JP3233456U - 低温調理器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる大きさの容器に安定して取り付け可能な低温調理器具を提供する。【解決手段】低温調理器具Xは、容器91,93に取り外し可能に取り付けられ且つ容器91,93内の液体を加熱する。低温調理器具Xは、容器91,93内の液体に浸漬される加熱部を有する調理器具本体1と、調理器具本体1とで容器91,93の開口端部91a,93aを挟むクリップ体3とを備え、クリップ体3は、長尺状をし、容器91,93の開口端部91a,93aに係合する係合部32を容器91,93の深さ方向に複数個有する。【選択図】図3
Description
本考案は、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の液体を加熱する低温調理器具に関する。
低温調理器具として、例えば、特許文献1には、リングクランプ112を介して容器に取り付けることによって容器内の水温を適切な温度に調整すると共に、容器内の水中にある食材を加熱調理することが可能な流体温度制御装置105が開示されている。
上記流体温度制御装置のような取り付け部(リングクランプ)を持った調理器具では、取り付け可能な鍋等の容器のサイズに制約がある。
例えば、深鍋の場合には、取り付け部を鍋に取り付けること自体は可能だが、調理時には調理器具本体に設けられている必要水位を表す水位線の範囲内に収まる量の水が必要であり、その水を加熱や保温しておくための時間とコストがかかる。
また、浅鍋の場合には、調理器具の底が鍋の底に接触し、取り付け部が鍋の上方に位置し、調理器具本体を物理的に鍋に取り付けることができない。但し、調理器具本体を鍋の底面に当接させて起立させた状態で使用することも可能だが、調理器具本体が転倒したり、それに伴い鍋が中のお湯とともに共にひっくり返ってしてしまうおそれもある。
本考案は、異なる大きさの容器に安定して取り付け可能な低温調理器具を提供することを目的とする。
例えば、深鍋の場合には、取り付け部を鍋に取り付けること自体は可能だが、調理時には調理器具本体に設けられている必要水位を表す水位線の範囲内に収まる量の水が必要であり、その水を加熱や保温しておくための時間とコストがかかる。
また、浅鍋の場合には、調理器具の底が鍋の底に接触し、取り付け部が鍋の上方に位置し、調理器具本体を物理的に鍋に取り付けることができない。但し、調理器具本体を鍋の底面に当接させて起立させた状態で使用することも可能だが、調理器具本体が転倒したり、それに伴い鍋が中のお湯とともに共にひっくり返ってしてしまうおそれもある。
本考案は、異なる大きさの容器に安定して取り付け可能な低温調理器具を提供することを目的とする。
本考案に係る低温調理器具は、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の液体を加熱する低温調理器具において、前記容器内の液体に浸漬される加熱部を有する調理器具本体と、前記調理器具本体とで前記容器の開口端部を挟むクリップ体とを備え、前記クリップ体は、長尺状をし、前記容器の開口端部に係合する係合部を前記容器の深さ方向に複数個有する。
上記構成によれば、係合部を容器の深さ方向に複数個有することにより、異なる大きさ(深さ)の容器に取り付け可能となる。
<概要>
実施形態の一態様に係る第1の低温調理器具は、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の液体を加熱する低温調理器具において、前記容器内の液体に浸漬される加熱部を有する調理器具本体と、前記調理器具本体とで前記容器の開口端部を挟むクリップ体とを備え、前記クリップ体は、長尺状をし、前記容器の開口端部に係合する係合部を前記容器の深さ方向に複数個有する。
別態様に係る第2の低温調理器具は、第1の低温調理器具において、前記係合部は、前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側に形成された凹部により構成され、前記調理器具本体と、前記凹部とで形成される空間に前記容器の開口端部が配される。
別態様に係る第3の低温調理器具は、第2の低温調理器具において、前記凹部の深さ方向の第1面が、前記容器の開口端面と当接する。
実施形態の一態様に係る第1の低温調理器具は、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の液体を加熱する低温調理器具において、前記容器内の液体に浸漬される加熱部を有する調理器具本体と、前記調理器具本体とで前記容器の開口端部を挟むクリップ体とを備え、前記クリップ体は、長尺状をし、前記容器の開口端部に係合する係合部を前記容器の深さ方向に複数個有する。
別態様に係る第2の低温調理器具は、第1の低温調理器具において、前記係合部は、前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側に形成された凹部により構成され、前記調理器具本体と、前記凹部とで形成される空間に前記容器の開口端部が配される。
別態様に係る第3の低温調理器具は、第2の低温調理器具において、前記凹部の深さ方向の第1面が、前記容器の開口端面と当接する。
別態様に係る第4の低温調理器具は、第2又は第3の低温調理器具において、前記凹部の底側の第2面が、前記容器の開口端部の外周面と対向する。
別態様に係る第5の低温調理器具は、第2の低温調理器具において、前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側の形状は鋸刃状をしている。
別態様に係る第6の低温調理器具は、第1〜第5の何れかの低温調理器具において、前記クリップ体の上部が、当該クリップ体の長手方向と前記調理器具本体と対向する方向とに直交する回動軸の周りに回動可能に、前記調理器具本体に装着されている。
別態様に係る第7の低温調理器具は、第6の低温調理器具において、前記クリップ体と前記調理器具本体との間に、前記クリップ体の下部を前記調理器具本体に近づくように付勢する付勢ばねが設けられている。
別態様に係る第8の低温調理器具は、第6又は第7の低温調理器具において、前記回動軸は、前記調理器具本体の下端から、10〜30cmの範囲内にある。
別態様に係る第9の低温調理器具は、第1〜第8の何れかの低温調理器具において、前記クリップ体は前記調理器具本体に対して付け外し可能に構成されている。
別態様に係る第10の低温調理器具は、第1〜第9の何れかの低温調理器具において、前記係合部の個数は、3〜9個の範囲内にある。
別態様に係る第11の低温調理器具は、第1〜第10の何れかの低温調理器具において、前記複数個の係合部のピッチは、10〜25mmの範囲内にある。
別態様に係る第12の低温調理器具は、第1〜第11の何れかの低温調理器具において、前記複数個の係合部のうち、最も下側に位置する係合部は、必要水位を示す最大目印と最小目印との間に位置する。
別態様に係る第5の低温調理器具は、第2の低温調理器具において、前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側の形状は鋸刃状をしている。
別態様に係る第6の低温調理器具は、第1〜第5の何れかの低温調理器具において、前記クリップ体の上部が、当該クリップ体の長手方向と前記調理器具本体と対向する方向とに直交する回動軸の周りに回動可能に、前記調理器具本体に装着されている。
別態様に係る第7の低温調理器具は、第6の低温調理器具において、前記クリップ体と前記調理器具本体との間に、前記クリップ体の下部を前記調理器具本体に近づくように付勢する付勢ばねが設けられている。
別態様に係る第8の低温調理器具は、第6又は第7の低温調理器具において、前記回動軸は、前記調理器具本体の下端から、10〜30cmの範囲内にある。
別態様に係る第9の低温調理器具は、第1〜第8の何れかの低温調理器具において、前記クリップ体は前記調理器具本体に対して付け外し可能に構成されている。
別態様に係る第10の低温調理器具は、第1〜第9の何れかの低温調理器具において、前記係合部の個数は、3〜9個の範囲内にある。
別態様に係る第11の低温調理器具は、第1〜第10の何れかの低温調理器具において、前記複数個の係合部のピッチは、10〜25mmの範囲内にある。
別態様に係る第12の低温調理器具は、第1〜第11の何れかの低温調理器具において、前記複数個の係合部のうち、最も下側に位置する係合部は、必要水位を示す最大目印と最小目印との間に位置する。
<実施形態>
1.全体構成
低温調理器具Xは、一定の温度でじっくり加熱することで肉や魚等の被調理物を柔らかく仕上げるための器具であり、例えば、鍋等の容器の水温(液体の温度)を一定に保つ調理器である。
低温調理器具Xは、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の水等の液体を加熱し、設定された温度で維持する。低温調理器具Xは、図1に示すように、外観形状が長尺柱状をしている。低温調理器具Xは、容器91,93(図3参照)内の液体に下部が浸漬される調理器具本体1と、調理器具本体1とで容器91,93の開口端部91a,93aを挟むクリップ体3と備える。
なお、容器の例として、図3に示しているが、他の容器にも適用できる。
ここでのクリップ体3は、長尺状をし、容器91,93の開口端部91a,93aに係合する係合部32を容器91,93の深さ方向に複数個有する。
以下、各部について説明する。
1.全体構成
低温調理器具Xは、一定の温度でじっくり加熱することで肉や魚等の被調理物を柔らかく仕上げるための器具であり、例えば、鍋等の容器の水温(液体の温度)を一定に保つ調理器である。
低温調理器具Xは、容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の水等の液体を加熱し、設定された温度で維持する。低温調理器具Xは、図1に示すように、外観形状が長尺柱状をしている。低温調理器具Xは、容器91,93(図3参照)内の液体に下部が浸漬される調理器具本体1と、調理器具本体1とで容器91,93の開口端部91a,93aを挟むクリップ体3と備える。
なお、容器の例として、図3に示しているが、他の容器にも適用できる。
ここでのクリップ体3は、長尺状をし、容器91,93の開口端部91a,93aに係合する係合部32を容器91,93の深さ方向に複数個有する。
以下、各部について説明する。
2.調理器具本体
調理器具本体1は、容器91,93内の液体を加熱するヒータ12、液体を攪拌する攪拌羽根13、液体の温度を検知する温度センサ(図示省略)、液体の量を検知する水位センサ(図示省略)等を筐体10に備え、ヒータ12、攪拌羽根13、温度センサ、水位センサを覆うカバー体11が筐体10に対し取り外し可能に備える。なお、ヒータは本考案の加熱部の一例である。
調理器具本体1は、筐体10の上面に操作表示部14を備え、図2に示すように筐体10の下面からヒータ12、攪拌羽根13、温度センサ、水位センサが延出するように備え、筐体10の内部に回路15、モータ16等が収容されている。なお、回路15は、一端がコンセントに挿入されるプラグ(図示省略)を有する電気コード19と接続する。
カバー体11は、図2に示すように、筐体10に取り付けられる筒状のカバー本体17と、カバー本体17の下端部を塞ぐカバー底体18とを有する。カバー本体17とカバー底体18には、カバー体11の内部と外部とを液体が連通(循環)するための貫通孔17a,18aを有する。
カバー本体17には、容器91,93内の液体の必要水位を示す最大目印17bと最小目印17cとが設けられている。
調理器具本体1は、容器91,93内の液体を加熱するヒータ12、液体を攪拌する攪拌羽根13、液体の温度を検知する温度センサ(図示省略)、液体の量を検知する水位センサ(図示省略)等を筐体10に備え、ヒータ12、攪拌羽根13、温度センサ、水位センサを覆うカバー体11が筐体10に対し取り外し可能に備える。なお、ヒータは本考案の加熱部の一例である。
調理器具本体1は、筐体10の上面に操作表示部14を備え、図2に示すように筐体10の下面からヒータ12、攪拌羽根13、温度センサ、水位センサが延出するように備え、筐体10の内部に回路15、モータ16等が収容されている。なお、回路15は、一端がコンセントに挿入されるプラグ(図示省略)を有する電気コード19と接続する。
カバー体11は、図2に示すように、筐体10に取り付けられる筒状のカバー本体17と、カバー本体17の下端部を塞ぐカバー底体18とを有する。カバー本体17とカバー底体18には、カバー体11の内部と外部とを液体が連通(循環)するための貫通孔17a,18aを有する。
カバー本体17には、容器91,93内の液体の必要水位を示す最大目印17bと最小目印17cとが設けられている。
3.クリップ体
クリップ体3は、長尺状の本体部31と、複数の係合部32とを備え、軸体4によりクリップ体3が回動可能に調理器具本体1に支持されると共に、付勢ばね5により本体部31の下部側が調理器具本体1に近づくように付勢される。これにより、クリップ体3が、調理器具本体1とで容器91,93の開口端部91a,93aを挟むことが可能となる。
軸体4は、クリップ体3の長手方向と、クリップ体3と調理器具本体1との対向方向との2方向に直交する。軸体4は、クリップ体3の回動軸であり、調理器具本体1の下端から10〜30cmの範囲内の位置に設けられている。
クリップ体3は、各係合部32の下方に、容器91,93との滑りを防止したり、容器91,93を傷付けるのを防止したりする部材6が設けられている。部材6は、例えば、ゴム材料等により構成されている。
クリップ体3は、長尺状の本体部31と、複数の係合部32とを備え、軸体4によりクリップ体3が回動可能に調理器具本体1に支持されると共に、付勢ばね5により本体部31の下部側が調理器具本体1に近づくように付勢される。これにより、クリップ体3が、調理器具本体1とで容器91,93の開口端部91a,93aを挟むことが可能となる。
軸体4は、クリップ体3の長手方向と、クリップ体3と調理器具本体1との対向方向との2方向に直交する。軸体4は、クリップ体3の回動軸であり、調理器具本体1の下端から10〜30cmの範囲内の位置に設けられている。
クリップ体3は、各係合部32の下方に、容器91,93との滑りを防止したり、容器91,93を傷付けるのを防止したりする部材6が設けられている。部材6は、例えば、ゴム材料等により構成されている。
本体部31は、長手方向と直交する断面において、表壁311とその両端から調理器具本体1側に延伸する一対の側壁312とを有している。つまり、「コ」字状、「U」字状、又はこれらに似た形状をしている。本体部31は、一対の側壁312に軸体4用の貫通孔を有し、当該貫通孔を利用して、回動可能に支持される。なお、回動可能に支持される部分を被支持部分313とする。ここでの表壁311は、断面において、調理器具本体1側に中心を有する円弧状をしている。
ここでの軸体4は取り外し可能であり、これにより、クリップ体3を調理器具本体1に対して付け外し可能に構成できる。
ここでの軸体4は取り外し可能であり、これにより、クリップ体3を調理器具本体1に対して付け外し可能に構成できる。
本体部31において、被支持部分313よりも上部側は、クリップ体3を操作するためのレバー部分314となっている。レバー部分314は、被支持部分313から長手方向に離れるにしたがって、調理器具本体1から離れるように構成されている。これにより、本体部31の下端部が調理器具本体1から離れる距離を大きくでき、容器の適用可能な範囲を広くできる。なお、本体部31は、付勢ばね5の一例であるコイルばねの一端を固定するばね固定部分315を、例えば、レバー部分314に有する。なお、付勢ばね5はクリップ体3側に取り付けられている。
本体部31において、被支持部分313よりも下部側に、本体部31の長手方向に沿って間隔をおいて複数の係合部32を有する。なお、被支持部分313よりも下側部分により、容器91,93の開口端部91a,93aを把持する把持部分316が構成される。
なお、本体部31において、上下に隣接する係合部32間は、表壁311と一対の側壁312とを連結する連結部分317となっている(図2参照)。これにより、把持部分316を補強できる。
本体部31において、被支持部分313よりも下部側に、本体部31の長手方向に沿って間隔をおいて複数の係合部32を有する。なお、被支持部分313よりも下側部分により、容器91,93の開口端部91a,93aを把持する把持部分316が構成される。
なお、本体部31において、上下に隣接する係合部32間は、表壁311と一対の側壁312とを連結する連結部分317となっている(図2参照)。これにより、把持部分316を補強できる。
係合部32は、クリップ体3における調理器具本体1と対向する側に形成された凹部により構成され、調理器具本体1と凹部32とで形成される空間に容器91,93の開口端部91a,93aが配される。なお、凹部の符号も「32」とする。
凹部32の深さ方向の第1面321は、図3に示すように、容器91,93の開口端部91a,93aの面(開口端面)と当接する。なお、第1面321は、図2の拡大図に示すように、クリップ体3の長手方向と直交又は略直交する面である。ここでの第1面321は、側壁312の凹部32を構成する面であってもよいし、連結部分317の下面であってもよい。
凹部32の底側の第2面322が、容器91,93の開口端部91a,93aの外周面と対向し且つ当接する。なお、本体部31の表壁311は断面において円弧状をしているため、第2面322は、側壁312における凹部32と対向する面であってもよいし、表壁311における凹部32と対向する面であってもよい。これにより、容器91,93の開口端部91a,93aに第2面322が当接する。
凹部32の深さ方向の第1面321は、図3に示すように、容器91,93の開口端部91a,93aの面(開口端面)と当接する。なお、第1面321は、図2の拡大図に示すように、クリップ体3の長手方向と直交又は略直交する面である。ここでの第1面321は、側壁312の凹部32を構成する面であってもよいし、連結部分317の下面であってもよい。
凹部32の底側の第2面322が、容器91,93の開口端部91a,93aの外周面と対向し且つ当接する。なお、本体部31の表壁311は断面において円弧状をしているため、第2面322は、側壁312における凹部32と対向する面であってもよいし、表壁311における凹部32と対向する面であってもよい。これにより、容器91,93の開口端部91a,93aに第2面322が当接する。
クリップ体3の把持部分316における調理器具本体1と対向する側の形状は、側方から見ると、鋸刃状をしている。ここでは、一対の側壁312の形状が鋸刃状をしている。ここでの鋸刃状とは、クリップ体3を側方から見たとき(図1の(b)である)、凹部32が長手方向に繰り返されるような形状をいい、複数の凹部32の形状がすべて同じであってもよいし、すべてが異なってもよいし、複数(自然数Mとする)の凹部32のうち、1又は複数(自然数Mより小さな自然数N)が異なってもよく、複数(自然数N)の凹部がすべて同じであってもよいし、異なってもよい。
凹部32の個数は、3〜9の範囲内にある。これにより、安定した状態で取付可能な容器のサイズを多くできる。なお、本実施形態では、凹部32は4個である。
係合部(凹部)32のピッチは、10〜25mmである。これにより、安定した状態で取付可能な容器のサイズを多くできる。なお、本実施形態では、凹部32のピッチは、20mmである。
凹部32の個数は、3〜9の範囲内にある。これにより、安定した状態で取付可能な容器のサイズを多くできる。なお、本実施形態では、凹部32は4個である。
係合部(凹部)32のピッチは、10〜25mmである。これにより、安定した状態で取付可能な容器のサイズを多くできる。なお、本実施形態では、凹部32のピッチは、20mmである。
凹部32において、図2の拡大図で示す深さDは、10〜22mmであり、ここでは、深さDは17mmである。
凹部32において、図2の拡大図で示す底面の全長Hは、15〜35mmであり、ここでは、長さHは26mmである。なお、凹部32の底面の直線部分の長さH1は、10〜35mmであり、ここでは長さH1は16mmである。なお、長さH1は全長H以下であり(長さH1と全長Hとが同じ場合は、傾斜領域322bがない場合である)、長さH1は全長Hに対して、50〜100(%)である。これらにより、容器91,93の開口端部91a,93aへの取り付けが容易に行えると共に、容器91,93から外れ難くできる。
複数の凹部32の最下位の凹部32は、図1の(b)に示すように、最大目印17bと最小目印17cとの間に位置する。これにより、実使用に適した低温調理器具Xを得ることができる。
凹部32において、図2の拡大図で示す底面の全長Hは、15〜35mmであり、ここでは、長さHは26mmである。なお、凹部32の底面の直線部分の長さH1は、10〜35mmであり、ここでは長さH1は16mmである。なお、長さH1は全長H以下であり(長さH1と全長Hとが同じ場合は、傾斜領域322bがない場合である)、長さH1は全長Hに対して、50〜100(%)である。これらにより、容器91,93の開口端部91a,93aへの取り付けが容易に行えると共に、容器91,93から外れ難くできる。
複数の凹部32の最下位の凹部32は、図1の(b)に示すように、最大目印17bと最小目印17cとの間に位置する。これにより、実使用に適した低温調理器具Xを得ることができる。
4.容器への取り付け
容器への取り付けの一例を、図3を用いて説明する。
まず、クリップ体3のレバー部分314を調理器具本体1側に押圧して、把持部分316と調理器具本体1との間隔を広げる。
そして、調理器具本体1の最大目印17bと最小目印17cの間に容器内の液体の水面が位置するように、容器の開口端部を対応する凹部32に配する。
この際、図3の(a)に示すように、底が深い容器91のように底か深い容器では、開口端部91aが最上位の凹部32内に位置するように低温調理器具Xを取り付ける。一方、図3の(b)に示すように、底が浅い容器93では、開口端部93aが最下位の凹部32内に位置するように低温調理器具Xを取り付ける。
このように、深さの異なる容器91,93に対応して適宜取付位置を変更して低温調理器具Xを取り付けることができるため、使用できる容器を多くできる。
容器への取り付けの一例を、図3を用いて説明する。
まず、クリップ体3のレバー部分314を調理器具本体1側に押圧して、把持部分316と調理器具本体1との間隔を広げる。
そして、調理器具本体1の最大目印17bと最小目印17cの間に容器内の液体の水面が位置するように、容器の開口端部を対応する凹部32に配する。
この際、図3の(a)に示すように、底が深い容器91のように底か深い容器では、開口端部91aが最上位の凹部32内に位置するように低温調理器具Xを取り付ける。一方、図3の(b)に示すように、底が浅い容器93では、開口端部93aが最下位の凹部32内に位置するように低温調理器具Xを取り付ける。
このように、深さの異なる容器91,93に対応して適宜取付位置を変更して低温調理器具Xを取り付けることができるため、使用できる容器を多くできる。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本考案に含まれる。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本考案に含まれる。
<変形例>
1.凹部
実施形態では、一対の側壁312に対して凹部32が設けられているとしたが、例えば、把持部分316が、連結部分317の調理器具本体1側の面(裏面)と表面との距離を厚みとする板状をし、凹部32が、裏面側から表面側に凹入すると共に把持部分316の短手方向に貫通するように設けられているとしてもよい。
実施形態では、凹部32を側方から見る(図2の拡大図参照)と、第1面321は、本体部31の長手方向と直交しているが、直交する方向に対して傾斜してもよい。傾斜にする場合は、調理器具本体1から離れにしたがって上方に移る傾斜が好ましい。
実施形態では、凹部32を側方から見る(図2の拡大図参照)と、第2面322は、長手方向と平行な平行領域322aと、平行領域322aの下方の傾斜領域322bとを有していたが、平行領域322aはなくてもよいし、傾斜領域322bはなくてもよい。但し、第2面322は、容器の開口端部の形状が種々あることを考慮すると、平行領域322aと傾斜領域322bとの両領域を有する方が好ましい。
1.凹部
実施形態では、一対の側壁312に対して凹部32が設けられているとしたが、例えば、把持部分316が、連結部分317の調理器具本体1側の面(裏面)と表面との距離を厚みとする板状をし、凹部32が、裏面側から表面側に凹入すると共に把持部分316の短手方向に貫通するように設けられているとしてもよい。
実施形態では、凹部32を側方から見る(図2の拡大図参照)と、第1面321は、本体部31の長手方向と直交しているが、直交する方向に対して傾斜してもよい。傾斜にする場合は、調理器具本体1から離れにしたがって上方に移る傾斜が好ましい。
実施形態では、凹部32を側方から見る(図2の拡大図参照)と、第2面322は、長手方向と平行な平行領域322aと、平行領域322aの下方の傾斜領域322bとを有していたが、平行領域322aはなくてもよいし、傾斜領域322bはなくてもよい。但し、第2面322は、容器の開口端部の形状が種々あることを考慮すると、平行領域322aと傾斜領域322bとの両領域を有する方が好ましい。
2.クリップ体の付け外し構造
実施形態では、軸体4を取り外し可能に構成することでクリップ体3を調理器具本体1から付け外し可能としていたが、例えば、本体部31の被支持部分313にスライド溝を設け、調理器具本体1にスライド溝に挿入する突条部を設けて、両者を付け外し可能としてもよい。また、被支持部分313を調理器具本体1にねじにより付け外し可能としてもよい。
実施形態では、軸体4を取り外し可能に構成することでクリップ体3を調理器具本体1から付け外し可能としていたが、例えば、本体部31の被支持部分313にスライド溝を設け、調理器具本体1にスライド溝に挿入する突条部を設けて、両者を付け外し可能としてもよい。また、被支持部分313を調理器具本体1にねじにより付け外し可能としてもよい。
X 低温調理器具
1 調理器具本体
3 クリップ体本
32 係合部
1 調理器具本体
3 クリップ体本
32 係合部
Claims (12)
- 容器に取り外し可能に取り付けられ且つ容器内の液体を加熱する低温調理器具において、
前記容器内の液体に浸漬される加熱部を有する調理器具本体と、
前記調理器具本体とで前記容器の開口端部を挟むクリップ体と
を備え、
前記クリップ体は、長尺状をし、前記容器の開口端部に係合する係合部を前記容器の深さ方向に複数個有する
低温調理器具。 - 前記係合部は、前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側に形成された凹部により構成され、
前記調理器具本体と、前記凹部とで形成される空間に前記容器の開口端部が配される
請求項1に記載の低温調理器具。 - 前記凹部の深さ方向の第1面が、前記容器の開口端面と当接する
請求項2に記載の低温調理器具。 - 前記凹部の底側の第2面が、前記容器の開口端部の外周面と対向する
請求項2又は3に記載の低温調理器具。 - 前記クリップ体における前記調理器具本体と対向する側の形状は鋸刃状をしている
請求項2に記載の低温調理器具。 - 前記クリップ体の上部が、当該クリップ体の長手方向と前記調理器具本体と対向する方向とに直交する回動軸の周りに回動可能に、前記調理器具本体に装着されている
請求項1〜5の何れか1項に記載の低温調理器具。 - 前記クリップ体と前記調理器具本体との間に、前記クリップ体の下部を前記調理器具本体に近づくように付勢する付勢ばねが設けられている
請求項6に記載の低温調理器具。 - 前記回動軸は、前記調理器具本体の下端から、10〜30cmの範囲内にある
請求項6又は7に記載の低温調理器具。 - 前記クリップ体は前記調理器具本体に対して付け外し可能に構成されている
請求項1〜8の何れか1項に記載の低温調理器具。 - 前記係合部の個数は、3〜9個の範囲内にある
請求項1〜9の何れか1項に記載の低温調理器具。 - 前記複数個の係合部のピッチは、10〜25mmの範囲内にある
請求項1〜10の何れか1項に記載の低温調理器具。 - 前記複数個の係合部のうち、最も下側に位置する係合部は、必要水位を示す最大目印と最小目印との間に位置する
請求項1〜11の何れか1項に記載の低温調理器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002073U JP3233456U (ja) | 2021-05-31 | 2021-05-31 | 低温調理器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002073U JP3233456U (ja) | 2021-05-31 | 2021-05-31 | 低温調理器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3233456U true JP3233456U (ja) | 2021-08-12 |
Family
ID=77172571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021002073U Active JP3233456U (ja) | 2021-05-31 | 2021-05-31 | 低温調理器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233456U (ja) |
-
2021
- 2021-05-31 JP JP2021002073U patent/JP3233456U/ja active Active
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3233456 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |