JP3234840U - 調理台を滴で汚さない蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】フライパンや鍋などの加熱調理器具の蓋において、蓋から滴り落ちる水滴や油滴を受ける「受け」の機能を付加することで、蓋を調理台などにおいた際に水滴や油滴が調理台に滴り落ちることを防止する。【解決手段】蓋1に固定された取っ手2およびスタンド3に、溝5が形成された「受け」4を取り付け、蓋1を調理台などに立てて置いた場合に滴り落ちる水滴や油滴を溝5に受けることで、調理台を汚すことを防止する。【選択図】図1
Description
本考案はフライパンや鍋などの加熱調理器具の蓋から滴り落ちる滴を受ける「受け」を設けた蓋に関するものである。
蓋を用いてフライパンや鍋などの加熱調理器具で調理を行う場合、調理の途中や終了時に蓋を調理台などに置くことで、蓋に付着した水滴や油滴が滴り落ちて調理台などが汚れ、この汚れを布巾や紙などで拭いていた。あるいは、布巾や紙をあらかじめ敷いてその上に蓋を置き、滴り落ちた水滴や油滴で調理台などが汚れないようにしていた。
布巾や紙などで汚れを拭くことや、あらかじめ布巾や紙を敷くことは手間であり、汚れた布巾を洗うなどの新たな手間が生じる、あるいは紙資源を消費しごみを増やしてしまう。滴り落ちる水滴や油滴を受ける「受け」の機能を蓋に付加することで前述の欠点を解決しようとするものである。
本考案は蓋本体の端に蓋と一体になった水滴や油滴の「受け」を設け、さらにこの「受け」が、蓋が縦に立て置かれた状態でもあるいは水平に置かれた場合にも、水滴や油滴を溜めることができる角度を有して形成されることにより問題点を解決している。さらにまたこの「受け」が蓋を調理台に置くためのスタンドの機能を兼ねる形状を有することにより問題点を解決している。
上述のように、蓋本体にスタンドの機能を兼ねた「受け」を設けたために、蓋に付着した水滴や油滴の滴りを受けることができ、蓋を立てて置いた際に調理台を汚さないで済む。また、再度蓋として水平の状態で用いても「受け」に溜めた水滴や油滴がこぼれることがなく、この点においても調理台を汚さないで済む。
蓋本体の半径方向に取っ手を設け、この取っ手の外周側を蓋の端から突き出し、半径方向と直角の溝を設けてこれを「受け」とする。取っ手の突き出し部分端部に一定の面積を持たせて平らにすることで、蓋本体以外の物を用いずに蓋自ら調理台などに立て置くことができる。また、「受け」を構成する部分が取っ手から容易に取り外せる構造にすることで、「受け」に溜まった水滴や油滴の排出や「受け」の洗浄を容易にすることができる。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1は耐熱性ガラスやアルミニウムなどの素材で構成された蓋本体。2は適宜樹脂などの素材で構成された取っ手。3は適宜樹脂などの素材で構成され2の取っ手と一体になったスタンド。4は適宜樹脂などの素材で構成される「受け」。5は「受け」に形成される溝。
調理中は1の蓋は水平の状態で用いられ内側に水滴や油滴が付着する。調理の途中あるいは終了時に3のスタンドを利用して、1の蓋は図1に示す姿勢で調理台などに立てて置かれる。この際に1の蓋に付着した水滴や油滴は下方に滴り落ちて4の「受け」に設けられた溝5で受け止められるため、調理台などを滴り落ちる水滴や油滴で汚れることを防止できる。
4の「受け」に設けられた5溝の断面の一例は図3に示されているように、鉛直方向に対して角度が設けられており、1の蓋を調理台に立てた状態でも、再度調理のために蓋として水平に使用した場合も、5の溝に受けた水滴や油滴が溝に保持される。その際の液面を6aと6bに示す。6aの液面が1の蓋を立てた場合、6bの液面が1の蓋を水平にして用いた場合を示す。
4の「受け」は3のスタンドにスライドして取り付け、取り外しができる。5の溝に保持した水滴や油滴を排出したり、4の「受け」を洗浄する際には3のスタンドからスライドして取り外すことで、前述の作業を容易にすることができる。スライド部分は鉛直、水平いずれの方向にも拘束される構造でその一例を8に示す。1の蓋を立てて置いた場合も水平にした場合のいずれの姿勢でも、4の「受け」が3のスタンドから脱落することを防止できる。
1 蓋本体
2 取っ手
3 スタンド
4 「受け」
5 溝
6a 液面
7b 液面
8 鉛直、水平方向に拘束されるスライド
2 取っ手
3 スタンド
4 「受け」
5 溝
6a 液面
7b 液面
8 鉛直、水平方向に拘束されるスライド
Claims (5)
- フライパンや鍋などの加熱調理器具の蓋の端に「受け」を設け、蓋を立てて調理台などに置いたときに、蓋に付着した水滴や油滴などが滴り落ちて調理台などを汚さないようにすることを特徴とした蓋。
- 蓋を立てて「受け」に収納された水滴や油滴が、次にフライパンや鍋などの加熱調理器具に蓋として戻されたときに、こぼれ落ちないで保持されたままになることを特徴とする蓋。
- フライパンや鍋などの加熱調理器具の蓋の端に設けた「受け」が、蓋を調理台などに立てるためのスタンドと兼用される形状を持つことを特徴とする蓋。
- 蓋の端に設けた「受け」が、蓋や前述のスタンドから容易に取り外すことができて、「受け」に溜まった水滴や油滴の排出や、「受け」の洗浄がしやすい構造を特徴とする蓋。
- 蓋の端に設けた取り外すことのできる「受け」が、スタンドと噛み合うようにして取り付けられて、蓋をねかせても立ててもスタンドから抜け落ちない構造を特徴とする蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020005673U JP3234840U (ja) | 2020-12-10 | 2020-12-10 | 調理台を滴で汚さない蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020005673U JP3234840U (ja) | 2020-12-10 | 2020-12-10 | 調理台を滴で汚さない蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234840U true JP3234840U (ja) | 2021-11-11 |
Family
ID=78406307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020005673U Active JP3234840U (ja) | 2020-12-10 | 2020-12-10 | 調理台を滴で汚さない蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234840U (ja) |
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2020
- 2020-12-10 JP JP2020005673U patent/JP3234840U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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