイオン電池を搭載する場合、搭載する場所は屋根あるいは荷台等の一部の場所に限られてしまうため、効率よく配置することが求められる。
そこで、本考案は、配置場所が限られた車両において多くのリチウムイオン電池を搭載することができる車両用電池ユニットを提供することを目的とする。
本考案は、車両の駆動力源であるモータに電力を供給する車両用電池ユニットであって、複数のリチウムイオン電池セルを水平方向に並列配置して形成される電池モジュールと、前記電池モジュールを収容するとともに、少なくとも一方側が開放された形状に形成された箱状の筐体と、前記筐体の開放された部分を覆うカバーとを有することを特徴とする車両用電池ユニットである。
本考案に係る車両用電池ユニットにおいて、前記筐体において、複数の前記電池モジュールが積層されることとすることができる。
さらに、本考案は、前記車両用電池ユニットを1以上備えた車両である。
本考案に係る車両において、前記車両用電池ユニットが、キャブの背面に取り付けられていることとすることができる。
以上説明したように本考案によれば、配置場所が限られた車両において多くのリチウムイオン電池を搭載することができる。
以下、図面を参照して、本考案の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本考案の解決手段として必須であるとは限らない。
図1(a)は、本考案の実施形態に係る車両用電池ユニットを搭載した車両100の模式的な側面図であり、図1(b)は、実施形態に係る車両100の模式的な上面図である。図1には、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸が図示されている。X軸方向が車両100の長手方向であり、Y軸方向が車両100の幅方向であり、Z軸方向が車両100の高さ方向(鉛直方向)である。なお、以下の説明では、車両用電池ユニットを単に「電池ユニット」と称することがある。
以下の説明では、車両100は、例えば産業廃棄物等の処理に用いられるアームロール機構102a(アームロール:登録商標)を有する車両(4トントラック等)である。長距離を移動するトラックである。但し、車両の種類は特に限定されず、長距離を移動するトラックや商業用のバス、タクシー、レンタカー等であってもよい。あるいは、個人が所有するマイカーであってもよい。
車両100は、キャブ101と、リアボディ102とを有して構成される。キャブ101は、車両100の前方側に設けられ、運転手等の乗員が乗るための空間が形成される。リアボディ102はキャブ101の後方側に位置する、荷物を積載する部分である。車両100は、駆動源として図示しないモータを有する。
リアボディ102には、アームロール機構102aが設けられ、アームロール機構102aには、図示しないコンテナが着脱可能に支持される。アームロール機構102aを制御することにより、コンテナを傾斜させて産業廃棄物を処理することができる。
キャブ101は、屋根101aと背面101bとを有して構成されている。背面101bには車両用電池ユニット1が取り付けられ、リアボディ102には通常の動力源としてリチウムイオン電池モジュール113が設けられている。トラックのような長距離を移動する車両100は、多くの電力を消費するにも拘わらず、時間的な制約により充電ステーションに寄って充電する余裕もない場合がある。そのため、リアボディ102に設けられるリチウムイオン電池モジュール113では十分な電力を供給することができない虞があり、キャブ101の背面101bにも電池ユニット1が配置されている。電池ユニット1及びリチウムイオン電池モジュール113から供給される電力により、図示しないモータが駆動する。
電池ユニット1は、車両の駆動力源である駆動モータに電力を供給する電力源として設けられている。電池ユニット1の配置場所は背面101bに限定されるものではなく、屋根101a等、車両100の外部であれば設置場所は特に限定されるものではない。また、車両(キャブ101)は、2以上の電池ユニット1を備えていてもよい。
図2は、本考案の実施形態に係る電池ユニット1の模式的な斜視図である。電池ユニット1は、電池モジュール10と、電池モジュール10を収容する筐体20と、筐体20を覆うカバー30とを有して構成されている。
図2に示すように、電池モジュール10は、複数のリチウムイオン電池セル11を水平方向(X軸方向又はY軸方向)に並列配置して形成されている。筐体20は、例えば上方及び水平方向が開放された形状に形成されている。なお、筐体20は、電池モジュール10を収容することができるのであれば、上方あるいは水平方向のいずれか一方のみが開放されていてもよい。電池ユニット1は、例えば直方体形状に形成されているが、背面101bに取り付けられるのであれば、電池ユニット1の形状は、特に限定されるものではない。また、電池ユニット1の寸法は、収容する電池モジュール10の寸法に応じて適宜変更すればよい。
筐体20は、箱状(直方体形状)に形成され、車両の運転席の背面101bに配置される。筐体20には、複数のリチウムイオン電池セル11が水平方向に並列配置される。筐体20は、断熱性の高い材質が好ましく、樹脂あるいは金属により形成されていることが望ましいが、これに限定されるものではない。
カバー30は、筐体20の開放された部分を覆うように、筐体20の上側及び前方に設けられている。カバー30は、例えば、開閉可能な状態で筐体20支持されている。カバー30の開閉により、筐体20のリチウムイオン電池セル11の着脱が可能となる。カバー30は、筐体20に対して着脱可能に取り付けられてもよい。カバー30は、車両100の走行中の衝撃あるいは風雨による被害からリチウムイオン電池セル11を保護するために設けられている。カバー30は、筐体20全体を覆ってもよい。
カバー30は、断熱性の高い材質が好ましく、樹脂あるいは金属により形成されていることが望ましいが、これに限定されるものではない。
図3(a)は、本考案の実施形態に係る電池ユニット1が有する電池モジュール10の斜視図である。電池モジュール10は、4個のリチウムイオン電池セル11が水平方向(Y軸方向)に並列配置されている。各リチウムイオン電池セル11は同形状に形成されている。なお、並列配置されるリチウムイオン電池セル11の個数は、2個以上であれば特に限定されるものではない。
リチウムイオン電池セル11は、例えば繰り返し充電と放電を行うことが可能なリチウムイオン電池のような蓄電池である。なお、リチウムイオン電池セル11の形状及び大きさは、特に限定されるものではない。各リチウムイオン電池セル11の大きさ及び形状が異なっていてもよい。
図3(b)は、変形例に係る電池モジュール50の斜視図である。電池モジュール50は、2個の電池モジュール10a、10bを有して構成されている。即ち、図3(b)に示すように、電池モジュール10a、10bが上下方向(Z軸方向)に積層されている。このように、電池モジュール50を構成するリチウムイオン電池セル11の個数を増加させることにより、駆動源としてのモータに供給される電力量を増加させることができる。従って、車両100の移動距離が増加した場合、あるいは車両100の停止中にアームロール機構102aを動作させる場合であっても、十分な電力を供給することができる。
なお、電池モジュール50を構成する電池モジュール10の個数は2個に限定されず、要求される電気量に応じて3個以上としてもよい。また、上下方向のみならず水平方向に並列配置されてもよい。更に、電池モジュール10を2個以上有する電池ユニット1を、キャブ101に2個以上設けてもよい。
以上説明したように、車両100の駆動力源であるモータに電力を供給する車両用電池ユニット1は、複数のリチウムイオン電池セル11と、複数のリチウムイオン電池セル11が水平方向に並列配置される筐体20と、筐体を覆うカバー30とを有する。このような電池ユニット1を、車両100の背面101bに配置することができる。これにより、配置場所が限られた車両において多くのリチウムイオン電池を搭載することができる。従って。リチウムイオン電池セル11が少ない場合と比較して車両100のモータに供給される電気量は相対的に増加するため、車両100の走行距離を長く維持することができる。更に、産業廃棄物の処理に使用するアームロール機構102aの制御も行うことができる。
なお、上記のように本考案の一実施形態及び実施例について詳細に説明したが、本考案の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例は、全て本考案の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、電池ユニットの構成も本考案の一実施形態及び実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1 車両用電池ユニット、10 電池モジュール、11 リチウムイオン電池セル、20 筐体、30 カバー、100 車両
Claims (4)
- 車両の駆動力源であるモータに電力を供給する車両用電池ユニットであって、
複数のリチウムイオン電池セルを水平方向に並列配置して形成される電池モジュールと、
前記電池モジュールを収容するとともに、少なくとも一方側が開放された形状に形成された箱状の筐体と、
前記筐体の開放された部分を覆うカバーとを有することを特徴とする車両用電池ユニット。 - 前記筐体において、複数の前記電池モジュールが積層されること
を特徴とする請求項1に記載の車両用電池ユニット。 - 請求項1又は2に記載の車両用電池ユニットを1以上備えた車両。
- 前記車両用電池ユニットが、キャブの背面に取り付けられていること
を特徴とする請求項3に記載の車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004060U JP3235614U (ja) | 2021-10-21 | 2021-10-21 | 車両用電池ユニット及びこれを備える車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021004060U JP3235614U (ja) | 2021-10-21 | 2021-10-21 | 車両用電池ユニット及びこれを備える車両 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3235614U true JP3235614U (ja) | 2022-01-06 |
Family
ID=79191102
Family Applications (1)
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JP2021004060U Active JP3235614U (ja) | 2021-10-21 | 2021-10-21 | 車両用電池ユニット及びこれを備える車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235614U (ja) |
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2021
- 2021-10-21 JP JP2021004060U patent/JP3235614U/ja active Active
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