JP3235316U - 袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾手段を施したとしても、利便性の高い状態を維持して被収容物の保管管理を行うことができる袋体を提供する。【解決手段】本考案に係る袋体10は、本体部100と、本体部100の端から延出する端縁部110を含む。端縁部110には、第一の貫通孔120c、第二の貫通孔130dを備える。第一の貫通孔120cは細長状であり、端縁部110に複数設けられる。また、第二の貫通孔130dは点対称状であり、端縁部110に複数設けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、被収容物を収容する袋体に関する。
日本の全人口に占める高齢者の割合が増加する中、多くの高齢者やその家族等が抱える悩みの一つとして、処方される薬剤、及び病院の診察カードや所謂お薬手帳等の関連物品(以下、これらを総称して「薬剤等」という。)の煩雑な保管管理作業が挙げられる。特に、高齢者が複数の病院を受診する場合、提供される薬剤等の数や種類が増えてしまう。そのため、薬剤等を使いやすい状態で適切に保管管理することが難しい。
このような場合、関連性の高い複数の薬剤等をまとめ、これらを例えばプラスチック製の透明フィルムで形成される小型の袋等に収容できれば、薬剤等の保管管理作業の効率化を図ることができる。また、地震等の自然災害が生じた際などにおいて、高齢者やその家族等が緊急で薬剤等を携帯しなければならない事態が生じたとしても、必要なものが一纏まりになっていれば、持ち出す必要のある薬剤等の選定や探索の手間を大幅に省くことができる。
一方で、従来から袋体を装飾するための種々の手段が提案されている(例えば、下記特許文献1及び2に記載の技術)。上記した高齢者の薬剤等を収容する袋体においても、このような装飾手段が施されることで、高齢者やその家族等の心理状態を明るく穏やかにさせることができる。
実用新案登録第3179011号公報 実用新案登録第3102619号公報
しかしながら、装飾手段としてリボン等の帯状物を、袋体に結び付ける等の方法を用いる場合、袋体の例えば開口部などが縮み、折れ重なった状態となってしまう。その場合、袋体における被収容物の収容領域が、折れ重なった部分だけ狭くなる。それに加えて、袋体の外側から被収容物を視認しにくい状態となる。特に、高齢者の視覚機能は、一般の成人に比べて弱い傾向にあるため、袋体の使用者が高齢者の場合、被収容物を確認しにくい状況が生じ得る。
更には、上記のように袋体に折れ重なった部分が生じてしまうと、袋体の嵩が増えてしまうため、複数の袋体を用いて薬剤等を保管管理する場合に、これらの収納スペースが増加する。また、袋体に装飾手段を施すことによって、折れ重なり部分を含め袋全体が、持ち運びが不便な形に変形する可能性がある。特に高齢者は、一般の成人に比べて握力も弱く、変形した複数の袋体を一度に素早く持ち運び出すことは、上記のような緊急時において極めて困難な作業となる。
上記課題に鑑み、本考案は、所定の装飾手段を施したとしても、利便性の高い状態を維持して被収容物の保管管理を行うことができる袋体を提供する。また、本考案は、必要な薬剤等を緊急時に素早く的確に持ち出すことができ、持ち出した後においても、使いやすさが継続される袋体を提供する。
前記課題を解決するための本考案に係る袋体は、
被収容物の収容領域を備える本体部と、
前記本体部の端から延出する端縁部と、
前記端縁部の所定位置に設けられる第一の貫通孔と、
前記端縁部における前記第一の貫通孔とは異なる位置に設けられる第二の貫通孔と、
を含み、
前記第一の貫通孔は、前記端縁部に複数設けられ、
前記第一の貫通孔の形状は、細長状であり、
前記第二の貫通孔は、前記端縁部に複数設けられ、
前記第二の貫通孔の形状は、当該孔の中心に関して点対称状である。
また、本考案に係る袋体は、
前記第一の貫通孔のうちの少なくとも二つは、平面視において線対称状に配置されることが好ましく、前記第二の貫通孔のうちの少なくとも二つは、平面視において線対称状に配置されることが好ましい。
更に、本考案に係る袋体は、
前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔とが、一対状に並べて配置されることが好ましい。また、前記端縁部における前記第一及び第二の貫通孔とは異なる位置に設けられる第三の貫通孔を更に備えることが好ましい。
更に、本考案に係る袋体は、
前記本体部は、開口端を含み、
前記端縁部は、
前記開口端の表側から延出する表端縁部と、
前記開口端の裏側から延出する裏端縁部と、
を含み、
前記表端縁部と前記裏端縁部とは、互いに対向する位置に配置され、
前記表端縁部の所定位置に前記第一の貫通孔が設けられると共に、前記裏端縁部における当該第一の貫通孔と相対する位置に別の第一の貫通孔が設けられ、
前記表端縁部の所定位置に前記第二の貫通孔が設けられると共に、前記裏端縁部における当該第二の貫通孔と相対する位置に別の第二の貫通孔が設けられることが好ましい。
更に、少なくとも前記第一の貫通孔に挿通可能な装飾部を含むことが好ましい。
本考案によれば、本体部の端から延出する端縁部に、細長状の第一の貫通孔が複数設けられるため、例えばリボン等の帯状の装飾手段を第一の貫通孔に挿通し、結び付けたとしても、本体部は元の形状を維持することができる。そのため、被収容物の収容領域が狭まらないことはもちろん、嵩の増加を伴わないため、保管管理しやすい状態を継続できる。更に、装飾手段を施したとしても、本体部が変形しないため、袋体が透明な場合(透明に近い場合を含む。)、被収容物の外部からの視認も容易に行うことができる。
また、本考案によれば、本体部の端から延出する端縁部に、第二の貫通孔が設けられるため、例えばこれに首掛用の紐状物を挿通することで、第一の貫通孔に装飾手段が挿通された状態であっても、携帯に困難性を伴わない袋体を提供することができる。また、第二の貫通孔に挿通された紐状物によって袋体を首からぶら下げた状態を維持することができ、袋体を逸失するなどの事態を防ぐことができる。加えて、第二の貫通孔に挿通された紐状物等を首に掛ける作業のみで複数の袋体の全てを携帯できるため、緊急時の高齢者であっても、必要な被収容物を収容した袋体を素早く的確に持ち出すことが可能である。
本考案に係る袋体の斜視図。 本考案に係る袋体の正面図。 本考案に係る袋体の背面図。 装飾部が施された袋体の斜視図。 首掛用の紐が取り付けられた状態の袋体の使用図。 本考案に係る袋体の保管管理態様の一例を示す図。
以下、図面を参照して本考案の望ましい実施形態を詳細に説明する。但し、本考案は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
まず、図1から図3を用いて本考案に係る袋体10の全体構成を説明する。図1は、開口状態にある袋体10の斜視図、図2は、袋体10の正面図、図3は、袋体10の背面図である。図1から図3に示されるように、本実施形態に係る袋体10は、本体部100、端縁部110、第一の貫通孔120、第二の貫通孔130、第三の貫通孔140を含む。
本体部100は、表面101、裏面102を含み、内部に被収容物の収容領域を備える。表面101及び裏面102の素材は、透明なプラスチックフィルムやプラスチックシートであることが好ましい。これにより、本体部100に収容される被収容物を外側から視認することができる。また、上記の素材であれば、袋体10の重量を軽くすることができるため、袋体10を持ち運ぶ際の負担を軽減することができる。
ただし、表面101及び裏面102の素材は、これに限られるものではない。例えば、被収容物を外側から視認可能とするため、表面101又は裏面102の中央領域に上記透明フィルムやシートを配置し、その周囲に織布、不織布、紙、セロハンなどの異なる素材を配置するなど、二つ以上の素材を組み合わせてもよい。また、表面101と裏面102は、同じ素材によって構成されていてもよいし、異なる素材によって構成されていてもよい。
本実施形態において、表面101及び裏面102双方の側端(101aと102a)、底端(101bと102b)が、それぞれ溶着される。これにより、表面101と裏面102とが、互いに固着される。その際、内部は空域となる。被収容物は、上記空域(収容領域)に収容される。ただし、表面101及び裏面102の固着方法は、これに限定されるものではない。
ここで、本実施形態において、表面101及び裏面102の上端(101cと102c)は、固着されていない。すなわち、表面101及び裏面102の上端(101cと102c)によって、本体部100の開口端が形成される。被収容物は、本体部100の内部に上記開口端側から収容される。なお、以下の説明において、上端のことを「開口端」と表記する場合がある。
ただし、開口端の形態は、これに限られるものではない。例えば、表面101側と裏面102側の開口端のそれぞれに、ファスナー状の部材が取り付けられ、これらファスナーが噛み合うことで、双方の開口端が係着されてもよい。また、表面101側と裏面102側の開口端の一方にライン状の溝部が取り付けられると共に、他方にライン状の突部が取り付けられ、突部が溝部に嵌まり込むことで、双方の開口端が係着されてもよい。
次に、端縁部110は、前記本体部100の端から延出する。より詳しくは、端縁部110は、側端101a,102a、底端101b,102b、開口端101c,102cのいずれか又は全てから延出する。図1から図3に示されるように、本実施形態において、端縁部110は、(表側)開口端101c及び(裏側)開口端102cから延出する。
また、端縁部110の素材は、本体部100の素材と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。後述するように、端縁部110には、第一の貫通孔120、第二の貫通孔130、第三の貫通孔140が設けられる。それに加えて、これらの貫通孔に紐状物や帯状物等が挿通されることが想定される。そのため、端縁部110は、紐状物や帯状物等を上記貫通孔に通しても破損しない程度の強度を持つ素材であることが好ましい。
なお、以下の説明において、端縁部110のうち、(表側)開口端101cから延出するものを「表端縁部110a」という場合がある。また、端縁部110のうち、(裏側)開口端102cから延出するものを「裏端縁部110b」という場合がある。図1から図3に示されるように、本実施形態において、表端縁部110a及び裏端縁部110bは、互いに対向する位置に配置される。また、表端縁部110a及び裏端縁部110bの側端は、溶着等によって互いに固着されていてもよいし、固着されていなくてもよい。
端縁部110の本体部100への固着方法は、特に限定されるものではない。ここで、端縁部110の固着方法としては、例えば、本体部100の端と端縁部110の所定箇所同士を重ね合わせた後、その部分を溶着する、あるいは、縫着するなどの方法が挙げられる。また、本体部100と端縁部110とが、別々に作成されるのではなく、これらが一体的に作成されてもよい。
次に、第一の貫通孔120は、端縁部110の所定位置に複数設けられる。図2及び図3に示されるように、本実施形態において、第一の貫通孔120は、表端縁部110a及び裏端縁部110bのそれぞれに、2つずつ設けられる。
また、図2に示されるように、表端縁部110aに設けられる2つの第一の貫通孔120a,120bは、正面視において、袋体10の二等分線Aに関して線対称状に配置されることが好ましい。
更に、図3に示されるように、裏端縁部110bに設けられる2つの第一の貫通孔120c,120dは、背面視において、袋体10の二等分線Aに関して線対称状に配置されることが好ましい。なお、以下の説明において、正面視及び背面視を総称して「平面視」と呼ぶ場合がある。
なお、例えば、袋体10の背面側から正面側にかけて(その逆であってもよい)第一の貫通孔120に挿通物を通す際の手間を考慮して、表端縁部110aに設けられた第一の貫通孔120aと、裏端縁部110bに設けられた第一の貫通孔120cとは、表端縁部110aと裏端縁部110bとを重ね合わせた状態において、互いに相対する位置に設けられることが好ましい。同様に、表端縁部110aに設けられた第一の貫通孔120bと、裏端縁部110bに設けられた第一の貫通孔120dとは、表端縁部110aと裏端縁部110bとを重ね合わせた状態において、互いに相対する位置に設けられることが好ましい。
第一の貫通孔120の形状は、細長状である。このように、第一の貫通孔120の形状を細長状とすることで、例えば、リボンなどの帯状物(装飾部)を、過度に折曲げることなく第一の貫通孔120に挿通することができる。そのため、装飾機能を損なうことなく簡易な作業で上記帯状物を端縁部110に配置することができる。
図1から図3に示されるように、本実施形態において、第一の貫通孔120の形状(孔の輪郭の形状)は、四隅が丸い略長方形である。ただし、上記のように帯状物を過度に変形させることのない細長の形状であれば、これに限られるものではない。例えば、このような形状として、楕円形や細長ダイア形(対角線の一方が他方より長い菱形)などが挙げられる。また、第一の貫通孔120は、略長方形、楕円形、細長ダイア形のような所定の幅をもつものに限られず、幅のない切り込みのようなものであってもよい。
次に、第二の貫通孔130は、端縁部110の所定位置に複数設けられる。図2及び図3に示されるように、第二の貫通孔130は、第一の貫通孔120と異なる位置に設けられる。本実施形態において、第二の貫通孔130は、表端縁部110a及び裏端縁部110bのそれぞれに、2つずつ設けられる。
また、図2に示されるように、表端縁部110aに設けられる2つの第二の貫通孔130a,130bは、正面視において、袋体10の二等分線Aに関して線対称状に配置されることが好ましい。
更に、図3に示されるように、裏端縁部110bに設けられる2つの第二の貫通孔130c,130dは、背面視において、袋体10の二等分線Aに関して線対称状に配置されることが好ましい。
なお、例えば、袋体10の背面側から正面側にかけて(その逆であってもよい)第二の貫通孔130に挿通物を通す際の手間を考慮して、表端縁部110aに設けられた第二の貫通孔130aと、裏端縁部110bに設けられた第二の貫通孔130cとは、表端縁部110aと裏端縁部110bとを重ね合わせた状態において、互いに相対する位置に設けられることが好ましい。同様に、表端縁部110aに設けられた第二の貫通孔130bと、裏端縁部110bに設けられた第二の貫通孔130dとは、表端縁部110aと裏端縁部110bとを重ね合わせた状態において、互いに相対する位置に設けられることが好ましい。
第二の貫通孔130の形状は、平面視において当該孔の中心に関し点対称状である。第二の貫通孔130には、首掛用の紐をはじめ、その他の紐状物、柱状物、リング状物といった断面形状が略点対称状の物が、主に挿通される。そのため、第二の貫通孔130の形状も同様に上記のような点対称状とすることで、端縁部110において、上記挿通物を挿通するための必要最低限の領域のみ貫通域とすることができる。これにより、空域(貫通域)の形成に伴う端縁部110の強度の過度な低下を防止できる。また、第二の貫通孔130の形状が、穿設しやすい点対称状であることから、簡易な手段で当該孔を設けることが可能である。そのため、製造コストの低減を図ることができる。
図1から図3に示されるように、本実施形態において、第二の貫通孔130の形状(孔の輪郭の形状)は、円形である。ただし、これに限られるものではなく、例えば、正方形、正多角形、楕円形、菱形など、平面視において孔の中心に関し点対称状のものであってもよい。
また、図1から図3に示されるように、第一の貫通孔120と第二の貫通孔130とが、一対状に並べて配置されることが好ましい。本実施形態において、第一の貫通孔120と第二の貫通孔130とは、袋体10の長さ方向(図2や図3における縦方向)に並べて配置され、第一の貫通孔120の各々は、第二の貫通孔130の直上に設けられる。ただし、第一の貫通孔120及び第二の貫通孔130の相互の位置関係は、これに限られるものではなく、例えば、第一の貫通孔120と第二の貫通孔130とが、袋体10の幅方向(図2や図3における横方向)に並べて配置されていてもよい。
次に、第三の貫通孔140は、端縁部110の所定位置に設けられる。図2及び図3に示されるように、第三の貫通孔140は、第一の貫通孔120及び第二の貫通孔130と異なる位置に設けられる。本実施形態において、第三の貫通孔140は、表端縁部110a及び裏端縁部110bのそれぞれに、1つずつ設けられる。ただし、第三の貫通孔140の個数は、これに限られるものではない。
なお、例えば、袋体10の背面側から正面側にかけて(その逆であってもよい)第三の貫通孔130に挿通物を通す際の手間を考慮して、表端縁部110aに設けられた第三の貫通孔140aと、裏端縁部110bに設けられた第三の貫通孔140bとは、表端縁部110aと裏端縁部110bとを重ね合わせた状態において、互いに相対する位置に設けられることが好ましい。
図2及び図3に示されるように、本実施形態に係る第三の貫通孔140の形状は、平面視において円形であることが好ましい。このように第三の貫通孔140の形状を円形とすることで、簡易な手段で当該孔を設けることができ、製造コストの低減を図ることができる。ただし、第三の貫通孔140の形状は、これに限られない。
上記したように、本考案に係る袋体10は、端縁部110に貫通孔(第一の貫通孔120、第二の貫通孔130、第三の貫通孔140)が設けられる。これにより、袋体において本来使用が想定されない部位(端縁部110)を有効活用することができる。
また、端縁部110には、形状・大きさの異なる複数種類の貫通孔が設けられる。そのため、種類の異なる貫通孔毎に、袋体10の装飾用、携帯用、保管管理補助用等、機能・用途の異なる様々な物品(リボンや紐など)を挿通することができる。従って、袋体10の意匠性や利便性等における付加価値向上を図ることができる。
次に、図4から図6を参照して、本考案に係る袋体10の使用態様について説明する。図4は、装飾部(本実施形態ではリボン150)が施された袋体10の斜視図、図5は、首掛用の紐が取り付けられた状態の袋体10の使用図、図6は、袋体10の保管管理態様の一例を示す図である。
図4に示されるように、第一の貫通孔120に、袋体10の装飾部として機能するリボン150が挿通されていてもよい。袋体10の使用者は、リボン150を、第一の貫通孔120に挿通し結ぶという簡易な作業のみで、袋体10への装飾を施すことができる。
また、上記したように、第一の貫通孔120が、端縁部110に線対称状に複数配置されるため、本体部100及び端縁部110を過度に変形させることなく、リボン150(装飾部)を取り付けることができる。これにより、本体部100の収容領域を不必要に狭めず、また嵩の増加を伴わない袋体10を提供できる。更に、リボン150(装飾部)を取り付けても、本体部100の過度な変形を伴わないため、被収容物の外部からの視認が阻害されない袋体10を提供できる。
次に、図5に示されるように、第二の貫通孔130に、首掛用の紐160が挿通されていてもよい。このように、首掛用の紐160を取り付けることで、持ち運びが容易で紛失しづらい袋体10を提供することができる。また、高齢者の首に掛けられた袋体10内に、薬剤等の他、袋体10の携帯者の個人情報や識別情報を表記した紙やカード、及び薬剤等の使用方法を記載した紙などを収容させることで、緊急避難時において、家族等と離れてしまった高齢者の特定と救助を迅速・容易に行うことができる。
また、図6に示されるように、第三の貫通孔140に、ロープ170が挿通されていてもよい。このように、第三の貫通孔140を設けることで、一本のロープ170に順次複数の袋体10を吊り下げることが可能であり、多くの袋体10を、被収容物を確認しやすい状態で且つ一つの纏まった領域に保管することができる。そのため、必要な被収容物を容易に探し出すことができる。
なお、図4から図6において、一種類の貫通孔が利用されているが、これに限られるものではなく、同時に二種類以上の貫通孔が利用されていてもよい。その一例として、第一の貫通孔120にリボンを挿通すると共に、第二の貫通孔130に首掛紐を挿通するなどの態様が挙げられる。
10 袋体
100 本体部
101 本体部の表面
102 本体部の裏面
110 端縁部
120 第一の貫通孔
130 第二の貫通孔
140 第三の貫通孔

Claims (7)

  1. 被収容物の収容領域を備える本体部と、
    前記本体部の端から延出する端縁部と、
    前記端縁部の所定位置に設けられる第一の貫通孔と、
    前記端縁部における前記第一の貫通孔とは異なる位置に設けられる第二の貫通孔と、
    を含み、
    前記第一の貫通孔は、前記端縁部に複数設けられ、
    前記第一の貫通孔の形状は、細長状であり、
    前記第二の貫通孔は、前記端縁部に複数設けられ、
    前記第二の貫通孔の形状は、当該孔の中心に関して点対称状である袋体。
  2. 前記第一の貫通孔のうちの少なくとも二つは、平面視において線対称状に配置される請求項1に記載の袋体。
  3. 前記第二の貫通孔のうちの少なくとも二つは、平面視において線対称状に配置される請求項1又は2に記載の袋体。
  4. 前記第一の貫通孔と前記第二の貫通孔とが、一対状に並べて配置される請求項1から3のいずれか一項に記載の袋体。
  5. 前記端縁部における前記第一及び第二の貫通孔とは異なる位置に設けられる第三の貫通孔を更に備える請求項1から4のいずれか一項に記載の袋体。
  6. 前記本体部は、開口端を含み、
    前記端縁部は、
    前記開口端の表側から延出する表端縁部と、
    前記開口端の裏側から延出する裏端縁部と、
    を含み、
    前記表端縁部と前記裏端縁部とは、互いに対向する位置に配置され、
    前記表端縁部の所定位置に前記第一の貫通孔が設けられると共に、前記裏端縁部における当該第一の貫通孔と相対する位置に別の第一の貫通孔が設けられ、
    前記表端縁部の所定位置に前記第二の貫通孔が設けられると共に、前記裏端縁部における当該第二の貫通孔と相対する位置に別の第二の貫通孔が設けられる請求項1から5のいずれか一項に記載の袋体。
  7. 少なくとも前記第一の貫通孔に挿通可能な装飾部を更に含む請求項1から6のいずれか一項に記載の袋体。
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