JP3232500U - 飛沫飛散防止用パネル構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】机の作業スペースを損なうことなくパネルを設置することができる構造を提供する。【解決手段】机100天板の縁部に長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12を装着し、これらの支持部材10、12の何れかにパネルを装着する。装着されたパネルは机100の天板の縁部より外側に位置するため、天板の作業スペースはパネルを設置する前後で変わらず、パネル設置後に作業性が損なわれることはない。パネル用溝16は、長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12の上部に設けられ、部材の全長にわたって、直線状に形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、学校用の机に設置し、近接して着席する児童や生徒の間に仕切りを形成することにより、飛沫の飛散を防止するためのパネルに関する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策としては、飛沫の飛散を防止することが有効であると指摘されている。そのため、人が近接して着席するデスクやテーブルには、人と人との間にパネル等の間仕切りを設置することが推奨されている。これに関連して、既にいくつかの飛沫飛散防止用パネルが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示されているようにデスクの天板の上面にパネルを設置する場合、天板の広さに余裕がある場合であればよいが、例えば児童や生徒が学校で使用する机の場合、天板は教科書やノートを置くための必要最小限の大きさであることが多く、パネルを設置すると十分な作業スペースを確保することができなくなり、学習の効率が下がるなどの不具合が生じるおそれがある。そこで、机の作業スペースを損なうことなくパネルを設置することができる構造を提供することが、本考案が解決しようとする課題である。
本考案の態様は、机の天板の縁部に設置する飛沫飛散防止用パネル構造であって、隣接する人との間に仕切りを形成するパネルと、前記パネルの縁部を挿着するパネル用溝と前記机の天板の縁部を挿着する天板用溝とを有するパネル支持部材を備える、飛沫飛散防止用パネル構造である。
また、2個の前記パネル支持部材と1枚の前記パネルとを一組とし、前記2個のパネル支持部材は、前記机の天板の短い方の縁部より僅かに長い短辺用パネル支持部材と前記机の天板の長い方の縁部よりわずかに短い長辺用パネル支持部材とにより構成され、前記1枚のパネルは、前記短辺用パネル支持部材の前記パネル用溝に相当する長さを有する短辺と、前記長辺用パネル支持部材の前記パネル用溝に相当する長さを有する長辺を有する矩形の透明板により構成される、飛沫飛散防止用パネル構造であってもよい。
また、前記パネル支持部材に天板用溝に貫通するネジ穴が設けられている飛沫飛散防止用パネル構造であってもよい。
本考案は、飛沫飛散防止用パネルを天板の縁部に設置しているため、パネルを設置する前後で天板の作業スペースは変わらない。従って、パネルを設置したことによる作業性の悪化や学習効率の低下などの不具合は生じない。
以下、本考案の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。図1は本考案の実施形態の飛沫飛散防止用パネル構造を机の天板に装着した様子を示す図である。図2は本考案の実施形態のパネル支持部材とパネル、机の天板の関係を示す図である。図3は本考案の実施形態のパネルの構造を示す図である。図4は本考案の実施形態の飛沫飛散防止用パネル構造の使用形態を示す図である。
〔飛沫飛散防止用パネル構造の構成について〕
図1において、机100は多くの小学校で採用されている標準的な机であり、天板の幅は600mm、奥行きは400mm、厚さは20mmである。本実施形態の飛沫飛散防止用パネル構造は机100に装着するのに適した寸法に形成されている。机100の天板の縁部の奥側と左側には、飛沫飛散防止用パネル構造を構成する長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12が装着されている。
図1において、机100は多くの小学校で採用されている標準的な机であり、天板の幅は600mm、奥行きは400mm、厚さは20mmである。本実施形態の飛沫飛散防止用パネル構造は机100に装着するのに適した寸法に形成されている。机100の天板の縁部の奥側と左側には、飛沫飛散防止用パネル構造を構成する長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12が装着されている。
長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12は、木の角材を所定の長さおよび形状に加工したものである。長辺用パネル支持部材10の全長は天板の幅より僅かに短く、短辺用パネル支持部材12の全長は天板の奥行きより僅かに長くなるように形成されている。本実施形態において、長辺用パネル支持部材10の全長は592mmであり、短辺用パネル支持部材12の全長は421mmである。
長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12は、図2に示すように断面が矩形である。支持部材の上部と側部にはそれぞれ凹状の溝が形成されている。パネル用溝16は、長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12の上部に設けられ、部材の全長にわたって直線状に形成されている。溝の幅はパネルの厚さと同じか僅かに大きい程度である。パネル用溝16にパネルの下側の縁部を挿入して装着する。
図3において、パネル14はポリカーボネート樹脂製の矩形の板状体である。本実施形態において、パネル14の長辺の長さは590mm、短辺の長さは390mm、厚さは3mmである。パネル14の四隅には滑り止め20が設けられている。パネル14の不使用時に机100の上に寝せて保管する場合、滑り止め20があることによりパネル14の落下事故を未然に防止することができる。またパネル14は縦横とも机100の天板より小さいため、机100からはみ出すことなく安全に保管することができる。
天板用溝18は、長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12の側部に設けられ、支持部材の全長にわたって直線状に形成されている。溝の幅は天板の厚さと同じか僅かに大きい程度である。溝の深さは6mmと浅く形成されているため、天板の内側への支持部材の張り出し量を最小限に抑えるとともに、パネルの装着位置を天板の縁部から遠ざけることができる。支持部材には天板用溝18に貫通するネジ穴22が設けられている。ネジ穴22に通したビス24の先端部を天板の縁部に螺着させることにより支持部材を天板に固定する。天板の奥側の縁部には長辺用パネル支持部材10を固定し、天板の左側の縁部には短辺用パネル支持部材12を固定する。
〔飛沫飛散防止用パネル構造の使用方法について〕
小学校では学習の形態に応じて頻繁に机100の配置換えが行われる。通常の授業では全ての机100が前後左右に適当な間隔をおいて教壇側に向けて配置されているため、ソーシャルディスタンスが保たれており飛沫感染のおそれは少ない。しかしながら、例えば図4に示すように、給食のときなど4個の机100を並べて一つの班を構成するような場合、座席が前後左右に近接するため十分なソーシャルディスタンスが保たれない。このような場合にパネル14を使用して飛沫の飛散を防止する。具体的には、向い合わせに配置された机100の間にパネル14を設置するとともに左右の机100の間にパネル14を設置する。向かい合わせの机100の間に設置するパネル14は、何れか一方の机100の長辺用パネル支持部材10に横向きに装着する。左右の机100の間に設置するパネル14は、右側に配置された机100の短辺用パネル支持部材12に縦向きに装着する。このように装着された4枚のパネル14は平面視して十字形となり、前後左右に飛沫が飛散するのを防止する役割を果たす。
小学校では学習の形態に応じて頻繁に机100の配置換えが行われる。通常の授業では全ての机100が前後左右に適当な間隔をおいて教壇側に向けて配置されているため、ソーシャルディスタンスが保たれており飛沫感染のおそれは少ない。しかしながら、例えば図4に示すように、給食のときなど4個の机100を並べて一つの班を構成するような場合、座席が前後左右に近接するため十分なソーシャルディスタンスが保たれない。このような場合にパネル14を使用して飛沫の飛散を防止する。具体的には、向い合わせに配置された机100の間にパネル14を設置するとともに左右の机100の間にパネル14を設置する。向かい合わせの机100の間に設置するパネル14は、何れか一方の机100の長辺用パネル支持部材10に横向きに装着する。左右の机100の間に設置するパネル14は、右側に配置された机100の短辺用パネル支持部材12に縦向きに装着する。このように装着された4枚のパネル14は平面視して十字形となり、前後左右に飛沫が飛散するのを防止する役割を果たす。
このように装着されたパネル14は机100の天板の縁部より外側に位置する。すなわち、天板の作業スペースはパネルを設置する前後で変わらないため、パネル設置後に作業性が損なわれることはない。
本実施形態では、長辺用パネル支持部材10および短辺用パネル支持部材12の幅は29mmであり、そのうち6mmが天板の縁部に被るため、支持部材を装着したことによる天板の外側への張り出し量は23mmとなる。この数値は机100の幅に対して3.8%、奥行きに対して5.8%と僅少である。従って、飛沫飛散防止用パネル構造を付加したことによる机の取り回しの悪化や隣席との間隔の狭隘化はほとんど問題にならない程度であり、児童や生徒の学習活動に悪影響を与えることはない。
本実施形態では具体的な材質や数値、机の配置を挙げて説明されているが、これは好ましい実施例の一つであるに過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
10 長辺用パネル支持部材
12 短辺用パネル支持部材
14 パネル
16 パネル用溝
18 天板用溝
20 滑り止め
22 ネジ穴
24 ビス
100 机
12 短辺用パネル支持部材
14 パネル
16 パネル用溝
18 天板用溝
20 滑り止め
22 ネジ穴
24 ビス
100 机
Claims (3)
- 机の天板の縁部に設置する飛沫飛散防止用パネル構造であって、
隣接する人との間に仕切りを形成するパネルと、
前記パネルの縁部を挿着するパネル用溝と前記机の天板の縁部を挿着する天板用溝とを有するパネル支持部材、を備える、
飛沫飛散防止用パネル構造。 - 2個の前記パネル支持部材と1枚の前記パネルとを一組とし、
前記2個のパネル支持部材は、前記机の天板の短い方の縁部より僅かに長い短辺用パネル支持部材と前記机の天板の長い方の縁部よりわずかに短い長辺用パネル支持部材とにより構成され、
前記1枚のパネルは、前記短辺用パネル支持部材の前記パネル用溝に相当する長さを有する短辺と、前記長辺用パネル支持部材の前記パネル用溝に相当する長さを有する長辺を有する矩形の透明板により構成される、
請求項1に記載の飛沫飛散防止用パネル構造。 - 前記パネル支持部材に、天板用溝に貫通するネジ穴が設けられている、
請求項1または2に記載の飛沫飛散防止用パネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001244U JP3232500U (ja) | 2021-04-05 | 2021-04-05 | 飛沫飛散防止用パネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001244U JP3232500U (ja) | 2021-04-05 | 2021-04-05 | 飛沫飛散防止用パネル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3232500U true JP3232500U (ja) | 2021-06-17 |
Family
ID=76327756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021001244U Active JP3232500U (ja) | 2021-04-05 | 2021-04-05 | 飛沫飛散防止用パネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232500U (ja) |
-
2021
- 2021-04-05 JP JP2021001244U patent/JP3232500U/ja active Active
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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