JP7253902B2 - キャップ及びキャップを用いた容器 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップ及びキャップを用いた容器に関する。
従来、医薬品の分野などにおいて、幼児などによる誤使用を防止する目的で、誤使用防止機能を有する容器が用いられている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1では、口部と係合し且つクロージャーを口部から押し離すためのスプリング要素と、口部及びスカートに設けられた連結要素と、を備え、スプリング要素に抗する力を加えることで連結要素の係合が外れて開栓が可能となる容器が開示されている。
特許文献2では、キャップ本体と、キャップ本体に外装された上下動可能な外装体とを備え、通常はその両者が空回りして開栓できないが、外装体を上側に引き上げ、キャップを緩める方向に回転させることで、外装体の内周面にある突起部が、キャップ本体の外周面に設けられた係合壁部に係合し、キャップ本体に回転する力を伝え、開封することが可能な容器が開示されている。
特表2008-514513号公報 特開2014-231366号公報
しかしながら、特許文献1のキャップ付き容器では、キャップを繰り返し開閉するとスプリング要素の弾性力が低下する恐れがあり、使用の最後まで誤使用防止機能を発揮することができなくなる可能性がある。また、誤使用防止機能はスプリング要素によって付与されるため、それに抗する力を加え開封することは、大人でも困難な場合がある。更には、容器に対して垂直に力を加えて開栓するため、柔軟性のある容器では開けづらいという問題があった。
また、特許文献2では、特許文献1のスプリング要素に抗する力がない人であっても開封できる。しかし、特許文献2の安全キャップでは、外装体の内周面にある突起部が、キャップ本体の外周面に設けられた係合壁部に係合し、回転する力をキャップ本体に伝えている。しかし、機能を発揮させるためにキャップ本体に外装体をはめ込む必要があるため、外装体の内周面にある突起部の大きさが限られ、必然的に突起部が係合壁部に係合する面積が小さくなるという問題がある。従って、キャップを繰り返し開閉すると突起部が破損し、キャップを動かすことができなくなるという問題があった。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、開封が容易であるとともに、誤使用防止機能を良好に維持できるキャップと、これを用いた容器とを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明は、以下のとおりである。
≪態様1≫
容器本体に螺合されるキャップであって、
前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップ本体に外装される外装体と、を備え、
前記外装体は、内周面に設けられた第1の突起部を有し、
前記キャップ本体は、天面板上に設けられた第2の突起部を有し、
前記第2の突起部は、
前記キャップ本体の周方向に、前記天面板から前記第2の突起部の天頂部に向かって延びる傾斜面と、
前記第2の突起部の天頂部から前記天面板に向かって延び、前記天面板との間に、前記第1の突起部が前記天面板に対し水平方向に移動可能な移動空間を形成する垂直壁部と、
前記垂直壁部の前記キャップが緩められる側に設けられた第1係止面と、
前記第1係止面に対して前記キャップが締められる側に設けられ、前記第1係止面と対向して配置され、前記第1係止面との間に係合空間を形成する第2係止面と、
を備え、
前記係合空間は前記移動空間と連通しており前記第1の突起部の少なくとも一部を収納可能であるとともに、上下動させることが可能であり、
前記外装体を、キャップを締め込む方向に回転させた場合、前記外装体の前記第1の突起部の一部が、前記第2係止面に当接することで、前記キャップ本体が前記外装体とともに回転し、
前記外装体を、引き上げてキャップを緩める方向に回転させた場合、前記外装体の前記第1の突起部の一部が前記第1係止面に当接することで、前記キャップ本体が前記外装体とともに回転する、
ことを特徴とするキャップ。
≪態様2≫
前記外装体の内周面に設けられた第3の突起部と、
前記キャップ本体の外周面に周方向に設けられた窪み部と、更に備え、
前記窪み部は、前記第3の突起部の少なくとも一部を収納可能な大きさに形成されてお
り、
前記第3の突起部と前記窪み部とが係合する、
ことを特徴とする態様1に記載のキャップ。
≪態様3≫
前記窪み部の高さは、前記第2の突起部の高さと、前記第1の突起部の高さとの和より大きく形成される、
ことを特徴とする態様2に記載のキャップ。
≪態様4≫
前記キャップ本体の前記外面に、前記天面板から前記窪み部に至る導入溝を更に備え、
前記導入溝は、前記第3の突起部を前記天面板から前記窪み部まで移動可能な幅に形成される、
ことを特徴とする態様2又は3に記載のキャップ。
≪態様5≫
前記導入溝の前記窪み部側の端には、一対の弁状突起が設けられており、
前記弁状突起の離間する距離は、前記第3の突起部の幅より狭い、
ことを特徴とする態様4に記載のキャップ。
≪態様6≫
態様1乃至5のいずれか1つの態様に係るキャップと、
前記キャップが螺合される容器本体と、を備えることを特徴とする容器。
本発明によれば、開封が容易であるとともに、誤使用防止機能を良好に維持できるキャップと、キャップを用いた容器とを提供することができる。
本実施形態に係るキャップ本体と外装体とが螺合した容器を示す斜視図である。 図2(a)は本実施形態に係る容器の上面図であり、図2(b)は図2(a)に示すIIB-IIB線断面図である。 図3は図2(a)に示すIIB-IIB線断面図に相当し、キャップ本体と外装体とを示す断面図である。 図4(a)は外装体の上面図である。図4(b)は図4(a)に示すIVB-IVB線断面図である。図4(c)は図4(a)の下方向から視た正面図である。図4(d)は図4(a)に示すIVD-IVD線断面図である。 図5(a)は第2の突起部の左側面図であり、図5(b)は第2の突起部の正面図であり、図5(c)は第2の突起部の右側面図である。図5(d)はキャップ本体の正面図であり、図5(e)はキャップ本体の上面図である。なお、図5(d)は図5(e)の下方向からみた正面図である。 図6は図2(a)に示すIIB-IIB線断面図に相当し、外装体を引き上げて第1の突起部が第2の突起部の第1係止面に係合した状態(キャップの開封時)を示す図である。 図7(a)は変形例に係るキャップ本体の上面図であり、図7(b)は変形例に係るキャップ本体の正面図である。図7(c)は変形例に係る外装体の断面図であり、図4(a)に示すIVB-IVB線断面図に相当する。 図8(a)は変形例に係るキャップ本体の上面図であり、図8(b)は変形例に係るキャップ本体の正面図である。図8(c)は変形例に係る外装体の断面図であり、図4(a)に示すIVB-IVB線断面図に相当する。 図9はキャップの変形例を示す図である。 図10は外装体の変形例を示す図である。 図11(a)は変形例に係るキャップ本体の斜視図であり、図11(b)は変形例に係るキャップ本体の上面図である。 図12(a)は変形例に係る外装体の斜視図であり、図11(b)は変形例に係る外装体の上面図である。
本実施形態に係るキャップと、これを用いた容器について、図面を用いて詳細に説明する。しかしながら本発明は、以下に図示された特定の態様に限定されることはない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって画定される。
(容器100)
容器100は、図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、容器本体80と、容器本体80に螺着されるキャップ10と、を備える。ここで、図2(b)は、図2(a)に示すIIB―IIB線断面図であるが、容器本体80については、右側にIIB―IIB線断面図を、左側に正面図を示す。図2(b)に示すように、容器本体80の注出口81の外周面にはキャップ10を螺着するための雄ネジ部83が設けられている。また、キャップ10は、内面に雌ネジ部23を備えるキャップ本体(内蓋)20と、キャップ本体20の少なくとも一部を覆うように配置される外装体(外蓋)50とを備える。
(容器本体80)
容器本体80は、注出口81と肩部82とを有し、注出口81の外周面にはキャップ10を螺着するための雄ネジ部83が設けられている。キャップ10を容器本体80に対して開栓又は閉栓可能であれば、注出口81とキャップ本体20とに設けられるネジは、一条ネジ、多条ネジといった公知のネジとすることができる。また、キャップ10の開栓、閉栓がユーザに認識されやすいよう、容器本体80、例えば注出口81の根元部分又は容器本体80の肩部82に係合凹部を設け、かつ、キャップ10の下部に係合凹部と係合する係合凸部を設けることでクリック感を生じる公知のロック機構を設けることが好適である。
(キャップ10)
キャップ10は、図1、図2(a)、図2(b)及び図3に示すように、内面に雌ネジ部23を備えるキャップ本体20(内蓋)と、キャップ本体20を覆うように配置される外装体50(外蓋)とを備える。キャップ本体20と外装体50とは、同じ軸Cを中心に回転可能であり、且つ上下動可能に嵌合される。
(外装体50)
外装体50は、少なくともキャップ本体20の側面を覆う。外装体50は、図4(a)~図4(c)に示すように、筒壁51と、筒壁51の内周面に設けられた第1の突起部52と、筒壁51の内周面に設けられた第3の突起部53とを備える。
また、筒壁51の内周面51bに設けられた第1の突起部52の位置を、外装体50の外側からでも認識できるように、筒壁51の外周面51a上端において、第1の突起部52と筒壁51を介して対向する位置に、凸部54を備えてもよい。
第1の突起部52は、図4(b)に示すように筒壁51の内周面51bに設けられ、筒壁51の中心軸(軸C)方向に突出して形成される。第1の突起部52は、後述するキャップ本体20に設けられた、外側面31、内側面32、傾斜面33、天頂面(天頂部)34、垂直面35、対向面36、第1係止面37、上壁面38、第2係止面39、及び内壁面40とで形成された係合空間30C(図2(a)参照)に、少なくとも一部を収納可能な大きさとされる。これは、キャップ10を開栓する際に、キャップ本体20を外装体50と共に回転させるために、第1の突起部52の少なくとも一部を第2の突起部30の係合空間30Cに収納した後、外装体50を引き上げ、第1の突起部52を第2の突起部30と係合させるためである。詳細に後述するように、第1の突起部52と第2の突起部30とは第1の係合部Aを構成する。また、本実施形態では、第2の突起部30はキャップ本体20の天面板21上に設けられるため、第1の突起部52が筒壁51の中心軸方向に突出する長さを、自由に設定できるため、キャップ本体20の側面板22の厚みと同等、又はそれより大きくすることも可能である。
また、第1の突起部52の最大厚みは、後述するキャップ本体20に設けられた垂直壁部30Aと天面板21とが離間する距離(移動空間30Bの高さ)とほぼ同じか、それ以下の大きさである。これは、外装体50を、キャップ本体20のネジを締める方向(図2(a)及び図2(b)に示すD2方向)に回転させた時に、キャップ本体20に設けられた第2係止面39に第1の突起部52が当接し、キャップ本体20も回転させる必要があり、そのためには第2の突起部30の垂直壁部30Aと天面板21との隙間を、第1の突起部52が通過する必要があるためである。
加えて、第1の突起部52のネジが緩む方向(図2(a)及び図2(b)に示すD1方向)側の側面は、外装体50を引き上げ、外装体50をネジが緩む方向(D1)に回転させたとき、後述するキャップ本体20の第2の突起部30の第1係止面37と接触し、外装体50に連動してキャップ本体20が回転する必要がある。そのため、第1の突起部52のネジが緩む方向(D1)側の側面は、キャップ本体20と外装体50とが一緒に回転できるだけの十分な接触が保たれる面積にする。同様に、第1の突起部52のネジを締める方向(D2)側の側面は、外装体50を、ネジを締める方向(D2)に回転させたとき、キャップ本体20の第2の突起部30の第2係止面39と接触する。そのため、第1の突起部52のネジを締める方向(D2)側の側面も、キャップ本体20と外装体50とが一緒に回転できるだけの十分な接触が保たれるような面積にする。
また、第1の突起部52のネジが緩む方向(D1)の側面の下部(エッジ部分)は、丸みをつけることが好ましい。外装体50をネジが緩む方向(D1)に回転させたとき、第1の突起部52は、キャップ本体20の第2の突起部30の傾斜面33を乗り越え、天頂面34へと移動する。この動きを行いやすくするため、第1の突起部52のネジが緩む方向(D1)の側面の下部(エッジ部分)は、丸みをつけることが好ましい。
第3の突起部53は、外装体50の筒壁51の内周面51bに設けられる。第3の突起部53は、筒壁51の内周面51bに、一部が切断された環状に設けられている。第3の突起部53は、後述するキャップ本体20の側面板22の外周面22aに設けられた窪み部24と係合可能な位置に設けられる。第3の突起部53は窪み部24と係合して、外装体50とキャップ本体20とを回転可能とする機能を有する。第3の突起部53と窪み部24とは後述する第2の係合部Bを構成する。第3の突起部53の断面形状は、上部に角を有し、下部は丸みを設けた略方形状である。第3の突起部53の断面形状は、任意であり、四角、三角、半円等であってもよい。外装体50をキャップ本体20に嵌める際は、外装体50の第3の突起部53の厚みだけ、外装体50を弾性変形させることにより、第3の突起部53と窪み部24とを係合させる。このため、外装体50をキャップ本体20に嵌めやすいよう、第3の突起部53の下部は丸みを有していることが好適である。また、第3の突起部53は、筒壁51の内周面に環状に連続して設けてもよく、複数の突起を、間隙を設けて環状に配置してもよい。
凸部54は、筒壁51の外周面51aに設けられる。凸部54を設ける位置は任意であるが、視認性の観点から筒壁51の外周面51aの上端に設けてもよい。凸部54は、図4(c)及び図4(d)に示すように、三角柱状であり、筒壁51の外周面51aから突出するように設けられる。凸部54は、第1の突起部52が設けられた位置を、外装体50の外側から視覚的及び/又は触覚的に識別するために設けられる。凸部54は、第1の突起部52が外装体50において設けられている位置を示すものであるため、凸状に形成される場合に限られない。このため、凸部54に代えて凹部としてもよい。加えて、凸部54を印刷によって形成する、又は外装体50とは色の異なる樹脂パーツによって形成することも可能である。
また、外装体50の垂直方向の高さを、キャップ本体20の垂直方向の高さよりも大きくすることが好ましい。この場合は、外装体50の第1の突起部52が、キャップ本体20の第2の突起部30の天頂面34に位置する際に、キャップ本体20の下端が外装体50の下端から露出しないように、外装体50の垂直方向の高さを決定することが特に好ましい。なお、外装体50の垂直方向の高さは、キャップ本体20の垂直方向の高さと同じでもよい。
(キャップ本体20)
キャップ本体20は、図2(b)、図3、図5(d)及び図5(e)等に示すように、天面板21と、天面板21の縁から垂直に下側に延在する筒状の側面板22と、側面板22の内周面22bに設けられた雌ネジ部23と、側面板22の外面22aに周方向に設けられた窪み部24と、天面板21の下側の面から伸びる環状突起25と、天面板21の上面21a上に設けられた第2の突起部30と、を備える。
天面板21は、図5(e)に示すように、平面形状が円形であり、天面板21の上面21a上には第2の突起部30が設けられる。天面板21の下面21bには、図3等に示すように、容器本体80の注出口81の上端において注出口81の内周面と密着する環状突起25が設けられている。環状突起25は、容器本体80の注出口81を密封するための突起である。注出口81を密封可能であれば、環状突起25を、容器本体80の注出口81の上端において注出口81の外周面と密着させてもよい。
側面板22は、筒状の形状を有し、側面板22の一端に天面板21が設けられ、側面板22の他端は開放されている。天面板21と側面板22とにより、有頂筒状に構成され、いわゆるキャップ形状が形成される。側面板22の内周面22bには、雌ネジ部23が形成される。雌ネジ部23は、容器本体80の注出口81に形成された雄ネジ部83に対応する形であり、キャップ本体20が注出口81に螺合され、締められた状態では、容器本体80内の内容物が漏出しないようにされている。雄ネジ部83、雌ネジ部23はキャップ本体20を注出口81に開栓又は閉栓可能であれば、一条ネジであってもよく、多条ネジであってもよい。
窪み部24は、環状の溝であって、図5(d)に示すように、側面板22の外周面22aに周方向に設けられる。窪み部24は、外装体50に形成された第3の突起部53の少なくとも一部を収納可能な高さ及び深さを備える。窪み部24と第3の突起部53とは、第2の係合部Bを構成し、キャップ本体20と外装体50とが互いに外れることがないように係合する。窪み部24の高さ(図5(d)に示す上下の幅)は、外装体50をキャップ本体20が緩む方向(D1方向)に回転させたとき、外装体50に設けられた第1の突起部52が第2の突起部30の傾斜面33を乗り越えることができるよう、第1の突起部52の高さと第2の突起部30の高さとの和より大きく形成される。これにより、キャップ本体20と外装体50とが自由に水平方向に回転し、上下動可能となるとともに、誤使用防止機能を発揮させることができる。
(第2の突起部30)
第2の突起部30は、天面板21の上面21a上に設けられる。第2の突起部30は、図5(a)~図5(e)等に示すように外側面31、内側面32、傾斜面33、天頂面(天頂部)34、垂直面35、対向面36、第1係止面37、上壁面38、第2係止面39、及び内壁面40を備える。
外側面31は、天面板21の上面21aから天面板21の法線方向に延びる面である。外側面31は、キャップ本体20と外装体50とが係合された場合に、外装体50の筒壁51の内側面(内周面)51bに対向する面である。外側面31は、外装体50が回転する妨げにならず、外装体50からほぼ等間隔に離間するような曲面に形成される。なお、外側面31は、外装体が回転する妨げにならなければ平坦な面としてもよい。
内側面32は、天面板21の上面21aから天面板21の法線方向に延びる面であり、外側面31に対して径方向に内側に位置し、外側面31に対向する面である。内側面32も、外側面31と同様に曲面に形成されているが、平らな面であってもよい。
傾斜面33は、外側面31と内側面32との上であって、キャップを締める方向であるD2方向側に設けられる。傾斜面33は、天面板21の上面21aにおいて、天面板21の上面21aから、キャップを緩める方向であるD1方向に、天頂面34に向かって徐々に上面21aから離れるように傾斜する。また、傾斜面33と天頂面34とは連続して設けられており、第2の突起部30の上面を構成する。傾斜面33は、カーブを有しており、外装体50を、キャップを緩める方向(D1方向)に回転させた際、外装体50の第1の突起部52は、傾斜面33に乗り上げる。このように、傾斜面33はいわゆるラチェット機能を発現できる。
天頂面(天頂部)34は、外側面31と内側面32との上であって、キャップを緩める方向であるD1方向側に設けられる。天頂面34は、天面板21に対し略水平に設けられている。後述するように、天頂面34から、垂直壁部30Aが天面板21に向かって延びる。
なお、図5(b)に示すように外側面31、垂直面35、対向面36及び第1係止面37によって、垂直壁部30Aが画定される。垂直壁部30Aは、天頂面(天頂部)34から、天面板21に向かって延びているが、天面板21までは至らず、天面板21との間に移動空間30Bを形成する。移動空間30Bは、第1の突起部52が、天面板21に対し水平方向に、D1又はD2方向に移動可能な空間である。また、移動空間30Bは、後述する係合空間30Cと連通している。
垂直面35は、外側面31、内側面32及び天頂面34のD1方向の端に設けられ、天頂面34から天面板21に向かって垂下するように延びる。垂直面35は、外周側の角は切り欠かれており、切欠部35aが形成されている。このため、垂直面35の一部は、途中で切れており天面板21とは接続されておらず、垂直面35は、図5(c)に示すように、逆L字型の形状を有する。垂直面35の切欠部35aの天面板21に対向する辺は、対向面36に接続されている。切欠部35aの天面板21に対向する辺の下を、外装体50の第1の突起部52が移動するため、切欠部35aの高さ(天面板21の法線方向)は、第1の突起部52と同等かそれより高くされている。
対向面36は、天面板21と離間し、天面板21に対向して配置される。対向面36は、第1係止面37と垂直面35との間に設けられる。対向面36と天面板21との間は、第1の突起部52の高さと同等か、それより高く設定されており、対向面36と天面板21との間に、第1の突起部52が水平方向に移動可能な移動空間30Bが設けられる。
第1係止面37は、天面板21の法線方向に延びるように設けられる。第1係止面37は、垂直壁部30Aではキャップを締める方向(D2方向)側に配置される。また、第1係止面37は、第2係止面39と対向するように配置されており、第1の突起部52の水平方向の幅だけ第2係止面39から離間しうる。第1係止面37は、キャップを緩める方向(D1方向)に回転させる際、外装体50の第1の突起部52が係合する面である。そのため、第1係止面37は、第1の突起部52が当接した際、キャップ本体20と外装体50とが一緒に回転できるだけの十分な接触が保たれるようにする。
第2係止面39は、第1係止面37からみて、キャップを締める方向(D2)に位置し、第1係止面37と対向して配置される。また、第2係止面39は、天面板21の上面21aから天面板21の法線方向に延びるように設けられる。第2係止面39は、キャップを締める方向(D2方向)に回転させる際、外装体50の第1の突起部52が当接する面である。そのため、第2係止面39は、第1の突起部52が当接した際、キャップ本体20と外装体50とが一緒に回転できるだけの十分な接触が保たれるようにする。
上壁面38は、天面板21に対向する面であって、第1係止面37と第2係止面39とに接続される。内壁面40は天面板21から天面板21の法線方向に延びる面である。
第1係止面37と第2係止面39との間には係合空間30Cが設けられる。係合空間30Cは、外側面31から径方向に内側にくぼむ凹部である。係合空間30Cは、第1係止面37、上壁面38、第2係止面39及び内壁面40によって画定される空間である。また、係合空間30Cは、外装体50の第1の突起部52の少なくとも一部を収納可能であって、係合空間30C内で第1の突起部52が上下に移動可能である。
なお、第2の突起部30の天頂面34上には、係合空間30Cの位置を示す目印(図示せず)を設けてもよい。目印は、天面板21の上面21a上に設けることもできる。目印は、凸部、凹部として設けてもよく、印刷によって形成してもよく、色の違う樹脂パーツとして設けてもよい。この際、外装体50に設けられた凸部54と、第2の突起部30に設けられた目印との位置を合わせることにより、容易に第1の突起部52を第2の突起部30に合わせることができる。
また、容器本体80の注出口81の素材と、キャップ本体20の素材と、外装体50の素材とは、同じ素材でも、異なる素材でも良い。いずれも公知の成形用樹脂を用いることができる。成形用樹脂としては、これに限るものではないが、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂等が挙げられる。いずれの樹脂を用いるかは、キャップに求められる機能、容器に収納される物質等の目的に合わせて選択することができ、1種類のみであっても、2種類以上の多層であってもよく、若しくは2種以上を混合することも可能である。
キャップ本体20及び外装体50は、射出成形法、圧縮成型法、3Dプリンタといった公知の成形方法によって形成することができる。容器本体80、容器本体80の肩部82及び注出口81は、射出成形法、圧縮成型法、ブロー成形法、3Dプリンタといった公知の成形方法によって形成することができる。
容器本体80、キャップ本体20及び外装体50の少なくともいずれか1つには、意匠性を上げるための装飾として、蒸着、箔押し、印刷等を設けることもできる。また、開封方法の詳細、開封方法に関する注意喚起を、キャップ本体20の天面板21上、外装体50の筒壁51、又は容器本体80のいずれか若しくは全てに印刷等によって設けることもできる。
本実施形態では、第1の突起部52と第2の突起部30とから構成される第1の係合部Aによって、誤使用防止機能を発揮させる。具体的には、本実施形態のキャップ10を容器本体に螺着する際は、まずキャップ10を容器本体80の注出口81上に置く。次に、外装体50をネジが締まる(螺着する)方向(図2(a)等に示すD2方向)に回転させる。続いて、外装体50の第1の突起部52は、キャップ本体20の第2の突起部30の係合空間30Cに収納され、第1の突起部52の側面が、第2の突起部30の係合空間30Cの第2係止面39に接触する。その結果、外装体50を回転させる力がキャップ本体20へと伝わり、キャップ本体20は外装体50とともに回転し、キャップ10が容器本体80に螺着される。
一方、本実施形態のキャップ10を容器本体80から緩める場合は、まず外装体50をネジが緩む方向(図2(a)等に示すD1方向)に回転させる。外装体50の第1の突起部52は、キャップ本体20の第2の突起部30の垂直壁部30Aと天面板21との間の移動空間30Bを通過し、第3の突起部53と窪み部24とによって形成された第2の係合部Bによって、外装体50はキャップ本体20から外れることなくキャップ本体20の外周に沿って回転する。その後、第1の突起部52が、第2の突起部30の傾斜面33の位置まで移動する。続いて、第1の突起部52は、傾斜面33に沿って上方へと移動する。更に回転させると、第1の突起部52は、天頂面34に沿って移動し、垂直壁部30Aで垂直方向に下方へと移動し、第1の突起部52の下面はキャップ本体20の天面板21近傍まで移動する。
続いて、第1の突起部52を係合空間30Cに収納させるため、ネジを締める方向(図2(a)等に示すD2方向)に外装体50を回転させる。第1の突起部52の側面が第2の突起部30の第2係止面39に当接した後、もしくは目印の位置まで第1の突起部52を移動させた後、外装体50を上方に引き上げると、図6に示すように、第1の突起部52が係合空間30Cの上方に収納される。第1の突起部52が係合空間30Cの上方に収納されるよう外装体50を引き上げた状態で、外装体50をネジが緩む方向(D1方向)に回転させると、第1の突起部52の側面とキャップ本体20の第2の突起部30の第1係止面37とが接触し、キャップ本体20は外装体50とともに回転する。これにより、キャップ10は上方に移動して、容器本体80からキャップ10を取り外すことができる。
キャップ10を緩める際に外装体50を引き上げる力を抜くと、第1の突起部52は、第1係止面37とは当接しなくなり、キャップ10を回転させることができず、キャップ10を取り外すことはできない。このため、開け方を知らない幼児等が不用意に触ったとしても、予期せぬことで開栓してしまうことを防ぐことができる。
本実施形態では、上述したように、キャップ10を緩めるためには、外装体50を引き上げながらネジが緩む方向に回転させる必要がある。このため、通常の回転動作のみではキャップ10を取り外すことはできず、誤使用防止機能を発揮することができる。また、開栓動作は、幼児などによっては複雑であるが、大人にとっては容易である。
また、本実施形態では、外装体50の内側面に設けた第1の突起部52と、キャップ本体20の天面板21上に設けた第2の突起部30とを用いて、誤使用防止機能を得ている。これにより、従来利用されていたバネなど使用する構成と比較し、強い力を要せず、弾性力の低下による誤使用防止機能の低下も防ぐことができる。
加えて、第2の突起部30をキャップ本体20の天面板21上に設けることで、第1の突起部52を大きくすることができ、第1の突起部52の変形による誤使用防止機能の低下も防ぐことができる。従って、本実施形態によれば、開封が容易であるとともに、誤使用防止機能を良好に維持可能なキャップと、キャップを用いた容器を提供することができる。
本実施形態は、上述した実施形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上述した実施形態では、外装体50の第3の突起部53をキャップ本体20の窪み部24内に位置させる際、外装体50を弾性変形させる構成を例に挙げたが、これに限られない。例えば、図7(a)~図7(c)に示すように、キャップ本体20の側面板22の外周面22aに第3の突起部53を導入するための導入溝26を形成し、外装体50の第3の突起部53を導入溝26から導入可能としてもよい。なお、図7(a)及び図7(b)はキャップ本体20の変形例を示し、図7(c)は外装体50の変形例を示す。また、図7(c)は図4(a)に示すIVB-IVB線断面図に相当する。
具体的には、導入溝26は、図7(a)及び図7(b)に示すように、キャップ本体20の側面板22に、天面板21の上面21aから窪み部24の上端に至るように設けられる。また、導入溝26の下端(窪み部24に通じる部分)には、一対の弁状突起27が設けられる。弁状突起27の形状は、例えば図7(b)に示すように上側が傾斜面であって、下側が平坦であると好適である。なぜなら、第3の突起部53を導入する際、弁状突起27の上側が傾斜面であると、窪み部24への導入が容易となる一方、第3の突起部53が窪み部24から導入溝26へと移動してしまうことを防ぎやすくなるからである。なお、弁状突起27の傾斜面は、傾斜していれば、図示するように曲面であっても、平らな面であってもよい。
キャップ本体20において筒壁51の周方向に設けられている導入溝26の幅は、図7(c)に示す外装体50の第3の突起部53の幅より大きく形成し、弁状突起27の先端の間の距離は、第3の突起部53の幅より狭く形成することが好ましい。外装体50をキャップ本体20に係合する際は、導入溝26で、第3の突起部53を下方にスライドさせ、第3の突起部53を窪み部24内に位置させる。なお、導入溝26と第3の突起部53とは、1組設ける場合に限らず、2組以上設けることも可能である。この場合、外装体50の回転を滑らかにするため、周方向に均等に配置することが好適である。
また、キャップ本体20に形成される第2の突起部30の天頂面34を凸状に形成することも可能である。キャップ本体20変形例を図8(a)及び図8(b)に示し、外装体50変形例を図8(c)に示す。なお、図8(c)は図4(a)に示すIVB-IVB線断面図に相当する。例えば、図8(a)及び図8(b)に示すように、天頂面34を第1の天頂面34aと第2の天頂面34bとから構成し、第1の天頂面34aと第2の天頂面34bが角度(例えば、鈍角)をなすように配置する。これにより、天頂面34は第2の突起部30の上に角を形成する。図8(a)及び図8(b)に示す例では、第1の突起部52が傾斜面33に乗り上げ、天頂面34を移動する際、角の部分で移動する方向が変わるため、係合空間30Cの位置を、ユーザが把握しやすくなる。
また、上壁面38も、第1の上壁面38aと第2の上壁面38bとから構成し、第1の上壁面38aと第2の上壁面38bが角度(例えば、鈍角)をなすように配置する。図8(c)に示すように第1の突起部52に第1の面52aと第2の面52bとを設け、これらの角度を第1の上壁面38aと第2の上壁面38bとがなす角度と同じか、やや小さい角度をなすようにする。これにより、キャップを緩める方向に回転させる際、第1の突起部52の上部分が、上壁面38部分にかみ合うため、キャップを緩めやすくなり好適である。
上述した実施形態では、外装体50において、筒壁51の上端に位置合わせの目印としての凸部54を設ける構成を例に挙げたが、位置合わせの目印は他の位置に設けることも可能である。例えば、図9に示すように、凸部54を筒壁51の下端に設け、キャップ本体20の下端にも位置合わせのための凸部28を設ける。この際、内側に位置するキャップ本体20の凸部28が、外装体50に覆われないよう、キャップ本体20の下端を、外装体50の下端よりも下側に位置するように設計する。
加えて、外装体50は、図10(a)に示すように、キャップ本体20の天面を覆うように筒壁51の上端に配置された蓋56を備えてもよい。蓋56は筒壁51と一体に成型されてもよく、筒壁51とは別部材とした上で、筒壁51の上端内に嵌合するように配置されてもよい。また、図10(b)に示すように、蓋56に開口56aを設け、キャップ本体20の第2の突起部30を視認可能としてもよい。開口56aは、図10(b)に示すように外装体50の第1の突起部52の近傍に設け、外装体50を回転させ、第1の突起部52が第2の突起部30の近傍に位置したときに、開口56aから第2の突起部30、若しくは第2の突起部30に設けた目印などが視認できるようにすることが好適である。
上述した実施形態では、係合空間30Cは、第1係止面37、上壁面38、第2係止面39及び内壁面40によって画定されているが、これに限らず、例えば内壁面40を省略することも可能である。この場合、係合空間30Cは、外側面31から内側面32まで連通する空間となる。
また、上述した実施形態では、外装体50に設ける第1の突起部52と、キャップ本体20に設ける第2の突起部30とは、1組設けられる構成を例に挙げて説明したがこれに限られず、2組以上の任意の数だけ設けることも可能である。この場合、第1の突起部52と第2の突起部30とは回転方向に対し、等間隔に設けることが好適である。例えば、第1の突起部52と第2の突起部30を2組設ける場合は、他方の組は、一方の組から180°回転させた位置に設けることが好適である。4組設ける場合は、90°ずつ回転させた位置に設けることが好適である。
具体的には、図11(a)及び図11(b)に示すように、キャップ本体20が2つの第2の突起部30を有し、図12(a)及び図12(b)に示すように、外装体50が2つの第1の突起部52を有してもよい。キャップ本体20では、図11(b)に示すように、一方の第2の突起部30に対し、他方の第2の突起部30は、中心軸(図5(e)に示す軸Cに相当)を中心に180°回転させた位置に設けられる。同様に外装体50でも、図12(b)に示すように、一方の第1の突起部52に対し、他方の第の突起部52は、中心軸(図2(a)等に示す軸Cに相当)を中心に180°回転させた位置に設けられる。
また、第2の突起部30において、傾斜面33と天面板21との間は、樹脂などの材料で埋めてもよく、図11(a)に示す第2の突起部30のように、傾斜面33の下に空間を形成してもよい。同様に垂直壁部30Aもその内部に空間などを有していてもよい。また、外側面31と内側面32との間は図示した例よりも厚く形成することも可能である。キャップ本体20、外装体50及び容器本体80は、図示した寸法に限られるものではなく、成形等を考慮し、適宜設計を変更することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・キャップ、20・・・キャップ本体、21・・・天面板、21a・・・上面、21b・・・下面、22・・・側面板、22a・・・外周面、22b・・・内周面、23・・・雌ネジ部、24・・・窪み部、25・・・環状突起、26・・・導入溝、27・・・弁状突起、30・・・第2の突起部、30A・・・垂直壁部、30B・・・移動空間、30C・・・係合空間、31・・・外側面、32・・・内側面、33・・・傾斜面、34・・・天頂面(天頂部)、34a・・・第1の天頂面、34b・・・第2の天頂面、35・・・垂直面、36・・・対向面、37・・・第1係止面、38・・・上壁面、38a・・・第1の上壁面、38b・・・第2の上壁面、39・・・第2係止面、40・・・内壁面、50・・・外装体、51・・・筒壁、51a・・・外周面、51b・・・内側面(内周面)、52・・・第1の突起部、52a・・・第1の面、52b・・・第2の面、53・・・第3の突起部、54・・・凸部、80・・・容器本体、81・・・注出口、82・・・肩部、83・・・雄ネジ部、100・・・容器、A・・・第1の係合部、B・・・第2の係合部


Claims (7)

  1. 容器本体に螺合されるキャップであって、
    前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップ本体を覆う外装体と、を備え、
    前記外装体は、筒壁と、前記筒壁の内周面に設けられた第1の突起部を有し、
    前記キャップ本体は、天面板と、前記天面板の縁から垂直に下側に延在する筒状の側面板と、前記天面板上に設けられた第2の突起部を有し、
    前記第2の突起部は、
    前記キャップ本体の周方向に、前記天面板から前記第2の突起部の天頂部に向かって延びる傾斜面と、
    前記第2の突起部の天頂部から前記天面板に向かって延び、前記天面板との間に、前記第1の突起部が前記天面板に対し水平方向に移動可能な移動空間を形成する垂直壁部と、
    前記垂直壁部の前記キャップが緩められる側に設けられた第1係止面と、
    前記第1係止面に対して前記キャップが締められる側に設けられ、前記第1係止面と対向して配置され、前記第1係止面との間に係合空間を形成する第2係止面と、
    を備え、
    前記係合空間は前記移動空間と連通しており前記第1の突起部の少なくとも一部を収納可能であるとともに、上下動させることが可能であり、
    前記外装体を、キャップを締め込む方向に回転させた場合、前記外装体の前記第1の突起部の一部が、前記第2係止面に当接することで、前記キャップ本体が前記外装体とともに回転し、
    前記外装体を、引き上げてキャップを緩める方向に回転させた場合、前記外装体の前記第1の突起部の一部が前記第1係止面に当接することで、前記キャップ本体が前記外装体とともに回転する、
    ことを特徴とするキャップ。
  2. 前記外装体の内周面に設けられた第3の突起部と、
    前記キャップ本体の外周面に周方向に設けられた窪み部と、更に備え、
    前記窪み部は、前記第3の突起部の少なくとも一部を収納可能な大きさに形成されており、
    前記第3の突起部と前記窪み部とが係合する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記窪み部の高さは、前記第2の突起部の高さと、前記第1の突起部の高さとの和より大きく形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記キャップ本体の前記外周面に、前記天面板から前記窪み部に至る導入溝を更に備え、
    前記導入溝は、前記第3の突起部を前記天面板から前記窪み部まで移動可能な幅に形成される、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のキャップ。
  5. 前記導入溝の前記窪み部側の端には、一対の弁状突起が設けられており、
    前記弁状突起の離間する距離は、前記第3の突起部の幅より狭い、
    ことを特徴とする請求項4に記載のキャップ。
  6. 前記第1の突起部が前記筒壁の内周面から前記筒壁の中心軸方向に突出する長さが、前記側面板の厚みと同じであるか、又はそれよりも大きい、請求項1~5のいずれか一項に記載のキャップ。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に係るキャップと、
    前記キャップが螺合される容器本体と、
    を備えることを特徴とする容器。
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