JP3233584B2 - 通過人数検知装置 - Google Patents

通過人数検知装置

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JP3233584B2 JP23397096A JP23397096A JP3233584B2 JP 3233584 B2 JP3233584 B2 JP 3233584B2 JP 23397096 A JP23397096 A JP 23397096A JP 23397096 A JP23397096 A JP 23397096A JP 3233584 B2 JP3233584 B2 JP 3233584B2
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和彦 橋本
信幸 ▲吉▼池
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    • G06V20/52Surveillance or monitoring of activities, e.g. for recognising suspicious objects
    • G06V20/53Recognition of crowd images, e.g. recognition of crowd congestion

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車等の乗り物の
扉、展示場、映画館、店等の各種建物や部屋の出入口等
を通過する人体の計数と、人体の通過方向の検知を行う
通過人数検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機、照明器具等の環境制
御機器や防犯システムの制御等の目的で、室内にいる人
間の有無や活動量を検知するために、室内の人間の在室
状況の管理や温度分布の計測に対する要求が高まりつつ
ある。また、企業等においては、部屋や建物への入場者
数や退場者数を把握、管理することが求められている。
【0003】この種の管理の方法としては、建物や部屋
の受付で氏名等を記名してもらう方法、部屋等の出入口
で手動カウンタによって入退場者数を計数する方法、機
械的に開閉するゲート等を設けて一人一人入退室させる
ことにより入退場者数を計数する方法等がある。しか
し、人手で通過人数を計数するのは非常に煩わしく、コ
ストも高くなる。また、機械的に通過人数を計数する方
法の場合、大型の設備を設置する必要があるためコスト
が非常に高くなり、設備を設置する空間を確保できない
場合もある。
【0004】これに対して、従来より、建物の出入口等
の特定の監視領域を通過する人体を各種センサ等で検知
することにより、通過人数を計数する方法が提案されて
いる。
【0005】例えば、監視領域の上方にテレビカメラを
設置し、このテレビカメラが撮影した画像をリアルタイ
ムで画像処理して、移動する人体を検知する方法があ
る。
【0006】また、光ビームを用いる光電スイッチ等の
光学的検知手段により人体の通過を検知する方法、赤外
線センサにより人体が放射する赤外線を検知して人体の
通過を検知する方法等もある。
【0007】例えば、特開平3−201179号公報に
は、通路を横切るように複数の光センサを2列に配置し
た装置が記載されている。この装置では、人体を検知し
た光センサの個数により通過人数を計数すると共に、各
列を構成する光センサのオン/オフの時間的先後で人体
の移動方向を検知する方法が記載されている。
【0008】また、特開平3−186998号公報に
は、複数の赤外線センサを通路を横切るように一列に配
置し、赤外線センサの検知パターンにより通過人数を計
数する方法が記載されている。
【0009】さらに、特開平4−95794号公報、特
開平5−81503号公報には、通路の方向に沿って複
数の赤外線センサを一列に配置し、これらの赤外線セン
サの検知順序や検知パターンで人体の移動方向を検知す
る方法が記載されている。
【0010】さらにまた、特開平3−196286号公
報、特開平5−324955号公報等には、出入口や階
段等に配置される床マットに感圧導電素子等の圧力セン
サをマトリックス状に組み込んだいわゆるマットセンサ
を設け、人体の重みを検知することにより通過人数や移
動方向を検知する方法が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の通
過人数及び移動方向の検知方法には、以下の問題があ
る。まず、上記テレビカメラ方式では、撮影された映像
中から人体の映像をパターン認識するという複雑な技術
を駆使する必要があるため、装置が高価である。
【0012】次に、上記光学的検知手段は、通路の両側
部に設置される場合があるが、この場合、複数の人が通
路の幅方向に横並びになって通過したときの人数の判別
が困難である。また、複数の光学的検知手段を使用する
場合、受光器間の受光感度の差異によって隣接して配置
された光センサ間で相互干渉が生じることがある。これ
に対して上記特開平3−201179号公報に記載の方
法では、使用周波数が異なる2種類の光センサを用いて
いる。しかし、この場合は各光センサの調整が困難であ
るという問題が有る。
【0013】また、上記光学的検知手段を使用する方法
では、人体の移動速度が速い場合は、移動方向の検知精
度が低いという問題がある。例えば、上記特開平3−2
01179号公報に記載の光センサは、単に受光器の出
力が所定の水準を下回ればオフ(人体なし)、所定の水
準を上回るとオン(人体あり)となるに過ぎないため、
人体の移動速度が速い場合には、2列配置されたセンサ
のうちいずれの列が先にオンまたはオフしたかを判別す
ることができない場合がある。
【0014】さらに、特開平3−186998号公報、
特開平4−95794号公報あるいは特開平5−815
03号公報に記載の赤外線センサを用いる方法では、監
視領域を連続して人体が通過したり、通過する人体が交
差したり、あるいは複数の人体が横並びで通過するよう
な場合に誤検知、誤判断が多く、正確に通過人数を計数
することができない。
【0015】さらにまた、上記特開平3−196286
号公報、特開平5−324955号公報等に記載されて
いるマットセンサを使用する方法は、上記感圧導電素子
の機械的なスイッチ作動により人体の通過を検知するも
のであるため、耐久性に問題がある。
【0016】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、高精度で信頼性の高い通過人数の検知
を簡易な構成で低コストで実現することを課題としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明は、特定の監視領域を通過する人
体の人数を検知する通過人数検知装置であって、発光器
と受光器とを備えると共に、人体までの距離の時間変化
率を測定可能な距離変化測定センサを複数個設け、上記
監視領域の天井部に、上記距離変化測定センサを人体の
通過方向と直交する方向に複数個配置してなるセンサ列
を人体の通過方向に複数列設け、各距離変化測定センサ
の検知領域を上記監視領域の天井部から床部に向けて形
成すると共に、各距離変化測定センサの焦点を大人の肩
部から頭部に対応する高さに設定し、各センサ列中の人
体を検知した距離変化測定センサの個数に基づいて通過
人数を検知すると共に、一つのセンサ列に含まれる距離
変化測定センサにより測定された人体までの距離の時間
変化率と、他のセンサ列に含まれる距離変化測定センサ
により測定された人体までの距離の時間変換率との比較
に基づいて人体の移動方向を検知するようにしているこ
とを特徴としている。
【0018】かかる構成とした通過人数検知装置であれ
ば、人体を検知した距離変化測定センサの個数により通
過人数が検知され、距離測定センサにより測定される人
体までの距離の時間変化率により人体の移動方向が検知
される。よって、高精度で通過人数及び移動方向を検知
することができ、かつ、信頼性も高い。
【0019】上記センサ列を構成する距離変化測定セン
サ間の間隔が20cm以上40cm以下であることが好
ましい。
【0020】距離変化測定センサ間の間隔を20cm以
上に設定しておけば、一つの距離測定センサの発光器か
ら照射されて人体で反射された光線が、隣接する距離測
定センサの受光器に入射するのを防止することができ
る。また、大人の肩幅は40〜50cm程度であるた
め、距離測定センサの間隔を40cm以下に設定してお
けば、検知領域と検知領域の間を人体が通過してしまう
ことがない。
【0021】また、距離変化測定センサの検知領域が鉛
直方向に対してなす角度をセンサ列ごとに異ならせるこ
とが好ましい。
【0022】センサ列ごとに検知領域が鉛直方向に対し
てなす角度を異ならせれば、距離測定センサにより測定
される人体までの距離の変化をより高精度で検知するこ
とができる。よって、一層高い精度で通過人数及び移動
方向を検知することができ、信頼性もより向上する。
【0023】上記複数のセンサ列を構成する距離変化測
定センサを一つの基台に取り付けることが好ましい。
【0024】かかる構造とすれば、装置を小型化するこ
とができる。
【0025】また、本願の第2の発明は、特定の監視領
域を通過する人体の人数を検知する通過人数検知装置で
あって、発光器と受光器を備えると共に、人体までの距
離を測定可能な距離測定センサを、上記監視領域の両側
壁部に互いに対向するように設け、かつ、該互いに対向
する距離測定センサの組を、鉛直方向に複数段かつ人体
の通過方向に複数列設け、距離測定センサにより測定さ
れた人体までの距離に基づいて通過人数を検知すると共
に、人体を検知した距離測定センサの時間的先後に基づ
いて人体の移動方向を検知することを特徴としている。
【0026】かかる構成とした通過人数検知装置であれ
ば、通過人数が距離測定センサにより測定された人体ま
での距離により検知され、人体の移動方向が人体を検知
した距離測定センサの時間的先後により検知される。よ
って、高精度で通過人数及び移動方向を検知することが
でき、信頼性も高い。
【0027】また、本願の第3の発明は、特定の監視領
域を通過する人体の人数を検知する通過人数検知装置で
あって、発光器と受光器とを備えると共に、人体の距離
を測定可能な複数の距離測定センサを、上記監視領域の
天井部の所定の一箇所に、その検知領域が斜め下方に向
きとなるように取り付け、かつ、複数の検知領域が人体
の通過方向と直交する方向に展開する扇状を呈するよう
に、各距離測定センサの検知領域が人体の移動方向とな
す角度を互いに異ならせ、人体を検知した距離測定セン
サの個数に基づいて通過人数を検知すると共に、距離測
定センサにより測定される人体までの距離に基づいて人
体の移動方向を検知することを特徴としている。
【0028】かかる構成とした通過人数検知装置であれ
ば、人体を検知した距離測定センサの個数により通過人
数が検知され、距離測定センサにより測定される人体ま
での距離の時間変化により人体の移動方向が検知され
る。よって、高精度で通過人数及び移動方向を検知する
ことができ、信頼性も高い。
【0029】この場合も、上記複数の距離測定センサを
1個の基台に一体に取り付ける構成とすれば、装置の小
型化及び簡易化を図ることができる。
【0030】また、上記複数の距離測定センサを取り付
けた基台を、鉛直方向の軸線回りに連続的に往復回動さ
せる駆動手段を設けてもよい。
【0031】かかる駆動手段を設けた場合、上記扇状を
呈する複数の検知領域を人体の通過方向と直交する方向
に連続的に往復回動させることができる。よって、検知
領域が形成される領域が狭い場合でも、監視領域の人体
の通過方向と直交する方向全体を監視することができ
る。
【0032】なお、各距離測定センサの検知領域の大人
の肩部から頭部に対応する高さでの幅が40cm以下で
あることが好ましい。
【0033】距離測定センサの検知領域の幅を上記のよ
うに設定すれば、各距離測定センサは1人の人体を確実
に検知できる一方、1個の距離測定センサが2人の人体
を同時に検知してしまうのを防止できる。
【0034】さらに、2個以上の距離測定センサが人体
を検知したときに人体が通過したと判断するようにする
ことが好ましい。
【0035】この場合、人体の検知をより高い精度で行
うことができる。
【0036】上記複数の距離変化測定センサや距離測定
センサを所定順序かつ所定時間間隔で逐次作動させるよ
うにしてもよい。
【0037】この場合、一つの距離変化測定センサや距
離測定センサの発光器から照射されて人体により反射さ
れた光線が、その距離変化測定センサ等の受光器に入射
せずに、隣接する距離変化測定センサ等の受光器に入射
するのを防止することができる。
【0038】また、本願の第4の発明は、特定の監視領
域を通過する人体の人数を検知する通過人数検知装置で
あって、監視領域の天井部に、赤外線を検知する素子を
複数個備える複数の赤外線センサを人体の移動方向と直
交する方向に複数個取り付け、かつ、各赤外線センサを
上記素子が人体の移動方向に配列されるように取り付け
る一方、監視領域の両側壁部に、受光器と発光器とを備
えると共に、人体までの距離を測定可能な一対の距離測
定センサを互いに対向して取り付け、距離測定センサに
より測定された人体までの距離に基づいて通過人数を検
知すると共に、上記各赤外線センサの素子が人体を検知
する時間的先後に基づいて人体の移動方向を検知するこ
とを特徴としている。
【0039】かかる構成とした通過人数検知装置であれ
ば、人体を検知した距離測定センサの個数により通過人
数が検知され、赤外線センサが備える複数の素子の出力
の変化により人体の移動方向が検知される。よって、高
精度で通過人数及び移動方向を検知することができ、か
つ、信頼性も高い。
【0040】大人の肩部から頭部に対応する高さでの上
記赤外線センサの検知領域の幅及び検知領域間の間隔
は、40cm以下であることが好ましい。
【0041】検知領域の幅を上記範囲に設定すれば、各
距離測定センサは1人の人体を確実に検知できる一方、
1個の距離測定センサが2人の人体を同時に検知してし
まうのを防止できる。また、検知領域の幅を上記範囲に
設定すれば、人体が検知領域間の隙間を通過することが
なく、人体の通過が確実に検知される。
【0042】無人時の赤外線センサの出力を平均化して
算出した基準値と、該基準値に所定幅を持たせた上限閾
値及び下限閾値とを設定し、上記赤外線センサの素子の
出力が上限閾値以上または下限閾値以下となったときに
人体検知と判定することが好ましい。
【0043】このように人体の検知の有無を判定する基
準値に幅を持たせた場合、人体の誤検知が防止され、よ
り高精度で人体の移動方向を検知することができる。
【0044】人体検知と判定されると、上記基準値、上
限閾値及び下限閾値を保持する一方、人体検知と判定さ
れなければ、上記基準値、上限閾値及び下限閾値を更新
することが好ましい。
【0045】人体と背景とは一般に温度が異なるため、
人体が検知された状態で基準値、上限閾値、下限閾値を
更新すると人体検知の精度が低下する。よって、人体検
知と判定された場合に基準値等を更新することなく保持
すれば、人体検知の精度の低下を防止することができ
る。
【0046】人体を検知した素子の移動が3個の素子に
わたって連続した移動したときに、人体の移動方向を検
知するようにすることが好ましい。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1から図3は、本発明の第1実施形
態を示している。本実施形態の通過人数検知装置は、通
路1の特定の監視領域2(例えば、出入口の付近の領
域)を通過する人体8の人数及びその移動方向を検知す
るものである。なお、通路1の幅Wは210cm、床部
4から天井部5までの高さHは220cmでそれぞれ一
定である。また、人体8の移動方向は、図2において矢
印A1で示す方向を入場方向、矢印A2で示す方向を退
場方向とする。
【0048】通路1の天井部5には、人体8の通過方向
に対してほぼ直交する方向(通路1の幅方向)に延在す
る長尺な矩形状の2個の基台10A,10Bが、人体8
の移動方向(通路1の延在する方向)に所定間隔をあけ
て互いに平行に取り付けられている。各基台10A,1
0Bの下面には、それぞれ10個の距離変化測定センサ
12,12…が通路1の幅方向に一定間隔をあけて取り
付けられている。以下、基台10Aに取り付けられた距
離変化測定センサ12,12…を第1のセンサ列13
A、基台10Bに取り付けられた距離変化測定センサ1
2,12…を第2のセンサ列13Bとする。
【0049】各距離変化測定センサ12は、図3に示す
ように、近赤外線光を発射する発光器15と、人体8に
よって反射された近赤外線光を受光する受光器16とを
備えている。また、各距離変化測定センサ12は、信号
処理回路19及び判断手段20を介して表示手段21に
接続されている。このうち信号処理回路19は、上記受
光器16からの出力信号をアナログ信号からデジタル信
号に変換する。判断手段20は、このデジタル信号から
人体12までの距離の時間変化率を算出し、これに基づ
いて通過人数の判定や移動方向の判定を行う。一方、表
示手段21は、判断部20の演算結果を表示する。判断
手段20及び表示手段21には記憶手段22が接続され
ている。なお、発光器15の発射する光線は近赤外線に
限定されず、他の周波数領域の光線であってもよい。
【0050】各距離変化測定センサ12は、発光器15
から照射された近赤外線光が人体に反射した後受光器1
6に入射し、人体8の通過を検知できる領域(検知領域
17)が天井部5から床部4に向けて形成されるように
基台10A,10Bに取り付けられている。また、各距
離変化測定センサ12の検出感度、すなわち焦点は距離
測定センサ12の直下に立った大人の肩部から頭部が検
出されるように設定されている。
【0051】同じセンサ列13A,13Bを構成する距
離変化測定センサ12の間隔dは20cmに設定されて
いる。ただし、この間隔dは、20cmに限定されず、
20cm以上40cm以下の範囲で設定すればよい。間
隔dを20cm以上とするのは、一つの距離変化測定セ
ンサ12の発光器15から照射されて人体8により反射
された近赤外線光が、その距離変化測定センサ12の受
光器16に入射せずに、幅方向に隣接する距離変化測定
センサ12の受光器16に入射するのを防止するためで
ある。一方、間隔dを40cm以下とするのは、大人の
肩幅は通常40cm〜50cm程度であるので、これ以
上間隔dを広げると、隣接する検知領域12間の隙間を
人体8が通過してしまうことがあるからである。
【0052】次に、図4に基づいて、第1実施形態の動
作について説明する。まず、ステップS1で各距離変化
測定センサ12を始動する。次に、ステップS2でフラ
グF1を初期値“0”に設定する。ステップS3では、
各距離変化測定センサ12の出力信号を信号処理回路1
9に取り込む。ステップS4では、距離の時間変化率を
算出し、記憶手段22に記憶する。この距離の時間変化
率は、図5に示すように、受光器16の出力を縦軸、時
間を横軸とした曲線l1,l2の傾きである。このうち
曲線l1は第1のセンサ列13Aの距離変化測定センサ
12の出力、曲線l2はその距離変化測定センサ12と
幅方向の位置が対応する第2のセンサ列13Bの距離測
定センサの出力である。例えば、任意の時刻t1におけ
る距離の時間変化率は、この曲線l1,l2上の点を通
る接線g1,g2の傾きとして得られる。
【0053】ステップS7では、人体の移動方向を判別
する。具体的には、上記距離の時間変化率が所定値以上
の場合には、人体検知と判別し、上記距離の時間変化率
が所定値以上の場合には人体検知と判別する。また、い
ずれの距離変化測定センサ12で人体が検知されたか及
びその検知がなされた時間が記憶手段22に記憶され
る。
【0054】ステップS5で人体検知の判断されなけれ
ば、ステップS6に移行する。ステップS6ではフラグ
F1が“0”か否か判断する。装置の始動時には、上記
のようにフラグF1は初期値“0”であるので、ステッ
プS6からステップS3に戻る。以下、人体8が検知さ
れるまで、ステップS3からステップS6の処理が繰り
返される。
【0055】ステップS5で人体検知と判断されると、
ステップS10に移行する。このステップS10ではフ
ラグF1が“0”か否か判断する。今回のサイクルで初
めて人体8が検知されたのであれば、上記のようにフラ
グF1は初期値“0”であるので、ステップS11に移
行する。そして、ステップS11でフラグF1を“1”
に設定した後、ステップS3に戻る。以降、ステップS
5で人体が検知されている限り、ステップS3,S4,
S5,S10の処理が繰り返される。
【0056】人体8が完全に通過してしまうと、ステッ
プS5で人体が検知されないと判断してステップS6に
移行する。人体8が通過した直後であれば、フラグF1
は“1”に設定されているので、ステップS6からステ
ップS7に移行する。
【0057】ステップS7では、ステップS4で算出し
た距離の時間変化率に基づいて、人体の移動方向を判定
する。上記図5の時刻t1では、それまでほぼ一定であ
った受光器16の出力が増加を開始しているため、人体
8が通過したことを示している。そして、接線g1で表
される第1のセンサ列13Aの距離変化測定センサ12
の出力の時間変化率の方が、接線g2で表される第2の
センサ列13Bの距離変化測定センサの出力の時間変化
率よりも大である。これは第1のセンサ列13Aの距離
変化測定センサ12が、第2のセンサ列13Bの距離変
化測定センサ12よりも先に人体を検知したことを表し
ている。よって図5の場合は、人体8は矢印A1で示す
入場方向に移動したと判断する。
【0058】次に、ステップS10では、通過人数を判
定する。具体的には、各センサ列13A,13B毎に図
6に示す処理を実行する。まず、ステップS15でセン
サ列13A,13Bの10個の距離変化測定センサ12
のうち人体の通過を検出した個数αを計数する。そし
て、ステップS16で個数αが10以上であれば、ステ
ップS21で通過人数5人と判定し、10以上でなけれ
ばステップS17に移行する。ステップS17で個数α
が8以上であれば、ステップS22で通過人数4人と判
定し、8以上でなければステップS18に移行する。ス
テップS18で個数αが6以上であれば、ステップS2
3で通過人数3人と判定し、6以上でなければステップ
S19に移行する。ステップS19で個数αが4以上で
あれば、ステップS24で通過人数2人と判定し、4以
上でなければステップS20に移行する。ステップS2
0で個数αが2以上であれば、ステップS25で通過人
数1人と判定し、2以上でなければステップS26で人
体の通過なしと判定する。
【0059】次に、上記図6の処理により各センサ列1
3A,13B毎に判定した通過人数を比較し、いずれか
少ない方を通過人数として記憶手段22に記憶させる。
【0060】図4のステップS9では、表示手段21
が、上記記憶手段22に記憶された通過人数および移動
方向を表示する。
【0061】本実施形態では、上記のように発光器15
及び受光器16からなる距離変化測定センサ12を、通
路1の天井部5に等間隔で複数列設置している。そし
て、人体8までの距離の時間変化率に基づいて人体の移
動方向を検知し、人体を検出した距離測定センサ12の
個数αに基づいて通過した人数を検知するようにしてい
る。よって、高い精度で特定領域2における人体の通過
人数及びその移動方向を検知することができ、信頼性も
高い。
【0062】また、上記の発光器15と受光器16とか
らなる距離変化測定センサ12は小型であると共に、低
コストで製作することができる。
【0063】(第2実施形態)図7は、本発明の第2実
施形態を示している。天井部5には、通路1の幅方向に
延在する長尺な矩形状の基台25が取り付けられてい
る。また、この基台25の下面には、それぞれ10個の
距離変化測定センサ12,12…を一定間隔dで配置し
てなる3列のセンサ列26A,26B,26Cが設けら
れている。
【0064】各センサ列26A〜26Cを構成する距離
変化測定センサ12は、検知領域27a,27b,27
cが天井部5から床部4に向けて形成されるように基台
25の取り付けられている。また、各センサ列26A〜
26Cごとに距離測定センサ12の取り付け向きが相違
しており、各センサ列26A〜26C毎に、検知領域2
7a〜27cの鉛直方向に対する角度が異なる。まず、
中央のセンサ列26Bを構成する距離変化測定センサ1
2は、ほぼ鉛直方向下向きに検知領域27bが形成され
るように基台25に取り付けられている。また、図7
(A)において左側のセンサ列26Aの距離変化測定セ
ンサ12は検知領域27aが鉛直方向下向きよりも左側
(退場方向側)を向くように基台25に取り付けられて
いる。さらに、図7(A)において右側のセンサ列26
Cの距離変化測定センサ12は検知領域27cが鉛直方
向下向きよりも右側(入場方向側)を向くように基台2
5に取り付けられている。
【0065】第2実施形態のその他構成は上記第1実施
形態と同様である。例えば、各センサ列26A〜26C
を構成する距離測定センサ27a〜27cの焦点は、第
1実施形態と同様に、距離測定センサ12の直下に立っ
た人体8(大人)の肩部から頭部を検出するように設定
されている。また、上記距離測定センサ12の間隔dも
上記第1実施形態と同様に20cmに設定されている。
【0066】次に、第2実施形態の動作について説明す
る。この第2実施形態の動作は、上記図4のフローチャ
ート中、人体の移動方向を判定するステップS7と、通
過人数を判定するステップS8のみが第1実施形態と異
なる。
【0067】上記人体の移動方向の判定は、左側及び右
側のセンサ列26A,26Cを構成する距離変化測定セ
ンサ12の出力の時間変化率から算出する。まず、左側
のセンサ列26Aを構成する距離変化測定センサ12の
出力信号から算出する距離の時間変化が負(センサ列2
6Aと接近する方向に人体8が移動していることを示
す。)であり、かつ、右側のセンサ列26Cを構成する
距離変化測定センサ12の出力信号から算出した距離の
時間変化率が正の場合(センサ列26Cから離反する方
向に人体8が移動することを示している。)には、人体
8が矢印A1の方向(入場方向)に移動したと判断す
る。逆に、図6において右側のセンサ列26Cを構成す
る距離変化測定センサ12の出力信号から算出した距離
の時間変化率が負で、かつ、左側のセンサ列26Aを構
成する距離変化測定センサ12の出力信号から算出した
距離の時間変化率が正の場合には、人体8が矢印A2の
方向(退場方向)に移動したと判断する。
【0068】一方、上記通過人数の検出は、上記図6に
示した処理を各センサ列26A〜26Cのそれぞれにつ
いて実行し、各センサ列26A〜26Cが判定した通過
人数のうち最も少ない人数を通過人数として記憶手段2
2に記憶させる。
【0069】このように第2実施形態では、左側及び右
側のセンサ列26A,26Cを構成する距離変化測定セ
ンサ12の検知領域27a,27cを鉛直方向に対して
傾けているため、人体8までの距離の変化を確実に検出
することができ、人体8の移動方向をより高い精度でか
つ高い信頼性を持って検知することができる。
【0070】また、3列のセンサ列26A〜26Cが設
けられているため、複数の人体が横並びで通過する場合
や、連続して人体が通過する場合でも、通過人数をより
確実かつ高精度で検知することができる。
【0071】さらに、上記3列のセンサ列26A〜26
Cを構成する距離測定センサ12は、すべて一つの基台
25に取り付けられているため、装置を簡易化及び小型
化することができる。
【0072】(第3実施形態)図8及び図9は、本発明
の第3実施形態を示している。この第3実施形態では、
通路1の左右両側の側壁部6,7の互いに対向する位置
に、距離測定センサ14が取り付けられており、各距離
測定センサ14の検知領域28が通路1を幅方向に横切
って水平に延在している。具体的には、左右一対の距離
測定センサ14の組が、鉛直方向に2段、人体8の通過
方向に2列の合計4組設けられており、距離測定センサ
12の個数は合計8個である。このうち上段側に位置す
る距離測定センサ14の組は大人の肩の位置に対応する
高さに設けられ、下段側の距離測定センサ14の組は大
人の腰の位置に対応する高さに設けられている。なお、
以下の説明では、退場方向側に位置する上下2段合計4
個の距離測定センサ12の組を第1組29A、入場方向
側に位置する上下2段合計4個の距離測定センサ14を
第2組29Bとする。
【0073】各距離測定センサ14は、上記距離変化測
定センサ12と同様に発光器15と受光器16とを備え
ている。受光器の出力は信号処理回路19を経て判断手
段20に入力される。判断手段は入力された信号に基づ
いて距離測定センサまでの距離を算出する。
【0074】次に、図10に基づいて第3実施形態の動
作について説明する。まず、ステップS121で各距離
測定センサ14を始動する。そして、ステップS122
で無人状態での各距離測定センサ14の出力信号を信号
処理回路19に取り込んでデジタル変換した後、ステッ
プS123で出力信号を無人時の距離を算出し記憶手段
22に記憶する。
【0075】次に、ステップS124でフラグF2を初
期値“0”に設定した後、ステップS125で各距離測
定センサ14の出力信号を信号処理回路19に取り込
み、ステップS126で距離を算出し、算出した距離及
び時間を記憶手段22に記憶する。ステップS127で
は、上記ステップS123で算出した無人時の距離と、
上記ステップS126で算出した距離を比較することに
より人体8が検知されているか否かを判断する。具体的
には、いずれかの距離測定センサ14についてステップ
S126で算出した距離がステップS123で算出した
無人時の距離よりも所定値以上小さければ、人体8が検
知されたと判断する。また、いずれかの距離測定センサ
14で人体が検知されたか及びその検知がなされた時間
が記憶手段22に記憶される。
【0076】ステップS127で人体検知の判断がなさ
れなければ、ステップS128に移行する。ステップS
128でフラグF2が“0”であればステップS125
に戻る。
【0077】一方、ステップS127で人体検知の判断
がなされると、ステップS132に移行する。ステップ
S132でフラグF2が“0”ならばステップS133
でフラグF2を“1”に設定した後、ステップS125
に戻る。
【0078】ステップS129では、人体8の移動方向
を判定する。人体の移動方向の判定は以下のようにして
行う。まず、図11のステップS215で、最初に人体
を検知した距離測定センサ14が第1組29Aを構成す
る距離測定センサ14か否かを判断し、第1組29Aで
あればステップS216に移行し、第1組29Aでなけ
ればステップS217に移行する。
【0079】上記ステップS216では、最後に人体を
検知した距離測定センサ14が第2組29Bを構成する
距離測定センサ12であるか否かを判断する。ステップ
S216で第2組29BであればステップS221に移
行して人体は入場方向(矢印A1の方向)に移動したと
判定する一方、第2組29BでなけばステップS219
に移行して移動方向判定不可と判断する。
【0080】一方、上記ステップS215で最初に人体
を検知した距離測定センサ14が第1組29Aでなけれ
ば、ステップS217に移行して最初に人体を検知した
距離測定センサ12が第2組29Bであるか否かを判断
する。ステップS217で第2組29Bであればステッ
プS218に移行し、第2組29Bでなければ上記ステ
ップS219に移行する。
【0081】ステップS218は最後に人体を検知した
距離測定センサ14が第1組29Aか否かを判断する。
ステップS218で第1組29AであればステップS2
20に移行して移動方向は退場方向(矢印A2の方向)
であると判定し、第1組29Aでなければ上記ステップ
S219に移行する。
【0082】このように第3実施形態では、人体の移動
方向に配置された距離測定センサ14が人体を検知する
時間的先後により、人体の移動方向を検知する。よっ
て、高い精度でかつ高い信頼性を持って人体の移動方向
を検知することができる。
【0083】図10のステップS130では通過人数の
判定を行う。このステップS130では、まず、第1組
29A及び第2組29Bのそれぞれについて図12に示
す処理を行う。図12のステップS225で、図7にお
いて左側の側壁部6の上段に取り付けた距離測定センサ
14の出力信号により通路1の左側の側壁部6から人体
8までの距離L1を算出する。次に、ステップS226
で、右側の側壁部7の上段に取り付けた距離測定センサ
14の出力信号により通路1の右側の側壁部7から人体
8の右端までの距離L2を算出する。次に、ステップS
227において、人体幅M(M=W−L1−L2)を算
出する。
【0084】次に、大人の肩幅は通常40〜50cm程
度であるので、ステップS228で上記人体幅Mが20
0cm以上であれば、ステップS233で通過人数5人
であると判定し、200cm以上でなければステップS
229に移行する。以下、同様に、ステップS229〜
S232で人体幅Mが160,120,80,40cm
以上か否かを判断し、それに基づいて、通過人数を判定
する(ステップS234〜S238)。
【0085】さらに、第1組29A及び第2組29Bの
距離測定センサ14の出力信号に基づいて判定した人数
を比較し、両者が一致しない場合は少ないほうの通過人
数を記憶手段22に記憶させる。
【0086】このように第3実施形態では、側壁部6,
7から人体8までの距離を計測することによって通過人
数を検知することができる。よって、第3実施形態で
は、特に、横に並んだ人体や連続通過人体であっても、
高精度かつ高信頼性で通過人数および通過人体の移動の
向きを検知することができる。
【0087】図10のステップS131では、人体8の
移動方向及び通過人数を表示手段21に表示する。
【0088】(第4実施形態)図13及び図14は、本
発明の第4実施形態を示している。この第4実施形態
は、左右一対の距離測定センサ14の組が、高さ方向に
3段、人体8の通過方向に2列の合計6組設けられてお
り、距離測定センサ14が合計12個ある点を除いて上
記第3実施形態と同一である。
【0089】上段の距離測定センサ14は、大人の頭の
位置に対応する高さ取り付けられている。また、中段の
距離測定センサ14は、大人の胸の位置に対応する高さ
に取り付けられている。さらに、下段の距離測定センサ
14は、大人の股下の位置に対応する高さに取り付けら
れている。
【0090】この第4実施形態の構成であれば、図13
において8’で示す子供等の身長の低い人体であって
も、上記下段の距離測定センサ14により確実に検知す
ることができる。
【0091】(第5実施形態)第5実施形態における距
離測定センサ12の配置等の構造は、図1及び図2に示
す第1実施形態と同一である。また、第5実施形態の動
作は、図4のステップS3における距離変化測定センサ
12の出力信号の取り込み方を除いて第1実施形態と同
一である。すなわち、この第5実施形態では、図15の
ステップS45でいったんすべての距離測定センサ12
を停止する。そして、ステップS46〜S49に示すよ
うに、第1のセンサ列13Aの左端に位置する距離変化
測定センサ12(n=1)から第2のセンサ列13Bの
右端に位置する距離変化測定センサ12(n=20)
を、1個毎逐次順番に作動させ、その間他の距離変化測
定センサ12を停止状態とする。逐次走査の速度は、人
体の移動速度より十分に早く設定する必要があり、例え
ば100Hz程度が好ましい。
【0092】このように2列のセンサ列13A,13B
を構成する20個の距離測定センサ12を1個ずつ逐次
走査作動させれば、一つの距離測定センサ12の発光器
15から出射されて人体に反射された近赤外線光が、他
の隣接する距離測定センサ12の受光器16に入射する
のを防止することができ、信号処理手段19には正確な
出力信号が取り込まれる。よって、第5実施形態では、
距離測定センサ12の誤動作を防止して、一層高い精度
で、人体の移動方向及び移動人数を検知することがで
き、信頼性もより向上する。なお、上記第2実施形態か
ら第4実施形態において、第5実施形態と同様に、距離
変化測定センサ12または距離測定センサ14を逐次作
動させてもよい。
【0093】(第6実施形態)図16及び図17は、本
発明の第6実施形態を示している。通路1の天井部5の
幅方向中央位置に取り付けられた基台31に、図16に
示すように、4個の距離測定センサ14が一体に取り付
けられている。距離測定センサ14の構造は、第3実施
例と同様であり、発光器15と受光器16とを備えてい
る。
【0094】各距離測定センサ14は、その検知領域3
3a〜33dが天井部5から床部4に向けて左斜め下方
(退場方向)へ延在するように基台31に取り付けられ
ている。また、通路1の幅方向の中心線Nに対する各距
離測定センサ14の取付向きを異ならせており、4個の
距離測定センサ12の検知領域33a〜33dはほぼ1
5°間隔で通路1の幅方向に扇状に展開している。
【0095】さらに、各距離測定用センサ14の人体8
の肩や頭に対応する高さでの検知領域33a〜33dの
幅e(図14(B)に図示する。)は、人体8の肩幅
(40〜50cm)以下である20cmに設定されてい
る。第6実施形態のその他の構造は上記第1実施形態と
同様である。
【0096】次に、第6実施形態の動作について説明す
る。この第6実施形態の動作は、上記図10のフローチ
ャートに示した第3実施形態の動作と同様であるが、通
過人数を判定する処理(ステップS130)が第3実施
形態と相違している。
【0097】第6実施形態における通過人数の判定は、
まず、図18のステップS45で所定時間以上人体8を
検知した距離測定センサ14の個数α’を計数する。次
に、ステップS46で上記個数α’が4個以上であるか
否かを判断し、4個以上であれば、ステップS51に移
行し、4個以上でなければステップS47に移行する。
上記ステップS51では通過人数が2人であると判定す
る。一方、ステップS47では、個数α’が3個以上で
あるか否かを判断し、3個以上であればステップS52
に移行して通過人数が1人であると判定する。一方、ス
テップS47で3個以上でなければ、ステップS48に
移行する。ステップS48では、個数α’が2個以上か
否か判断し、2個以上であればステップS49、2個以
上でなければステップS50に移行する。ステップS4
9では、上記所定時間以上人体8を検知した2個の距離
測定センサ12が隣接しているか否か判断し、隣接して
いれば上記ステップS52に移行し、隣接していなけれ
ば上記ステップS53に移行する。上記ステップS50
では、個数α’が1個以上か否か判断し、1個以上であ
れば上記ステップS53に移行し、1個以上でなければ
ステップS54に移行して通過人体なしと判断する。
【0098】移動方向の判定は、距離測定センサ14の
出力の変化により行う。すなわち、距離測定センサ12
により測定される人体8までの距離が時間により減少す
る場合は、人体8は矢印A1に示す入場方向に移動中で
あり、この距離が時間とともに増加する場合は、矢印A
2に示す退場方向に移動中であると判断する。
【0099】この第6実施形態では、距離測定センサ1
4の検知領域33a〜33dが通路1の幅方向の扇状に
形成されているため、横に並んだ人体や連続して通過す
る人体も正確に検知することができ、高い精度で、通過
人数及び移動方向を検出することができる。
【0100】また、上記のように4個の距離測定センサ
14を天井部5の1箇所に取り付けた基台部31にまと
めて取り付けているため、装置の小型化及び簡易化を図
ることができる。
【0101】なお、第6実施形態において、5個以上の
距離測定センサを設けてもよい。この場合、隣接する検
知領域間の角度を狭く設定することにより、3個の距離
測定センサが所定時間以上人体を検知した場合に1人の
人体が通過したと判断するようにしてもよい。
【0102】(第7実施形態)図19及び図20は、本
発明の第7実施形態を示している。この第7実施形態で
は、上記第6実施形態と同様に、4個の距離測定センサ
14が、1個の基台31に取り付けられている。また、
制御手段36からの指令に応じて基台31を鉛直方向の
軸線P回りに往復回動させる駆動手段37が設けられて
いる。
【0103】上記4個の距離測定センサ14の検知領域
38a〜38cは、図において左斜め下方に形成され、
かつ、13°間隔で通路1の幅方向に扇状に展開してい
る。また、各検知領域38a〜38dの床部4に投射さ
れる部分の通路1の幅方向の寸法Sは、通路1の幅Wの
約1/2程度である。さらに、1個の距離測定センサ1
4の検知領域38a〜38dの、大人の頭部から肩に対
応する高さでの幅eは人体の肩幅(40cm〜50c
m)以下である10cm以下としている。第7実施形態
のその他の構成は、上記第6実施形態と同様である。
【0104】次に、第7実施形態の動作について説明す
る。上記駆動手段37は、図20(A)に示すように通
路1の幅方向右半分に上記検知領域38a〜38dが形
成される位置と、図20(B)に示すように通路1の幅
方向右半分な上記検知領域が形成される位置との間で、
基台31を連続的に往復回動させる。すなわち、基台3
1は、通路1の幅方向の中心線Nを中心とした40°の
角度範囲θ2で往復回動する。基台31の回動速度は通
路1を通過する人体8の速度よりも十分に大きく設定し
ている。なお、以下の説明では、図20(A)に示す、
検知領域38a〜38dが通路1の幅方向の最も右側に
位置する状態を基準として基台31及び検知領域38a
〜38dの角度位置θ3を表す。
【0105】第7実施形態の動作は、上記図10に示す
第3実施形態と同様であるが、図10のステップS12
2,S125,S126,S127,S129,S13
0の具体的処理が第1実施形態と異なる。
【0106】ステップS122(無人時の出力信号の取
込)では、上記駆動手段37により基台31を回動させ
つつ、各距離測定センサ12の出力信号を取り込み、ス
テップS123で各距離測定センサ14について角度位
置θ3がθ3=0°,10°,20°,30°,40°
となったときの距離を算出する。
【0107】ステップS125(距離測定センサの出力
信号の取込)では、駆動手段37により基台31を往復
回動させる。そして、矢印B1に示すように、基台31
及び検知領域38a〜38dの角度位置θ3が0°(図
20(A))から、角度位置がθ3が40°(図20
(B))まで回動する間は、各距離測定センサ14の出
力信号を取り込む。一方、矢印B2に示すように、基台
31及び検知領域38a〜38dの角度位置θ3が40
°(図20(B))から、角度位置θ3が0°(図20
(A))まで回動する間は、各距離測定センサ14の出
力信号の取込は行わない。
【0108】ステップS126(距離の算出)では、上
記ステップS125で取り込んだ各距離測定センサ14
の出力信号から、各距離測定センサ14について角度位
置θ3がθ3=0°,10°,20°,30°,40°
となったときの距離を算出する。
【0109】ステップS127では、各距離測定センサ
14の各角度位置θ3毎に、ステップS126で算出し
た距離と、ステップS123で算出した無人時の距離を
比較し、ステップS126で算出した距離が無人時の距
離よりも所定値以上短い場合には、人体が検知されたと
判断する。
【0110】ステップS129(移動方向の判定)で
は、各距離測定センサ14の各角度位置θ3毎に、ステ
ップS126で算出した距離の変化を調べる。そして、
ステップS126で算出した距離が時間とともに減少し
ていれば人体8が入場方向(矢印A1の方向)に移動し
ている判断する。一方、ステップS126で算出した距
離が時間と共に増加している場合には、人体8が退場方
向(矢印A2の方向)に移動していると判断する。
【0111】ステップS130(通過人数の判定)で
は、図21に示す処理を行う。なお、この図21の処理
では、図22に示すように、角度位置θ3が0°(図2
0(A))と角度位置θ3が40°(図20(B))の
状態を重ね合わせて、8個の距離測定センサ12がある
ものとみなす。
【0112】まず、ステップS60で、所定時間以上人
体8を検知した距離測定センサ14の個数βを計数す
る。次に、ステップS61で所定時間以上人体8を検知
した距離測定センサ14のうち、隣接する距離測定セン
サ14の少なくとも一方が所定時間以上人体8を検知し
ていないものの個数β’を計数する。
【0113】ステップS62では、上記βとβ’の差で
あるβ’’を計算する。ステップS63では、β’’が
8以上であるか否かを判断し、8以上であれば、ステッ
プS70で通過人数4人と判断する。
【0114】ステップS64では、β’’が7以上であ
るか否かを判断し、7以上であれば、ステップS71で
通過人数3人と判断する。ステップS65では、β’’
が6以上であるか否かを判断し、6以上であれば、上記
ステップS71で通過人数3人と判断する。
【0115】ステップS66では、β’’が5以上であ
るか否かを判断し、5以上であれば、ステップS72で
通過人数2人と判断する。ステップS67では、β’’
が4以上であるか否かを判断し、4以上であれば、上記
ステップS72で通過人数2人と判断する。
【0116】ステップS68では、β’’が3以上であ
るか否かを判断し、3以上であれば、ステップS73で
通過人数1人と判断する。ステップS69では、β’’
が2以上であるか否かを判断し、2以上であれば、上記
ステップS72で通過人数2人と判断する。一方、ステ
ップS69でβ’’が2以上でなければステップS74
で人体通過なしと判断する。
【0117】このように本実施形態では、その検知領域
38a〜38dの向きを変えて4個の距離測定センサ1
2を取り付けた基台31を天井部5に取り付け、かつ、
この基台31を回動させることにより、通路1の幅方向
全体で人体8の移動を検知できるようにしている。よっ
て、上記第6実施形態と同様に、横に並んだ人体や連続
通過人体も正確に検知することができ、高い精度で、か
つ、高い信頼性を持って通過人数及び人体の移動方向を
検知することができる。
【0118】(第8実施形態)第8実施形態における距
離測定センサ14の配列等の構造は、上記図16に示す
第6実施形態と同一であり、距離測定センサ12の出力
信号の取り込み(図10のステップS125)のみが異
なる。すなわち、この第8実施形態では、上記第5実施
形態と同様に、4個の距離測定センサ12を10kHz
の速度で左端または右端の距離測定センサ12から順に
1個ずつ逐次作動させる。このように4個の距離測定セ
ンサ14を1個ずつ逐次作動させれば、一つの距離測定
センサ14の発光器15から出射されて人体8に反射さ
れた近赤外線光が、他の隣接する距離測定センサ14の
受光器16に入射するのを防止することができる。よっ
て、距離測定センサの誤動作を防止して、一層高い精度
で、かつ、高い信頼性を持って人体の移動方向及び移動
人数を検知することができる。
【0119】なお、上記第7実施形態で同様の逐次作動
を行ってもよい。また、逐次作動の速度は10kHzに
限定されず、人体の移動速度に対して十分速い速度であ
ればよい。
【0120】(第9実施形態)図23から図25は、本
発明の第9実施形態を示している。通路1の天井部5に
は、通路1の幅方向に延在する長尺な基台40が取り付
けられており、この基台40に一定の間隔f(60c
m)で3個の赤外線センサ42が取り付けられている。
【0121】上記赤外線センサ42は、焦電型赤外線セ
ンサであって、図25に示すように、細長い直方体状の
8個の焦電素子44,44…とレンズ46とを備えてい
る。また、レンズ46の前方には、レンズ46に入射す
る赤外線を断続的に遮断するためのチョッパー47が設
けられている。このチョッパー47はシャフト48の一
端に取り付けられており、シャフト48の他端に接続し
たブラシレスモータ49により回転駆動される。なお、
この赤外線サンサ42は非常に小型である。
【0122】各赤外線センサ42は、人体8が発する赤
外線を検知できる領域(検知領域50)が延長方向下向
きに形成されるように、上記レンズ46及びチョッパー
47を床部4に向けて取り付けられている。
【0123】また、各赤外線センサ42は、上記8個の
焦電素子44の配列方向(図25において矢印Cで示
す)が人体8の通過方向と同方向となるように取り付け
られている。さらに、各赤外線センサ42の検知領域5
0は、通路1の幅方向の範囲に4.5°、通路1の延在
方向の範囲な70°の角度で広がっており、検知領域5
0は、通路1の幅方向に狭くかつ通路1の延在方向に長
く形成されている。
【0124】赤外線センサ42は、幅Wが210cmの
通路1に間隔fを60cmとして設けているため、側壁
6,7と検知領域50の間は、40〜50cmである。
よって、人体8が通路1の幅方向の両端部を通過する場
合にも、赤外線センサ42により確実に検出される。
【0125】また、通路1の左右両側の側壁部6,7に
は、互いに対向するように一対の距離測定センサ12を
取り付けており、各距離測定センサ12の検知領域52
は通路1を幅方向に横切るように水平に延在している。
また、距離測定センサ12の床部4からの高さは、大人
の肩の位置に対応する高さに設定されている。
【0126】図23に示すように、上記3個の赤外線セ
ンサ42は、中継ボックス54及び信号処理回路55を
介して判断手段56に接続している。また、上記距離測
定用センサ12は、信号処理回路58を介して判断手段
59に接続している。そして、判断手段56,59には
判断結果照合手段60を介して表示手段61が接続され
ている。
【0127】次に、第9実施形態の動作を図26を参照
しつつ説明する。なお、この図26では、赤外線センサ
42の出力信号を処理するステップS81〜ステップS
93と、距離測定センサ12の出力信号を処理するステ
ップS95〜105とが並列的に実行される。
【0128】まず、ステップS81で赤外線センサ42
を始動し、ステップS82で各種パラメータを設定す
る。次に、無人時の赤外線センサ42の出力信号、すな
わち背景である床部4の表面が放射する赤外線の強さを
表す出力信号を所定時間の間、信号処理回路55に取り
込む(ステップS83)。ステップS84では、信号処
理回路55が赤外線センサ31の出力をA/D変換した
後、背景の輝度の平均値である基準値と、この基準値に
対して所定幅をもたせた上限閾値及び下限閾値とを算出
する。ステップS85では、フラグF3が初期値0に設
定される。
【0129】次に、ステップS86で赤外線センサ42
の出力信号が信号処理回路55に取り込まれ、ステップ
S87で三値化処理される。
【0130】このステップS87では、各赤外線センサ
42の各焦電素子44の出力信号について図27に示す
ような処理を行う。まず、ステップS110において、
焦電素子44の出力が上限閾値以上であれば、ステップ
S112で三値化データを“1”に設定し、上限閾値以
上でなければ、ステップS111に移行する。ステップ
S111で焦電素子44の出力が下限閾値以下であれ
ば、ステップS113で三値化データを“−1”に設定
し、下限閾値以下でなければ、ステップS114で三値
化データを“0”に設定する。
【0131】ステップS115では、各赤外線センサ4
2の各焦電型素子44について、三値化データの変化を
検索する。具体的には、各焦電素子44について前回の
ステップS87で算出した三値化データと今回のステッ
プS87で算出した三値化データとを比較し、三値化デ
ータの変化(“1”→“0”、“0”→“1”、“−
1”→“0”あるいは“0”→“−1”)があったか否
かを判定する。
【0132】ステップS88では、いずれかの赤外線セ
ンサ42のいずれかの焦電素子44の三値化データが
“1”または“−1”であれば、人体が検出されたと判
断して、ステップS89に移行する。一方、ステップS
88で、各赤外線センサ42の各焦電素子44の出力が
いずれも“0”であれば、人体8は検知されないと判断
してステップS90に移行する。
【0133】上記ステップS89でフラグF3が“0”
であれば、ステップS91でフラグF3を“1”に設定
した後ステップS86に戻り、“0”でなければフラグ
F3の値を変更することなくステップS86に戻る。一
方、上記ステップS90ではフラグF2が“0”であれ
ばステップS82に戻り、“0”でなければステップS
92に移行する。
【0134】装置の始動後無人状態が継続していれば、
ステップS88からステップS89に移行し、かつ、フ
ラグF2は初期値“0”のままであるので、ステップS
85に戻る。以下、人体が検知されるまで、ステップS
82からステップS90の処理が繰り返される。
【0135】それまでは無人であったが、人体8がいず
れかの赤外線センサ42の検知領域50内に入った場
合、上記ステップS88で人体検知と判断されてステッ
プS89に移行する。また、この場合、フラグF3は初
期値“0”のままであるので、ステップS89からステ
ップS91に以降してフラグF3を“1”に設定した
後、ステップS86に戻る。
【0136】以降、ステップS88で人体の検知と判断
されている限り、ステップS86からステップS89の
処理が繰り返される。上記のようにステップS88で人
体検知と判断されると、上記ステップS82には戻らず
に、ステップS86に戻る。よって、人体8が検知され
ている間は、上記ステップS87で算出した基準値、上
限閾値および下限閾値は更新されることなく保持され
る。
【0137】人体8が完全に通過してしまうと、ステッ
プS88で人体の検知がされないと判断して、ステップ
S90に移行する。この場合、フラグF2は“1”に設
定されているので、ステップS90からステップS92
に移行する。
【0138】ステップS92では人体の移動方向を判定
する。図28は、1個の赤外線センサ42についての移
動方向を検知可能な例を示しており、(1)〜(19)
はそれぞれ横方向が焦電素子44を、縦方向が時間(赤
外線センサ44が入射する赤外線をチョッピングするス
テップ)を表している。この図28で、■は三値化デー
タが“1”または“−1”のポイントを示している。ま
た、○は三値化データが“0”のポイントを示してい
る。この■及び○は上記図25のステップS115で三
値データの変化が検出されたポイントから検索したもの
である。さらに、図28において▲は検索過程において
三値化データが“0”と検出されたポイントを示してい
る。これらの例のように三値化処理したデータが“1”
または“−1”である焦電素子44が3個以上にわたっ
て、連続して移動していれば、人体8の移動方向を判定
することができる。例えば(1)は、図において左側の
阻止から右側の素子に向けて人体が移動したことを示し
ている。
【0139】次に、ステップS93では通過人数の推定
を行う。図29は、隣接する2個の赤外線センサ42,
42の出力の一例を示しており、横方向は焦電素子4
4、すなわち人体の通路1の延在方向での人体8の位置
を表しており、縦方向はチョッピングのステップ、すな
わち時間を表している。この図27の場合のように2個
の赤外線センサ44に同時に人体8が入ったことが検出
された場合には、通過人数は一人であると判断する。
【0140】一方、ステップS95で、距離測定センサ
12を始動する。次に、無人時の距離測定センサ12の
出力を信号処理回路58に取り込んで、無人時の距離を
算出する(ステップS96)。さらに、ステップS97
でフラグF4の値を初期値“0”に設定する。
【0141】次に、ステップS98で距離測定センサ1
2の出力を信号処理回路58に取り込む。ステップS9
9で距離測定センサ42がオフ状態であれば、人体の通
過なしと判断してステップS100に移行する。ステッ
プS100では、フラグF4が0か否かを判断する。人
体8が検知されるまではフラグF4は上記した初期値
“0”であるので、ステップS100からステップS9
8に戻る。
【0142】人体8が距離測定センサ12の検知領域5
2に入ると、ステップS99で人体検知と判断されて、
ステップS101に移行する。それまでは人体が検知さ
れておらず今回のステップS99で初めて人体が検知さ
れた場合は、上記のようにフラグF4は初期値0のまま
であるので、ステップS101からステップS102に
移行してフラグF3を“1”に設定した後、ステップS
98に移行する。
【0143】人体8が検知領域52を完全に通過してし
まうと、ステップS100からステップS103に移行
する。ステップS103では、上記ステップS98で取
り込んだ上記距離測定センサ12からの出力信号に基づ
いて、各距離測定センサ12から人体8までの距離を測
定する。
【0144】ステップS104では、第3実施形態と同
様に人体幅を算出する。
【0145】ステップS105では、上記ステップS1
04で求めた人体幅から通過人数を判定する。この通過
人数の推定は、上記図10に示した第3実施形態におけ
る通過人数の判定と同様にして行う。
【0146】ステップS106では、判断結果照合手段
60が、上記ステップS92,S93で赤外線センサ4
2の出力信号から判定した通過方向及び通過人数と、ス
テップS105で距離測定センサ12からの出力信号か
ら判定した通過人数とを比較する。そして、前者と後者
の判定結果が一致しなければ移動方向判定不可または通
過人数判定不可と判断する。
【0147】ステップS107では、表示手段61に入
場・退場の別に通過人数が表示される。
【0148】第9実施形態では、上記のように通路1の
天井部5に配置した焦電型の赤外線センサ42で人体8
の移動方向を判定すると共に、通過人数を推定してい
る。また、通路の側壁部6,7に取り付けた距離測定セ
ンサ12により、通過人数を判定している。さらに、赤
外線センサの出力信号から判定した通過人数と、距離測
定センサの出力信号から判定した通過人数とを対比す
る。よって、第9実施形態の構成であれば、高い精度
で、かつ、高い信頼性を持って通過人数及び移動方向を
検知することができる。具体的には、第9実施形態の構
造であれば、従来80%以下であった通過人数検知率を
95%以上に向上することがきる。
【0149】なお、上記の実施形態はいずれも通路に特
定の領域における通過人数と移動方向を監視するもので
あるが、本発明はこれに限定されず、電車等の乗り物の
扉、展示場、映画館、店等の建物や部屋の出入口等を監
視するものであってもよい。また、上記第1から第9実
施形態において、通路の天井部に取り付けられる距離測
定センサまたは赤外線センサは、いずれも基台に取り付
けられているが、天井部に凹部を設け、この凹部内に距
離測定センサや赤外線センサを設置するようにしてもよ
い。
【0150】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通過人数検知装置は、監視領域を通過する人数及びそ
の移動方向を高い精度で検知することができ、信頼性も
高い。よって、本発明の通過人数検知装置を使用すれ
ば、電車等の乗り物や建物、部屋等に入って行く人体及
び出てゆく人体の検知、判定を行い、正確な入場者数、
乗車率、混雑度等を検出することができる。よって、本
発明の通過人数検知装置は、特に、快適なインテリジェ
ントビルディングシステムの実現に大きく寄与する。
【0151】距離変化測定センサや距離測定センサによ
り人体の移動方向を検知する構成とした場合、発光器と
受光器からなる距離測定センサは小型であると共に、製
造等のコストが安く、検知精度も高い。
【0152】また、複数の距離変化測定センサや距離測
定センサを一体構造とした場合、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0153】さらに、複数の距離変化測定センサや距離
測定センサを1個ずつ順次作動させた場合、隣接する距
離変化測センサや距離測定センサからの反射光を受光す
ることがないため、より正確で信頼性の高い通過人数の
検知を行うことができる。
【0154】一方、距離測定センサと赤外線センサの両
方を備える構成とした場合には、赤外線センサの出力信
号から判定した通過人数及び移動方向と、距離測定セン
サの出力信号から判定した通人数とを比較することによ
り、一層高精度でかつ信頼性の高い通過人数の検知を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る通過人数検知装置を示す
概略正面図である。
【図2】 (A)は図1の概略側面図、(B)は図1の
概略平面図である。
【図3】 距離変化測定センサを示す概略図である。
【図4】 第1実施形態の作動を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】 距離変化測定センサの受光器の出力変化を示
す線図である。
【図6】 図4のステップS8の処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】 (A)は第2実施形態に係る通過人数検知装
置を示す概略側面図、(B)は第2実施形態に係る通過
人数検知装置を示す概略平面図である。
【図8】 第3実施形態に係る通過人数検知装置を示す
概略正面図である。
【図9】 (A)は図8の概略側面図、(B)は図8の
概略平面図である。
【図10】 第3実施形態の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】 第3実施形態における移動方向の判定(ス
テップS129)を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】 第3実施形態における通過人数の判定(ス
テップS130)を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】 第4実施形態に係る通過人数検知装置を示
す概略正面図である。
【図14】 (A)は図11の概略側面図、(B)は図
11の概略平面図である。
【図15】 第5実施形態の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】 (A)は第6実施形態を示す概略側面図、
(B)は第6実施形態を示す概略平面図である。
【図17】 距離測定センサの取付向きを示す概略図で
ある。
【図18】 第6実施形態における通過人数の判定を説
明するためのフローチャートである。
【図19】 (A)は第7実施形態を示す概略側面図、
(B)は第7実施形態を示す概略平面図である。
【図20】 (A)は角度位置θ3が0°の状態を示す
概略平面図、(B)は角度位置θ3が40°の状態を示
す概略平面図である。
【図21】 第7実施形態における通過人数の判定を説
明するためのフローチャートである。
【図22】 第7実施形態における通過人数の判定の原
理を説明するための概略図である。
【図23】 第9実施形態に係る通過人数検知装置を示
す概略正面図である。
【図24】 (A)は図21の概略側面図、(B)は図
21の概略平面図である。
【図25】 赤外線センサの構造を示す概略図である。
【図26】 第9実施形態の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図27】 図24のステップS87の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図28】 図24のステップS92における移動方向
検知可能例を示す概略図である。
【図29】 図24のステップS93の通過人数判定に
おける具体的な表示結果を示す概略図である。
【符号の説明】
8 人体 12 距離変化測定センサ 14 距離測定センサ 15 発光器 16 受光器 17,27a,27b,27c,28,33a,33
b,33c,33d,38a,38c,38d,50,
52 検知領域 19 信号処理回路 20 判断部 21 表示手段 22 記憶手段 42 赤外線センサ 44 焦電素子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−346094(JP,A) 特開 平3−232085(JP,A) 特開 平7−215612(JP,A) 特開 平8−123935(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 13/00 - 13/04 G06M 7/00 - 11/04

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の監視領域を通過する人体の人数を
    検知する通過人数検知装置であって、 発光器と受光器とを備えると共に、人体までの距離の時
    間変化率を測定可能な距離変化測定センサを複数個設
    け、 上記監視領域の天井部に、上記距離変化測定センサを人
    体の通過方向と直交する方向に複数個配置してなるセン
    サ列を人体の通過方向に複数列設け、 各距離変化測定センサの検知領域を上記監視領域の天井
    部から床部に向けて形成すると共に、各距離変化測定セ
    ンサの焦点を大人の肩部から頭部に対応する高さに設定
    し、 各センサ列中の人体を検知した距離変化測定センサの個
    数に基づいて通過人数を検知すると共に、一つのセンサ
    列に含まれる距離変化測定センサにより測定された人体
    までの距離の時間変化率と、他のセンサ列に含まれる距
    離変化測定センサにより測定された人体までの距離の時
    間変換率との比較に基づいて人体の移動方向を検知する
    ようにしていることを特徴とする通過人数検知装置。
  2. 【請求項2】 上記センサ列を構成する距離変化測定セ
    ンサ間の間隔が20cm以上40cm以下であることを
    特徴とする請求項1に記載の通過人数検知装置。
  3. 【請求項3】 距離変化測定センサの検知領域が鉛直方
    向に対してなす角度がセンサ列ごとに異なることを特徴
    とする請求項1に記載の通過人数検知装置。
  4. 【請求項4】 上記複数のセンサ列を構成する距離変化
    測定センサを一つの基台に取り付けていることを特徴と
    する請求項3に記載の通過人数検知装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の距離変化測定センサを所定順
    序かつ所定時間間隔で逐次作動させるようにしているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の通過人数検知装置。
  6. 【請求項6】 特定の監視領域を通過する人体の人数を
    検知する通過人数検知装置であって、 発光器と受光器を備えると共に、人体までの距離を測定
    可能な距離測定センサを、上記監視領域の両側壁部に互
    いに対向するように設け、かつ、該互いに対向する距離
    測定センサの組を、鉛直方向に複数段かつ人体の通過方
    向に複数列設け、距離測定センサにより測定された人体
    までの距離に基づいて通過人数を検知すると共に、人体
    を検知した距離測定センサの時間的先後に基づいて人体
    の移動方向を検知することを特徴とする通過人数検知装
    置。
  7. 【請求項7】 特定の監視領域を通過する人体の人数を
    検知する通過人数検知装置であって、 発光器と受光器とを備えると共に、人体の距離を測定可
    能な複数の距離測定センサを、上記監視領域の天井部の
    所定の一箇所に、その検知領域が斜め下方に向きとなる
    ように取り付け、かつ、複数の検知領域が人体の通過方
    向と直交する方向に展開する扇状を呈するように、各距
    離測定センサの検知領域が人体の移動方向となす角度を
    互いに異ならせ、 人体を検知した距離測定センサの個数に基づいて通過人
    数を検知すると共に、距離測定センサにより測定された
    人体までの距離に基づいて人体の移動方向を検知するこ
    とを特徴とする通過人数検知装置。
  8. 【請求項8】 上記複数の距離測定センサを1個の基台
    に一体に取り付けていることを特徴とする請求項7に記
    載の通過人数検知装置。
  9. 【請求項9】 上記複数の距離測定センサを取り付けた
    基台を、鉛直方向の軸線回りに連続的に往復回動させる
    駆動手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の通
    過人数検知装置。
  10. 【請求項10】 各距離測定センサの検知領域の大人の
    肩部から頭部に対応する高さでの幅が40cm以下であ
    ることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1
    項に記載の通過人数検知装置。
  11. 【請求項11】 2個以上の距離測定センサが人体を検
    知したときに人体が通過したと判断するようにしている
    ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1
    項に記載の通過人数検知装置。
  12. 【請求項12】 上記複数の距離測定センサを所定順序
    かつ所定時間間隔で逐次作動させるようにしていること
    を特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に
    記載の通過人数検知装置。
  13. 【請求項13】 特定の監視領域を通過する人体の人数
    を検知する通過人数検知装置であって、 上記監視領域の天井部に、赤外線を検知する素子を複数
    個備える複数の赤外線センサを人体の移動方向と直交す
    る方向に複数個取り付け、かつ、各赤外線センサを上記
    素子が人体の移動方向に配列されるように取り付ける一
    方、 監視領域の両側壁部に、発光器と受光器とを備えると共
    に、人体までの距離を測定可能な一対の距離測定センサ
    を互いに対向して取り付け、 距離測定センサにより測定された人体までの距離に基づ
    いて通過人数を検知すると共に、上記各赤外線センサの
    素子が人体を検知する時間的先後に基づいて人体の移動
    方向を検知することを特徴とする通過人数検知装置。
  14. 【請求項14】 大人の肩部から頭部に対応する高さで
    の赤外線センサの検知領域の幅及び検知領域間の間隔が
    40cm以下であることを特徴とする請求項13に記載
    の通過人数検知装置。
  15. 【請求項15】 無人時の赤外線センサの出力を平均化
    して算出した基準値と、該基準値に所定幅を持たせた上
    限閾値及び下限閾値とを設定し、上記赤外線センサの素
    子の出力が上限閾値以上または下限閾値以下となったと
    きに人体検知と判定することを特徴とする請求項13ま
    たは請求項14に記載の通過人数検知装置。
  16. 【請求項16】 人体検知と判定されると、上記基準
    値、上限閾値及び下限閾値を保持する一方、 人体検知と判定されなければ、上記基準値、上限閾値及
    び下限閾値を更新することを特徴とする請求項15記載
    の通過人数検知装置。
  17. 【請求項17】 人体を検知した素子の移動が3個の素
    子にわたって連続したときに、人体の移動方向を検知す
    るようにしていることを特徴とする請求項13から請求
    項16に記載の通過人数検知装置。
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