JP3235492U - マイクロスクリュ、アクセサリ及び歯列矯正用アンカレッジ - Google Patents
マイクロスクリュ、アクセサリ及び歯列矯正用アンカレッジ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】歯列矯正臨床において、より柔軟に応用させることができるとともに、手術中の有害事象を減少させることができる、マイクロスクリュ、アクセサリ、及び歯列矯正アンカレッジを提供する。【解決手段】マイクロスクリュは、順次接続されるヘッド部1、ネック部2及びねじ部3を含み、ねじ部3が骨組織を切削して歯槽骨を貫通するために用いられ、ヘッド部1の端面上に保持溝1.1が設けられる。その構造設計が合理的であり、且つアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大し、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの断裂を減少させる。【選択図】図1
Description
本考案は、人体埋め込み型医療機器の分野に属し、より具体的には、マイクロスクリュ、アクセサリ、歯列矯正用アンカレッジ及び方法に関する。
歯列矯正の従来のアンカレッジに比べて、マイクロスクリュは、絶対的なアンカレッジを提供することができ、二重突起病例の前歯内転過程において、牽引力がマイクロスクリュを介して歯槽骨に印加されるため、後歯の前方移動をほとんど引き起こすことがなく、前歯を最大限に内転して突起程度を改善することができ、全歯列が後方移動した症例でも、マイクロスクリュは、臼歯を良好に押し戻して、良好な矯正結果をもたらすことができる。マイクロスクリュの補助により、歯列矯正医者は、患者の協力に頼らず、歯の移動をより正確に制御することができると言える。なお、マイクロスクリュは、さらに、体積が小さく、使用が柔軟であるなどという優位性があり、90年代以来、臨床で広く使用されており、いくつかの複雑で厳重な不正咬合の治療に対して重要な役割を果たしている。
しかしながら、安定性を確保するために、マイクロスクリュの移植位置は、歯根の根尖の3分の1の高さにあるのが一般的であり、臨床応用では付勢方向が高いため、望ましくない奥歯低下を招く場合がある。
このため、マイクロスクリュ、アクセサリ、歯列矯正アンカレッジ及び方法を研究開発することが期待され、それによって、歯列矯正アンカレッジの付勢方式を増加させ、付勢方向の範囲を拡大し、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジをより柔軟に応用させることができる。
本考案の目的は、マイクロスクリュ、アクセサリ、歯列矯正アンカレッジ及び方法を提供し、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができることである。
上記目的を実現するために、本考案は、マイクロスクリュを提供し、順次接続されるヘッド部、ネック部及びねじ部を含み、前記ねじ部が骨組織を切削して歯槽骨を貫通するために用いられ、前記ヘッド部の端面上に保持溝が設けられる。
選択的に、前記ヘッド部の側面に結紮孔が設けられ、前記結紮孔の軸方向が前記マイクロスクリュ本体の長手方向と垂直であり、且つ前記結紮孔が前記ヘッド部を貫通している。
選択的に、前記保持溝が円筒状溝であり、前記円筒状溝の側壁上に位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝が前記円筒状溝の軸方向に沿って前記円筒状溝を貫通している。
選択的に、前記ヘッド部が正六角柱型であり、前記ネック部と前記ねじ部がいずれも円筒状であり、且つ前記ねじ部の自由端が先端である。
選択的に、前記歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの材質がタンタル合金である。
本考案は、上記マイクロスクリュ上に取り付けられるためのアクセサリを提供し、前記アクセサリは、保持ブロックと、前記保持ブロックの一端に設けられる接続構造とを含み、前記保持ブロックの他端が前記保持溝中に挿入されるために用いられ、前記保持ブロックの前記他端の形状が前記保持溝の形状に適合され、前記接続構造が牽引アセンブリを接続するために用いられる。
選択的に、前記接続構造は、相互に接続される大径端と小径端とを含むボスであり、前記小径端が前記保持ブロックに接続され、前記大径端の上面に十字状溝が設けられ、前記十字状溝が前記大径端の上面から前記保持ブロックの前記一端の端面まで下向きに延びる。
選択的に、前記接続構造は、一端が前記保持ブロックにヒンジ結合される延長ロッドと、前記延長ロッドの他端に取り付けられるフックとを含む。
選択的に、前記接続構造は、一端が前記保持ブロックに固定して接続され、他端に円弧面栓が設けられる牽引ロッドである。
選択的に、前記接続構造は帽子状であり、前記保持ブロックの前記一端に係止されることにより、口腔粘膜を保護する。
本考案は、上記マイクロスクリュ及び上記アクセサリを含む歯列矯正アンカレッジを提供する。
本考案は、上記歯列矯正アンカレッジを利用する歯列矯正方法を提供し、前記方法は、
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
本考案の有益な効果は、以下の通りである:
1、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをねじ部によって歯槽骨に移植し、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部の保持溝は、様々なアクセサリを取り付けるために用いることができ、その構造設計が合理的であり、且つ歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部に取り付けられるアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大することができ、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
2、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。
3、マイクロスクリュ本体をねじ部によって歯槽骨に移植し、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。
その構造設計が合理的であり、且つ複数種のアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大し、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
1、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをねじ部によって歯槽骨に移植し、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部の保持溝は、様々なアクセサリを取り付けるために用いることができ、その構造設計が合理的であり、且つ歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部に取り付けられるアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大することができ、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
2、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。
3、マイクロスクリュ本体をねじ部によって歯槽骨に移植し、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。
その構造設計が合理的であり、且つ複数種のアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大し、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
本考案の他の特徴及び利点は、後の具体的な実施形態の部分で詳細に説明される。
添付図面を結び付けて、本考案の例示的な実施形態をより詳細に記述することによって、本考案の上記及び他の目的、特徴、並びに利点は、より明らかになり、そのうち、本考案の例示的な実施形態では、一般的には同じ参照番号が同じ部品を表す。
本考案の一実施例によるマイクロスクリュ本体の構成概略図である。
本考案の一実施例によるマイクロスクリュ本体の平面図である。
本考案の一実施例によるアクセサリの概略構成図である。
本考案の一実施例によるアクセサリの概略構成図である。
本考案の一実施例によるアクセサリの概略構成図である。
本考案の一実施例によるアクセサリの概略構成図である。
以下では、本考案の好ましい実施形態についてより詳細に記述する。以下では、本考案の好ましい実施形態を記述したが、理解すべきことは、様々な形式で本考案を実現することができるが、ここに記載された実施形態に限定されるべきではない。逆に、これらの実施形態を提供する目的は、本考案をより徹底的かつ完全にし、且つ本考案の範囲を当業者に完全に伝達させることができることである。
本考案はマイクロスクリュを提供し、順次接続されるヘッド部、ネック部及びねじ部を含み、ねじ部が骨組織を切削して歯槽骨を貫通するために用いられ、ヘッド部の端面上に保持溝が設けられる。
具体的には、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをねじ部によって歯槽骨に移植し、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部の保持溝は、様々なアクセサリを取り付けるために用いることができ、その構造設計が合理的であり、且つ歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部に取り付けられるアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大することができ、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
選択的な方案として、ヘッド部の側面に結紮孔が設けられ、結紮孔の軸方向がマイクロスクリュ本体の長手方向と垂直であり、且つ結紮孔がヘッド部を貫通している。
具体的には、結紮孔は、結紮糸を通すために用いられ、使用時、結紮孔の軸方向を水平に保持すべきであり、それによって、結紮糸の横方向の貫通を容易にする。
選択的な方案として、保持溝が円筒状溝であり、円筒状溝の側壁上に位置決め溝が設けられ、位置決め溝が円筒状溝の軸方向に沿って円筒状溝を貫通している。
具体的には、保持溝を円筒状に設計することにより、保持ブロックの取り付けを容易にし、円筒状溝の側壁上に位置決め溝が設けられることは、保持ブロックが保持溝内で回転することを防止することができる。
選択的な方案として、ヘッド部が正六角柱型であり、ネック部とねじ部がいずれも円筒状であり、且つねじ部の自由端が先端である。
具体的には、ねじ部が骨組織を切削して歯槽骨を貫通するため用いられるので、自由端が先端である。
選択的な方案として、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの材質がタンタル合金である。
具体的には、臨床でよく使われるマイクロスクリュはチタン合金材質であり、鋼度が不足しているため、手術過程中にマイクロスクリュ断裂の事故もよく発生するため、タンタル金属材料を選択して製作することができ、その剛性が強く、且つ良好な生物的安全性があり、歯列矯正アンカレッジスクリュの安定性を高め、歯列矯正アンカレッジスクリュの臨床応用範囲を増大するとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させる。
本考案は上記マイクロスクリュに取り付けられるためのアクセサリを提供し、アクセサリは、保持ブロックと、保持ブロックの一端に設けられる接続構造とを含み、保持ブロックの他端が保持溝中に挿入されるために用いられ、保持ブロックの他端の形状が保持溝の形状に適合され、接続構造が牽引アセンブリを接続するために用いられる。
具体的には、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。
選択的な方案として、接続構造は、相互に接続される大径端と小径端とを含むボスであり、小径端が保持ブロックに接続され、大径端の上面に十字状溝が設けられ、十字状溝は、大径端の上面から保持ブロックの一端部の端面まで下向きに延びる。
選択的な方案として、接続構造は、一端が保持ブロックにヒンジ結合される延長ロッドと、延長ロッドの他端に取り付けられるフックとを含む。
選択的な方案として、接続構造は、一端が保持ブロックに固定して接続され、他端に円弧面栓が設けられる牽引ロッドである。
選択的な方案として、接続構造は帽子状であり、保持ブロックの一端に係止されることにより、口腔粘膜を保護する。
具体的には、異なる接続構造付きのアクセサリを設計することによって、マイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大することができ、歯列矯正臨床においてマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができ、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、マイクロスクリュ本体ヘッド部上のアクセサリを交換するだけでよく、マイクロスクリュを取り外す必要がなく、新たなマイクロスクリュを移植する必要もなく、それによって、歯列矯正の手術回数及びステップを減少させる。
本考案は、上記マイクロスクリュ及び上記アクセサリを含む歯列矯正アンカレッジを提供する。
本考案は、上記歯列矯正アンカレッジを利用する歯列矯正方法を提供し、方法は、
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
具体的には、マイクロスクリュ本体をねじ部によって歯槽骨に移植し、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力と医療用接着剤の化学的固定力によって、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に取り付け、アクセサリ上の接続構造を利用して、歯列矯正用牽引アセンブリを接続し、付勢方式又は付勢方向を変更する必要がある場合、アクセサリを取り外して、ニーズに合致するアクセサリに交換するだけでよい。その構造設計が合理的であり、且つ複数種のアクセサリを交換することによって、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大し、歯列矯正臨床において歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
歯列矯正中に、矯正方式が変更されるため、アクセサリを交換する必要がある場合、アクセサリを直接取り外し、適用される別のアクセサリを選択し、且つ同様の方式で保持すればよい。
実施例
実施例
図1は本実施例のマイクロスクリュ本体の構成概略図である。図2は本実施例のマイクロスクリュ本体の平面図である。図3−6は本実施例の4つのアクセサリの概略構成図である。
本考案の歯列矯正アンカレッジは、マイクロスクリュと4つのアクセサリとを含み、そのうち、
マイクロスクリュは、以下を含む:
マイクロスクリュ本体の材質はタンタルであり、図1、図2に示すように、順次接続されるヘッド部1、ネック部2及びねじ部3を含み、ヘッド部1の端面上に保持溝1.1が設けられ、ヘッド部1の側面上に結紮孔1.2が設けられ、結紮孔1.2の軸方向がマイクロスクリュ本体の長手方向と垂直であり、且つ結紮孔1.2がヘッド部を貫通している。
4つのアクセサリであって、それぞれのアクセサリは、形状が保持溝1.1に適合される保持ブロック4と、保持ブロック4の一端に設けられる接続構造5とを含み、保持ブロック4の他端が保持溝1.1中に挿入されるために用いられ、接続構造5が牽引アセンブリを接続するために用いられる。
第一のアクセサリは図3に示すように、その接続構造5は、大径端と小径端とを含むボスであり、小径端が保持ブロックに接続され、大径端の上面に十字状溝が設けられ、十字状溝が大径端の上面から保持ブロックの一端の端面まで下向きに延びる。
第二のアクセサリは図4に示すように、その接続構造5は、一端が保持ブロックにヒンジ結合される延長ロッドと、延長ロッドの他端に取り付けられるフックとを含む。
第三のアクセサリは図5に示すように、その接続構造5は牽引ロッドであり、牽引ロッドの一端が保持ブロックに固定して接続され、牽引ロッドの他端に円弧面栓が設けられる。
第四のアクセサリは図6に示すように、その接続構造5は帽子状であり、保持ブロックの一端に係止されることにより、口腔粘膜を保護する。
マイクロスクリュは、以下を含む:
マイクロスクリュ本体の材質はタンタルであり、図1、図2に示すように、順次接続されるヘッド部1、ネック部2及びねじ部3を含み、ヘッド部1の端面上に保持溝1.1が設けられ、ヘッド部1の側面上に結紮孔1.2が設けられ、結紮孔1.2の軸方向がマイクロスクリュ本体の長手方向と垂直であり、且つ結紮孔1.2がヘッド部を貫通している。
4つのアクセサリであって、それぞれのアクセサリは、形状が保持溝1.1に適合される保持ブロック4と、保持ブロック4の一端に設けられる接続構造5とを含み、保持ブロック4の他端が保持溝1.1中に挿入されるために用いられ、接続構造5が牽引アセンブリを接続するために用いられる。
第一のアクセサリは図3に示すように、その接続構造5は、大径端と小径端とを含むボスであり、小径端が保持ブロックに接続され、大径端の上面に十字状溝が設けられ、十字状溝が大径端の上面から保持ブロックの一端の端面まで下向きに延びる。
第二のアクセサリは図4に示すように、その接続構造5は、一端が保持ブロックにヒンジ結合される延長ロッドと、延長ロッドの他端に取り付けられるフックとを含む。
第三のアクセサリは図5に示すように、その接続構造5は牽引ロッドであり、牽引ロッドの一端が保持ブロックに固定して接続され、牽引ロッドの他端に円弧面栓が設けられる。
第四のアクセサリは図6に示すように、その接続構造5は帽子状であり、保持ブロックの一端に係止されることにより、口腔粘膜を保護する。
本実施例では、マイクロスクリュ本体のヘッド部1は、辺長が1.25mmの正六角柱型であり、ネック部2は、直径が1.7mmで、長さが2mmの滑らかな円筒体であり、ねじ部3も円筒状であり、且つねじ部の自由端が先端であり、ねじ部のピッチが0.5mmで、ねじの小径が1.2mmで、ねじの大径が1.6mmで、ねじの深さが0.2mmで、ねじ部3の長さが臨床の実際のニーズに応じて定められ、保持溝1.1は、深さが1.5mmの円筒状溝であり、円筒状溝の側壁に台形の位置決め溝が設けられ、位置決め溝は、円筒状溝の軸方向に沿って円筒状溝を貫通しており、結紮孔1.2の直径が0.6mmである。
本実施例では、保持ブロック4の形状が保持溝1.1に適合され、円筒体と、円筒体の側面上に設けられる一対の位置決め突起とを含み、位置決め突起が台形であり、且つ円筒体の軸方向に沿って円筒体の側面を貫通している。
本考案の歯列矯正アンカレッジ構造は、設計が合理的で、異なる接続構造付きのアクセサリを取り付けることにより、マイクロスクリュの付勢方式及び付勢方向の範囲を拡大することにより、歯列矯正臨床においてマイクロスクリュをより柔軟に応用させることができるとともに、手術中のマイクロスクリュ断裂の有害事象を減少させることができる。
本考案はさらに、歯列矯正方法を提供し、
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む。
使用時、歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュを移植した後に、該治療段階で適用可能なアクセサリを選択し、保持溝と保持ブロックとの間の機械的固定力によって、医療用接着剤の化学的接着力で補助して、アクセサリを歯列矯正アンカレッジマイクロスクリュヘッド部に固定させてから、臨床上のニーズに応じて付勢荷重を行う。次の治療段階に入ると、適用されるアクセサリを交換し、且つ同様の方法で固定すればよい。
以上では、本考案の各実施例について記述したが、上記説明は例示的なものであり、網羅的なものではなく、且つ開示された各実施例に限定されるものではない。説明された各実施例の範囲及び精神を逸脱することなく、当業者にとって、多くの修正及び変更は自明である。
1、ヘッド部、1.1、保持溝、1.2、結紮孔、2、ネック部、3、ねじ部、4、保持ブロック、5、接続構造。
Claims (12)
- マイクロスクリュであって、順次接続されるヘッド部、ネック部及びねじ部を含み、前記ねじ部が骨組織を切削して歯槽骨を貫通するために用いられ、前記ヘッド部の端面上に保持溝が設けられる、ことを特徴とするマイクロスクリュ。
- 前記ヘッド部の側面に結紮孔が設けられ、前記結紮孔の軸方向がマイクロスクリュ本体の長手方向と垂直であり、且つ前記結紮孔が前記ヘッド部を貫通している、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロスクリュ。
- 前記保持溝が円筒状溝であり、前記円筒状溝の側壁上に位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝が前記円筒状溝の軸方向に沿って前記円筒状溝を貫通している、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロスクリュ。
- 前記ヘッド部が正六角柱型であり、前記ネック部と前記ねじ部がいずれも円筒状であり、且つ前記ねじ部の自由端が先端である、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロスクリュ。
- 前記マイクロスクリュの材質がタンタル合金である、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロスクリュ。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロスクリュに取り付けられるためのアクセサリであって、保持ブロックと、前記保持ブロックの一端に設けられる接続構造とを含み、前記保持ブロックの他端が前記保持溝中に挿入されるために用いられ、前記保持ブロックの前記他端の形状が前記保持溝の形状に適合され、前記接続構造が牽引アセンブリを接続するために用いられる、ことを特徴とするアクセサリ。
- 前記接続構造は、相互に接続される大径端と小径端とを含むボスであり、前記小径端が前記保持ブロックに接続され、前記大径端の上面に十字状溝が設けられ、前記十字状溝が前記大径端の上面から前記保持ブロックの前記一端の端面まで下向きに延びる、ことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
- 前記接続構造は、一端が前記保持ブロックにヒンジ結合される延長ロッドと、前記延長ロッドの他端に取り付けられるフックとを含む、ことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
- 前記接続構造は、一端が前記保持ブロックに固定して接続され、他端に円弧面栓が設けられる牽引ロッドである、ことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
- 前記接続構造は帽子状であり、前記保持ブロックの前記一端に係止されることにより、口腔粘膜を保護する、ことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
- 歯列矯正用アンカレッジであって、請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロスクリュと、請求項6から10のいずれか1項に記載のアクセサリとを含む、ことを特徴とする歯列矯正用アンカレッジ。
- 請求項11に記載の歯列矯正用アンカレッジを利用する歯列矯正方法であって、前記方法は、
麻薬を移植部位に注射するステップと、
マイクロスクリュ本体のねじ部を移植部位に深くして、マイクロスクリュ本体のネック部が完全に軟組織に没入した後に停止するステップと、
結紮孔の軸線が水平になるようにマイクロスクリュ本体を回転させるステップと、
適量の医療用接着剤を保持溝に入れるステップと、
保持ブロックの他端を保持溝に挿入させ、アクセサリをマイクロスクリュ本体のヘッド部上に固定させるステップと、
歯列矯正用牽引アセンブリを保持ブロックの一端の接続構造上に接続させるステップと、を含む、ことを特徴とする歯列矯正方法。
Applications Claiming Priority (5)
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---|---|---|---|
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