JP3235147U - 反転脱落防止ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンが反転する時にねじ蓋の緩みが発生しやすく、ファンブレードと一緒に落下するという技術的問題を解決する、反転脱落防止ファンを提供する。【解決手段】本考案は家電製品の技術分野に適用され、具体的には反転脱落防止ファンを提供し、ファンブレード6及びねじ蓋2を含み、ファンブレード構造は動力出力ロッドに装着され、かつ動力出力ロッドにより回転し、ねじ蓋は雌ねじにより前記動力出力ロッドの端部の雄ねじに接続され、かつファンブレード構造と動力出力ロッドを相対的締め付け固定するために用いられ、ファンブレード構造とねじ蓋との間にねじ蓋の反転引き外しを防止する係止機構が設けられる。【選択図】図1

Description

本考案は家電製品の技術分野に関し、より具体的には、反転脱落防止ファンに関するものである。
市販された従来のファンブレードは、いずれも正転排気(ファンブレードが時計回り回転する)であり、反転機能がないため、ファンブレード上のナットとモータスクリューは反時計回り方向に係合するように設計される(ねじ蓋の移動方向とネジ締め方向が逆である)が、近年のコロナウイルス感染の拡大に伴い、消費者はさらに反転機能を有するファンブレードに注目して密閉空間内の空気を浄化するため、ファンブレードの反転機能を新たに追加することにより、ファンブレードのねじ蓋の緩み方向とモータロッドの動作方向が同じであり、長時間運転する時に緩みやすくてファンブレードのねじ蓋とファンブレードを共に落下させる恐れがある。
本考案の目的は反転脱落防止ファンを提供することであり、従来の技術におけるファンが反転する時にねじ蓋の緩みが発生しやすく、ファンブレードと一緒に落下するという技術的問題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案が採用する技術的解決手段は反転脱落防止ファンを提供し、
動力出力ロッドに装着され、かつ動力出力ロッドにより回転するファンブレード構造と、
雌ネジにより前記動力出力ロッドの端部の雄ネジに接続され、かつファンブレード構造と動力出力ロッドを相対的に締め付け固定するためのねじ蓋と、を備え、
前記ファンブレード構造とねじ蓋との間に、ねじ蓋の反転引き外しを防止する係止機構が設けられる。
本考案の一つの実施例において、前記係止機構が、
ファンブレード構造に設置された一方向歯と、
ねじ蓋に設けられた係止体と、を備え、
前記一方向歯が動力出力ロッドの回転軸線を中心として全円又は非全円の形式で配置され、前記係止体が前記一方向歯を係止して前記ねじ蓋の反転を防止し、かつ係止を解除することができる。
本考案の一つの実施例において、前記ファンブレード構造は中心スリーブ及び中心スリーブに接続されたファンブレードを含み、前記中心スリーブは前記動力出力ロッドに挿着される。
本考案の一つの実施例において、前記ねじ蓋の内側中心に凹溝が設置され、前記凹溝内にスリーブが設置され、前記スリーブは雌ネジを有し、前記スリーブは前記動力出力ロッドに螺合される。
本考案の一つの実施例において、前記スリーブの外壁の両端に近い箇所にそれぞれギア歯が設けられ、前記ギア歯は前記スリーブの外面から突出し、前記凹溝の内壁は前記スリーブの外壁の形状に適合する。
本考案の一つの実施例において、前記係止体はねじ蓋の内壁に設置された係止舌であり、前記ねじ蓋の外壁に、前記係止舌が前記一方向歯を係止するか又は分離するように制御するための操作端が設置される。
本考案の一つの実施例において、前記係止体はねじ蓋の内部に係止された弾性ロッド体であり、前記弾性ロッド体は前記一方向歯を係止するための、収縮可能な突出部を有する。
本考案の一つの実施例において、前記ねじ蓋の内部に補強リブ板が設置され、前記弾性ロッド体は複数の前記補強リブ板を貫通する。
本考案の一つの実施例において、前記中心スリーブに溝体が設置され、前記動力出力ロッドにリミットロッドが設置され、前記中心スリーブが前記動力出力ロッドに挿入される時に前記リミットロッドが前記溝体内に入って前記中心スリーブの制限を実現する。
本考案の一つの実施例において、前記中心スリーブとねじ蓋との間にさらにパッキンが設置され、前記パッキンに切欠きが開設され、前記動力出力ロッドが前記切欠きを貫通する。
本考案が提供する反転脱落防止ファンの有益な効果は以下のとおりである。従来の技術に比べて、本考案における動力出力ロッドはファンブレード構造を反転するように駆動する場合、動力出力ロッドに螺合されたねじ蓋と動力出力ロッドとの間に相対的に反転が発生せず、ねじ蓋とファンブレード構造との間に緩みが発生することを防止し、具体的には、ねじ蓋とファンブレード構造との間に反転防止可能な係止機構が設けられるため、両者の回転を防止することができ、さらに緩むことがなく、構造の安全性及び安定性を効果的に保証する。
本考案の実施例に係る技術的解決手段をより明らかにするために、以下、実施例または従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明するが、明らかなことに、以下の説明における図面は、本考案のいくつかの実施例に過ぎない。当業者であれば、創造的な工夫をせずに、これらの図面により他の図面を取得することができる。
本考案の実施例が提供する反転脱落防止ファンの構造概略図である。 図1における動力出力ロッドを挿設する時のファンブレード構造の構造概略図である。 本考案の実施例が提供するファンブレード構造の背部構造概略図である。 本考案の実施例が提供するファンブレード構造の前部構造概略図である。 本考案の実施例が提供するねじ蓋と動力出力ロッドとの接続状態の構造概略図である。 本考案の実施例が提供するねじ蓋の構造概略図である。 図5におけるスリーブの構造概略図である。 図5におけるパッキンの構造概略図である。 本考案の別の実施例が提供するねじ蓋の構造概略図である。 本考案の更に別の実施例が提供するねじ蓋の構造概略図である。
本考案が解決しようとする技術的問題、技術的解決手段および考案の効果をより分かりやすくするために、以下に添付図面および実施例を参照しながら、本考案について詳しく説明する。ここで記載した具体的な実施例は本考案を説明するためのものに過ぎず、本考案を限定するためのものではないことを理解されたい。
説明すべきことは、部品が別の部品に「固定」または「設置」されると称する場合に、それが別の部品に直接的または間接的に位置するようにしてもよい。ある部品が別の部品に「接続」されると称する場合に、それは、別の部品に直接的または間接的に接続されるようにしてもよい。
また、「第1」、「第2」という用語は説明の目的だけに用いられ、比較的重要性を指示または暗示するか、あるいは示された技術的特徴の数を黙示的に指示するためのものと理解してはいけない。したがって、「第1」、「第2」などで限定された特徴は、1つまたは複数の該特徴を明示的または暗黙的に含むことができる。本考案の説明において、別途明確かつ具体的な限定がない限り、「複数」とは、二つ以上を意味する。別途明確かつ具体的な限定がない限り、「若干」とは、一つ以上を意味する
本考案の説明において、「中心」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語が示した方位または位置関係は、図面に示された方位または位置関係に基づいて本考案を説明しやすくおよび簡単化するためのものに過ぎず、装置または素子が特定の方位を有しそして特定の方位で構成し操作しなければならないことを指すまたは暗示するためのものではないため、本考案を限定するためのものではないことに理解されたい。
本考案の説明において、説明すべきことは、別途明確な規定及び限定がない限り、「取り付け」、「連接」、「接続」の用語を広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体的な接続であってもよい。機械的な接続であってもよく、電気的な接続であってもよい。直接接続であってもよく、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、二つの部品内部の連通又は二つの部品の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本考案における具体的な意味を理解することができる。
図1に示すとおり、本考案が提供する反転脱落防止ファンの一つの実施例は、ファンブレード構造とねじ蓋2を含み、その中で、ファンブレード構造は動力出力ロッド1に装着され、動力出力ロッド1の回転により、ファンブレード構造を回転するように駆動し、ファンブレード構造の動力出力ロッド1への設置方式は挿着であるため、ロックされる必要があり、すなわち挿入されたファンブレード構造と動力出力ロッド1との間は相対的に固定され、本実施例におけるファンブレード構造はねじ蓋2により動力出力ロッド1に対して相対的に固定されることを実現し、具体的には、動力出力ロッド1の端部に雄ねじが設けられ、ねじ蓋2に雌ねじが設けられ、ファンブレード構造が動力出力ロッド1に挿入される場合、動力出力ロッド1の端部の雄ねじが露出し、ねじ蓋2を雌ねじにより動力出力ロッド1にねじ込み、次にねじ蓋2を回転し、ねじ蓋2によりファンブレード構造を押し付け、さらにファンブレード構造と動力出力ロッド1との間を相対的にロックする。
本実施例では、動力出力ロッド1が正転する場合、すなわち時計回りに回転する場合、ねじ蓋2は動力出力ロッド1に慣性作用下で回転するほど緊密になり、脱落が発生せず、反時計回りに回転する場合、ねじ蓋2は慣性作用下で逆方向に回転し、緩みを引き起こす可能性があり、したがってこの状況の発生を防止するために、本実施例では係止機構の設計を採用し、すなわちファンブレード構造とねじ蓋2との間に係止機構が設置され、ねじ蓋2が反転することを防止する。
本実施例は従来の技術に対して、動力出力ロッド1がファンブレード構造を反転するように駆動する場合、動力出力ロッド1にネジ接続されたねじ蓋2と動力出力ロッド1との間に相対的に反転が発生せず、ねじ蓋2及びファンブレード構造が緩むことを防止することができ、ねじ蓋2とファンブレード構造との間に反転を防止できる係止機構が設けられるため、ねじ蓋2の反転を防止することができ、さらに緩むことがなく、構造の安全性及び安定性を効果的に保証する。
図2、図4、図5、図6に示すように、そのうちの一つの実施例において、係止機構は一方向歯3及び係止体を含み、一方向歯3はファンブレード構造に設置され、一方向歯3の形状は具体的にラチェットの歯形を参照することができ、それは同じ方向に向かって傾斜し、一方向歯3は円形に配置するように設置され、具体的には全円又は半円等であってもよく、円弧であってもよく、かつこの全円又は半円又は円弧は動力出力ロッド1の回転軸線を中心として設置され、このような設置は後続の係止操作に役立つ。
また、係止体はねじ蓋2に設置され、係止体は一方向歯3を係止するために用いられ、具体的には、自然状態で、係止体は一方向歯3の歯溝内に係止され、ねじ蓋2の押圧力でファンブレード構造が動力出力ロッド1にロックされるため、ねじ蓋2は動力出力ロッド1に螺着され、係止体は歯溝内に係止されるため、ねじ蓋2はファンブレード構造に対して反転することができず、すなわち動力出力ロッド1に対して反転することができず、ねじ蓋2が反転して動力出力ロッド1から離脱することを防止する。
本実施例は一方向歯3及び係止体が設置されるため、係止体が一方向歯3の歯溝内に係入することができるため、ねじ蓋2が動力出力ロッド1に対して反転することを防止し、さらにそれが動力出力ロッド1から脱出することを防止することができ、一方向歯3と係止体が嵌合する構造を使用することにより、構造が簡単であり、製造プロセスが簡単であり、かつ効果が高く、かつ一方向歯3が一方向に傾斜するため、係止体は二つの一方向歯3が交差するボスに係止し、係止効果が高い。かつ一方向歯3が傾斜して設置されるため、係止体を係入する時にねじ蓋2がファンブレード構造に対して正転することに影響を与えず、正転方向上、一方向歯3が傾斜した円弧状延伸構造であるため、係止体を制限することができない。反転する場合のみ、係止体がボスに係止されてリミットの役割を果たすことができる。
取り外す必要がある場合、係止体はさらに外力作用で一方向歯3から離脱し、ロック解除を行うことができる。
本実施例において、一方向歯3は全円の形式を採用する場合、ねじ蓋2を締め付けた後に係止体がファンブレード構造に対応する任意の位置に留まる場合にも、対応する一方向歯3を係止できることを保証することができ、しかしながら加工コストを節約し、加工プロセスを簡略化するために、一方向歯3を非全円又は一部の円弧に配列する形式を選択してもよく、この場合にねじ蓋2を締め付ける場合に係止体が一方向歯3の配列範囲内にあることを保証する必要があり、そして係止を実現する。
代替的に、一方向歯3はさらに他の構造を採用して代替されることができ、傾斜面、凸面構造などを含む係止体と係止可能な構造を有するものを選択して実施することができる。係止体の形状は必要に応じて自由に設定することができ、係止体の構造は一方向歯3の形状に適合することができ、すなわち係止する時に両者の構造がシームレスに接続される。
図2、図4に示すように、そのうちの一つの実施例において、ファンブレード構造は中心スリーブ5及び中心スリーブ5に接続されたファンブレード6を含み、複数のファンブレード6は中心スリーブ5に接続され、かつ均一に分布し、ファンブレード6の数は必要に応じて設置することができ、中心スリーブ5は複数のファンブレード6を接続する役割を果たし、かつ中心スリーブ5により動力出力ロッド1に外嵌され、中心スリーブ5が動力出力ロッド1に外嵌される場合、さらにねじ蓋2により中心スリーブ5を締め付け、上記一方向歯3は中心スリーブ5に設置され、中心スリーブ5は円形であり、一方向歯3は中心スリーブ5の円形縁部に沿って均一に配列される。中心スリーブ5の断面形状はねじ蓋2の断面形状に適合し、ねじ蓋2を締め付ける時に中心スリーブ5を全面的に圧着することができる。
本実施例において、中心スリーブ5の設置は中間キャリアとして機能し、ファンブレード6に接続して複数のファンブレード6を均一に配置することができるだけでなく、動力出力ロッド1を挿着することができ、それにより動力出力ロッド1は中心スリーブ5を駆動することによりファンブレード6を回転するように駆動することを実現し、かつ同時にねじ蓋2の押圧力を負担するために用いられ、ファンブレード構造全体をいずれも固定することができる。
さらに、図5、図6及び図7に示すように、本実施例の好ましい実施形態として、ねじ蓋2と動力出力ロッド1との間はネジにより接続され、操作しやすいために、ねじ蓋2と動力出力ロッド1との間を直接接続せず、ねじ蓋2の内部にスリーブ8を設置することにより、次にスリーブ8により動力出力ロッド1に接続され、具体的には、ねじ蓋2の内側に凹溝7を設置し、かつ凹溝7内にスリーブ8を固定して設置し、スリーブ8の内壁に雌ネジが設置され、雌ネジは動力出力ロッド1の雄ネジと適合し、スリーブ8により動力出力ロッド1に螺合される。
本実施形態において、ねじ蓋2に雌ねじを直接加工することは操作しにくいため、ねじ蓋2の外側に向く一面に開孔が設置され、開孔があれば美観に影響を与え、すなわちねじ蓋2の内側面に凹溝7のみが設置され、凹溝7内にねじを直接開設することは操作しにくく、かつねじ蓋2の全体構造の強度に影響を与えるため、凹溝7内にスリーブ8が設置され、スリーブ8に雌ねじが開設され、加工プロセスを大幅に便利にし、スリーブ8と凹溝7が一体に組み立てられて両者が相対的に固定され、スリーブ8の形式で動力出力ロッド1を螺合することを実現することができる。
具体的には、動力出力ロッド1はモータの動力出力ロッド1であってもよく、即ちモータロッドである。
さらに、図5、図6及び図7に示すように、スリーブ8は凹溝7内に設置され、スリーブ8と凹溝7との間は固定されるが、両者は力を受ける必要があり、具体的には軸方向に沿う力を含み、スリーブ8が軸方向に沿って凹溝7から脱出することを防止し、さらに円周方向の力を含み、すなわちスリーブ8が回転する場合、ねじ蓋2を回転するように駆動する必要があり、特にねじ蓋2を締め付ける場合、ねじ蓋2とスリーブ8との間はより大きな円周方向の応力を受ける必要があり、したがって両者を固定する場合に両者が相対的に回転することを防止する必要があり、本実施例が採用する具体的な形式はスリーブ8の外壁の両端に近接する箇所にそれぞれギア歯9が設置され、前記ギア歯9が前記スリーブ8の外面から突出し、前記凹溝7の内壁が前記スリーブ8の外壁の形状に適合することである。
具体的には、スリーブ8の外壁にギア歯9が設けられ、ギア歯9は両端に近い位置に設けられ、すなわち各端にそれぞれ一回りが設けられ、スリーブ8の中間部分にギア歯9が設けられず、ギア歯9はスリーブ8の表面から突出し、ギア歯9の長さはスリーブ8の全長の三分の一であり、それと組み合わせて、凹溝7内にスリーブ8の外形に適合する構造が設けられ、すなわち凹溝7の両端に凹んだ歯状キャビティが設けられ、このようにスリーブ8が凹溝7内に組み立てられる時にギア歯9の存在により、凹溝7とスリーブ8との間に相対的な回転が絶対的に発生せず、かつギア歯9の遮断により、スリーブ8も凹溝7内から脱出せず、取り付ける時にスリーブ8を製造した後、ねじ蓋2と打設成形の一体鋳造プロセスを採用して、一体を形成することができる。
そのうちの一つの実施例において、図9及び図10に示すように、係止体はねじ蓋2の内壁に設置された係止舌4であってもよく、係止舌4は一定の弾性を有し、自然状態の場合、係止舌4は一方向歯3を係止するために用いられ、ねじ蓋2を取り外す必要がある場合、係止舌4の操作端を操作し、係止舌4を一方向歯3から離せばよく、係止舌4の操作端はねじ蓋2の外壁に設置され、操作することができる。
具体的には、図9に示すように、係止爪4の形状は帯状又はブロック状であってもよく、一端がねじ蓋2内にあり、一端がねじ蓋2外にあり、ねじ蓋2のカバー壁にスリットが開けられ、外側端をトリガすると、内側端が反り、一方向歯3から離れる。
具体的には、図10に示すように、係止爪4の形状はL字形であってもよく、ねじ蓋2の内壁に設置され、ねじ蓋2のカバー壁にスリットを開け、このようにカバー壁を押圧することができ、係止爪4を一方向歯3から離れる。
本実施例が提供する係止体の形式は、構造が簡単で操作しやすく、外部で操作端をトリガするだけで係止舌4を移動させ、係止状態を解除することができる。
そのうちの一つの実施例において、図6に示すように、係止体はねじ蓋2の内部に係止された弾性ロッド体10であり、前記弾性ロッド体10は収縮可能な突出部11を有し、前記突出部11は前記一方向歯3を係止するために用いられる。
具体的には、弾性ロッド体10は、一端に弾性のロッド体を有し、外力作用下でそれは一定の変形可能性を有し、外力を除去した後、それは元の形状に回復することができ、元の形状下で、それは突出部11を有し、突出部11は弾性ロッド体10の中間位置に位置し、突出部11は一方向歯3を係止するために用いられ、このように反転を防止するが、それは一定の強度範囲内で反転を防止することができ、反転力が大きい場合に外力でねじ蓋2を反転させ、ねじ蓋2を取り外す場合、弾性ロッド体10を変形させ、突出部11は一方向歯3に押圧されかつ一方向歯3から離れると、係止を解除することができ、したがって弾性ロッド体10の設置形式は一定の強度範囲内に適応し、必要に応じて選択することができる。
具体的には、弾性ロッド体10の従来の形状はU字形に類似する形状であってもよく、弾性ロッド体10はねじ蓋2の内部に嵌設される。
本実施例が提供する弾性ロッド体10の形式の係止体は、操作端を備えず、ねじ蓋2を取り外す必要がある場合、大きな力で捻じればよく、操作過程を簡略化する。
さらに、図6に示すように、前記ねじ蓋2の内部に補強リブ板12が設置され、補強リブ板12は少なくとも一つの円環形式で配置され、環状リブにさらに径方向リブが接続され、弾性ロッド体10は複数の前記補強リブ板12を貫通し、環状リブを貫通することができ、さらに径方向リブを貫通することもできる。
本実施形態は弾性ロッド体10の固定形式を提供し、補強リブ12を貫通するように設置することにより、弾性ロッド体10をよく固定することができ、かつその弾性変形に影響を与えず、使用要件をよく満たす。具体的には、補強リブ板12上の板孔を貫通するが、板孔は弾性ロッド体10の移動を制限しない。
そのうちの一つの実施例において、図3及び図5に示すように、中心スリーブ5が動力出力ロッド1に嵌着される場合、リミット装置を設置し、中心スリーブ5が電動機又はモータの位置に当接するまで挿入することを回避する必要があるため、動力出力ロッド1にリミットロッド14が設置され、リミットロッド14が動力出力ロッド1に開設された孔内に挿設され、かつ動力出力ロッド1と垂直であり、中心スリーブ5が動力出力ロッド1に嵌着される場合、その上の溝体13がリミットロッド14に嵌め込まれ、それによりリミットを実現する。
本実施例はリミット装置を提供し、まず中心スリーブ5がモータ等に近づくことを防止することができ、中心スリーブ5に合理的な位置決め位置を提供し、次にねじ蓋2が中心スリーブ5を押圧することに反力を提供し、中心スリーブ5を締め付け、動力出力ロッド1と共に回転させることができる。
さらに、図5及び図8に示すように、前記中心スリーブ5とねじ蓋2との間にさらにパッキン15が設置され、前記パッキン15に切欠きが開設され、前記動力出力ロッド1は前記切欠きを貫通する。
本実施形態はパッキン15を増設することにより、ねじ蓋2がパッキン15を押圧することにより中心スリーブ5を押圧するという目的を達成し、ねじ蓋2と中心スリーブ5との直接接触を回避し、ねじ蓋2と中心スリーブ5との間に大きな応力が発生することを回避し、ねじ蓋2と中心スリーブ5を効果的に保護する。
具体的には、パッキン15は切欠きを有し、動力出力ロッド1に嵌着され、直接挿設すればよく、操作しやすい。
上記は本考案の優れた実施例に過ぎず、本考案を制限するものではない。本考案の精神及び原則の内になされたあらゆる変更、等価取替及び改良等は、本考案の保護範囲内に含まれるはずである。
1:動力出力ロッド
2:ねじ蓋
3:一方向歯
4:係止爪
5:中心スリーブ
6:ファンブレード
7:凹溝
8:スリーブ
9:ギア歯
10:弾性ロッド体
11:突出部
12:補強リブ板
13:溝体
14:リミットロッド
15:パッキン

Claims (10)

  1. 動力出力ロッドに装着され、かつ前記動力出力ロッドにより回転するファンブレード構造と、
    雌ネジにより前記動力出力ロッドの端部の雄ネジに接続され、かつ前記ファンブレード構造と前記動力出力ロッドとを相対的に締め付け固定するためのねじ蓋と、を備え、
    前記ファンブレード構造と前記ねじ蓋との間に、前記ねじ蓋の反転引き外しを防止する係止機構が設けられることを特徴とする反転脱落防止ファン。
  2. 前記係止機構が、
    前記ファンブレード構造に設置された一方向歯と、
    前記ねじ蓋に設けられた係止体と、を備え、
    前記一方向歯が前記動力出力ロッドの回転軸線を中心として全円又は非全円の形式で配置され、前記係止体が前記一方向歯を係止して前記ねじ蓋の反転を防止し、かつ係止を解除することができることを特徴とする請求項1に記載の反転脱落防止ファン。
  3. 前記ファンブレード構造は、中心スリーブと、前記中心スリーブに接続されたファンブレードとを含み、前記中心スリーブは前記動力出力ロッドに挿着されることを特徴とする請求項2に記載の反転脱落防止ファン。
  4. 前記ねじ蓋の内側中心に凹溝が設置され、前記凹溝内にスリーブが設置され、前記スリーブは雌ネジを有し、前記スリーブは前記動力出力ロッドに螺合されることを特徴とする請求項1に記載の反転脱落防止ファン。
  5. 前記スリーブの外壁の両端に近い箇所にそれぞれギア歯が設けられ、前記ギア歯は前記スリーブの外面から突出し、前記凹溝の内壁は前記スリーブの外壁の形状に適合することを特徴とする請求項4に記載の反転脱落防止ファン。
  6. 前記係止体は前記ねじ蓋の内壁に設置された係止舌であり、前記ねじ蓋の外壁に、前記係止舌が前記一方向歯を係止するか又は分離するように制御するための操作端が設置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の反転脱落防止ファン。
  7. 前記係止体は前記ねじ蓋の内部に係止された弾性ロッド体であり、前記弾性ロッド体は前記一方向歯を係止するための、収縮可能な突出部を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の反転脱落防止ファン。
  8. 前記ねじ蓋の内部に補強リブ板が設置され、前記弾性ロッド体は複数の前記補強リブ板を貫通することを特徴とする請求項7に記載の反転脱落防止ファン。
  9. 前記中心スリーブに溝体が設置され、前記動力出力ロッドにリミットロッドが設置され、前記中心スリーブが前記動力出力ロッドに挿入される時に前記リミットロッドが前記溝体内に入って前記中心スリーブの制限を実現することを特徴とする請求項3に記載の反転脱落防止ファン。
  10. 前記中心スリーブと前記ねじ蓋との間にさらにパッキンが設置され、前記パッキンに切欠きが開設され、前記動力出力ロッドが前記切欠きを貫通することを特徴とする請求項3に記載の反転脱落防止ファン。
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