JP3232146U - 窓付き封筒 - Google Patents

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【課題】窓付き封筒の窓用の資材として環境に優しいグラシン紙、純白紙、薄葉紙を用いつつ、水分による経時変化を抑制せしめた窓付き封筒を提供する。【解決手段】窓付き封筒100は、少なくとも表面体11と裏面体12を備えた封筒本体10と、封入口と、封入口を封緘する封緘片14と、少なくとも封筒本体10の表面体11の一部に透光性を有するグラシン紙、純白紙、薄葉紙のいずれかまたはそれらの組み合わせである封筒窓体20を備え、封筒窓体20の少なくとも片面にニスを塗布コーディングする。同様の封筒窓体を封筒本体10の裏面体側の一部にも設ける構成や、封筒がその側面にマチ体が設けられたマチ付き封筒であれば、封筒窓体20をマチ体の一部にも設けることも可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、封筒の一部に内部が目視できる透光性素材である封筒窓を設けた窓付き封筒に関するものである。
企業において、顧客への通信用や広告用途のダイレクトメールなど大量の封筒を封入封緘して発送する事務作業がある。特に、封筒の一部に透光性のあるフィルムなどを貼着した「窓」を設けた窓付きの封筒が知られている。封入封緘される内部書面において封筒窓に相当する位置に住所や氏名が書かれた状態であれば、封筒の表書きには住所や宛名を印刷や手書きする必要がなくなり至便である。つまり、封筒の表書きの書き込み作業、内部書面の宛先と表書きとの宛先との一致の確認作業が不要となり、事務コストを大きく削減することができるというメリットがある。
自動封入封緘用の封筒としては、いわゆる洋封筒、カマス封筒、連続封筒などが適しているとされ、表書きのある面の一部を透光性のある封筒窓とし、その直下に中入れ書類に印刷した住所や宛名が位置するように封入した上で封緘することで作成する。
例えば、図8に示す特開昭57−28756号公報は窓付き連続封筒を開示している。中入れ用連続紙と封筒体形成用連続紙を用意し、中入れ用連続紙には宛先宛名印字欄を設け、封筒体形成用連続紙には表紙形成面域部毎に宛先宛名印字欄に一致対応するような位置に透視窓を設けている。封筒体形成片を二つ折りする際に中入れ片を封筒体形成片内に封入し、封筒体形成片の周縁を接着することで封緘する。
なお、連続封筒ではなく、通常の洋封筒、カマス封筒でも、中入れ書類に印刷した住所や宛名を印刷しておき、洋封筒やカマス封筒の窓部分の直下に中入れ書類に印刷した住所や宛名が位置するように封入した上で開口部を封緘することで作成する。
ここで、従来から良く用いられる封筒窓用素材としては、OPS(延伸ポリスチレンフィルム)、OPP(延伸ポリプロピレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニールフィルム)、グラシン紙、純白紙、薄葉紙、植物由来フィルムなどが挙げられる。
特に、従来はOPS(延伸ポリスチレンフィルム)が多用されてきたが、OPS(延伸ポリスチレンフィルム)は分解されにくく環境問題があるので、使用が控えられるようになってきた。
OPP(延伸ポリプロピレンフィルム)は、印刷インクの溶媒に侵されやすく、シワやヨレが発生するおそれがあった。
PVC(ポリ塩化ビニールフィルム)は、扱いやすくコストも低いという利点はあるものの、フィルム強度に問題があり、機械的ストレスや温度ストレスに弱く伸びて変形しやすいというデメリットがある。また、ポリ塩化ビニールアレルギーの体質の人もおり、使用には不適とされる。
植物由来フィルムは環境にやさしい素材であるが、主原料の確保が十分ではなく供給量が不十分なため主流とはなっていない。
一方、グラシン紙、純白紙、薄葉紙を素材とするいわゆる「透明紙」は見た目も良く、機械的ストレスや温度ストレスにも強く、かつ環境に対して優しい素材であるため、近年注目されている。
特開昭57−28756号公報
しかし、上記グラシン紙、純白紙、薄葉紙を素材とするいわゆる「透明紙」を採用した窓付き封筒には以下の問題があった。
グラシン紙、純白紙、薄葉紙を素材とするいわゆる「透明紙」は、水分を吸収しやすく、水分を吸収することにより経時変化しやすいというデメリットがある。空気中の湿気を吸収すればシワやヨレが発生するおそれがあった。もし、窓付き封筒の当該窓部分にシワやヨレが発生すれば、郵便局の自動読み取り装置で読み取りエラーを誘引してしまうことがあり問題となり得る。また、窓付き封筒の当該窓部分にシワやヨレが発生すれば、宛先に届いた後に受け取った顧客の印象が悪く、規模の大きな企業などでは誰が受取人の名前が読みにくい場合もあり得る。
特に、適用する洋封筒、カマス封筒、連続封筒の封緘部分に再湿接着剤が用いられている場合には大きな問題となり得る。封緘部分(リップ部分)は最後に接着して閉じ込むが、もし、その封緘部分に再湿接着剤をコーティングしたものが用いられていれば、封緘時に水分に暴露するおそれがある。再湿接着剤は切手などに多用される接着剤で、接着させる直前にブラシやスポンジやノズルから水滴を垂らして水分を与えることにより接着力が再活性化する接着剤である。つまり、自動封入封緘装置において、窓付き封筒へ中入れ書類を封入後、開口部分の封緘前に、ブラシやスポンジやノズルから封緘部分(リップ部分)に水分を与える必要がある。そのため、自動封入封緘装置内において湿度が高くなり、窓用の資材としてグラシン紙、純白紙、薄葉紙を用いると、水分に暴露され、水分を吸収してシワやヨレが発生するおそれが一層高くなる。
上記問題に鑑み、本考案は、窓付き封筒の窓用の資材として環境に優しいグラシン紙、純白紙、薄葉紙を用いつつ、水分による経時変化を抑制せしめた窓付き封筒を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案にかかる窓付き封筒は、少なくとも表面体と裏面体を備えた封筒本体と、前記封筒本体において未封の封入口と、前記未封の封入口を封緘する封緘片と、少なくとも前記封筒本体の前記表面体の一部に透光性を有する紙素材の封筒窓体を備えた窓付き封筒において、前記封筒窓体の少なくとも片面にニスを塗布コーディングしたことを特徴とする窓付き封筒である。
上記構成により、空気中の湿気を吸収しにくくなり、窓部分にシワやヨレの発生を抑制することができる。ここで、封筒窓体をグラシン紙、純白紙、薄葉紙のいずれかまたはそれらの組み合わせとし、さらに、グラシンに対するニスのコーティングによってグラシンの透明度が向上する。このニスコーティングはグラシン紙、純白紙、薄葉紙の片面のみでもシワやヨレの発生を抑制し、透明度を向上する効果が得られる。
また、本考案にかかる窓付き封筒としては封筒窓体を複数個所設けることができる。例えば、封筒窓体を封筒本体の表面体側のみならず、封筒本体の裏面体側の一部にも設けることができる。一般には表面体のみに窓を設ける例が多いが、内部に封入する書類の性質によっては表面の表示事項と裏面の表示事項を使い分ける用途も存在するからである。
さらに、本考案にかかる窓付き封筒としては、例えば、マチ付き封筒のように内部に厚い書類を入れる封筒でも適用可能である。例えば、厚めの説明書が同封された郵便物や、サービスのスターターキットなど化粧箱に入った郵便物もあるが、それらはマチ付き封筒でないと封入封緘できない。このマチ付き封筒の場合、封筒窓体を封筒本体の表面体や裏面体のみならず、その側面のマチ体の一部に封筒窓体を設けた構造もあり得る。
この封筒本体の側面のマチ体の一部に封筒窓体が設けられている構造において、封入されたものの側面に付されている記号情報または色情報を、マチ体にある封筒窓体を介して目視できることが好ましい。例えば、側面のマチ体の一部に封筒窓体を設けた構造であれば、多数の郵便を取り扱う場合に、多数の窓付き封筒郵便を積み上げた状態でも1つ1つの窓付き封筒の宛先、宛名を確認したりすることができる。また、マチ体の一部に設けた封筒窓体の直下の位置に何らかの記号や色が位置するような封入を行っていれば、多数の窓付き封筒郵便を積み上げた状態でもその記号や色を目視できれば仕分けや何らかの分類などを行うための便利な手掛かりとなる。
次に、上記した本考案の窓付き封筒において、未封の封入口または封緘片の両方に感圧接着剤を塗布コーティングしたものであり、封緘片を未封の封入口に圧着させれば両者が接着し合って封緘できる構造であることが好ましい。
上記構成であれば、従来の再湿接着剤が採用されている場合に問題が解消される。つまり、自動封入封緘装置において、窓付き封筒へ中入れ書類を封入後、開口部分の封緘前に、ブラシやスポンジやノズルから封緘部分(リップ部分)に水分を与える必要があったが、未封の封入口と封緘片の両方に感圧接着剤を塗布コーティングしたものであれば、水分を不要として封緘片を未封の封入口に圧着させれば両者が接着し合って封緘できる
本考案の窓付き封筒によれば、空気中の湿気を吸収しにくくなり、窓部分にシワやヨレの発生を抑制することができる。さらに、グラシン紙、純白紙、薄葉紙に対するニスのコーティングによって紙の透明度が向上する。このニスコーティングはグラシン紙、純白紙、薄葉紙の片面のみでもシワやヨレの発生を抑制し、透明度を向上する効果が得られる。
封筒窓体を封筒本体の表面体側のみならず、封筒本体の裏面体側の一部にも設けることができ、内部に封入する書類の性質によっては表面の表示事項と裏面の表示事項を使い分ける用途にも対応できる。
また、封筒本体の側面のマチ体の一部に封筒窓体が設けられている構造とすれば、封入されたものの側面に付されている記号情報または色情報をマチ体にある封筒窓体を介して目視できる。つまり、封緘状態の窓付き封筒において、多面的かつ立体的に多方面から内部の情報を目視できるというメリットが得られる。例えば、多数の郵便を取り扱う場合に、多数の窓付き封筒郵便を積み上げた状態でも宛先・宛名を確認したり記号や色を目視したりできれば仕分けや何らかの分類などを行うための便利な手掛かりとなる。
実施例1にかかる窓付き封筒100の構成例を示す図である。 内部に資料などを封入した後、封緘した様子を示す図である。 実施例2にかかる窓付き封筒100Aの構成例を示す図である。 封緘状態の窓付き封筒100Aを示している。 実施例3にかかる窓付き封筒100Bの構成例を示す図である。 封緘状態の窓付き封筒100Bを示している。 実施例3にかかる封緘状態の窓付き封筒100Bを多数積み上げた状態で側面から見た様子を示す図である。 従来技術にかかる特開昭57−28756号公報の窓付き連続封筒を開示した図である。
以下、本考案の窓付き封筒の実施例を説明する。なお、本考案はこれらの構成例に限定されるものではない。
本考案の実施例1に係る窓付き封筒100について説明する。
図1は実施例1にかかる本考案の窓付き封筒100の構成例を模式的に示す図である。
図1(a)は正面図、図1(b)は裏面図である。図1(a)、図1(b)に示すように、実施例1の窓付き封筒100は、封筒本体10、封入口14、封緘片15、封筒窓体20を備えている。
封筒本体10は、少なくとも表面体11と裏面体12を備えた封筒本体である。
なお、図1に示した形状例は、カマス封筒の形状となっているが、カマス封筒に限らず多種多様な形状に適用することができることは言うまでもない。なお、側面にマチ体13が存在する形状例は実施例3において後述する。
封入口14は、封筒本体において未封の状態において開口している封入口である。
封緘片15は、未封の封入口を封緘する封緘片である。
この実施例では、封入口14と封緘片15の両方に感圧接着剤を塗布コーティングしたものとなっている。つまり、封緘時においては、封緘片15を未封の封入口14に圧着させれば両者が接着し合って封緘できるものとなっている。
ここで、感圧接着剤(Pressure-Sensitive Adhesive)の種類や配合としては特に限定されない。現在または将来適用できるあらゆる感圧接着剤が含まれ得る。
封筒窓体20は透光性を有する素材で形成された窓である。グラシン紙、純白紙、薄葉紙のいずれかまたはそれらの組み合わせで良いが、ここでは素材はグラシン素材とする。実施例1では少なくとも封筒本体10の表面体11の一部に設けられている。なお、後述する実施例2では裏面体12にも封筒窓体20を設けた構成例、実施例3では側面のマチ体13にも封筒窓体20を設けた構成例を例示した。
本考案では、封筒窓体20の少なくとも片面にニスを塗布コーディングしたものとなっている。片面でも良いがもちろん両面にニスを塗布コーディングしたものであっても良い。
グラシン素材とニスは相性が良く、グラシン素材にニスを塗布コーティングすることにより、ニスの被膜が綺麗にグラシン素材の表面に形成される。
グラシン素材にニス塗布コーティングが施用されると、水分を遮断することができ、グラシン素材が水分で劣化することが抑制でき、その結果、窓付き封筒100の封筒窓体20において耐湿性、対候性が得られる。また、ニスコーティングによりグラシン素材の表面がさらに平滑化され、グラシン素材の表面での微少な光の乱反射が抑制でき、その結果、グラシン素材の透明度が向上するというメリットも得られる。
図2は、内部に資料などを封入した後、封緘した窓付き封筒100Bを示している。
図2(a)は封入前の状態、図2(b)は封入封緘後の状態を示す図となっている。
図2に示すように、封緘時においては、未封の封入口14を覆うように封緘片15を折り曲げ、さらに圧着させれば封入口14と封緘片15が接着し合って封緘できるものとなっている。この封緘作業において、従来の再湿接着剤では必要とされた水分付与が不要であり、封筒窓体20に施しているニスコーティングによる湿気の吸収抑制と相まって、封筒窓体20が常に乾燥した状態が維持でき、良好な封緘状態を得ることができる。
以上、実施例1にかかる本考案の窓付き封筒100によれば、封筒窓体20としてグラシン素材という環境に優しい素材を用いつつも、封筒窓体20に施したニスコーティングにより空気中の湿気を吸収しにくくなり、窓部分にシワやヨレの発生を抑制することができる。さらに、グラシンに対するニスコーティングによってグラシンの透明度が向上する。
なお、上記例では、封筒窓体としてグラシン紙を例に説明したが、純白紙、薄葉紙であっても良い。
実施例2にかかる窓付き封筒100Aは、封筒窓体20が、封筒本体10の表面体11側の一部のみならず、裏面体12側の一部にも設けられている構成例である。
図3は、実施例2にかかる窓付き封筒100Aの構成例を示す図である。図3(a)は正面図、図3(b)は背面図となっている。
図3(a)に示すように、実施例1の図1(a)と同様、封筒本体10の表面体11側の一部に封筒窓体20aが設けられている。この封筒窓体20aは実施例1で示した封筒窓体20と同様で良い。
次に、図3(b)に示すように、実施例2の窓付き封筒100Aは、封筒本体10の裏面体12側の一部にも封筒窓体20bが設けられている。この封筒窓体20bは構造としては実施例1で示した封筒窓体20と同様で良いが、設けられている箇所が封筒本体10の裏面体12側の一部となっている。
なお、封筒本体10の裏面体12側の一部に設けられた封筒窓体20bの位置は、かならずしも封筒本体10の表面体11側の一部に設けられている封筒窓体20aの位置とは対応しなくとも良い。つまり、表面11側の封筒窓体20aの位置と、裏面12側封筒窓体20bの位置は相互に任意の位置で良い。
図4は、封入前と封緘後の窓付き封筒100Aを示している。 図4(a)は封入前の状態、図4(b)は封入封緘後の状態を示す図となっている。
図4の例では、表面11側の封筒窓体20aを介してその直下にある宛先宛名などが目視でき、裏面12側封筒窓体20bを介してその直下にある印字情報が目視できるものとなっている。
なお、表裏の使い分けとして、表側は郵便配達に必要な情報が記載され、裏面側は受取先での仕分けに必要な情報を記載したり、送り手が郵送する前に封緘内容を確認したり仕分けたりする記号などを記載することも可能となる。
実施例2にかかる窓付き封筒100Aによれば、表面11側の封筒窓体20aのみならず、裏面12側にも封筒窓体20bを設け、宛先宛名およびそれ以外の印字情報の目視も可能とすることが可能となる。
実施例3にかかる窓付き封筒100Bは、その側面にマチ体が設けられたマチ付き封筒であり、封筒窓体20が、封筒本体10の表面体11側の一部、裏面体12側の一部のみならず、封筒本体のマチ体13の一部にも設けられている構成例である。
図5は、実施例3にかかる窓付き封筒100Bの構成例を示す図である。図5(a)は正面図、図5(b)は背面図、図5(c)は側面図となっている。
図5に示すように、実施例3にかかる窓付き封筒100Bは、その側面にマチ体13が設けられたマチ付き封筒である。封筒窓体20として、封筒本体10の表面体11側の一部に設けられた封筒窓体20a、裏面体12側の一部に設けられた封筒窓体20b、さらに、封筒本体10のマチ体13の一部にも封筒窓体20cが設けられている。なお、裏面体12側の一部に設けられた封筒窓体20bがなく、表面体11側の一部に設けられた封筒窓体20aとマチ体13の一部に設けられた封筒窓体20cの組み合わせで合っても良い。ここでは、裏面体12側の一部にも封筒窓体20bが設けられている例となっている。
この封筒窓体20aは実施例1で示した封筒窓体20と同様で良く、また、封筒窓体20bは実施例2で示した封筒窓体20bと同様で良い。
この封筒窓体20cは構造としては実施例1で示した封筒窓体20と同様で良いが、設けられている箇所が封筒本体10のマチ体13側の一部となっており、比較的その面積が小さなものとなっている。
図6は、封緘状態の窓付き封筒100Bを示している。図6(a)は封入前の状態、図6(b)は封入封緘後の状態を示す図となっている。
ここでは、化粧箱に入った郵便物の例となっているが、内部に封入するものは特に限定されない。封入されたものの側面に記号情報または色情報が付されているものであれば、図6(b)に示すように、マチ体13の封筒窓体20cを介してこの内容物の側面に付された記号情報や色情報が目視できるようになっている。つまり、封緘状態の窓付き封筒100Bにおいて、多面的かつ立体的に多方面から内部の情報を目視できるというメリットが得られる。
図7は、実施例3にかかる封緘状態の窓付き封筒100Bを多数積み上げた状態で側面から見た様子を示す図である。この例では色情報が付いた例となっている。図7に示すように、多数積み上げた窓付き封筒100Bを側面から見れば、それぞれの色情報が一目に目視できる状態となることが分かる。
このように、側面のマチ体13の一部に封筒窓体20cを設けた構造であれば、多数の郵便を取り扱う場合に、多数の窓付き封筒郵便を積み上げた状態でも1つ1つの窓付き封筒の内部に封入した内容物の記号情報や色情報を目視できれば仕分けや何らかの分類などを行うための便利な手掛かりとなる。
実施例3にかかる窓付き封筒100Bによれば、表面11側の封筒窓体20a、裏面12側の封筒窓体20bのみならず、側面のマチ体13側にも封筒窓体20cを設け、内部に封入された内容物から多面的立体的に宛先宛名およびそれ以外の印字情報の目視も可能となる。
以上、本考案の窓付き封筒の構成例における好ましい実施例を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。 なお、上記例では、封筒窓体としてグラシン紙を例に説明したが、純白紙、薄葉紙であっても良い。
本考案の窓付き封筒は、窓付き用の封筒として広く適用することができる。
10 封筒本体
11 表面体
12 裏面体
13 マチ体
14 封入口
15 封緘片
20,20a,20b,20c 封筒窓体
100,100A,100B 窓付き封筒

Claims (6)

  1. 少なくとも表面体と裏面体を備えた封筒本体と、前記封筒本体において未封の封入口と、前記未封の封入口を封緘する封緘片と、少なくとも前記封筒本体の前記表面体の一部に透光性を有する紙素材の封筒窓体を備えた窓付き封筒において、
    前記封筒窓体の少なくとも片面にニスを塗布コーディングしたことを特徴とする窓付き封筒。
  2. 前記封筒窓体が、グラシン紙、純白紙、薄葉紙のいずれかまたはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の窓付き封筒。
  3. 前記封筒窓体が、前記封筒本体の前記表面体側のみならず、前記封筒本体の前記裏面体側の一部にも設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の窓付き封筒。
  4. 前記窓付き封筒がその側面にマチ体が設けられたマチ付き封筒であり、前記封筒窓体が前記封筒本体の側面の前記マチ体の一部にも設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の窓付き封筒。
  5. 前記マチ体の一部に前記封筒窓体が設けられている構造において、封入された封入物の側面に付されている記号情報または色情報を、前記マチ体の一部の前記封筒窓体を介して目視できることを特徴とする請求項4に記載の窓付き封筒。
  6. 前記未封の封入口と前記封緘片の両方に感圧接着剤を塗布コーティングしたものであり、前記封緘片を前記未封の封入口に圧着させれば両者が接着し合って封緘できることを特徴とする請求項1から5のいずかに記載の窓付き封筒。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022258772A1 (de) * 2021-06-09 2022-12-15 Amc Ag Advanced Methods Of Coating Pergaminpapier-material für das einschlagen von haftnotizblöcken

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