JP3233529B2 - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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Description
されたフレームと脚部構造を有する回転電機で振動,騒
音を低減するものに関する。
図、図15はその正面図、図16は脚部の構造図であ
る。図において、1は固定子、2は内周に固定子1を装
着したフレーム、3はその胴部、4は胴部3の下方に取
付けられた脚部で、胴部3と脚部4とはいずれも鋼板に
よって製作されている。5は回転子、6はこの回転子5
が装着された回転軸で、軸受を介してブラケット7に支
持されている。8,9は脚部4を構成する座及び支柱
で、支柱9は外支柱9aと内支柱9bで構成される。座
8と外支柱9a,内支柱9bは胴部3に溶接で固定され
ている。また、11は座8に孔が明けられていて相手機
械に取付けるための取付けボルトである。上記のような
従来の回転電機は、薄板鋼板からなる円筒状の胴部3に
厚板鋼板製の脚部4を構成する外支柱9a,内支柱9b
の一端を溶接して成形していた。(例えば、特開平5−
64385)
鋼板製の電動機が、近年では高調波成分を含んだ電源
(以下インバータと呼ぶ)を駆動源として運転している
ものがある。しかしながら、インバータによる速度制御
においては、電圧及び電流波形に歪を生じ、交流電導機
の固定子及び回転子に高調波磁束が発生し、その電磁力
により振動・騒音が発生する。さらに、商用電源駆動で
運転中の電動機においては、固有振動数を避けて運転周
波数および電磁振動の周波数との共振を防いでいたが、
この電動機をインバータで速度制御すると周波数可変と
なる為、共振を避けることは困難である。
減衰効果が小さいことから電動機のロータに回転のアン
バランスがあって、それによる振動は常に特定周波数で
回転しており強制振動と言っているが、この強制振動に
よる共振時(以下、単に共振時という)にはかなりの振
動・騒音が大きくなるという問題がある。その共振時の
振動は、水平方向の振動が大きいのが一般的である。こ
の共振時の水平方向の振動変位のモード図を図17に示
す。この振動は水平方向への大きな倒れモードとなる。
即ち、胴部3は変形せず水平方向に平行移動するのみで
あり、胴部3及び座8が固定端となって支柱9との交点
が変形を生じていることになる。このことから胴部3及
び座8に対して支柱9は相対変位が生じている。
上、振動減衰が小さいため共振時に振動が大になる問題
がある。その一例として運転周波数に対する振動変位の
関係を図18に示す。共振時の振動ピーク点が大きいの
は、鋼板製の材料特性である振動減衰が小さいことが要
因となる。
ので、鋼板を回転電機のフレームとして使用した時に、
共振時の振動・騒音を低減する減衰効果を出すことを目
的とする。
板製で成る円筒状のフレームと、座とこの座の左右両端
から夫々立設された内・外支柱で構成される鋼板製の脚
部を有し、前記内・外支柱の上端を前記フレームの胴部
に当接し固定された脚部を有する回転電機において、前
記座の両端から夫々立設される外支柱及び内支柱の夫々
の座との曲隅部に防振材を配設するか、又はフレームの
胴部と支柱との当接部及びその周りに防振材を配設した
ことに特徴を有する。請求項2は前記防振材を、弾性ゴ
ム又はエポキシ樹脂或いはコンクリート材とすることに
特徴を有する。
製の脚部を溶接により固定した構成の請求項1及び2記
載の回転電機によれば、脚部を構成する座の両端から夫
々立設される外支柱及び内支柱の夫々の座との曲隅部、
または外支柱及び内支柱の上端がフレームの胴部と接す
る当接部及びその周りの胴部表面及び各支柱内外面に、
鋼板材料の金属物質に比べてはるかに内部減衰が大きい
材料の弾性ゴム,又はエポキシ樹脂,或いはコンクリー
ト材などで成る防振材を夫々取り付けることにより、相
対変位の発生部分で防振材が伸縮して振動減衰作用が働
き振動・騒音が減少する。
図1乃至図4を参照して説明する。尚、従来の回転電機
の構成と符号が一致するものは説明を省略する。3はフ
レーム2の胴部、4は胴部3の下方に取り付けられた脚
部で、胴部3と脚部4とはいずれも鋼板によって製作さ
れている。8,9は脚部4を構成する座及び支柱でプレ
ス成型により成形されて支柱9は外支柱9aと内支柱9
bで構成され、内支柱9bは平板状の前記座8と同幅で
座8の一端から傾斜立設した平板状であり、この内支柱
9bより高く狭幅で座8の略中央部から内支柱9bと平
行傾斜立設した平板状である。形成された脚部4は側面
からの形状が傾斜した略U字形となっており、この脚部
4の外支柱9aと内支柱9bの夫々上端をフレーム2の
胴部3下方に当接させ当接部10を溶接によって固定し
ている。一方、座8の両端から夫々立設される外支柱9
a及び内支柱9bの夫々の座8との曲隅部12に、形状
が図3に示すような三角柱体で表面に接着剤を塗布した
防振材14(例えば弾性ゴム,エポキシ樹脂,コンクリ
ート材料で成る)を配設して、座8表面と外支柱9a及
び内支柱9bの表面に接着固定する。又は、フレーム2
の胴部3と支柱9との前記当接部10及びその周りに防
振材14を配設して、胴部3表面及び外支柱9a,内支
柱9bの内・外面に接着させ固定する。
板製の電動機は、共振時には水平方向の振動が大きいモ
ードであり、座8と胴部3には変形がなく座8及び胴部
3に対する支柱9との交点が変形する。この相対変位の
ある部分となる、脚部4を構成する座8の両端から夫々
立設される外支柱9a及び内支柱9bの夫々の座8との
曲隅部12、またはフレーム2の胴部3と支柱9の前記
当接部10及びその周りで支柱9の内・外面側に防振材
14を介在させた。その結果、座8と支柱9または胴部
3と支柱9は相対変位が生じていることから、防振材1
4が伸縮して内部摩擦が発生し振動減衰作用が働く。そ
の防振材14の材料は内部減衰が他物質に比べてはるか
に大きい、前記弾性ゴム,エポキシ樹脂,コンクリート
材を使用することにより、振動減衰を増加させることが
できる。更に、防振材14を介在させることにより剛性
が大きくなり振動抑制効果を増加させることができる。
本実施例の回転数に対する振動変位値のオーバー・オー
ル値を図4に示す。従来に比較して本実施例においては
共振点ピークの振動レベルが低減する。
び図6は第4実施例であり、前記防振材の取付けはネジ
17による取付けとするものであり、防振材14にメジ
穴を明け支柱9aに穴16が明けられ、ネジ17によっ
て取り付けるものである。第4実施例の効果は、防振減
衰効果と電動機の組立の時に嵌め込むだけの作業でよい
ことから組立作業性が容易になる。
び図8は第5実施例であり、前記防振材の取付けはマグ
ネット(磁気)によるものであり、防振材14の周りに
シート状のマグネット18が張り付けられていることに
より、座8及び支柱9は鋼材製であるから磁気作用にて
付く。電動機の組立時に嵌め込むだけの作業でよいこと
から組立作業性が容易になる。
至図11は第6実施例であり、前記防振材の取付けは、
首付きスタットのボルト19の周りに防振材14を巻い
てスタットボルトを座8と支柱9の間に介在し、締付け
ることにより取り付けるものである。電動機の組立の時
に嵌め込むだけの作業でよいことから容易になる。
及び図13は第7実施例であり、前記防振材の取付けは
防振材14の形状を凹凸にすることにより、この凹凸に
座8と支柱9の間に挟み込み取り付けるものである。電
動機の組立の時に嵌め込むだけの作業でよいことから容
易になる。上記した第4乃至第7実施例においては、振
動減衰効果を維持させながらと電動機の製造工数削減の
効果が図れる。
支柱の相対変位のある部分に防振材を介在させることに
より、防振材が伸縮し内部摩擦により振動減衰効果が大
きくなることと、剛性効果が増加することによって振動
・騒音が低減する。又、防振材の取付けは、接着剤,ネ
ジ,マグネット,首付きスタットのボルト締付け及び防
振材の形状を凹凸にすること等により、振動減衰効果を
維持させながら製造工数削減を図ることができる。
を示す説明図、
は胴部、4は脚部、 8は座、
9は支柱、9aは外支柱、 9bは内支柱、
10は当接部、12は曲隅部、 14は防振材。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板製で成る円筒状のフレームと、座と
この座の左右両端から夫々立設された内・外支柱で構成
される鋼板製の脚部を有し、前記内・外支柱の上端を前
記フレームの胴部に当接し固定された脚部を有する回転
電機において、前記座の両端から夫々立設される外支柱
及び内支柱の夫々の座との曲隅部に防振材を配設する
か、又はフレームの胴部と支柱との当接部及びその周り
に防振材を配設したことを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 前記防振材は、弾性ゴム又はエポキシ樹
脂或いはコンクリート材とする請求項1記載の回転電
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12210494A JP3233529B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12210494A JP3233529B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336933A JPH07336933A (ja) | 1995-12-22 |
JP3233529B2 true JP3233529B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14827749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12210494A Expired - Lifetime JP3233529B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233529B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4613231B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2011-01-12 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP12210494A patent/JP3233529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07336933A (ja) | 1995-12-22 |
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