JP3232900U - 板状体の収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状体を積層した状態で効率的かつ良好に収納することが可能な板状体の収納容器を提供する。【解決手段】複数枚のガラス板Gを傾けて積層させた状態で収容する収納容器100であって、台座110と、台座110上に設けられてガラス板Gの下縁を支持する底板120と、台座110上に設けられてガラス板Gの主面を受ける背板130と、台座110上における底板120の両端側に設けられてガラス板Gの両側縁を押える横押さえ部材140と、を備え、横押さえ部材140は、台座110に固定された支持板143と、支持板143におけるガラス板Gの側縁側に設けられてガラス板Gの側縁を押圧する押さえ板144と、を有し、押さえ板144には、複数のクッション材を重ね合わせた押圧パッドが設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、板状体の収納容器に関する。
近年、液晶ディスプレイ用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス基板は大型化のニーズが高まっている。このような大型のガラス板を収納・搬送する際に用いる収納容器には、収納したガラス板が搬送時に動いて欠けや割れといった欠陥が生じることを避けるために、収納容器の台座に積層させたガラス板が動くことなく安定して搬送できることが求められる。
このようなガラス板を積層させて収納する収納容器としては、積層させたガラス板の下縁を受ける底板と、ガラス板の主面を受ける背板とを備えるものがあり、この収納容器には、収納させた複数枚のガラス板の両側縁を押えて側方移動(いわゆる横ずれ)を規制する横押さえ部材とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−63274号公報
ところで、ガラス板等の板状体を輸送する場合、輸送効率の観点から一度により多くの板状体を収納容器に収納して搬送することが求められる。
しかし、ガラス板の収納枚数が多くなると、ガラス板から横押さえ部材に作用する横荷重が大きくなる。このため、ガラス板からの大きな横荷重をより効率的に受け止めてガラス板の横ずれを抑え、良好な収納状態を維持させることが要求されている。
そこで本考案は、板状体を積層した状態で効率的かつ良好に収納することが可能な板状体の収納容器を提供することを目的とする。
本考案は下記構成からなる。
複数枚の板状体を傾けて積層させた状態で収容する収納容器であって、
台座と、
前記台座上に設けられて前記板状体の下縁を支持する底板と、
前記台座上に設けられて前記板状体の主面を受ける背板と、
前記台座上における前記底板の両端側に設けられて前記板状体の両側縁を押える横押さえ部材と、
を備え、
前記横押さえ部材は、
前記台座に固定された支持板と、
前記支持板における前記板状体の側縁側に設けられて前記板状体の側縁を押圧する押さえ板と、
を有し、
前記押さえ板には、複数のクッション材を重ね合わせた押圧パッドが設けられている、
板状体の収納容器。
本考案の板状体の収納容器によれば、板状体を積層した状態で効率的かつ良好に収納することができる。
本考案の第1実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の側面図である。 収納容器に収納するガラス板を積層させた板状体積層物の側面図である。 収納容器の前方から視た斜視図である。 収納容器の後方から視た斜視図である。 収納容器の正面図である。 収納容器の縦方向に沿う断面図である。 収納容器の底板と背板との交差箇所の断面図である。 底板及び背板を示す図であって、(A)は背板の背面図、(B)は底板の背面図である。 フレーム枠に貼り付けられた状態の背板の背面図である。 横押さえ部材の背面側から視た斜視図である。 横押さえ部材の正面側から視た斜視図である。 横押さえ部材の横押さえ板の概略断面図である。 本考案の第2実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の側面図である。 ケースを装着した状態の収納容器の斜視図である。 収納容器の前方から視た斜視図である。 収納容器の後方から視た斜視図である。 収納容器の正面図である。 収納容器の縦方向に沿う断面図である。 踏み台を介して床面に設置した状態の収納容器の縦方向に沿う概略断面図である。 横押さえ部材の背面側から視た斜視図である。 横押さえ部材の正面側から視た斜視図である。 横押さえ部材の縦方向に沿う断面図である。 ケースガイドが取り付けられた台座の斜視図である。 台座に取り付けられたケースガイドの縦方向に沿う断面図である。 エアバッグの構造及び空気の注入の仕方を説明する図であって、(A)〜(C)は、それぞれエアバッグの概略平面図である。 エアバッグを備えた前面押さえ枠の動きを示す図であって、(A)は前面押さえ枠による板状体積層物の押圧状態における縦方向に沿う概略断面図、(B)は前面押さえ枠による板状体積層物の押圧を解除した状態における縦方向に沿う概略断面図である。 本考案の第3実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る収納容器における板状体積層物を収納した状態の側面図である。 収納容器の前方から視た斜視図である。 収納容器の後方から視た斜視図である。 収納容器の正面図である。 収納容器の縦方向に沿う断面図である。 横押さえ部材の縦方向に沿う断面図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る板状体の収納容器100を説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る板状体の収納容器100は、板状体積層物1を収納する。
板状体積層物1は、複数枚の板状体を積層させた積層物である。本例では、板状体は、平面視矩形状に形成されたガラス板Gであり、収納容器100は、複数枚のガラス板Gを積層状態で収納する。収納容器100は、例えば、第6世代サイズ(長辺1,850mm、短辺1,500mm)の大型サイズのガラス板Gを収納する。ガラス板Gの厚さは、例えば、0.3mm以上0.7mm以下である。このような大型のガラス板Gが複数枚積層されて収納される収納容器100は、運搬車両(例えばトレーラーやトラック)の荷台に載置されて運搬される。
図3に示すように、ガラス板Gは、合紙3を介して互いに重ね合わされて積層される。合紙3は、ガラス板Gよりも大きな面積を有する矩形状に形成されている。これにより、合紙3は、その縁部がガラス板Gの縁部からはみ出すようにガラス板Gの間に介在される。
ガラス板Gは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light-Emitting Diode)等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)用に使用される無アルカリガラス系材料からなる。
合紙3は、例えば平滑度18秒以下(JIS P 8119,1976)の粗面を有する。合紙3の樹脂分がガラス板Gに転写されてガラス面に紙肌模様、焼け、汚れ等が生じないように接触面積の小さな紙質が選択される。更に合紙3の樹脂分は、0.05質量%以下(JIS P 8205,1976)である。上述した紙面粗さとの複合効果によりガラス板G自体の品質に悪影響を及ぼさない紙質が選択される。
図4〜図6に示すように、収納容器100は、主に、台座110と、底板120と、背板130と、横押さえ部材140とから構成されている。底板120、背板130及び横押さえ部材140は、台座110の上部に設けられている。底板120は、板状体積層物1の下縁を支持し、背板120は、板状体積層物1の主面を受ける。横押さえ部材140は、台座110上における底板120の両端側に設けられており、板状体積層物1の両側縁を押える。
台座110は、その上面が平坦面からなる搭載面111を有している。台座110は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に接合することにより構成されている。また、台座110の前面及び後面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部112が形成されている。
図7に示すように、底板120は、桁材121によって台座110の搭載面111の上部に設けられたフレーム板122に、両面接着テープや接着材によって貼り付けられている。そして、底板120は、台座110の搭載面111に対して傾けて配置されている。底板120は、その上面側が支持面123とされており、この支持面123に板状体積層物1の下縁が載せられる。
背板130は、フレーム部材131によって台座110の搭載面111の上部に設けられたフレーム枠132に、両面接着テープや接着材によって貼り付けられている。そして、背板130は、台座110の搭載面111に対して傾けて立設されている。背板130は、その前面側が受け面133とされており、この受け面133に板状体積層物1のガラス板Gの主面が重ね合わされる。
収納容器100では、板状体積層物1の下縁が載せられる支持面123を有する底板120と、板状体積層物1のガラス板Gの主面を受ける受け面133を有する背板130とがなす角度θAが90°とされている。そして、板状体積層物1は、下縁が底板120の載置面123に支持され、主面が背板130の受け面133に受けられることにより、斜めに立て掛けられた状態で収納容器100に収容される。
フレーム部材131は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に接合することにより構成されており、このフレーム部材131にフレーム枠132が支持されている。このフレーム部材131の背面側には、台座110の搭載面111に立設されてフレーム部材131の背面を支持する枠状のフレーム受け部材136が設けられている。
フレーム部材131には、一方の側部に、複数(本例では3つ)のカラビナ138が設けられている(図6参照)。これらのカラビナ138は、背板130の縁部に沿って等間隔に配置されている。また、フレーム部材131には、他方の側部に、カラビナ138と同数(本例では3つ)のラチェット137が設けられている。これらのラチェット137は、背板130の縁部に沿って等間隔に配置されている。
また、フレーム部材131には、その下部に、ラベル用プレート139が立設されている(図4参照)。このラベル用プレート139は、その表面に、ラベルが貼付される。ラベルには、バーコードやQRコード(登録商標)などが表示されており、これらのコードを読み取ることにより、例えば、ガラス板Gの枚数や厚みなどの板状体積層物1の情報の読み取りが可能とされている。
図8に示すように、背板130は、板状体積層物1のガラス板Gの主面と接するポリプロピレン製のシート(以下、「PPシート」という)134と、PPシート134とフレーム枠132との間に介在するEVA樹脂製のシート(以下、「EVAシート」という)135とを備える。ここで、PPシート134は住化プラスチック株式会社製のスミセラー(呼称グレード:3030 090)を用いることができる。スミセラーの発泡倍率は3倍であり、厚さは5mmである。スミセラーからなるPPシート134とフレーム枠132との間に介在するEVAシート135の厚さは23mmである。したがって、背板130の厚さは、合計28mmとなる。また、背板130は、横方向に並べて配置された2つの背板小片130aから構成されている(図4及び図6参照)。背板130を構成する背板小片130aの寸法は、横方向に沿う短辺が950mmとされ、縦方向に沿う長辺が1565mmとされている。
底板120は、背板130と同様に、板状体積層物1を構成するガラス板Gの下縁と接する厚さ5mmのPPシート124と、PPシート124とフレーム板122との間に介在するEVAシート125とを備える。PPシート124の厚さは5mmであり、EVAシート125の厚さは23mmである。したがって、底板120の厚さは、合計28mmとなる。また、底板120には、PPシート124の表面に、滑り止めシート126が設けられている。滑り止めシート126としては、例えば、ウレタンシートを用いることができる。滑り止めシート126としては、日本発条社製のニッパレイEXG(商品名)を使用することができる。この滑り止めシート126を底板120の表面に設けることにより、ガラス板Gの下縁のズレを抑制できる。
図9(A)に示すように、背板130を構成する背板小片130aには、EVAシート135に複数の溝135aが形成されている。これらの溝135aは、EVAシート135におけるフレーム枠132と接着される裏面に形成されている。各背板小片130aのEVAシート135には、長辺方向である鉛直方向に沿って2本の溝135aが平行に形成され、短辺方向である水平方向に沿って3本の溝135aが平行に形成されている。これらの溝135aは、幅6mm、深さ10mmである。これらの溝135aが形成されることにより、EVAシート135とフレーム枠132との間の熱膨張差があっても、その熱膨張差が溝135aによって吸収され、EVAシート135のフレーム枠132からの剥離を抑制できる。
図9(B)に示すように、底板120にも、EVAシート125に複数の溝125aが形成されている。これらの溝部125aは、EVAシート125におけるフレーム板122と接着される裏面に形成されている。底板120のEVAシート125には、収納する板状体積層物1におけるガラス板Gの積層方向となる短辺方向に沿って4本の溝125aが平行に形成されている。これらの溝125aは、幅6mm、深さ10mmである。これらの溝125aが形成されることにより、EVAシート125とフレーム板122との間に熱膨張差があっても、その熱膨張差が溝125aによって吸収され、EVAシート125のフレーム板122からの剥離を抑制できる。
図10に示すように、背板130は、EVAシート135が、格子状に形成されたフレーム枠132に貼着されている。つまり、背板130は、その大部分が貼着されていない領域となる。そのため、背板130は、フレーム枠132に貼着されていない領域において、EVAシート135とフレーム枠132との熱膨張差が吸収される。したがって、背板130のEVAシート135に溝135aを形成しない場合であっても、フレーム枠132からあまり剥離することはない。
これに対して、底板120は、フレーム板122に対してEVAシート125の略全面が貼着される。すなわち、底板120には、フレーム板122に貼着されていない領域がほぼ存在しないため、底板120のEVAシート125に溝125aを形成しない場合、EVAシート125とフレーム板122との熱膨張差を吸収することができず、剥離するおそれが大きい。
つまり、底板120及び背板130のEVAシート125,135に溝125a,135aを形成することによる剥離抑制効果は、EVAシート125,135の被接着側との接着面積の影響から、底板120の方が大きくなる。
図11及び図12に示すように、横押さえ部材140は、台座110に固定された支持台141と、一対のヒンジ142を介して支持台141の上部に回動可能に取り付けられて底板120の端部に沿って立設される支持板143と、この支持板143における底板120側に取り付けられた押さえ板144とを有している。
支持板143は、ネジ棒145を有するハンドル146を備えており、ハンドル146は、ネジ棒145の一端に固定されている。ネジ棒145は、支持板143の雌ネジ部148にねじ込まれており、その先端が押さえ板144の背面に回動可能に連結されている。また、支持板143には、雌ネジ部148の両側に、ガイド孔149が形成されている。
押さえ板144は、その背面におけるネジ棒145との連結箇所の両側に、ガイドピン150が設けられており、これらのガイドピン150は、支持板143に形成されたガイド孔149に挿通されている。この押さえ板144は、底板120側に、押圧パッド153が設けられている。
横押さえ部材140は、ハンドル146を回動させてねじ込むことにより、収納容器100に収納される板状体積層物1の側縁へ向かって、ガイド孔149に挿通されたガイドピン150によってガイドされながら押さえ板144が移動する。これにより、押さえ板144の押圧パッド153が板状体積層物1の側縁に当接して押し付けられ、収納容器100に収納される板状体積層物1の横ずれが抑えられる。また、ハンドル146を逆方向へ回動させることにより、押さえ板144が板状体積層物1の側縁から離間する方向へ移動し、押圧パッド153による板状体積層物1の側縁への押圧が解除される。
図13に示すように、押さえ板144の押圧パッド153は、複数(本例では4つ)のクッション材155と、白色樹脂パッド156とを有している。クッション材155は、弾性を有する板状の緩衝材であり、スミセラー(型式:3030 090)が用いられる。このスミセラーからなる複数のクッション材155は、互いに積層されており、これにより、押さえ板144における衝撃吸収性が向上されている。白色樹脂パッド156は、押さえ板144における積層されたクッション材155の表面に貼り付けられている。白色樹脂パッド156は、ポリプロピレン製のシートからなるもので、発泡倍率1.5倍のものが用いられている。クッション材155は、厚さ5mmであり、白色樹脂パッド156は、厚さ2mmである。したがって、押圧パッド153は、合計22mmの厚さとされている。このように、押さえ板144は、板状体積層物1と接する押圧パッド153の表面が白色樹脂パッド156とされているので、板状体積層物1を構成するガラス板Gへの押圧パッド153からの色の転写が抑えられる。また、押さえ板144の押圧パッド153は、複数のクッション材155を積層させて構成されているので、板状体積層物1からの衝撃を良好に吸収することができ、板状体積層物1を構成するガラス板Gを保護することができる。
また、横押さえ部材140は、支持台141の上部に、支持板143に設けられたU字状のピン(図示略)を係脱する係止部材157を有している(図11及び図12参照)。係止部材157は、ピンを係止することにより、押さえ板144を有する支持板143を垂直に配置させた状態に維持させる。この係止部材157には、リング158aを有するロック爪158が設けられており、このロック爪158のリング158aを引くことにより、ピンの係止状態が解除される。そして、この係止部材157による支持板143のピンの係止状態が解除されると、支持板143が支持台141に対して回動し、押さえ板144が板状体積層物1の側縁から離され、押圧パッド153による板状体積層物1の側縁への押圧が解除される。
図1及び図2に示すように、上記の収納容器100には、前述したように、板状体積層物1の下縁が底板120の載置面123に支持され、板状体積層物1を構成するガラス板Gの主面が背板130の受け面133に受けられることにより、斜めに立て掛けられた状態で収納容器100に収容される。この収納状態において、収納容器100には、収納した板状体積層物1の前面側に、保護板160及び前面押さえ枠161が順に設けられる。
保護板160は、白色保護板とプラスチック段ボールとを重ね合わせて構成されている。白色保護板は厚さ5mmのポリスチレン製の板を2枚貼り合わせたもので、2枚のポリスチレン製の板は、周縁部が両面テープによって貼り合わされ、周縁部以外は、接着剤(ポリ酢酸ビニル)を塗布して貼り合わせている。保護板160は、白色保護板側を板状体積層物1に向けて配置され、この保護板160のプラスチック段ボール側に前面押さえ枠161が配置される。なお、保護板160としては、白色保護板またはプラスチック段ボールの一方のみでもよい。
前面押さえ枠161は、縦方向に沿う複数の角材162aと、横方向に沿う複数の角材162bとを格子状に接合させたものである。角材162a,162bとしては、アルミニウム製の角材が用いられる。
前面押さえ枠161には、前面側に、複数(本例では8個)の取っ手163が取り付けられている。取っ手163は、前面押さえ枠161を構成する縦方向の角材162aに設けられている。前面押さえ枠161の側辺を構成する縦方向の2つの角材162aには、それぞれ長手方向へ等間隔に3つの取っ手163が取り付けられ、前面押さえ枠161の中央寄りの縦方向の2つの角材162aには、その縦方向の中央に、それぞれ1つの取っ手163が取り付けられている。これらの取っ手163は、金属製の棒体を側面視C字状に形成したもので、この取っ手163を取り付けることにより、角材162aとの間に、取っ手163で囲われた挿通孔164が形成される。複数の取っ手163が取り付けられた前面押さえ枠161は、その取っ手163を把持することにより、持ち運び及び収納容器100に対する着脱を容易に行うことができる。
板状体積層物1の前面側に保護板160及び前面押さえ枠161が重ね合わされた収納容器100には、複数(本例では3本)のベルト165が掛けられる。これらのベルト165としては、ラッシングベルトを用いることができる。これらのベルト165は、その一端が、フレーム部材131に設けられたカラビナ138にそれぞれ固定されている。また、これらのベルト165は、前面押さえ枠161の取っ手163によって形成された挿通孔164に通され、フレーム部材131に設けられたラチェット137に引き取られて固定されている。これにより、ベルト165は、取っ手163によって脱落が抑えられた状態で、前面押さえ枠161の前方に掛けられる。
そして、ラチェット137によってベルト165を引き取って固定することにより、板状体積層物1、保護板160及び前面押さえ枠161がベルト165によって締め付けられる。したがって、板状体積層物1は、保護板160を介して前面押さえ枠161によって背板130に押さえ付けられ、動きが規制された状態で収納容器100に収納される。これにより、輸送時においても、収納させた板状体積層物1の位置ずれを抑制させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る板状体の収納容器200を説明する。
図14及び図15に示すように、第2実施形態に係る板状体の収納容器200においても、複数枚のガラス板Gを積層させて板状体積層物1の状態として収納する。この収納容器200の場合も、例えば、第6世代サイズ(長辺1,850mm、短辺1,500mm)の大型サイズのガラス板Gを収納する。
図16に示すように、収納容器200は、ケース203が装着可能とされている。このケース203を収納容器200に装着することにより、収納容器200は、その外周がケース203によって覆われ、収納されている板状体積層物1が保護される。
図17〜図20に示すように、収納容器200は、主に、台座210と、底板220と、背板230と、横押さえ部材240とから構成されている。底板220、背板230及び横押さえ部材240は、台座210の上部に設けられている。台座210上には、3つの底板220が幅方向に間隔をあけて配置されている。底板220は、板状体積層物1の下縁を支持し、背板220は、板状体積層物1のガラス板Gの主面を受ける。横押さえ部材240は、台座210上における3つの底板220の配列の両端側に設けられており、板状体積層物1の両側縁を押える。また、収納容器200は、前面押さえフレーム205を備えている。
台座210は、その上面が平坦面からなる搭載面211を有している。台座210は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に接合することにより構成されている。また、台座210の前面及び後面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部212が形成されている。
それぞれの底板220は、桁材221によって台座210の搭載面211の上部に設けられたフレーム板222に、両面接着テープや接着材によって貼り付けられている。そして、底板220は、台座210の搭載面211に対して傾けて配置されている。底板220は、その上面側が支持面223とされており、この支持面223に板状体積層物1の下縁が載せられる。
背板230は、フレーム部材231によって台座210の搭載面211の上部に支持されている。背板230は、フレーム部材231に設けられた複数のフレーム板232に両面接着テープや接着材によって貼り付けられ、台座210の搭載面211に対して傾けて立設されている。背板230は、その前面側が受け面233とされており、この受け面233に板状体積層物1のガラス板Gの主面が重ね合わされる。
収納容器200では、板状体積層物1の下縁が載せられる支持面223を有する底板220と、板状体積層物1のガラス板Gの主面を受ける受け面233を有する背板230とがなす角度θBが95.5°とされている。そして、板状体積層物1は、下縁が底板220の載置面223に支持され、主面が背板230の受け面233に受けられることにより、斜めに立て掛けられた状態で収納容器200に収容される。
図21に示すように、例えば、ガラス板Gの製造工場では、収納容器200の台座210の前端側と床面Fとの間に踏み台Sを介在させ、収納容器200の前端を持ち上げて設置する場合がある。このように、収納容器200の前端を持ち上げると、収納容器200へのガラス板Gの積み込み作業を円滑に行える。そして、このように収納容器200の前端を持ち上げる場合、収納容器200における底板220と背板230とがなす角度θBを90°より大きい角度95.5°とすると、収納容器200へのガラス板Gの積み込み作業を優位に行える。なお、ガラス板Gの積み込み作業時に収納容器200の前端を持ち上げずに床面Fへ直接置いて設置する場合は、底板220と背板230とのなす角度θBは90°でもよい。
背板230は、板状体積層物1のガラス板Gの主面と接するPPシートとフレーム板232との間に介在するEVA樹脂製のEVAシートとを備えるものを用いるのが好ましい。
この背板230は、横方向に並べて配置された2つの背板小片230aから構成されている(図17及び図19参照)。これらの背板小片230aは、横方向に並べて配置させた際に、互いに突き合わされる側縁に、凹部234を有している。そして、これらの背板小片230aを横方向に並べて配置させることにより、それぞれの背板小片230aの凹部234によって背板230の幅方向の中央における上部近傍にセンサ孔235が形成される。収納容器200では、背板230の裏側におけるセンサ孔235を臨む位置に、距離センサ等の検知センサ(図示略)が配置され、フレーム部材231に取り付けられる。このように、センサ孔235を臨む位置に検知センサを設置することで、この検知センサからの検知信号に基づいて、底板220と背板230とに収納したガラス板Gの有無を容易に判定することができる。これにより、例えば、収納容器200に積載されたガラス板Gを取り出す場合において、最後のガラス板Gを取り出したことを自動で判定することができるようになる。
なお、検知センサは、背板230の側縁部に設けてもよいが、この場合、例えば、規格よりも小さいガラス板Gを収納させた際にガラス板Gが検知センサで検知されず、ガラス板Gの有無を正確に判定できないおそれがある。したがって、背板230の中央または中央近傍にセンサ孔235を形成し、このセンサ孔235を臨む位置に検知センサを設置するのが好ましい。
なお、検知センサはガラス板取り出し装置に取り付けてもよい。センサ孔235が設けられていない場合、最後のガラス板Gを取り出したとき、検知センサは、背板230を検知することとなり、最後のガラス板Gを取り出したことを判定し難い。しかし、背板230にセンサ孔235を設け、センサ孔235を臨む位置に検知センサを取り付けることで、最後のガラス板Gを取り出したときに背板を検知しなくなる。これにより最後のガラス板Gを取り出したことを自動で判定できるようになる。
各底板220は、板状体積層物1のガラス板Gの下縁と接するPPシートとフレーム板222との間に介在するEVA樹脂製のEVAシートとを備えるものを用いるのが好ましい。また、各底板220には、PPシートの表面に、滑り止めシートをさらに設けるのが好ましい。滑り止めシートとしては、例えば、ウレタンシートを用いることができる。滑り止めシートとしては、日本発条社製のニッパレイEXG(商品名)を使用することができる。この滑り止めシートを底板220の表面に設けることにより、ガラス板Gの下縁のズレを抑制できる。
図19に示すように、3つの底板220は、それぞれ異なる幅寸法を有している。具体的には、収納容器200の幅方向において、中央の底板220は、両側の底板220よりも小さい幅寸法を有している。
また、中央の底板220は、両側の底板220よりも支持面223の高さが低くされている。具体的には、中央の底板220は、両側の底板220よりも支持面223の高さが1mm低くされている。3つの底板220は、支持面223の高さ位置を同一にすることが困難である。このため、場合によってはガラス板Gの下縁を3つの底板220で均等に支持することができず、例えば、中央の底板220のみでガラス板Gの下縁が支持されることがあり得る。そこで、中央の底板220の支持面223の高さを1mm低くすることで、ガラス板Gを載せた際に、両側の底板220でガラス板Gの下縁が確実に支持される。また、ガラス板Gの重みで両側の底板220が圧縮されるため、結果としてガラス板Gの下縁が中央の底板220にも当接される。したがって、ガラス板Gの下縁を、両側及び中央の底板220で略均等に支持させることができる。
図22〜図24に示すように、横押さえ部材240は、台座210に固定された支持板243と、支持板243における底板220側に取り付けられた押さえ板244とを有している。
支持板243には、2つの回動ナット245が回動可能に支持されている。これらの回動ナット245は、雌ネジが形成された雌ネジ部材241と、雌ネジ部材241に連結された連結部材242とから構成されている。雌ネジ部材241は、支持板243の内側に配置され、連結部材242は、支持板243の外側に配置される。この回動ナット245には、雌ネジ部材241に、押さえ板244の背面から延びるボルト部246が螺合されている。押さえ板244には、底板220側に、押圧パッド253が設けられている。
横押さえ部材240は、2つの回動ナット245を回動させることにより、ボルト部246が進退される。そして、収納容器200に収納される板状体積層物1の側縁へ向かって押さえ板244が移動されると、押さえ板244の押圧パッド253が板状体積層物1の側縁に当接して押し付けられる。これにより、収納容器200に収納される板状体積層物1の横ずれを抑える。また、2つの回動ナット245を逆方向へ回動させることにより、押さえ板244が板状体積層物1の側縁から離間する方向へ移動されると、押圧パッド253による板状体積層物1の側縁への押圧が解除される。
押さえ板244の押圧パッド253は、複数(本例では3つ)のクッション材255を有している。クッション材255は、弾性を有する板状の緩衝材であり、スミセラー(型式:3030 090)が用いられる。このスミセラーからなる複数のクッション材255は、互いに積層されており、これにより、押さえ板244における衝撃吸収性が向上されている。各クッション材255は、厚さ5mmであり、3枚重ねることで、厚さ15mmとされている。
このように、押さえ板244の押圧パッド253には、複数のクッション材255が積層されて設けられているので、板状体積層物1からの衝撃を良好に吸収することができ、板状体積層物1を構成するガラス板Gを保護することができる。
なお、押圧パッド253の表面には、白色樹脂パッド256を貼り合わせて設けてもよい。白色樹脂パッド256としては、厚さ2mmで発泡倍率1.5倍のポリプロピレン製のシートを用いるのが好ましい。このように、板状体積層物1と接する押圧パッド253の表面に白色樹脂パッド256を設けると、板状体積層物1を構成するガラス板Gへの押圧パッド253からの色の転写が抑えられる。
図25及び図26に示すように、台座210の搭載面211には、ケースガイド213が設けられている。このケースガイド213は、台座210の搭載面211における周縁部に沿って、横押さえ部材240の支持板243の固定箇所を除く全周にわたって設けられている。このケースガイド213は、収納容器200にケース203を装着させる際に、ケース203の下縁部をガイドして係止し、台座210に対して位置決めする。その際、ケース203の下縁部がケースガイド213の外側に案内される。
ケースガイド213は、搭載面211に固定される固定板部214と、この固定板部214における内縁部から立設されたガイド板部215とを有している。また、ガイド板部215は、その上部に、断面視において、収納容器200の内側へ向かって湾曲するガイド片216を有している。このケースガイド213は、ネジ217によって固定板部214が搭載面211に固定されることにより、台座210に取り付けられる。また、ケースガイド213の固定板部214には、ケース203の下縁部が載置される上面に、クッション材218が貼り付けられている。
図17〜図20に示すように、収納容器200に設けられた前面押さえフレーム205は、前面押さえ枠261と、側枠262と、後枠263とを有しており、それぞれ縦方向に沿う複数の角材265aと、横方向に沿う複数の角材265bとを接合させて構成されている。
前面押さえフレーム205は、フレーム部材231に対して昇降可能とされている。前面押さえフレーム205の側枠262には、鉛直方向に沿う角材265aに複数のローラ(図示略)が間隔をあけて転動可能に設けられており、これらのローラが、フレーム部材231の両側面に設けられたコ字状のガイドレール231aに嵌め込まれている。これにより、前面押さえフレーム205がフレーム部材231に対して鉛直方向へ昇降可能に支持される。フレーム部材231の両側部には、クランパ237が設けられている。このクランパ237は、前面押さえフレーム205の側枠262を構成する横方向に沿う下方側の角材265bに対して係脱可能とされている。そして、このクランパ237を側枠262の角材265bに係合させることにより、前面押さえフレーム205がフレーム部材231に固定されて昇降が規制される。また、クランパ237による角材265bへの係合を解除させることにより、前面押さえフレーム205がフレーム部材231に対して昇降可能とされる。
フレーム部材231に支持される前面押さえフレーム205は、その前面押さえ枠261が、背板230に対して平行に配置される。この前面押さえ枠261には、その上縁及び下縁に、複数のフック266が取り付けられている。これらのフック266は、前面押さえ枠261の上縁及び下縁を構成する横方向に沿う角材265bに設けられている。また、前面押さえ枠261には、前面側に、複数のクリップ267が取り付けられている。これらのクリップ267は、前面押さえ枠261を構成する縦方向に沿う角材265aに設けられている。さらに、前面押さえ枠261には、その下縁に、2つのカッタガイド268が設けられている。これらのカッタガイド268は、前面押さえ枠261の下縁を構成する横方向に沿う角材265bに設けられている。これらのカッタガイド268には、縦方向に沿うスリット268aが形成されている。
図14及び図15に示すように、前面押さえフレーム205の前面押さえ枠261には、ガラス板Gが積層されて収納される背板230側に、押さえ板270及びエアバッグ275が順に取り付けられる。これらの収納容器200に収納されるガラス板Gは、押さえ板270及びエアバッグ275を介して前面押さえフレーム205の前面押さえ枠261によって押圧されて保持される。
押さえ板270は、弾性を有する板材であり、スミセラー(型式:3030 090)が用いられる。この押さえ板270は、前面押さえ枠261に貼着されている。この押さえ板270には、縦方向に沿う長孔からなるカッタ孔271が形成されている。カッタ孔271は、前面押さえ枠261に設けられた2つのカッタガイド268に対応する位置に形成されており、カッタガイド268のスリット268aと連通されている。
エアバッグ275は、内部に空気を充填することにより膨らむ袋体である。本例では、エアバッグ275としてポリエチレン製の袋体が用いられる。このエアバッグ275としては、酸素透過率及び窒素透過率が低いものが好ましい。酸素透過率及び窒素透過率が高いと、輸送途中においてエアバッグ275の内部の圧力が低下し、ガラス板Gの主面への押圧力が下がり、ガラス板Gの動きを抑制できなくなるおそれがある。特に、エアバッグ275が樹脂製である場合、酸素透過によりエアバッグ275の内部の圧力低下によるガラス板Gの保持効果の低下が生じやすいため、エアバッグ275の酸素透過率には注意を要する。
図27(A)に示すように、エアバッグ275は、平面視において長方形に形成されており、一方の短辺側に逆止弁付きの空気注入口276が設けられている。そして、この空気注入口276から内部に空気を注入することによりエアバッグ275を膨らませることができるようになっている。このとき、空気注入口276に設けられた逆止弁によってエアバッグ275の内部に注入した空気の逆流による漏れが抑制される。しかし、空気注入口276に逆止弁を設けてもエアバッグ275の内部の空気が空気注入口276から僅かに漏れる場合がある。
このため、エアバッグ275への空気の注入後には、図27(B)に示すように、空気注入口276を長さ方向の中間部(図27(A)における点線で示す位置)で折り返し、さらに、図27(C)に示すように、折り返した空気注入口276の山折り箇所の重なった部分をアイロン等の加熱装置Hで熱封着させる。これにより、空気注入口276からの空気の漏れが抑えられる。
図15に示すように、エアバッグ275は、前面押さえ枠261に貼り付けられた押さえ板270の背面側に、長辺方向を横方向に向けて取り付けられる。このエアバッグ275には、長辺側の縁部に、複数の孔部(図示略)が形成されており、これらの孔部には、前面押さえ枠261の上縁及び下縁に設けられたフック266が通される。これにより、エアバッグ275は、その上下の縁部がフック266に係止され、押さえ板270の背面に沿って配置された状態で前面押さえ枠261に装着される。
収納容器200に収納させたガラス板Gの積層体である板状体積層物1を前面押さえ枠261のエアバッグ275で押圧させる際には、エアバッグ275とガラス板Gとの間に、合紙277を介在させる。これにより、エアバッグ275によって押圧されるガラス板Gの主面が合紙277によって保護される。この合紙277をエアバッグ275とガラス板Gとの間に介在させる場合、合紙277は、その上縁を前面押さえ枠261の上縁を越えて前方側へ折り返し、その折り返し部分の縁部をクリップ267によって挟んで把持させる。これにより、合紙277を前面押さえ枠261に保持させることができる。
なお、エアバッグ275とガラス板Gとの間には、合紙277のみを介在させてもよいが、白色保護板またはプラスチック段ボールの少なくとも一方をさらに介在させてもよい。白色保護板としては、例えば、厚さ5mmのポリスチレン製の板の周縁部を両面テープによって貼り合わせ、周縁部以外を接着剤(ポリ酢酸ビニル)で貼り合わせたものが用いられる。
エアバッグ275とガラス板Gとの間に合紙277とともに、白色保護板及びプラスチック段ボールを介在させる場合は、まず、ガラス板Gの上面に合紙277を載せ、その上に白色保護板及びプラスチック段ボールを順に載せる。これにより、積層されて収納されたガラス板Gは、その主面が、合紙277、白色保護板及びプラスチック段ボールを介してエアバッグ275によって押圧されることとなる。
収納容器200にガラス板Gを積層させて収納させた状態で前面押さえフレーム205を下降させると、図28(A)に示すように、前面押さえフレーム205の前面押さえ枠261によってエアバッグ275が合紙277を介してガラス板Gに押し付けられる。そして、この状態において、クランパ237を側枠262の角材265bに係合させ、前面押さえフレーム205をフレーム部材231に固定させる。これにより、ガラス板Gを積層させた板状体積層物1は、エアバッグ275によって押圧されて動きが規制された状態で収納容器200に収納される。したがって、輸送時においても、収納させた板状体積層物1の位置ずれを抑制させることができる。
この状態から、クランパ237による角材265bへの係合を解除させて前面押さえフレーム205を上昇させると、図28(B)に示すように、前面押さえ枠261とともにエアバッグ275が持ち上げられてガラス板Gから離間する。これにより、ガラス板Gへのエアバッグ275の押圧が解除され、ガラス板Gの取り出しが可能となる。このとき、最上部のガラス板Gの表面を覆っていた合紙277は、クリップ267によって前面押さえ枠261に把持されているので、エアバッグ275とともにガラス板Gから離間する。これにより、最上部のガラス板Gの取り出し作業を容易に行うことが可能となる。すなわち、前面押さえフレーム205をフレーム部材231から取り外した際に、最上部のガラス板Gを覆う合紙275も同時に取り外すことができるため、最上部のガラス板Gを露出させて開梱作業を効率的に開始できる。
図16に示すように、収納容器200に装着されるケース203は、左ケース203Lと、右ケース203Rとから構成されている。これらの左ケース203L及び右ケース203Rは、バックル、鍵あるいは留め具等の結合具(図示略)によって相互に結合可能とされている。左ケース203L及び右ケース203Rからなるケース203は、その下方が開放された箱型形状とされている。ケース203は、複数の板材280を組み合わせて構成されている。この板材280は、例えば、ポリプロピレン製のプラスチック段ボールからなり、その周囲がアルミニウム等からなるフレーム材281で補強されている。なお、各フレーム材281の間には、必要に応じて棒状の補強材(不図示)を架渡してもよい。また、ケース203は、その内面に、断熱材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等を用いたもの)を設ける構成とすれば温湿度が安定し、ガラス品質が安定する。同様の効果を得るために、板材280として断熱効果を有する材料を用いてもよい。
ケース203は、左右の側面に、内側へ突出する保持部283を有している。これらの保持部283は、ケース203を台座210に装着した状態において、前面押さえフレーム205の側枠262の下方に配置される。また、ケース203の左右の側面には、保持部283の上方に扉284が設けられており、この扉284を開くことにより、作業者によるクランパ237の操作が可能とされている。つまり、作業者は、収納容器200をケース203で覆った状態において、扉284を開いてクランパ237を操作し、クランパ237による前面押さえフレーム205の固定及び固定解除を行うことが可能とされている。また、ケース203の左右の側面における下縁には、ケース203を台座210に装着した際に、横押さえ部材240の支持板243が嵌り込む凹部285が形成されている。
ケース203の前面には、2つのカッタハンドル287が設けられており、これらのカッタハンドル287の裏側には、カッタハンドル287によって操作されるカッタ機構(図示略)が設けられている。カッタハンドル287によって操作されるカッタ機構は、前面押さえフレーム205の前面押さえ枠261に設けられた押さえ板270のカッタ孔271に対向する位置に配置されている。カッタ機構はカッタを備えており、カッタハンドル287が回動されることにより、カッタがカッタガイド268のスリット268aに通されて押さえ板270のカッタ孔271に挿し込まれる。これにより、エアバッグ275がカッタによって切断される。例えば、所定回数使用したエアバッグ275を新たなものに交換する際などに、カッタハンドル287を回動させてカッタ機構のカッタによってエアバッグ275を安全に切断してエアバッグ275によるガラス板Gの押圧を解除させることができる。
ケース203を収納容器200に装着するには、収納容器200に対して左ケース203L及び右ケース203Rをそれぞれ側方から被せ、結合具によって互いに結合させる。これにより、収納容器200における台座210の上部がケース203によって覆われて収納した複数のガラス板Gが保護される。また、収納容器200に対してケース203を装着する際には、台座210の搭載面211における周縁部に沿って設けられたケースガイド213によってケース203の下縁がガイドされるとともに位置決めされる。これにより、ケース203は、台座210上の所定の位置に位置決めされた状態で装着される。
開梱作業を行うときは、ケース203の保持部283をロボット等の爪により引掛けてケース203を引き上げる。すると、保持部283によってクランパ237が操作されて前面押さえフレーム205のフレーム部材231とのロックが解除され、前面押さえフレーム205がケース203とともに上方へ移動して取り外される。このように、ケース203の取り外しと前面押さえフレーム205の取り外しとを同時に行うことができるので、開梱作業性が向上する。なお、クランパ237の操作は、作業者がケース203の扉284をあけて手で操作してもよい。また、ケース203の前面には、凹形取っ手288が設けられている。したがって、作業者は、ケース203の前面の凹形取っ手288に指を入れてケース203を引き上げて容易に開梱させることもできる。なお、開梱作業の際には、結合具による左ケース203Lと右ケース203Rとの結合を解除して分離させ、これらの左ケース203L及び右ケース203Rをそれぞれ側方へ移動させて収納容器200から取り外してもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る板状体の収納容器300を説明する。
図29及び図30に示すように、第3実施形態に係る板状体の収納容器300においても、複数枚のガラス板Gを積層させて板状体積層物1の状態として収納する。この収納容器300の場合も、例えば、第6世代サイズ(長辺1,850mm、短辺1,500mm)の大型サイズのガラス板Gを収納する。
図31〜図34に示すように、収納容器300は、主に、台座310と、底板320と、背板330と、横押さえ部材340とから構成されている。底板320、背板330及び横押さえ部材340は、台座310の上部に設けられている。台座310上には、3つの底板320が幅方向に間隔をあけて配置されている。底板320は、板状体積層物1の下縁を支持し、背板320は、板状体積層物1のガラス板Gの主面を受ける。横押さえ部材340は、台座310上における3つの底板320の配列の両端側に設けられており、板状体積層物1の両側縁を押える。
台座310は、その上面が平坦面からなる搭載面311を有している。台座310は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に接合することにより構成されている。また、台座310の前面及び後面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部312が形成されている。
それぞれの底板320は、桁材321によって台座310の搭載面311の上部に設けられたフレーム板322に、両面接着テープや接着材によって貼り付けられている。そして、底板320は、台座310の搭載面311に対して傾けて配置されている。底板320は、その上面側が支持面323とされており、この支持面323に板状体積層物1の下縁が載せられる。
背板330は、フレーム部材331によって台座310の搭載面311の上部に支持されている。背板330は、フレーム部材331に設けられた複数のフレーム板332に両面接着テープや接着材によって貼り付けられ、台座310の搭載面311に対して傾けて立設されている。背板330は、その前面側が受け面333とされており、この受け面333に板状体積層物1のガラス板Gの主面が重ね合わされる。
収納容器300では、板状体積層物1の下縁が載せられる支持面323を有する底板320と、板状体積層物1のガラス板Gの主面を受ける受け面333を有する背板330とがなす角度θCが96°とされている。そして、板状体積層物1は、下縁が底板320の載置面323に支持され、主面が背板330の受け面333に受けられることにより、斜めに立て掛けられた状態で収納容器300に収容される。収納容器300の場合も、収納容器200と同様に、底板320と背板330とがなす角度θCを90°より大きい角度96°としているので、踏み台Sによって収納容器300の前端を持ち上げて設置した場合(図21参照)、収納容器300へのガラス板Gの積み込み作業を優位に行える。
フレーム部材331には、一方の側部に、複数(本例では3つ)のラチェット337が設けられている(図33参照)。これらのラチェット337は、背板330の縁部に沿って等間隔に配置されている。また、フレーム部材331には、他方の側部に、ラチェット337と同数(本例では3つ)のカラビナ338が設けられている。これらのカラビナ338は、背板330の縁部に沿って等間隔に配置されている。
背板330は、板状体積層物1のガラス板Gの主面と接するPPシートとフレーム板332との間に介在するEVA樹脂製のEVAシートとを備えるものを用いるのが好ましい。
収納容器300においても、収納容器200と同様に、この背板330は、横方向に並べて配置された2つの背板小片330aから構成されている(図31及び図33参照)。これらの背板小片330aは、横方向に並べて配置させた際に、互いに突き合わされる側縁に、凹部334を有している。そして、これらの背板小片330aを横方向に並べて配置させることにより、それぞれの背板小片330aの凹部334によって背板330の幅方向の中央における上部近傍にセンサ孔335が形成される。収納容器300では、背板330の裏側におけるセンサ孔335を臨む位置に、距離センサ等の検知センサ(図示略)が配置され、フレーム部材331に取り付けられる。このように、センサ孔335を臨む位置に検知センサを設置することで、この検知センサからの検知信号に基づいて、底板320と背板330とに収納したガラス板Gの有無を容易に判定することができる。これにより、例えば、収納容器300に積載されたガラス板Gを取り出す場合において、最後のガラス板Gを取り出したことを自動で判定することができるようになる。
なお、収納容器300においても、検知センサは、背板330の側縁部に設けてもよいが、この場合、例えば、規格よりも小さいガラス板Gを収納させた際にガラス板Gが検知センサで検知されず、ガラス板Gの有無を正確に判定できないおそれがある。したがって、背板330の中央または中央近傍にセンサ孔335を形成し、このセンサ孔335を臨む位置に検知センサを設置するのが好ましい。
各底板320は、板状体積層物1のガラス板Gの下縁と接するPPシートとフレーム板322との間に介在するEVA樹脂製のEVAシートとを備えるものを用いるのが好ましい。また、各底板320には、PPシートの表面に、滑り止めシートをさらに設けるのが好ましい。滑り止めシートとしては、例えば、ウレタンシートを用いることができる。滑り止めシートとしては、日本発条社製のニッパレイEXG(商品名)を使用することができる。この滑り止めシートを底板320の表面に設けることにより、ガラス板Gの下縁のズレを抑制できる。
図33に示すように、3つの底板320は、それぞれ異なる幅寸法を有している。具体的には、収納容器300の幅方向において、中央の底板320は、両側の底板320よりも小さい幅寸法を有している。
また、中央の底板320は、両側の底板320よりも支持面323の高さが低くされている。具体的には、中央の底板320は、両側の底板320よりも支持面323の高さが1mm低くされている。3つの底板320は、その高さ位置を同一にすることが困難である。このため、場合によってはガラス板Gの下縁を3つの底板320で均等に支持することができず、例えば、中央の底板320のみでガラス板Gの下縁が支持されることがあり得る。そこで、中央の底板320の支持面323の高さを1mm低くすることで、ガラス板Gを載せた際に、両側の底板320でガラス板Gの下縁が確実に支持される。また、ガラス板Gの重みで両側の底板320が圧縮されるため、結果としてガラス板Gの下縁が中央の底板320にも当接される。したがって、ガラス板Gの下縁を、両側及び中央の底板320で略均等に支持させることができる。
図35に示すように、横押さえ部材340は、台座310に固定された支持板343と、支持板343における底板320側に取り付けられた押さえ板344とを有しており、押さえ板344には、底板320側に、押圧パッド353が設けられている。
支持板343には、雌ネジ部材341と連結部材342とからなる2つの回動ナット345が回動可能に支持されており、これらの回動ナット345を回動させることにより、支持板343に対して押さえ板344が進退される。そして、収納容器300に収納される板状体積層物1の側縁へ向かって押さえ板344が移動すると、押さえ板344の押圧パッド353が板状体積層物1の側縁に当接して押し付けられる。これにより、収納容器300に収納される板状体積層物1の横ずれを抑える。また、押さえ板344が板状体積層物1の側縁から離間する方向へ移動すると、押圧パッド353による板状体積層物1の側縁への押圧が解除される。
押さえ板344の押圧パッド353は、複数(本例では3つ)のクッション材355を有している。クッション材355は、弾性を有する板状の緩衝材であり、スミセラー(型式:3030 090)が用いられる。このスミセラーからなる複数のクッション材355は、互いに積層されており、これにより、押さえ板344における衝撃吸収性が向上されている。各クッション材355は、厚さ5mmであり、3層重ねることで、厚さ15mmとされている。
このように、押さえ板344の押圧パッド353には、複数のクッション材355が積層されて設けられているので、板状体積層物1からの衝撃を良好に吸収することができ、板状体積層物1を構成するガラス板Gを保護することができる。
なお、押圧パッド353の表面には、白色樹脂パッド356を貼り合わせて設けてもよい。白色樹脂パッド356としては、厚さ2mmで発泡倍率1.5倍のポリプロピレン製のシートを用いるのが好ましい。このように、板状体積層物1と接する押圧パッド353の表面に白色樹脂パッド356を設けると、板状体積層物1を構成するガラス板Gへの押圧パッド353からの色の転写が抑えられる。
図29及び図30に示すように、上記の収納容器300には、前述したように、板状体積層物1の下縁が底板320の載置面323に支持され、板状体積層物1を構成するガラス板Gの主面が背板330の受け面333に受けられることにより、斜めに立て掛けられた状態で収納容器300に収容される。この収納状態において、収納容器300には、収納した板状体積層物1の前面側に、保護板360及び前面押さえ枠361が順に設けられる。
保護板360は、白色保護板とプラスチック段ボールとを重ね合わせて構成されている。白色保護板は厚さ5mmのポリスチレン製の板を2枚貼り合わせたもので、2枚のポリスチレン製の板は、周縁部が両面テープによって貼り合わされ、周縁部以外は、接着剤(ポリ酢酸ビニル)を塗布して貼り合わせている。保護板360は、白色保護板側を板状体積層物1に向けて配置され、この保護板360のプラスチック段ボール側に前面押さえ枠361が配置される。なお、保護板360としては、白色保護板またはプラスチック段ボールの一方のみでもよい。
前面押さえ枠361は、縦方向に沿う複数の角材362aと、横方向に沿う複数の角材362bとを格子状に接合させたものである。角材362a,362bとしては、アルミニウム製の角材が用いられる。
前面押さえ枠361には、前面側に、複数(本例では8個)の取っ手363が取り付けられている。取っ手363は、前面押さえ枠361を構成する縦方向の角材362aに設けられている。前面押さえ枠361の側辺を構成する縦方向の2つの角材362aには、それぞれ長手方向へ等間隔に3つの取っ手363が取り付けられ、前面押さえ枠361の中央寄りの縦方向の2つの角材362aには、その縦方向の中央に、それぞれ1つの取っ手363が取り付けられている。これらの取っ手363は、金属製の棒体を側面視C字状に形成したもので、この取っ手363を取り付けることにより、角材362aとの間に、取っ手363で囲われた挿通孔364が形成される。複数の取っ手363が取り付けられた前面押さえ枠361は、その取っ手363を把持することにより、持ち運び及び収納容器300に対する着脱を容易に行うことができる。
板状体積層物1の前面側に保護板360及び前面押さえ枠361が重ね合わされた収納容器300には、複数(本例では3本)のベルト365が掛けられる。これらのベルト365としては、ラッシングベルトを用いることができる。これらのベルト365は、その一端が、フレーム部材331に設けられたカラビナ338にそれぞれ固定されている。また、これらのベルト365は、前面押さえ枠361の取っ手363によって形成された挿通孔364に通され、フレーム部材331に設けられたラチェット337に引き取られて固定されている。これにより、ベルト365は、取っ手363によって脱落が抑えられた状態で、前面押さえ枠361の前方に掛けられる。
そして、ラチェット337によってベルト365を引き取って固定することにより、板状体積層物1、保護板360及び前面押さえ枠361がベルト365によって締め付けられる。したがって、板状体積層物1は、保護板360を介して前面押さえ枠361によって背板330に押さえ付けられ、動きが規制された状態で収納容器300に収納される。これにより、輸送時においても、収納させた板状体積層物1の位置ずれを抑制させることができる。
なお、本考案は、LCD、OLED、FPD以外の電子デバイス、例えば、光学素子用ガラス基板、ガラスディスク、太陽電池等の板状体を収納する収納容器として適用できる。また、収納する板状体としては、ガラス板に限らず、例えば、金属、セラミックあるいは樹脂から成形されたものでもよい。
このように、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本考案の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 複数枚の板状体を傾けて積層させた状態で収容する収納容器であって、
台座と、
前記台座上に設けられて前記板状体の下縁を支持する底板と、
前記台座上に設けられて前記板状体の主面を受ける背板と、
前記台座上における前記底板の両端側に設けられて前記板状体の両側縁を押える横押さえ部材と、
を備え、
前記横押さえ部材は、
前記台座に固定された支持板と、
前記支持板における前記板状体の側縁側に設けられて前記板状体の側縁を押圧する押さえ板と、
を有し、
前記押さえ板には、複数のクッション材を重ね合わせた押圧パッドが設けられている、
板状体の収納容器。
上記(1)の板状体の収納容器によれば、板状体の下縁を底板で支持し、板状体の主面を背板で受け、さらに、板状体の両側縁を横押さえ部材で押さえることにより、積層させた複数枚の板状体を傾けて収納させることができる。
また、横押さえ部材の押さえ板には、複数のクッション材を重ね合わせた押圧パッドが設けられているので、積層された複数枚の板状体から作用する横荷重を良好に受け止めることができる。これにより、板状体からの大きな横荷重をより効率的に受け止めて板状体の横ずれを抑えつつ良好な収納状態を維持させることができる。
100,200,300 収納容器
110,210,310 台座
120,220,320 底板
130,230,330 背板
140,240,340 横押さえ部材
143,243,343 支持板
144,244,344 押さえ板
153,253,353 押圧パッド
155,255,355 クッション材
G ガラス板(板状体)

Claims (1)

  1. 複数枚の板状体を傾けて積層させた状態で収容する収納容器であって、
    台座と、
    前記台座上に設けられて前記板状体の下縁を支持する底板と、
    前記台座上に設けられて前記板状体の主面を受ける背板と、
    前記台座上における前記底板の両端側に設けられて前記板状体の両側縁を押える横押さえ部材と、
    を備え、
    前記横押さえ部材は、
    前記台座に固定された支持板と、
    前記支持板における前記板状体の側縁側に設けられて前記板状体の側縁を押圧する押さえ板と、
    を有し、
    前記押さえ板には、複数のクッション材を重ね合わせた押圧パッドが設けられている、
    板状体の収納容器。
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