JP3231024U - 建材用イ草パネルおよび居室構造並びに個室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】調湿性および消臭性を維持しながら堅牢性に優れた建材用イ草パネルおよび居室構造並びに個室ユニットを提供する。
【解決手段】個室ユニットは、正面壁および引き戸と、一対の側壁と、背面壁と、天井と、床とに囲まれることで、居室が形成される。この側壁104の開口部104aには、芯材となる平板11の両面にイ草シート12が張り付けられた建材用イ草パネル10が、嵌め込まれている。建材用イ草パネル10は長期的な調湿性と消臭性を維持することができるので、個室ユニットの居住性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、板材にイ草シートを設けた建材用イ草パネルおよびそれを備えた居室構造並びに個室ユニットに関するものである。
イ草は、優れた調湿性と消臭性とを有している。特に、消臭性は、20年も経過したイ草であっても十分な性能を維持する。イ草は、畳表として畳に使用されるほか、特許文献1に記載された建具に使用されることが知られている。
特許文献1に記載の通気調湿建具は、建具の鏡板部分に、イ草やイ草状の和紙等を編み目状にしたシートを嵌め込み、通気性、調湿性、空気清浄効果を得るというものである。
特開2003−138858号公報
しかし、特許文献1に記載の通気調湿建具では、建具の鏡板部分となる開口部に編み目状のシートを嵌め込んだだけなので、通気性は得られるが、薄いシートでは誤って足や物が衝突して突かれると、破れてしまうおそれがある。
そこで本考案は、調湿性および消臭性を維持しながら堅牢性に優れた建材用イ草パネルおよび居室構造並びに個室ユニットを提供することを目的とする。
本考案の建材用イ草パネルは、芯材となる平板にイ草シートが張り付けられたことを特徴とする。
本考案の建材用イ草パネルによれば、イ草シートが調湿効果や消臭効果を長期的に維持する。また、本考案の建材用イ草パネルは、イ草シートが芯材となる平板に張り付けられているため、手や足が当たっても平板がしっかりと受け止めるので、イ草シートが破れることを防止することができる。
前記イ草シートは、前記平板の両面に張り付けられたものとすることができる。イ草シートは、平板の両面に張り付けられていれば、建具や壁面の両面側に対して調湿効果や消臭効果を得ることができる。また、両側からの接触に対しても平板がイ草シートの破れを防止することができる。
前記平板は、吸音材により形成されたものとすることができる。吸音材による平板が吸音するため、音漏れを軽減することができる。
本考案の居室構造は、芯材となる平板の一方の面にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネルが、前記イ草シートを露出面として壁面または建具の凹部に嵌め込まれたことを特徴とする。また、本考案の居室構造は、芯材となる平板の両面にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネルが、壁面または建具の開口部に嵌め込まれたことを特徴とする。
居室内での壁面や建具の一方側で、または居室と隣接する居室の両側で、調湿効果や消臭効果を得ることができる。また、イ草シートが平板に張り付けられていることにより、イ草シートの破れを防止することができる。
また、本考案の個室ユニットは、リビングなどの居室に設置され、壁面と扉により囲まれた居室を備え、外部の居室と内部の居室との境界となる壁面の開口部に、芯材となる平板の両面にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネルが嵌め込まれたことを特徴とする。
本考案の個室ユニットによれば、外側のリビングなどの居室と内側の居室との両方で調湿効果および消臭効果を得ることができ、両側からの接触でもイ草シートが破れることを防止することができる。
本考案は、イ草シートが調湿効果や消臭効果を長期的に維持することができ、イ草シートの破れを防止することができるので、調湿性および消臭性を維持しながら堅牢性に優れたものとすることができる。
本考案の実施の形態に係る建材用イ草パネルを備えた個室ユニットを示す図であり、(A)は個室ユニットの斜視図、(B)は個室ユニットの断面図である。 図1(B)に示す個室ユニットの側壁の一部拡大図である。 図2に示す居室構造の他の例の一部拡大図である。
本考案の実施の形態に係る建材用イ草パネルおよび居室構造について、図面に基づいて説明する。図1(A)および同図(B)に示す建材用イ草パネル10は、建築物の一例である個室ユニット100の側面に位置する壁面に配置されている。まず、個室ユニット100について説明する。
個室ユニット100は、幅Wが約1.6m、高さHが約1.9m、奥行きDが約90cmに形成され、例えば、リビングなどの居室に設置され、テレワーク(在宅勤務)や受験勉強、書斎などとして使用することができる。
個室ユニット100は、正面には、正面壁101と、出入り口となる開閉用の扉である引き戸102が配置されている。そして、個室ユニット100は、正面壁101および引き戸102と、一対の側壁103,104と、背面壁105と、床106とにより周囲が囲まれることで、居室Rが形成されている。引き戸102は、幅DWが約76cmのものを使用している。この個室ユニット100には、天井が無いが、購入者の希望により天井を取り付けることができる。
個室ユニット100は、正面壁101と、一方の側壁103と、背面壁105との三方に、図示しない上下方向に延びるスライダー(アジャスター)が配置されている。このスライダーにより、棚や机となる棚板111〜113の高さが調整可能である。特に、このスライダーは、棚板111〜113について、使用者が座った状態で作業したり立った状態で作業したりすることができる高さに調整できる長さを有している。
本実施の形態では、個室ユニット100が設置されたリビングなどの外部の居室との境界となる他方の側壁104に、建材用イ草パネル10が配置されている。
図2に示すように、建材用イ草パネル10は、壁面の一例である側壁104の開口部104aに嵌め込まれている。建材用イ草パネル10は、芯材となる平板11にイ草シート12が張り付けられたものである。
この建材用イ草パネル10は、個室ユニット100が設置されたリビングなどの外部の居室側からも、また、内部の居室R(図1(B)参照)からも、イ草シート12を視認できるよう、平板11の両面に張り付けられている。
平板11は、例えば、無垢板でもよいが、廉価な合板とすることができる。本実施の形態では、吸引材により形成されたものとしている。例えば、平板11は、板状のフェルト材により形成される以外に、コルク材、ロックウール材などとすることができる。
イ草シート12は、ゴザや畳表と同様に、イ草を緯糸、畳糸などの糸を経糸として編物を編むようにして形成される。イ草シート12は、平板11に接着材により貼り付けられている。イ草シート12に、絵や図形、模様などが描かれていれば、建材用イ草パネル10の意匠性を高めることができる。
この建材用イ草パネル10の壁面への取り付けは、側壁104の開口部104a(図2参照)に嵌め込み、建材用イ草パネル10の周縁を、居室Rからと外部からとの両側から、矩形状の枠材13により、挟み込み押さえ付けることで、固定される。
建材用イ草パネル10を有する個室ユニット100がリビングのような居室に配置された居室構造は、居室Rに所在する人の腕や足が当たっても、また、個室ユニット100の外側(リビング側)から人が接触しても、イ草シート12が平板11に張り付けられている。従って、平板11が接触による衝撃を受け止めるため、イ草シート12が破れることを防止することができる。
また、イ草シート12が平板11の居室R側に張られているため、居室R内部への調湿効果と消臭効果とを長期的に得ることができる。更に、イ草シート12が平板11の居室Rの外側となるリビング側にも張られているため、リビング側でも長期的に調湿効果と消臭効果とを得ることができる。
従って、建材用イ草パネル10は、調湿性および消臭性を維持しながら堅牢性に優れている。また、イ草は、ホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸着して空気を浄化し、木の芳香成分であるフットンチッドが含まれているため森林浴効果が得られる。更に、イ草は、難燃性と、防汚性とを有しており、建材として優れた性能を有している。このように個室ユニット100は、高い居住性を図ることができるので、使用者は集中して仕事や勉強、作業を行うことができる。
また、居室R内で発生した音が上方から抜け、周囲に伝わってしまうことがあるが、平板11が吸音材により形成されているため、特許文献1に記載の通気調湿建具に用いられるイ草製のシートとしたものより、建材用イ草パネル10から外に音が漏れ出ることを減少させることができる。また、リビングから個室ユニット100への音の侵入を抑止することができる。
本実施の形態では、個室ユニット100の壁面である側壁104に、建材用イ草パネル10が配置されているが、正面壁101、側壁103、背面壁105に形成されていてもよいし、建具の一例である引き戸102に配置されていてもよい。
図2に示す建材用イ草パネル10では、平板11の両面にイ草シート12が張り付けられているが、例えば、リビングや和室などの壁面、引き戸や開き戸、折れ戸などの建具などに建材用イ草パネルを取り付けるときには、イ草シート12を片面とすることができる。
例えば、リビングや和室などの居室や建具に建材用イ草パネルを設けるときには、図3に示すように、イ草シート12が片面に張り付けられた建材用イ草パネル20とすることができる。なお、図3においては、図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図3に示す建材用イ草パネル20は、壁面120に形成された凹部120aに、建材用イ草パネル20が嵌め込まれている。建材用イ草パネル20は、平板11の一方の面にイ草シート12が張り付けられ、イ草シート12を露出面としている。
このように建材用イ草パネル20は、イ草シート12が平板11に張り付けられているので、居室に所在する人が接触しても平板11が受け止めるため、イ草シート12が破れることを防止することができる。また、イ草シート12が居室の湿気を吸湿し、匂いを消臭するため、長期的に調湿効果と消臭効果とを得ることができる。
また、平板11が吸音材により形成されているため、居室内で発生した音が隣接する居室や空間に漏れ出ることを軽減することができる。
更に、リビングや和室などの居室の色調や構造に合った絵や図形、模様などが、イ草シート12に描かれていれば、居室の雰囲気を高めることができる。
本考案の建材用イ草パネルは、居室の壁面や建具に好適であり、特に、リビングなどに設置される個室ユニットであれば、リビングとの境界となる個室ユニットの壁面に最適である。
10,20 建材用イ草パネル
11 平板
12 イ草シート
13 枠材
100 個室ユニット
101 正面壁
102 引き戸
103,104 側壁
104a 開口部
105 背面壁
106 床
111〜113 棚板
120 壁面
120a 凹部
R 居室
W,DW 幅
H 高さ
D 奥行き

Claims (7)

  1. 芯材となる平板にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネル。
  2. 前記イ草シートは、前記平板の両面に張り付けられた請求項1記載の建材用イ草パネル。
  3. 前記平板は、吸音材により形成された請求項1または2記載の建材用イ草パネル。
  4. 芯材となる平板の一方の面にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネルが、前記イ草シートを露出面として壁面または建具の凹部に嵌め込まれた居室構造。
  5. 芯材となる平板の両面にイ草シートが張り付けられた建材用イ草パネルが、壁面または建具の開口部に嵌め込まれた居室構造。
  6. 前記平板は、吸音材により形成された請求項4または5記載の居室構造。
  7. リビングなどの居室に設置され、壁面と扉により囲まれた居室を備え、外部の居室と内部の居室との境界となる壁面の開口部に、芯材となる平板の両面にイ草シートが張り付けられた、建材用イ草パネルが嵌め込まれた個室ユニット。
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