JP2023041572A - 宅配便用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】再利用可能な宅配便用袋を提供する。【解決手段】素材に安易に廃棄処理が可能な不織布等をラミネートやコーティング等で耐久性と見栄えを強化した袋で、袋体の内部に2個の取っ手をつけ、配達完了後に消費者が裏返してエコバック等として再利用することができる構造となっており、配達時の伝票、汚れ、キズ等が内側に隠れ、装飾を施すことにより綺麗で消費者の利用意欲を高めることができ、複数の切り裂き線や閉じるときの接着テープを配し、発送元から配達業者を経て消費者が再利用するまでを1枚にて対応できる様、袋体の内部に装飾の一部として、出品者等の広告を掲載することにより、宣伝効果による製作コストの軽減にも効果が見込まれる。【選択図】図1-a
Description
本発明は、出品者から宅配業者を経て消費者が受け取るまでを1枚で対応出来、更に消費者が商品を取り出した後もエコバック等として再利用できるようにした、環境にやさしい宅配便用包装袋の分野に関するものである。
現在、国の政策として消費者に対し、日常商品を買う際、ビニール袋の代わりにエコバッグを使用することを提案したが、エコバッグ自体にかかるコスト面により一定程度の消費者に対しエコバッグを使う積極性に欠けた。
現在、宅配用に使用する普通紙やビニール袋は環境保護には至っておらず、再利用の効果が得られないため、資源の大きな消費と一連の環境保護問題を引き起おこしている。
既存のビニールを素材とした宅配袋に対し、複数回使用する特許があるが、ビニール袋自体のコストは安いが、リサイクル保存するコストが高い。
ビニール袋を宅配業者が次回の発送に再利用する場合においても、手間や品質の問題によりやりたく無い業者が多い。また消費者においても、ビニール袋に取っ手をつけて買い物等に再利用できるものもあるが、梱包時のテープや配達伝票の跡等の汚れ・キズによる見た目の品質や耐久性の問題もあり使いたがらない。
本発明に関わる宅配便用袋は、消費者が本宅配用袋を受け取り、商品を取り出した後に内側に取っ手と装飾を形成しており、裏返すことによりエコバック等として再利用できるようになっている。
本発明に関わる宅配便用袋は、袋上部の開閉部分に設けられた閉封時に折り込んだときの接着シール及び開封するときに切り取る為の2重の引き裂線を、それぞれ出品者から宅配業者等の検品を得て消費者が内容物を取り出すまでに開閉封する回数に応じて複数を配しているので、出品者から消費者に配達されるまで1枚で対応することができる。
本発明に関わる宅配便用袋は、同袋としての目的を達した後も消費者が商品を取り出し、エコバック等として再利用することができ、裏返して使用することにより配達伝票跡や配達時の汚れやキズが内側に隠れるため、綺麗な状態なので消費者の利用の意欲が高めることができる。また不織布を素材としているので、再利用後に廃棄する際も安易に償却でき、環境に悪影響を及ぼさない。
本発明に関わる宅配便用袋は、袋上部の開閉部分に設けられた閉封時に折り込んだときの接着シール及び開封するときに切り取る為の2重の引き裂線を、それぞれ出品者から宅配業者等の検品を得て消費者が内容物を取り出すまでに開閉封する回数に応じて複数を配しているので、出品者から消費者に配達されるまで1枚で対応することができる為、配達業者の検品・発送毎に袋を交換する必要が無く、資源にかかるコストや廃棄による環境問題も解決できる。
本発明に関わる宅配便用袋は、同袋の内側に装飾の一部として、出品者や出品者が依頼を受けた企業等のロゴやバーコード等の広告を施すことによりエコバック等として再利用する際に、消費者本人や携帯するときに他者に対して広告宣伝効果が生まれ、本宅配便袋を製作する際のコストを軽減することができる。
図1-a、図1-bは、本宅配便用袋の使用前の状態で、素材を使用後も安易に分解処理できる不織布等とし、全体または一部をコーティングやラミネート加工等を施すことにより、見栄えや耐久性を強化したものとなっている。
また袋体の内部(符号1-2-1の折り込み線より少し下)の裏表双方に符号4-1の様な取っ手(本体同様の不織布をコーティングやラミネート加工等を施したものやその他の見栄え等を考慮した同耐久性のあるもの)を設置し、配達完了後に消費者が商品を取り出した後にエコバック等として使いやすくしている。
また袋体の内部(符号1-2-1の折り込み線より少し下)の裏表双方に符号4-1の様な取っ手(本体同様の不織布をコーティングやラミネート加工等を施したものやその他の見栄え等を考慮した同耐久性のあるもの)を設置し、配達完了後に消費者が商品を取り出した後にエコバック等として使いやすくしている。
図1-a、図1-bおいて、発送元は商品を入れた後に符号1-2-1で折り込み、符号2-1の接着テープ面の保護紙を剥がして閉封し発送する。
商品を受け取った配達業者が、符号3-1-1と3-1-2の2重線とし剥がし易くした切り込み線に沿って開封し、検品後に再度袋体に商品を入れて、符号2-2の接着テープ面の保護紙を剥がし閉封し、消費者へ発送する。尚、図1-a記載の符号A(符号1-1と3-1-1間の幅)とB(符号3-1-1と3-2-1間の幅)については、受け取った配達業者が再度消費者へ向けて発送するために閉封しやすい様に符号AをBよりも広めにしておく。
消費者は商品到着後に符号3-2-1および3-2-2の2重の線に沿って剥がし易くした切り込み線に沿って開封し、商品を取り出す。
以上のとおり、発送元から配達業者等の検品を経て消費者へ納品されるまで本宅配便用袋1袋で対応できる構造となっており、今回の図1-a、図1-bは配達業者の検品等による開封が1回のときの構造であるが、2回以上の配達業者の検品等を経由する場合は、符号2-1や2-2の接着テープ面と、符号3-1-1、3-1-2や3-2-2の2重の切り裂き線の部分を、発送元から検品また配達業者から最終消費者へ届くまでの開封回数に応じて増やして作製し、対応することもできる。
商品を受け取った配達業者が、符号3-1-1と3-1-2の2重線とし剥がし易くした切り込み線に沿って開封し、検品後に再度袋体に商品を入れて、符号2-2の接着テープ面の保護紙を剥がし閉封し、消費者へ発送する。尚、図1-a記載の符号A(符号1-1と3-1-1間の幅)とB(符号3-1-1と3-2-1間の幅)については、受け取った配達業者が再度消費者へ向けて発送するために閉封しやすい様に符号AをBよりも広めにしておく。
消費者は商品到着後に符号3-2-1および3-2-2の2重の線に沿って剥がし易くした切り込み線に沿って開封し、商品を取り出す。
以上のとおり、発送元から配達業者等の検品を経て消費者へ納品されるまで本宅配便用袋1袋で対応できる構造となっており、今回の図1-a、図1-bは配達業者の検品等による開封が1回のときの構造であるが、2回以上の配達業者の検品等を経由する場合は、符号2-1や2-2の接着テープ面と、符号3-1-1、3-1-2や3-2-2の2重の切り裂き線の部分を、発送元から検品また配達業者から最終消費者へ届くまでの開封回数に応じて増やして作製し、対応することもできる。
図1-a、図1-bおいて、袋本体の内側に、発送元やその他の企業広告(バーコードによる企業サイトの閲覧促進を含む)を掲載することにより、エコバック等に使用する際に広告効果が見込め、袋本体の製作時等のコストの軽減に繋がる。更に消費者がエコバックとしての使用意欲を高める為に、綺麗でオシャレな装飾等を施すこともできる。
図2は、発送元が商品を発送するときの表面の図で、図1-aおよび図1-bの符号1-2-1で折り込み、符号2-1の接着テープの保護紙を剥がして閉封した状態で、発送元が袋体表面に配送状を貼り付けて発送する。
また外観上では、符号4-1および4-2の取っ手や、符号2-2の再閉封するときの接着部のテープ面は内側に隠れていて見えない状態になっている。
尚、配達業者等が検品等の為に開封する際に、誤って符号3-2-1、3-2-2の切り込み線を剥がして開封しないように、その線を隠す感じで図2上の『※注:』以降の文言を記入したものを貼っておく。(または直接記載することもできる。)
また外観上では、符号4-1および4-2の取っ手や、符号2-2の再閉封するときの接着部のテープ面は内側に隠れていて見えない状態になっている。
尚、配達業者等が検品等の為に開封する際に、誤って符号3-2-1、3-2-2の切り込み線を剥がして開封しないように、その線を隠す感じで図2上の『※注:』以降の文言を記入したものを貼っておく。(または直接記載することもできる。)
図3は、配達業者へ到着後に検品等のために、図2の符号3-1-1、3-1-2の剥がし易いように2重線にした引き裂き部を引き裂いて開封し、商品を一旦取り出す。
検品等終了後に商品を袋体に入れ、符号1-2-2のところで折り曲げて、符号2-2の接着テープ面の保護紙を剥がし閉封し、必要に応じて新たな送付状を貼付けて消費者(または2次配達業者)へ再送する。
検品等終了後に商品を袋体に入れ、符号1-2-2のところで折り曲げて、符号2-2の接着テープ面の保護紙を剥がし閉封し、必要に応じて新たな送付状を貼付けて消費者(または2次配達業者)へ再送する。
図4は、検品または配達業者が消費者へ向けて再発送するときに、符号2-2の接着テープ面の保護紙を剥がして閉封し、必要に応じて新たな送付状を貼付けて、消費者(または2次配達業者)へ再発送する状態で、消費者(または2次配達業者)が符号3-2-1、2の剥がし易いように2重線にした引き裂き部を引き裂いて開封して商品を簡単に取り出せる構造となっている。
このように簡単に開閉封ができる構造となっており、複数の検品または配達業者を経由しても1袋で対応できる為、素材が紙やビニールに比べて環境にやさしい宅配便袋となっている。
このように簡単に開閉封ができる構造となっており、複数の検品または配達業者を経由しても1袋で対応できる為、素材が紙やビニールに比べて環境にやさしい宅配便袋となっている。
図5は、配送後に消費者が符号3-2-1、3-2-2の剥がし易いように2重線にした引き裂き部を引き裂いて開封し、商品を取り出した後に袋体を裏返し、元々袋体内部に取り付けてある符号4-1、4-2の取っ手を上部にあげて手提げやショルダー(用途により符号4-1、4-2の取っ手の長さを均等に変える。)としてのエコバック等に利用できるに状態で、配送過程における開封時のテープや切裂き部、宅配用伝票等の残り跡、汚れやキズはすべて袋体の内側に隠れ、表面は装飾も含め綺麗なままの状態で、消費者の利用意欲を高めることができる宅配用袋となっている。
また、発送元や発送元が受注した企業の広告(バーコードやロゴ等)を掲載することにより、その企業の広告サイトへ誘導したり、消費者への認知やその消費者がエコバック等として持ち歩くことで他者に対しても認知を見込める。
よって、それらによる広告効果により本宅配便用袋の製作過程におけるコストも軽減することができる。
また、発送元や発送元が受注した企業の広告(バーコードやロゴ等)を掲載することにより、その企業の広告サイトへ誘導したり、消費者への認知やその消費者がエコバック等として持ち歩くことで他者に対しても認知を見込める。
よって、それらによる広告効果により本宅配便用袋の製作過程におけるコストも軽減することができる。
1-1 袋裏面上部
1-2-1 袋表面上部
1-2-2 配送1回目閉封時の袋上部
2-1 配送1回目閉封時の接着テープ
2-2 配送2回目閉口時の接着テープ
3-1-1 1回目配送着後の開封線(引き裂く構造)の上部
3-1-2 同下部、
3-2-1 消費者着後の開封線(引き裂く構造)の上部
3-2-2 同下部
4-1 エコバッグ等に使用する際の表側裏に収納した手提げ部
4-2 同裏側裏に収納した手提げ部
1-2-1 袋表面上部
1-2-2 配送1回目閉封時の袋上部
2-1 配送1回目閉封時の接着テープ
2-2 配送2回目閉口時の接着テープ
3-1-1 1回目配送着後の開封線(引き裂く構造)の上部
3-1-2 同下部、
3-2-1 消費者着後の開封線(引き裂く構造)の上部
3-2-2 同下部
4-1 エコバッグ等に使用する際の表側裏に収納した手提げ部
4-2 同裏側裏に収納した手提げ部
Claims (2)
- 不織布を素材とし、袋の表裏面をコーティングやラニネート加工を施し、袋の内側に2つの取っ手と装飾が形成され、袋から内容物を取り出した後に消費者が裏返してエコバックとして利用できるようにした宅配便用袋。
- 請求項1記載の宅配便用袋において、袋上部の開閉部分に設けられた閉封時に折り込んだときの接着シール及び開封するときに切り取る為の2重の引き裂線を、それぞれ出品者から宅配業者等の検品を得て消費者が内容物を取り出すまでに開閉封する回数に応じて複数を配した宅配便用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021168421A JP2023041572A (ja) | 2021-09-13 | 2021-09-13 | 宅配便用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021168421A JP2023041572A (ja) | 2021-09-13 | 2021-09-13 | 宅配便用袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023041572A true JP2023041572A (ja) | 2023-03-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021168421A Pending JP2023041572A (ja) | 2021-09-13 | 2021-09-13 | 宅配便用袋 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023041572A (ja) |
-
2021
- 2021-09-13 JP JP2021168421A patent/JP2023041572A/ja active Pending
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