JP3230876U - 飛沫遮断装置 - Google Patents

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義次 高見
義次 高見
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Abstract

【課題】複数の人の間に配置されて、人の口や鼻からの飛沫を遮断する飛沫遮断装置を提供する。【解決手段】複数の噴射穴8を有するノズル筒体1、複数の吸込み穴15を有する吸込み筒体3及び空気清浄機4を備える。吸込み筒体は、各吸込み穴を各噴射穴に向けて配置され、流れ空間RPを隔ててノズル筒体に平行に配置される。空気清浄機は、ノズル筒体及び吸込み筒体に接続されて、吸込み筒体内の空気を吸引及び清浄化して、清浄空気をノズル筒体に吐出する。清浄空気を各噴射穴から流れ空間に噴射し、各吸込み穴から吸込み筒体内に吸込むことで、複数人の間の流れ空間にエアーカーテンCAを形成する。【選択図】図22

Description

本考案は、複数の人の間に配置され、人の口や鼻からの飛沫を遮断する飛沫遮断装置に関する。
人の口や鼻からの飛沫を防止する技術として、特許文献1は衛生マスクを開示する。衛生マスクは、人の口や鼻を含む呼吸器に隙間を隔てて配置される呼吸器前方カバー体を有する。
特開2013−13762号公報
特許文献1では、人の口や鼻を含む呼吸器からの飛沫は、呼吸器及び呼吸器前方カバー体との間の隙間から飛散する。
本考案は、複数の人の間に配置することで、人の口や鼻からの飛沫を遮断できる飛沫遮断装置を提供することにある。
本考案に係る請求項1は、複数の人の間に配置される飛沫遮断装置であって、一方のノズル筒端が閉塞された筒状に形成され、ノズル筒中心線の方向にノズル筒長さを有するノズル筒体と、一方の吸込み筒端が閉塞された筒状に形成され、吸込み筒中心線の方向に吸込み筒長さを有する吸込み筒体と、前記ノズル筒体の他方のノズル筒端、及び前記吸込み筒体の他方の吸込み筒端に接続され、前記吸込み筒体内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気を前記ノズル筒体に吐出する空気清浄機と、を備え、前記ノズル筒体は、噴射穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して一方及び他方の吸込み筒端の間に形成され、及び前記ノズル筒中心線の方向に噴射穴間隔を隔てて配置され、前記ノズル筒体内から清浄空気を噴射する複数の噴射穴を有し、前記吸込み筒体は、一方及び他方の吸込み筒端の間に形成され、前記吸込み筒体内に空気を流入する吸込み穴を有し、前記吸込み穴を前記噴射穴に向けて配置され、前記ノズル筒中心線と直交する並列方向において、前記ノズル筒体に流れ空間を隔てて配置され、前記吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル中心線に位置して、前記ノズル筒体に平行に配置されることを特徴とする飛沫遮断装置である。
本考案に係る請求項2は、前記吸込み筒体は、吸込み穴中心点を前記吸込み筒中心線に位置して一方及び他方の吸込み筒端の間に形成され、及び前記吸込み筒中心線の方向に吸込み穴間隔を隔てて配置され、前記吸込み筒体内に空気を流入する複数の吸込み穴を有し、前記各吸込み穴を前記噴射穴に向けて配置され、前記各吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して、前記ノズル筒体に平行に配置されることを特徴とする請求項1に記載の飛沫遮断装置である。
本考案に係る請求項3は、複数の人の間に配置される飛沫遮断装置であって、一方のノズル筒端が閉塞された筒状に形成され、ノズル筒中心線の方向にノズル筒長さを有するノズル筒体と、一方の吸込み筒端及び他方の吸込み筒端に開口される吸込み穴を有し、一方の吸込み筒端から空気を前記吸込み穴に流入する吸込み筒体と、前記ノズル筒体の他方のノズル筒端、及び前記吸込み筒体の他方の吸込み筒端に接続され、前記吸込み穴内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気を前記ノズル筒体に吐出する空気清浄機と、を備え、前記ノズル筒体は、噴射穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して一方及び他方のノズル筒端の間に形成され、及び前記ノズル筒中心線の方向に噴射穴間隔を隔てて配置され、前記ノズル筒体内から清浄空気を噴射する複数の噴射穴を有し、前記吸込み筒体は、一方の吸込み筒端を前記噴射穴に向けて配置され、前記ノズル中心線と直交する方向において、一方の吸込み筒端及び前記ノズル筒体の間に流れ空間を隔てて配置され、一方の吸込み筒端における前記吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して配置されることを特徴とする飛沫遮断装置である。
本考案では、ノズル筒体の各噴射穴から清浄空気を流れ空間に噴射して、流れ空間に噴射された清浄空気(空気)を吸込み筒体内に吸込むことで、複数の人の間にノズル筒体から吸込み筒体に向って流れるエアーカーテンを形成できる。
これにより、本考案は、複数の人の間にエアーカーテンを形成することで、複数の人の口や鼻からの飛沫をエアーカーテンで遮断して、飛沫が対面する人に飛散すること防止できる。
複数の人の口や鼻からの飛沫は、エアーカーテンにて遮断及び捕捉されて、エアーカーテンの流れによって吸込み筒体内に吸込まれる。
第1実施形態の飛沫遮断装置を示す左上方から見た斜視図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置を示す左下方から見た斜視図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置を示す正面図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置を示す左側面図である。 図3のA−A断面拡大図である。 図3のB−B断面拡大図である。 図3のC−C断面拡大図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置において、ノズル筒体及び吸込み筒体の配置関係を示す図である。 第1及び第2実施形態の飛沫遮断装置において、ノズル筒体を示す斜視図である。 第1及び第2実施形態の飛沫遮断装置において、ノズル筒体を示す平面図(上面図)である。 第1及び第2実施形態の飛沫遮断装置において、ノズル筒体を示す右側面拡大図である。 図10のD−D断面拡大図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置において、吸込み筒体を示す斜視図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置において、吸込み筒体を示す正面図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置において、吸込み筒体の各吸込み穴の配置関係を示す底面図(下面図)である。 第1実施形態の飛沫遮断装置において、吸込み筒体の各吸込み穴の吸込み穴直径の関係を示す底面図(下面図)である。 図14のE−E断面拡大図である。 第1及び第2実施形態の飛沫遮断装置において、空気清浄機を示す斜視図である。 第1及び第2実施形態の飛沫遮断装置において、空気清浄機を示す正面図である。 図19のF−F断面図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置をテーブルに設置した斜視図である。 第1実施形態の飛沫遮断装置をテーブルに設置した左側面図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置を示す左上方から見た斜視図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置を示す左下方から見た斜視図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置を示す正面図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置を示す左側面図である。 図25のG−G断面拡大図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置をテーブルに設置した斜視図である。 第2実施形態の飛沫遮断装置をテーブルに設置した左側面図である
本考案に係る第1実施形態及び第2実施形態の飛沫遮断装置について、図1乃至図29を参照して説明する。
第1実施形態の飛沫遮断装置について、図1乃至図22を参照して説明する。
図22において、第1実施形態の飛沫遮断装置X(以下、「飛沫遮断装置」という)は、複数の人の間に配置されて、人の口や鼻からの飛沫を遮断する。
図1乃至図22において、飛沫遮断装置Xは、ノズル筒体1、筒固定板2(管固定板)、吸込み筒体3、空気清浄機4、フード5(第1フード板6、第2フード板7)を備える。
ノズル筒体1は、図1乃至図4、及び図6乃至図12に示すように、一方のノズル筒端1Aが閉塞され、及び他方のノズル筒端1Bが開口された筒状(筒状体)に形成される。ノズル筒体1は、例えば、内径d(内周直径)及び外径D(外周直径)の円筒状(円筒体)に形成される。ノズル筒体1の内径dは、例えば、d=30mm、及びノズル筒体1の外径Dは、例えば、D=31mmである。
ノズル筒体1は、ノズル筒中心線aの方向LR(左右方向LR)にノズル筒長さL1を有する。ノズル筒長さL1は、例えば、L1=900mmである。
ノズル筒体1は、図9乃至図12に示すように、清浄空気を噴射する複数(3以上)の噴射穴8(ノズル穴)を有する。各噴射穴8は、ノズル筒体1から清浄空気を噴射する。各噴射穴8は、同一の噴射穴直径eの円形穴である。各噴射穴8の噴射穴直径eは、例えば、e=1.5mmである。
各噴射穴8は、図9乃至図12に示すように、噴射穴中心点b(噴射穴中心/噴射穴中心線)をノズル筒体1のノズル筒中心線a(ノズル筒中心線a上)に位置(一致)して、一方のノズル筒端1A及び他方のノズル筒端1Bの間に形成される。各噴射穴8は、ノズル筒中心線aの方向LRに噴射穴間隔P1,P2,P3(噴射穴ピッチP1,P2,P3)を隔てて、ノズル筒体1に配置(形成)される。
ノズル筒体1は、ノズル筒中心線aの方向LRにおいて、一方のノズル筒端1A及び他方のノズル筒端1Bの間に形成される3以上の噴射穴8、例えば、53個の噴射穴8を有する。
3以上の噴射穴8のうち、最も一方のノズル筒端1A側の噴射穴8(一方筒端側・噴射穴8A)は、図10に示すように、ノズル筒中心線aの方向LRにおいて、一方のノズル筒端1Aに一方筒端側・噴射穴間隔P2(一方筒端側・噴射穴ピッチP2)を隔てて、ノズル筒体1に配置(形成)される。
3以上の噴射穴8のうち、最も他方のノズル筒端1B側の噴射穴8(他方筒端側・噴射穴8B)は、図10に示すように、ノズル筒中心線aの方向LRにおいて、他方のノズル筒端1Bに他方筒端側・噴射穴間隔P3(他方筒端側・噴射穴ピッチP3を隔てて、ノズル筒体1に配置(形成)される。
残りの噴射穴8(例えば、51個の噴射穴8)は、一方筒端側・噴射穴8(8A)及び他方筒端側・噴射穴8(8B)の間において、ノズル筒中心線aの方向LRに同一の噴射穴間隔P1を隔てて、ノズル筒体1に配置(形成)される。
各噴射穴8(8A,8B)において、噴射穴間隔P1、一方筒端側・噴射穴間隔P2、及び他方筒端側・噴射穴間隔P3は、例えば、噴射穴間隔P1を各筒端側・噴射穴間隔P2,P3より小さい間隔(P1<P2,P3)とし、一方筒端側・噴射穴間隔P2を他方筒端側・噴射穴間隔P3より小さい間隔(P2<P3)とする。
各噴射穴間隔P1,P2,P3は、例えば、噴射穴間隔P1=15mm、一方筒端側・噴射穴間隔P2=45mm、他方筒端側・噴射穴間隔P3=75mmとする(P1<P2<P3)である。
各噴射穴8(8A,8B)は、図9乃至図12に示すように、ノズル筒中心線aの方向LR(ノズル筒中心線a)と直交する並列方向UD(上下方向UD)において、ノズル筒体1を貫通して、ノズル筒体1内(ノズル筒体1の内周面1E)及びノズル筒体1の外周面1Fに開口される。
各噴射穴8(8A,8B)は、ノズル筒中心線aの方向LRと直交する並列方向UDにおいて、同一方向(上方向)にノズル筒体1を貫通して、ノズル筒体1の内周面1E及び外周面1Fに開口される。
筒固定板2は、図1、図7、図9、図11及び図12に示すように、に示すように、ノズル筒体1の周方向において、噴射穴8(噴射穴中心点b)に角度:180度(180°)の間隔を隔てて配置される。筒固定板2は、板表平面9A(一方の板平面)をノズル筒体1の外周面1Fに当接して、ノズル筒中心線aに平行に配置される。筒固定板2は、ノズル筒中心線aの方向LRにおいて、一方のノズル筒端1A及び他方のノズル筒端1Bの間に延在されて、ノズル筒体1に固定される。
吸込み筒体3は、図1乃至図5、図7、図8及び図13乃至図17に示すように、一方の吸込み筒端3Aが閉塞され、及び他方の吸込み筒端3Bが開口された筒状(筒状の直方体)に形成される。吸込み筒体3は、吸込み筒中心線cの方向LR(左右方向LR)に吸込み筒長さL2を有する筒状の直方体に形成される。
吸込み筒体3は、吸込み筒中心線c(吸込み筒中心線cの方向LR)と直交する並列方向UR(上下方向UR)に吸込み筒高さT2、吸込み筒中心線cの(吸込み筒中心線cの方向L)R及び吸込み管中心線と直交する並列方向UDに直交する対面方向FR(前後方向RU)に吸込み筒幅H2を有する。
吸込み筒体3の吸込み筒長さL2は、ノズル筒長さL1より長い筒長さを有する。吸込み筒長さL2は、例えば、L2=1200mmである(L2>L1)。
吸込み筒体3は、図13乃至図17に示すように、吸込み筒体3内に空気を流入する複数(3以上)の吸込み穴15を有する。
各吸込み穴15は、吸込み穴中心点g(吸込み穴中心/吸込み穴中心線g)を吸込み筒体3の吸込み筒中心線c(吸込み筒中心線c上)に位置(一致)して、一方の吸込み筒端3A及び他方の吸込み筒端3Bの間に形成される。各吸込み穴15は、吸込み筒中心線cの方向LRに吸込み穴間隔P4,P5,P6(吸込み穴ピッチP4,P5,P6)を隔てて、吸込み筒体3に配置(形成)される。
吸込み筒体3は、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、一方の吸込み筒端3A及び他方の吸込み筒端3Bの間に配置される3以上の吸込み穴15、例えば、7個の吸込み穴15を有する。
3以上の吸込み穴15のうち、最も一方の吸込み筒端3A側の吸込み穴15(一方筒端側・吸込み穴15A)は、図15に示すように、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、一方の吸込み筒端3Aに一方筒端側・吸込み穴間隔P5(一方筒端側・吸込み穴ピッチP5)を隔てて、吸込み筒体3に配置(形成)される。
3以上の吸込み穴15のうち、最も他方の吸込み管端3B側の吸込み穴15(他方筒端側・吸込み穴15B)は、図15に示すように、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、他方の吸込み筒端3Bに他方筒端側・吸込み穴間隔P6(他方筒端側・吸込み穴ピッチP6)を隔てて、吸込み筒体3に配置(形成)される。
残りの各吸込み穴15(例えは、5個の吸込み穴15)は、一方筒端側・吸込み穴15(15A)及び他方筒端側・吸込み穴15(15B)の間に形成(配置)される。残りの各吸込み穴15は、吸込み筒中心線cの方向LRに同一の吸込み穴間隔P4(吸込み穴ピッチP4)を隔てて、吸込み筒体3に配置(形成)される。
各吸込み穴15において、吸込み穴間隔P4、一方筒端側・吸込み穴間隔P5、他方筒端側・吸込み穴間隔P6は、例えば、吸込み穴間隔P4を各筒端側・吸込み穴間隔P5,p6より大きい間隔(P4>P5,P6)とし、一方筒端側・吸込み穴間隔P4を他方筒端側・吸込み穴間隔P5より小さい間隔(P4<P5)とする。
各吸込み穴間隔P4,P5,P6は、例えば、吸込み穴間隔P4=156mm、一方筒端側・吸込み穴間隔P5=114mm、他方筒端側・吸込み穴間隔P6=150mmである(P4>P6>P5)。
各吸込み穴15は、図16に示すように、例えば、異なる吸込み穴直径h1,h2,h3,…の円形穴に形成される。各吸込み穴15は、噴射穴8の噴射穴直径eより大径の吸込み穴直径h1,h2,h3,…を有する。
各吸込み穴15は、図15に示すように、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、吸込み筒長さL2の筒中心点q(各吸込み筒端3A,3Bの間における吸込み筒中心線cの筒中心点q)から一方の吸込み筒端3A又は他方の吸込み筒端3Bに向うに連れて大径となる吸込み穴直径h1,h2,h3,…に形成される。
各吸込み穴15は、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、一方の吸込み筒端3Bから、一方筒端側・吸込み穴15A(1番目の吸込み穴)、2番目の吸込み穴15C、3番目の吸込み穴15D、4番目(真中)の吸込み穴15E、5番目の吸込み穴15F、6番目の吸込み穴15G、他方筒端側・吸込み穴15Bの順に、吸込み筒体3に配置(形成)される。
各吸込み穴15(15A〜15F)は、図16に示すように、筒中心点qから一方の吸込み筒端3Aに向けて、4番目(真中)の吸込み穴15Eの吸込み穴直径h1(例えば、h1=37.5mm)<3番目の吸込み穴15Dの吸込み穴直径h2(例えば、h2=42.5mm)<2番目の吸込み穴15C及び一方筒端側・吸込み穴15Aの吸込み穴直径h3(例えば、h3=50mm)であり、筒中心点qから他方の吸込み筒端3Bに向けて、4番目(真中)の吸込み穴15Eの吸込み穴直径h1<5番目の吸込み穴15Fの吸込み穴直径h4(例えば、h4=38mm)<6番目の吸込み穴15Gの吸込み穴直径h5(例えば、h5=38.5mm)<他方筒端側・吸込み穴15Bの吸込み穴直径h6(例えば、h6=39.5mm)である。
なお、各吸込み穴15は、同一の吸込み穴直径の円形穴であっても良い。
各吸込み穴15(15A〜15G)は、吸込み筒中心線c(吸込み筒中心線cの方向LR)と直交する並列方向UD(上下方向UD)において、吸込み筒体3を貫通して、吸込み筒体3内及び吸込み筒体3外に開口される。
各吸込み穴15(15A〜15G)は、吸込み筒中心線cの方向LRと直交する並列方向UDにおいて、同一方向(下方向)に吸込み筒体3を貫通して、吸込み筒体3の内面及び外面に開口される。
吸込み筒体3は、図1乃至図8に示すように、各吸込み穴15をノズル筒体1の噴射穴8に向けて配置される。吸込み筒体3は、ノズル筒中心線a(ノズル筒中心線aの方向LR)と直交する並列方向UD(以下、「並列方向UD」という)において、ノズル筒体1に流れ空間RP(流れ間隔RP)を隔てて配置される。吸込み筒体3は、各吸込み穴15(15A〜15G)の吸込み穴中心点g(吸込み穴中心線g)を並列方向UDに向けて、各吸込み穴15(15A〜15G)を各噴射穴8(8A,8B)に対向(対峙)して配置される。吸込み筒体3は、一方の吸込み筒端3Aをノズル筒体1の一方のノズル筒端1A側に位置して配置される。
吸込み筒体3は、図1乃至図8に示すように、並列方向UDにおいて、吸込み筒中心線cを、ノズル筒中心線aに並列(ノズル筒中心線aに一致)して、ノズル筒体1に平行に配置される。吸込み筒体3は、各吸込み穴15の吸込み穴中心点gをノズル筒中心線a(ノズル筒中心線a上)に位置して、ノズル筒体1に平行に配置される。
これにより、ノズル筒体1の各噴射穴8(8A,8B)は、並列方向UDにおいて、ノズル筒体1を貫通して、ノズル筒体1内(内周面1E)及び流れ空間RPに開口される。
吸込み筒体3の各吸込み穴15(15A〜15G)は、並列方向UDにおいて、吸込み筒体3を貫通して、吸込み筒体3内及び流れ空間RPに開口される。
各噴射穴8(8A,8B)及び各吸込み穴15(15A〜15G)は、流れ空間PRを隔てて対向(対峙)して配置される。流れ空間RPは、例えば、PR=900mm〜1100mmである。
吸込み筒体3は、図1乃至図4、図7及び図8に示すように、吸込み筒長さL2の筒中心点qを、ノズル筒長さL1の筒中心点pでノズル筒中心線aと直交する並列直線LPに位置(一致)して、ノズル筒体1に平行に配置される。
吸込み筒長さL2の筒中心点qは、各吸込み筒端3A,3Bの間において、吸込み筒中心線cの真中(中心又は中央)に位置する点である。
ノズル筒長さL1の筒中心線pは、各ノズル筒端1A,1Bの間において、ノズル筒中心線aの真中(中心又は中央)に位置する点である。
これにより、吸込み筒体3は、吸込み筒中心線c(ノズル筒中心線a)の方向LRにおいて、一方の吸込み筒端3A(一方の吸込み筒端側)を一方のノズル筒端1Aから突出し、及び他方の吸込み筒端3B(他方の吸込み筒端側)を他方ノズル筒端1Bから突出して、ノズル筒体1に平行に配置される。
複数の吸込み穴15(15A〜15G)のうち、一方筒端側・吸込み穴15(15A)は、図8に示すように、一方筒端側・噴射穴8(8A)より一方のノズル筒端1A側に位置して、吸込み筒体3に配置(形成)され、及び流れ空間RPを隔ててノズル筒体1(一方のノズル筒端1A側)に対向(対峙)される。
複数の吸込み穴15(15A〜15G)のうち、他方筒端側・吸込み穴15(15B)は、図8に示すように、他方筒端側・噴射穴8(8B)より他方のノズル筒端1B側に位置して、吸込み筒体3に配置(形成)され、及び流れ空間RPを隔ててノズル筒体1(他方のノズル筒端1B側)に対向(対峙)される。
空気清浄機4は、図1乃至図4、図18乃至図20に示すように、ノズル筒体1の他方のノズル筒端1B(ノズル筒端1B側)、及び吸込み筒体3の他方の吸込み筒端3B(吸込み筒端3B側)に接続される。空気清浄機4は、外気の空気AR及び吸込み筒体3内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気をノズル筒体1に吐出する。
空気清浄機4及びノズル筒体1は、図1乃至図4に示すように、給気管18にて接続される。給気管18は、ノズル筒体1の他方のノズル筒端1Bに一方の給気管端18Aを接続して、清浄空気をノズル筒体1に流入する。空気清浄機4は、給気管18の他方の給気管端18Bに接続される。
空気清浄機4及び吸込み筒体3は、排気管19にて接続される。排気管19は、吸込み筒体の他方の吸込み筒端3B(吸込み筒端3B側)に一方の排気管端19Aを接続して、吸込み筒体3から空気を流出する。空気清浄機4は、排気管19の他方の排気管端19Bに接続される。
空気清浄機4は、図18乃至図20に示すように、収納ケース21、清浄フィルタ22、吸引用の羽根車23、及び駆動モータ24を備える。
収納ケース21は、図20に示すように、吸引室25及び吐出室26に区画され、吸引口27、吐出口28及び外気取入れ口29を有する。吸引口27は、吸引室25に開口して、収納ケース21の外側に設けられる。吸引口27には、排気管19の他方の排気管端19Bが接続される。吐出口28は、吐出室26に開口して、収納ケース21の外側に設けられる。吐出口28には、給気管18の他方の給気管端18Bが接続される。外気取入れ口29は、収納ケース21に形成されて、吸引室25を収納ケース21の外側に連通する。
清浄フィルタ22は、図20に示すように、吸引室25内に配置される。清浄フィルタ22は、吸引室25において、吸引口27及び外気取入れ口29の間に配置される。
羽根車23は、吸引室25の清浄フィルタ22に並列して、吐出室26内に配置される。駆動モータ24は、羽根車23に連結されて、羽根車23を回転する。
空気清浄機4は、図18乃至図20に示すように、駆動モータ24の駆動によって羽根車23を回転することで、吸引口27から排気管19内(吸込み筒体3内)の空気を吸引室25に吸引し、及び外気取入れ口29から外気の空気を吸引室25に吸引する。
空気清浄機4において、吸引室25に吸引された空気(排気管19内の空気、及び外気の空気)は、羽根車23の回転によって、清浄フィルタ22内を通過して、羽根車23に流れて、吐出口26から給気管18(ノズル筒体1)に吐出される。吸引された空気は、清浄フィルタ22よって清浄されて、吐出口28から給気管18(ノズル筒体1)に流出される。
フード5は、図1乃至図5、及び図7に示すように、第1フード板6及び第2フード板7を有する。
第1フード板6は、図1乃至図5、及び図7に示すように、吸込み筒中心線c(ノズル筒中心線a)の方向LR及び並列方向UDと直交する筒幅方向FR(以下、「管幅方向FR」という)において、吸込み筒体3の一方の吸込み筒幅端3Cに固定される。
第2フード板7は、図1、図2、図4、図5及び図7に示すように、筒幅方向FR(前後方向FR)において、吸込み管3の他方の吸込み筒幅端3Dに固定される。
第1及び第2フード板6,7は、吸込み筒中心線cの方向LRにおいて、各吸込み筒端3A,3Bの間に延在して配置される。
第1フード板6は、図4に示すように、一方の吸込み筒幅端3C(並列直線LP)に鋭角度θ(例えば、θ=60度)をなして、一方の吸込み筒幅端3Cから第2フード板7に離間しつつノズル筒体1に向けて延在される。第1フード板6は、鋭角度θでノズル筒体1に向けて傾斜されて、並列方向UDにおいて、ノズル筒体1にフード板間隔RSを隔てて配置される。
第2フード板7は、図4に示すように、他方の吸込み筒幅端3D(並列直線LP)に鋭角度θ(例えば、θ=60度)をなして、他方の吸込み筒幅端3Dから第1フード板6に離間しつつノズル筒体1に向けて延在される。第2フード板7は、鋭角度θでノズル筒体1に向けて傾斜されて、並列方向UDにおいて、ノズル筒体1にフード板間隔RSを隔てて配置される。フード板間隔RSは、例えば、RS=800mmである。
飛沫遮断装置Xは、図21及び図22に示すように、複数の人の間に配置されて、人の口や鼻からの飛沫を遮断する。
飛沫遮断装置Xは、図21及び図22に示すように、複数の人が対面するテーブル50に設置される。飛沫遮断装置Xにおいて、ノズル筒体1は、図21及び図22に示すように、筒固定板2の板裏平面2Bをテーブル50のテーブル板51に当接して、テーブル板51上に載置される。ノズル筒体1は、ノズル筒中心線aをテーブル50の長手方向LTに向けて、テーブル50の幅方向LHの中央に配置される。ノズル筒体1は、筒固定板2をテーブル板51に取付けることで、テーブル50(テーブル板51)に固定される。
飛沫遮断装置Xにおいて、ノズル筒体1をテーブル板51に固定すると、吸込み筒体3は、図21及び図22に示すように、ノズル筒中心線aと直交する並列方向UD(上下方向UD)に流れ空間RP(流れ間隔RP)を隔ててノズル筒体1に平行に配置されて、複数の人の上方に位置される。第1及び第2フード板6,7は、ノズル筒中心線aと直交する並列方向UDにフード板間隔RSを隔てて、複数の人の上方に位置される。空気清浄機4は、テーブル50の脇に設置される。
複数の人は、テーブル50の幅方向LHにおいて、各人の間に飛沫遮断装置X(ノズル筒体1及び吸込み筒体3)配置して、テーブル50の各幅端50A,50B側に起立等する。複数の人は、ノズル筒中心線aと直交する方向UD(上下方向UD)において、ノズル筒体1及び第1及び第2フード板6,7(吸込み筒体3)の間に位置される。
これにより、複数の人は、流れ空間RPを間に位置して、人の顔を対面する。
飛沫遮断装置Xは、図20乃至図22に示すように、空気清浄機4の駆動モータ24を駆動する。空気清浄機4は、駆動モータ24の駆動によって羽根車23を回転して、外気取入れ口29から外気の空気を吸引し、及び吸引室25の空気を吸引する。
これにより、空気清浄機4は、吸引室25、排気管19を通して、一方の吸込み筒端3Bから吸込み筒体3内の空気を吸引する。吸込み筒体3は、空気清浄機4の吸引によって、流れ空間RPの空気を各吸込み穴15から吸込んで、他方の吸込み筒端3Bから排気管19に流出する。
空気清浄機4において、吸引室25に吸引された空気(吸込み筒体3内の空気、及び外気の空気)は、清浄フィルタ22を通って吐出室26に流出される。吐出室26に流出する空気は、清浄フィルタ22によって飛沫が捕捉されて、清浄空気となる。
飛沫遮断装置Xにおいて、空気清浄機4は、羽根車23の回転によって、清浄空気を給気管18に吐出する。給気管18に吐出された清浄空気は、図21及び図22に示すように、給気管18を流れて、他方のノズル筒端1Bからノズル筒体1内に流出される。清浄空気は、他方のノズル筒端1Bから一方のノズル筒端1Aに向けてノズル筒体1内を流れる。
ノズル筒体1は、図21及び図22に示すように、清浄空気を各噴射穴8から噴射する。各噴射穴8は、清浄空気を吸込み筒体3に向けて流れ空間RPに噴射する。
流れ空間RPに噴射された清浄空気は、空気清浄機4の吸引によって、吸込み筒体3に向けて流れて、各吸込み穴15から吸込み筒体3内に吸込まれる。
このとき、吸込み筒体3は、各筒端側・吸込み穴15A,15Bを各筒端側・噴射穴8A,8Bより各ノズル筒端1A,1B側に配置しているので、全ての噴射穴8から噴射される清浄空気(空気)を確実に各吸込み穴15から吸込む。
これにより、飛沫遮断装置Xは、図21及び図22に示すように、清浄空気がノズル筒体1から吸込み筒体3に向けて流れるエアーカーテンCAを流れ空間RPに形成する。エアーカーテンCAは、ノズル筒長さLのカーテン幅を有して、ノズル筒体1から吸込み筒体3に向って流れる。
第1及び第2フード板6,7は、エアーカーテンCAに流れる空気を遮断して、エアーカーテンの流れの乱れを抑制する。
飛沫遮断装置Xは、図21及び図22に示すように、流れ空間RP(複数の人の間)にエアーカーテンCAを形成することで、複数の人の口や鼻からの飛沫をエアーカーテンCAで遮断して、飛沫が対面する人に飛散することを防止する。複数の人の口や鼻からの飛沫は、エアーカーテンCAにて捕捉されて、エアーカーテンCAの流れによって、各吸込み穴15から吸込み筒体3内に吸込まれる。
飛沫遮断装置Xでは、吸込み筒体3をテーブル50に設置(テーブル板51に固定)して、複数の人の上方にノズル筒体1を位置する構成も採用できる。
飛沫遮断装置Xにおいて、吸込み筒体3は、1つの吸込み穴を有する構成も採用でき、例えば、長方形に形成された長尺の吸込み穴である。長尺の吸込み穴は、吸込み筒中心線の方向に延存されて、一方の吸込み筒端及び他方の吸込み筒端の間に形成される。吸込み筒体3は、長尺の吸込み穴の吸込み穴中心線をノズル筒中心線に位置(一致)して、ノズル筒体1に平行に配置される。
第2実施形態の飛沫遮断装置について、図23乃至図29を参照して説明する。
なお、図23乃至図29において、図1乃至図22と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
図29において、第2実施形態の飛沫遮断装置Y(以下、「飛沫遮断装置Y」という)は、複数の人の間に配置されて、人の口や鼻からの飛沫を遮断する。
図23乃至図29において、飛沫遮断装置Yは、ノズル筒体1、筒固定板2、吸込み筒体33、空気清浄機4、円錐台フード45を備える。
飛沫遮断装置Yにおいて、ノズル筒体1は、図1乃至図7、及び図9乃至図12で説明したと同一の構成である。飛沫遮断装置Yにおいて、筒固定板2は、図1乃至図7、及び図9乃至図12で説明したと同様に、ノズル筒体1に固定される。
吸込み筒体33は、図27に示すように、一方の吸込み筒端33A及び他方の吸込み筒端33Bに開口される吸込み穴34を有する。吸込み筒体33は、一方の吸込み筒端33Aから空気を吸込み穴34に流入する。吸込み筒体33は、例えば、円形の吸込み穴34を有する円筒管(吸込み管33)に形成される。
吸込み筒体33は、一方の吸込み筒端33Aをノズル管長さL1より小径に形成される。吸込み筒体33は、例えば、ノズル管長さL1=900mmに対して、一方の吸込み筒端33Aの筒外径D1=120mmとする。
吸込み筒体33は、図23乃至図27に示すように、一方の吸込み筒端33Aを、ノズル筒体1の噴射穴8に向けて配置される。吸込み筒体33は、ノズル筒中心線aと直交する並列方向UDにおいて、一方の吸込み筒端33A及びノズル筒体1の間に流れ空間RP(流れ間隔RP)を隔てて配置される。吸込み筒体33は、一方の吸込み筒端33Aにおける吸込み穴34(一方の吸込み筒端33Aに位置する吸込み穴34)の吸込み穴中心点rをノズル筒中心線aに位置(一致)して、一方の吸込み筒端33Aを噴射穴8に対向(対峙)して配置される。
吸込み筒体33は、図23乃至図25に示すように、一方の吸込み筒端33Aにおける吸込み穴34の吸込み穴中心点rを、ノズル管長さL1の筒中心点pでノズル筒中心線aと直交する配列直線LPに位置(一致)して配置される。
飛沫遮断装置Yにおいて、空気清浄機4は、図23及び図25に示すように、ノズル筒体1の他方のノズル筒端1B(ノズル筒端1B側)、及び吸込み筒体33の他方の吸込み筒端33B(吸込み筒端33B側)に接続される。空気清浄機4は、外気の空気及び吸込み穴34内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気をノズル筒体1に吐出する。
飛沫遮断装置Yにおいて、空気清浄機4及びノズル筒体1は、給気管18にて接続される。
飛沫遮断装置Yにおいて、空気清浄機4は、図18乃至図20に示すように、駆動モータ24の駆動によって羽根車23を回転することで、吸引口27から吸込み筒体33内(吸込み穴34内)の空気を吸引室25に吸引し、及び外気取入れ口29から外気の空気を吸引室25に吸引する。
空気清浄機4において、吸引室25に吸引された空気(吸込み穴34内の空気、及び外気の空気)は、羽根車23の回転によって、清浄フィルタ22内を通過して、羽根車23に流れて、吐出口26から給気管18(ノズル筒体1)に吐出される。吸引された空気は、清浄フィルタ22によって清浄されて、吐出口28から給気管18(ノズル筒体1)に流出される。
円錐台フード45は、図23乃至図27に示すように、両方のフード筒端45A,45Bが開口され、一方のフード筒端45Aから他方のフード筒端45Bに向けて段々に縮径する円錐台の筒状に形成される。円錐台フード45は、一方のフード筒端45Aをノズル管長さL1より大径に形成した円錐台筒体である。一方のフード筒端45Aの筒端直径DXは、例えば、ノズル筒長さL1=900mmに対して、DX=1050mmとする。
円錐台フード45は、図23乃至図27に示すように、一方のフード筒端45Aをノズル筒体1に向けて、一方の吸込み筒端33A及びノズル筒体1の間に配置される。円錐台フード45は、一方の吸込み筒端33Aにおける吸込み穴34の吸込み穴中心点rと同心に配置される。円錐台フード45は、他方のフード筒端45Bを一方の吸込み筒端33Bに接続して、吸込み筒体33に固定され、及び吸込み穴34(吸込み筒体33内)に連通される。
円錐台フード45は、並列方向UDにおいて、一方のフード筒端45A及びノズル筒体1の間にフード間隔RU(フード空間)を隔てて配置される。フード間隔RUは、例えば、RU=650〜850mmである
飛沫遮断装置Yは、図29に示すように、複数の人の間に配置されて、人の口や鼻からの飛沫を遮断する。
飛沫遮断装置Yは、図28及び図29に示すように、複数の人が対面するテーブル50に設置される。飛沫遮断装置Yにおいて、ノズル筒体1は、図21及び図22で説明したと同様に、テーブル50(テーブル板51)に固定される。
飛沫遮断装置Yにおいて、ノズル筒体1をテーブル板51に固定すると、吸込み筒体33は、ノズル筒中心線aと直交する並列方向UD(上下方向UD)において、一方の吸込み筒端33A及びノズル筒体1の間に流れ空間RP(流れ間隔)を隔てて配置されて、複数の人の上方に位置される。
複数の人は、テーブル50の幅方向LHにおいて、各人の間に飛沫遮断装置Y(ノズル筒体1、及び一方の吸込み筒端33A)を配置して、テーブル50の各幅端50A,50B側に着座等する。複数の人は、ノズル筒中心線aの方向LR(上下方向UD)において、ノズル筒体1及び円錐台フード45の間に位置される。
これにより、複数の人は、流れ空間RPを間に位置して、人の顔を対面する。
飛沫遮断装置Yは、図28及び図29に示すように、空気清浄機4の駆動モータ24を駆動する。空気清浄機4は、駆動モータ24の駆動によって羽根車23を回転して、外気取入れ口29から外気の空気を吸引し、及び吸引室25の空気を吸引する。
これにより、空気清浄機4は、図18乃至図20に示すように、吸引室25を通して、一方の吸込み筒端33Bから吸込み筒体33内(吸込み穴34)の空気を吸引する。吸込み筒体33は、空気清浄機4の吸引によって、流れ空間RPの空気を一方の吸込み筒端33Aから吸込み穴34に吸込んで、他方の吸込み筒端33Bから空気清浄機4(吸引室25)に流出する。
空気清浄機4において、吸引室25に吸引された空気(吸込み穴34内の空気、及び外気の空気)は、清浄フィルタ22を通って吐出室26に流出される。吐出室26に流出する空気は、清浄フィルタ22によって飛沫が捕捉されて、清浄空気となる。
飛沫遮断装置Yにおいて、空気清浄機4は、羽根車23の回転によって、清浄空気を給気管18に吐出する。給気管18に吐出された清浄空気は、図28及び図29に示すように、給気管18を流れて、他方のノズル筒端1Bからノズル筒体1内に流出される。清浄空気は、他方のノズル筒端1Bから一方のノズル筒端1Aに向けてノズル筒体1内を流れる。
ノズル筒体1は、図28及び図29に示すように、清浄空気を各噴射穴8から噴射する。各噴射穴8は、清浄空気を吸込み筒体33に向けて流れ空間RPに噴射する。
流れ空間RPに噴射された清浄空気は、空気清浄機4の吸引によって、吸込み筒体3に向けて流れて、一方の吸込み筒端33Aから吸込み穴34内に吸込まれる。
流れ空間PRに噴射された清浄空気は、図28に示すように、一方のフード筒端45Aから円錐台フード45内に流入して、円錐台フード45に沿って流れて、一方の吸込み筒端33Aから吸込み穴34内(吸込み筒体33内)に吸込まれる。
これにより、飛沫遮断装置Yは、図28及び図29に示すように、清浄空気がノズル筒体1から吸込み筒体33に向けて流れるエアーカーテンCAを流れ空間RP(フード間隔RUに位置する流れ空間RP)に形成する。エアーカーテンCAは、ノズル筒長さLのカーテン幅を有して、ノズル筒体1から吸込み筒体3に向って流れる。
飛沫遮断装置Yは、図28及び図29に示すように、流れ空間RP(複数の人の間)にエアーカーテンCAを形成することで、複数の人の口や鼻からの飛沫をエアーカーテンCAで遮断して、飛沫が対面する人に飛散することを防止する。複数の人の口や鼻からの飛沫は、エアーカーテンCAにて捕捉されて、エアーカーテンCAの流れによって、一方の吸込み筒端33Aから吸込み穴34(吸込み筒体33内)に吸込まれる。
本考案は、人の口や鼻からの飛沫を遮断するのに最適である。
X 飛沫遮断装置
1 ノズル筒体
1A 一方のノズル筒端
1B 他方のノズル筒端
3 吸込み筒体
3A 一方の吸込み筒端
3B 他方の吸込み筒端
4 空気清浄機
8 噴射穴
15 吸込み穴

Claims (3)

  1. 複数の人の間に配置される飛沫遮断装置であって、
    一方のノズル筒端が閉塞された筒状に形成され、ノズル筒中心線の方向にノズル筒長さを有するノズル筒体と、
    一方の吸込み筒端が閉塞された筒状に形成され、吸込み筒中心線の方向に吸込み筒長さを有する吸込み筒体と、
    前記ノズル筒体の他方のノズル筒端、及び前記吸込み筒体の他方の吸込み筒端に接続され、前記吸込み筒体内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気を前記ノズル筒体に吐出する空気清浄機と、を備え、
    前記ノズル筒体は、
    噴射穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して一方及び他方のノズル筒端の間に形成され、及び前記ノズル筒中心線の方向に噴射穴間隔を隔てて配置され、前記ノズル筒体内から清浄空気を噴射する複数の噴射穴を有し、
    前記吸込み筒体は、
    一方及び他方の吸込み筒端の間に形成され、前記吸込み筒体内に空気を流入する吸込み穴を有し、
    前記吸込み穴を前記噴射穴に向けて配置され、
    前記ノズル筒中心線と直交する並列方向において、前記ノズル筒体に流れ空間を隔てて配置され、
    前記吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して、前記ノズル筒体に平行に配置される
    ことを特徴とする飛沫遮断装置。
  2. 前記吸込み筒体は、
    吸込み穴中心点を前記吸込み筒中心線に位置して一方及び他方のノズル筒端の間に形成され、及び前記吸込み筒中心線の方向に吸込み穴間隔を隔てて配置され、前記吸込み筒体内に空気を流入する複数の吸込み穴を有し、
    前記各吸込み穴を前記噴射穴に向けて配置され、
    前記各吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して、前記ノズル筒体に平行に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の飛沫遮断装置。
  3. 複数の人の間に配置される飛沫遮断装置であって、
    一方のノズル筒端が閉塞された筒状に形成され、ノズル筒中心線の方向にノズル筒長さを有するノズル筒体と、
    一方の吸込み筒端及び他方の吸込み筒端に開口する吸込み穴を有し、一方の吸込み筒端から空気を前記吸込み穴に流入する吸込み筒体と、
    前記ノズル筒体の他方のノズル筒端、及び前記吸込み筒体の他方の吸込み筒端に接続され、前記吸込み穴内の空気を吸引及び清浄して、清浄空気を前記ノズル筒体に吐出する空気清浄機と、を備え、
    前記ノズル筒体は、
    噴射穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して一方及び他方のノズル筒端の間に形成され、及び前記ノズル筒中心線の方向に噴射穴間隔を隔てて配置され、前記ノズル筒体から清浄空気を噴射する複数の噴射穴を有し、
    前記吸込み筒体は、
    一方の吸込み筒端を前記噴射穴に向けて配置され、
    前記ノズル筒中心線と直交する方向において、一方の吸込み筒端及び前記ノズル筒体の間に流れ空間を隔てて配置され、
    一方の吸込み筒端における前記吸込み穴の吸込み穴中心点を前記ノズル筒中心線に位置して配置される
    ことを特徴とする飛沫遮断装置。
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