JP3233592B2 - 回転検出用センサリングとその成形方法 - Google Patents
回転検出用センサリングとその成形方法Info
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Description
けてその回転速度などを検出するための回転検出用セン
サリングとその成形方法に関するものである。
度などを検出するための回転検出用センサリング1は、
図10(a)に示すように、回転部材に取り付けできる
径に形成されたリング本体2の上面に沿って図10
(b)に示すように多数の歯3を一体に形成した形状か
らなっている。
回転部材であるハブユニット4の外輪5に装着し、その
外輪5と一体に回転するようになし、そのセンサリング
1の上部に磁気センサ6を固定し、磁気センサ6でセン
サリング1の歯3を検出することでハブユニット4の回
転を検出するようになっている。
のセンサリング1を製造するには、焼結や機械加工で行
うのが一般であり、リング本体2は中実品となり、製造
コストが高く、製品重量が重いといった問題があった。
1(a)に示すように断面L字状のリング材7の表面8
の一部を円周方向に長方形状にせん断し、図10(b)
に示すようにせん断加工された部材の曲げ加工をするこ
とにより歯9を形成した回転数検出用アキシャル型パル
スリング10(実開昭63−12222号公報)があ
る。
センサ6によるパルス検出部が、リング材7の半径方向
に設置されるため、必要以上に製品外径が大きくなると
いった問題があった。
面8の円周方向に多数等間隔に長方形に穴を形成すると
共に歯9をプレス成形するため、厚い鋼板は使用でき
ず、しかもハブユニット4の外輪5に圧入して固定する
際に剛性不足で変形しやすいという問題がある。
し、加工コスト及び材料コストが安く、しかも製造し易
くかつ軽量で剛性の高い回転検出用センサリングとその
成形方法を提供することにある。
に、請求項1の発明は、円環状に形成したリング状板の
円周方向に沿ってスリット穴を多数形成し、そのリング
状板をスリット穴を頂部とするよう断面コ字状に折曲げ
て形成した回転検出用センサリングである。
グ状板の円周方向に沿ってスリット穴を多数形成し、そ
のスリット穴を頂点とするよう断面逆U字状にリング状
板をプレス成形し、しかる後そのU字状に成形したプレ
スリングを断面コ字状にリストライク成形を行うように
した回転検出用センサリングの成形方法である。
を添付図面に基づいて詳述する。
リング状板で、その円周方向に沿って長方形状のスリッ
ト穴21が多数(例えば、約100個)等間隔にかつ中
心からみて放射状に、打ち抜きなどで形成される。
するセンサリング30のウェブ22の幅w(図3)より
長くなるように形成される。
(a),図2(b)に示すように、スリット穴21を頂
点とするよう断面逆U字状にプレス成形する。このプレ
ス成形により、内側部24と外側部25とその間を連結
した円弧状の屈曲部26からなる断面逆U字状にプレス
リング23が成形され、スリット穴21は、内外側部2
4,25から屈曲部26にかけて延びるように位置し、
スリット穴21間に屈曲部26がアーチ状に形成され
る。
にリストライク成形して、図3(a),図3(b)に示
すように内外側部24,25の上部間のアーチ状の屈曲
部26が平坦に形成されたウェブ22が形成されると共
にそのウェブ22の面に沿って等間隔にスリット穴21
と歯となる桟部27が交互に形成された回転検出用セン
サリング30が形成される。
に示すようにハブユニット4の外輪5にその内側部24
を圧入し、磁気センサ6にて桟部27を検出することで
回転数を検出することができる。
1は、開口し、かつ下方には磁気に反応するものがない
ため、センサリング30と磁気センサ6との磁束変化を
大きくとることが可能となり、桟部27とスリット穴2
1との境界がより鮮明となり分解能が、従来より格段に
向上し、精度の良い検出が行える。
mm,スリット穴の長さを7mmとしたセンサリング3
0を用い、磁気センサとの間隔を1mmとし、センサリ
ング30の回転を60rpmさせた場合と、図10で説
明した焼結品からなるセンサリングとを比較したところ
で、磁気センサ6の出力電圧で約10%高くなり、その
感度が向上できることが測定結果で確かめられた。
転検出用センサリング30の成形方法を説明する。
プレス成形装置を示し、図において、31は上型、32
は上型31に取り付けられたパンチ、33は下型で、そ
の下型33にアウターダイ34とインナーダイ35が支
持され、そのダイ34,35間にクッションピン36で
上下動自在に支持されたインジェクトリング37が設け
られる。
左側がプレス成形前の状態を、右側がプレス成形後の状
態を示している。
周がアウターダイ34の内周に形成した収容溝38に収
容され、内周側は、インナーダイ35上に位置し、また
スリット穴21が形成された中央部は、インジェクトリ
ング37上に位置し、そのアウターダイ34上に板押さ
え39が設けられて支持されると共にセットされた状態
となる。
り、そのパンチ32がダイ34,35間に押し込まれる
と、図2に示したU字状のプレスリング23がプレス成
形され、クッションピン36にてインジェクトリング3
7を押し上げることでプレス成形機の型からプレスリン
グ23を取り出す。
先端は丸みを帯びた形状に形成され、プレスリング23
が座屈を起こしたり、スリット穴21の間隔のズレが生
じないように、一旦断面U字状のプレスリング23を成
形する。
たリストライク成形機にセットして、図3に示した断面
コ字状の回転検出用センサーリング30をリストライク
成形する。
0に取り付けられた歯42付き上パンチ、43は下型
で、その下型43上に、クッションピン44で支持され
たアウターパンチ45とインナーパンチ46が上下移動
可能に設けられ、そのパンチ45,46上に、それぞれ
アウターダイス47とインナーダイス48が設けられ、
その内外のパンチ45,46,ダイス47,48間に下
型43上に支持された歯49付き下パンチ50が設けら
れて構成される。
左側がリストライク成形前の状態を、右側がリストライ
ク成形後の状態を示している。
パンチ41と下パンチ50の歯42,49は上下で噛み
合い、上パンチ41の歯42は、プレスリング23のス
リット穴21に嵌通して下パンチ50の歯溝52に係合
し、上パンチ41の歯溝53は、下パンチ50の歯49
と共に、スリット穴21間の桟部27を挟持するように
なっている。
アウターダイス47とインナーダイス48の間で、かつ
下パンチ50上にセットし、かつプレスリング23のス
リット穴21が上パンチ41の歯42に位置するように
位置合わせした後、上パンチ41を押し下げることで、
断面コ字状のセンサーリング30がリストライク成形で
きる。
1には上パンチ41の歯42が嵌通して拘束され、その
間の桟部27は、上パンチ41の歯溝53と下パンチ5
0の歯49間で挟まれてリストライク成形されるため、
スリット穴21の鞍型変形を防止しつつ、直角度が正確
に保たれたセンサーリング30を成形できる。
な効果を発揮する。
ット穴を形成し、このスリット穴を頂部とするよう断面
コ字状に形成することで、その頂部のウェブ面の半径方
向の全てがパルス検出部となるため、製品外径を必要以
上に大きくすることがなくなり、軽量化コストダウンが
できる。
形成され、かつ下方が開口したコ字状に形成されるた
め、センサに対する感度が良いと共に、使用中に水が溜
まることもなく、防錆効果の良い製品にすることができ
る。
状態を示す斜視図である。
状態を示す図である。
形後の状態を示す図である。
である。
断面図である。
ある。
る。
図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 円環状に形成したリング状板の円周方向
に沿ってスリット穴を多数形成し、そのリング状板をス
リット穴を頂部とするよう断面コ字状に折曲げて形成し
たことを特徴とする回転検出用センサリング。 - 【請求項2】 円環状に形成したリング状板の円周方向
に沿ってスリット穴を多数形成し、そのスリット穴を頂
点とするよう断面逆U字状にリング状板をプレス成形
し、しかる後そのU字状に成形したプレスリングを断面
コ字状にリストライク成形を行うことを特徴とする回転
検出用センサリングの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34834796A JP3233592B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転検出用センサリングとその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34834796A JP3233592B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転検出用センサリングとその成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185620A JPH10185620A (ja) | 1998-07-14 |
JP3233592B2 true JP3233592B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=18396418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34834796A Expired - Fee Related JP3233592B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転検出用センサリングとその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233592B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110775036B (zh) * | 2019-12-06 | 2024-03-19 | 山东智飞科技股份有限公司 | 具有弯折式感应齿的注塑abs齿圈及其生产方法 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34834796A patent/JP3233592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10185620A (ja) | 1998-07-14 |
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