JP3231480U - 被削材観測装置 - Google Patents

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佳之 喜多
佳之 喜多
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伊藤  幸男
憲秀 伊藤
憲秀 伊藤
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憲秀 伊藤
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Abstract

【課題】研削砥石又は切削工具による被削材の研削点及び切削点温度測定と研削砥石及び切削工具の表面温度他を放射温度計により、研削加工時又は切削加工時に検出する被削材観測装置を提供する。【解決手段】回転駆動軸Sに取付けた研削砥石G又は切削工具にこの中心部Oを通る又は直交する貫通孔h1、h2、h3を設け、研削砥石又は切削工具の反被削材W側に貫通孔を介して研削面又は切削面W1からの赤外線Lを検出する放射温度計を配置し、研削加工面及び切削加工面や工具表面からの赤外線を砥石表面温度及び研削点温度として検出する。【選択図】図1

Description

本考案は、研削砥石及び切削工具からなる加工具による被削材及び加工具の発熱状態の温度測定と、被削材の研削量・加工量や仕上げ状態を非接触でインプロセス計測に関する新技術の被削材観測装置を提供するものである。
従来、研削加工や切削加工を湿式で行った場合は、研削・切削による加熱とクーラント液による冷却との相互作用が複雑に絡み合う状況になる。この湿式研削・湿式切削における被削材の表面温度や加工具の消量や研削面・加工面の形状精度をインプロセスする計測技術の実施例や具体的な装置を特許情報や業界情報から知る事が出来ない。また、冷却作用を考慮した研削温度や切削温度の解析例も余り見られない。
現状では例えば、研削砥石に限定して説明すれば、研削砥石による被削材(ワーク)の研削点や砥石の熱発生の温度測定技術には、その第1の技術手段として、研削砥石内に熱電対を埋め込んで砥石温度の上昇から、概略的にワークの研削点の温度を擬似的に検出する方法がある。
また、砥石外周やワークの研削点の温度を非接触式の温度計で概略的に検出する方法が試験的に試みられている。即ち、被削材(ワーク)の研削作業終了後に、該被削材(ワーク)を加工機から取り外して被削材(ワーク)の表面形状精度を観測している。この為、砥石及び研削面の計測は、オンプロセス計測に頼っている。そこで、ICチップを備えて砥石の初期研削条件を記憶するとともに、砥石研削時の各種砥石情報(砥石温度他)を記憶し、別の研削盤に変更しても、砥石の最適研削条件のもとに研削可能とした知能研削砥石とその研削制御方法が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2013−82051号公報
上記研削砥石内に熱電対を埋め込んで砥石温度の上昇から、概略的にワークの研削点の温度を擬似的に検出する方法では、研削砥石内及び砥石表面の温度を検知できるが、正確なワークの研削点の温度が測定できないから高精度・高品質の研削・研磨の要求に対応できない。
また、砥石外周やワークの研削点の温度を非接触式の温度計で概略的に検出する時は、ドライ研削時には正確に検出できる可能があるものの、クーラント液を噴射しながらのワークの研削点の温度の検出は、クーラント液の影響を受けて不正確となり、実用化迄に至っていない。
更に、上記特開2013−82051号公報は、砥粒層の温度、外径、振動、応力等を個別に検知する感知センサーD1と、上記砥粒層1の温度、外径を検知する感知センサーD1を砥粒と一体的に外径方向に向けて焼き込んだ砥粒層1を基板3の外周面に装着させた研削砥石と、上記研削砥石にこの砥石メーカー出荷時に初期研削条件を記憶させるとともに研削運転時に温度,外径,振動,応力等の各種研削状況を更新記憶し、外部のNC制御部60に対して記憶した各種研削情報を出力するICチップPと、を備えたものである。これは、本考案が求める研削砥石によるワークの研削点の熱発生源他の直接的なインプロセスの温度測定他の技術ではない。
本考案は、上記特開2013−82051号公報やその他の温度検出では、問題点が残存している。この問題点を完全に解消した研削砥石及び切削工具からなる加工具による金属材となる被削材及び加工具の発熱状態の温度測定の他に、被削材の研削量・加工量や仕上げ面の状態を非接触で観測すべくインプロセス計測する新技術の被削材観測装置を提供するものである。
本考案の請求項1となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた環状砥石にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記環状砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記タイミング以外は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項2となる被削材観測装置は、上記請求項1の被削材観測装置において、上記環状砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の研削量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増減を研削量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項3となる研削時の被削材観測装置は、上記請求項1の被削材観測装置において、上記環状砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは上記被削材からの光線に含まれる映像信号により研削面形状を拡大計測する他、上記環状砥石の表面からの反射光線に含まれる映像信号により砥石表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項4となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた側面加工具にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記側面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記タイミング以外は側面加工具の刃部表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項5となる被削材観測装置は、上記請求項4の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項6となる被削材観測装置は、上記請求項1の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は加工具表面から反射する光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記加工具刃部からの光線に含まれる映像信号により加工具刃部形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項7となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面研削砥石にこの軸芯方向と並行方向に通る貫通孔を設け、上記平面研削砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過して被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記タイミング以外は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項8となる被削材観測装置は、上記請求項7の被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の研削量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を研削量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項9となる被削材観測装置は、上記請求項7の被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は砥石表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により研削面形状を拡大計測する他、上記平面研削砥石の表面からの光線に含まれる反射映像信号により砥石表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項10となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面加工具にこの軸芯方向と並行方向通る貫通孔を設け、上記平面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記タイミング以外は加工表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項11となる被削材観測装置は、上記請求項1の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項12となる被削材観測装置は、上記請求項1の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は砥石表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記加工具表面からの光線に含まれる反射映像信号により加工具表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項13となる被削材観測装置は、上記請求項1と請求項7のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記研削砥石の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項14となる被削材観測装置は、上記請求項4と請求項10のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記カッターの反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項15となる被削材観測装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる外周壁を有し、それ以外の中心側を中空とし、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項16となる被削材観測装置は、上記請求項7〜請求項9のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記平面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする
本考案の請求項17となる被削材観測装置は、上記請求項4〜請求項6のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項18となる被削材観測装置は、上記請求項10〜請求項12のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項19となる被削材観測装置は、上記請求項1〜3及び請求項7〜9のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、砥粒を焼結成形したビトリファイド砥石、レジノイド砥石、ゴム砥石、電着砥石等の研削砥石からなることを特徴とする。
本考案の請求項20となる被削材観測装置は、上記請求項4〜6及び請求項10〜12のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記加工具は、ドライ加工時及びウエット加工時に対応する加工具であって、正面フライスカッター、肩削りフライスカッターその他の適宜カッターからなることを特徴とする。
本考案の請求項21となる被削材観測装置は、上記請求項1〜21のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、ドライ加工時及びウエット加工時に常温の不活性ガスを研削点及び切削点やこの周辺に噴射することを特徴とする。
本考案の請求項1と請求項4と請求項7と請求項10との被削材観測装置によると、放射温度計は、被削材の表面から発散する赤外線が貫通孔を通過時にこれを受光する放射温度計で被削材の研削点温度や加工点温度が検出でき、上記タイミング以外は砥石表面や切削加工具の刃部から発散する赤外線の温度が検出できるから、各研削砥石や各加工具による研削時/切削時に検出された各温度検出値に基づき、最適な研削条件や切削条件が各研削砥石や各加工具に対し確立され、最適な研削作業・切削作業が行なえ、最高条件の研削面・切削面が効率良く得られる。
本考案の請求項2と請求項5と請求項8と請求項11との被削材観測装置によると、研削砥石又は切削加工具の反被削材側にレーザー変位計を回転駆動軸から分離して固定配置させたから、上記レーザー変位計は研削砥石又は切削加工具の貫通孔を通過時に被削材表面との寸法距離を計測検出し、上記被削材の研削量又切削量の増加により、この反射信号は研削面又切削面が遠ざかる寸法距離の微増加を研削量又切削量として研削加工時/切削加工時にインプロセス計測できる。
本考案の請求項3と請求項6と請求項9と請求項12との被削材観測装置によると、研削砥石又は切削加工具の反被削材側にマイクロスコープを固定配置させたから、上記マイクロスコープは研削砥石又は切削工具の貫通孔を通過時に被削材表面の研削面又は切削面を拡大検出でき、上記タイミング以外は砥石表面又は削加工具の刃部を拡大検出でき、上記被削材及び砥石表面又は削加工具の刃部からの反射映像信号により研削加工時の研削面形状と砥石面形状又は切削加工時の切削面形状と削加工具の刃部形状をインプロセス計測できるから、研削加工又は切削加工しながら最適な研削面又は切削面が得られる。
本考案の請求項13と請求項14の被削材観測装置は、放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたから、研削時及び切削時には、温度計測と研削量及び切削量の計測と研削面及び切削面形状観測及び砥石面及び切削面観測等を一括総合させたインプロセス計測が正確且つ高速度にできる。これにより、適応制御された研削及び切削加工時に最良の研削面精度及び切削面精度、即ち予め要求された研削面及び切削面の品質が得られる。
本考案の請求項15の被削材観測装置によると、上記請求項1〜請求項3に記載の被削材観測装置において、上記側面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する環状研削砥石であって、研削面となる外周壁を有し、それ以外の中心側を中空とし、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による側面研削砥石として最適である。
本考案の請求項16の被削材観測装置によると、上記請求項7〜請求項9に記載の上記平面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による平面研削砥石として最適である。
本考案の請求項17の被削材観測装置によると、上記請求項4〜請求項6に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による側面研削砥石として最適である。
本考案の請求項18の被削材観測装置によると、上記請求項10〜請求項12に記載の被削材観測装置において、上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による平面加工具として最適である。
本考案の請求項19の被削材観測装置によると、上記請求項1〜3及び請求項7〜9に記載の被削材観測装置において、上記各研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、砥粒を焼結成形したビトリファイド砥石、レジノイド砥石、ゴム砥石、電着砥石等の研削砥石としたから、本発明の被削材観測装置の研削砥石として最適である。
本考案の請求項20の被削材観測装置によると、上記請求項4〜6及び請求項10〜12に記載の被削材観測装置において、上記各加工具は、ドライ加工時及びウエット加工時に対応する加工具であって、正面フライスカッター、肩削りフライスカッターその他の適宜カッターが適応出来くるから、本発明の被削材観測装置のカッターとして最適である。
本考案の請求項21の被削材観測装置によると、上記請求項1〜20に記載の被削材観測装置において、ドライ加工時及びウエット加工時に常温の不活性ガスを研削点及び切削点やこの周辺に噴射するから、窒素ガスによる効果が発揮されて、被削材や砥石・切削工具の冷却作用と火花消滅作用と高精度研削と切削が同時に得られる。これで、高精度な研削加工及び研削加工と相俟って各種状況検出が正確にインプロセス計測できる。
本考案の第1実施形態で、被削材観測装置の正面図である。 本考案の第1実施形態で、被削材観測装置の作用斜視図である。 本考案の第1実施形態で、被削材観測装置の検出系ブロック図と検出特性図である。 本考案の第1実施形態で、各種砥石に対するセンサー取付け正面図である。 本考案の第2実施形態で、被削材観測装置の正面図である。 本考案の第3実施形態で、被削材観測装置の正面図である。 本考案の第4実施形態で、被削材観測装置とこの検出系ブロック図である。 本考案の空き缶式の研削砥石の断面図とレーザー変位計による計測図である。 本考案の被削材観測装置の詳細な検出作用の説明図である。 本考案の第5実施形態で、被削材を砥石及び工具端面で研削する正面構成図である。 本考案の第6実施形態で、正面フライスで切削する被削材観測装置の正面図である。 本考案の被削材観測装置となる各構成例の斜視図と各工具の関係説明図である。
以下、図1乃至図12を参照して本考案の研削時と切削時の被削材観測装置を順次説明する。
本考案の第1実施形態となる研削時の被削材観測装置10は、その全体構成を図1〜図4に示す。先ず、図1と図2において、主軸ヘッド1の回転駆動軸Sに、研削砥石Gの中心穴O1が締結手段Bで取付けられている。上記研削砥石Gの中心部Oを通る一直線上の対称位置の外周壁H1に貫通孔h1,h2とこの軸線上の回転駆動軸Sにも貫通孔h3を設けている。上記研削砥石Gの被削材Wとは反対側になる反被削材側には、該研削砥石面から発射する赤外線Lが、貫通孔h1,h2,h3内を通過し、この赤外線Lを計測する位置に放射温度計JがフレームFを介して主軸ヘッド1に固着されている。上記被削材Wから照射されるレーザー光線Lが貫通孔h1,h2,h3を通過時は、被削材Wの研削点温度T2を検出する。上記タイミング以外は、砥石表面Kから放射される赤外線Lを砥石表面温度T1として検出可能としている。各々図3を参照。
即ち、再度説明すれば、上記ドライ研削時及びウエット研削時に対応できる研削砥石Gは、外周壁H1に砥粒を電着他した研削面Kを有し、それ以外の中心側を中空HSとし、中心部Oを通る一直線上の対称位置の外周壁H1の壁面に貫通孔h1,h2を開けた空き缶状の砥石形状を呈している。上記貫通孔h1,h2は、回転駆動軸Sに開けた貫通孔h3と同一軸線上に合わせられている。これにより、研削砥石Gは、軽量にして熱質量が軽減され、研削作用による被削材Wの研削点の発熱に対する研削砥石Gの外周壁H1の熱応答性が敏感になる。
また、上記放射温度計Jは、砥石Gの最高回転速度の3,000回転に対応する応答速度0.1mS(0.0001秒)以下、最高温度検出が0℃〜1,500℃以上の研削温度に対応する性能を有するものである。勿論、この性能に限定されない。因みに、上記研削砥石Gの実体寸法例は、図8(a)に示す。図示の研削砥石Gにおいては、貫通孔h1,h2は十字方向に4ヶ所に開けられている。上記研削砥石Gの実体寸法や貫通孔は、図示の寸法に限定されず、任意寸法に変更が可能である。更に、上記放射温度計Jは、例えば、被削材Wから約200mm前後の任意位置の主軸ヘッド1にフレームFを介して取り付けられている。更に、上記放射温度計Jは、図1と図3の如く、「AMP/判別」機能の電子回路Dと砥石表面温度表示器D1と研削点温度表示器D2に接続され、各温度をデジタル表示する電気系に接続されている。
上記研削時の被削材観測装置10によると、図2と図3の如く作用する。図2(a)は、研削砥石Gの研削面Kに放射温度計Jが対面しているから研削面からの放射する赤外線Lを受光して研削砥石面温度T1を長い回転角度域に渡り計測する。そして、図2(b)において、砥石回転で放射温度計Jは、被削材Wの表面から発散する赤外線Lが貫通孔h1,h2,h3を通過時にこれを受光する放射温度計Jが被削材Wの研削点温度T2を検出し、上記タイミング以外は砥石表面から発散する赤外線の温度を検出するから、研削砥石Gによる研削時に各温度検出値T1,T2に基づき、最適な研削条件が確立され、この条件に適応制御させた研削作業が行なえ、最高条件の研削面が効率良く得られる。
ここで、図9は、図2で説明したように、被削材Wに対して図9(a)(b)(c)において、砥石Gの貫通孔h1,h2が被削材Wの加工点Pと放射温度計Jに対して、この一直線上にあると、放射温度計Jは加工点からの放射線Lを感知し、加工点Pの温度を検知する。ここから、駆動軸Sが半周すると、再び貫通孔h1,h2が被削材Wの加工点Pと放射温度計Jに対して、この一直線上に来て、加工点Pの温度を検知する。即ち、その検知時間は、駆動軸Sの回転数3,000RPMにおいて、0.01秒毎に加工点温度が感知される。一方で、図9(d)において、貫通孔h1,h2が加工点Pと、放射温度計Jから外れると、該放射温度計Jは研削砥石Gの研削面Kと対面し、ここから発する放射線L0を砥石面温度として検出測定される。
尚、上記第1実施形態となる研削時の被削材観測装置10は、図4に示すように、空き缶状の研削砥石Gは、空き缶を上向きとした「上向き開放型」と「下向き開放型」及び二つを対面させた「密閉型」に、変更実施させても良い。これらの形態においても、上記第1実施の形態となる研削時の被削材観測装置10と、全く同様の作用効果が得られる。所で、図1と図4に示す空き缶状の研削砥石Gにおいて、赤外線Lの通路に、外乱となる粉塵やクーラント液が入り込むと、外乱となって正しい温度を放射温度計Jが測定できなくなる恐れが有る。そこで、空き缶状の研削砥石Gの空間HS内に、図示無しに別設した空気ノズルから綺麗な空気を吹き込めば、クリーンな雰囲気が維持され、放射温度計Jによる測定誤差原因が皆無となり、正確な温度測定が確保される。
また、上記第1実施形態の実施例において、図5に示す「放射温度計J」を回転駆動軸S内に収めた「内蔵タイプ」とした第2実施形態の研削時の被削材観測装置11に、設計変更しても良い。この実施例では、放射温度計JのファイバーFBを主軸上に配置した発振器OSに繋がれ、アンテナAを介して外部の「AMP/判別」Dと砥石表面温度表示器D2と研削点温度表示器D1に接続され、各温度をデジタル表示する電気系を呈している。
更に、図6に示すように、第3実施形態となる研削時の被削材観測装置12としても良い。この実施例は、空き缶状の研削砥石Gから、ドライ研削時及びウエット研削に適応する砥石全体を砥粒で成形した研削砥石であって、この砥粒を焼結成形したビトリファイド砥石、レジノイド砥石、ゴム砥石、電着砥石等の研削砥石G2としたものである。この実施形態においても、回転駆動軸Sを含めた中心部を通る一直線上の対称位置の壁面内に貫通孔h0を開けた砥石形状とした。その他の放射温度計J系の構成は図示しないが、図1と図3に示す構成と同一であるから、説明を省略する。
上記第3実施の形態となる研削時の被削材観測装置12においても、第1,2実施例と同様に、ドライ研削は勿論のこと、クーラント液を噴射されるウエット研削時の研削においても高精度に各種計測データがインプロセス検出でき、同様の作用・効果が得られる。
尚、上記各実施例の被削材観測装置10,11,12において、研削砥石G,G2は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応すべく、ノズルNから、冷風、クーラント液、常温の窒素ガス等を任意適宜に選択して噴射される。特に、不活性ガスを研削点及びこの周辺に噴射すると、研削砥石G,G2及び被削材Wの冷却作用と研削精度向上作用と火花消去作用が得られ、更なる高精度研削が可能である。
更に、また、図7の第4実施態様における被削材観測装置13では、被削材Wの研削量Xを検出する手段を講じた被削材観測装置13とした。具体的には、図7において、放射温度計Jに替えて、上記貫通孔h1,h2,h3を通過するレーザー光線L1を発射するとともにこの反射するレーザー光線L2を受信するレーザー変位計LHを、回転駆動軸Sを支持する主軸ヘット1と分離して固定配置させる(図示はせず)。そして、上記レーザー変位計LHは、貫通孔h1,h2,h3に向けて発光させたレーザー光線L1が被削材W表面から反射するレーザー光線を感知してその隙間距離を計測検出し、研削作業の進行後に再度検出すると、レーザー光線L2が被削材W表面から反射するレーザー光線を感知してその隙間距離を計測検出する。上記被削材Wの研削量Xは、寸法差(L2−L1=X)による寸法距離の微増加を研削量Xとして計測感知が実施される。図8(b)を参照。
尚、図7の第4実施態様における被削材観測装置13において、上記寸法距離の微増減を研削量Xとして計測するレーザー変位計LHに替えて、被研削材Wの研削量Xの把握は、研削砥石の送り込み量をその軸指令制御している該軸の送り制御数値(数値制御装置)のパルス数により、その送り込み、即ち研削量Xが読み取られるから、数値制御装置(図示無し)の数値読み取り手段によっても実施できる。
更に、上記被削材観測装置13において、上記研削砥石G,G2の反被削材側に配置した放射温度計Jに替えて、マイクロスコープMSを固定配置させても良い。上記マイクロスコープMSには、被削材Wの表面から発射する放射線L2が貫通孔h1,h2,h3を通過して当たり、上記被削材からの光線L2に含まれる反射映像信号V1により研削面形状(被削材表面形状)を拡大計測する。また、研削砥石G,G2の表面からの放射線L0を受光し、上記砥石表面からの光線に含まれる反射映像信号V2により砥石表面形状を拡大計測する。
上記マイクロスコープMSは、砥石表面や研削面からの赤外線L2,L0を処理コンピュータCPUに入力して映像信号V1,V2とし、この出力がディスプレーD0上に、「被削材表面形状」Z1と「砥石表面形状」Z2として拡大表示される。
しかして、上記「被削材表面形状」Z1と「砥石表面形状」Z2との映像から評価した評価制御指令により、上記研削砥石G,G2の被削材観測装置13は、図示しないが、評価制御指令を受けた制御装置からの指令で自動運転され、設定された評価値に被削材表面を自動仕上げ出来る。
更に、研削時の被削材観測装置11〜13において、上記研削砥石G,G2の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計Jとレーザー変位計LHとマイクロスコープMSとを併設して固定配置させれば、研削加工時において、砥石表面及び研削点の温度計測と研削量計測と研削面形状観測及び砥石面観測等を個別に、又は、一括総合させたインプロセス計測が正確、且つ、高速度にできる。これにより、適応制御された研削加工時に最良の研削面精度、即ち予め要求された研削面の品質が得られる。
上記実施例は、本発明の被削材観測装置10〜13の研削砥石G,G2について、説明した。しかし、フライスカッター他の切削工具Cによる実施例も、砥石と切削具との違いはあるが、同様な構成及び作用効果が得られる被削材観測装置14,15となる。
以下、図10〜図12及び、上記図1〜図9を援用して説明する。
先ず、図12(b)に、その対象工具K0は研削工具G,G2に代えて切削用の切削工具K0である。具体的には正面フライスカッター、肩削りフライスカッター、その他の全ての切削工具に適用される。
尚、図12(a)に、示すように、駆動軸Sと並行方向に貫通孔h0を開けた環状砥石G1又は切削工具K1は、砥石の底面及び刃部の底面で被削材Wを、研削又は切削する。
また、駆動軸Sと直交方向(直交方向とも言う)に貫通孔h0を開けた環状砥石G又は切削工具K0は、砥石外周面及び切削工具の刃部の外周面で被削材Wを、研削又は切削する。
以下、図10と図11により説明する。先ず、図10に示す被削材観測装置14,15において、この実施例は、図10(a)に示すように、駆動軸Sと並行方向に貫通孔h0を開けた環状砥石G1又は切削工具K1である。この被削材観測装置13,14の放射温度計Jには、図1の実施例と同様の電気制御系(D,D1,D2)が接続されている。
従って、砥石Gの底面又は切削工具K0の刃部の底面で被削材Wを、研削又は切削する。この状態を斜め方向から見た斜視図は、図10(b)に示す。
続いて、図11に示す被削材観測装置15の実施例は、図6の研削砥石G2において、この砥石を図11,図12の切削工具K0に変更したものである。その他の構成は、図1〜図7と同一であるから、詳細説明と詳細作用・効果は省略する。
本考案の研削時の被削材観測装置10〜15は、上記研削砥石G,G2に限定されず、工作機械におけるフライスカッターの他の各種工具、例えば、旋盤におけるバイト等の温度検出やこれで切削加工される被削材の温度検出他にも適用実施が展開される。更に、その実施範囲は各分野への拡大展開が可能である。
1 主軸ヘッド
10〜15 被削材観測装置
B 締結手段
CPU 処理コンピュータ
D 電子回路
D1 砥石表面温度表示器
D2 研削点温度表示器
F フレーム
G,G2 研削砥石
L 赤外線
L0,L1,L2 赤外線
LH レーザー変位計
H1 外周壁
h1,h2,h3,h0 貫通孔
K 砥石面
K0 切削工具
N ノズル
MS マイクロスコープ
J 放射温度計
S 回転駆動軸
O1 中心穴
O 中心部
OS 発振器
T1 砥石表面温度
T2 研削点温度
V1,V2 反射映像信号
X 研削量
Z1 被削材表面形状
Z2 砥石表面形状
W 被削材
本考案の請求項1となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた環状砥石にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記環状砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する被削材からの赤外線を研削面温度として検出し、上記環状砥石の表面からの赤外線を感知時は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項4となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた側面加工具にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記側面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する被削材からの赤外線を加工点温度として検出し、上記側面加工具の刃部表面からの赤外線を感知時は側面加工具の刃部表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項6となる被削材観測装置は、上記請求項4の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、被削材表面からの光線を受光する他、上記側面加工具の刃部表面からの反射する光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記側面加工具の刃部表面からの光線に含まれる映像信号により加工具刃部形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項7となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面研削砥石にこの軸芯方向と並行方向に通る貫通孔を設け、上記平面研削砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過して被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記平面研削砥石の表面からの赤外線を感知時は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項10となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面加工具にこの軸芯方向と並行方向通る貫通孔を設け、上記平面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記平面加工具の表面からの赤外線を感知時は加工表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項11となる被削材観測装置は、上記請求項10の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項12となる被削材観測装置は、上記請求項10の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記平面加工具の表面からの光線に含まれる反射映像信号により平面加工具表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項13となる被削材観測装置は、上記請求項1と請求項7のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石又は平面研削砥石の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項14となる被削材観測装置は、上記請求項4と請求項10のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具又は平面加工具の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項17となる被削材観測装置は、上記請求項4及び請求項5〜請求項6のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項18となる被削材観測装置は、上記請求項10及び請求項11〜請求項12のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項19となる被削材観測装置は、上記請求項1〜3及び請求項7〜9のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石又は平面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応し、砥粒を焼結成形したビトリファイド砥石、レジノイド砥石、ゴム砥石、電着砥石等からなることを特徴とする。
本考案の請求項20となる被削材観測装置は、上記請求項4〜6及び請求項10〜12のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具又は平面加工具は、ドライ加工時及びウエット加工時に対応し、正面フライスカッター、肩削りフライスカッターその他の適宜カッターからなることを特徴とする。
本考案の請求項1となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた環状砥石にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記環状砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する被削材からの赤外線を研削面温度として検出し、上記環状砥石の表面からの赤外線を感知時は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項4となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた側面加工具にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記側面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する被削材からの赤外線を加工点温度として検出し、上記側面加工具の刃部表面からの赤外線を感知時は側面加工具の刃部表面温度を検出可能としたことを特徴とする
本考案の請求項6となる被削材観測装置は、上記請求項4の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、被削材表面からの光線を受光する他、上記側面加工具の刃部表面からの反射する光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記側面加工具の刃部表面からの光線に含まれる映像信号により加工具刃部形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項7となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面研削砥石にこの軸芯方向と並行方向に通る貫通孔を設け、上記平面研削砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過して被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記平面研削砥石の表面からの赤外線を感知時は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項9となる被削材観測装置は、請求項7となる被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光する他、上記被削材表面からの光線を上記平面研削砥石で遮断されて受光できない時は、上記平面研削砥石の表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により研削面形状を拡大計測する他、上記平面研削砥石の表面からの光線に含まれる反射映像信号により砥石表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項10となる被削材観測装置は、回転駆動軸に取付けた平面加工具にこの軸芯方向と並行方向通る貫通孔を設け、上記平面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記平面加工具の表面からの赤外線を感知時は平面加工具の表面温度を検出可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項11となる被削材観測装置は、上記請求項10の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする。
本考案の請求項12となる被削材観測装置は、上記請求項10の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記平面加工具の表面からの光線に含まれる反射映像信号により平面加工具の表面形状を拡大計測することを特徴とする。
本考案の請求項13となる被削材観測装置は、上記請求項に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項14となる被削材観測装置は、上記請求項に記載の被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項15となる被削材観測装置は、上記請求項4記載の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項16となる被削材観測装置は、上記請求項10記載の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする。
本考案の請求項17となる被削材観測装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石は、ドライ削時及びウエット削時に対応する研削砥石であって、削面となる外周壁を有し、それ以外の中心側を中空とし、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項18となる被削材観測装置は、上記請求項7〜請求項9のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記平面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項19となる被削材観測装置は、上記請求項4〜請求項6のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項20となる被削材観測装置は、上記請求項10〜請求項12のいずれか1に記載の被削材観測装置において、上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする。
本考案の請求項21となる被削材観測装置は、上記請求項1〜20のいずれか1に記載の被削材観測装置において、ドライ加工時及びウエット加工時に常温の不活性ガスを研削点及び切削点やこの周辺に噴射することを特徴とする。
本考案の請求項1と請求項4と請求項7と請求項10との被削材観測装置によると、放射温度計は、被削材の表面から発散する赤外線が貫通孔を通過時にこれを受光する放射温度計で被削材の研削点温度や加工点温度が検出でき、上記赤外線が貫通孔を通過時以外は砥石表面や切削加工具の刃部から発散する赤外線の温度が検出できるから、各研削砥石や各加工具による研削時/切削時に検出された各温度検出値に基づき、最適な研削条件や切削条件が各研削砥石や各加工具に対し確立され、最適な研削作業・切削作業が行なえ、最高条件の研削面・切削面が効率良く得られる。
上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による側面加工具として最適である。
上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたから、本発明の被削材観測装置による平面加工具として最適である。

Claims (21)

  1. 回転駆動軸に取付けた環状砥石にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記環状砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記タイミング以外は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする被削材観測装置。
  2. 上記請求項1の被削材観測装置において、上記環状砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の研削量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増減を研削量として計測感知することを特徴とする被削材観測装置。
  3. 上記請求項1の被削材観測装置において、上記環状砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは上記被削材からの光線に含まれる映像信号により研削面形状を拡大計測する他、上記環状砥石の表面からの反射光線に含まれる映像信号により砥石表面形状を拡大計測することを特徴とする被削材観測装置。
  4. 回転駆動軸に取付けた側面加工具にこの中心部を直交方向に通る貫通孔を設け、上記側面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記タイミング以外は側面加工具の刃部表面温度を検出可能としたことを特徴とする被削材観測装置。
  5. 上記請求項4の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする被削材観測装置。
  6. 上記請求項1の被削材観測装置において、上記側面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は加工具表面から反射する光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記加工具刃部からの光線に含まれる映像信号により加工具刃部形状を拡大計測することを特徴とする被削材観測装置。
  7. 回転駆動軸に取付けた平面研削砥石にこの軸芯方向と並行方向に通る貫通孔を設け、上記平面研削砥石の反被削材側には上記貫通孔を通過して被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の研削面温度として検出し、上記タイミング以外は砥石表面温度を検出可能としたことを特徴とする被削材観測装置。
  8. 上記請求項7の被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の研削量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を研削量として計測感知することを特徴とする被削材観測装置。
  9. 上記請求項7の被削材観測装置において、上記平面研削砥石の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は砥石表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により研削面形状を拡大計測する他、上記平面研削砥石の表面からの光線に含まれる反射映像信号により砥石表面形状を拡大計測することを特徴とする被削材観測装置。
  10. 回転駆動軸に取付けた平面加工具にこの軸芯方向と並行方向通る貫通孔を設け、上記平面加工具の反被削材側には上記貫通孔を通過する被削材から放射する赤外線を感知する放射温度計を配置させ、上記放射温度計は貫通孔を通過する赤外線を被削材の加工点温度として検出し、上記タイミング以外は加工表面温度を検出可能としたことを特徴とする被削材観測装置。
  11. 上記請求項1の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、上記貫通孔を通過するレーザー光線を発射するとともにこの反射するレーザー光線を受信するレーザー変位計を、回転駆動軸を支持する主軸ヘットと分離して固定配置させ、上記レーザー変位計は貫通孔に向けて発光させたレーザー光線が被削材表面から反射するレーザー光線の時間を計測検出し、上記被削材の加工量の増加により反射するレーザー光線の時間差で生じる寸法距離の微増加を加工量として計測感知することを特徴とする被削材観測装置。
  12. 上記請求項1の被削材観測装置において、上記平面加工具の反被削材側に配置した放射温度計に替えて、マイクロスコープを固定配置させ、上記マイクロスコープは、上記マイクロスコープは被削材表面からの光線を受光し、上記タイミング以外は砥石表面からの光線を受光し、上記被削材からの光線に含まれる反射映像信号により加工面形状を拡大計測する他、上記加工具表面からの光線に含まれる反射映像信号により加工具表面形状を拡大計測することを特徴とする被削材観測装置。
  13. 上記請求項1と請求項7のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記研削砥石の反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする被削材観測装置。
  14. 上記請求項4と請求項10のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記カッターの反被削材側には、貫通孔を通過する放射温度計とレーザー変位計とマイクロスコープとを併設して固定配置させたことを特徴とする被削材観測装置。
  15. 上記請求項1〜請求項3のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記環状砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる外周壁を有し、それ以外の中心側を中空とし、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする被削材観測装置。
  16. 上記請求項7〜請求項9のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記平面研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、研削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする被削材観測装置。
  17. 上記請求項4〜請求項6のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記側面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する側面加工具であって、切削面となる外周壁を有し、中心部を直交して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする被削材観測装置。
  18. 上記請求項10〜請求項12のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記平面加工具は、ドライ切削時及びウエット切削時に対応する平面加工具であって、切削面となる端面壁を有し、中心部と並行して通る一直線上の対称位置の外壁面に向けて貫通孔を開けた空き缶状の砥石形状としたことを特徴とする被削材観測装置。
  19. 上記請求項1〜3及び請求項7〜9のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記研削砥石は、ドライ研削時及びウエット研削時に対応する研削砥石であって、砥粒を焼結成形したビトリファイド砥石、レジノイド砥石、ゴム砥石、電着砥石等の研削砥石からなることを特徴とする研削時の被削材観測装置。
  20. 上記請求項4〜6及び請求項10〜12のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、上記加工具は、ドライ加工時及びウエット加工時に対応する加工具であって、正面フライスカッター、肩削りフライスカッターその他の適宜カッターからなることを特徴とする被削材観測装置。
  21. 上記請求項1〜20のいずれかに1に記載の被削材観測装置において、ドライ加工時及びウエット加工時に常温の不活性ガスを研削点及び切削点やこの周辺に噴射することを特徴とする被削材観測装置。
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