JP3234191B2 - 電子機器及び前記電子機器における電源監視方法 - Google Patents

電子機器及び前記電子機器における電源監視方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電源に多
電源方式を採用している電子機器及びその電子機器にお
ける電源監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置においては、複数の
電源として複数の電池が使用されている。この場合、上
記装置には、電池の電圧降下状態によって電池自身の消
費状態を検知し、その検知された消費状態から使用者に
対して電池交換の時期を知らせる機能がある。このよう
な機能を有した装置の電源に多電源(乾電池,アルカリ
電池,ACアダプタ等)方式を採用している場合でも、
上記機能を働かせる時の電圧値は一定であった。
【0003】また、電源に多種の電池を使用している場
合、各電池形状が同様な形をしていると、電池ボックス
内に各種の電池を挿入することが可能であるが、外部か
らは内部に挿入されている電池が何の種類か判別するこ
とができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでまず、電源に乾
電池(マンガン電池)を使用した場合とニッカド電池を
使用した場合について考える。電池はその消費状態によ
って電圧(VB)は徐々に降下する。その下降状態を示
したものが図19(a),(b)である。両図中の各々
の電圧降下の変化の状態は負荷変動が小さい時の状態を
示している。例えば、タイプライタ等のようにプリンタ
を動作させるような装置においては、モータの回転時と
停止時では負荷が全く異なるため、電圧VBは、上下し
ながら徐々に変化する。特に図19(a)に示されるマ
ンガン電池は内部抵抗が高いため、その変動の傾向が顕
著に現われる。しかしながら、ある単位時間当りの電圧
平均値をとると、ほぼ図19(a)に示されるような電
圧降下現象が見られる。図19(a)中のE点は負荷と
なる装置の駆動を補償できる電圧とする。実際にはマン
ガン電池とニッカド電池とでは内部抵抗が異なるため、
同じ負荷でも電圧降下が異なり、各電池の性能も多様な
ので各図に示されるE点が一致するとは限らない。しか
しながら、ここでは、説明の都合上同ポイントとして扱
うことにする。ここで、図19(a),(b)にそれぞ
れ示される電圧VBの変位を比較して一般的に言える事
は、ニッカド電池はマンガン電池に対してある時間まで
は初期電圧値に近いほぼ一定の電圧レベルを保持してい
るが、それ以降は急激に電圧が降下する特徴を有してい
る。
【0005】このように、2種類の電池を使用する電子
機器において、電源の電圧VBによって電池交換時期を
使用者に知らせる場合の警告電源電圧(Weak Battery V
oltage:以下「WB」と称す)を同じにした場合、以下
のような欠点がある。
【0006】例えば、WB=WB1とした場合、図19
(b)に示されるニッカド電池においては、WB1で電
池の寿命がある程度なくなってきており、E点までt3
の時間を残すことになる。一方、図19(a)に示され
るマンガン電池においては、WB1ではE点までt1の
時間を残し、まだ寿命に余裕がある。このように、WB
=WB1とした設定では、ニッカド電池に対しては理想
的であるが、マンガン電池に対してはまだ充分使用可能
な範囲となり、使用者に対して警告を出すには不適当な
時期である。
【0007】次に、WB=WB2とした場合、図19
(a)に示されるマンガン電池においては、E点に対し
てt2の時間を残し、ある程度寿命がなくなってきてい
る。これに対して図19(b)に示されるニッカド電池
においては、E点に対してほとんど余裕がない時間t4
を残すことになる。このように、WB=WB2とした設
定では、マンガン電池に対しては適当なポイントである
が、ニッカド電池では極端に短いt4の時間しか残ら
ず、この時点で使用者に警告を行ったとしても、E点に
対して余裕度が得られない。この余裕度の無さが、例え
ば、タイプライタ等で印字を行っている場合、途中で使
用者が警告に気づかずにそのまま使用し続けると、E点
を越えた時点でモータの駆動電力が不足して脱調を起こ
してしまうことが考えられる。
【0008】このように、電源電圧の降下を測定してW
Bのポイントを設定する場合においては、特性の異なる
種類の電源を使用した場合、電源の種類に依存せずにW
Bの値をある一点に定めようとすると無理が生じ、最終
的にはその装置の使用者に不利益を与えることになる。
【0009】また、電池の種類に限らず同一のタイミン
グで電圧検出を行った場合、一方の電池の電圧降下の特
性に合わせると、他方の電池の電圧降下の特性には合致
せず、電圧の検出するポイントが不適当になる可能性が
高いという不具合を生じることになる。
【0010】さらに、電池の残量表示を段階的に行う場
合、電池の種類によって何%の電池容量を消費したかを
電池電圧で換算する場合には、各種類の電池に対して同
一の電圧値で判断することは不可能であり、また電池電
圧の降下現象が負荷によって変化するために同一タイミ
ングでの測定は不可能となる。
【0011】また、外部から内部電池の種類を判別でき
ない場合、電池電圧がWBの状態になると、その都度電
池蓋を開放し、電池ボックス内に挿入されている電池の
種類を目で確認しなければならないことになる。例え
ば、電池電圧がWB状態になると、電圧の復帰方法とし
て、ニッカド電池ではAC電源による充電が必要とな
り、また、乾電池では交換用の新しい電池が必要とな
る。この場合、外部からは電池の種類を判別することが
できないため、どちらの方法で電源電圧を復帰させるの
か使用者には即判断することが不可能である。
【0012】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、電源がACアダプタを含む場合には電池の種類に応
じて電池を充電して電源電圧が異常値かどうかの検出を
行わず、電源がACアダプタを含まない場合は電源電圧
が異常値かどうかの検出を行うようにして、電源の消耗
状態を確実に把握できる電子機器及び前記電子機器にお
ける電源監視方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子機器は以下のような構成を備える。即
ち、電池及び/或いはACアダプタを含む電源から供給
される電力により駆動される電子機器であって、前記電
源に含まれる電池の種類を判定する判定手段と、前記判
定手段により判定された前記電池の種類に応じて互いに
異なる時間間隔を設定する設定手段と、前記判定手段に
より判定された電池の種類に応じて前記電池の残量を検
出して検出信号を発生する残量検出手段と、前記電源と
してACアダプタが接続されているか否かを判別する判
別手段とを有し、前記判別手段により前記ACアダプタ
が接続されていないと判別された場合、前記設定手段で
設定された前記時間間隔で、前記検出信号に基づく前記
電池の残量の判断を実行し、前記ACアダプタが接続さ
れていると判別された場合は前記検出信号の出力を禁止
する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0014】また上記目的を達成するために本発明の電
子機器における電源監視方法は以下のような工程を備え
る。即ち、電池及び/或いはACアダプタを含む電源か
ら供給される電力により駆動される電子機器における電
源監視方法であって、前記電源に含まれる電池の種類を
判定する判定工程と、前記判定工程で判定された前記電
池の種類に応じて互いに異なる時間間隔を設定する設定
工程と、前記判定工程で判定された電池の種類に応じて
前記電池の残量を検出して検出信号を発生する残量検出
工程と、前記電源としてACアダプタが接続されている
か否かを判別する判別工程とを有し、前記判別工程で前
記ACアダプタが接続されていないと判別された場合、
前記設定工程で設定された前記時間間隔で、前記検出信
号に基づく前記電池の残量の判断を行い、前記ACアダ
プタが接続されていると判別された場合は前記検出信号
の出力を禁止する制御工程と、を有することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0016】<実施の形態1>まず、実施の形態1につ
いて説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態1の電子機器
の構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、1は本機器の電力供給の母
体となる電源回路を示し、2は電源回路1から供給され
る電圧VBが一定の電圧値(WBをいう)以下に降下し
たか否かを検出する電圧検出回路を示している。電源回
路1には、後述するが各種の特性を有する電池がセット
可能である。4は電源回路1からの判別信号に基づいて
電源回路1にセットされている電池の種類を判別する電
源判別回路を示し、この電源判別回路4は電圧検出回路
2に対して判別結果を出力する機能を有している。3は
電源制御回路で、電圧検出回路2で検出された信号(以
下「WBL信号」と称す)及び電源判別回路4で判別さ
れた判別結果信号をデータバスを通じてCPU6に伝達
する動作、一定時間ごとにCPU6に割込みをかける動
作、電源判別回路4内の状態を保持する信号を発生する
動作を行う。
【0019】6は各種演算や各デバイスに対してデータ
の送受信或は本機器全体を制御するマイクロプロセッサ
等で構成されたCPUを示している。8はCPU6を動
作させる制御プログラム,エラー処理プログラム,後述
の図11のフローチャートに従ったプログラム等を格納
しているROMを示している。また、このROM8に
は、各パラメータ値を記憶したテーブル及び文字フォン
ト等の各種データ等も記憶されている。7はCPU6の
各処理のワークエリアとして、及び、各種データの一時
保存等のエリアとして使用されるRAMを示している。
【0020】11は後述の図14に示される如く、文字
や使用電源或はWB状態の表示を行う表示器を示し、1
0は表示器11を駆動するための表示用ドライバを示
し、13は文章や絵等を印刷するためのプリンタを示
し、12はプリンタ13を駆動するためのプリンタ用ド
ライバ、9はCPU6からデータバスを介して送られて
きた表示データや印字データ等を表示ドライバ10,プ
リンタ用ドライバ12へ転送するためのインターフェー
ス回路を示している。
【0021】次に、上述した電子機器の要部について詳
述する。
【0022】図2は、実施の形態1の電源回路1,電圧
検出回路2,電源判別回路4の構成を示す回路図であ
る。図4(a),(b)はそれぞれニッカド電池,マン
ガンの構成を示す外観斜視図である。
【0023】まず、電源回路1について説明する。図2
において、21は電源として使用される電池を示してい
る。この実施の形態1においては、図4(a),(b)
にそれぞれ示されるニッカド電池110とマンガン電池
120のいずれかを装着可能という形態をとっている。
図4(a)に示されるニッカド電池110は、内部に数
セル直列に接続され、充電用のスイッチ25(図2)を
オンにするための突起部111を有した円筒状のハード
ケース112に内蔵されている。このニッカド電池11
0は充放電が可能な電池であって、充電することによっ
て何回でも繰り返し使用できる。極性は、ハードケース
112の一端面112a側がプラス端子、他端面112
bがマイナス端子となっている。
【0024】一方、図4(b)に示されるマンガン電池
120は、この場合、市販の4つの電池114,11
5,116,117が直列に接続された構成であり、極
性は一端面120a側がプラス端子,他端面120b側
がマイナス端子となっている。このマンガン電池120
は、上述したニッカド電池110とは異なり、一度容量
がなくなったら充電できず、使い捨てとなる。実施の形
態1では、ニッカド電池110の外形がほぼマンガン電
池120と同サイズに設計されており、本機器の同一電
池ボックス内に装着可能である。
【0025】図2において、25はニッカド電池の充電
用スイッチを示し、このスイッチ25は電池21として
ニッカド電池110が装着されているときにオンされ、
また、マンガン電池120が装着されているときやどち
らの電池とも未装着の場合にはオフされる。その様子を
示したものが図5(a),(b)である。
【0026】図5(a)は実施の形態1によるニッカド
電池110が装着されているときのスイッチ25の状態
を示している。同図の如く、突起部111によってスイ
ッチ25の両端子は接触されON状態となる。一方、図
5(b)はマンガン電池120が装着されているときや
電池21が未装着のときのスイッチ25の状態を示して
いる。同図の如く、スイッチ25は開放状態なのでオフ
となる。このように、ニッカド電池110が装着されて
いる場合には、スイッチ25が接続状態にあるのでAC
アダプタジャック22にACアダプタが装着されておれ
ば充電可能である。
【0027】またACアダプタジャック22にACアダ
プタが装着されている場合には、電源回路1と電源判別
回路4とを結ぶVJ2端子とVJ3端子は非接触状態とな
り、本機器にはACアダプタから電力が供給されること
になる。この場合、ニッカド電池110への充電電流は
ACアダプタジャック22の端子VJ2からスイッチ2
5,抵抗24,ダイオード23を通して流れる。24は
充電電流を制限するための抵抗を示し、23は電池21
からACアダプタへ流れ込む電流をカットするためのダ
イオードを示している。電池21にマンガン電池120
が装着されている場合には、ACアダプタが装着されて
いても前述のようにスイッチ25は開放状態となるので
充電電流は生じない。
【0028】一方、ACアダプタジャック22にACア
ダプタが未装着の場合には、端子VJ2とVJ3とは接触状
態となり、本機器への電力は電池21から供給される。
26は本機器の電源スイッチを示し、この電源スイッチ
26によれば以下の2つの経路を同時に遮断することが
できる。一方の経路はスイッチ26aによってACアダ
プタ或は電池21からの供給電力をオン/オフすること
によって独立して制御され、他方の経路はスイッチ26
bによって電池21からの供給電力をオン/オフによっ
て独立して制御される。
【0029】次に、電源判別回路4について説明する。
【0030】図2において、32は電池21にニッカド
電池110が装着されていることを確認するためのコン
パレータを示し、31はコンパレータ32のマイナス端
子側のレベルを確定する抵抗を示し、33はコンパレー
タ32の出力レベルをトランジスタ・トランジスタ・ロ
ジック(TTL)レベルで確定する抵抗を示している。
39はACアダプタが装着されているときに出力電圧が
発生する差動オペアンプを示し、35,36,37,3
8は差動オペアンプ39の入力2端子間の電圧と差動出
力電圧との比を決定するための抵抗を示している。ま
た、40はACアダプタが装着されているときの差動オ
ペアンプ39の出力電圧が確定された値になっているか
否かをを判別するコンパレータを示し、41はコンパレ
ータ40の出力レベルをTTLレベルで確定する抵抗を
示し、34,42のそれぞれは各コンパレータ32,4
0の出力を保持するためのD型ラッチ回路を示してい
る。尚、D型ラッチ回路42のQ出力はACアダプタが
有効/無効を判別するための信号となる。43,44は
D型ラッチ回路34,42の出力結果からニッカド電池
マンガン電池が有効/無効を判別するためのAND回路
を示している。
【0031】以上の構成から成る電源判別回路4が電源
回路1内の電源の装着状態によってACアダプタから電
力を供給されているかどうかを判別する判別結果信号V
AC,ニッカド電池110或はマンガン電池120から電
力を供給されているかどうかを判別する判別結果信号V
Ni,VMnがどのように変化するかを以下の表1に従って
説明する。
【0032】
【表1】
【0033】上記表1において、使用電源の状態はN
o.1〜No.5までの5つに分類される。まずNo.
1〜No.3までの状態について説明する。
【0034】No.1〜No.3の使用状態は、いずれ
もACアダプタがACアダプタジャック22に装着され
ている場合である。この場合、端子VJ2と端子VJ3との
電圧の関係はいずれもVJ2>VJ3である。No.1の状
態では、電池21にどちらの電池も装着されていないた
め、抵抗36,37には電流が流れず、端子VJ3はグラ
ンド(GND)レベルとなる。一方、端子VJ2にはAC
アダプタの正の電圧が生じるため、VJ2>VJ3の関係が
得られる。
【0035】次のNo.2の状態、又は、No.3の状
態では、端子VJ2側はNo.1の状態と同様にACアダ
プタによる正の電圧が生じるが、端子VJ3側には電池2
1による正の電圧が生じる。ここでACアダプタの電圧
と電池21の電圧との大小関係を示す図10によれば、
ACアダプタ,ニッカド電池110,マンガン電池12
0とも負荷の変動によってVB電圧が変化し、ACアダ
プタの電圧変動においては負荷状態によってマンガン電
池120,ニッカド電池110の電圧を下回る場合があ
る。しかしながら、プリンタ動作を行わない等の負荷の
小さいプリンタ待機状態の時には、ACアダプタの電圧
はほぼある一定の電圧を保持する。
【0036】図10のように、この時のACアダプタの
電圧をニッカド電池110,マンガン電池120の初期
の電圧値より高くなる様に設計しておけば、プリンタ待
機状態において、VJ2>VJ3の関係が得られる。また、
電源判別回路4では、このプリンタ待機時のVJ2とVJ3
との関係から得られる状態信号は、その待機時にストロ
ーブ(STB)信号が電源制御回路3から発生すること
によって、D型ラッチ回路42で保持される。同時にニ
ッカド電池110の装着状態を判別するための判別信号
VJ1はD型ラッチ回路34によって保持されている。こ
の結果、No.1〜No.3の使用電源の状態でVJ2>
VJ3の関係が得られると、作動オペアンプ39の出力に
はある一定以上の正電圧が得られる。この時、D型ラッ
チ回路42のD端子入力に“H”レベルの電圧が入力さ
れるようにコンパレータ40の一端子のVREF2の電圧を
予め選択しておく。D型ラッチ回路42において“H”
レベルの入力電圧がSTB信号によってラッチされる
と、出力のQ端子のVAC信号は“H”レベルの電圧とな
る。一方、D型ラッチ回路42の出力Q/(/は反転出
力を示す)端子には“L”レベルの電圧が出力され、こ
の端子からの信号がAND回路43,44に入力されて
いるので、AND回路43,44の出力VNi,VMnに
は、VJ1の状態とは無関係に“L”レベルの電圧が出力
される。その結果、No.1〜No.3の電源状態で
は、いずれの場合もVAC=“H”,VNi=VMn=“L”
の判別結果信号が得られる。
【0037】次に、No.4の使用電源状態について説
明する。この状態はニッカド電池110のみが装着され
ている場合であってACアダプタが装着されていない。
この場合は、VJ2端子とVJ3端子は接続状態となるので
VJ2とVJ3には電圧差が生じないことになる。従って、
作動オペアンプ39の出力はACアダプタが装着されて
いるときに比べて低い電圧となり、VREF2に示される決
定されている電圧値によってコンパレータ40の出力は
“L”レベルになる。このようにして、このレベル状態
をD型ラッチ回路42が保持することにより、判別結果
信号VACは“L”レベルになる。このVAC=“L”の場
合にはAND回路43,44の片側入力は“H”レベル
であるため、AND回路43,44の出力はもう一方の
入力端子によって決定される。このNo.4の状態で
は、前述の電源回路1の説明からスイッチ25はオンに
なっているので抵抗31には電池21から電流が流れ込
み、コンパレータ32のマイナス入力端子には“H”レ
ベルの電圧が生じる。この時、コンパレータ32の出力
が“L”レベルになる様にコンパレータ32のプラス入
力端子のVREF1の値が予め選択される。また、D型ラッ
チ回路34がSTB信号によりD=“L”状態を保持し
てQ端子が“L”レベル、Q/端子が“H”レベルとし
て出力されると、AND回路43,44によって、VNi
=“H”,VMn=“L”の結果が得られる。
【0038】このように、No.4の電源状態では、V
AC=“L”、VNi=“H”、VMn=“L”の判別結果信
号が得られることになる。
【0039】次に、No.5の使用電源状態について説
明する。この状態ではマンガン電池120のみ装着さ
れ、前述のNo.4の状態のときと同様にACアダプタ
は装着されていないので、No.4の状態の説明からV
AC=“L”になる。一方、電源回路1の説明から、スイ
ッチ25はオフ(開放)になっているので、コンパレー
タ32のマイナス入力端子は抵抗31によるプルダウン
がなされ、“L”レベルとなる。このようにして、既に
決定づけられたVREF1の電圧値により、コンパレータ3
2の出力信号は“H”レベルとなり、この信号はD型ラ
ッチ回路34で保持され、D型ラッチ回路34からの出
力はQ=“H”、Q/=“L”となり、AND回路4
3,44によってVNi=“L”、VMn=“H”となる。
その結果、No.5の電源状態ではVAC=“L”,VNi
=“L”、VMn=“H”で表される判別結果信号が得ら
れる。
【0040】続いて、図2に示される電圧検出回路2の
内部構成について説明する。
【0041】図2において、60,61は電源電圧VB
を分圧する抵抗をそれぞれ示し、62,63,64はW
Bの基準電圧を作り出す抵抗をそれぞれ示している。6
5,66は分圧された電源電圧と基準WB電圧とを比較
するコンパレータをそれぞれ示し、67,68はコンパ
レータ65,66の出力をTTLレベルに確定するため
の抵抗をそれぞれ示し、69,70はVNi,VMnの信号
によりコンパレータ65,66の出力信号を選択するた
めのAND回路をそれぞれ示している。71はAND回
路69,70の出力の論理和をとるOR回路を示してい
る。以上の構成において、上記表1による使用電源状態
がNo.1〜No.3の状態であるとき、判別結果信号
VNi,VMnはいずれも“L”レベルであるためAND回
路69,70は、電圧VBのレベルがいかなる状態であ
っても、出力を“L”レベルとし、WBLは“L”レベ
ルに固定される。
【0042】次に、使用電源状態がNo.4の状態にあ
るときはVNi=“H”,VMn=“L”であるため、WB
Lにはコンパレータ65の出力結果が表われる。電圧V
Bの分圧された電圧が、VCCを抵抗62の抵抗値及び抵
抗63と抵抗64とを合わせた抵抗値で分圧された電圧
を下回ったときにコンパレータ65の出力レベルは
“L”から“H”に変化し、WBLのレベルも“L”か
ら“H”に変化する。この様にしてWBLが“H”レベ
ルになることによって電池電圧VBの降下が検知され
る。
【0043】一方、使用電源状態がNo.5の状態にあ
るときは逆にコンパレータ66の出力がWBLに表われ
る。この場合、電圧VBの分圧電圧が、VCCを抵抗62
と抵抗63とを合わせた抵抗値と抵抗64の抵抗値とで
分圧された電圧を下回ったときに、WBLのレベルは
“L”から“H”に変化する。電池電圧のWBレベルの
検出電圧は、抵抗60,61と抵抗62,63,64と
をそれぞれ適当な値に選定することで任意に設定され
る。尚、実施の形態1においては、前述した図19で示
されている電池の電圧効果の特性から、ニッカド電池の
WBレベルの方がマンガン電池のWBレベルより高くな
るように設定されている。
【0044】このように、図2に示される電源回路1、
電源判別回路4、電圧検出回路2の構成から、上記表1
に示される電源使用状態を判別可能となり、電源の種類
に応じたWBのレベルを設定することができる。
【0045】次に、電源制御回路3について説明する。
【0046】図3は、電源制御回路3の構成を概略的に
示す回路図である。
【0047】図3において、100は一定の時間間隔で
CPU6に割込みをかけるインタバルタイマを示し、1
01はWBL,VNi,VMn,VACの各信号をデータバス
で伝達するためのトライステート入力バッファを示して
いる。102はD型ラッチ回路34,42のラッチ用の
STB信号を発生するワンショットパルス発生器を示
し、103はアドレスバスからのアドレス信号によって
インターバルタイマ100,トライステート入力バッフ
ァ101,ワンショットパルス発生器102のそれぞれ
の選択信号を生成するアドレスデコーダを示している。
104,105,106,107はそれぞれアドレスデ
コーダ103の選択信号とWR(ライト)信号及びRD
(リード)信号の負論理信号同士の論理積をとるNOR
回路を示している。インターバルタイマ100にはCP
U6より任意の時間値を書込むことが可能であって、あ
る一定時間ごとに割込み信号(以下、「TINT信号」
と称す)が発生する。また、この実施の形態1では、C
PU6は書込まれたタイマ値を読み出すことも可能であ
る。アドレスデコーダ103により所定のアドレスがデ
コードされた信号とリード信号(RD)によってトライ
ステート入力バッファ101が選択されると、CPU6
はVNi,VMn,VACの信号を読み取ることができ、これ
らの信号の状態によって電源回路1の有効となっている
電源が何であるかを知ることができる。また、同時にW
BLの信号状態も知ることが可能であって、電池21の
出力電圧がWBに達しているかどうかの判断はCPU6
によって行われる。
【0048】次に、電圧検出回路2から得られるWBL
の信号について、電池の種類によるそれぞれの特徴につ
いて述べる。
【0049】図6,図7は、それぞれマンガン電池12
0,ニッカド電池110のWBレベル近辺での電圧VB
の変動例を示している。図6,図7に示される電圧VB
の変動状態はプリンタが印字動作を行っている時のもの
であり、このときの負荷変動はかなり大きいものであ
る。これら両者を比較した場合、図6及び図7によれ
ば、明らかにマンガン電池120の電圧変動がニッカド
電池110の電圧変動に比べて大きいことが示されてい
る。また、マンガン電池120は、図6の如く、一度W
Bレベル(以下、「VWB」と称す)になっても負荷の条
件によって電圧VBはかなり復帰するが、ニッカド電池
110は、図7の如く、一度WBレベルになると電圧V
Bはあまり復帰せず、電圧は一様に下降する軌跡をたど
る。
【0050】このように変化する電池電圧において、電
圧検出回路2でWBレベルを検出すると、図6,図7に
示されるマンガン電池120とニッカド電池110の各
WBL信号が得られる。このWBL信号は“H”のとき
にWBレベルを示している。まず、マンガン電池120
の場合、図6の如く、WBL信号は前記電池の電圧変動
の特性から“H”レベルになる時間は短いが、繰り返し
て“H”レベルが現われる。一方、ニッカド電池の場
合、図7の如く、WBL=“H”となる時間が長く、一
度Hレベルが確定すると、あまりレベル変化は起きな
い。このような特徴から電圧検出を行うためのインター
バルタイマの値(T)としては、ニッカド電池110に
比べてマンガン電池120の方を小さくすると有利であ
る。また、T値を両者で同一にした場合、マンガン電池
120の方が連続的に割込み信号がWBL=“H”とな
るため、割込みによる検出回数は少なくても良い。しか
しながら、マンガン電池120はWBL=“H”になる
頻度が高いことが示されている。よって、マンガン電池
120の場合には、連続的に所定回数以上のTINT信
号によって検出される、WBL=“H”の状態が数回以
上得た場合、電圧VBはWBレベルであると判断され
る。このようなWBレベルの判断方法によれば、マンガ
ン電池120の電圧降下特性に適したWBレベルを正確
に判断することができる。
【0051】これに対してニッカド電池110の場合、
電圧VBがWBL=“H”に到達するとあまり上下に変
化がみられないので、所定回数以上連続的に発生するT
INT信号によって検出されるWBL=“H”状態が、
一度でも検出されたならばWBレベルであると判定され
る。この場合、WBレベル判断の時間的誤差はあまり生
じないと言える。
【0052】以上説明した実施の形態1によれば、電池
の種類によって連続的にWBL=“H”となるTINT
信号の回数(後述する「SNUM」をいう)、所定時間
以上WBL=“H”となる“H”状態の検出回数(後述
する「WNUM」をいう)、又は、検出インタバールタ
イマ値Tを可変にすることで正確なWBレベルを判定し
ようとするものである。
【0053】次に表示器11について説明する。
【0054】図9は実施の形態1の表示器11の表示画
面を説明する正面図である。図中、143は電源の種別
を表示する使用電源表示枠を示している。この使用電源
表示枠143中において、144〜146はそれぞれ、
AC(ACアダプタ)、Nicd(ニッカド)、Mn
(マンガン)を表示するための位置を示している。図9
に示される如く、選択された電源の名称が点灯する形式
をとっており、現在はNicdの表示位置145が点灯
している。そして、141は149によって示される電
池マークを表示するマーク表示枠を示し、142はカー
ソル表示位置を示している。147はWBと判定された
ときに使用者に148によって示されるWB表示灯を点
灯させて警告するためのWB表示枠を示している。この
WB表示においては、マーク表示枠141に一定時間ご
とに電池マーク149を表示する機能がある。
【0055】図11は、本実施の形態1の電子機器にお
ける電源処理の動作を説明するフローチャートである。
【0056】まず、電源がスイッチ2により機器に投
入されると、CPU6は動作を開始し、プログラムの実
行を始める(ステップS1)。次に、機器内のプリンタ
13,表示器11、あるいは各種設定値の初期化が行わ
れる(ステップS2)。そして、使用電源の状態をD型
ラッチ回路34,42で保持するためのSTB信号をワ
ンショットパルス発生器10によって発生し(ステッ
プS3)、電源判別回路4で得られた判別結果信号を電
源制御回路3のトライステート入力バッファ101を通
してCPU6が読み取る(ステップS4)。
【0057】次に、ステップS4で読み取られ判別され
た結果から使用電源の種類が判定され、図9に示される
表示器11において、143の使用電源表示枠内に使用
電源が表示される(ステップS5)。続いて、WBを判
断するためのパラメータである連続検出回数(以下「S
NUM」と称す)及び、WBレベル検出回数(以下「W
NUM」と称す)が使用電源の種類に応じてROM8の
テーブルから選択されて読出され、RAM7の所定の番
地にセットされる(ステップS6)。次に、WBL信号
を読み出すための割込みインターバル時間Tも使用電源
の種類に応じてROM8のテーブルから選択されて読み
出され、図3に示されるインターバルタイマ100にセ
ットされる。このインターバルタイマは値Tがセットさ
れるとその時点で計時機能がスタートするように動作す
る(ステップS7)。
【0058】次に、インターバルタイマ100のTIN
T信号がイネーブルとされ、所定時間ごとにCPU6に
対して割込みがかかるようにセットされる(ステップS
8)。そして、WBレベルの検出回数のカウンタ(以
下、WCNT」と称す)がクリアされ(ステップS
9)、続いて連続検出回数のカウンタ(以下「SCN
T」と称す)がクリアされる(ステップS10)。
【0059】次にその機器で行われる各種動作(印刷
等)が実施され(ステップS11)、インターバルタイ
マ100からのタイマ割込み(TINT信号)が発生す
るまでその動作が継続される(ステップS12)。
【0060】ステップS12でTINT信号が発生した
ことをCPU6が検知すると、次にWB検出動作に処理
が移る。電源電圧VBがWBの電圧に達しているかどう
かを検知した電圧検出回路2からの信号WBLが“H”
になっているか、トライステート入力バッファ101を
通して読み取った信号に基づいて判定される。その結
果、WBL=“L”であれば処理はステップS10に戻
る(ステップS13)。また一方、WBL=“H”、即
ち、電源電圧VBがWBの電圧に達していればステップ
S14に進み、カウンタSCNTを1つカウントアップ
し、SCNTの値がRAM7にセットされたSNUMに
達しているかどうか判定される。その結果、SCNT<
SNUMであれば処理はステップS11に戻り、次のタ
イマ割込みが発生するまで各種動作が行われる(ステッ
プS15)。
【0061】一方、SCNT=SNUMであれば、WB
L=“H”の状態が所定時間以上継続されていることと
なり、電圧VBがWBのポイントに近づいていると判定
してステップS16に進み、WCNTを1つインクリメ
ントする。次にステップS16で得られたWCNTの値
と、ステップS6でRAM7にセットされたWNUMと
を比較し、その結果、WCNT<WNUMであれば、電
圧VBがWBのポイントには達していないと判定してス
テップS10に戻る(ステップS17)。
【0062】WCNT=WNUMであれば電圧VBがW
Bのポイントであると判定してステップS18に進み、
WB表示枠147のWB表示灯148を点灯する。この
WB表示灯148の点灯によって、使用者に電圧の降下
状態が警告される。
【0063】尚、図11のフローチャートには記述して
いないが、電圧VBがWBに到達した後には、電源スイ
ッチ26がオフされるまでは、文字表示枠141に所定
時間毎に電池マーク149が表示される。こうしてWB
が表示された後にはステップS19に進み、インターバ
ルタイマ100のTINT信号をディセーブルにセット
してステップS11に戻り、印刷等の各種動作が継続さ
れる。尚、使用者が電池の交換あるいは充電をするため
に電源スイッチ26がオフされるまではWB表示148
が点灯されたまま保持される。
【0064】次に、WB表示するまでのタイマ割込み
(TINT信号)とWBL信号とからカウンタのSCN
T及びWCNTがどのように変化するかについて説明す
る。
【0065】図8は、本実施の形態1のカウンタの変化
を説明する図である。
【0066】ここでは、一例として、まず、ステップS
6において、SNUM=5,WNUM=4に設定されて
いるとする。WBL=“H”であるときにTINTによ
る割込みがかかったときには、図8に示される如く、S
CNTがカウントアップされていく。そして、SCNT
=SNUMとなったときに、即ち、SCNT=5に達す
ると、WCNTが1つインクリメントされる。このと
き、SCNTがクリアされる。その後、WBLがまだ
“H”レベルなのでSCNTは再びカウントアップされ
たが、同図中のaのポイントではWBL=“L”なので
SCNTがクリアされる。その後、SCNT,WCNT
は図8に示されるように変化し、最終的にbのポイント
で、WCNT=WNUM=4となる。これによって、電
圧VBはWBの状態であると判断され、WB表示灯14
8が点灯される(WB表示)。その時点でタイマ割込み
はディセーブルされるので、その後、タイマ割込みが生
ずることはなく、SCNT,WCNTの変化もなくな
る。
【0067】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、電源として利用される電池の消耗状態を電池の種類
に応じて正確に視認できるため、各種電池を最大限に利
用することができる。
【0068】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。この実施の形態2は前述の実施
の形態1とほぼ同等の回路構成であるが、電圧検出回路
2と電源判別回路4の構成が相違している。
【0069】図12は、本発明に係る実施の形態2の電
子機器の構成を示すブロック図で、前述の実施の形態1
と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略
する。図13は本実施の形態2の電源回路1’,電圧検
出回路2’,電源判別回路4’の構成を示す回路図であ
る。図12に示すように、本実施の形態2の電子機器の
構成は前述の実施の形態1の構成とほぼ同一であり、電
源回路1’,電圧検出回路2’,そして電源判別回路
4’の回路構成だけが相違している。
【0070】まず、電源回路1’及び電源判別回路4’
について説明する。
【0071】本実施の形態2では、実施の形態1と同様
に使用電源状態によって、実施の形態1で説明した表1
に示されるようなVJ1,VJ2,VJ3の関係が成り立って
いる。VJ2とVJ3の関係を判別する回路は実施の形態1
と同様に、D型ラッチ回路42にACアダプタが装着さ
れているか否かを示す状態信号が保持される。一方、V
J1の信号によってトランジスタ53,48がオン/オフ
し、ニッカド電池110,マンガン電池120のいずれ
かが使用されているかの状態信号がD型ラッチ回路50
に保持される。
【0072】前述した表1において、使用電源状態のN
o.1〜No.3では、実施の形態1のようにD型ラッ
チ回路42のQ端子出力VACは“H”レベルとなり、こ
のとき、D型ラッチ回路42のQ/端子は“L”レベル
となるので、AND回路51,52の出力は、VJ1の状
態にかかわらず、常にVNi=VMn=“L”となる。
【0073】No.4の使用電源状態では、信号VJ1は
“H”レベル状態となるのでトランジスタ53はオン状
態となり、それによりトランジスタ48もオンし、電圧
VCCより抵抗49を通して電流が流れ、D型ラッチ回路
50のD入力は“H”レベルとなる。このときはVJ2=
VJ3の関係であるので、前述の実施の形態1と同様の理
由から、D型ラッチ回路42の出力Q/は“H”レベル
となるので判別結果信号はVNi=“H”,VMn=“L”
となる。
【0074】また、No.5の使用電源状態では、スイ
ッチ25はオフなので判別信号VJ1は抵抗46により
“L”レベルになるのでトランジスタ53,48はとも
にオフとなり、D型ラッチ回路50のD入力は“L”レ
ベルとなる。このとき判別結果信号はVJ2=VJ3なの
で、VNi=“L”,VMn=“H”となる。その結果、電
源判別回路4’の判別結果信号は実施の形態1と同様
に、前記表1に示される結果となる。前述した表1にお
いて、信号VJ1の“H”,“L”はトランジスタ53を
オン/オフさせるのに十分な値である。45,47はそ
れぞれトランジスタ53,48のベース電流制限用の抵
抗を示している。
【0075】次に、図13に示される電圧検出回路2’
について説明する。
【0076】72,73,74はそれぞれトランジスタ
78,79,80をオンさせるためのVCCのプルアップ
抵抗を示している。75,76,77はそれぞれトラン
ジスタ78,79,80のベース電流制限用の抵抗を示
し、トランジスタ78,80は電源判別回路4’の判別
結果信号の状態によりオン/オフする。84,85は電
源電圧VBを分圧するための抵抗を示している。86は
抵抗84,85によって分圧された電圧と基準入力電圧
(+端子電圧)とを比較し、その結果をWBL信号とし
て出力するためのコンパレータを示している。
【0077】また、87はコンパレータ86からの出力
電圧のレベルを確定するための抵抗を示し、81,82
はコンパレータ86の基準電圧を決定するツェナーダイ
オードを示し、83はツェナーダイオード81,82に
流れる電流を制限している抵抗を示している。
【0078】次に、電圧検出回路2’の動作説明を前述
した表1による使用電源状態に従って説明する。
【0079】No.1〜No.3の使用電源状態におい
て、判別結果信号は、VAC=“H”,VNi=VMn=
“L”となり、ACアダプタが有効(装着状態)である
ことを表わしている。このときトランジスタ78,79
はともにオフとなり、トランジスタ80だけがオンとな
る。従って、コンパレータ86のプラス入力端子はGN
Dレベルとなるので、電源の電圧VBが変動してもWB
L=“L”が保持される。
【0080】次に、No.4の使用電源状態のときに
は、VAC=“L”,VNi,=“H”,VMn=“L”とな
る。このため、トランジスタ78,79,80のうちト
ランジスタ78だけがオンとなる。このとき、コンパレ
ータ86のプラス入力端子の電圧はツェナーダイオード
81の値によって決定される。電圧VBの分圧値がツェ
ナーダイオード81より高いときはWBL=“L”であ
るが、電池容量が徐々に減少して、分圧値がツェナーダ
イオード81の値より小さくなると、WBL=“H”と
なる。
【0081】また、No.5の使用電源状態では、判別
結果信号がVAC=“L”,VNi=“L”,VMn=“H”
であるから、トランジスタ79だけがオンとなる。これ
により、ツェナーダイオード82が有効となって、この
ツェナーダイオード82の値によって電源の電圧VBが
管理される。ツェナーダイオード81,82のツェナー
電圧値は、ニッカド電池110,マンガン電池120の
WBのポイントでWBL信号が変化するように、抵抗8
4,85の値とともに選択されるべきである。また、一
般的にツェナーダイオード81は、ツェナーダイオード
82より高いツェナー電圧値を有している。
【0082】この実施の形態2においては、電源制御回
路3及び電源処理の動作が実施の形態1と同様のため、
それらの説明を省略する。
【0083】このように、本実施の形態2においても実
施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0084】<実施の形態3>次に、実施の形態3につ
いて説明する。
【0085】この実施の形態3の特徴は、電池の種類に
応じて電池の残量を段階的に表示する点にあり、その回
路例を以下に説明する。また、全体の構成においては、
前述の実施の形態1及び実施の形態2と重複する部分が
あるため、その重複部分については説明を略する。
【0086】またこの実施の形態3では、図2に示され
る電圧検出回路2,電源制御回路3及び図9に示される
表示器11以外は、前述の実施の形態1及び実施の形態
2で示される回路構成と同等であるので、それらの説明
を省略する。
【0087】図14は、実施の形態3の電源回路1”,
電圧検出回路2”,電源判別回路4”の構成を示す回路
図である。尚、この図14に示される電源判別回路4”
は、実施の形態2の図13に示されている電源判別回路
4’であっても良い。
【0088】図14において、電圧検出回路2”にはA
/D変換器92が使用され、電源電圧VBの変化を段階
的に読み取ることが可能である。アナログデジタル(A
/D)変換器92は、アナログ信号からデジタル信号へ
の遂次変換を行う。88,89は電源電圧VBを分圧す
る抵抗を示し、91はA/D変換器92の基準電圧Vre
fを決定するツェナーダイオードを示し、90はツェナ
ーダイオード91に流れる電流を制限する抵抗を示して
いる。A/D変換器92はツェナーダイオード91によ
って定まる基準電圧値Vrefと電源電圧VBの抵抗88,
89による分圧値とを比較し、その結果をデータバス上
に出力する機能を有している。CPU6はA/D変換器
92に対して必要なパラメータを設定したり(書き込
む)、A/D変換の変換結果を読み込む事をデータバス
を通して行う。
【0089】次に、電源制御回路3”について説明す
る。
【0090】図15は、電源制御回路3”の構成を概略
的に示す回路図である。
【0091】図15に示すように、電源制御回路3”は
図3に示される電源制御回路3とほぼ同等の回路構成と
なっているので、同一の機能を有する部分には同一の参
照番号を付し、その部分の説明は実施の形態1及び実施
の形態2に従っている。
【0092】図15において、108は判別結果信号の
VMn,VNi,VACの状態をCPU6に対してデータバス
を介して知らせる機能を有しているトライステート入力
バッファを示している。109はアドレスバスからのア
ドレス信号によってインターバルタイマ100,トライ
ステート入力バッファ108,ワンショットパルス発生
器102、及び、A/D変換回路92のそれぞれの選択
信号を生成するアドレスデコーダを示している。
【0093】本実施の形態3では、以上のような回路構
成を備えて段階的に電池電圧の降下状態を検知する。
【0094】図17(a)は、マンガン電池120の電
圧降下を段階的に読取った電圧値を示す線図、図17
(b)はニッカド電池110の電圧降下を段階的に読取
った電圧値を示す線図である。
【0095】これらの図に示される如く、マンガン電池
120及びニッカド電池110の電圧降下の状態は、V
1,V2,…,VW,VW+1,…,VEというように電圧値
によって数段階に分けて検出される。これと同時に、各
電池の残量が図16の表示器11’に段階的に表示され
る。
【0096】まず図17(a),(b)に示されるよう
に、マンガン電池120とニッカド電池110とは同数
回の電圧チェックが行われ、この検出された電圧値が表
示器11’によって残量表示される。
【0097】次に表示器11’における表示形態につい
て以下に説明する。
【0098】図16は、実施の形態3の表示器11’の
表示画面を説明するための正面図である。
【0099】157は現在の電池容量を表示する電池容
量表示枠を示している。電池容量表示枠157において
は、表示エレメントとなる表示灯を1つづつ消灯するこ
とによって電池容量の状態が表わされる。153は有効
電源の種類を表示する有効電源表示枠を示している。
又、154,155,156はそれぞれAC(ACアダ
プタ),Nicd(ニッカド電池),Mn(マンガン電
池)が選択されたときに電池の種類を点灯表示するため
の位置を示している。尚、図16における位置155は
「Nicd」が選択されていることを示している。そし
て、151は文字表示枠を示し、152はカーソルを表
示するカーソル表示位置を示している。
【0100】次に、実施の形態3の動作について説明す
る。
【0101】図18A,図18Bは、本実施の形態3の
電源処理の動作を説明するフローチャートである。尚、
このフローチャートのプログラムは、実施の形態3の不
図示のROMに格納されている。また、このフローチャ
ートでは説明を簡略化するために、電源電圧の検出レベ
ルを4段階に設定しているが、実際に段階数を増加させ
る場合には、以下の説明で使用されるBLの値と検出電
圧のVnのn値を増やし、BL値による判別項を増すだ
けで実現できる。
【0102】まず、本機器のスイッチ26がオンされる
ことにより電源が投入され、CPU6は動作を開始し、
プログラムの実行を始める(ステップS20)。次のス
テップS21〜ステップS24の動作については前述の
実施の形態1において説明されているため、図11のス
テップS2〜ステップS5の動作と同じ処理が実施され
ることから説明を省略する。
【0103】次のステップS25では、判別結果信号V
AC,VNi,VMnによってCPU6が使用電源を判別し、
その結果、ACアダプタが装着されている場合と、ニッ
カド電池110あるいはマンガン電池120が装着され
ている場合とに分けて次の処理が行われる。
【0104】まずACアダプタが装着されている場合に
は、処理はステップS29に移り、インターバルタイマ
100の割込み(TINT信号)をディセーブルにセッ
トしてステップS33に進み、印字等の各種動作を実施
する。この場合、ステップS34においてタイマ割込み
が発生しないので、ステップS33での各種処理動作が
繰り返される。
【0105】一方、ステップS25においてニッカド電
池110或はマンガン電池120が使用されていると判
断されるとステップS26に進み、電池電圧を検出する
ための各種処理が開始される。まず前述の実施の形態1
と同様の検出方法を行うために、段階的な電圧値を判断
するためのパラメータである連続検出回数(以下「SN
UM」と称す)、ある段階での電圧値Vnレベルの検出
回数(以下「VNUM」と称す)、段階的な電圧値Vn
(ここではV1〜V4の4段階とする)を、電源の種類に
応じてROM8(図示しない)のテーブルから選択して
読み出し、RAM7(図示しない)の特定番地にセット
する(ステップS26)。次にステップS27に進み、
各電圧(V1〜V4)を読み取るための割込みインターバ
ル時間を使用電源の種類に基づいてROM7のテーブル
から選択して読み出し、インターバルタイマ100にセ
ットする。インターバルタイマ100は、この時点で計
時をスタートする。そしてステップS28に進み、イン
ターバルタイマ100の割込み(TINT信号)を許可
(イネーブルとすること)し、所定時間毎にCPU6に
対して割込みをかけるようにする。
【0106】次に、ステップS30〜ステップS32に
おいては次処理のための各カウンタ値の設定を行う。即
ち、バッテリーレベルカウンタ(以下「BL」と称
す)、Vnレベル検出回数カウンタ(以下「VCNT」
と称す)、連続検出回数カウンタ(以下「SCNT」と
称す)をそれぞれ“0”にクリアする。続いて、本機器
が有している各種の動作(印刷等)を開始し、次のステ
ップS34において、インターバルタイマ100からの
タイマ割込み(TINT信号)が発生するまで、その動
作を連続的して行う。ステップS34でタイマ割込み
(TINT信号)が発生したことをCPU6が受けとる
と、処理はステップS35以降の各電圧検出動作に移行
される。
【0107】ステップS35〜ステップS37では、B
Lの値をチェックし、そのBLの値に応じて電源電圧の
値がどのレベルになっているかを調べるために、比較電
圧(K)の値を段階的な電圧値V1〜V4のいずれかに設
定する。まず、電源投入後は、ステップS30において
BL=0に設定されているため、ステップS38ではK
=V1に設定される。そして次のステップS42におい
て、CPU6はA/D変換器92から電源の電圧VBの
値(実際には抵抗88,89により分圧された値と基準
値Vrefとを比較して得られる変換データ)を読み取
り、K値と比較する。その結果、電圧VBの値がK値以
上であればステップS32に戻って、前述した説明と同
様にSCNTをクリアした後に、次の割込みを待つ。
【0108】一方、ステップS42において、VB<K
の関係が成り立っているとステップS43に進み、SC
NTを1つカウントアップし、続いてステップS44に
進んで、SCNTの値がステップS26でRAM7にセ
ットされたSNUMに達しているかどうかを判定する。
その結果、SCNT<SNUMであればステップS33
に戻り、次のタイマ割込みが発生するまで前述したよう
に各種動作を行う。
【0109】又、ステップS44でSCNT=SNUM
と判定すると、VB<Kとなっている状態が所定時間以
上続いていることが分り、電圧Vnのポイントに近づい
ていると判断してステップS45に進み、VCNTを1
つインクリメントする。そしてステップS46で、ステ
ップS45で+1されたVCNTの値と、RAM7にセ
ットされたVNUMと比較する。その結果、VCNT<
VNUMであれば、電圧VBがまだ電圧Vnのポイントに
達していないと判定してステップS32に戻る。一方、
ステップS46でVCNT=NVUMと判定すると、電
圧VBが正式に電圧Vnのポイントを通過したと判定さ
れ、表示器11’の電池残量表示枠157の電池残量の
表示灯を1つ消灯する(ステップS47)。そしてステ
ップS48に進み、バッテリーレベルカウンタのBLの
値を1つインクリメントし、これによって電池のレベル
が1つ変化したことを使用者に視認させることができ
る。次に、BLの値が最終段階まで進んだかどうかを判
定する(ステップS49)。ここではBLは4段階まで
としているのでBL=4かどうかを調べることにより、
最終段階かどうかの判定が行われる。その判定結果がB
L<4であればステップS31に戻り、前述の説明と同
様にVCNT,SCNTをそれぞれクリアした後にタイ
マ割込みを待つ。
【0110】次にステップS34においてタイマ割込み
(TINT信号)が発生すると、前回、BLはステップ
S48で1つインクリメントされているので、ステップ
S36においてBL=1と判定されてステップS39に
進む。そこで、K値がV2に設定される。このようにし
て上記説明したステップが繰返され(説明を省略する
が)、K値がV1〜V4まで順に設定され、ステップS4
2で、電圧VBが各電圧値に達したかどうか判定され
る。そしてステップS44,ステップS46の条件が
“Y”になるとステップS47に進み、表示器11’の
電池残量表示における表示灯を1つずつ消灯する。そし
てステップS49においてBL=4であると判定すると
ステップS50に進み、インターバルタイマ100の割
込み(TINT信号)をディセーブルにしてステップS
33の各種の動作に戻る。これは、残量表示において、
電池残量が無しの状態である。
【0111】以上説明したように実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を得ることは勿論、電圧
の降下状態を段階的に且つ電池の種類に応じて正確に視
認できるという効果がある。
【0112】さて、上述した実施の形態3のフローチャ
ートでは、SNUM,VNUMの値をステップS26に
おいて設定したが、ステップS35以降でBLの値によ
ってSNUM,VNUMの値も変化させることも可能で
あり、この場合、電池の種類によっては正しい電圧変化
を読み取ることが可能となる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源がACアダプタを含む場合には電池の種類に応じて電
池を充電して電源電圧が異常値かどうかの検出を行わ
ず、電源がACアダプタを含まない場合は電源電圧が異
常値かどうかの検出を行うようにして、電源の消耗状態
を確実に把握できるという効果がある。
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1の電子機器の構成を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の電子機器の電源回路1,電圧検
出回路2,電源判別回路4の構成を示す回路図である。
【図3】電源制御回路3の構成を概略的に示す回路図で
ある。
【図4】ニッカド電池,マンガンの構成を示す外観斜視
図である。
【図5】(a)は実施の形態1によるニッカド電池11
0が装着されているときのスイッチ25の状態を示す
図、(b)はマンガン電池120が装着されているとき
や電池21が未装着のときのスイッチ25の状態を示す
図である。
【図6】マンガン電池120,ニッカド電池110のW
Bレベル近辺での電圧VBの変動例を示す図である。
【図7】マンガン電池120,ニッカド電池110のW
Bレベル近辺での電圧VBの変動例を示す図である。
【図8】実施の形態1のカウンタの変化を説明する図で
ある。
【図9】実施の形態1の表示器11の表示画面を説明す
る正面図である。
【図10】ACアダプタの電圧と電池21の電圧との大
小関係を示す図である。
【図11】実施の形態1の電子機器における電源処理の
動作を説明するフローチャートである。
【図12】本発明に係る実施の形態2の電子機器の構成
を示すブロック図である。
【図13】実施の形態2の電源回路1,電圧検出回路
2,電源判別回路4の構成を示す回路図である。
【図14】実施の形態2の電源回路1”,電圧検出回路
2”,電源判別回路4”の構成を示す回路図である。
【図15】電源制御回路3”の構成を概略的に示す回路
図である。
【図16】実施の形態3の電子機器の表示器11’の表
示画面を説明する正面図である。
【図17】(a)はマンガン電池120の電圧効果を段
階的に読取った電圧値を示す線図で、(b)はニッカド
電池110の電圧効果を段階的に読取った電圧値を示す
線図である。
【図18A】実施の形態3の電子機器における電源処理
の動作を説明するフローチャートである。
【図18B】実施の形態3の電子機器における電源処理
の動作を説明するフローチャートである。
【図19】各電池毎の電圧降下状態を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36 G01R 31/36

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池及び/或いはACアダプタを含む電
    源から供給される電力により駆動される電子機器であっ
    て、 前記電源に含まれる電池の種類を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された前記電池の種類に応じて
    互いに異なる時間間隔を設定する設定手段と、 前記判定手段により判定された電池の種類に応じて前記
    電池の残量を検出して検出信号を発生する残量検出手段
    と、 前記電源としてACアダプタが接続されているか否かを
    判別する判別手段とを有し、 前記判別手段により前記ACアダプタが接続されていな
    いと判別された場合、前記設定手段で設定された前記時
    間間隔で、前記検出信号に基づく前記電池の残量の判断
    を実行し、前記ACアダプタが接続されていると判別さ
    れた場合は前記検出信号の出力を禁止する制御手段と、 を有することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記残量検出手段は、 前記電池の電圧と、前記電池の種類に応じた各所定電圧
    とを比較する複数の比較手段を有し、 前記複数の比較手段のそれぞれの比較結果を前記電池の
    種類に応じた前記検出信号として出力する ことを特徴と
    する請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記検出信号が前記電池の残量低下を示している場合、
    前記設定手段により設定された前記時間間隔で前記残量
    低下の状態を計数し、その計数値に基づいて前記電池の
    残量低下を報知する ことを特徴とする請求項に記載の
    電子機器。
  4. 【請求項4】 前記電池の種類はニッカド電池とマンガ
    ン電池を含み、前記設定手段により設定される前記時間
    間隔は、前記ニッカド電池よりも前記マンガン電池の場
    合の方が短く設定されることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 電池及び/或いはACアダプタを含む電
    源から供給される電力により駆動される電子機器におけ
    る電源監視方法であって、前記電源に含まれる電池の種類を判定する判定工程と、 前記判定工程で判定された前記電池の種類に応じて互い
    に異なる時間間隔を設定する設定工程と、 前記判定工程で判定された電池の種類に応じて前記電池
    の残量を検出して検出信号を発生する残量検出工程と、 前記電源としてACアダプタが接続されているか否かを
    判別する判別工程とを有し、 前記判別工程で前記ACアダプタが接続されていないと
    判別された場合、前記設定工程で設定された前記時間間
    隔で、前記検出信号に基づく前記電池の残量の判断を行
    い、前記ACアダプタが接続されていると判別された場
    合は前記検出信号の出力を禁止する制御工程と、 を有する ことを特徴とする電子機器における電源監視方
    法。
  6. 【請求項6】 前記残量検出工程では、 前記電池の電圧と、前記電池の種類に応じた各所定電圧
    とを比較し、それぞれの比較結果を前記電池の種類に応
    じた前記検出信号として出力する ことを特徴とする請求
    項5に記載の電子機器における電源監視方法。
  7. 【請求項7】 前記制御工程では、 前記検出信号が前記電池の残量低下を示している場合、
    前記設定工程で設定された前記時間間隔で前記残量低下
    の状態を計数し、その計数値に基づいて前記電池の残量
    低下を報知する ことを特徴とする請求項に記載の電子
    機器における電源監視方法。
  8. 【請求項8】 前記電池の種類はニッカド電池とマンガ
    ン電池を含み、前記設定工程で設定される前記時間間隔
    は、前記ニッカド電池よりも前記マンガン電池の場合の
    方が短く設定されることを特徴とする請求項5乃至7の
    いずれか1項に記載の電子機器における電源監視方法。
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