JP3231885B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3231885B2 JP09316393A JP9316393A JP3231885B2 JP 3231885 B2 JP3231885 B2 JP 3231885B2 JP 09316393 A JP09316393 A JP 09316393A JP 9316393 A JP9316393 A JP 9316393A JP 3231885 B2 JP3231885 B2 JP 3231885B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はピストンロッドのスト
ローク位置などを検出する装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】油圧シリンダのピストンロッドのストロ
ーク位置を検出するために、ピストンロッド表面に軸方
向に一定のピッチ間隔で弱磁性材を埋め込んで磁気スケ
ールを作り、シリンダ側に取付けた磁気センサの出力信
号がピストンロッドの移動により正弦波で変化すること
を利用して、分解能の高い位置検出を行うようにした装
置がいくつか提案されている(特開平4−136713
号公報、特開昭63−263418号公報参照)。
【0003】これを図7で説明すると、ストローク検出
部は、強磁性材からなるピストンロッド1の表面に弱磁
性部2を等間隔でストローク方向(図で左右方向)に形
成した磁気スケール3と、油圧シリンダのシリンダ側に
取り付けられる磁気センサ4とで構成され、ピストンロ
ッド1がたとえば伸び方向(左方向)に移動すると、磁
気センサ4内の二組の磁気抵抗素子4A,4B,4C,
4Dを通過するバイアス磁石4Gからの磁束密度が変化
する。
【0004】これにより各素子の抵抗値が変化するた
め、磁気センサ4からは磁気スケールの1ピッチについ
て一周期となる二相の正弦波電圧vA,vBが出力され、
かつ一方の一組の素子4A,4Bに対して他方の一組の
素子4C,4Dが図で1/4ピッチ右方向にずらして設
けられることから、二相の正弦波電圧vA,vBには図8
のように90度の位相差が生じる。
【0005】この二相の正弦波出力をコンパレータで波
形成型してパルスVA、VBに変換し、これら2つのパル
スを入力して位相弁別(方向弁別ともいう)・逓倍回路
などを用いてパルスVA、VBの立ち上がりと立ち下がり
でそれぞれ立ち上がるパルス列が図8のように作られ
る。このパルス列をアップダウンカウンタでカウントす
ることで、1ピッチを1/4づつに分割したストローク
位置を検出できるのである。実用化されているもので
は、1ピッチが2mmであり、したがって0.5mmの
単位まで検出できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の装置
では分解能を高めるため、上記のようにして求めたスト
ローク位置(1ピッチを1/4づつに分割した位置)を
粗位置とし、さらに二相の正弦波出力を主にマイコンか
らなるコントローラに入力し、コントローラ内で波形処
理を行うなどして0.01mm単位の精位置を演算し、
これと粗位置を合算することでストローク位置を高精度
に求めている。
【0007】しかしながら、このものでは波形処理にマ
イコンが必要となるため、コントローラが高価である。
【0008】そこでこの発明は、マイコンを用いるまで
もなく安価な構成で高精度に位置検出を行うことを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、(a)移
動方向に所定のピッチで弱磁性材を配列して形成した磁
気スケールと、(b)n(ただしnは3以上の整数)組
の磁気抵抗素子とこれらに電流を流す電圧源とからな
り、前記磁気スケールの1ピッチを一周期とする正弦波
を180度/nづつの位相差をもって出力するn相の磁
気センサと、(c)各相のセンサ出力の絶対値を演算す
るn個の絶対値回路と、(d)このn個の絶対値回路出
力のうちから取り出した2個の絶対値出力の差を計算す
るn(n−1)/2個の減算器と、(e)各減算器の減
算結果が正の値のときだけハイレベルとなるパルスを出
力するn(n−1)/2個の増幅器と、(f)このn
(n−1)/2個の増幅器からのパルスを入力して各パ
ルスの立上がりと立ち下がりのエッジでともに動作して
パルスを発生させる回路と、(g)このパルス発生回路
からのパルス列を用いて位置を演算する手段とを設け
た。
【0010】第2の発明は、(a)移動方向に所定のピ
ッチで弱磁性材を配列して形成した磁気スケールと、
(b)n(ただしnは3以上の整数)組の磁気抵抗素子
とこれらに電流を流す電圧源とからなり、前記磁気スケ
ールの1ピッチを一周期とする正弦波を180度/nづ
つの位相差をもって出力するn相の磁気センサと、
(h)このn相のセンサ出力のうちから取り出した二相
のセンサ出力の和を計算するn(n−1)/2個の加算
器と、(i)各加算器の加算結果が正の値のときだけハ
イレベルとなるパルスを出力するn(n−1)/2個の
増幅器と、(j)前記n相のセンサ出力のうちから取り
出した二相のセンサ出力の差を計算するn(n−1)/
2個の減算器と、(k)各減算器の減算結果が正の値の
ときだけハイレベルとなるパルスを出力するn(n−
1)/2個の増幅器と、(f)前記増幅器の全部からの
パルスを入力して各パルスの立上がりと立ち下がりのエ
ッジでともに動作してパルスを発生させる回路と、
(g)このパルス発生回路からのパルス列を用いて位置
を演算する手段とを設けた。
【0011】
【作用】第1の発明で180度/nづつの位相差をもつ
n相のセンサ信号が、n個の絶対値回路、n(n−1)
/2個の減算器、n(n−1)/2個の増幅器、パルス
発生回路からなる信号処理回路に入力されると、パルス
発生回路より1ピッチを4×n分割したパルス列が発生
する。
【0012】たとえば、n=3だと1ピッチを12分割
したストローク位置が、n=4になると、1ピッチを1
6分割した位置が検出されることになり、1ピッチ4分
割の従来例より分解能が高まる。
【0013】また、信号処理回路にマイコンは用いられ
ていない。
【0014】第2の発明は信号処理回路が第1の発明と
相違するもので、n(n−1)/2個の加算器、これと
同数の増幅器、n(n−1)/2個の加算器、これと同
数の増幅器からなる信号処理回路によっても、第1の発
明と同じに、マイコンが用いられることなく、1ピッチ
を4×n分割したパルス列が発生する。
【0015】
【実施例】図1は本発明を油圧シリンダのピストンロッ
ドストローク位置を検出するために適用したときのスト
ローク検出部の一実施例である。
【0016】磁性材で形成されたピストンロッド1の表
面には軸方向に所定の間隔をもって溝が形成され、この
溝に弱磁性部材を埋め込んで等ピッチの弱磁性部2を形
成し、これにより磁気スケール3を構成する。弱磁性部
2の幅は1ピッチPのちょうど半分である。
【0017】油圧シリンダのシリンダ側(たとえば軸受
部の近傍)には、三組の磁気抵抗素子とバイアス磁石な
どからなる磁気センサ4が備えられ、この磁気センサ4
からは、図2のようにピストンロッド1の変位に伴い磁
気スケール3の1ピッチを一周期として、かつ60度づ
つ位相の異なる三相の正弦波が出力される。
【0018】詳細には、各磁気抵抗素子4A,4B,4
C,4D,4E,4Fは、電流の流れている物質に磁界
を加えると、その抵抗が増加する現象(いわゆる磁気抵
抗効果)を利用した素子で、直列接続される一組の磁気
抵抗素子4A,4Bをピストンロッド1の表面近くに配
置してピストンロッド1を移動させると、磁気抵抗素子
4A,4Bを通過するバイアス磁石4Gからの磁束密度
が変化し、これにより各素子の抵抗値RA1,RA2が変化
する。この抵抗値変化をとらえるため、2つの素子4
A,4Bの間の出力を取り出すと、この出力電圧v
Aは、ピストンロッド1の変位に伴い磁気スケール3の
1ピッチを一周期とする正弦波形で変化する。
【0019】この一組の磁気抵抗素子4A,4Bと同じ
特性の別の二組の磁気抵抗素子(4Cと4Dで、4Eと
4Fでそれぞれ一組)を、前記一組の磁気抵抗素子4
A,4Bに対し図で右方向にそれぞれ1/6ピッチ、2
/6ピッチずらせて配置すると、磁気抵抗素子の間の出
力電圧(vBが4Cと4Dの間の電圧、vCが4Eと4F
の間の電圧)は、ピストンロッドが図で左方向に移動す
る(伸びる)とき、vAの出力波形に対して位相がそれ
ぞれ60度、120度遅れた正弦波形となる。vA=H
・sinθ(ただし、Hは振幅)とすれば、vB=H・
sin(θ−60゜)、vC=H・sin(θ−120
゜)と表すことができるわけである。
【0020】なお、図1の磁気抵抗素子の左右方向の幅
寸法は大略を示したもので、実際の寸法ではない。ま
た、三組の磁気抵抗素子には電源電圧Vccをかけるこ
とによって各素子に電流を流してしている。図2では位
相の進んだ信号からvA、vB、vCとしているが、この
順序に限定されるものでない。
【0021】図3は磁気センサ4からの三相の正弦波出
力を信号処理する回路のブロック図である。
【0022】11,12,13は絶対値回路で、各出力
A、vB、vCの絶対値を演算する。この絶対値回路は
たとえば全波整流回路などから構成すればよく、この絶
対値回路により、図2において各出力の負の半周期の波
形が正の側に反転される。
【0023】これらの絶対値|vA|、|vB|、|vC
|は合計3つであるため、これら3つの絶対値の中から
は2つを取り出す組み合わせの数(つまり3つ)と同数
の減算器14,15,16が設けられ、各減算器では取
り出した2つの絶対値の差が計算される(減算器14で
絶対値|vA|から|vB|が、減算器15で絶対値で絶
対値|vA|から|vC|が、減算器16で絶対値|vB
|から|vC|がそれぞれ差し引かれる)。
【0024】この減算結果は、図4に示したようにいず
れもほぼ三角波となり、1ピッチに相当する上記正弦波
の一周期(360度区間)でみると、原点と4カ所で交
わるのであるが、三角波の直線部分の傾きの相違から原
点と交わる角度が異なり、減算器14の出力|vA|−
|vC|は30度、120度、180度、300度で、
同様にして減算器15の出力|vA|−|vC|は60
度、150度、240度、330度で、減算器16の出
力|vB|−|vC|は0度、90度、180度、270
度で原点とそれぞれ交わっている。
【0025】減算結果が入力される増幅器17,18,
19は、減算結果が正のときだけハイレベルとなる信号
を出力するコンパレータで構成され、この増幅器で図4
のようにパルス信号が作られる。
【0026】増幅器17〜19からの3つのパルス信号
が入力されるエッジトリガーパルス回路20はフリップ
フロップで構成され、このパルス回路20では、パルス
の立ち上がりと立ち下がりのすべてのエッジで動作して
パルスを発生する。1つの増幅器出力に1ピッチあたり
4つのエッジ(立ち上がり2つ、立ち下がり2つ)があ
り、かつエッジの位置が三相で重ならないため、合計1
2(=4×3)のパルス列が発生するのである。しか
も、パルスの発生する角度は、0度、30度、60度、
90度、…、270度と、30度のごとの等間隔になっ
ている。
【0027】このようにして、磁気スケール3の1ピッ
チ当たり12個のパルス列が発生することになると、こ
のパルス列をアップダウンカウンタなどでカウント(た
とえばピストンロッドの伸び方向でカウントアップ、縮
み方向でカウントダウン)することで、1ピッチを12
分割したストローク位置を検出することが可能となる。
従来は1ピッチが4分割でしかなかったのであるから、
従来より3倍も分解能が高まるわけである。たとえば、
1ピッチを1.2mの磁気スケールにすれば、分解能が
0.1mmになるのである。
【0028】なお、従来より磁気抵抗素子の組数を1つ
増やしたといっても、合計三組の磁気抵抗素子とも同性
能である。このため、経年変化や摺動部の摩耗によりセ
ンサ出力が変化しても、パルス間隔に生じる変化は少な
い。
【0029】また、図3に示したように3つの絶対値回
路、3つの減算器、3つの増幅器からなる簡単な回路
と、一組の磁気抵抗素子の追加だけで、マイコンを使わ
ずに構成されるため、それほどコストが上昇することも
ない。
【0030】図5は他の実施例である。これは絶対値回
路を使わずに構成したもので、6つの増幅器37〜42
とエッジトリガーパルス回路20の働きは先の実施例と
同じである。
【0031】この例でも、3つの正弦波出力vA、vB
Cの中から2つの出力を取り出す組み合わせの数(3
つ)と同数の減算器34,35,36と加算器31,3
2,33が設けられ、各加算器31,32,33で、取
り出した2つの出力が加算されると、図6に示したよう
に各加算結果vA+vB、vA+vC、vB+vCは、原点と
1ピッチ当たり30度と210度、60度と240度、
90度と270度のそれぞれ2カ所で交わる。同様にし
て、各減算器34,35,36で、取り出した2つの出
力の差が計算されることで、各減算結果vA−vB、vA
−vC、vB−vCも、原点と120度と300度、15
0度と330度、0度と180度のそれぞれ2カ所で交
わる。
【0032】なお、図6においては簡略化のためvA
B、vA+vC、vB+vC、vA−vB、vA−vC、vB
Cの各振幅をすべて同じにしている(実際には異な
る)。
【0033】この他の実施例でも、エッジトリガーパル
ス回路20からは、図6の最下段に示したように1ピッ
チ当たり12個のパルス列が発生している。
【0034】図3において減算器と増幅器(14と1
7、15と18、16と19)とは1つの差動増幅器
で、また図5において加算器と増幅器(31と37、3
2と38、33と39)とを1つの加算増幅器で、減算
器と増幅器(34と40、35と41、36と42)と
を1つの差動増幅器で構成することもできる。
【0035】実施例では、三組の磁気抵抗素子を、60
度(=180度/3)づつ位相を異ならせて配置した
が、理論的にはn(3以上の整数)組の磁気抵抗素子を
(180/n)度づつ位相を異ならせて配置すれば、隣
接する二相の信号を識別可能な範囲において1ピッチを
(4×n)分割したストローク位置を検出することがで
きる。なお、この場合に必要となる減算器や加算器の数
は、n個から2つを取り出す組み合わせの数であるから
n(n−1)/2個である。増幅器は減算器の総数と同
数(図5のように加算器があるときは減算器の総数の倍
でn(n−1)個)である。
【0036】
【発明の効果】第1の発明では、移動方向に所定のピッ
チで弱磁性材を配列して形成した磁気スケールと、n
(ただしnは3以上の整数)組の磁気抵抗素子とこれら
に電流を流す電圧源とからなり、前記磁気スケールの1
ピッチを一周期とする正弦波を180度/nづつの位相
差をもって出力するn相の磁気センサと、各相のセンサ
出力の絶対値を演算するn個の絶対値回路と、このn個
の絶対値回路出力のうちから取り出した2個の絶対値出
力の差を計算するn(n−1)/2個の減算器と、各減
算器の減算結果が正の値のときだけハイレベルとなるパ
ルスを出力するn(n−1)/2個の増幅器と、このn
(n−1)/2個の増幅器からのパルスを入力して各パ
ルスの立上がりと立ち下がりのエッジでともに動作して
パルスを発生させる回路と、このパルス発生回路からの
パルス列を用いて位置を演算する手段とを設けたため、
マイコンを使うことなく、従来より高い分解能で位置検
出を行うことができる。
【0037】第2の発明は、移動方向に所定のピッチで
弱磁性材を配列して形成した磁気スケールと、n(ただ
しnは3以上の整数)組の磁気抵抗素子とこれらに電流
を流す電圧源とからなり、前記磁気スケールの1ピッチ
を一周期とする正弦波を180度/nづつの位相差をも
って出力するn相の磁気センサと、このn相のセンサ出
力のうちから取り出した二相のセンサ出力の和を計算す
るn(n−1)/2個の加算器と、各加算器の加算結果
が正の値のときだけハイレベルとなるパルスを出力する
n(n−1)/2個の増幅器と、前記n相のセンサ出力
のうちから取り出した二相のセンサ出力の差を計算する
n(n−1)/2個の減算器と、各減算器の減算結果が
正の値のときだけハイレベルとなるパルスを出力するn
(n−1)/2個の増幅器と、前記増幅器の全部からの
パルスを入力して各パルスの立上がりと立ち下がりのエ
ッジでともに動作してパルスを発生させる回路と、この
パルス発生回路からのパルス列を用いて位置を演算する
手段とを設けたため、第1の発明と同様の効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のストローク検出部の詳細図である。
【図2】磁気センサからの三相の正弦波出力を示す波形
図である。
【図3】信号処理回路のブロック図である。
【図4】信号処理回路の各位置での波形図である。
【図5】第2実施例の信号処理回路のブロック図であ
る。
【図6】第2実施例の信号処理回路の各位置での波形図
である。
【図7】従来例のストローク検出部の詳細図である。
【図8】従来例の波形図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 2 弱磁性部 3 磁気スケール 4 磁気センサ 4A〜4F 磁気抵抗素子 4G バイアス磁石 11〜13 絶対値回路 14〜16 減算器 17〜19 増幅器 20 エッジトリガーパルス回路 31〜33 加算器 34〜36 減算器 37〜42 増幅器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に所定のピッチで弱磁性材を配
    列して形成した磁気スケールと、n(ただしnは3以上
    の整数)組の磁気抵抗素子とこれらに電流を流す電圧源
    とからなり、前記磁気スケールの1ピッチを一周期とす
    る正弦波を180度/nづつの位相差をもって出力する
    n相の磁気センサと、各相のセンサ出力の絶対値を演算
    するn個の絶対値回路と、このn個の絶対値回路出力の
    うちから取り出した2個の絶対値出力の差を計算するn
    (n−1)/2個の減算器と、各減算器の減算結果が正
    の値のときだけハイレベルとなるパルスを出力するn
    (n−1)/2個の増幅器と、このn(n−1)/2個
    の増幅器からのパルスを入力して各パルスの立上がりと
    立ち下がりのエッジでともに動作してパルスを発生させ
    る回路と、このパルス発生回路からのパルス列を用いて
    位置を演算する手段とを設けたことを特徴とする位置検
    出装置。
  2. 【請求項2】 移動方向に所定のピッチで弱磁性材を配
    列して形成した磁気スケールと、n(ただしnは3以上
    の整数)組の磁気抵抗素子とこれらに電流を流す電圧源
    とからなり、前記磁気スケールの1ピッチを一周期とす
    る正弦波を180度/nづつの位相差をもって出力する
    n相の磁気センサと、このn相のセンサ出力のうちから
    取り出した二相のセンサ出力の和を計算するn(n−
    1)/2個の加算器と、各加算器の加算結果が正の値の
    ときだけハイレベルとなるパルスを出力するn(n−
    1)/2個の増幅器と、前記n相のセンサ出力のうちか
    ら取り出した二相のセンサ出力の差を計算するn(n−
    1)/2個の減算器と、各減算器の減算結果が正の値の
    ときだけハイレベルとなるパルスを出力するn(n−
    1)/2個の増幅器と、前記増幅器の全部からのパルス
    を入力して各パルスの立上がりと立ち下がりのエッジで
    ともに動作してパルスを発生させる回路と、このパルス
    発生回路からのパルス列を用いて位置を演算する手段と
    を設けたことを特徴とする位置検出装置。
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