JP3234170U - 室内に配備されるブース - Google Patents

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幸男 岡田
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Abstract

【課題】作業台の在る室内において間仕切りをした空間を形成できる、組立が容易で軽量であり、収納にもスペースを取らないブースを提供する。【解決手段】骨組3とスクリーンを備えるブースであって、骨組は、それぞれ2本のパイプ材からなる前脚支柱11と後脚支柱12とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱1の上端部において、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁2を該ジョイントを介して架設して、平面視4角形の4辺が形成され、骨組の平面視4角形の4辺を形成する横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、前脚支柱が机(作業台)の天板上または室内の床面上に、2本の後脚支柱が室内の床面上に、それぞれ配置することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、室内に配備されるブースに関するものである。
近年、インターネット環境が普及・充実したことで、所属する会社のオフィスではなく、自宅やレンタルオフィスで働くことが容易になり推奨される時代になった。また、オンラインWEB会議のツールを使用してWEB会議やオンライン授業が行われることが多くなり、自宅でWEB会議に参加するオフィスで勤務する人々やオンライン授業に出席する学生が増えている。
しかし、書斎のような独立した仕事部屋や勉強部屋を持たない人は、自宅では居間などの比較的広い部屋で、家族がそばにいる状態でIT(情報技術)を利用して仕事や勉学をしたり、WEB会議やオンライン授業に臨んだりすることになり、集中した状態で落ち着いて作業をすることができない。
また、WEB会議やオンライン授業では、パソコンを通じて、リアルに会っているかのように、相手と話すことができる反面、自宅から参加する場合には、WEBカメラの背景に自宅のプライベートの様子が映ることが避けられない。
日本の家屋では、目隠しとして、衝立などのパーティション(間仕切り)用家具が使用されてきた。衝立は、複数のパネルを連結した折りたたみ式のものが知られているが、個々のパネルに分離できないものは、重量が重くなり設置や収納の取り扱いがやっかいであり、また、収納にもスペースを取る。この難点を解消するものとして、例えば特許文献1には、複数のパネルで構成され、2枚以上のパネルをパネルの側壁に設けた蝶番で連結し、蝶番の部位で個々のパネルに分離できる連結式の折りたたみ型衝立が示されている。
在宅で机やテーブルに向かって作業する場合、集中して落ち着いた状態で作業できる空間を整え、また、作業者の使用するパソコンのWEBカメラの背景に自宅のプライベートの様子が映らないようにするためには、机やテーブルに向かって作業する人の少なくとも背後と側面を目隠しすることが必要である。
しかし、特許文献1に示すような衝立により、作業する人の背後や側面を目隠しするためには、4枚乃至6枚以上のかなりの枚数のパネルを連結する必要があるが、4枚乃至6枚以上のパネルを蝶番を介して連結する作業は蝶番用軸部を蝶番用凹部に挿入しなければならず、時間と労力を伴うものであり、簡単に行えるものではない。また、このようなパネルを多数連結した衝立はかなりの重量になり、配置するための移動が容易ではなく、パネル間の連結を解いて収納するスペースもパネルがかさばり大きくなる。また、WEB会議やオンライン授業では、WEBカメラの背景に自宅のプライベートの様子が映らないようにしなければならないが、特許文献1に示す衝立は、パネル間の間に隙間ができることが避けられず、目隠しの機能が十分でない。
特許文献1:実開平6-13635号公報
本考案は、上記の事情に鑑みて、自宅やレンタルオフィス等の室内においても、仕事や勉学のみならず、WEB会議やオンライン授業等にも好適な間仕切りをした空間を形成できる、組立が容易で軽量であり、収納にもスペースを取らない、机やテーブルなどの作業台のある室内に配備するブースを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案は以下の手段を採用する。
[1]作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、骨組は、2本の長さの等しいパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、該骨組の平面視4角形の4辺を形成する横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、
前脚支柱は長さが後脚支柱よりも短く、2本の前脚支柱が作業台の天板上に、2本の後脚支柱が室内の床面上に、それぞれ配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
[2]作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、骨組は、2本の長さの等しいパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、該骨組の平面視4角形の4辺を形成するの横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、前脚支柱と後脚支柱とは長さが等しく、2本の前脚支柱および2本の後脚支柱が室内の床面上に配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
[3]作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、骨組は、2本の長さの異なるパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、該骨組の平面視4角形の4辺の横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、2本の前脚支柱のうち、一方の前脚支柱は長さが後脚支柱よりも短く、他方の前脚支柱は長さが後脚支柱と等しく、該一方の前脚支柱が作業台の天板上に、該他方の前脚支柱および2本の後脚支柱が室内の床面上に、それぞれ配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
[4]前記平面視4角形の4辺の横架梁のうち、2本の前脚支柱間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁と2本の後脚支柱および2本の前脚支柱とが形成する6つの角部、または前記平面視4角形の4辺の横架梁と2本の後脚支柱および2本の前脚支柱とが形成する8つの角部に、コーナー材を架設したことを特徴とする、[1]乃至[3]のいずれかに記載の作業台の在る室内に配備されるブース。
[5]さらに前記2本の前脚支柱の間に架設された横架梁にスクリーンが吊り下げられていることを特徴とする[1]乃至[4]のいずれかに記載の作業台の在る室内に配備されるブース。
本考案のブースは、パイプ材からなる2本の前脚支柱と2本の後脚支柱とを平面視四角形の角部に配置して2本の前脚支柱と2本の後脚支柱とを両端にC型の把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁で架設して骨組が構築され、横架梁にスクリーンを吊り下げるものであるから、重量が軽量であり、かつ組立・分解が容易である。また、骨組の平面視4角形の4辺を形成する4本の横架梁のうち、少なくとも、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3本の横架梁にスクリーンを吊り下げるものであるから、ブース内で作業する人の背面および側面を目隠しすることができる空間を容易に形成することができる。そして、分解後のブースは、主要部品がパイプ材と折りたたみ可能なスクリーンであるから、コンパクトに収納することができ、収納スペースも小さくすることができる。
本考案のブース(第1の実施形態)の骨組を示した斜視図。 本考案のブース(第1の実施形態)の骨組を示した平面図。 本考案のブース(第2の実施形態)の骨組を示した斜視図。 本考案のブース(第3の実施形態)の骨組を示した斜視図。 横架梁にスクリーンが吊り下げられている状態を示す図。 支柱と横架梁とがジョイントで接続されている状態を示した図。 支柱と横架梁を接続するジョイントを示す図。(a)は正面図を示す。(b)は平面図を示す。 両端にC型の把持部を有するジョイントが固定された横架梁を示す図。(a)は正面図を示す。(b)は平面図を示す。 支柱と横架梁が形成する角部にコーナー材が取り付けられた骨組を示す図。 コーナー材を示す図。 後脚支柱の中間の高さ位置に横架梁が架設された骨組を示す図。 ブース内で作業者がパソコンに向かって作業しているところを示す図面代用写真。
本考案のブースは、室内に配備されるものであって、骨組とスクリーンを備え、室内において間仕切りをした空間を形成できるものである。
以下、図面を援用して本考案のブースの3つの実施形態を説明する。
本考案の第1の実施形態について、ブースの骨組を斜視図および平面図でそれぞれ図1、図2にそれぞれに示す。
ブースは、机やテーブルのような作業台80に向かって作業する人(以下、作業者という)の前方側に配置されることになる2本の支柱1と作業者の後方側(作業者の背後)に配置されることになる2本の支柱1を平面視4角形の4角の角部に配置し、これら4本の支柱1の上端部において、支柱1と支柱1との間に横架梁2が架設された骨組3を有している。
したがって、骨組3は、4本の支柱1と4本の横架梁2を有し、4本の支柱1が平面視4角形の4角の角部に配置され、4本の横架梁2が平面視4角形の4辺を形成している。
支柱1および横架梁2はパイプ材からなり、支柱1と支柱1との間の横架梁2の架設は、横架梁2の両端に固定されたC型把持部を有するジョイント5を介して行うことができるが、これについては後述する。
なお、梁とは、通常、柱の上にはり渡し、屋根を支える材料を指しているが、横架梁2は支柱1と支柱1との間に架設される材料を指している。
以下において、作業者の前方側に配置されることになる支柱1を前脚支柱11、作業者の後方側(作業者の背後)に配置される支柱1を後脚支柱12ということにして区別する。両者を区別しない場合は、単に支柱1という。
図1および図2では、4本の支柱1が形成する平面視4角形が、2本の前脚支柱11の間が2本の後脚支柱12の間よりも長い台形であるが、平面視4角形は台形に限るものではなく、長方形や正方形でもかまわない。図1、図2では、作業台(机)80に置かれたパソコン90に向かい作業者が椅子100に座って作業しているところを想定している。図1では椅子100は図示していない。
第1の実施形態のブースの骨組3では、2本の前脚支柱11は長さが等しく、2本の後脚支柱12も長さが等しい。そして、前脚支柱11の長さは、後脚支柱12の長さよりも短く、図1から分かるように、2本の前脚支柱11が作業台2の天板上に、2本の後脚支柱12が室内の床面上にそれぞれ配置できるようになっている。
このようにするには、作業台2の高さ(床面から作業台2の天板までの高さ)分だけ、前脚支柱11の長さを後脚支柱12より短くしておけばよいが、後述するように、横架梁2の端部に固定されたC型把持部を備えるジョイント5の支柱1での位置を容易に上下できるので、前脚支柱1の長さを厳密に規定する必要はない。
骨組3では、2本の前脚支柱11の間、2本の後脚支柱12の間および前脚支柱11と後脚支柱12との間(2個所)に計4本の横架梁2が架設されている。これら4本の横架梁2のうち、2本の前脚支柱11の間に架設される横架梁2を除く、3本の横架梁2にはスクリーン4が吊り下げられるが、図1および図2では、スクリーン4は図示していない。
したがって、このブースでは、2本の後脚支柱12の間および前脚支柱11と後脚支柱12との間(2個所)に架設された計3本の横架梁2にスクリーン4が吊り下げられ、ブース内で作業者の背後と側面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。図12にこれら3本の横架梁2にスクリーン4が吊り下げられているブースを示した。
スクリーン4は、2本の後脚支柱12の間に架設された横架梁2および前脚支柱11と後脚支柱12との間に架設された横架梁(2本)の計3本の横架梁2のそれぞれに1枚ずつ、計3枚のスクリーン4を吊り下げるか、あるいは1枚もののスクリーン4をこの計3本の横架梁2に吊り下げてもよい。こうすることで作業者の背後や側面の室内の有様をスクリーンにより目隠しでき、ブースの外の家族などの同居人を、作業者の背後や側面から視覚的に遮断することができるので、作業者はブース内での作業に集中することができる。また、例えば、パソコン90を前にして、WEB会議やオンライン授業に参加している場合に、室内の有様をパソコン90のウェブカメラが撮して、他の人たちにパソコンを介して見られることがない。
スクリーン4の丈(タケ)は、下端が床面に接する程度でよいが、床面との間に隙間があっても、ブース外の有様があらわにならない程度に適当に調整すればよい。
スクリーン4は、さらに2本の前脚支柱11の間の横架梁2にも吊り下げててもよい。この場合、ブースを前方に少し移動して2本の前脚支柱11を作業台(机)2の天板上の前方側に配置すれば、ブース内で作業者の背後と側面および前面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。このスクリーン4をカーテンのように両開きや開閉が容易なものにしておけば、前方の景色を見たり日の光を取り入れたりすることが容易にできる。
スクリーン4を横架梁2に吊り下げるには、図5に示すように、横架梁2に通した複数の吊り金具(図面番号なし)などを介して取り付ければよいが、スクリーン4の上端縁に小さな磁石板を埋め込み、支柱1や横架梁に鉄製のパイプを使用して、磁力を利用して支柱1や横架梁2に吊り下げてもよいし、スクリーン4の両端の上端部のみに磁石板を埋め込み、吊り金具と磁石板を併用して、吊り下げることも可能である。
また、スクリーン4の左右の両端縁の数個所に小さな磁石を埋め込み、スクリーンの左右の端縁を支柱1に密着させて、スクリーン4と支柱1との隙間が生じないようにすることもできる。
次に、本考案のブースの第2の実施形態を説明する。この実施形態の骨組3の斜視図を図3に示した。
第2の実施形態のブースでも、第1の実施形態と同様に、骨組3は、4本のパイプ材からなる支柱1と4本のパイプ材からなる横架梁2を有し、4本の支柱1が平面視4角形の4角の角部に配置され、支柱1の上端部において、支柱1と支柱1との間に横架梁2が架設され、4本の横架梁が平面視4角形の4辺を形成している。
図3では、4本の支柱1が形成する平面視4角形が、2本の前脚支柱11の間が2本の後脚支柱12の間よりも長い台形であるが、第1の実施形態のブースと同様に、台形に限るものではなく、長方形や正方形でもかまわない。
横架梁2の支柱1と支柱1との間の架設も、第1の実施形態のブースと同じであり、横架梁2の両端に固定されたC型把持部を有するジョイント5を介して行うことができるが、これについては後述する。
第2の実施形態のブースの骨組3では、2本の前脚支柱11が同じ長さであり、2本の後脚支柱12も同じ長さであり、かつ前脚支柱11と後脚支柱12の長さが等しい。すなわち、骨組3を構成する4本の支柱1の長さが等しい。そして、図3に示すように、2本の前脚支柱11および2本の後脚支柱12が室内の床面上にそれぞれ配置できるようになっている。
第2の実施形態のブースの骨組3は、第1の実施形態のブースの骨組3と異なっているが、第1の実施形態のブースと同様に、2本の後脚支柱12の間および前脚支柱11と後脚支柱12との間(2個所)に架設された計3本の横架梁2にスクリーン4が吊り下げられ、ブース内で作業者の背後と側面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。
さらに2本の前脚支柱11の間の横架梁2にも吊り下げててもよい。こうすることにより、ブース内で作業者の背後と側面および前面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。このスクリーン4をカーテンのように両開きや開閉が容易なものにしておけば、前方の景色を見たり日の光を取り入れたりすることができる。
このように、第2の実施形態のブースでも、第1の実施形態のブースと同様の目隠し効果を有するものとすることができる。
スクリーン4の吊り下げについては、第1の実施形態のブースと同じようにすることができる。
次に、第1および第2の実施形態は異なる本考案のブースの第3の実施形態を説明する。この実施形態の骨組の斜視図を図4に示した。
第3の実施形態のブースでも、第1、第2の実施形態と同様に、骨組3は、4本のパイプ材からなる支柱1と4本のパイプ材からなる横架梁2を有し、4本の支柱1が平面視4角形の4角の角部に配置され、支柱1の上端部において、支柱1と支柱1との間に横架梁2が架設され、4本の横架梁2が平面視4角形の4辺を形成している。
図4では、4本の支柱1が形成する平面視4角形が、2本の前脚支柱11の間が2本の後脚支柱12の間よりも長い台形であるが、第1および第2の実施形態のブースと同様に、台形に限るものではなく、長方形や正方形でもかまわない。
横架梁2の支柱1と支柱1との間の架設も、第1、第2の実施形態のブースと同じであり、横架梁の両端に固定されたC型把持部を有するジョイント5を介して行うことができるが、これについては後述する。
第3の実施形態のブースの骨組3では、2本の後脚支柱12は同じ長さであるが、2本の前脚支柱11の長さが異なっており、一方の前脚支柱11は、他方の前脚支柱11の長さより短く、該他方の前脚支柱11の長さは、後脚支柱12と同じである。
したがって、一方の前脚支柱11は、他方の前脚支柱11の長さより短く、該他方の前脚支柱11の長さは、後脚支柱12と同じであるあるから、図4に示すように、この実施形態のブースでは、2本の前脚支柱11のうち、いずれか1方の前脚支柱11(図4では作業者からみて右側の前脚支柱)は作業台(机)2の天板上に配置し、他の1本の前脚支柱11は床面上に配置することができる。そして、後脚支柱12は、第1および第2の実施形態のブースと同様に、床面上に配置することができる。
このようにするには、作業台の高さ(床面から作業台の天板までの高さ)分だけ、一方の前脚支柱11の長さを他方の前脚支柱11の長さ(すなわち後脚支柱12の長さと同じ)より短くしておけばよいが、後述するように、横架梁2の端部に固定されたC型把持部を備えるジョイント5の支柱1での位置を容易に上下できるので、一方の前脚支柱1の長さを厳密に規定する必要はない。
第3の実施形態のブースは、作業台80の幅方向の一方の端が部屋の壁などに接近しておかれている場合に好適である。例えば、作業台80の右端と壁が接近している場合には、図4に示されるように、2本の前脚支柱11のうち、右側の前脚支柱11を作業台2の天板上に配置する第3の実施形態のブースを採用することができる。
第3の実施形態のブースの骨組3は、第1および第2の実施形態のブースの骨組3と異なっているが、第1および第2の実施形態のブースと同様に、2本の後脚支柱12の間および前脚支柱11と後脚支柱12との間(2個所)に架設された計3本の横架梁2にスクリーン4が吊り下げられ、ブース内で作業者の背後と側面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。
さらに2本の前脚支柱11の間の横架梁2にも吊り下げててもよい。こうすることにより、ブース内で作業者の背後と側面および前面がスクリーン4によって囲まれ、目隠しされることになる。このスクリーン4をカーテンのように両開きや開閉が容易なものにしておけば、前方の景色を見たり日の光を取り入れたりすることができる。
このように、第3の実施形態のブースでも、第1の実施形態のブースと同様の目隠し効果を有するものとすることができる。
スクリーン4の吊り下げについては、第1の実施形態のブースと同じようにすることができる。
第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、平面視四角形の角部に配置された支柱1の上端部において、支柱1と支柱1との間に横架梁2を架設するには、横架梁の両端に取り付けたジョイント5を介して行うことができる。図6に支柱1と横架梁2とがジョイント5で接続されている状態を示した。図7には図6において使用されているジョイント5を示した。
図7から分かるように、このジョイント5は、支柱1のパイプ材を把持することができるC型把持部51と横架梁2の端部が挿入されるソケット部52を有している。
ジョイント5は、予め横架梁2の両端部のそれぞれに取り付けて固定しておく。
横架梁2の端部とソケット部52とのそれぞれにはネジが挿入できる雌ネジ孔(図面番号なし)が形成されており、該孔にネジをねじ込むことにより、把持部51を横架梁2に固定することができる。図8に両端にこのC型把持部51を有するジョイント5が固定された横架梁2を示した。
ジョイント5のC型把持部51は弾性体の材料で作られており、把持部51の把持片の間隔を拡げて押し込めば支柱1のパイプ材に装着することができるから、予め、ジョイント5を横架梁2の両端に装着して固定しておけば、ジョイント5を介して支柱1に横架梁2を接続して、2本の支柱1の間に横架梁2を容易に架設することができる。
ブースの骨組3において、平面視4角形の角部に配置された1本の支柱1の上端部において横架梁2を架設するには、図6に示すように、ジョイント5を介して、2本の横架梁2が、各横架梁2のジョイントの把持部51同士が上下に接した状態あるいは接近した状態で支柱1に接続することにより行われる。ここで、2本の横架梁2の上下を逆にして支柱1に接続してもよい。
図6において、上側に位置するジョイントの把持部51から支柱1の先端部が飛び出てもよい。こうすることで、支柱1のジョイントのC型把持部から下に伸びる部位の長さを調整できる。
第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、平面視4角形の4辺の横架梁2のうち、2本の前脚支柱11の間に架設された横架梁2を除いた3辺の横架梁2と2本の後脚支柱12および2本の前脚支柱11とが形成する6つの角部に、コーナー材6を架設することにより、ブースの骨組3をより堅固なものとすることができる。
また、前記平面視4角形の4辺の横架梁2と2本の後脚支柱12および2本の前脚支柱11とが形成する8つの角部すべてに、コーナー材6を架設することにより、ブースの骨組3をさらにより堅固なものとすることができる。
図9には、支柱1と横架梁2が形成する2つの角部にコーナー材6が取り付けられた骨組3が示されている。
コーナー材6は、パイプ材などから両端部を曲げて製作したコーナー材の本体部材61の両端部に支柱1や横架梁2のパイプ材を把持できる把持部材62を固定して製作することができる。把持部材62には、横架梁2の両端部に固定したものと同様のC型の把持部を有するものを使用することができる。図10にコーナー材6を示した。
第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、ブースの骨組3は、後脚支柱12の丈が比較的長いので、図11に示すように、2本の後脚支柱12の間の後脚支柱12の中間の高さ位置に、横架梁2を架設することによってもより堅固なものとすることができる。図11に示すものは第1の実施形態であるが、第2および第3の実施形態のものにも同様の横架梁2を架設することができる。
第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、前脚支柱11や後脚支柱12の下端には、パイプ用のエンドキャップを取り付けることができる。エンドキャップは種々のものが市販されている。
エンドキャップを支柱の下端に取り付けると、床面や作業台の天板を傷つけないようにすることができる。また、エンドキャップに滑り止め効果を持たせることもできる。
図1や図2では、作業者が作業台80に向かって自宅の部屋で在宅勤務してパソコン90を操作してテレワークしているところを想定しているが、第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、作業はパソコン90の操作に限るものではなく、作業台80に向かって行うすべての作業を含むものである。また、作業するところは自宅に限らず、作業台80のある部屋、例えばレンタルルームの部屋でもよい。また、作業台80は、机、テーブルや座卓、そのほかの作業台を含むものである。
第1〜第3の実施形態のブースのいずれにおいても、支柱1や横架梁2は、鉄やアルミなどの金属や合成樹脂製のパイプ材で製作することができる。
第1の実施形態のブースの骨組に使用される支柱1や横架梁2のパイプ材の寸法の一例を以下に示す。机の高さは700mm程度に想定している。支柱1と横架梁2は外径が同じものを使用することが望ましい。
・前脚支柱 外径:19mmφ、長さ:1250mm
・後脚支柱 外径:19mmφ、長さ:1950mm
・前横架梁 外径:19mmφ、長さ:1100mm
・後横架梁 外径:19mmφ、長さ:700mm
・左右横架梁 外径:19mmφ、長さ:1000mm
上記の寸法は、部屋の大きさや作業台の寸法、作業者の体格などにより適宜調整できるものであり、この一例の寸法に限るものではない。
前横架梁2、すなわち2本の前脚支柱11の間に架設される横架梁2には、伸縮自在のパイプ材を使用することができ、作業台2の大きさが変化した場合でも、前横架梁2を700〜1100mm程度の範囲内で延ばしたり縮めたりして対応することができる。
第2および第3の実施形態のブースでも、支柱1や横架梁2の長さを適宜定めればよい。
前脚支柱1と後脚支柱4のパイプ材には、接続可能なものを使用すると、第1〜第3の実施形態のいずれの骨組3にも対応することができる。接続可能なパイプ材を使用すると、第1〜第3の実施形態のブースのいずれも、収納スペースをさらに小さくすることができる。
第1の実施形態では、上記の例では、後脚支柱12が1950mmであるので、1000mm程度の長さのパイプ材を2本接続することで、そして、300mm程度の短い長さのパイプ材を準備しておけば、1000mm程度のパイプ材と300mm程度のパイプ材を接続して、前脚支柱11とすることができる。
第2の実施形態では、前脚支柱11と後脚支柱12とが同じ長さであるので、前脚支柱11および後脚支柱12は、2本の1000mm程度のパイプ材を接続することで対応することができる。
第3の実施形態のブースでも、長さが短い方の前脚支柱11も、1000mm程度のパイプ材と300mm程度のパイプ材を接続して対応することができる。
本考案のブースは、骨組を構成する支柱や横架梁がパイプ材からなり、横架梁に吊り下げるスクリーンを含めても軽量であり、移動が容易であるから、室内の好みの場所に配置することができる。また、本考案のブースを複数台配置して、複数の同居人の各人が個別にブースを利用して、各人の作業に集中できる環境を形成することもできる。
1:支柱
11:前脚支柱
12:後脚支柱
2:横架梁
3:骨組
4:スクリーン
5:ジョイント
51:C型把持部
52:ソケット部
6:コーナー材
61:(コーナー材の)本体部材
62:(コーナー材の)把持部材
80:作業台(机、テーブル、座卓など)
90:パソコン
100:椅子

Claims (5)

  1. 作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、
    骨組は、2本の長さの等しいパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、
    該骨組の平面視4角形の4辺を形成する横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、
    前脚支柱は長さが後脚支柱よりも短く、
    2本の前脚支柱が作業台の天板上に、2本の後脚支柱が室内の床面上に、それぞれ配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
  2. 作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、
    骨組は、2本の長さの等しいパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、
    該骨組の平面視4角形の4辺を形成するの横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、
    前脚支柱と後脚支柱とは長さが等しく、
    2本の前脚支柱および2本の後脚支柱が室内の床面上に配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
  3. 作業台の在る室内に配備され、骨組とスクリーンを備えるブースであって、
    骨組は、2本の長さの異なるパイプ材からなる前脚支柱と2本の長さの等しいパイプ材からなる後脚支柱とが平面視4角形の4角の角部に配置され、該2本の前脚支柱と該2本の後脚支柱との4本の支柱の上端部において、支柱と支柱との間に、両端にC型把持部を備えるジョイントが固定されたパイプ材からなる横架梁を該ジョイントを介して架設して、該平面視4角形の4辺が形成され、
    該骨組の平面視4角形の4辺の横架梁のうち、2本の前脚支柱の間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁にスクリーンが吊り下げられ、
    2本の前脚支柱のうち、一方の前脚支柱は長さが後脚支柱よりも短く、他方の前脚支柱は長さが後脚支柱と等しく、
    該一方の前脚支柱が作業台の天板上に、該他方の前脚支柱および2本の後脚支柱が室内の床面上に、それぞれ配置することができることを特徴とする作業台の在る室内に配備されるブース。
  4. 前記平面視4角形の4辺の横架梁のうち、2本の前脚支柱間に架設された横架梁を除いた3辺の横架梁と2本の後脚支柱および2本の前脚支柱とが形成する6つの角部、または前記平面視4角形の4辺の横架梁と2本の後脚支柱および2本の前脚支柱とが形成する8つの角部に、コーナー材を架設したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の作業台の在る室内に配備されるブース。
  5. さらに前記2本の前脚支柱の間に架設された横架梁にスクリーンが吊り下げられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業台の在る室内に配備されるブース。
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