JP3234509B2 - 車両用インタンクポンプユニット - Google Patents

車両用インタンクポンプユニット

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JP3234509B2
JP3234509B2 JP27794696A JP27794696A JP3234509B2 JP 3234509 B2 JP3234509 B2 JP 3234509B2 JP 27794696 A JP27794696 A JP 27794696A JP 27794696 A JP27794696 A JP 27794696A JP 3234509 B2 JP3234509 B2 JP 3234509B2
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健 小坂
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用燃料ポン
プの構造に関するもので、特に燃料タンク内にポンプ配
置をした場合の構造に関している。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料ポンプとしては普通電動機
により駆動される電動ポンプが用いられ、また、この電
動ポンプを燃料タンクに内蔵した、いわゆるインタンク
方式のものが多く採用されている(特公昭46−264
42号公報参照)。上記のようなインタンクポンプにお
いては、ポンプがタンクの上壁に取り付けられたポンプ
用保持部材としてのブラケットに固定されているものが
知られており、この例として、実開平1−102470
号公報、実開平4−59520号公報等に開示されてい
る。これらのものには、車両が凸凹路を走行中に燃料タ
ンクの底部を突起物等に乗り上げ底部を変形させた場
合、前記ブラケットがタンクの上下壁の間で突っ張り、
比較的強度の低いタンクの壁面を変形させるという不具
合を防ぐため、ブラケットの途中に脆弱部あるいは切り
欠き部が形成されている。
【0003】また、実開平3−73656号公報に開示
された図2にはブラケット4が筒6内に挿入され、両者
がリベットで結合されている状態が図示されているが、
これらリベット、筒6、ブラケット4は金属製と類推さ
れるため、衝撃時に結合部分の破損により筒6がブラケ
ット4に対して摺動運動する構造とされていることは通
常、安全上ないと考えられるので、筒6とブラケット4
は固定されていると見られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
前者の従来技術のものにおいて、ポンプの保持部材とし
てのブラケットがポンプの片側だけに設けられているの
で、衝撃時に傾いて折れ曲がり、ポンプがブラケット等
に当たり損傷を受けることが予測される。また、ポンプ
の保持部材としてブラケットが必要であり、そのタンク
への取付け構造が大型となり、重量も多くなる欠点があ
り、また、その分、部品点数および取付工数も多くかか
るため、コストが高くつく問題もある。本発明は、この
ような問題点を解消するための車両用インタンクポンプ
ユニットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料タンクに
固定される車両用インタンクポンプユニットにおいて、
ポンプユニットはその外殻を成すケース部が合成樹脂材
の上下に二分割された筒形に形成され、この上部ケース
が燃料タンクに固定され、下部ケースが上部ケースに相
対移動可能に挿入されてケース部に設けられた係合部に
よって上部ケースに保持され、この係合部は前記下部ケ
ースが下方から上向きに所定値以上の荷重を受けたとき
係合が解かれ、上部ケースに対して上方に相対移動され
るように構成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て実施例に基づき説明する。図1は本発明に係る実施例
のポンプケースの要部断面図、図2は同インタンクポン
プユニットを備えた燃料タンクの断面図、図3は同イン
タンクポンプユニットの斜視図、図4は同インタンクポ
ンプユニットを備えた燃料タンクの変形時の状態を説明
するための断面図である。
【0007】図1から図3に示されるように、インタン
クポンプユニット2はその内部に電動モータ3およびポ
ンプ部4とを有し、これから吐出された燃料を流通させ
る可撓性のゴム管5が設置され、これらの電動モータ
3、ポンプ部4およびゴム管5を収納するための外殻を
なすケース部6が設けられている。そして、前記ポンプ
部4に吸入する燃料を濾過するフィルター部を有してい
る。ケース部6は弾性変形可能な構造用合成樹脂材、た
とえばポリアミド、ポリアセタール、フェノール樹脂等
の材料で成形され、これが上下に二分割された筒形の上
部ケース8と下部ケース9に形成され、このうち燃料タ
ンク1内の上方に配置される上部ケース8は上端側が密
閉蓋部10に形成され、この蓋部10の外周から外径方
向に突き出したフランジ部11が一体に形成されてお
り、タンク1の上壁12に設けられたポンプ取付穴13
に固定されるようになされている。
【0008】また、上部ケース8の下端側が下向きに開
口され、この開口の内径が後述の下部ケース9の外径よ
り僅かに大きく形成されており、この上部ケース8に下
部ケース9が出入り可能なように形成されている。そし
て、前記開口近傍の周壁にこれを貫いて複数個(たとえ
ば、4個)の係合穴14が外周に沿ってほぼ等間隔に設
けられ、この係合穴14は長方形に形成され、その長手
方向をケース部6の軸方向と一致させて形成されてい
る。さらに、上部ケース8の外面にフランジ部11の付
け根より軸方向に伸びる補強リブ15が形成され、また
蓋部10にこれを内外に貫通して連通する吐出管16が
設けられている。
【0009】一方、下部ケース9は底部17を有するコ
ップ状に形成され、開口近傍の外周面18より外径方向
に突出する楔状の係合爪19が前記係合穴14に合致す
るように配設されている。この係合爪19は断面形状が
下部ケース9の開口側に低く、底部17側にいくにした
がって漸次高くなる傾斜面20が形成されているととも
に、係合爪19の下端面21が外周面18にほぼ垂直に
なるように形成されており、前記係合穴14とはまり合
って上下両ケース8、9を結合する係合部22を形成し
ている。また、底部17にはタンク1内の燃料を後述の
フィルター部7を通じてポンプ部4に吸入させる吸入管
23が底部17を貫いて連通されている。
【0010】ここで前述の上部ケース8および下部ケー
ス9の開口端部同志がはめ合わされるとき、上部ケース
8が係合爪19の傾斜面20に沿って下から上り方向に
押し込まれ、漸次大きく弾性変形しながら下部ケース9
に嵌められてゆき、上部ケース8の下端部が係合爪19
を乗り越え、係合穴14内に係合爪19がはまり込み、
係合穴14の下端面24と係合爪19の下端面21が合
致し、下部ケース9が上部ケース8に対して下方向には
変位ができないように固定される。このようにして上部
ケース8と下部ケース9が一体に結合されたケース部6
が形成されている。
【0011】フィルター部7は通常の合成樹脂性の繊維
で形成された網形の濾過器であり、前記吸入管23に接
続されポンプ部4で吸入される燃料を通過させて、燃料
中の異物を取り除くようになされている。また、下部ケ
ース9の内側に電動モータ3およびポンプ部4が取り付
けられており、ポンプ部4と上部ケース8の蓋部10の
間に空間25を設け、この間に可撓性のゴム管5が配設
されている。以上のように構成されたインタンクポンプ
ユニット2はタンク1の上壁12に上向きに開口したポ
ンプ取付穴13からタンク1内に挿入され、この取付穴
13が蓋部10で覆われるとともに、フランジ部11が
取付穴13の上縁部に円環状のセットプレート26によ
り固定されている。
【0012】このような構成により、図4に示されるよ
うに、タンクの底壁27が突起物28に乗り上げ、イン
タンクポンプユニット2が下方から上向きに所定値以上
の荷重を受けたとき、係合爪19の傾斜面20により係
合穴14の上端部が外側にこぜ広げられて漸次大きく変
形し、係合爪19が係合穴14から外れ下部ケース9が
上部ケース8内をケース部6の軸方向に沿って上方に移
動するが、電動モータ3やポンプ部4が下部ケース9側
に取り付けられているとともに可撓性のあるゴム管5が
使用されていることにより、電動モータ3やポンプ部4
が下部ケース9内で保護されながらゴム管5を湾曲させ
て上方へ移動する。したがってケース部6の縮小作用が
生じてもポンプ作用は異常なく続行することが可能とな
る。
【0013】
【発明の効果】本発明により次のような効果が得られ
る。燃料タンクに固定されるインタンクポンプユニット
が合成樹脂製の上下に二分割された筒形に形成され、下
部ケースが上部ケースに相対移動可能に挿入されて係合
部で上部ケースに保持され、この係合部は下部ケースが
下方から上向きに所定値以上の荷重を受けたとき、係合
が解かれるように形成されているので、車両が凸凹路を
走行中に燃料タンクの底部を突起物等に乗り上げ、タン
ク内のポンプを突き上げた場合でも、下部ケースが上部
ケースに対し相対的に移動でき、上部ケースやこれを固
定したタンクへの過大な荷重の作用が防止される。ま
た、インタンクポンプユニットはその外殻をケース部で
形成されており、この上部ケースがタンクに固定される
ように構成されているので、支持部材としてのブラケッ
ト等は不必要となり、軽量で小型にできる効果が得られ
る。また、部品点数が削減でき、取付手数も低減できる
のでコストが安価にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のポンプケースの要部の断
面図である。
【図2】同インタンクポンプユニットを備えた燃料タン
クの断面図である。
【図3】同インタンクポンプユニットの斜視図である。
【図4】同インタンクポンプユニットを備えた燃料タン
クの変形時の状態を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 インタンクポンプユニット 6 ケース部 8 上部ケース 9 下部ケース 22 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/00 301 F02M 37/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクに固定される車両用インタンク
    ポンプユニットにおいて、ポンプユニットはその外殻を
    成すケース部が合成樹脂材の上下に二分割された筒形に
    形成され、この上部ケースが燃料タンクに固定され、下
    部ケースが上部ケースに相対移動可能に挿入されてケー
    ス部に設けられた係合部によって上部ケースに保持さ
    れ、この係合部は前記下部ケースが下方から上向きに所
    定値以上の荷重を受けたとき係合が解かれ、上部ケース
    に対して上方に相対移動されるように構成されているこ
    とを特徴とする車両用インタンクポンプユニット。
JP27794696A 1996-10-21 1996-10-21 車両用インタンクポンプユニット Expired - Lifetime JP3234509B2 (ja)

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JPH10122074A JPH10122074A (ja) 1998-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005297820A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Mitsubishi Motors Corp 燃料タンク

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