JP3232430B2 - 工作機械の開閉扉 - Google Patents

工作機械の開閉扉

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物の切削加工等
を行う工作機械の加工領域の近傍に設けられ、前記加工
領域に前記被加工物を搬出入する際等に開閉されるとと
もに、被加工物の加工中における切削屑や切削油剤の飛
散,破損工具の飛び出しによる不慮の事故等を防止する
工作機械の開閉扉に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の中には、主軸に挿着され、ま
たはテーブル上に固定されたワ−クを切削工具等で加工
する加工領域をスプラッシュカバーで囲撓し、切削屑や
切削油の飛散,破損工具の飛び出しによる不慮の事故等
を防止しているものがある。そして、このような工作機
械においては、前記スプラッシュカバーの開口部に開閉
自在に設けられた扉体と、ベッド等の工作機械の固定部
に設けられ前記扉体の開閉を案内するガイドレールと、
このガイドレールに沿って前記扉体を摺動させるシリン
ダ等の駆動体とからなる開閉扉が設けられている。とこ
ろで、特に車輪旋盤のように大型の被加工物を加工する
工作機械においては、被加工物を工作機械の加工領域に
搬出入するために、扉体の開閉ストロークを大きくする
必要がある。そのため、扉体の開閉を案内するためのガ
イドレールが長尺になったり、シリンダ等の駆動体が大
型になったりする。このような工作機械においては、前
記ガイドレールの一部や前記駆動体が工作機械の側方か
ら突出すると安全上の問題を生じ、ガイドレール等が突
出しないようにするには工作機械のスプラッシュカバー
が大型化し、工作機械の占有面積が大きくなるという問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ガ
イドレールや駆動体が工作機械の両側から突出しないよ
うにして工作機械のコンパクト化,省スペース化を図る
ことのできる工作機械の開閉扉を提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の工作機械の開閉扉は、扉体を開閉させるこ
とにより被加工物の切削加工等を行う加工領域からの
散物の飛散を防止する工作機械の開閉扉において、前記
工作機械の基体に対して進退移動自在に設けられるとと
もに、前記被加工物を加工する際には前記被加工物側に
前進し、加工終了後に前記被加工物側より後退する移動
体と、この移動体に取り付けられ、前記移動体とともに
進退移動するガイドレールと、このガイドレールに沿っ
て移動自在に設けられた扉体と、前記移動体または前記
ガイドレールに設けられ、前記扉体を前記ガイドレール
に沿って移動させる駆動体と、この駆動体と前記扉体と
を着脱自在に連結する連結手段とを備えることを特徴と
する。さらに、前記工作機械の開閉扉は、前記駆動体の
駆動と前記移動体の移動を段階的またはほぼ同時に行う
ことを特徴とする。 また、上記の課題を解決するために
本発明の工作機械の開閉扉は、加工領域を囲む固定のス
プラッシュカバーの正面開口部に開閉自在に設けられた
扉体を開閉させることにより、車輪の切削加工等を行う
加工領域からの飛散物の飛散を防止する車輪旋盤の開閉
扉において、前記車輪旋盤のベッドに対して進退移動自
在に設けられるとともに、前記車輪を加工する際には前
記車輪側に前進し、加工終了後に前記車輪側より後退す
る主軸台と、前記ベッドを横断して敷設され、前記加工
領域内に前記車輪を転動して搬入するレールと、前記主
軸台の正面側基部に取り付けられ、前記主軸台とともに
進退移動し、前記主軸台が前記車輪側に前進した時には
先端が前記レールの内側位置の上方まで前進するガイド
レールと、前記主軸台または前記ガイドレールに設けら
れ、前記扉体を前記ガイドレールに沿って移動させる駆
動体とを備え、前記扉体は、下端が前記ガイドレールに
沿って移動自在に案内されるとともに、上端が前記スプ
ラッシュカバーの開口部上端に沿って移動自在に案内さ
れることを特徴とするそして、前記車輪旋盤の開閉扉
において、前記扉体および前記ガイドレールに切欠部を
形成し、前記主軸台が前記車輪側に前進した時、前記切
欠部によって前記扉体および前記ガイドレールが前記レ
ールと干渉しないように構成してもよい 。さらに、前記
車輪旋盤の開閉扉において、前記駆動体と前記扉体とを
着脱自在に連結する連結手段を備える構成としてもよ
い。そのうえ、前記車輪旋盤の開閉扉は、前記駆動体の
駆動と前記移動体の移動を段階的またはほぼ同時に行う
ことを特徴とする。
【0005】本発明は上述のように構成されているので
以下のように作用する。ベッド上を加工領域に向けて進
退移動する主軸台やテーブル,刃物台等の移動体にガイ
ドレールが取り付けられているので、例えば加工が終了
して被加工物を加工領域から搬出する際には、ガイドレ
ールおよび扉体が移動体の後退動作とともに移動して開
閉扉が開かれる。また、駆動体は、ガイドレールに沿っ
て扉体を前記移動体の移動方向と同方向に摺動させるの
で、移動体が最後退位置に移動した際には、開閉扉が全
開の状態になって被加工物の搬出が可能になる。すなわ
ち、扉体は移動体の移動と駆動体の駆動とにより開閉さ
れるので、前記駆動体による扉体の開閉ストロークが小
さくてすみ、そのためガイドレールを短くすることがで
きるとともに駆動体を小型にすることができ、ガイドレ
ールや駆動体を工作機械内に組み込むことによって工作
機械のコンパクト化を図ることができるようになる。
らに、前記駆動体と前記扉体とを着脱自在に連結させた
ので、駆動体と扉体の連結を解除して、ガイドレールに
沿って手動で扉体の開閉を行うことができるようにな
る。 また、移動体の移動とともに駆動体を駆動させるこ
とにより、扉体を迅速に開閉でき、被加工物の加工サイ
クル時間を短縮することができる。 さらに、車輪を搬出
入するためにベッドを横断して敷設されたレールを備え
る車輪旋盤において、ベッド上を加工領域に向けて進退
移動する主軸台にガイドレールが取り付けられて、扉体
が主軸台の移動と駆動体の駆動とにより開閉されるの
で、大型の被加工物である車輪を加工する車輪旋盤で
も、駆動体による扉体の開閉ストロークを小さくでき、
車輪旋盤をコンパクト化できる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例にかかり、開閉扉の正面
図、図2は図1の開閉扉の側面図、図3は開閉扉の要部
の詳細を説明する一部を破断した正面図、図4は図3の
側面図である。なお、図3においては、説明の便宜のた
めに扉体の正面下部に設けられたエプロン部を取り外し
て図示している。また、以下の実施例ではそれぞれ相反
する方向に開閉する左右一対の開閉扉を有する車輪旋盤
を例に挙げて説明するが、車輪旋盤は左右対称形である
ので、一側のもののみについて説明し、他側のものにつ
いては図示および詳しい説明は省略する。
【0007】車輪旋盤は、電車および機関車、客貨車な
どの車輌において、走行により摩耗した車輪を削正また
は成形切削するものである。車輪旋盤は、軸両端の両方
の車輪を同時に切削加工できるように左右対称形をな
し、ベッド1と、このベッド1上に対向するように設け
られ各々相反する方向に進退移動自在な2つの主軸台
2,2(他方のものは図に表れず)と、各主軸台2に回
転自在に支持された主軸3と、主軸3の先端に各々設け
られ、被加工物である車輪Wを芯出して支持するととも
に、車輪Wの軸端をチャッキングする図示しないチャッ
キング手段と、主軸台2の近傍に設けられ車輪Wを主軸
軸線の高さ位置まで上昇させる図示しないリフタ装置
と、各主軸台2に対して昇降自在に設けられた刃物台4
とを有している。車輪Wは、ベッド1を横断して敷設さ
れたレール5上を転動して車輪旋盤の背面側から両主軸
台2,2間(他側のものは図示しない)の加工領域内に
搬入され、主軸台2に回転自在に支持された主軸3の前
端に設けられたチャッキング手段のセンターにより芯出
しされ、ジョーにより挟み込むようにチャッキングされ
る。そして、刃物台4に装着された切削工具等により加
工が行われた後にチャッキングが解除されて車輪旋盤の
正面側(図1において手前側)へ通り抜けるようになっ
ている。スプラッシュカバー6は、主軸台2,2の間に
設けられた加工領域を囲撓するように設けられていると
ともに、その正面側の開口部には車輪Wを搬出入するた
めの開閉扉が設けられていて、加工の際に切粉や切削油
剤,破損工具等が車輪旋盤から飛び出さないようにして
いる。
【0008】次に開閉扉の構成を説明する。開閉扉は、
スプラッシュカバー6の正面側開口部に開閉自在に設け
られた扉体7,7と、この扉体7,7の開閉を案内する
ガイドレール8と、このガイドレール8に沿って扉体7
を摺動させる駆動体としてのシリンダ10とから概略構
成されている。また、この実施例において扉体7とシリ
ンダ10の進退移動自在なピストンロッド10aとは、
連結手段20を介して着脱自在に連結されている。以
下、開閉扉の構成を説明する。
【0009】ベッド上を加工領域に向けて進退移動自
在な主軸台2の基部には、取付部材12を介してガイド
レール8がボルト12a,12aにより固定されてい
る。また、このガイドレール8に沿って摺動する扉体7
の下端縁には、ローラ支持部材14を介して回転自在な
下ローラ9bが複数個(この実施例では2個)設けられ
ているとともに、この下ローラ9bの上方側には、回転
自在な上ローラ9aが複数個(この実施例では3個)設
けられている。扉体7の正面側(図4において図面右側
面)の下方には、エプロン部7bが設けられ、このエプ
ロン部7bの内側にローラ支持部材14がボルトで取り
付けられている。前記した下ローラ9bは、このローラ
支持部材14の先端に形成された側面視して凹状または
U字状のローラ取付部14aに、軸17と軸受18によ
り回転自在に支持されている。一方、上ローラ9aは、
扉体7に取り付けられたローラハウジング16に、軸1
7と図示しない軸受とにより回転自在に支持されてい
る。このようにして扉体7に設けられた上ローラ9aと
下ローラ9bは、ガイドレール8を上下から挟持して、
扉体7がガイドレール8に沿ってスムースに摺動し開閉
できるようになっている。なお、図に示すように、この
実施例においては扉体7およびガイドレール8の一部に
切欠部11が形成されているが、これは、車輪Wを加工
領域に搬出入するためにベッド1を横断して敷設された
レール5,5(図1参照)と、扉体7およびガイドレー
ル8とが干渉しないようにするためである。
【0010】扉体7をガイドレール8に沿って摺動させ
るための駆動体としてのシリンダ10は、後端部(図1
において右側端部)がガイドレール8の後端から突出し
ないようにガイドレール8の途中部位に設けられてい
る。すなわち、ガイドレール8の側面にシリンダ支持部
材13が取り付けられ、このシリンダ支持部材13の上
端に立設されたブラケット13aにシリンダ10の前端
部が取り付けられている。また、図示はしないがシリン
ダ10の後端部もブラケット,シリンダ支持部材を介し
てガイドレール8に取り付けられている。シリンダ10
の伸縮自在なピストンロッド10aは、シリンダ10か
らガイドレール8と平行方向に延出して、先端が連結手
段20を介して扉体7に連結されている。
【0011】また、スプラッシュカバー6の開口部上端
縁には、ガイドレール8と平行に上部ガイド15が設け
られ、この上部ガイド15と係合する上部ローラ7aが
扉体7の上端縁に設けられている。シリンダ10が駆動
して扉体7が開閉されると、この上部ローラ7aが上部
ガイド15に沿って転動する。なお、扉体7を開閉する
ための駆動体は上記のシリンダ10に限らず、モータで
あってもよく、この場合には扉体7をガイドレール8に
沿って摺動させるためにラック・ピニオン機構やボール
ねじ機構等を採用すればよい。また、左右の扉体7,7
をスプラッシュカバー6の開口部のほぼ中央で突き当て
て停止させるには、当該部位にストッパを設けるものと
してもよいし、リミットスイッチ等の検知信号によりシ
リンダ10の駆動を停止させるものとしてもよい。
【0012】次に、ピストンロッド10aの先端と扉体
7とを連結する連結手段20の構成を図3および図4に
従って説明する。この連結手段20は、手動でも扉体7
を開閉することができるように、簡単な動作でピストン
ロッド10aと扉体7との連結を解除することができる
ようになっている。ピストンロッド10aの先端には、
円周方向に凹状の溝23aが形成された係合部材23が
螺着され、この溝23aと係脱自在な半円弧状の係合部
22aを有する連結部材22の一方の側が係合してい
る。連結部材22には、把手が設けられている。連結部
材22の他方の側は、ガイドレール8の上方のガイドレ
ール8およびシリンダ10と干渉しない位置に設けられ
た固定ブロック21の溝21aに嵌脱自在に取り付けら
れている。固定ブロック21は、扉体7に取付ブロック
24を介して取り付けられているとともに、溝21a内
に突出する係止手段としてのプランジャ25を有してい
て、溝21aに挿入された連結部材22と係脱できるよ
うになっている。また、プランジャ25のボールは、図
示しないばねにより常時連結部材22側に押圧されてい
る。
【0013】上記の態様により、扉体7をガイドレール
8に沿って移動させ、固定ブロック21の溝21aをピ
ストンロッド10aの係合部材23の溝23aに一致さ
せ、この後、両溝21a,23aに連結部材22を挿入
して係合させれば、扉体7とピストンロッド10aとが
連結される。溝23aに挿入された連結部材22は、図
示しない係合穴にプランジャ25のボールにより係止さ
れて、固定ブロック21との係合が保持される。扉体7
とピストンロッド10aとの連結は、連結手段20の把
手部材22bを把持してプランジャ25による係止の解
除が可能な所定以上の力で引っ張り、連結部材22を固
定ブロック21の係合溝21aから引き抜くことにより
解除することができる。
【0014】次に、上記構成の本発明の開閉扉の作用を
説明する。車輪Wの切削加工中においては、主軸台2は
前進位置にあり、シリンダ10のピストンロッド10a
が伸長して扉体7の端部をストッパ等に突き当て、左右
の扉体7,7を閉状態にしている。主軸3,3間で車輪
Wの加工が終了すると、主軸3,3が主軸台2側に後退
して車輪Wのチャッキングを解除するとともに、シリン
ダ10が駆動してピストンロッド10aを縮退させ、扉
体7をガイドレール8に沿って開方向に摺動させる。こ
れにより、扉体7は図1中仮想線Aで示す位置まで後退
する。次いで、車輪Wのチャッキングを解除等した主軸
台2が加工位置から搬出入位置側に後退する。扉体7
は、前記した仮想線Aの位置から、さらに主軸台2の後
退ストローク分だけ移動し、図1中仮想線Bで示す位置
まで後退する。これにより、スプラッシュカバー6の開
口部は全開の状態となり、加工済の車輪Wの搬出および
未加工の車輪Wの搬入が可能になる。未加工の車輪Wを
搬入した後は、上記と逆動作により扉体7が閉じられ
る。なお、上記の説明では、シリンダ10の駆動と主軸
台2の移動を段階的に行って扉体7の開閉を行うものと
して説明したが、シリンダ10の駆動と主軸台2の移動
をほぼ同時期に開始させることにより、扉体7の開閉時
間の短縮を図ることができるようになる。
【0015】本発明の好適な実施例を説明してきたが、
本発明は上記の実施例に限定されるものではない。例え
ば、上記の実施例では移動体として主軸台2を例に挙げ
て説明したが、被加工物の加工を行う際に前記加工位置
側に向かって前進し、加工終了後に前記加工位置側から
後退する動作を行うものであれば、主軸台2に限らずテ
ーブルやコラム,刃物台,テールストック等であっても
よい。また、上記の実施例で工作機械はスプラッシュカ
バーを有し、被加工物の搬出入を行うスプラッシュカバ
ーの開口部に開閉扉を設けるものとして説明したが、ス
プラッシュカバーを有さない他の工作機械にも適用が可
能である。すなわち、加工領域から飛散してくる切粉,
切削油剤から作業者を保護するために、移動体の作業者
側に開閉扉,ガイドレールを設ける構成であってもよ
い。さらに、上記の実施例においてピストンロッド10
aと扉体7とは着脱自在な連結手段20により連結され
ているものとして説明したが、ピンやその他の連結手段
により連結するものとしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の開閉扉は上記のように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。扉体は、移動
体の移動とシリンダ等の駆動体の駆動により開閉される
ので、前記駆動体による扉体の開閉ストロークを小さく
することができ、ガイドレールを短くすることができる
とともに駆動体を小型にしてこれらを工作機械内に組み
込むことができるようになる。従って、工作機械の両側
から開閉扉のガイドレールや駆動体が突出することがな
く、工作機械をコンパクトにして省スペース化を図るこ
とができる。また、移動体の移動とともに駆動体を駆動
させることにより、扉体の開閉を迅速に行うことができ
るようになり、被加工物の加工サイクル時間の短縮化を
図ることができるようになる。さらに、着脱自在な連結
手段により扉体と駆動体とを連結したものは、簡単な着
脱動作により扉体と駆動体との連結を解除して駆動体に
移動により、大きな移動を、手動で扉体を開閉す
ることができ、工作機械のメンテナンス等が容易にでき
るようになる。また、ガイドレールが主軸台に取り付け
られて主軸台とともに移動するため、主軸台が車輪側に
前進した時には、ガイドレールの先端がレールの内側位
置の上方まで前進して扉体の端部側を支持する。そのた
め、扉体は、常に上端と下端の両側で案内された状態が
維持されて、円滑に案内される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかり、開閉扉の正面図で
ある。
【図2】図1の開閉扉の側面図である。
【図3】開閉扉の要部の詳細を説明する図で、一部を破
断した正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【符号の説明】
W 車輪(被加工物) 1 ベッド 2 主軸台(移動体) 3 主軸 4 刃物台 5 レール 6 スプラッシュカバー 7 扉体 7a 上部ローラ 8 ガイドレール 9a 上ローラ 9b 下ローラ 10 シリンダ(駆動体) 10a ピストンロッド 14 ローラ支持部材 15 上部レール 16 ローラハウジング 17 軸 18 軸受 20 連結手段 21 固定ブロック 21a 溝 24 取付ブロック 22 連結部材 23 係合部材 23a 溝 25 プランジャ(係止手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉体を開閉させることにより被加工物
    (W)の切削加工等を行う加工領域からの飛散物の飛散
    を防止する工作機械の開閉扉において、 前記工作機械の基体に対して進退移動自在に設けられる
    とともに、前記被加工物(W)を加工する際には前記被
    加工物(W)側に前進し、加工終了後に前記被加工物
    (W)側より後退する移動体(2)と、 この移動体(2)に取り付けられ、前記移動体(2)
    ともに進退移動するガイドレール(8)と、 このガイドレール(8)に沿って移動自在に設けられた
    扉体(7)と、 前記移動体(2)または前記ガイドレール(8)に設け
    られ、前記扉体(7)を前記ガイドレール(8)に沿っ
    て移動させる駆動体(10)と、この駆動体(10)と前記扉体(7)とを着脱自在に連
    結する連結手段(20)と、 を備える ことを特徴とする工作機械の開閉扉。
  2. 【請求項2】 前記駆動体(10)の駆動と前記移動体
    (2)の移動を段階的またはほぼ同時に行うことを特徴
    とする請求項1に記載の工作機械の開閉扉。
  3. 【請求項3】 加工領域を囲む固定のスプラッシュカバ
    ー(6)の正面開口部に開閉自在に設けられた扉体
    (7)を開閉させることにより、車輪(W)の切削加工
    等を行う加工領域からの飛散物の飛散を防止する車輪旋
    盤の開閉扉において、 前記車輪旋盤のベッド(1)に対して進退移動自在に設
    けられるとともに、前記車輪(W)を加工する際には前
    記車輪(W)側に前進し、加工終了後に前記車輪(W)
    側より後退する主軸台(2)と、 前記ベッド(1)を横断して敷設され、前記加工領域内
    に前記車輪(W)を転動して搬入するレール(5)と、 前記主軸台(2)の正面側基部に取り付けられ、前記主
    軸台(2)とともに進退移動し、前記主軸台(2)が前
    記車輪(W)側に前進した時には先端が前記レール
    (5)の内側位置の上方まで前進するガイドレール
    (8)と、 前記主軸台(2)または前記ガイドレール(8)に設け
    られ、前記扉体(7) を前記ガイドレール(8)に沿っ
    て移動させる駆動体(10)とを備え、 前記扉体(7)は、下端が前記ガイドレール(8)に沿
    って移動自在に案内されるとともに、上端が前記スプラ
    ッシュカバー(6)の開口部上端に沿って移動自在に案
    内されることを特徴とする 工作機械の開閉扉。
  4. 【請求項4】 前記扉体(7)および前記ガイドレール
    (8)に切欠部(11)を形成し、前記主軸台(2)が
    前記車輪(W)側に前進した時、前記切欠部(11)に
    よって前記扉体(7)および前記ガイドレール(8)が
    前記レール(5)と干渉しないことを特徴とする請求項
    3に記載の工作機械の開閉扉。
  5. 【請求項5】 前記駆動体(10)と前記扉体(7)と
    を着脱自在に連結する連結手段(20)を備えることを
    特徴とする請求項3または請求項4に記載の工作機械の
    開閉扉。
  6. 【請求項6】 前記駆動体(10)の駆動と前記主軸台
    (2)の移動を段階的またはほぼ同時に行うことを特徴
    とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の工
    作機械の開閉扉。
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