JP3232047U - 載置台 - Google Patents

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真佑 水口
真佑 水口
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Abstract

【課題】視認性や操作性を向上できるよう、情報端末を傾いた状態で保持することができ、しかも多数を安価で製造可能な載置台を提供する。【解決手段】情報端末Tを保持する載置台は、矩形状の底板11と、その左右両側端から直立する側板41と、底板の前端から直立する前方板21と、前方板の上端に接続する下当板25と、下当板の後端に接続する背当板31と、背当板の上端に接続する返し板34と、で構成する。返し板には掛け溝36を形成し、側板には複数組の受け溝46、47を形成し、いずれかの受け溝に掛け溝を嵌め合わせ、背当板の上端を固定した後は、下当板と背当板によって情報端末を傾いた状態で保持することができ、視認性が向上する。またこの載置台は、平面状に展開可能であり、段ボールを素材とすることで、多数を安価で製造可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、スマートフォンやタブレットなど、平面状の情報端末を傾いた状態で保持することのできる載置台に関する。
スマートフォンやタブレットなど、平面状の情報端末を使用する際は、これらを手で保持して顔と対向させることになるが、この姿勢を長時間維持すると、手に疲労感を伴うことがある。特に大型のタブレットは、手での保持が難しく、しかも重量が増大することから、身体への負担が一段と大きくなる。そこで、手で保持することなく卓上などに載せることもあるが、その場合、画面が真上を向くことから視認性が悪化しやすい。そのため視認性や操作性を向上できるよう、情報端末を傾いた状態で保持する用具が開発されており、その具体例として下記の特許文献が挙げられる。
特許文献1では、長期間使用することのできる耐久性を有するほか、十分な付加価値を備えたスマートデバイス用スタンドが開示されている。このスタンドは、一枚の帯状の板紙で構成され、その中間部には、板紙の幅方向に伸びる長孔を形成してある。また板紙の一端側については、横幅が狭くなった載置板を形成してある。さらに載置板は、その端部だけを幅方向に突出した丁字状に形成してあり、板紙を所定の半切線で折り曲げた後、載置板の端部を前記の長孔に挿通させることで、板紙の一端側が三角形状になり、様々な平面上に安定して据え置くことができる。加えてスタンドの印刷や輪郭形状に各種のキャラクターデザインを導入することで、付加価値が向上し、需要者の購買意欲を喚起することができる。
次の特許文献2では、組み立て式の携帯型電子機器用スタンドが開示されており、構造が簡単で安価に製造可能であり、しかも電子機器を縦置きすることができるほか、横置きも可能といった特徴を有している。このスタンドは、概ね長方形の「第1の支持板」と、概ね正方形の「第2の支持板」との二要素だけで構成されており、そのうち「第1の支持板」には、その短辺側から伸びる溝状の「第1のスロット」が形成されているほか、その長辺側から伸びる溝状の「第2のスロット」が形成されている。また「第2の支持板」には、溝状の「第2のスロット」が一列だけ形成されている。そして「第1の支持板」と「第2の支持板」との間でスロット同士を差し込むことで、「第1の支持板」と「第2の支持板」が十字状に一体化し、そこに電子機器を載せることができる。
特開2018−113634号公報 実用新案登録第3174922号公報
スマートフォンやタブレットなどの情報端末は、学校教育でも使用されており、生徒は授業中、情報端末と長時間向かい合うことから、身体的な負担を軽減できるよう、前記のような情報端末を保持する用具を使用することが望ましい。ただし、このような用具を学校教育で使用する場合、多数を安価で製造する必要があるほか、大人の想定を越えるような取り扱いを受ける恐れがあり、安全性にも配慮すべきである。そのほか、生徒の体格差にも対応できることが望ましい。
本考案はこうした実情を基に開発されたもので、視認性や操作性を向上できるよう、情報端末を傾いた状態で保持することができ、しかも多数を安価で製造可能な載置台の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の考案は、底板と前方板と下当板と背当板と返し板と一対の側板とからなり、該底板は矩形状であり、該側板は該底板の左右両側端から直立しており、一対の該側板は該底板を挟んで対向しており、前記前方板は前記底板の前端から直立しており、該前方板の上端には前記下当板が接続しており、該下当板は該前方板との接続点から該底板に向けて斜め下後側に伸びており、前記下当板の後端には前記背当板が接続しており、該背当板は該下当板との接続点から斜め上後側に伸びており、該背当板の上端には前記返し板が接続しており、該返し板は該背当板との接続点から斜め下後側に伸びており、前記返し板の左右両側には幅方向に突出する耳部を設けてあり、且つ該耳部の下端側には掛け溝を形成してあり、また前記側板の上端側には受け溝を形成してあり、該掛け溝と該受け溝を嵌め合わせることで前記背当板の上端は該側板で固定され、前記下当板で情報端末の底部を受け止め、前記背当板で該情報端末の背面を受け止め、該情報端末を傾いた状態で保持できることを特徴とする載置台である。
この載置台は、段ボールや合成樹脂などの平面状の素材を所定の形状に切り出した後、複数箇所を折り曲げて立体形状に組み立てることを前提としており、大別して底板と前方板と下当板と背当板と返し板と側板の六要素を中心に構成され、この六要素は、分割されることなく一体化している。そして底板は、組み立て後の状態において載置台の底部を構成する部位であり、これが卓上などに接触する。さらに底板は矩形状であり、その四箇所の側端のうち、対向する二側端のそれぞれには側板が接続しており、しかも側板は底板から直立している。なお底板と側板は、途切れることなく一体化しており、双方は折り目で区画されている。
底板の各側端において、側板と接続する方に対して直交する二箇所のうちの一方には、前方板が接続しており、前方板は側板と同様、底板から直立している。そして前方板についても、底板と途切れることなく一体化しており、双方は折り目で区画されている。また前方板の高さは、側板よりもはるかに低くしてある。なお本考案による載置台は、前方板を配置してある方を前側と決めており、これを基準として前後左右を規定するものとする。したがって側板は、底板の左右両側端から突出することになる。
下当板は、情報端末の底部を受け止めるための部位であり、前方板の上端に接続しており、そこから後側下向きに伸びており、その後端が底板に接触する。したがって下当板は、後側に向けて下降する傾斜面となる。ただし下当板は、情報端末の底部を載せる大きさを確保すればよいため、その長さは、底板の前後の長さと比較してはるかに短く、底板の前側では、底板と前方板と下当板が直角三角形のように配置される。そして下当板は、前方板と途切れることなく一体化しており、双方は折り目で区画されている。
背当板は、情報端末の背面を受け止めるための部位であり、下当板の後端に接続しており、そこから後側上向きに伸びている。したがって背当板は、後側に向けて上昇する傾斜面となる。当然ながら背当板は、情報端末を安定して支持できる長さを確保するものとする。また背当板と下当板は、途切れることなく一体化しており、双方は折り目で区画されている。
返し板は、背当板を固定するための部位であり、背当板の上端に接続しており、そこから後側下向きに伸びており、返し板の下端が側板の上端付近に到達する。したがって返し板は、情報端末と接触することはない。そして返し板の左右両側には、載置台の幅方向に突出する耳部を設けてある。また返し板と背当板は、途切れることなく一体化しており、双方は折り目で区画されている。なお、底板と前方板と下当板と背当板と返し板は、同一幅の帯状となるが、この幅は、情報端末の幅よりもやや大きくする必要がある。
耳部は、返し板と側板を連結し、背当板の上端を移動不能に固定する役割を担っており、載置台の幅方向に突出しているため、側板と接触することができる。そして耳部の下端側には、上方に伸びる掛け溝を形成してあり、対する側板の上端側には、下方に伸びる受け溝を形成してあり、掛け溝と受け溝を上下に対向させた後、双方を嵌め合わせることで、返し板は側板で固定され、移動不能になる。さらに左右の側板は、返し板を介して連結されるため、必然的に直立した状態を維持することになる。その結果、背当板の上端も移動不能になり、情報端末は、下当板と背当板によって安定した状態で保持されることになる。
このように、情報端末の載置台を底板と前方板と下当板と背当板と返し板と側板で構成し、前方板の上端から下当板を下向きに傾けて配置するほか、下当板の後端から背当板を上向きに傾けて配置し、さらに返し板の掛け溝と側板の受け溝を嵌め合わせ、返し板と側板を連結することで、下当板と背当板はV字状に並んだ状態で固定され、その谷底の部分で情報端末を安定した状態で保持することができる。またこの載置台は、平面状に展開可能であり、その素材として段ボールを選択するならば、原紙を所定の形状に切り抜いた後、底板や側板などを区画する折り目を形成するだけで製品が完成し、使用者が自ら組み立てを行うことで、製造や輸送に要する費用を抑制できるため、価格要求の厳しい学校教育での使用に適している。
請求項2記載の考案は、情報端末をより安定した状態で保持するためのもので、下当板の表面にはストッパが突出しており、ストッパと背当板との間で情報端末の底部を挟み込むことを特徴とする。このストッパは、何らかの形態で下当板の表面から突出していればよいが、仮に底板の一部範囲を上方に折り曲げ、これを下当板から突出させる形態とするならば、底板で下当板を拘束することができる。そのため下当板の浮き上がりを防ぎ、保持された情報端末の安定性を一段と向上することができる。
請求項3記載の考案は、保持された情報端末の傾きを調整可能とするためのもので、受け溝は二組以上形成してあり、且つ個々の組は異なる場所に配置してあることを特徴とする。背当板の上端を固定する際は、返し板の耳部に形成した掛け溝を側板の受け溝に嵌め合わせることになる。そこで受け溝を左右一組だけではなく、二組以上とした上、各組ごとにその配置を変えることで、背当板の傾きを段階的に調整可能となり、必然的に情報端末の傾きも調整可能となる。なお受け溝の配置方法は自在だが、具体例を挙げると、側板の上端を水平面とした上、この上端の前後方向に複数組を並べることができる。そのほか側板の上端を階段状とした上、個々の段に一組ずつ配置することもできる。
請求項4記載の考案は、使用時の利便性を向上するためのもので、底板を基準として前方板の反対側には、左右の側板の間を結ぶ後方板を設けてあり、後方板と返し板との間には、情報端末を収容可能なポケットを備えていることを特徴とする。情報端末の使用を一時的に中断するような場合、脱落防止や画面の保護などのため、情報端末を取り囲んだ状態で保持したいことがある。そこで左右の側板の後端同士の間を結ぶ後方板を設けることで、背当板の背後には、返し板と後方板と二枚の側板で囲まれるポケットが形成され、そこに情報端末を収容すると、その下部が後方板などで取り囲まれ、より確実に載置台からの脱落を防止できるほか、画面の保護にも寄与することができる。
請求項1記載の考案のように、情報端末の載置台を底板と前方板と下当板と背当板と返し板と側板で構成し、そのうち下当板は、前方板の上端から底板に向けて下向きに傾けて配置するほか、背当板は、下当板の後端から上向きに傾けて配置し、さらに返し板の掛け溝と側板の受け溝を嵌め合わせ、返し板と側板を連結することで、下当板と背当板はV字状に並んだ状態で固定され、情報端末の底部は下当板で受け止められ、情報端末の背面は背当板で受け止められ、あらかじめ各部の寸法を調整しておくことで、情報端末を視認性や操作性に優れた状態で保持することができる。
さらにこの載置台は、平面状に展開可能であり、仮にその素材として段ボールを選択するならば、原紙を所定の形状に切り抜いた後、底板や側板などを区画する折り目を形成するだけで製品が完成し、使用者が自ら組み立てを行うことで、製造や輸送に要する費用を抑制できる。そのため、使用数が多く、しかも価格要求の厳しい学校教育での使用に適している。また段ボールを素材とすることで全体が軟質になり、載置台が身体と激しく接触した場合でも、重大な被害を避けることができ、安全性に優れている。ただし製造段階で外縁部に面取りを施すなど、安全対策は不可欠である。
請求項2記載の考案のように、下当板の表面にはストッパが突出しており、ストッパと背当板との間で情報端末の底部を挟み込むことで、載置台と情報端末が一体化し、何らかの外力が作用した場合でも、載置台からの脱落を防止できる。なお底板の一部範囲を上方に折り曲げ、これを下当板から突出させてストッパとして機能させるならば、底板で下当板を拘束することができる。そのため下当板の浮き上がりを防ぎ、情報端末の安定性が一段と向上する。
請求項3記載の考案のように、受け溝は二組以上形成してあり、且つ個々の組は異なる場所に配置することで、背当板の傾きを段階的に調整可能となる。そのため学校教育で同一の物を大量に使用する場合でも、個々の生徒の体格差に無理なく対応することができ、利便性が一段と向上する。
請求項4記載の考案のように、前方板の反対側に後方板を設け、後方板と返し板との間には、情報端末を収容可能なポケットを備えることで、情報端末の使用を一時的に中断するような場合、情報端末をポケットに移動させると、その下部が後方板などで取り囲まれることになる。そのため、より確実に載置台からの脱落を防止できるほか、画面の保護にも寄与することができる。
本考案による載置台の形状例を示す斜視図であり、図の上方では、保持された情報端末がほぼ直立しており、図の下方では、横に寝ている。 図1の載置台を平面状に展開した状態を示す斜視図であり、図の上方では、完全な平面となっているが、図の下方では、側板とストッパを直立させている。 図2の載置台を組み立てていく過程を示す斜視図であり、図の上方では、後方板を直立させており、図の下方では、さらに背当板を直立させている。 組み立て後の載置台で情報端末を保持した状態を示す斜視図であり、図の上方では、下当板と背当板で情報端末を保持しており、図の下方では、後部のポケットに情報端末を収容している。 背当板と返し板を折り曲げることなく一直線に並べ、返し板を後方板に載せた場合を示す斜視図であり、図の上方では、載置台だけを描いてあり、図の下方では、載置台に情報端末を載せた状態を描いてある。
図1は、本考案による載置台の形状例を示しており、ここでは保持された情報端末Tの傾きが上下で異なる。この載置台は、段ボールや合成樹脂などの平面状の素材を折り曲げて立体形状に組み立てたもので、そのうち底板11は、載置台の土台となる部位であり、これが卓上などに接触する。そして底板11は矩形状であり、その四箇所の側端のうち、対向する二側端のそれぞれには側板41が接続しており、側板41は底板11から直立している。また底板11の各側端において、側板41と接続する方に対して直交する二箇所のうちの一方には、前方板21が接続しており、前方板21は底板11から直立している。
この載置台において、前方板21を配置してある方を前側と決めており、これを基準として前後左右を規定するものとする。したがって側板41は、底板11の左右両側端から突出することになる。ただし側板41は、底板11の前後方向の全域に及ぶ大きさではなく、底板11の中間位置から後端までの範囲に限定してある。また前方板21の上端には、下当板25が接続している。下当板25は、前方板21の上端から下後側に向けて斜めに伸びており、その後端は底板11に接触している。
下当板25は、情報端末Tの底部を受け止める役割を担っており、情報端末Tの視認性や操作性を確保するため、その奥行きは必要最小限としてある。したがって前方板21の高さについても、側板41と比較してはるかに低くしてある。また下当板25の表面からは、ストッパ18が突出している。ストッパ18は、左右の二箇所に配置してあり、情報端末Tを下当板25に載せた際、その移動を規制する役割を担っており、必然的に情報端末Tの前面に立ちはだかるように配置するが、視認性や操作性を確保するため、その突出量は抑制してある。なおこの図のストッパ18は、底板11の一部範囲を上方に折り曲げたもので、下当板25を貫いて上方に突出している。
背当板31は、下当板25の後端から上後側に向けて斜めに伸びており、情報端末Tの背面を受け止める役割を担っている。そのため背当板31は、情報端末Tの概ね下半分を支持可能な大きさを確保してある。このように下当板25と背面板31は、いずれも傾いており、双方の境界線を底部として情報端末Tを安定した状態で保持することができる。なお背当板31の中央付近には、載置台の前側を示すため、星形の目印32を設けてある。当然ながら目印32は星形に限定されるものではなく、使用者が前側を認識できるならば、どのようなものでも構わない。また図の目印32は印刷したものを想定しているが、製造時の工程を削減するため、背当板31を切り抜くことで目印32を形成することもできる。
背当板31は、その機能を発揮できるよう、不動状態を維持する必要がある。そのため背当板31の上端には返し板34が接続しており、返し板34の耳部35が側板41と連結することで、二枚の側板41が返し板34を介して連結されるほか、返し板34が側板41で固定されて不動状態になり、必然的に背当板31の上端も側板41で固定されることになる。なお返し板34は、背当板31の上端から下後側に向けて斜めに伸びており、返し板34が情報端末Tと接触することはない。また耳部35は、返し板34の左右両側に位置しており、側板41と接触できるよう、載置台の幅方向に突出している。さらに耳部35の下端側において、側板41の真上にあたる位置には、上方に伸びる掛け溝36を形成してある。
側板41の上部は階段状になっており、前側が高く、後側が低くなっており、それぞれの段の上端側には、下方に伸びる受け溝46、47を形成してある。そして、二箇所の受け溝46、47のいずれか一方と掛け溝36を互いに嵌め合わせることで、返し板34は側板41の上部で固定されて不動状態になり、以降、背当板31に情報端末Tを載せた状態においても、変形することなくその荷重を受け止めることができる。なお図の上方では、前側の受け溝46に掛け溝36を嵌め合わせてあり、背当板31がほぼ直立しているが、図の下方では、後側の受け溝47に掛け溝36を嵌め合わせてあり、背当板31が横に寝ている。
左右の側板41の後端同士の間は、直立する後方板51で結ばれている。後方板51は、隣接する側板41と高さを揃えてある。また載置台の後部には、返し板34と側板41と後方板51で囲まれたポケット58が形成され、この中に情報端末Tのほか、文具などの小物類を収容することができる。なお図の下方のように、後側の受け溝47に掛け溝36を嵌め合わせた場合でも、ポケット58が完全に塞がれることはない。
図2は、図1の載置台を平面状に展開した状態を示している。この図のように、載置台は一枚の平面状に展開可能であり、その中央に位置する底板11は、全体の土台となる部位である。そして底板11は矩形状であり、その側端のうちの左右二箇所は、折り目14を挟んで側板41が接続している。また底板11において、この折り目14と直交する側端のうちの前側(図の左下側)については、前方板21と下当板25と背当板31と返し板34が順に並んでいる。そのうち前方板21は、折り目12を挟んで底板11と接続しており、次の下当板25は、折り目22を挟んで前方板21と接続している。さらに背当板31は、折り目23を挟んで下当板25と接続しており、残る返し板34は、折り目33を挟んで背当板31と接続している。必然的に前方板21と下当板25は面積が小さくなるが、背当板31は大きくなる。
底板11の前端付近には、ストッパ18を二箇所に形成してある。ストッパ18は、底板11の一部範囲をミシン目で区画したものだが、ストッパ18が底板11から離脱しないよう、その前側はミシン目を省略してあり、ミシン目を引き裂くことで、ストッパ18を底板11から直立させることができる。そして下当板25には、ストッパ18を通すための窓28を設けてある。そのほか返し板34の左右両側には、幅方向に突出する耳部35を設けてあり、個々の耳部35には掛け溝36を形成してある。なお図1のように載置台を組み立てた際、掛け溝36は、返し片34の最下部に位置することになる。
底板11の後側には、折り目15を挟んで後方板51が接続している。後方板51は、載置台の後端で直立する部位だが、二枚が重なる構造としてあるため、その中程に二列の折り目55を設けてある。さらに後方板51の先端には、ツメ56を二箇所に設けてある。ツメ56は、後方板51の先端からわずかに突出した部位であり、また底板11の後端付近には、ツメ56が嵌まり込むツメ穴16を二箇所に設けてある。そして折り目55によって後方板51を二枚重ねとするほか、折り目15を軸として後方板51を直立させると、ツメ56とツメ穴16が対向し、双方を嵌め合わせると、後方板51が直立した状態で固定される。
左右二枚の側板41は対称形であり、その外縁は階段状としてある。そのため折り目14を軸として側板41を直立させると、前側が大きく突出し、その後側は一段下がっており、前側の段には受け溝46を形成してあり、後側の段には受け溝47を形成してある。受け溝46、47は、耳部35の掛け溝36を嵌め合わせる役割を担い、これによって背当板31の上端を固定することができる。なお前側の受け溝46は高い位置にあるため、これに掛け溝36を嵌め合わせると、背当板31がほぼ直立することになる。また後側の受け溝47は低い位置にあるため、これに掛け溝36を嵌め合わせると、背当板31が横に寝ることになる。
側板41の後端には、折り目44を挟んで連結帯48が接続している。連結帯48は、左右の側板41を連結し、載置台を組み立てた際、側板41の強度を向上する役割を担うもので、連結帯48同士を一体化するため、個々の連結帯48の先端付近には、係合溝49を形成してある。なお載置台を組み立てた際は、連結帯48が後方板51で覆い隠され、その存在を外部から把握することはできないが、連結帯48によって側板41の変形を防ぐことができ、組み立て後の形状維持に貢献している。
図2の下方では、側板41とストッパ18を直立させた状態を示している。左右の側板41を直立させただけでは、その姿勢を維持できないが、左右の連結帯48を接触させ、その係合溝49同士を嵌め合わせることで、左右の側板41が連結帯48を介して連結され、直立した姿勢を維持できるようになる。そのほか、底板11の前端付近で突出するストッパ18は、上方に向かうに連れて幅が広くなるキノコのような形状としてあり、これが差し込まれる窓28の幅は、ストッパ18の最大幅よりもわずかに狭くしてある。そのため差し込み後は、ストッパ18によって下当板25が拘束され、その傾きが維持されることになる。
このように載置台は、段ボールなどの平面状の素材を所定の形状に切り抜き、各部位を区画する折り目などを形成するだけで完成するため、多数を安価で製造することができる。しかも平面状の形態で使用者に配布し、使用者が自ら組み立てを行うことで、輸送に要する費用や手間を抑制できる。なおこの図では、受け溝46、47を前後に二組としているが、これをさらに増やすことで、背当板31の傾きをより細かく調整することができる。
図3は、図2の載置台を組み立てていく過程を示している。先の図2の下方のように、左右の側板41を直立させた後、連結帯48を取り囲むように後方板51を折り曲げ、さらに、後方板51のツメ56を底板11のツメ穴16に嵌め合わせることで、二枚の側板41の後端同士の間を後方板51が結ぶ状態になり、この段階で側板41と後方板51は、自立的に直立状態を維持することになる。なお連結帯48は、その表裏両面とも後方板51で覆い隠され、その存在を外部から把握することはできない。
次に図の下方のように、底板11の前端で前方板21を直立させるほか、前方板21の上端から下当板25を下後側に向けて斜めに配置し、さらに下当板25の窓28にストッパ18を差し込み、窓28からストッパ18を突出させる。なおストッパ18の上部は、窓28よりも幅広であり、必然的に下当板25は、ストッパ18によって下方に押し込まれた状態になる。そのため下当板25の傾きが自然に維持される。また、下当板25の後端から背当板31が上方に突出しているが、この段階で返し板34を背当板31から折り曲げておき、最後に掛け溝36と受け溝46、47を嵌め合わせると、載置台の組み立てが完了する。
図4は、組み立て後の載置台で情報端末Tを保持した状態を示す。図の上方では、前側の受け溝46に掛け溝36を嵌め合わせており、情報端末Tは、ほぼ直立した状態で保持されている。なお情報端末Tの底部は、ストッパ18と背当板31で挟み込まれており、何らかの外力が作用した場合でも、情報端末Tが載置台から脱落することを防ぐ。また図の下方では、載置台の後部のポケット58に情報端末Tを収容している。この状態では、情報端末Tの下部が後方板51や側板41などで取り囲まれており、その画面を視認することは難しくなるが、情報端末Tをより確実に保持することができる。
図5は、背当板31と返し板34を折り曲げることなく一直線に並べ、返し板34を後方板51に載せた場合を示している。載置台を使用する際は、先の図1などのように、掛け溝36と受け溝46、47を嵌め合わせることになるが、載置台の構成上、この嵌め合わせを省略し、返し板34を後方板51に載せただけの状態で使用することもできる。図の上方では、背当板31と返し板34が一直線に並んでおり、返し板34が後方板51の上面に載っている。また図の下方では、この載置台に情報端末Tを載せており、情報端末Tの底部は、ストッパ18によって移動が規制されている。
11 底板
12 折り目(底板と前方板を区画するもの)
14 折り目(底板と側板を区画するもの)
15 折り目(底板と後方板を区画するもの)
16 ツメ穴
18 ストッパ
21 前方板
22 折り目(前方板と下当板を区画するもの)
23 折り目(下当板と背当板を区画するもの)
25 下当板
28 窓
31 背当板
32 目印
33 折り目(背当板と返し板を区画するもの)
34 返し板
35 耳部
36 掛け溝
41 側板
44 折り目(側板と連結帯を区画するもの)
46 受け溝(前側のもの)
47 受け溝(後側のもの)
48 連結帯
49 係合溝
51 後方板
55 折り目(後方板の中央部にあるもの)
56 ツメ
58 ポケット
T 情報端末

Claims (4)

  1. 底板(11)と前方板(21)と下当板(25)と背当板(31)と返し板(34)と一対の側板(41)とからなり、該底板(11)は矩形状であり、該側板(41)は該底板(11)の左右両側端から直立しており、一対の該側板(41)は該底板(11)を挟んで対向しており、
    前記前方板(21)は前記底板(11)の前端から直立しており、該前方板(21)の上端には前記下当板(25)が接続しており、該下当板(25)は該前方板(21)との接続点から該底板(11)に向けて斜め下後側に伸びており、
    前記下当板(25)の後端には前記背当板(31)が接続しており、該背当板(31)は該下当板(25)との接続点から斜め上後側に伸びており、該背当板(31)の上端には前記返し板(34)が接続しており、該返し板(34)は該背当板(31)との接続点から斜め下後側に伸びており、
    前記返し板(34)の左右両側には幅方向に突出する耳部(35)を設けてあり、且つ該耳部(35)の下端側には掛け溝(36)を形成してあり、また前記側板(41)の上端側には受け溝(46、47)を形成してあり、該掛け溝(36)と該受け溝(46、47)を嵌め合わせることで前記背当板(31)の上端は該側板(41)で固定され、
    前記下当板(25)で情報端末(T)の底部を受け止め、前記背当板(31)で該情報端末(T)の背面を受け止め、該情報端末(T)を傾いた状態で保持できることを特徴とする載置台。
  2. 前記下当板(25)の表面にはストッパ(18)が突出しており、該ストッパ(18)と前記背当板(31)との間で前記情報端末(T)の底部を挟み込むことを特徴とする請求項1記載の載置台。
  3. 前記受け溝(46、47)は二組以上形成してあり、且つ個々の組は異なる場所に配置してあることを特徴とする請求項1または2記載の載置台。
  4. 前記底板(11)を基準として前記前方板(21)の反対側には、左右の前記側板(41)の間を結ぶ後方板(51)を設けてあり、該後方板(51)と前記返し板(34)との間には、情報端末(T)を収容可能なポケット(58)を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の載置台。
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