JP3232045B2 - 電子装置 - Google Patents
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Description
絶縁基体と金属製蓋体とから成る容器の内部に圧電振動
子や半導体素子等の電子部品を気密に収容した電子装置
に関するものである。
は、この電子部品を収容するための絶縁基体と蓋体とか
ら成る容器内に気密に収容されることによって製品とし
ての電子装置となる。
とされるものは、酸化アルミニウム焼結体等のセラミッ
クスから成り、上面中央部に電子部品が搭載される搭載
部および上面外周部に搭載部を取り囲むようにして取着
された金属枠体を有する絶縁基体と、この絶縁基体の金
属枠体にシーム溶接により接合される金属製蓋体とから
成る容器の内部に電子部品を気密に封止したタイプのも
のである。このタイプの電子装置は、絶縁基体の搭載部
に電子部品を搭載した後、絶縁基体に取着された金属枠
体に金属製蓋体を載置するとともにこの金属製蓋体の外
周縁にシーム溶接機の一対のローラー電極を接触させな
がら転動させるとともにこのローラー電極間に溶接のた
めの大電流を流し、金属枠体に金属製蓋体をシーム溶接
することによって製作される。
枠体は、通常は絶縁基体の上面に搭載部を取り囲むよう
にして枠状のメタライズ金属層を被着させるとともにこ
のメタライズ金属層にニッケルめっき層を被着させた
後、このニッケルめっき層が被着されたメタライズ金属
層に金属枠体を銀ろう等のろう材を介してろう付けする
ことによって、絶縁基体に取着されている。
絶縁基体の搭載部に電子部品を搭載した後、絶縁基体に
取着された金属枠体に金属製蓋体をシーム溶接する際
に、シーム溶接装置のローラー電極の移動速度が精々3
mm/秒程度と遅く、そのため例えば3mm角の金属製
蓋体を金属枠体にシーム溶接するのに数秒程度の長時間
を要するため生産性が低いという欠点があった。
接するための下地金属として金属枠体が必要であり、金
属枠体の分だけ電子装置の高さが高いものとなってしま
うとともに電子装置が高価なものとなってしまうという
欠点も有していた。
搭載部を、上面外周部に搭載部を取り囲む枠状で厚みが
10〜20μm程度のメタライズ金属層を有するセラミック
ス製の絶縁基体と、金属製蓋体とから成る容器を準備
し、絶縁基体の搭載部に電子部品を搭載した後、絶縁基
体のメタライズ金属層に金属製蓋体を間にろう材を介し
てエレクトロンビーム溶接することにより接合して、絶
縁基体と金属製蓋体とから成る容器の内部に電子部品を
気密に封止した電子装置が提案されている。
体との接合は、絶縁基体のメタライズ金属層にニッケル
めっきを2〜5μmの厚みに被着させておくとともにこ
のニッケルめっきが被着されたメタライズ金属層上に金
属製蓋体を間にろう材を挟んで載置し、しかる後、エレ
クトロンビームを磁界によって枠状のメタライズ金属層
に沿って移動させながら金属製蓋体の上面に照射し、こ
の照射したエレクトロンビームによる熱エネルギーでエ
レクトロンビームが照射された部分に対応するろう材を
溶融させることによって行なわれる。
ムは磁界によつて移動させながら照射されることから約
300 mm/秒以上の高速で移動させることができ、例え
ば3mm角の金属製蓋体を0.1 秒以下の極めて短時間の
うちに絶縁基体のメタライズ金属層に溶接することがで
き、このため生産性に極めて優れる。さらに、溶接のた
めの下地金属として金属枠体を必要としないことから、
その分、電子装置の高さを低くすることができ、かつ安
価である。
電子装置はその小型化が急激に進み、絶縁基体の上面外
周部に被着されている枠状のメタライズ金属層の幅が0.
4 mm程度の狭いものとなってきており、メタライズ金
属層と金属製蓋体とのろう材を介したエレクトロンビー
ム溶接による接合面積が狭くなって、そのためメタライ
ズ金属層と金属製蓋体との接合強度が弱いものとなって
きた。そして、この電子装置に電子部品が作動する際に
発生する熱等が繰り返し印加されると、絶縁基体と金属
製蓋体との熱膨張係数の相違に起因して両者の間に発生
する熱応力により金属製蓋体がメタライズ金属層から剥
離して容器の気密が破れてしまい、内部に収容する電子
部品を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることが
できなくなってしまうという問題点を有していた。
ものであり、その目的は、絶縁基体のメタライズ金属層
に金属製蓋体を間にろう材を介してエレクトロンビーム
溶接により強固に接合して、電子装置に熱が繰り返し印
加されても金属製蓋体が絶縁基体のメタライズ金属層か
ら剥離することがなく、内部に収容する電子部品を長期
間にわたり正常かつ安定に作動させることが可能な電子
装置を提供することにある。
縁基体の上面の搭載部に電子部品が搭載されるととも
に、前記搭載部を取り囲むように被着された枠状のメタ
ライズ金属層にろう材を介して金属製蓋体がエレクトロ
ンビーム溶接により接合されて成る電子装置であって、
前記エレクトロンビーム溶接は前記金属製蓋体の外周か
ら50μm以上内側の位置で行なわれており、かつ前記金
属製蓋体の外周部が上方に屈曲させてあることを特徴と
するものである。
ビーム溶接が金属製蓋体の外周から50μm以上離れた内
側の位置で行なわれており、かつ金属製蓋体の外周部が
上方に屈曲させてあることから、金属製蓋体の上方に屈
曲した外周部と絶縁基体のメタライズ金属層との間に大
きなろう材溜りが形成され、このろう材の溜りによって
金属製蓋体のメタライズ金属層への接合強度が強いもの
となる。
図面を基に説明する。図1は本発明の電子装置の実施の
形態の一例を示した断面図であり、1は絶縁基体、2は
金属製蓋体、3は電子部品である。
焼結体や窒化アルミニウム質焼結体等のセラミックスか
ら成り、その上面中央部に電子部品3を収容するための
凹部Aを有している。そして凹部Aの底面は電子部品3
を搭載するための搭載部1aを形成しており、搭載部1
aには電子部品3が搭載されている。
焼結体から成る場合であれば、酸化アルミニウム・酸化
珪素・酸化マグネシウム・酸化カルシウム等の原料粉末
に適当な有機バインダや溶剤を添加混合して泥漿状とな
すとともに、これを従来周知のドクターブレード法やカ
レンダーロール法を採用することによってセラミックグ
リーンシートとなし、しかる後、このセラミックグリー
ンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに複数枚積
層し、高温で焼成することによって製作される。
ら絶縁基体1の下面にかけて導出する、タングステン・
モリブデン等の金属粉末焼結体から成るメタライズ配線
層4が被着形成されている。
極を外部に電気的に導出するための導電路として機能
し、その搭載部1a上面の部位には電子部品3の電極が
例えば導電性接着剤を介して電気的に接続されている。
他方、メタライズ配線層4の絶縁基体1の下面に導出し
た部位は、外部電気回路基板(図示せず)の配線導体に
例えば半田を介して電気的に接続される。
ン粉末焼結体から成る場合であれば、タングステン粉末
に適当な有機バインダや溶剤を添加混合して得たタング
ステンペーストを絶縁基体1となるセラミックグリーン
シートに従来周知のスクリーン印刷法により所定パター
ンに印刷塗布し、これを絶縁基体1となるセラミックグ
リーンシートとともに焼成することによって、絶縁基体
1の搭載部1a上面から下面にかけて所定パターンに被
着導出される。
る表面にニッケル・金等の耐食性に優れ、かつ半田との
濡れ性に優れる金属をメッキ法により1.0 〜20.0μmの
厚みに被着させておくと、メタライズ配線層4の酸化腐
食を有効に防止することができるとともにメタライズ配
線層4と外部電気回路基板の配線導体との接続を強固な
ものとなすことができる。従って、メタライズ配線層4
の表面には、ニッケル・金等の耐食性に優れ、かつ半田
との濡れ性に優れる金属をメッキ法により1.0〜20.0μ
mの厚みに被着させておくことが好ましい。
部1aを取り囲むようにして幅が0.4 mm程度の枠状の
メタライズ金属層5が被着形成されており、このメタラ
イズ金属層5には金属製蓋体2が間にろう材6を介して
エレクトロンビーム溶接により接合されている。
製蓋体2を接合させるための下地金属として機能し、タ
ングステン・モリブデン等の金属粉末焼結体から成り、
タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダや溶剤
を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体1となるセ
ラミックグリーンシート上に従来周知のスクリーン印刷
法を採用して予め所定厚み・所定パターンに印刷塗布
し、これを絶縁基体1となるセラミックグリーンシート
とともに焼成することによって、絶縁基体1の上面に搭
載部1aを取り囲むようにして枠状に被着形成される。
ニッケル・金等の耐食性に優れ、かつろう材6との濡れ
性に優れる金属をメッキ法により1.0 〜20.0μmの厚み
に被着させておくと、メタライズ金属層5が酸化腐食す
るのを有効に防止することができるとともにメタライズ
金属層5と金属製蓋体2とのろう材6を介した溶接を強
固なものとなすことができる。従って、メタライズ金属
層5の表面には、ニッケル・金等の耐食性に優れ、かつ
ろう材6との濡れ性に優れる金属をメッキ法により1.0
〜20.0μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
間にろう材6を介してエレクトロンビーム溶接により接
合されている金属製蓋体2は、例えば鉄−ニッケル合金
板あるいは鉄−ニッケル−コバルト合金板から成り、絶
縁基体1のメタライズ金属層5に間にろう材6を介して
エレクトロンビーム溶接により接合されることにより、
絶縁基体1との間でその凹部Aの内部に電子部品3を気
密に封止している。
属層5との間にろう材6を介したエレクトロンビーム溶
接による接合は、平板状の金属製蓋体2を絶縁基体1の
メタライズ金属層5の上に間にろう材6を配置して載置
するとともに、金属製蓋体2の上面に直径が0.1 〜0.2
mm程度のエレクトロンビーム7をメタライズ金属層5
に沿って移動させながら照射し、このエレクトロンビー
ム7による熱を金属製蓋体2の下面に伝達させてろう材
6を溶融させることによって行なわれている。
との間に配されるろう材6は、例えば銀−銅合金や金−
錫合金・鉛−錫合金・アルミニウム−シリコン合金・銅
−亜鉛合金・銀−銅−リン合金あるいは銀−インジウム
−錫合金等から成り、金属製蓋体2をメタライズ金属層
5に接合させる接合材として機能し、金属製蓋体2の上
面に照射されるエレクトロンビーム7による熱が金属製
蓋体2の下面に伝達されることによって、その熱を受け
て溶融する。
イズ金属層5との間に配置させる際にその配置の作業性
を良好とするために、予め金属製蓋体2の下面に被着さ
れている。
体2をメタライズ金属層5に間にろう材6を介して接合
させるエレクトロンビーム溶接は、金属製蓋体2の外周
から50μm以上内側の位置で行なわれている。すなわ
ち、エレクトロンビーム溶接は金属製蓋体2の上面で金
属製蓋体2の外周から50μm以上離れた内側の位置にエ
レクトロンビーム7を照射することによって行なわれて
いる。
力・移動速度等を適当な値に調整することにより、図2
(a)および(b)に要部拡大断面図で示すように、平
板状の金属製蓋体2をメタライズ金属層5に間にろう材
6を配して載置し、この金属製蓋体2の上面で外周から
50μm以上内側の位置にエレクトロンビーム7を照射し
た際に、例えばエレクトロンビーム7による熱の作用に
より金属製蓋体2でエレクトロンビーム7の照射位置か
ら外周側の部分が上方に約10〜20゜程度の角度に屈曲し
た形状となり、この上方に屈曲した外周側部分とメタラ
イズ金属層5との間にろう材6の溜りBが形成され、こ
のろう材6溜りBにより金属製蓋体2がメタライズ金属
層5に強固に接合されることとなる。
力・移動速度等を適当な値に調整することにより金属製
蓋体2の上面で金属製蓋体2の外周から50μm以上離れ
た内側の位置にエレクトロンビーム7を照射した際に、
エレクトロンビーム7による熱の作用により金属製蓋体
2でエレクトロンビーム7の照射位置から外周側の部分
が上方に屈曲するのは、金属製蓋体2のエレクトロンビ
ーム7が照射された部分が局所的に高温となるため、こ
の部分が金属製蓋体2の他の部分と比較して大きく熱膨
張しようとし、これにより金属製蓋体2でエレクトロン
ビーム7の照射位置から外周側の部分には相対的に中央
部側に縮もうとする応力が働き、これと同時にエレクト
ロンビーム7の電流や出力・移動速度等を適当な値に調
整することにより金属製蓋体2でエレクトロンビーム7
が照射された部分の上面側のみが部分的に軟化あるいは
溶融されて応力により変形し易い状態となり、金属製蓋
体2でエレクトロンビーム7の照射位置から外周側の部
分に働く相対的に中央部側に縮もうとする応力により金
属製蓋体2でエレクトロンビーム7が照射された部分の
上面側のみが圧縮変形するためではないかと考えられ
る。
属製蓋体2の外周部は、電子装置の仕様やエレクトロン
ビーム溶接の仕様・条件等に応じて、予め種々の加工法
により所望の状態、例えばエレクトロンビーム7が照射
される外周部から50μm以上内側の位置から約10〜20゜
程度の角度に、上方に屈曲させておいてもよい。
に間にろう材6を介して接合させるエレクトロンビーム
溶接が金属製蓋体2の外周から内側に50μm未満の位置
で行なわれる場合には、金属製蓋体2とメタライズ金属
層5との間に十分な量のろう材6の溜りBを形成するこ
とができずに、金属製蓋体2とメタライズ金属層5とを
強固に接合することができなくなる。従って、本発明の
電子装置における金属製蓋体2をメタライズ金属層5に
間にろう材6を介して接合させるエレクトロンビーム溶
接は、金属製蓋体2の外周から50μm以上離れた内側の
位置で行なわれることに限定される。
縁基体1と金属製蓋体2とから成る容器の内部に電子部
品3が気密信頼性が高い状態で収容された電子装置が得
られる。
・深さが0.25mmの略直方体状の凹部を有するととも
に、上面外周部にこの凹部を取り囲む幅が0.4 mmで厚
みが20μmの枠状のタングステンメタライズ金属層を有
する、長さが3mmで幅が2mm・厚みが0.5 mmの略
四角平板状の酸化アルミニウム質焼結体から成る絶縁基
体を準備した。そして、メタライズ金属層の表面には、
厚みが5μmのニッケルめっき層を電解めっき法により
被着させた。
%から成る厚みが10μmのろう材をクラッド法により被
着させた、長さが3mmで幅が2mm・厚みが0.1 mm
の鉄−ニッケル−コバルト合金板からなる平板状の蓋体
を準備した。
蓋体をろう材を挟んで載置するとともに、金属製蓋体の
上面に2.5 mA・75Wの出力で直径0.2 mmのエレクト
ロンビームを金属製蓋体の外周辺からの距離が表1に示
す値となる位置に300 mm/秒の速度でメタライズ金属
層に沿って移動させながら照射し、これによって金属製
蓋体をメタライズ金属層にろう材を介してエレクトロン
ビーム溶接して接合し、各試料をそれぞれ25個ずつ得
た。なお、これらの試料のうち試料番号1および2は、
本発明の実施例と比較するための比較例であり、本発明
の範囲外の試料である。
度サイクルにそれぞれ100 サイクル・200 サイクル・50
0 サイクル・1000サイクル曝した後、米国MIL−ST
D883C METHOD 1014.7 に準じた方法で気密性試験
をして、気密性不良の有無を確認した。その結果を表1
に示す。
照射位置が金属製蓋体の外周辺より50μm未満である比
較例の試料番号1および2では500 サイクルまでに気密
性不良が発生してしまったのに対して、エレクトロンビ
ームの照射位置が金属製蓋体の外周辺から50μm以上内
側である本発明の実施例の試料番号3〜6では、1000サ
イクルまで気密性不良が発生することはなかった。
蓋体の外周部が上方に屈曲しており、その金属製蓋体の
上方に屈曲した外周部と絶縁基体のメタライズ金属層と
の間に大きなろう材溜りが形成されていた。
子装置によれば、エレクトロンビーム溶接を金属製蓋体
の外周から50μm以上離れた内側の位置で行なうように
したことから、金属製蓋体でエレクトロンビームの照射
位置から外側の部分が上方に反り上がるとともにこの金
属製蓋体外周部の上方に屈曲した部位と絶縁基体のメタ
ライズ金属層との間に大きなろう材溜りが形成され、こ
れにより金属製蓋体のメタライズ金属層への接合強度が
強いものとなり、容器の気密封止を長期間にわたり完全
なものとして内部に収容する電子部品を長期間にわたり
正常かつ安定に作動させることができる。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
であれば種々の変更が可能であることはいうまでもな
い。
上面の搭載部に電子部品が搭載されるとともに、搭載部
を取り囲むように被着された枠状のメタライズ金属層に
ろう材を介して金属製蓋体がエレクトロンビーム溶接に
より接合されて成る電子装置であって、エレクトロンビ
ーム溶接は金属製蓋体の外周から50μm以上内側の位置
で行なわれており、かつ金属製蓋体の外周部が上方に屈
曲させてあることから、金属製蓋体の上方に屈曲した外
周部と絶縁基体のメタライズ金属層との間に大きなろう
材溜りが形成され、このろう材の溜りによって金属製蓋
体のメタライズ金属層への接合強度が強いものとなる。
メタライズ金属層に金属製蓋体を間にろう材を介してエ
レクトロンビーム溶接により強固に接合して、電子装置
に熱が繰り返し印加されても金属製蓋体が絶縁基体のメ
タライズ金属層から剥離することがなく、内部に収容す
る電子部品を長期間にわたり正常かつ安定に作動させる
ことが可能な電子装置を提供することができた。
面図である。
るエレクトロンビーム溶接を説明するための要部拡大断
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基体の上面の搭載部に電子部品が搭
載されるとともに、前記搭載部を取り囲むように被着さ
れた枠状のメタライズ金属層にろう材を介して金属製蓋
体がエレクトロンビーム溶接により接合されて成る電子
装置であって、前記エレクトロンビーム溶接は前記金属
製蓋体の外周から50μm以上内側の位置で行なわれて
おり、かつ前記金属製蓋体の外周部が上方に屈曲させて
あることを特徴とする電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20569698A JP3232045B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20569698A JP3232045B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000040760A JP2000040760A (ja) | 2000-02-08 |
JP3232045B2 true JP3232045B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=16511203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20569698A Expired - Lifetime JP3232045B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014197575A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | セイコーエプソン株式会社 | パッケージ、電子デバイス、電子デバイスの製造方法、電子機器、及び移動体 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP20569698A patent/JP3232045B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000040760A (ja) | 2000-02-08 |
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