JP3231418U - 封印帯付きキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】開栓後の確認が容易で、製造面でも優れる封印帯付きキャップを提供する。【解決手段】フランジ13が、封印帯12の内周面に対向する。下側当接部14は、フランジ13の先端の下面に当接可能である。2つの上側突起17は、上蓋11の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、上蓋11の下面から、封印帯12の上面に向かって膨出するとともに、上蓋11の下方向の端部を平面とし、上蓋11の開栓方向の端部を曲面とする。2つの下側突起18は、封印帯12の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、封印帯12の上面から、上蓋11の下面に向かって膨出するとともに、上蓋11の閉栓方向の端部を曲面とし、上蓋11の上方向の端部を平面とする。離型用突起19は、上蓋11の2つの上側突起17の直線上と略直角の直線上で対向する2つの位置のそれぞれに、上蓋11の下面から、封印帯12の上面に向かって膨出するとともに、上蓋11の閉栓方向及び開栓方向の端部を曲面とし、上蓋11の下方向の端部を平面とする。【選択図】図4

Description

本考案は、封印帯付きキャップに関する。
従来より、不正開封防止機能(ピルファープルーフ機能)を目的とするキャップの技術は多種存在する。
例えば、特開2002−370765号公報(特許文献1)には、瓶口筒に、外嵌して乗り越え係止する組付き筒を有し、密嵌装して注出口を形成するキャップ本体と、キャップ本体に着脱自在に螺合して、注出口を開閉する有頂筒形状の外キャップ体とから構成された合成樹脂製注出キャップが開示されている。このキャップは、組付き筒の外周面に第1係止部を形成し、閉状態で組付き筒に外装する外キャップ体の外装筒の下端に、第1係止部に下方から係止する第2係止部を設けた封止リングを、複数の破断片を介して一体に連設している。又、このキャップは、外装筒の下端に設けた複数の第1押圧斜面部に対して、第1押圧斜面部に螺脱方向側から、キャップ本体の螺条のリード角よりも大きい鋭角である傾斜角で、摺動可能に当接すべく、間近に対向する複数の第2押圧斜面部を、封止リングの上端に設けて成る。これにより、開封時に、外装筒の第1押圧斜面部が封止リングの第2押圧斜面部に当接し、この両押圧斜面部がキャップ本体の螺条のリード角(キャップ本体と外キャップ体との螺合機能部のリード角)よりも大きい鋭角の傾斜角で当接するので、封止リングは外装筒により強制的に押し下げられ、自重により確実に落下変位し、外キャップ体と封止リングが確実に分離し、瓶が既に開封されたものと判断できるとしている。
又、特開2005−59906号公報(特許文献2)には、天板下に容器の口部に打栓するための打栓部分を有し、且つ、天板上に注出筒を有するキャップ本体と、キャップ本体の注出筒に螺着脱する上蓋と、上蓋にタンパーエビデント機構を介在させて連結したバンドとからなる易分別性プラスチックキャップが開示されている。このキャップ本体は、打栓部分を切り欠くための脆弱部及びその脆弱部で囲った打栓部分に設けた切欠用ツマミを有し、上蓋はキャップ本体の注出筒に螺着脱するネジ周壁及びその外側に外周壁を有する。そして、このキャップ本体は、ネジ周壁と外周壁との間に切欠用ツマミを位置させてなり、キャップ本体の打栓部分を切欠用ツマミにて切り欠き、容器の口部からキャップ本体を離脱可能としている。これにより、キャップ本体の注出筒に上蓋が直接螺着脱する構成とし、キャップ本体と上蓋との間に内容物が溜まるスペースをなくすことにより、内容物の残留に起因するカビの発生を未然に防止することができるとしている。又、切欠用ツマミにて脆弱部を破断してキャップ本体の打栓部分を切り欠いたあと、容器の口部からキャップ本体を離脱出来、上蓋とバンドとの間のタンパーエビデント機構により一旦開封するとその事実が残り、一目で不正開封の事実が判明するようになっている。これにより、廃棄時に容器の口部からキャップ本体を容易に離別でき、分別廃棄性を高めることが出来て、その上、内容物が直接触れる注出筒などの汚染や内容物の改ざんを防止できるとしている。
又、特開2013−180763号公報(特許文献3)には、容器口部に装着される中栓と、中栓に螺着される上蓋とからなり、上蓋の側壁下部に連結片を介し封印帯が設けられた封印帯付きキャップが開示されている。この封印帯は、内面に、中栓の側壁外面に設けられたラチェット爪と係合するラチェット歯と、上部に、上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触する干渉突起とを備える。又、封印帯は、キャップの未開栓時において、ラチェット爪とラチェット歯が互いに離間するように位置しており、キャップの初開栓時に上蓋と共に開栓方向に移動し、ラチェット爪とラチェット歯が係合する位置で中栓に保持される。そして、干渉突起は、上蓋の側壁下部に設けられた突起とキャップの再閉栓時の締め込み完了位置付近で接触する。これにより、キャップの初開栓時、上蓋を開栓方向に回転させて中栓から螺脱する際、封印帯は、上蓋が開栓方向に移動するのに伴ってラチェット歯が中栓のラチェット爪に係合するまで移動する。そして、キャップの再閉栓時に締め込みの完了位置付近で上蓋に設けられた突起と接触する干渉突起が封印帯に設けられていることで、その締め込みの完了に合わせて、上蓋の突起が封印帯の干渉突起に接触したり、接触した上で干渉突起を乗り越えたりする感覚を消費者に与えることができるとしている。
特開2002−370765号公報 特開2005−59906号公報 特開2013−180763号公報
従来より、不正開封防止機能付きのキャップには、開閉し易く、且つ、初開栓後に、封印帯がキャップと適切に分離するように求められている。特許文献1に記載の技術では、ユーザが、外装筒の第1押圧斜面部を封止リングの第2押圧斜面部に当接させるとともに、外装筒と封止リングを分離するために、第1押圧斜面部を第2押圧斜面部から乗り越えさせる必要があり、初開栓時に外装筒に過大な開栓力が必要であるという課題がある。又、特許文献2に記載の技術でも、同様に、上蓋とバンドとを分離するために、初開栓時に上蓋に過大な開栓力が必要であるという課題がある。
又、特許文献3に記載の技術では、初開栓時、再開栓時及び閉栓時に、封印帯の干渉突起が上蓋の突起と接触するため、開封感覚を得ることができるものの、干渉突起と突起との接触のために、上蓋に過大な開栓力及び閉栓力が必要であるという課題がある。特に、子供や高齢者では、このような構成の封印帯付きキャップの開閉は困難である。
又、不正開封防止機能付きのキャップは、安価であるため、製造面での利点が必要である。しかしながら、特許文献1−3に記載の技術では、製造面での利点が不明である。
そこで、本考案は、課題を解決するためになされたものであり、開閉し易く、開栓後の確認が容易であり、製造面でも優れる封印帯付きキャップを提供することを目的とする。
本考案に係る封印帯付きキャップは、中栓と、上蓋と、封印帯と、フランジと、下側当接部と、4つのラチェット爪と、4つのラチェット歯と、2つの上側突起と、2つの下側突起と、2つの離型用突起と、を備える。中栓は、容器口部に装着される。上蓋は、前記中栓に螺着され、円筒状である。封印帯は、上面が複数の連結片を介して前記上蓋の下面に接続され、円筒状である。フランジは、前記中栓の周方向の外周面に、外部に向かって膨出し、前記封印帯の内周面に対向する。下側当接部は、前記封印帯の周方向の内周面の下端近傍に、内部に向かって膨出し、前記フランジの先端の下面に当接可能である。4つのラチェット爪は、前記中栓の外周面に、前記中栓の周方向に沿って等間隔に設けられ、外部に向かって突出している。4つのラチェット歯は、前記封印帯の内周面に、前記封印帯の周方向に沿って等間隔に設けられ、内部に向かって突出し、前記フランジの先端の上面に当接可能で、且つ、前記4つのラチェット爪のそれぞれと当接可能である。2つの上側突起は、前記上蓋の下面で、且つ、前記上蓋の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記上蓋の下面から、前記封印帯の上面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向の端部を直角面とし、前記上蓋の下方向の端部を平面とし、前記上蓋の開栓方向の端部を曲面とする。2つの下側突起は、前記封印帯の上面で、且つ、前記封印帯の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記封印帯の上面から、前記上蓋の下面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向の端部を曲面とし、前記上蓋の上方向の端部を平面とし、前記上蓋の開栓方向の端部を直角面とし、直角面を、前記上側突起の直角面に対向させる。2つの離型用突起は、前記上蓋の下面で、且つ、前記上蓋の2つの上側突起の直線上と略直角の直線上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記上蓋の下面から、前記封印帯の上面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向及び開栓方向の端部を曲面とし、前記上蓋の下方向の端部を平面とする。
本考案によれば、開閉し易く、開栓後の確認が容易であり、製造面でも優れる。
本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの平面視斜視図と底面視斜視図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの正面図と右側面図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの平面図と底面図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップのA−A線断面図とB−B線断面図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップのC−C線断面図である。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの上蓋と封印帯の右側面図とD−D線断面図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの中栓の平面視斜視図と正面図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの使用状態を示す第一の参考図である。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの使用状態を示すC−C線断面図である。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの使用状態を示す第二の参考図である。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの製造過程を示す平面視斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る封印帯付きキャップの平面視斜視図と底面視斜視図とである。 本考案の実施形態に係る封印帯付きキャップの上蓋を開栓した状態の平面視斜視図と、本考案の他の実施形態に係る封印帯付きキャップの上蓋を開栓した状態の平面視斜視図とである。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る封印帯付きキャップ1は、図1−図7に示すように、中栓10と、上蓋11と、封印帯12と、フランジ13と、下側当接部14と、4つのラチェット爪15と、4つのラチェット歯16と、2つの上側突起17と、2つの下側突起18と、2つの離型用突起19と、を備える。尚、図面のうち、背面図は、正面図と同一対称に表れるため省略する。左側面図は、右側面図と同一対称に表れるため省略する。
中栓10は、容器口部に装着される。上蓋11は、中栓に螺着され、円筒状である。封印帯12は、上面が複数の連結片12aを介して上蓋11の下面に接続され、円筒状である。
又、フランジ13は、中栓10の周方向の外周面に、外部に向かって膨出し、封印帯12の内周面に対向する。下側当接部14は、封印帯12の周方向の内周面の下端近傍に、内部に向かって膨出し、フランジ13の先端の下面に当接可能である。
又、4つのラチェット爪15は、中栓10の外周面に、中栓10の周方向に沿って等間隔に設けられ、外部に向かって突出している。4つのラチェット歯16は、封印帯12の内周面に、封印帯12の周方向に沿って等間隔に設けられ、内部に向かって突出し、フランジ13の先端の上面に当接可能で、且つ、4つのラチェット爪15のそれぞれと当接可能である。
2つの上側突起17は、上蓋11の下面で、且つ、上蓋11の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、上蓋11の下面から、封印帯12の上面に向かって膨出するとともに、上蓋11の閉栓方向の端部を直角面とし、上蓋11の下方向の端部を平面とし、上蓋11の開栓方向の端部を曲面とする。
2つの下側突起18は、封印帯12の上面で、且つ、封印帯12の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、封印帯12の上面から、上蓋11の下面に向かって膨出するとともに、上蓋11の閉栓方向の端部を曲面とし、上蓋11の上方向の端部を平面とし、上蓋11の開栓方向の端部を直角面とし、直角面を、上側突起15の直角面に対向させる。
離型用突起19は、上蓋11の下面で、且つ、上蓋11の2つの上側突起15の直線上と略直角の直線上で対向する2つの位置のそれぞれに、上蓋11の下面から、封印帯12の上面に向かって膨出するとともに、上蓋11の閉栓方向及び開栓方向の端部を曲面とし、上蓋11の下方向の端部を平面とする。
これにより、開閉し易く、開栓後の確認が容易であり、製造面でも優れるという顕著な効果を有する。即ち、図8に示すように、先ず、ユーザが、上蓋11を開栓方向に沿って回転させると、連結片12aを介して接続された封印帯12が上蓋11とともに開栓方向に沿って回転するとともに、中栓10の上方向に移動する。
ここで、図9に示すように、封印帯12の回転により、封印帯12のラチェット歯16が中栓10のラチェット爪15に当接し、封印帯12の開栓方向の回転が停止する。
ユーザは、続けて上蓋11を開栓方向に沿って回転させると、封印帯12が開栓方向で停止した状態で、封印帯12の下側当接部14が中栓10のフランジ13と当接して、今度は、封印帯12の上方向の移動が停止する。
ユーザが、更に上蓋11を開栓方向に沿って回転させることで、封印帯12が開栓方向でも上方向でも停止することから、上蓋11はそのまま上昇し、上蓋11の上側突起17及び離型用突起19が、封印帯12の下側突起18と当接することなく、上蓋11が封印帯12から離れて、連結片12aが切断し、上蓋11が開栓される。このように、ユーザは、上蓋11の回転が阻害されることなく、上蓋11を円滑に回転させて、開栓することができる。
仮に、上蓋11の上側突起17が、封印帯12の下側突起18と当接したとしても、上側突起17における上蓋11の開栓方向の端部は曲面であり、下側突起18における上蓋11の閉栓方向の端部は曲面であることから、曲面同士が多少当接しても、止まることはなく、上側突起17は、下側突起18に阻害されることなく、上蓋11とともに上昇する。
同様に、上蓋11の離型用突起19が、封印帯12の下側突起18と当接したとしても、離型用突起19における上蓋11の開栓方向の端部は曲面であり、下側突起18における上蓋11の閉栓方向の端部は曲面であることから、曲面同士が多少当接しても、止まることはなく、離型用突起19は、下側突起18に阻害されることなく、上蓋11とともに上昇するのである。
つまり、上蓋11の上側突起17及び離型用突起19は、封印帯12の下側突起18と当接することはなく、又は、当接しても、上側突起17及び離型用突起19の回転を阻害することは無いから、ユーザは、上蓋11に過大な開栓力及び閉栓力が不要であり、特に、子供や高齢者でも、本考案の封印帯付きキャップ1の開閉が容易になるのである。
又、下側突起18の直角面は、上側突起17の直角面に対向する位置にあるため、上蓋11を開栓方向に回転させると、上蓋11の上側突起17が、封印帯12の下側突起18から、丁度、離れるように、上蓋11の周方向に移動するため、上側突起17と下側突起18との当接を確実に防止し、より開栓し易い構成としている。
ここで、図10に示すように、連結片12aが切断することで、封印帯12が容易に落下するが、封印帯12の4つのラチェット歯16(の下面)が中栓10のフランジ13の先端の上面と当接して、封印帯12が中栓10の所定の位置で停止する。
一方、ユーザが、上蓋11を閉栓方向に沿って回転させることで、上蓋11を中栓10に閉栓することができるが、上蓋11を閉栓方向に回転させて、完全に閉栓したとしても、封印帯12が落下しているため、上蓋11と封印帯12との間に隙間が適切に発生し、外部から開封を確実に認識することができる。
又、上蓋11と封印帯12は、金型で成形後に、金型からストリッパー20で離型されるが、図11に示すように、上蓋11の上側突起17と離型用突起19と、封印帯12の下側突起18とが、上蓋11の周方向に沿って略等間隔に設けられていることから、ストリッパー20の離型力が封印帯12を介して上蓋11にバランスよく印加し、精度高く離型することができる。
特に、上側突起17における上蓋11の下方向の端部と、離型用突起19における上蓋11の下方向の端部とが平面であることから、上蓋11の上側突起17と離型用突起19とが封印帯12の上面と適切に当接する。同様に、下側突起18における上蓋11の上方向の端部が平面であることから、封印帯12の下側突起18が上蓋11の下面と適切に当接する。これにより、封印帯12が上蓋11と適切に当接して、ストリッパー20の離型力を適切に伝えるのである。
このように、本考案に係る封印帯付きキャップ1は、上蓋11の開閉を円滑にするとともに、不正開封防止機能を確実に発揮する。更に、本考案に係る封印帯付きキャップ1は、金型からの離型も容易であり、製造面でも優れているのである。
ここで、封印帯付きキャップ1の材質に特に限定は無いが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂を挙げることができる。
中栓10の構成に特に限定は無いが、例えば、図7に示すように、上方に円筒を有し、下方に菱形を有し、中央にラチェット爪13とフランジ18とを有する構成を挙げることができる。中栓10は、容器口部に装着され、容器の内容物が外部に放出される口部として機能するため、中栓10には、上面から下面までに貫通する貫通孔を有する。
又、中栓10の下方の菱形の形状に特に限定は無いが、例えば、図7に示すように、菱形の鋭角の部分から外部に向かって延出されたヒレ部を設け、中栓10と容器口部との接着を強固にするよう構成しても構わない。又、中栓10の下方の菱形の外側面に、菱形の辺に沿った膨出線を設け、中栓10の下方の外側面の表面積を広くして、更に、中栓10と容器口部との接着を強固にするよう構成しても構わない。更に、例えば、図12−図13に示すように、中栓10の下方の菱形の外側面に、菱形の辺に沿った線条と、菱形の下方に沿った線条とを設けて、中栓10の下方の外側面の表面積を広くして、更に、中栓10と容器口部との接着を強固にするよう構成しても構わない。
又、上蓋11の構成に特に限定は無いが、例えば、図1−図6に示すように、上方の外周面に、上方から下方に沿った膨出線を設け、ユーザの指と上蓋11との滑り止めを生じさせるよう構成しても良い。
又、上蓋11の上面の内側の構成に特に限定は無いが、例えば、図4に示すように、内側栓を設け、上蓋11を中栓10に装着すると、上蓋11の内側栓が中栓10の貫通孔を閉塞するよう構成しても良い。
又、中栓10と上蓋11との螺合機能部に特に限定は無いが、例えば、図1−図7に示すように、中栓10の外周面に雄ネジ部を設け、上蓋11の内周面に雌ネジ部を設けるよう構成しても良い。又、図1−図7では、上蓋11の開栓方向を上蓋11の右方向とし、上蓋11の閉栓方向を上蓋11の左方向としたが、これらを逆方向に構成しても構わない。又、中栓10の雄ネジ部の構成に特に限定は無いが、例えば、図13に示すように、雄ネジ部の途中を中栓10の上方から下方に向かって切断した構成にしても良いし、雄ネジ部を連続的に構成しても構わない。
又、中栓10の螺条のリード角に特に限定は無いが、例えば、図8に示すように、封印帯12の移動が開栓方向でも上方向でも停止した場合、上蓋11を開栓方向に沿って45度回転させると、封印帯12の下側突起16が、上蓋11の上側突起15又は離型用突起17と当接しないように、上蓋11を上方向に所定量移動させるだけのリード角であると好ましい。
又、連結片12aの数に特に限定は無いが、例えば、封印帯12の周方向に沿って等間隔に4つ設けられると好ましい。又、連結片12aの設置位置に特に限定は無いが、例えば、図6に示すように、封印帯12のラチェット歯16の直上に設けられると、製造面で製造しやすく、好ましい。
又、フランジ13の径方向の長さに特に限定は無いが、例えば、中栓10に封印帯12を挿通させた際に、フランジ13の径方向の先端と封印帯12の内周面との間に所定の間隔が生じる程度の長さであると好ましい。
又、下側当接部14の膨出程度に特に限定は無いが、例えば、図10に示すように、封印帯12が上蓋11の上方向に移動した際に、中栓11のフランジ13に当接して、封印帯12の上方向の移動を制限する程度に膨出すると好ましい。
又、ラチェット爪15の形状に特に限定は無いが、例えば、図7に示すように、上蓋11の開栓方向に沿って鋭角となる略台形柱状に構成されると好ましい。又、ラチェット爪15の突出程度に特に限定は無いが、例えば、中栓10に封印帯12を挿通させた際に、ラチェット爪15の側面の端部と封印帯12の内周面との間に所定の間隔が生じ、且つ、ラチェット歯16に当接する程度に突出すると好ましい。
又、ラチェット歯16の形状に特に限定は無いが、例えば、図6に示すように、封印帯12の内周面から内部に向かって延出された略直方体状に構成されると好ましい。又、ラチェット歯16の突出程度に特に限定は無いが、例えば、図10に示すように、封印帯12が、上蓋11と分離して、自重で上蓋11の下方向に落下した際に、中栓11のフランジ13に当接して、封印帯12の下方向の落下を所定量だけで制限する程度に突出すると好ましい。
又、上側突起17、下側突起18及び離型用突起19の曲面の形状に特に限定は無いが、例えば、図2に示すように、側面視(例えば、正面視)で扇状であると、ユーザが柔らかいイメージを抱きやすく、美的外観が向上するため、好ましい。又、上側突起17及び離型用突起19の曲面が、下側突起18の曲面と当接しても滑り易くなり、好ましい。
又、上側突起17、下側突起18及び離型用突起19の周方向の長さに特に限定は無いが、例えば、図11に示すように、ストリッパー20で封印帯12を押した際に、封印帯12に印加した離型力が上蓋11の下面に均等に掛かる程度の所定の長さであると好ましい。
又、本考案に係る封印帯付きキャップ1が適用される容器に特に限定は無いが、例えば、液状体やペースト状体等の内容物を充填して使用される容器を挙げることができる。
又、本考案に係る封印帯付きキャップ1の構成に、更に、他の機能や他のデザインを追加しても構わない。
以上のように、本考案は、容器口部に設置される封印帯付きキャップとしてとして有用であり、開閉し易く、開栓後の確認が容易であり、製造面でも優れる封印帯付きキャップとして有効である。
1 封印帯付きキャップ
10 中栓
11 上蓋
12 封印帯
13 フランジ
14 下側当接部
15 ラチェット爪
16 ラチェット歯
17 上側突起
18 下側突起
19 離型用突起
20 ストリッパー

Claims (1)

  1. 容器口部に装着される中栓と、
    前記中栓に螺着される円筒状の上蓋と、
    上面が複数の連結片を介して前記上蓋の下面に接続された円筒状の封印帯と、
    前記中栓の周方向の外周面に、外部に向かって膨出し、前記封印帯の内周面に対向するフランジと、
    前記封印帯の周方向の内周面の下端近傍に、内部に向かって膨出し、前記フランジの先端の下面に当接可能な下側当接部と、
    前記中栓の外周面に、前記中栓の周方向に沿って等間隔に設けられ、外部に向かって突出した4つのラチェット爪と、
    前記封印帯の内周面に、前記封印帯の周方向に沿って等間隔に設けられ、内部に向かって突出し、前記フランジの先端の上面に当接可能で、且つ、前記4つのラチェット爪のそれぞれと当接可能な4つのラチェット歯と、
    前記上蓋の下面で、且つ、前記上蓋の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記上蓋の下面から、前記封印帯の上面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向の端部を直角面とし、前記上蓋の下方向の端部を平面とし、前記上蓋の開栓方向の端部を曲面とする2つの上側突起と、
    前記封印帯の上面で、且つ、前記封印帯の直径上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記封印帯の上面から、前記上蓋の下面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向の端部を曲面とし、前記上蓋の上方向の端部を平面とし、前記上蓋の開栓方向の端部を直角面とし、直角面を、前記上側突起の直角面に対向させる2つの下側突起と、
    前記上蓋の下面で、且つ、前記上蓋の2つの上側突起の直線上と略直角の直線上で対向する2つの位置のそれぞれに、前記上蓋の下面から、前記封印帯の上面に向かって膨出するとともに、前記上蓋の閉栓方向及び開栓方向の端部を曲面とし、前記上蓋の下方向の端部を平面とする2つの離型用突起と、
    を備える封印帯付きキャップ。
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