JP2009045093A - 歯科用インプラント治療用骨のみおよびそれに用いる歯科用インプラント - Google Patents

歯科用インプラント治療用骨のみおよびそれに用いる歯科用インプラント Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、インプラント埋入を諦めていた患者にも広くその恩恵が受けられるように、幅の薄い顎骨に対してもインプラント治療を可能にするための口腔インプラント治療用骨のみを提供することおよび、前記骨のみを使用して形成されたインプラント窩に良好な形状で適応し、術後早期に使用でき、幅の薄い顎骨に対しても安定して固定できるインプラントを提供することである。
【解決手段】刃先を含む作業端部が屈曲し、刃先厚み0.3〜6.0mm、刃先の垂直断面形状が刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなし、柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする骨のみ。および前記骨のみにより形成されたインプラント窩に適合する楕円柱状または断面小判型のインプラント。
【選択図】図1

Description

本発明は歯科用インプラント(人工歯根)に関し、より詳しくは義歯を歯槽骨に安定に固定することができるインプラント及び、該インプラント治療に有効な骨のみに関する。
歯科医療の分野においては歯の補綴・修復のために人工歯根などのインプラントが広く使用されている。インプラント治療は歯の抜けた部分の顎の骨にインプラントを入れて支柱とし、その上に人工の歯をしっかりと固定する治療法で、他の治療法であるブリッジ、入れ歯などと比較して噛む力が天然歯に近いものが得られる。ブリッジの治療は、失われた歯を両隣の歯で支える仕組みになっているので、1本の歯を治療するために、たとえ両隣の歯が健全であっても削ることが不可欠である。入れ歯は、ブリッジの治療では補えない多くの歯を失った場合に用いることができるが、いずれにしても噛む力が弱く、外観上においても必ずしも患者が満足できるものではない。
インプラント治療の利点は前記ブリッジの治療や入れ歯の欠点を充分に補うことができるものであるが、インプラントを顎の骨に埋め込むための手術が必要であり、また術者の技能に大きく左右されること、完全に治癒するまでに1〜2ヶ月を要する場合もあり、打ち込みたい部分の顎の骨が薄かったり、脆い場合にはインプラント手術そのものができないという問題があった。しかも、インプラント治療は前記の通り、所謂手術により行われるために、天然歯を失ったからといって患者の全てが直ぐにインプラント治療を望むものではない。またインプラントは健康保険の適用外でもあるため、むしろ最初は入れ歯など安易・簡便に使用できるもので当座を凌ぎ、どうしても入れ歯では、噛む力が不足するという不便さに耐えきれなくなった患者が最後に自分で決断して、歯科医の門を叩くことになる場合が多い。そうすると、歯を無くしてから相当の期間が経過することにより、噛むという刺激が与えられなくなった歯槽骨が後退して、インプラント治療を受けるだけの骨の厚みや幅が足りないことの方が多く、インプラント適応外と診断されるケースもまれではない。
そこで、インプラント治療の適応拡大のため、骨造成法が研究され、(一般的に下顎のインプラントより上顎のインプラントの方が難しい傾向にあるが)上顎骨の厚みが不足している患者でも、インプラントを行える技術が開発されて、実際に臨床で使用されている。上顎のほほの骨の中は大きく空洞になっていてそこを上顎洞(サイナス)というが、上の骨にインプラントを埋入する場合、上顎洞に到るまでの、上顎の骨の中に、インプラント体を収める必要がある。この上顎の骨の高さが足りない場合には、骨の高さを増すためにもとの歯が抜けた部分から、まず上顎洞底まで1〜2mmの高さを残してドリルで骨を削った後、凹型のオステオトームを使って上顎洞底の骨を上方に押し込むように穴を上げていく。そうすると、少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げられるので、インプラントを埋植するのに充分な深さが得られるというものである(ソケットリフト)。一方、上顎洞をおおう粘膜を持ち上げるために、上顎の頬骨からドリルやバーで窓型に骨を切って、その骨片を上顎洞内に窓を押し上げるように押し込みつつ、その下方に隙間を作り、その隙間に骨となるものを入れて骨が造成されるのを待つというサイナスリフトという方法もある。ただ、サイナスリフトは外科処置時のリスクや範囲が大きいために、その困難性と患者への侵襲性から一般の歯科臨床医においては敬遠されがちである。
また、骨の痩せた症例(歯槽骨が吸収され薄くなっている場合)には、従来から行われている方法として、骨移植やGBR(Guided Bone Regeneration :骨再生誘導法)が行われることもある。骨移植は、歯槽骨の吸収が見られる部位に、量が少なくて済むのなら頤(オトガイ:下顎の前の部分)などから採取し、量が多く必要なら蝶骨(腰骨)から採取したブロック状の骨を移植し、動かないようにスクリュー、ピンなどで固定する。その後、充分な高さ・幅が増生されてからインプラント治療に取りかかるというものである。GBRは、骨が不足している部分に、膜を用いて骨を作るスペースを用意し、その中に、骨のもとになるものを詰めて骨の再生を促す治療法である。しかし、前記いずれの方法においても、新たに骨増生されるまでに非常に長期間を要し、従って治癒するまでの期間が長くかかり、しかも移植した骨がそのまま残存するよりも吸収されて、増生した効果そのものが低い場合もあり、患者への負担が極めて大きいものである。
さらに、リッジエクスパンジョン(ridge expansion)法と呼ばれる、不完全骨折による方法もある。この方法は、歯槽骨頂幅が薄い場合にその部分を頬舌的に拡幅する外科処置であり、歯槽骨を歯槽頂から近遠心方向にバーなどを用いて溝を掘り、頬舌側方向に2分割すること(所謂若木骨折により骨を分割して幅を広げること(後述するように本発明とは本質的に異なる点であり、本発明は骨を頬舌側方向に膨らませるものである))により行われる。しかし、前記同様に、治癒期間の長さ、患者に対する負担などの問題点の他に、患者の骨を不完全に骨折させ、骨板の離断を起こさないように慎重に行う必要があり、骨折した骨が壊死する危険性もある。
また骨のみを用いた手法の一例として特開2003−52721号公報(特許文献1)がある。この文献によれば、骨のみの棒状の作業端部以下の部分を屈曲させ、該屈曲背部に槌打用の窪みを設けた口腔インプラント治療用骨のみを用いている。その術式は、[0010]に記載されているように、概略以下の通りである。径1.6〜2.0mmの骨のみで洞床骨を1〜2mm残すところまで槌打し、順次、骨のみの直径を太くしていく。移植骨片の適量を充填し、軽く槌打を繰り返して、圧縮、拳上する、というものである。この方式によれば、徐々に径の太い骨のみに移行していくことから、上顎骨の構造上のサージカルハザードを避け、骨への浸襲を最小限に止めることができるという優れた効果を発揮する。
しかし、この骨のみには槌打用の窪みを設けていること並びにその術式からみれば明らかなように、槌打を行うことが前提であり、他の操作方法に関しては言及されてはいない。また、該文献の図に示されているように骨のみの先端は円錐形の尖ったものである。そうすると、この骨のみを用いる場合には径の太さに比例した円形の穴が形成されることになるから、幅の薄い顎骨に対しては使用できる径の太さが自ずと制限される。すなわち、細身のインプラントが挿入されることになるが、土台であるインプラントが細くなればそれだけ歯を安定に固定することが困難になると予想されるのである。
一方、インプラント本体についてみると、通常スクリュータイプやシリンダータイプ、またはその一部を欠損させたタイプなどがあり、非常に他種類のものが現在も開発されつつある。具体的には、特開2002−253581号公報(特許文献2)、特開2005−342157号公報(特許文献3)、特開2005−270528号公報(特許文献4)、特開2006−296558号公報(特許文献5)などである。これらの全てに共通するものであるが、インプラントの水平断面をみる(ネジ部、スクリュー部や一部欠損した部分は除く)と円形、それも真円に近いものである。この理由は、従来法においてドリルを用いてインプラント埋入窩を形成すれば、当然穴が円形になるものであり、スクリュータイプのように回転させながら固定するものであれば、歯槽骨組織を必要以上に傷つけないようにするために円筒形に形成するのが最も合理的だからである。
しかし、インプラントの外形が円筒状であるということは、前記骨のみの場合と同様に、幅の薄い顎骨に対しては細身のインプラントを使用せざるを得ない。インプラントの固定にはそのインプラントの径以上の幅が当然に要求されるからである。そうすると、本来噛む力が強く、天然歯と同レベルまで回復することがインプラント治療のメリットであったところ、その利点が充分に生かしきれないおそれもある。
特開2003−52721号公報 特開2002−253581号公報 特開2005−342157号公報 特開2005−270528号公報 特開2006−296558号公報
本発明は、インプラント埋入を諦めていた患者にも広くその恩恵が受けられるように、幅の薄い顎骨に対してもインプラント治療を可能にするための口腔インプラント治療用骨のみを提供することを目的とする。
また、前記骨のみを使用して形成されたインプラント窩に良好な形状で適応し、術後早期に使用でき、幅の薄い顎骨に対しても安定して固定できるインプラントを提供することを目的とする。
本発明は、幅の薄い顎骨に対してもインプラント窩形成のために適した、略台形平板状の刃を有する歯科用インプラント治療用骨のみであって、刃先を含む作業端部が屈曲し、刃先厚み0.3〜6.0mm、刃先の垂直断面形状が刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなし、柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする。前記垂直断面形状とは、台形平板面および刃先線に対して垂直な面における断面形状であるということである。刃先を含む作業端部が屈曲していることにより、特に奥歯の治療において、施術時に患者の口を大きく開けさせる必要がなく、患者への精神的、肉体的負担を軽減させられる。またこのように柄に対して特定の方向に刃を形成することにより、医師にとって、後述するインプラント窩形成に際して、骨のみを把持する柄を通じて近遠心方向に力を加えやすく、手術を安全にかつ操作性よく行うことができるのである。なお、刃先厚みとは円弧状の終点と他方の面との間の厚みを意味する。
本発明の骨のみは、刃先が従来技術の骨のみ(刃先が厚く、耐衝撃性を重視していた)のような作用を持った形状ではなく、所謂鑿のような略台形平板状でより鋭角な先端を有している点に特徴がある。すなわち、従来の骨のみは、骨を割ったり、削り取ることが目的であるが、本発明は骨を切り込むことに特徴がある。この平板状の刃を歯列に沿って所定の位置で歯槽骨に垂直に押し当てつつ、抉るように刃先を押し込む。これにより直線状の開口部が形成される。本発明の骨のみの刃先断面形状は刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなしているため、刃先が進入するにつれて、線状の開口部を幅広に押し広げるのに都合がよい。本発明の骨のみは柄の部分を把持する手首を捻りながらインプラント窩を形成する点で、従来技術である槌打ち方式や打刻方式のものとは、術式が本質的に相違するものである。さらに、本発明の骨のみは、超音波やエアーで振動を発生させる補助具と組み合わせて使用することもでき、これにより前記切り込み形成が、患者に与える衝撃の少ない状態で、容易にインプラント窩が形成できるのである。
また、本発明の骨のみの別例としては、刃先を含む作業端部が屈曲し、刃先厚み0.3〜6.0mm、刃先の水平断面形状が側刃の刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなし、柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする。この骨のみは、前記骨のみのように最先端に刃を有していてもよいが、台形平板状の斜辺部に刃が形成されていること(本発明では側刃という)が特徴である。この側刃は、前記骨のみで形成された線状のインプラント窩をさらに歯槽骨に沿って線を延長させるように形成し易くするものである。このような術式により、歯槽骨の幅広の部分からインプラント窩を形成し始め、順次幅の狭い所までインプラント窩を延長していくことで、従来よりもさらに幅の狭い患者にも適用することが可能になるのである。なお、前記水平断面とは前記垂直断面に直交する面であり、側刃に対しては垂直断面に相当する。
本発明はまた、前記インプラント治療用骨のみにより形成された穿孔に固定するための歯科用インプラントであって、該歯科用インプラントの水平断面が離心率0.5〜0.95の範囲の楕円形状または、前記水平断面が、半径Rの円から、幅R/2以上2Rより小さい平行線が共に交差するか或いは一方が交差し、他方が接することで形成される平行線より外側の円弧部分を削除した形状、を有することを特徴とする楕円柱状の歯科用インプラントをその要旨とする。インプラントは歯槽骨と結合して固定されるため、その周囲には当然歯槽骨が存在する必要がある。しかし、インプラントを必要とする患者は、事故などにより突然歯を失った場合を除いて、インプラントを埋入するまでの間に歯槽骨が吸収され、骨量が充分でないケースも多く見られる。そのような場合には、骨高を増加させる為に上顎においては上述のサイナスリフトや、ソケットリフトの術式を用いる。また骨幅を増加させる為には骨移植、GBRという骨造成が行われるが、患者にとっての負担や、早期治療の面では、必ずしも充分であるとは言えない。そこで、本発明の歯科用インプラントを使用することによって、歯槽骨の厚みが薄い場合でも、従来の円筒状のインプラントに比較して、よりインプラント治療の適応範囲を拡大させることができるのである。
歯槽骨は歯列に沿って存在するから、厚みが薄い場合でも歯並び方向へは充分に存在する。そうすると、本発明のようにインプラントを楕円柱状にすることによって、楕円の長半径を歯列方向に沿い、短半径を厚み方向に向けることで、より薄い歯槽骨であってもインプラント治療が可能になるのである。また、インプラントの上には義歯が装着されるのであるが、該義歯の幅とインプラント本体との幅に差違が余りないことが望ましい。差が大きければそれだけ歯間の空隙が広くなるため、審美性に劣るだけでなく、歯垢などが堆積し易くなるからである。この点、従来のインプラントのように円筒形状であると、義歯の幅に合わせて幅広にするためには、インプラント窩が大きくなり歯槽骨の幅も必要となる。ところが、元々歯槽骨が薄い患者に対して径の大きな円筒のインプラントを挿入することは事実上不可能である。それに対して、本発明のインプラントによれば、前記の通り歯列方向に、幅広のインプラント窩を形成し、歯槽骨の薄い方向にはインプラントの短半径を当てればよいので、義歯との組合せにおける審美性に優れた人工歯が可能となるのである。
さらに、従来のシリンダータイプのインプラントは、円形の孔に挿入されるのであるが、シリンダー軸を中心とする回転に対して抵抗が弱いために、インプラント挿入後安定した固定が形成されず、オッセオインテグレーションが起こるまでインプラントに機能的な力が作用しないようにする必要があった。また、回転するインプラントの表面には軟組織が形成されやすく、これによりインプラントをしっかり固定するための骨形成ができないという問題があったのである。しかし、本発明のように楕円形の孔に楕円柱状のインプラントを挿入するのであれば、楕円中心を軸として回転することがその形状に起因して効果的に防止されるため、より安定性に優れた固定が可能となるのである。
従来の歯科用インプラントの埋入に用いられるドリルは回転駆動によるものであるために、ドリル操作時の危険性から、神経麻痺や動脈出血など思わぬ事故につながりやすかった。またドリルで形成されるインプラント窩は当然その穴の形状も円となる。そのようなインプラント窩に本願発明の楕円柱状のインプラントを挿入することも可能であるが、挿入時に不要な隙間が生じる。従って、本発明の前記台形平板状の刃を有する歯科用インプラント治療用骨のみが有効なのである。
ところで、本発明のインプラント治療用骨のみを用いた手術方法には、以下の術式を採用することでより狭い幅の歯槽骨の患者にも適用できるようになる。まず、最初に最も薄い刃先厚み(0.3mm)の骨のみを使用して細線状のインプラント窩を形成する。次に、先に使用した骨のみよりも刃先の厚みを厚くした骨のみと交換し、当該操作を繰り返すことにより順次開口部を広げてインプラントの挿入に適当な大きさの穴に広げていく。このように歯槽骨に対して無理なくインプラント窩を形成するためには最初の骨のみの刃先厚みが薄い程良い。従来の骨のみでは、全体の幅が細く形成されているので、刃先そのものを強度面で細くするのに限界があったが、本発明の骨のみは、厚みが薄くても幅を持たせているために刃先全体として強度を向上させることができる。また、歯槽骨の薄い患者であっても歯列方向にはそれなりに充分な骨量を有するので、歯列に沿った方向に骨のみの刃幅が、歯槽骨の薄い方向には骨のみの薄い刃厚が当接されることになるため、これまでインプラント手術が適用できなかった患者への適用範囲が大きく広げられることとなったのである。なお、本発明者は先に、インプラント窩形成の前段階としてインプラント前窩を形成する補助具について出願している。この方法は、インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成する補助具であって、直径が0.3〜1.4mmの範囲となる複数の前窩形成針を使用するものであり、骨の細いあるいは薄い人でもインプラント治療の適用範囲を広げることに成功している。本発明では、該インプラント前窩形成術との組合せて施術することも勿論可能である。
本発明の歯科用インプラント治療用骨のみは、従来の骨のみのように骨を割って拡幅するのとは異なり歯槽骨の薄い患者(極端な例ではあるが屏風のような歯槽骨であっても)に使用しても、薄い部分を全体で幅広に押し広げていくので、緻密な骨にすることができる。しかも、ドリルのように骨を削り取るのではなく、自身の骨をそのまま残してインプラントを挿入するので、オッセオインテグレーションが促進され、インプラントの固定がより強固となって、安定感が向上する。
また、本発明は上記のように、歯槽骨の薄い患者には不向きであったインプラントをその基本形状に立ち戻って再構成した結果、歯槽骨にとって極めて適合し易いものとしたので、これまでインプラント手術をあきらめていた多くの患者にも、インプラントが骨にしっかりと固定され、天然歯に近い噛み心地を取り戻すことができるのである。
本発明の歯科用インプラント治療用骨のみは、図1(a)、(b)、(c)に示すように略台形平板状の刃を有する。前記“略台形平板状”には所謂長方形平板状、正方形平板状についても広く含む概念であり、要するに従来の骨のみのように単に孔を穿つものではなく、線状の孔を形成する為に使用するものである。この刃の形状は前記楕円柱状のインプラントを挿入する穴を形成するにも都合が良い。従来のドリルのように丸い穴を形成するものとは異なり、歯槽骨に対して方向性をもって当接させることが必須となる。つまり、歯列に沿って存在する歯槽骨は、天然歯の一部喪失によって薄くなっていたとしても、歯列方向でみればなお充分な骨量を有しているので、本発明の骨のみを歯列に対して図2(a)に示すように並行に作用させれば、歯槽骨の薄い方向には骨のみの薄い刃厚が、歯列方向には刃幅を持って当接させることとなり、初期段階として線状の穴が形成できるのである。このときの刃の当て方としては、歯槽骨に垂直に当て、近遠心方向に抉るように押圧しながら、徐々に刃を浸入させていくことが重要である。こうして形成された線状の穴は、穴の形成にともなって排除された骨をその周囲に緻密化させつつ、厚みを徐々に厚くした骨のみ(図3(a)に示す)に交換することよって拡幅され、骨のみの刃先形状が楕円形を有するものへと交換して、最終的に所望の形状のインプラント窩とすることができる。
前記骨のみの交換過程において、刃先形状が楕円形を有するものへと交換する代わりに、従来公知のオステオトームなどを使用して、既に形成されている縦長の開口部中心を特に拡幅し、楕円に近い形状のインプラント窩を形成することも可能である。要するに、インプラント窩形成の初期段階においては、特に本発明の骨のみの使用が効果的であり、有る程度の穴を形成した後は、医師の技術と手術の状況などによって、使い分ければ良いのである。
本発明の骨のみは、刃先を含む作業端部が図4(b)、(d)、(e)に示すように屈曲している。これは特に奥歯のインプラント手術を行う場合に重要である。骨のみ全体が一直線になっていると、奥歯に対して刃先が平板状の骨のみを、方向性を持って当接させる為には、患者の口を大きく開けさせる必要があり、これが手術を受ける側にとってかなりの苦痛になるからである。また、実際に当接させることができても、医師にとって、力を加えて操作することが困難となりうるからである。本発明では、この屈曲が図4(b)または(d)に示すように二段階となっている方が好ましい。これにより刃先への押圧力の伝達が、より柔軟性を有することになり、患者への負担軽減とともに、医師による作用力を有る程度均一化することができるからである。ただし、前歯の治療に際しては敢えてこのように屈曲させる必要性は低いであろう。
本発明の骨のみの刃先厚みは0.3〜6.0mm、好ましくは0.5〜3.0mmの範囲である。もともと骨量の少ない患者に対しても使用できるように設計したことから、所望の強度が得られる限り、手術初期に使用する骨のみの厚みは薄い方が良い。また、徐々に厚みを厚くすることにより、患者の負担を軽減することができるので、前記範囲において多段階に厚みを変えた複数の骨のみを準備することが望ましい。
骨のみの構成材料には金属特にステンレス(SUS420)が望ましい。骨のみは、医療用器具であり、使用により錆たり、滅菌処理ができる材料である必要が有るからである。SUS420はマルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られ、刃を立てることができる。刃を立てるとは、斬れるように研ぐことをいう。なお、ステンレス鋼は前記マルテンサイト系ステンレス以外に、その金属組織によりオーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレス、オーステナイトフェライト系ステンレスおよび析出硬化系ステンレスなどがある。本発明では、骨のみとして刃が立てられる材料であれば特に限定されず、セラミックなどの硬質材料、剛性を有する樹脂材料であっても良い。
刃先断面形状は、刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなしている。刃先の形状については、片面刃(図1(d))や両面刃(図1(e))が基本的な形状である。また、図に示されるように刃先全長に渡って刃を有する物に限らず、鋸歯状に形成されていても良い。該鋸歯状の場合には、いわゆる部分刃と部分刃の間隔を0.1〜8mm、好ましくは0.2〜2mmの間隔に形成することができる。刃先形状は他のデザインを採用することもできるが、基本的には歯槽骨に線状の切込みを形成することが要件となる。そして本発明の特徴的な刃先デザインとして、円弧のアールは、刃先の厚みよりも大きく0.3mm以上とされる。刃先先端の角度α(図1(d)参照)は20°〜60°であり、好ましくは20°〜40°、最も好ましくは略30°である。特に、このアール部を形成したことにより、所謂鑿の様に材料を削りだす・くりぬくのではなく、歯槽骨を周囲に押しのける作用があり、立てた刃が鈍化しにくい。これによって、薄い歯槽骨でもその強度を低下させることなく施術できるのである。
前記刃先形状としては片面刃が好ましい。そして片面刃の当て方については、原則として歯槽骨の舌側もしくは口蓋側に刃の平坦面が、頬側に円弧状の面が当接するようにする。舌側もしくは口蓋側の骨は硬いが割れやすいため歯槽骨を押しのける作用のある円弧状の面を当てるには適さないからである。
また本発明の骨のみの刃は、図4(a)または(c)に示すように、柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする。これは、骨のみを把持しながら、刃先に押圧力を加える際に医者が操作し易いことを考慮したものである。すなわち所定のインプラント窩形成部位に刃先を当接させて、柄の部分を把持しながら刃先を作用点、屈曲部を支点としテコのようにして、押圧力を加えることとなるのである。
そして、本発明の骨のみの別例として、図3(b)または図5(a)に示す側刃を有する骨のみがある。この骨のみは水平断面図5(b)または(c)に示すように、刃先部分の形状は前記の先端に刃を有するものと基本的に同じである。ただ、骨のみの先端を使用するのではなく、先端の側部に刃を形成した点に特徴があるものである。この側刃を利用して、図2(a)〜(e)特に(c)〜(e)に示すように最初に形成された線状のインプラント窩を歯槽骨に沿って、線を延長するようにインプラント窩を延長するものである。このような施術方法により、歯槽骨の最も狭い部分を避けて、出来るだけ幅広の部分から窩を形成し、その部分の歯槽骨を狭い部分へと移動させながら、骨を失うことなくその範囲を拡大することができる。
本発明の楕円柱状の歯科用インプラントを図6に示す。このインプラントは水平断面図6(b)が楕円であることが特徴であるが、この楕円の形状については、離心率0.5〜0.95の範囲の楕円形状としている。離心率eは、楕円の長半径aと短半径bとから次式で表される。
Figure 2009045093
離心率eは、0に近いほど円に近く、1に近づくほど細長い。本発明のインプラントの水平断面の楕円形状はその離心率が0.5以上(参考a=1.2、b=1.0で約離心率0.55)である。この程度の離心率を有することにより、インプラントを挿入した後の柱軸を中心とする回転が抑制されるからである。また、離心率が0.95以下(参考a=3.0、b=1.0で離心率約0.94)としたのは、楕円が細長くなりすぎると、長半径方向に対する力には強いが短半径方向に対する力には弱くなることを考慮したものである。なお、インプラントの具体的な楕円の長半径aは3.0〜6.0mm、短半径bは2.0〜5.0mmの範囲内で製造される。
前記楕円柱状の表面には、歯槽骨との結合をより強固にするために、溝などを形成しておくこともできる。また表面が機械研磨された状態よりも強酸により処理したり、チタンやサンドなどをブラストしてラフサーフェス(微小粗雑構造)にしたものを用いることもできる。
本発明の歯科用プラントは前記の他に、図7に示すように、前記水平断面が、半径Rの円から、幅R/2以上2Rより小さい平行線が共に交差する(図7(b)参照)か、或いは一方が交差し他方が接する(図7(c)参照)ことで形成される平行線より外側の円弧部分を削除した形状を有することを特徴とする。この断面形状は所謂小判形状であって、円柱を軸方向に2枚の平行な水平面で切ったような構造をしている。前記楕円形よりも製造面で簡易的である。すなわち、まず円柱状に形成したのち、中心軸に平行または僅かに傾斜した平面で少なくとも一カ所を切除する。これにより水平断面の形状が円弧状となる。この形状のインプラントも、前記楕円形状のインプラントと同様、円の中心を軸とする回転が抑制されるのである。ここで製品として仕上げることもできるが、さらに、前記削除面と平行な平面で、対向する側を同様に削除することにより、水平断面が小判型のインプラントが得られる。
前記削除面と円弧面との境界は、角張っているので面取りによって丸めることが望ましい。また、削除面は必ずしも同一範囲で削除する必要はなく、一方の側をより多く削除しても良い。
本発明のインプラントは、例えばチタン、プラチナ、ジルコニウム、ハフニウム、ニッケル・チタン合金などの歯槽骨との高い結合力が得られる材料で構成されるのが好ましく、必ずしもインプラント全部をこれらの材料から製造する必要はないが、外表面はこれらの材料からなることが好ましい。また、本発明のインプラントの表面をハイドロキシアパタイトで被覆したり、フッ素コーティングを施すこともできる。これらの処理は、いずれもインプラントの生体親和性を向上させ、歯槽骨との結合促進、インプラント治療の成功率向上、長期安定使用などの面で優れた効果を発揮するからである。
図8は、本発明の一例であるインプラント1の正面図である。インプラント1は、義歯2を歯槽骨に固定するためのもので、義歯支持部3と、歯槽骨内に埋植される埋設部4、義歯支持部と埋設部との間に設けられる支台部5とを具備する。義歯支持部はインプラントの埋植後に接合させる義歯を、ネジ式、嵌合式など公知の手法により固定する部位であり、円柱状、角柱状、円錐台状、楕円柱状など、義歯側の接合部に適合する大きさや形状に合わせて適切なものが選択される。
前記支台部は、義歯を載置したときに義歯とインプラントとの一体的・連続的接合を実現するためのもので、両者の隙間を確実に封止し、口腔内での衛生環境を保つ。また、義歯を安定して保持し、歯肉部分に埋もれるなどして外観上は表面に現れないので、美観を損ねることはない。本発明では埋設部が楕円柱状であるため、従来の円筒状の場合に比較して幅が広くなり、義歯を安定な状態で保持することができ、義歯の脱落を防止する効果も考えると、設ける意義はある。また、従来の円筒状のインプラントの場合には義歯を接合したときに、歯肉の上部で隣り合う歯との隙間を小さくするために義歯の下部における幅も大きくする必要があり、円筒状の埋設部の幅に対する義歯の幅には大きな差違を生じ、埋設部から義歯への連続性(義歯への移行部に大きな段差が生じること)やオーバーカンツァーになる問題があった。この不連続な変化は歯肉により有る程度被覆することができたが、歯槽骨自体が長期的には形状変化し、口腔内の衛生環境の不良によって歯肉が後退することもある。その結果隙間が現れることにより義歯下に歯垢が堆積しやすくなり、インプラントの寿命を短くする原因にもなっていた。さらに、審美性にも問題が生じた。その点、本発明のインプラントは楕円柱状とする構成にしたので、従来の円筒状の場合に比較して格段に滑らかな移行部を形成することができ、審美性にも効果的となる。
本発明のインプラントの最も特徴的な部分である埋設部は、前記の通り楕円柱状である。楕円柱状はこれまで採用されている円柱状のインプラントに比較して、上述の通り多くの利点を有している。繰り返しになるが、その効果として1)インプラントの回転モーメントに対する固定力に優れること、2)同じ骨幅の条件のもとでは、円筒形状のものより、骨内での埋設部の表面積の増加が見込めるので、義歯を安定して保持し、義歯に加えられる機械的応力を均一に分散することができること、3)歯槽骨の薄い患者にも適用範囲を広げることができること、4)義歯との連続した滑らかな結合などである。このような利点を有する楕円柱状のインプラントがこれまで使用されていなかった最大の理由は、ドリルでインプラント窩を形成していた時代から、円柱以外には考えられないとの固定観念によるものと思われる。本発明者は、この固定観念を打破し、インプラントの基本形状から考察して、本発明に想到し、前記骨のみとの組合せにより、さらに効果的な術式を具体的に可能ならしめたのである。
以上のように構成した本発明のインプラントは、従来のインプラントに比較して固定力に優れるなどの特徴を有し、歯を喪失して歯槽骨が薄くなってしまった患者に対しても有効に適用することができるものである。
また、本発明の骨のみは、特に前記インプラントを挿入する手術に適しており、インプラント治療の適用範囲を広げて、天然歯に近い噛み心地を取り戻すための重要な術式を提供することができる。
図1は、本発明のインプラント治療用骨のみの刃先拡大図である。 図2は、本発明のインプラント治療用骨のみを用いたインプラント窩形成の一例を示す図である。また、図2(c)〜(e)は、歯槽骨の幅が狭い部分にインプラント窩を拡大する施術の一例を示す図である。 図3は、本発明の刃先厚みの異なるインプラント治療用骨のみを示し、(b)は側刃を有する骨のみの図である。 図4は、本発明のインプラント治療用骨のみの屈曲状態の一例を示す図である。 図5は、本発明のインプラント治療用骨のみの側刃を有する一例を示す図である。 図6は、本発明の楕円柱状インプラントの一例を示す斜視図である。 図7は、本発明のインプラントの楕円柱状部について、他の例を示す図である。 図8は、義歯を載置した本発明のインプラント全体の概略図である。
符号の説明
1 インプラント
2 義歯
3 義歯支持部
4 埋設部
5 支台部

Claims (3)

  1. 口腔インプラント治療に用いる略台形平板状の刃を有する骨のみであって、
    刃先を含む作業端部が屈曲し、
    刃先厚み0.3〜6.0mm、刃先の垂直断面形状が刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなし、
    柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする歯科用インプラント治療用骨のみ。
  2. 口腔インプラント治療に用いる略台形平板状の側刃を有する骨のみであって、
    刃先を含む作業端部が屈曲し、
    刃先厚み0.3〜6.0mm、刃先の水平断面形状が側刃の刃先最先端の頂点に向かって円弧状をなし、
    柄と作業端部を含む仮想平面と略同一平面上に刃が形成されていることを特徴とする歯科用インプラント治療用骨のみ。
  3. 請求項1乃至2に記載の歯科用インプラント治療用骨のみにより形成された穿孔に固定するための歯科用インプラントであって、
    該歯科用インプラントの水平断面が離心率0.5〜0.95の範囲の楕円形状または、
    前記水平断面が、半径Rの円から、幅R/2以上2Rより小さい平行線が共に交差するか或いは一方が交差し、他方が接することで形成される平行線より外側の円弧部分を削除した形状、
    を有することを特徴とする楕円柱状の歯科用インプラント。
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JP2021074034A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 エア・ウォーター株式会社 割出装置

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