JP3234029B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3234029B2
JP3234029B2 JP04549093A JP4549093A JP3234029B2 JP 3234029 B2 JP3234029 B2 JP 3234029B2 JP 04549093 A JP04549093 A JP 04549093A JP 4549093 A JP4549093 A JP 4549093A JP 3234029 B2 JP3234029 B2 JP 3234029B2
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唯英 小松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリとバック
アップ装置とを有する半導体記憶装置において、電源切
断時や停電発生時に半導体メモリからバックアップ装置
に退避すべきデータの量を小さく出来るようになった
導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の半導体記憶装置を説明する
図である。同図において、1はコントローラ、9はバッ
クアップ装置、10は半導体メモリ、11は半導体記憶
装置、12はホストをそれぞれ示している。また、,
,,′はデータの流れをそれぞれ示している。
【0003】半導体記憶装置11は、コントローラ1,
バックアップ装置9,半導体メモリ10などから構成さ
れている。コントローラ1は、例えばプロセッサから構
成されており、半導体記憶装置全体を制御するものであ
る。バックアップ装置9は、例えば磁気ディスク装置で
ある。半導体メモリ10は、複数のブロックに分割され
て管理されている。半導体メモリ10の大きさは例えば
128MBであり、1ブロックの大きさは例えば256
バイトである。なお、ブロックとは、半導体記憶装置1
1とホスト12との間のデータ転送の単位でもある。
【0004】図9(a) は第1の従来例を説明する図であ
る。半導体記憶装置の電源が投入されると、バックアッ
プ装置9のデータがのパスを通って半導体メモリ11
にローディングされる。ローディング完了後、ホスト1
2と半導体メモリ10の間でのパスを介してデータの
遣り取りが行われる。電源切断時や停電発生時には、半
導体メモリ10に格納されている全てのデータがのパ
スを介してバックアップ装置9に退避させられる。停電
発生時においては、この退避動作やシステム・クローズ
処理に必要な電力は二次電源装置(二次電池)から供給
される。
【0005】図9(a) の第1の従来例においては、電源
切断時に半導体メモリ10に格納されている全てのデー
タをバックアップ装置9に退避しているので、退避時間
が長くなり、大容量の二次電源装置を用意しておくを必
要がある言う欠点を有している。
【0006】図9(b) の第2の従来例は第1の従来例の
欠点を除去するために考案されたものである。斜線が付
された矩形は更新データ(更新ブロック)を示す。第2
の従来例では、ホストからのアクセス要求を処理してい
ない期間に、半導体メモリ10に格納されている更新デ
ータを′のパスを介して順々にバックアップ装置9に
退避する。そして、電源切断時には、半導体メモリに格
納されている更新データの内でバックアップ装置に反映
されていない更新データをバックアップ装置に退避す
る。第2の従来例によれば、電源切断時や停電発生時に
おいて半導体メモリ10に格納されている更新データ中
の大部分のものが既にバックアップ装置9に反映されて
いるので、電源切断時や停電発生時に半導体メモリ10
からバックアップ装置9に退避すべきデータの量を小さ
くすることが出来る。
【0007】第2の従来例は、システム・クローズ時間
の短時間化や二次電源装置の小容量化に貢献する。しか
しながら、ホスト12からのライト・アクセスが頻繁に
行われると、バックアップ装置9に反映されない更新デ
ータが半導体メモリ10の中に数多くたまり、電源切断
時や停電発生時に大量のデータをバックアップ装置9に
退避しなくてはならなくなる。
【0008】また、従来の半導体記憶装置では、常にバ
ックアップ装置の同一の記憶領域へデータをバックアッ
プしているので、半導体メモリからバックアップ装置へ
のバックアップ時に正常にバックアップ出来なかった場
合、データが消失してしまうと言う欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この点に鑑
みて創作されたものであって、ホストからのライト・ア
クセスが頻繁に行われるような場合においても、電源切
断時や停電発生時に半導体メモリからバックアップ装置
に退避すべきデータの量を小さくでき、また、データの
消失を最小限に抑えることが出来る半導体記憶装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。請求項1の半導体記憶装置は、複数のブロッ
クに分割されて管理される半導体メモリと、バックアッ
プ装置と、電源投入時処理手段,ホスト・インタフェー
ス系処理手段,逐次バックアップ系処理手段,電源切断
時処理手段,更新テーブルおよび更新テーブル制御手段
を有するコントローラとを具備する半導体記憶装置であ
って、更新テーブルは、更新フラグを半導体メモリの各
ブロック対応に有し、更新テーブル制御手段は、半導体
メモリのブロックにホストから送られてきたライト・デ
ータが書き込まれた時に対応する更新フラグをオンし、
半導体メモリのブロックのデータと同一のデータがバッ
クアップ装置に書き込まれた時に対応する更新フラグを
オフするように構成され、上記バックアップ装置の記憶
領域は、半導体メモリの容量と等しい分割領域の複数個
(A1,A2, …) に分割されており、電源投入時処理手段
は、電源投入時に起動され、バックアップ装置のデータ
を半導体メモリにローディングする処理を行うよう構成
され、ホスト・インタフェース系処理手段は、ホストか
らアクセス要求が送られて来た時に動作し、アクセス要
求がライト・アクセス要求の場合には、当該ライト・デ
ータが送られて来る前におけるオンの更新フラグの数X
と当該ライト・データのブロック数Nとを加算し、加算
結果が規定値nを越える場合には、半導体メモリ中の更
新ブロックのうちバックアップ装置に反映されていない
更新ブロックの数が規定値n以下になるように、更新ブ
ロックのデータをバックアップ装置に書き込む処理を行
うように構成される。
【0011】また、逐次バックアップ系処理手段は、ホ
スト・インタフェース系処理手段が処理を行っていない
ことを条件に処理を行い、更新テーブル中のオンの更新
フラグに対応する半導体メモリのブロックのデータをバ
ックアップ装置に書き込む処理を行うように構成され、
電源切断時処理手段は、電源切断時に起動され、更新テ
ーブル中のオンの更新フラグに対応する半導体メモリの
ブロックのデータをバックアップ装置に書き込む処理を
行うように構成され、上記電源投入時処理手段は、電源
投入時に、最新データを記憶するバックアップ装置の分
割領域(Ai ) から半導体メモリにデータをローディング
し、 ホスト・インタフェース系処理手段および逐次バッ
クアップ系処理手段は、半導体メモリに対する更新デー
タをバックアップ装置の次の分割領域(Ai+1)にバックア
ップするように構成されている。
【0012】
【作用】本発明の半導体記憶装置の作用について説明す
る。半導体記憶装置の電源が投入されると、電源投入時
処理手段が動作し、バックアップ装置から半導体メモリ
にデータをローディングする。半導体メモリは複数のブ
ロックに分割されて管理されている。更新テーブルは、
更新フラグを半導体メモリの各ブロックに対応して有し
ている。更新テーブル制御手段は、ホストからのライト
・データが半導体メモリの或るブロックに書き込まれた
時に対応する更新フラグをオンし、半導体メモリの或る
ブロックのデータがバックアップ装置に書き込まれた時
に対応する更新フラグをオフする。
【0013】ローディングが完了した後に、ホストから
アクセス要求が送られて来ると、ホスト・インタフェー
ス系処理手段が動作し、アクセス要求がリードかライト
かを調べる。ライトの場合には、当該ライト・データが
送られて来る前のオンの更新フラグの数Xと当該ライト
・データのブロック数Nとを加算し、加算結果が規定値
nより大であるか否かを調べる。大の場合には、半導体
メモリの更新ブロックの内でバッアップ装置に反映され
ていない更新ブロックの数が規定値n以下になるよう
に、更新データをバックアップ装置に書き込む処理を行
う。ホストからのライト・データが半導体メモリに書き
込まれることは、当然である。
【0014】逐次バックアップ処理手段は、ホスト・イ
ンタフェース処理手段が動作していないときに動作す
る。逐次バックアップ系処理手段は、更新テーブル中の
オンの更新フラグに対応する半導体メモリのブロックの
データをバックアップ装置に書き込む処理を行う。電源
切断時処理手段は、電源切断時に動作を開始し、オンの
更新フラグに対応する半導体メモリのブロックのデータ
をバックアップ装置に書き込む処理を行う。
【0015】また、半導体記憶装置の電源が投入された
とき、最新データ格納領域が領域A1 であると仮定する
と、該領域A1 から半導体メモリにデータがローディン
グされる。領域A1 からローディングした場合には、次
の領域A2 がバックアップ対象領域とされ、更新データ
のバックアップは領域A2 に対して行われる。電源切断
時や停電発生時には、半導体メモリの内容と領域A2 の
内容は等しくなる。図示の例では、次の電源投入時に
は、領域A2 から半導体メモリにデータがローディング
され、領域A1 がバックアップ対象領域とされる。
【0016】
【実施例】図2は本発明の半導体記憶装置の1実施例の
ブロック図である。同図において、1はコントローラ、
2は本体I/F制御用LSI、3はマイクロプログラム
記憶域、4はワーク領域、5はディスク制御用LSI、
6はプロセッサ、7はDMA、8はバッファ、9はバッ
クアップ装置、10は半導体メモリをそれぞれ示してい
る。
【0017】コントローラ1は、本体I/F制御用LS
I2,マイクロプログラム記憶域3,ワーク領域4,デ
ィスク制御用LSI5,プロセッサ6,DMA7,バッ
ファ8などを有している。本体I/F制御用LSI2
は、コントローラ1とホストの間のデータのやり取りを
制御するものである。マイクロプログラム記憶域3に
は、マイクロプログラムが格納される。ワーク領域4に
は、ローディングすべきディスク領域を指示する情報,
更新ブロック数X,規定値n,更新テーブル,更新テー
ブルに対するポインタ,更新履歴テーブル等が格納され
る。なお、更新ブロック数とは、半導体メモリ中の更新
されたブロックの中で当該更新がバックアップ装置に反
映されていないブロックの数を意味している。
【0018】ディスク制御用LSI5は、コントローラ
1とバックアップ装置9の間のデータのやり取りを制御
するものである。プロセッサ6は、マイクロプログラム
記憶域3のマイクロプログラムを実行する。本体I/F
制御用LSI2,ディスク制御用LSI5,DMA7な
どはプロセッサ6によって制御される。
【0019】DMA7は、本体I/F制御用LSI2と
半導体メモリ10の間のデータ転送,ディスク制御用L
SI5と半導体メモリ10の間のデータ転送を制御する
ものである。また、DMA7は、本体I/F制御用LS
I2とバッファ8の間のデータ転送,ディスク制御用L
SI5とバッファ8の間のデータ転送も制御する。バッ
ファ8は、例えば64KBの大きさを持つ。バッファ8
は、ホストからのデータを半導体メモリ10を介するこ
となくバックアップ装置9に書き込んだり、バックアッ
プ装置9のデータを半導体メモリ10を介することなく
ホストに送ったりするときに、使用される。
【0020】バックアップ装置9は、例えば磁気ディス
ク装置である。図示の例では、バックアップ装置9の領
域は領域Aと領域Bに2分割されている。領域Aは半導
体メモリ10と同じ大きさを有しており、領域Bも半導
体メモリ10と同じ大きさを有している。半導体メモリ
10は、複数のブロックに分割され管理されている。半
導体メモリ10の大きさは例えば128MBであり、1
ブロックの大きさは例えば256バイトである。なお、
ブロックとは、ホストと半導体記憶装置との間のデータ
転送の単位である。半導体メモリ10とバックアップ装
置9との間のデータ転送もブロック単位で行われる。
【0021】図3は更新テーブルを説明する図である。
更新テーブルは、各ブロック対応の更新フラグを有して
いる。0の更新フラグは対応するブロックのデータをバ
ックアップ装置に退避することが不要であることを示
し、1の更新フラグは対応するブロックのデータをバッ
クアップ装置に退避することが必要であることを示す。
更新フラグは、対応するブロックにデータが書き込まれ
た時に1とされ、対応するブロックのデータがバックア
ップ装置に書き込まれた時に0とされる。更新テーブル
に対しては、ポインタが設けられている。
【0022】図4は半導体記憶装置立ち上げ時の処理を
説明する図である。電源が投入されると、ホストはシス
テム・クローズ時間と,二次電源装置の容量とをコント
ローラ1に通知する。この通知を受け取ると、コントロ
ーラ1は、規定値nを計算し、記憶する。本発明では、
後述するように、半導体メモリ10に格納されている更
新ブロックのうちバックアップ装置9に反映されないブ
ロックの数が常に規定値n以下とされる。規定値nを記
憶した後、コントローラ1は最新データ保存領域が領域
Aか領域Bかを判断し、その領域のデータを半導体メモ
リ10にローディングする。ローディングが完了する
と、半導体記憶装置は通常稼働状態になる。
【0023】規定値nの計算例について説明する。ホス
トから通知されたシステム・クローズ時間=5分間、二
次電源容量=8分間であると仮定する。このような通知
を受け取ると、コントローラ1は、8−5=3分間でバ
ックアップを済ます必要ありと判断する。1ブロックの
退避時間を0.5秒とすると、3分間でバックアップで
きるブロック数は3×60÷0.5=360ブロックと
なる。コントローラは、規定値nを自動設定する。この
場合、nは360以下ならば如何なる値でも良いが、n
が大きいほど,ホストを待たせる確率が低くなるため、
最大値を設定する。
【0024】図5はホスト・インタフェース系の処理を
説明する図である。ホストからアクセス要求が送られて
くると、コントローラのプロセッサは、マイクロプログ
ラム記憶域に格納されているホスト・インタフェース系
用マイクロプログラムを実行する。このマイクロプログ
ラムの実行によって、下記のような処理が行われる。な
お、説明を簡単にするため、バックアップ装置には領域
Aしか存在しないものと仮定する。ステップS1では、
アクセス要求がリードか,ライトかを判断する。リード
の場合にはステップS5に進み、ライトの場合にはステ
ップS2に進む。ステップS2では、old X+Nを計算
し、その結果をnew Xとする。但し、Xは半導体メモリ
中の更新ブロックの内で更新がバックアップ装置に反映
されていないブロックの数、即ち1の更新フラグの総数
である。また、Nは今回の更新ブロック数を示す。
【0025】ステップS3では、new X>nであるか否
かを調べる。Yesの場合はステップS4に進み、No
の場合にはステップS6に進む。ステップS4では、
(new X−n)もしくはnew Xの全てを,スルーモード
でバックアップ装置9にライトし、終了とする。終了し
た時には、ホストに終了を通知する。ホストから送られ
て来たNブロックのライト・データをそのままバックア
ップ装置9に書き込むことも出来る。ホストから送られ
て来たライト・データを半導体メモリに書き込むこと
は、当然である。ステップS5では、半導体メモリ10
からデータをリードし、このデータをホストに送り、終
了とする。ステップS6では、半導体メモリにホストか
ら送られて来たデータをライトし、終了とする。
【0026】図6は逐次バックアップ系の処理を説明す
る図である。逐次バックアップ系は、トリガ条件が成立
した時に起動される。トリガ条件として、Xの値を使用
しても良く、時間を使用しても良い。Xの値を使用する
場合、X≠0と言う条件でも良いし、或る設定値m(0
≦m<n)を予め定めておき、Xがmを越えた場合とし
ても良い。また、Xの値に関係なく時間をトリガとして
も良い。例えば、3分に一回サーチのロジックを走るよ
うにしても良い。更に、Xの値と時間の両方をトリガと
することも可能である。
【0027】ホスト・インタフェース系の処理の方が逐
次バックアップ系の処理よりも優先順位が高い。すなわ
ち、逐次バックアップ系の処理を行っているときに、ホ
ストからアクセス要求が送られて来ると、コントローラ
は逐次バックアップ系の処理を中断し、ホスト・インタ
フェース系の処理を開始し、ホスト・インタフェース系
の処理が終了した後に、逐次バックアップ系の処理を再
開する。ホスト・インタフェース系の処理途中において
逐次バックアップ系の処理を開始させるためのトリガ条
件が成立しても、逐次バックアップ系の処理の開始はホ
スト・インタフェース系の処理が終了するまで待たされ
る。
【0028】トリガ条件が成立すると、コントローラは
逐次バックアップ系の処理を開始する。逐次バックアッ
プ系の処理は、マイクロプログラム記憶域の逐次バック
アップ系用マイクロプログラムを実行することにより行
われる。先ず更新テーブルのポインタが指示している更
新フラグが0か1かを調べ、その更新フラグが1である
場合には、対応するブロックのデータをバックアップ装
置にバックアップして終了とする。その更新フラグが0
の場合には、ポインタを+1し、更新されたポインタで
指示している更新フラグが0か1かを調べる。
【0029】電源切断時や停電発生時には、更新テーブ
ルの1の更新フラグ(退避必要を示す)に対応する半導
体メモリ10のブロックのデータを全てバックアップ装
置9に退避する。電源切断には大まかに分けて以下の2
種類の方法が存在する。 システム・クローズ オペレータのコマンドにより全業務終了指示が発行さ
れ、それを受けたソフトウェアがシステムをクローズ
し、電源制御ハードウェアに切断を依頼する。 環境異常 停電や温度異常等の環境異常をハードウェアが検出し、
ソフトウェアに通知した後、数分後に電源切断を行う。
【0030】半導体記憶装置側の見地に立った場合、
,ともソフトウェア(OS)が半導体記憶装置に対
してコマンドを送出することになっている。この場合の
コマンドとは、「存在する更新ブロックを全てバックア
ップ装置に退避せよ」と言った意味のコマンドである。
【0031】一方、半導体記憶装置(制御用MPU)は
常に更新ブロックの有り/無しを管理しており、更新ブ
ロックがあれば、ハードの信号をオンしている。このハ
ードの信号は電源制御ハードウェアにて検出できるもの
であり、電源制御ハードウェアは最終的にこの信号の有
無により、本当に電源オフしてよいか,どうかを判断し
ている。
【0032】例えば、システム・クローズ時や,環境異
常のソフトウェア処理中に、ソフトウェア・ダウンやソ
フトウェアのハングアップがないとは言い切れない。こ
のような状態になった時には半導体記憶装置に、前述の
コマンドが発行されずに電源切断されることになり、デ
ータが消失してしまう。このような状態に陥っている
か,どうかは前述のハード信号を電源制御ハードウェア
が見ることにより判別可能であり、この場合、電源制御
ハードウェアが別のハード信号を操作し、半導体記憶装
置に直接的に「存在する更新ブロックを全てバックアッ
プ装置に退避せよ」のコマンド相当の通知を行う。
【0033】図7および図8はバックアップ用ディスク
の領域分割による高信頼性化を説明する図である。バッ
クアップ用ディスクの領域は、半導体メモリの容量によ
り分割される。例えば、半導体メモリの容量が100M
B,ディスク容量300MBの場合には、バックアップ
用ディスクの領域を3分割し、分割して得られた領域を
A,B,Cとする。以降、簡単のため2分割(A,Bの
2領域)として説明する。
【0034】半導体記憶装置の使い始めはディスク等の
バックアップ装置の内容は空白の状態であり、全てNu
llデータが格納されている。これは取りも直さず領域
A,領域Bに同一データが格納されている状態と等価で
ある。この状態の下において半導体記憶装置に電源を投
入すると、先ず領域Aからデータをローディングする。
この状態は図7(a) に示される。
【0035】ローディング完了後、領域Aのデータが半
導体メモリに展開されており、ホストがリード・アクセ
ス要求を発行すると、半導体メモリのデータがホストに
送られ、ホストがライト・アクセス要求を発行すると、
ホストからのライト・データは半導体メモリに書き込ま
れる。ライト時に更新されたブロックが1番目のブロッ
クであると仮定すると、A−1(Aはディスクの領域番
号)を更新履歴として記憶する。同様、その後のライト
・アクセスで更新された箇所もA−x2 ,A−x3 ,…
として記憶する。一方、逐次バックアップ系およびスル
ーモード・バックアップ(図5のステップS4の処理)
は、バックアップ対象領域を領域Bとしてバックアップ
する。同様に、半導体記憶装置の電源切断時のバックア
ップも領域Bをバックアップ対象とする。このように動
作した後、半導体記憶装置の電源は切断される。この状
態は図7(b) に示される。
【0036】次回の電源投入時は、領域Bからローディ
ングを開始する。そして、通常稼働に入る前に、1回前
の更新履歴(この場合は上記のA−1,A−x2 ,…)
の内容を逐次バックアップの対象としておく。このとき
逐次バックアップ対象にし終えたら1回前の更新履歴を
クリアしておく。この状態は図8(c) に示される。
【0037】その後に通常稼働に入り、ライト・アクセ
ス要求が送られてきたら、前回と同様に、B−x1 B−
2 ,… と言うように更新履歴データを作成してい
く。逐次バックアップ系およびスルーモード・バックア
ップは、バックアップ対象領域を領域Aとしてバックア
ップし、半導体記憶装置の電源切断時のバックアップも
領域Aをバックアップ対象とする。このように動作した
後、半導体記憶装置の電源は切断される。この状態は図
8(e) に示される。
【0038】次回の電源投入時には、領域Aからローデ
ィングし、常に一回前の更新履歴を参照して、逐次バッ
クアップ,スルーモード・バックアップ,電源切断時の
バックアップを行うことにより、ディスクの領域分割を
しながら、電源切断時や停電発生時のバックアップ時間
の短縮が実現できる。なお、2分割されている場合に
は、通常稼働に入る前に1回前の更新履歴の内容を逐次
バックアップの対象としているが、3分割されている場
合には、1回前の更新履歴の内容と、2回前の更新履歴
の内容とを逐次バックアップの対象としておく。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、半導体メモリ中の更新ブロックの内で更新が
バックアップ装置に反映されていない更新ブロックの数
を常に規定値n以下とすることが出来るので、電源切断
時や停電発生時にバックアップすべき更新ブロックの数
を減少させることができ、延いては二次電源装置の容量
を小さくすることが出来る。
【0040】また、本発明によれば、 ディスク内を平均的に使用するため、媒体寿命を延
ばすことが出来る。 何らかの原因で装置やシステムがダウンしても、常
に完全な状態の1回前のデータが保存されているため、
復旧が容易である。1回前の完全なデータが存在しない
場合には、逐次バックアップ等で中途半端に更新された
データしか残らないため、復旧は困難である。 設定により1回前のデータが破壊することが許され
ている場合には、分割領域にバックアップしているとき
に媒体エラーが検出されたときには、1回前の他分割領
域を最新領域に変更することにより、正常に退避処理を
行うことが可能になる。 などの効果を奏することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の半導体記憶装置の1実施例のブロック
図である。
【図3】更新テーブルを説明する図である。
【図4】半導体記憶装置立ち上げ時の処理を示す図であ
る。
【図5】ホスト・インタフェース系の処理を示す図であ
る。
【図6】逐次バックアップ系の処理を示す図である。
【図7】バックアップ用ディスクの領域分割による高信
頼性化を説明する図である。
【図8】バックアップ用ディスクの領域分割による高信
頼性化(続き)を説明する図である。
【図9】従来の半導体記憶装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 本体I/F制御用LSI 3 マイクロプログラム記憶域 4 ワーク領域 5 ディスク制御用LSI 6 プロセッサ 7 DMA 8 バッファ 9 バックアップ装置 10 半導体メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 唯英 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 門前 ひとみ 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社 ピーエフユー内 (72)発明者 平井 義郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−187355(JP,A) 特開 昭63−59644(JP,A) 特開 平4−239357(JP,A) 特開 昭61−151897(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 12/00 G06F 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割されて管理される
    半導体メモリと、 バックアップ装置と、電源投入時処理手段、ホスト・イ
    ンタフェース系処理手段、逐次バックアップ系処理手
    段、電源切断時処理手段、更新テーブルおよび更新テー
    ブル制御手段を有するコントローラとを具備する半導体
    記憶装置であって、 更新テーブルは、更新フラグを半導体メモリの各ブロッ
    ク対応に有し、更新テーブル制御手段は、半導体メモリ
    のブロックにホストから送られてきたライト・データが
    書き込まれた時に対応する更新フラグをオンし、半導体
    メモリのブロックのデータと同一のデータがバックアッ
    プ装置に書き込まれた時に対応する更新フラグをオフす
    るように構成され、上記バックアップ装置の記憶領域は、半導体メモリの容
    量と等しい分割領域の複数個(A1,A2, …) に分割されて
    おり、 電源投入時処理手段は、電源投入時に起動され、バック
    アップ装置のデータを半導体メモリにローディングする
    処理を行うよう構成され、 ホスト・インタフェース系処理手段は、ホストからアク
    セス要求が送られて来た時に動作し、アクセス要求がラ
    イト・アクセス要求の場合には、当該ライト・データが
    送られて来る前におけるオンの更新フラグの数Xと当該
    ライト・データのブロック数Nとを加算し、加算結果が
    規定値nを越える場合には、半導体メモリ中の更新ブロ
    ックのうちバックアップ装置に反映されていない更新ブ
    ロックの数が規定値n以下になるように、更新ブロック
    のデータをバックアップ装置に書き込む処理を行うよう
    に構成され、 逐次バックアップ系処理手段は、ホスト・インタフェー
    ス系処理手段が処理を行っていないことを条件に処理を
    行い、更新テーブル中のオンの更新フラグに対応する半
    導体メモリのブロックのデータをバックアップ装置に書
    き込む処理を行うように構成され、 電源切断時処理手段は、電源切断時に起動され、更新テ
    ーブル中のオンの更新フラグに対応する半導体メモリの
    ブロックのデータをバックアップ装置に書き込む処理を
    行うように構成され、 上記電源投入時処理手段は、電源投入時に、最新データ
    を記憶するバックアップ装置の分割領域(Ai ) から半導
    体メモリにデータをローディングし、 ホスト・インタフェース系処理手段および逐次バックア
    ップ系処理手段は、半導体メモリに対する更新データを
    バックアップ装置の次の分割領域(Ai+1)にバックアップ
    する ことを特徴とする半導体記憶装置。
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